JPH05320791A - Ti−Al系金属間化合物合金 - Google Patents
Ti−Al系金属間化合物合金Info
- Publication number
- JPH05320791A JPH05320791A JP12351692A JP12351692A JPH05320791A JP H05320791 A JPH05320791 A JP H05320791A JP 12351692 A JP12351692 A JP 12351692A JP 12351692 A JP12351692 A JP 12351692A JP H05320791 A JPH05320791 A JP H05320791A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- atomic
- alloy
- concentration
- ductility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 79
- 239000000956 alloy Substances 0.000 title claims abstract description 79
- 229910021362 Ti-Al intermetallic compound Inorganic materials 0.000 title abstract description 4
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 13
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- 229910004349 Ti-Al Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 229910004692 Ti—Al Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract description 21
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 21
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 7
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 28
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 24
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 11
- 229910002056 binary alloy Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 8
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 5
- 229910001068 laves phase Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910010038 TiAl Inorganic materials 0.000 description 4
- RZJQYRCNDBMIAG-UHFFFAOYSA-N [Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Zn].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn] Chemical class [Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Cu].[Zn].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Ag].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn].[Sn] RZJQYRCNDBMIAG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910001026 inconel Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- RKTYLMNFRDHKIL-UHFFFAOYSA-N copper;5,10,15,20-tetraphenylporphyrin-22,24-diide Chemical compound [Cu+2].C1=CC(C(=C2C=CC([N-]2)=C(C=2C=CC=CC=2)C=2C=CC(N=2)=C(C=2C=CC=CC=2)C2=CC=C3[N-]2)C=2C=CC=CC=2)=NC1=C3C1=CC=CC=C1 RKTYLMNFRDHKIL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、高強度で延性に富み、また耐酸化性
も優れていることを主要な目的とする。 【構成】Ti:34〜52原子%,Al:40〜46原
子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子%を含
有することを特徴とするTi−Al系金属間化合物合
金、あるいはTi:30〜51原子%,Al:40〜4
6原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子
%,Ta:1〜4原子%を含有することを特徴とするT
i−Al系金属間化合物合金。
も優れていることを主要な目的とする。 【構成】Ti:34〜52原子%,Al:40〜46原
子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子%を含
有することを特徴とするTi−Al系金属間化合物合
金、あるいはTi:30〜51原子%,Al:40〜4
6原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子
%,Ta:1〜4原子%を含有することを特徴とするT
i−Al系金属間化合物合金。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高比強度耐熱構造部材
(航空機用エンジン,発電用ガスタービン,自動車用エ
ンジン,高速回転体等)に用いるに適した、Ti−Al
系金属間化合物合金に関し、更に詳しくはγ相及びβ相
を主構成相とするTi−Al系金属間化合物合金に関す
る。
(航空機用エンジン,発電用ガスタービン,自動車用エ
ンジン,高速回転体等)に用いるに適した、Ti−Al
系金属間化合物合金に関し、更に詳しくはγ相及びβ相
を主構成相とするTi−Al系金属間化合物合金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、Ti−Al2元合金系にお
いては、Ti3 Al,TiAl及びTiAl3 の3つの
金属間化合物相が存在することが知られているが、この
うちTiAl相はγ相と呼ばれ、正方晶のL10 型の結
晶構造を有している。このγ相は従来のTi合金に比べ
ると軽量,高比強度であり、約700℃程度までは耐酸
化性も良好であるとの好ましい特性を有しているため、
航空機用エンジンなどの高温環境下で高強度が要求され
る部位に適用できるのではないかと期待されてきた。
いては、Ti3 Al,TiAl及びTiAl3 の3つの
金属間化合物相が存在することが知られているが、この
うちTiAl相はγ相と呼ばれ、正方晶のL10 型の結
晶構造を有している。このγ相は従来のTi合金に比べ
ると軽量,高比強度であり、約700℃程度までは耐酸
化性も良好であるとの好ましい特性を有しているため、
航空機用エンジンなどの高温環境下で高強度が要求され
る部位に適用できるのではないかと期待されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以下の
問題があり、これまで工業製品としての実用化はなされ
ていなかった。 (1) 延性が乏しく、室温では引張変形量1%以下で破壊
する。
問題があり、これまで工業製品としての実用化はなされ
ていなかった。 (1) 延性が乏しく、室温では引張変形量1%以下で破壊
する。
【0004】(2) 耐酸化性が700℃以上になると、急
激に劣化し、航空機用エンジン等の現用材であるNi基
耐熱合金(例えば、インコネル713C)と較べると、酸化
増量値で約10倍と劣る。
激に劣化し、航空機用エンジン等の現用材であるNi基
耐熱合金(例えば、インコネル713C)と較べると、酸化
増量値で約10倍と劣る。
【0005】(3) 常温〜高温域における強度が現用材よ
り劣る。技術文献での一例を示すと、リップシット(L
ipsitt)ら著の冶金学会誌(Metallurgical Transac
tions )第6A号(1975年)1991頁によると、γ単相合
金の引張強度は室温で45kgf/mm2 ,800℃で
36Kgf/mm2 である。一方、インコネル713Cの引
張強度は米国International Nickel社のデータブックに
よると、室温で86Kgf/mm2 ,760℃で96K
gf/mm2 ,870℃で74Kgf/mm2 であるこ
とにより、比強度(強度を材料の密度で除した値)換算
してもγ単相合金の強度は、特に高温域においてインコ
ネル713Cより劣るといえる。なお、各材料の密度は、γ
単相合金3.8g/cm3 ,インコネル713C7.9g/
cm3 である。
り劣る。技術文献での一例を示すと、リップシット(L
ipsitt)ら著の冶金学会誌(Metallurgical Transac
tions )第6A号(1975年)1991頁によると、γ単相合
金の引張強度は室温で45kgf/mm2 ,800℃で
36Kgf/mm2 である。一方、インコネル713Cの引
張強度は米国International Nickel社のデータブックに
よると、室温で86Kgf/mm2 ,760℃で96K
gf/mm2 ,870℃で74Kgf/mm2 であるこ
とにより、比強度(強度を材料の密度で除した値)換算
してもγ単相合金の強度は、特に高温域においてインコ
ネル713Cより劣るといえる。なお、各材料の密度は、γ
単相合金3.8g/cm3 ,インコネル713C7.9g/
cm3 である。
【0006】しかしながら、近年、第3元素を添加する
とともに、Ti及びAlの濃度を制御することにより、
組織を制御し、上記問題の改善を計る試みがいくつか提
案されている。
とともに、Ti及びAlの濃度を制御することにより、
組織を制御し、上記問題の改善を計る試みがいくつか提
案されている。
【0007】例えば、特開平1−298127号公報の
明細書には、Ti64.8重量%,Al33.7重量
%,Cr1.5重量%(原子%に換算すると、Ti5
1.4原子%,Al47.5原子%,Cr1.1原子
%)合金が開示されている。この合金は、TiAl相
(γ相)及びTi3 Al相(γ相)及びTi3 Al相
(α2 相)の2相組織合金であり、同明細書の実施例に
おいては、室温引張強度40.4Kgf/mm2 ,同伸
び1.9%であることが、また800℃の引張強度4
1.6Kgf/mm2 ,同伸び3.2%であることが開
示されている。即ち、第3元素としてCr1.1原子%
を添加し、Al濃度47.5原子%,Ti濃度51.4
原子%として、組成をγ+α2 の2相組織とすることに
より、常温延性が改善したとされている。しかしなが
ら、強度はほとんど改善されておらず、γ単相合金とほ
ぼ同等である。
明細書には、Ti64.8重量%,Al33.7重量
%,Cr1.5重量%(原子%に換算すると、Ti5
1.4原子%,Al47.5原子%,Cr1.1原子
%)合金が開示されている。この合金は、TiAl相
(γ相)及びTi3 Al相(γ相)及びTi3 Al相
(α2 相)の2相組織合金であり、同明細書の実施例に
おいては、室温引張強度40.4Kgf/mm2 ,同伸
び1.9%であることが、また800℃の引張強度4
1.6Kgf/mm2 ,同伸び3.2%であることが開
示されている。即ち、第3元素としてCr1.1原子%
を添加し、Al濃度47.5原子%,Ti濃度51.4
原子%として、組成をγ+α2 の2相組織とすることに
より、常温延性が改善したとされている。しかしなが
ら、強度はほとんど改善されておらず、γ単相合金とほ
ぼ同等である。
【0008】また、同じ特開平1−298127号公報
の明細書には、Ti52.5重量%,Al32.5重量
%,Nb14.7重量%(原子%に換算すると、Ti4
4.7原子%,Al48.9原子%,Nb6.4原子
%)合金が開示されている。この合金も同様にγ相とα
2 相の2相組織であり、同明細書の実施例においては室
温引張強度39.8Kgf/mm2 ,同伸び2.5%で
あることが、また800℃の引張強度40.0Kgf/
mm2 ,同伸び4.1%であることが開示されている。
即ち、Nbを6.4原子%添加し、Al濃度48.9原
子%,Ti濃度44.7原子%として組織をγ+α2 の
2相組織とすることにより常温延性が改善したとされて
いる。しかしながら、Cr添加合金と同様に強度はほと
んど改善されておらず、γ相手合金とほぼ同等である。
の明細書には、Ti52.5重量%,Al32.5重量
%,Nb14.7重量%(原子%に換算すると、Ti4
4.7原子%,Al48.9原子%,Nb6.4原子
%)合金が開示されている。この合金も同様にγ相とα
2 相の2相組織であり、同明細書の実施例においては室
温引張強度39.8Kgf/mm2 ,同伸び2.5%で
あることが、また800℃の引張強度40.0Kgf/
mm2 ,同伸び4.1%であることが開示されている。
即ち、Nbを6.4原子%添加し、Al濃度48.9原
子%,Ti濃度44.7原子%として組織をγ+α2 の
2相組織とすることにより常温延性が改善したとされて
いる。しかしながら、Cr添加合金と同様に強度はほと
んど改善されておらず、γ相手合金とほぼ同等である。
【0009】他の試みとして、特公昭59−581号公
報の明細書には、Ti56.3重量%,Al33.7重
量%,Ag10重量%(原子%に換算すると、Ti4
6.7原子%,Al49.6原子%,Ag3.7原子
%)合金が開示されている。また、特公昭62−215
号公報の明細書には、Ti64.6重量%,Al33.
3重量%,Mn2.1重量%(原子%に換算すると、T
i51.5原子%,Al47.1原子%,Mn1.4原
子%)合金が開示されている。更に、米国特許第4,2
94,615号には、Ti61.8重量%,Al34.
8重量%,V3.4重量%(原子%に換算すると、Ti
48.8原子%,Al48.7原子%,V2.5原子
%)合金が開示されている。これらの合金は、いずれも
常温延性はある程度改善されているものの、強度は逆に
低下し、γ単相合金よりもさらに低くなる。以上示した
5つの第3元素を添加したTi−Al系合金の耐酸化性
は、次の通りである。 (1) Ag,Mn,Vを各々添加した合金…γ単相合金よ
り劣る。 (2) Crを添加した合金…γ単相合金とほぼ同等であ
る。 (3) Nbを添加した合金…γ単相合金よりも優れている
が、インコネル713Cよりは劣る。
報の明細書には、Ti56.3重量%,Al33.7重
量%,Ag10重量%(原子%に換算すると、Ti4
6.7原子%,Al49.6原子%,Ag3.7原子
%)合金が開示されている。また、特公昭62−215
号公報の明細書には、Ti64.6重量%,Al33.
3重量%,Mn2.1重量%(原子%に換算すると、T
i51.5原子%,Al47.1原子%,Mn1.4原
子%)合金が開示されている。更に、米国特許第4,2
94,615号には、Ti61.8重量%,Al34.
8重量%,V3.4重量%(原子%に換算すると、Ti
48.8原子%,Al48.7原子%,V2.5原子
%)合金が開示されている。これらの合金は、いずれも
常温延性はある程度改善されているものの、強度は逆に
低下し、γ単相合金よりもさらに低くなる。以上示した
5つの第3元素を添加したTi−Al系合金の耐酸化性
は、次の通りである。 (1) Ag,Mn,Vを各々添加した合金…γ単相合金よ
り劣る。 (2) Crを添加した合金…γ単相合金とほぼ同等であ
る。 (3) Nbを添加した合金…γ単相合金よりも優れている
が、インコネル713Cよりは劣る。
【0010】要約すると、先に示したγ相の問題点を改
善すべく、第3元素を添加し、Ti及びAlの濃度を制
御して組織を制御する(γ+α2 の2相組織にする)試
みが、これまで種々なされてきたが、いずれも不十分で
あると言える。即ち、常温延性はある程度改善されたも
のの、強度はほとんど改善していいない。また、耐酸化
性もNb添加合金を除き、改善されていない。
善すべく、第3元素を添加し、Ti及びAlの濃度を制
御して組織を制御する(γ+α2 の2相組織にする)試
みが、これまで種々なされてきたが、いずれも不十分で
あると言える。即ち、常温延性はある程度改善されたも
のの、強度はほとんど改善していいない。また、耐酸化
性もNb添加合金を除き、改善されていない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、γ相の特性改善を行い、従来技術の合金と同様の常
温延性を持ち、強度,耐酸化性で従来技術を陵駕するT
i−Al系金属間化合物合金を提供することを目的とす
る。
で、γ相の特性改善を行い、従来技術の合金と同様の常
温延性を持ち、強度,耐酸化性で従来技術を陵駕するT
i−Al系金属間化合物合金を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するためのの手段】本発明者らは、上述の
ような観点から、種々の添加元素を含有するTi−Al
系合金において、組成,組織と機械的特性及び耐酸化性
等の関係を研究した結果、以下の(a)〜(e)に示す
知見を得るに至った。
ような観点から、種々の添加元素を含有するTi−Al
系合金において、組成,組織と機械的特性及び耐酸化性
等の関係を研究した結果、以下の(a)〜(e)に示す
知見を得るに至った。
【0013】(a).Ti−Al2元系においてAl濃
度40〜60原子%の範囲の合金の機械的特性を調査し
たところ、Al濃度50原子%未満の合金の特性が優れ
ていることが分かった。また、この理由として、組成の
変化に伴う次の2つの材料固子の変化が関与しているこ
とが分かった。
度40〜60原子%の範囲の合金の機械的特性を調査し
たところ、Al濃度50原子%未満の合金の特性が優れ
ていることが分かった。また、この理由として、組成の
変化に伴う次の2つの材料固子の変化が関与しているこ
とが分かった。
【0014】イ).Al濃度が減少するほど正方晶であ
るγ相の結晶軸比(c/a)は1に近づく。なお、一般
的に、結晶軸比が1に近づけば、結晶の異方性が減少
し、すべり変形等が容易になり、延性改善に結びつくと
言われている。 ロ).Al濃度が減少するにつれ、組織はγ単相からγ
+α2 2層組織に変化する。また、Al濃度の減少に伴
い、α2 相の割合は増加する。
るγ相の結晶軸比(c/a)は1に近づく。なお、一般
的に、結晶軸比が1に近づけば、結晶の異方性が減少
し、すべり変形等が容易になり、延性改善に結びつくと
言われている。 ロ).Al濃度が減少するにつれ、組織はγ単相からγ
+α2 2層組織に変化する。また、Al濃度の減少に伴
い、α2 相の割合は増加する。
【0015】即ち、Ti−Al2元系では、材料因子的
には結晶軸比が1に近づき、組織がγ+α2 の2相組織
になることによって機械的特性は改善することが分かっ
た。Al濃度50原子%未満において更に詳細に調査し
たところ、Al濃度と機械的性質には次の関係があるこ
とがわかった。 強度:Al濃度が減少するほど向上する。 延性:48原子%付近が最も優れており、更にAl濃度
が減少すると逆に低下する。
には結晶軸比が1に近づき、組織がγ+α2 の2相組織
になることによって機械的特性は改善することが分かっ
た。Al濃度50原子%未満において更に詳細に調査し
たところ、Al濃度と機械的性質には次の関係があるこ
とがわかった。 強度:Al濃度が減少するほど向上する。 延性:48原子%付近が最も優れており、更にAl濃度
が減少すると逆に低下する。
【0016】この理由としては、先に述べたようにAl
濃度が減少すると、結晶軸比は1に近付くものの、その
一方で第2層であるα2 相の割合が増加することが考え
られる。即ち、α2 相は延性改善のためにはある程度必
要であるが、多量に存在しすぎると、逆に延性に悪影響
を及ぼすことが分かった。一方、強度向上のためには、
α2 相の存在は望ましいことが分かった。 (b).Al濃度40〜60原子%において、Nbを1
〜15原子%添加してTi−Al系合金の特性を調査し
たところ、次のことが明らかになった。
濃度が減少すると、結晶軸比は1に近付くものの、その
一方で第2層であるα2 相の割合が増加することが考え
られる。即ち、α2 相は延性改善のためにはある程度必
要であるが、多量に存在しすぎると、逆に延性に悪影響
を及ぼすことが分かった。一方、強度向上のためには、
α2 相の存在は望ましいことが分かった。 (b).Al濃度40〜60原子%において、Nbを1
〜15原子%添加してTi−Al系合金の特性を調査し
たところ、次のことが明らかになった。
【0017】イ).Nbは主にTiと置換し、(Ti,
Nb)Alで表記される合金系を形成する。この結果、
組織,機械的特性はTi−Al2元素と類似のものにな
る。即ち、Al濃度50原子%未満の合金の機械的特性
が優れており、強度はAl濃度が減少するほど向上す
る。一方、延性はAl濃度48原子%付近が最も優れて
おり、さらにAl濃度が減少すると低下する。これは、
Ti−Al2元系と同様にα2 相の割合が増加しすぎる
ためと考えられる。
Nb)Alで表記される合金系を形成する。この結果、
組織,機械的特性はTi−Al2元素と類似のものにな
る。即ち、Al濃度50原子%未満の合金の機械的特性
が優れており、強度はAl濃度が減少するほど向上す
る。一方、延性はAl濃度48原子%付近が最も優れて
おり、さらにAl濃度が減少すると低下する。これは、
Ti−Al2元系と同様にα2 相の割合が増加しすぎる
ためと考えられる。
【0018】Nbを添加した合金の機械的特性はAl濃
度48原子%程度でNb添加量10原子%程度の合金が
最も優れているが、Ti−Al2元系と比較した場合、
強度は若干向上するものの、延性は大差ない。 ロ).耐酸化性は大幅に改善され、上記合金ではTi−
Al2元系合金と比べると酸化増量値で言って1/10
程度になる。 (c).Al濃度40〜60原子%において、Crを1
〜12原子%添加したTi−Al系合金の特性を調査し
たところ、次のことが明らかになった。 (a) ,(b) の合金と同様にAl濃度50原子%未満の合
金の機械的特性が優れている。更に、詳細に言うと(C
r添加量が3原子%以下の場合):
度48原子%程度でNb添加量10原子%程度の合金が
最も優れているが、Ti−Al2元系と比較した場合、
強度は若干向上するものの、延性は大差ない。 ロ).耐酸化性は大幅に改善され、上記合金ではTi−
Al2元系合金と比べると酸化増量値で言って1/10
程度になる。 (c).Al濃度40〜60原子%において、Crを1
〜12原子%添加したTi−Al系合金の特性を調査し
たところ、次のことが明らかになった。 (a) ,(b) の合金と同様にAl濃度50原子%未満の合
金の機械的特性が優れている。更に、詳細に言うと(C
r添加量が3原子%以下の場合):
【0019】Al濃度48原子%付近では従来技術で見
られたように延性は向上するが、強度は向上しない。一
方、Al濃度46原子%以下では強度は向上するが、延
性は低下する。これは、Ti−Al2元系と同様にAl
濃度の減少に伴ない、α2 相の割合が増加したためと考
えられる。(Cr添加量が3〜8原子%の場合):
られたように延性は向上するが、強度は向上しない。一
方、Al濃度46原子%以下では強度は向上するが、延
性は低下する。これは、Ti−Al2元系と同様にAl
濃度の減少に伴ない、α2 相の割合が増加したためと考
えられる。(Cr添加量が3〜8原子%の場合):
【0020】Al濃度48原子%付近では延性が低下す
る。これはTi合金においてβ安定化元素であるCrを
多量に添加したため、α2 相の割合が必要以上に低下し
すぎ、γ単相合金に近づいたためと考えられる。
る。これはTi合金においてβ安定化元素であるCrを
多量に添加したため、α2 相の割合が必要以上に低下し
すぎ、γ単相合金に近づいたためと考えられる。
【0021】一方、Al濃度40〜46原子%では延性
・強度とも向上する。この合金の組織はγ相とβ相(B
CC構造の固溶性)の2相組織であり、Al濃度の減少
によりγ相の結晶軸比は1に近づき、第2相であるβ相
の割合は増加する。機械的特性が改善した理由として
は、材料因子的にはTi−Al2元系合金と同様にγ相
の結晶軸比が1に近づき、多相組織となることにより延
性が向上したことが考えられる。また、第2相の割合が
増加することにより、強度が向上したことが考えられ
る。なお、β層はα2 層と異なり、多量に存在しても延
性には悪影響を及ぼすことがないことが分かった。(C
r添加量が8原子%以上の場合):
・強度とも向上する。この合金の組織はγ相とβ相(B
CC構造の固溶性)の2相組織であり、Al濃度の減少
によりγ相の結晶軸比は1に近づき、第2相であるβ相
の割合は増加する。機械的特性が改善した理由として
は、材料因子的にはTi−Al2元系合金と同様にγ相
の結晶軸比が1に近づき、多相組織となることにより延
性が向上したことが考えられる。また、第2相の割合が
増加することにより、強度が向上したことが考えられ
る。なお、β層はα2 層と異なり、多量に存在しても延
性には悪影響を及ぼすことがないことが分かった。(C
r添加量が8原子%以上の場合):
【0022】Al濃度にかかわらず延性は低下する。こ
れは、Cr添加量の増加に伴い、非常に脆いCr2 Ti
相(C15型のラーベス相)が多量に生成するためと考え
られる。また、(c)の合金の耐酸化性は次の通りであ
る。 (Cr添加量が3原子%以下の場合):Ti−Al2元
系合金と大差なく、700℃以上になると急激に劣化す
る。 (Cr添加量が3原子%以上の場合):Ti−Al2元
系よりは優れているが、(b)の合金でNbを10原子
%添加したものと比べると、かなり劣る。
れは、Cr添加量の増加に伴い、非常に脆いCr2 Ti
相(C15型のラーベス相)が多量に生成するためと考え
られる。また、(c)の合金の耐酸化性は次の通りであ
る。 (Cr添加量が3原子%以下の場合):Ti−Al2元
系合金と大差なく、700℃以上になると急激に劣化す
る。 (Cr添加量が3原子%以上の場合):Ti−Al2元
系よりは優れているが、(b)の合金でNbを10原子
%添加したものと比べると、かなり劣る。
【0023】(d).(c)において延性・強度ともに
改善が認められた合金(Al濃度44原子%程度,Cr
濃度5原子%程度)にNbを8原子程度添加した合金の
特性は次の通りである。 イ).組織は(C)の合金と同様に、γ+βの2相組織
である。 ロ).延性は(c)と大差ないものの、強度は(c)の
合金よりさらに優れている。
改善が認められた合金(Al濃度44原子%程度,Cr
濃度5原子%程度)にNbを8原子程度添加した合金の
特性は次の通りである。 イ).組織は(C)の合金と同様に、γ+βの2相組織
である。 ロ).延性は(c)と大差ないものの、強度は(c)の
合金よりさらに優れている。
【0024】ハ).耐酸化性は(c)の合金よりはるか
に優れており、(b)の合金とほぼ同等である。即ち、
Al濃度を44原子%程度とし、Crを5原子%程度,
Nbを8原子%程度添加したTi−Al系合金はγ+β
の2相組織であり、延性については従来技術の合金とほ
ぼ同等であるものの、強度及び耐酸化性では従来技術の
合金をはるかに陵駕することがわかった。
に優れており、(b)の合金とほぼ同等である。即ち、
Al濃度を44原子%程度とし、Crを5原子%程度,
Nbを8原子%程度添加したTi−Al系合金はγ+β
の2相組織であり、延性については従来技術の合金とほ
ぼ同等であるものの、強度及び耐酸化性では従来技術の
合金をはるかに陵駕することがわかった。
【0025】(e).(d)の合金にTaを添加した合
金、具体的にはAl濃度44原子%程度で,Crを5原
子%程度,Nbを8原子%程度,Taを3原子%程度添
加した合金の特性は次の通りである。 イ).組織は、(c),(d)の合金と同様にγ+βの
2相組織である。
金、具体的にはAl濃度44原子%程度で,Crを5原
子%程度,Nbを8原子%程度,Taを3原子%程度添
加した合金の特性は次の通りである。 イ).組織は、(c),(d)の合金と同様にγ+βの
2相組織である。
【0026】ロ).延性は(d)の合金に較べると若干
劣るものの、強度は(d)の合金よりもさらに向上す
る。また、この向上程度は高温域において、特に顕著で
ある。 ハ).耐酸化性は(d)の合金とほぼ同等である。 即ち、この合金は(d)の合金とほぼ同等の特性を持つ
が、(d)と較べると特に高温域において高強度であ
り、逆に常温域においては延性は若干劣る。本発明は、
上記知見等に基づくいてなされたもので、
劣るものの、強度は(d)の合金よりもさらに向上す
る。また、この向上程度は高温域において、特に顕著で
ある。 ハ).耐酸化性は(d)の合金とほぼ同等である。 即ち、この合金は(d)の合金とほぼ同等の特性を持つ
が、(d)と較べると特に高温域において高強度であ
り、逆に常温域においては延性は若干劣る。本発明は、
上記知見等に基づくいてなされたもので、
【0027】(1)Ti:34〜52原子%,Al:4
0〜46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12
原子%を含有することを特徴とするTi−Al系金属間
化合物合金(第1化合物合金)、あるいは
0〜46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12
原子%を含有することを特徴とするTi−Al系金属間
化合物合金(第1化合物合金)、あるいは
【0028】(2)Ti:30〜51原子%,Al:4
0〜46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12
原子%,Ta:1〜4原子%を含有することを特徴とす
るTi−Al系金属間化合物合金(第2化合物合金)で
ある。
0〜46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12
原子%,Ta:1〜4原子%を含有することを特徴とす
るTi−Al系金属間化合物合金(第2化合物合金)で
ある。
【0029】
【作用】以下、上記Ti−Al系金属間化合物合金を構
成する各成分量の限定理由を各成分の作用と共に説明す
る。 (1)Ti
成する各成分量の限定理由を各成分の作用と共に説明す
る。 (1)Ti
【0030】前記第1化合物合金においては、Ti濃度
が52原子%を越えると、非常に脆い相,即ちCr2 T
i相(ラーベス相)及びNb2 Al相(シグマ相)が多
量に生成するため、延性が低下する。一方、Ti濃度が
34原子%未満になると、γ相の割合が増加し、β相の
割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時にγ相の結
晶軸比が大きくなるため、延性,強度とも低下する。
が52原子%を越えると、非常に脆い相,即ちCr2 T
i相(ラーベス相)及びNb2 Al相(シグマ相)が多
量に生成するため、延性が低下する。一方、Ti濃度が
34原子%未満になると、γ相の割合が増加し、β相の
割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時にγ相の結
晶軸比が大きくなるため、延性,強度とも低下する。
【0031】前記第2化合物においては、Ti濃度が5
1原子%を越えると、非常に脆い相,即ちCr2 Ti相
(ラーベス相)及び(Nb,Ta)2 Al相(シグマ
相)が多量に生成するため、延性が低下する。一方、T
i濃度が30原子%未満になると、γ相の割合が増加
し、β相の割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時
にγ相の結晶軸比が大きくなるため、延性,強度とも低
下する。 (2)Al
1原子%を越えると、非常に脆い相,即ちCr2 Ti相
(ラーベス相)及び(Nb,Ta)2 Al相(シグマ
相)が多量に生成するため、延性が低下する。一方、T
i濃度が30原子%未満になると、γ相の割合が増加
し、β相の割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時
にγ相の結晶軸比が大きくなるため、延性,強度とも低
下する。 (2)Al
【0032】前記第1,第2化合物合金において、Al
濃度が46原子%を越えると、γ相の割合が増加し、β
相の割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時にγ相
の結晶軸比が大きくなるため、延性・強度とも低下す
る。一方、Al濃度が40原子%未満になると、非常に
脆い相,即ちCr2 Ti相(ラーベス相)及びNb2 A
l相(シグマ相)が多量に生成するため、延性が低下す
る。 (3)Cr
濃度が46原子%を越えると、γ相の割合が増加し、β
相の割合が必要以上に減少しすぎる。また、同時にγ相
の結晶軸比が大きくなるため、延性・強度とも低下す
る。一方、Al濃度が40原子%未満になると、非常に
脆い相,即ちCr2 Ti相(ラーベス相)及びNb2 A
l相(シグマ相)が多量に生成するため、延性が低下す
る。 (3)Cr
【0033】前記第1,第2化合物合金において、β相
を安定化させる働きを持つが、Cr濃度が8原子%を越
えると、非常に脆い,Cr2 Ti相(ラーベス相)が多
量に生成するため、延性が低下する。一方、3原子%未
満になると、添加効果が認められなくなる。 (4)Nb
を安定化させる働きを持つが、Cr濃度が8原子%を越
えると、非常に脆い,Cr2 Ti相(ラーベス相)が多
量に生成するため、延性が低下する。一方、3原子%未
満になると、添加効果が認められなくなる。 (4)Nb
【0034】前記第1,第2化合物合金において、強度
並びに耐酸化性を向上させる働きを持つが、Nb濃度が
12原子%を越えると、非常に脆いNb2 Al層(シグ
マ層)が多量に生成するため、延性が低下する。一方、
5原子未満になると、添加効果が認められなくなる。 (5)Ta
並びに耐酸化性を向上させる働きを持つが、Nb濃度が
12原子%を越えると、非常に脆いNb2 Al層(シグ
マ層)が多量に生成するため、延性が低下する。一方、
5原子未満になると、添加効果が認められなくなる。 (5)Ta
【0035】前記第2化合物合金において、強度(特に
高温域での)をさらに向上させる働きをもつが、Ta濃
度が4原子%を越えると、非常に脆い(Nb,Ta)2
Al相(シグマ相)が多量に生成するため、延性が低下
する。一方、1原子未満になると、添加効果が認められ
なくなる。
高温域での)をさらに向上させる働きをもつが、Ta濃
度が4原子%を越えると、非常に脆い(Nb,Ta)2
Al相(シグマ相)が多量に生成するため、延性が低下
する。一方、1原子未満になると、添加効果が認められ
なくなる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0037】純度99.9%のスポンジチタン,純度9
9.99%のAl,純度99.9%のCr,純度99.
9%のNb,及び純度99.9%のTaを原料として用
い、非消耗電極式アーク溶解炉によって、下記「表1」
に示す化学組成のインゴットを溶製した。
9.99%のAl,純度99.9%のCr,純度99.
9%のNb,及び純度99.9%のTaを原料として用
い、非消耗電極式アーク溶解炉によって、下記「表1」
に示す化学組成のインゴットを溶製した。
【0038】
【表1】 次に、このインゴットを1000℃で50時間焼鈍した
後、機械加工により外径4mm標点間距離18mmの引
張試験片を切り出して引張試験を実施した。
後、機械加工により外径4mm標点間距離18mmの引
張試験片を切り出して引張試験を実施した。
【0039】また、同じインゴットにより15mm×2
0mm×2mmの平板状の酸化試験片を切り出し、コメ
リー紙で1000番まで研磨した後、酸化試験を行っ
た。試験温度は900℃であり、大気中で100時間保
持した後の酸化増量値により耐酸化性を評価した。
0mm×2mmの平板状の酸化試験片を切り出し、コメ
リー紙で1000番まで研磨した後、酸化試験を行っ
た。試験温度は900℃であり、大気中で100時間保
持した後の酸化増量値により耐酸化性を評価した。
【0040】なお、上記「表1」には、比較のためTi
−Al2元系材で最も特性が優れいているTi52原子
%Al48原子%を含有する合金(γ+α2 の2相組
織)、従来技術であるCrを添加した合金,具体的には
組成Ti50原子%Al48原子%Cr2原子%の合金
(γ+α2 の2相組織)、及び同様に従来技術であるN
bを添加した合金,具体的には組成Ti48原子%Al
48原子%Nb4原子%の合金(γ+α2 の2相組織)
について、同様の試験を実施した結果を併記した。
−Al2元系材で最も特性が優れいているTi52原子
%Al48原子%を含有する合金(γ+α2 の2相組
織)、従来技術であるCrを添加した合金,具体的には
組成Ti50原子%Al48原子%Cr2原子%の合金
(γ+α2 の2相組織)、及び同様に従来技術であるN
bを添加した合金,具体的には組成Ti48原子%Al
48原子%Nb4原子%の合金(γ+α2 の2相組織)
について、同様の試験を実施した結果を併記した。
【0041】上記「表1」に示めされる結果からも明ら
かのように、本発明の合金は比較材に比べて、室温及び
800℃において延性を低下させることなしに著しく優
れた強度を示している。また、耐酸化性も比較材に比べ
ると著しく優れている。
かのように、本発明の合金は比較材に比べて、室温及び
800℃において延性を低下させることなしに著しく優
れた強度を示している。また、耐酸化性も比較材に比べ
ると著しく優れている。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、高強
度で延性に富み、また耐酸化性も優れ、航空機用エンジ
ン,発電用ガスタービン等の性能を向上を図ることがで
きる等産業上極めて有用なTi−Al系金属間化合物合
金を提供できる。
度で延性に富み、また耐酸化性も優れ、航空機用エンジ
ン,発電用ガスタービン等の性能を向上を図ることがで
きる等産業上極めて有用なTi−Al系金属間化合物合
金を提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 Ti:34〜52原子%,Al:40〜
46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子
%を含有することを特徴とするTi−Al系金属間化合
物合金。 - 【請求項2】 Ti:30〜51原子%,Al:40〜
46原子%,Cr:3〜8原子%,Nb:5〜12原子
%,Ta:1〜4原子%を含有することを特徴とするT
i−Al系金属間化合物合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12351692A JPH05320791A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Ti−Al系金属間化合物合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12351692A JPH05320791A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Ti−Al系金属間化合物合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320791A true JPH05320791A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14862551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12351692A Pending JPH05320791A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Ti−Al系金属間化合物合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320791A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996012827A1 (en) * | 1994-10-25 | 1996-05-02 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | TiAl INTERMETALLIC COMPOUND ALLOY AND PROCESS FOR PRODUCING THE ALLOY |
| US6294132B1 (en) | 1996-10-28 | 2001-09-25 | Mitsubishi Heavy Industries Ltd. | TiAl intermetallic compound-based alloy |
| WO2003080888A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Japan Science And Technology Agency | HEAT-RESISTANT MATERIAL Ti ALLOY MATERIAL EXCELLENT IN RESISTANCE TO CORROSION AT HIGH TEMPERATURE AND TO OXIDATION |
| JP2009144247A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | チタンアルミナイド合金とその加工方法、チタンアルミナイド合金から製造される構造部品 |
| WO2009113335A1 (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 三菱重工業株式会社 | TiAl基合金及びその製造方法並びにそれを用いた動翼 |
| CN103710606A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-09 | 北京工业大学 | 一种含Cr高Nb新型β-γ TiAl金属间化合物材料及其制备方法 |
| CN103820697A (zh) * | 2014-03-10 | 2014-05-28 | 北京工业大学 | 一种多元合金化β相凝固高Nb-TiAl合金及其制备方法 |
| CN103834844A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-06-04 | 北京工业大学 | 一种V、Mn合金化β相凝固高Nb-TiAl合金及其制备方法 |
| CN107354344A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-17 | 哈尔滨工业大学 | 一种β单相凝固TiAl基合金及其组织控制方法 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12351692A patent/JPH05320791A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996012827A1 (en) * | 1994-10-25 | 1996-05-02 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | TiAl INTERMETALLIC COMPOUND ALLOY AND PROCESS FOR PRODUCING THE ALLOY |
| US6051084A (en) * | 1994-10-25 | 2000-04-18 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | TiAl intermetallic compound-based alloys and methods for preparing same |
| US6294132B1 (en) | 1996-10-28 | 2001-09-25 | Mitsubishi Heavy Industries Ltd. | TiAl intermetallic compound-based alloy |
| WO2003080888A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Japan Science And Technology Agency | HEAT-RESISTANT MATERIAL Ti ALLOY MATERIAL EXCELLENT IN RESISTANCE TO CORROSION AT HIGH TEMPERATURE AND TO OXIDATION |
| US7138189B2 (en) | 2002-03-27 | 2006-11-21 | Japan Science And Technology Agency | Heat-resistant Ti alloy material excellent in resistance to corrosion at high temperature and to oxidation |
| EP2075349A3 (de) * | 2007-12-13 | 2009-09-09 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | Titanaluminidlegierungen |
| JP2009144247A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | チタンアルミナイド合金とその加工方法、チタンアルミナイド合金から製造される構造部品 |
| EP2145967A3 (de) * | 2007-12-13 | 2010-04-21 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | Titanaluminidlegierungen |
| EP2423341A1 (de) * | 2007-12-13 | 2012-02-29 | Helmholtz-Zentrum Geesthacht Zentrum für Material- und Küstenforschung GmbH | Titanaluminidlegierungen |
| WO2009113335A1 (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 三菱重工業株式会社 | TiAl基合金及びその製造方法並びにそれを用いた動翼 |
| CN103710606A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-09 | 北京工业大学 | 一种含Cr高Nb新型β-γ TiAl金属间化合物材料及其制备方法 |
| CN103710606B (zh) * | 2013-12-16 | 2016-07-06 | 北京工业大学 | 一种含Cr高Nbβ-γ TiAl金属间化合物材料及其制备方法 |
| CN103820697A (zh) * | 2014-03-10 | 2014-05-28 | 北京工业大学 | 一种多元合金化β相凝固高Nb-TiAl合金及其制备方法 |
| CN103834844A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-06-04 | 北京工业大学 | 一种V、Mn合金化β相凝固高Nb-TiAl合金及其制备方法 |
| CN107354344A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-17 | 哈尔滨工业大学 | 一种β单相凝固TiAl基合金及其组织控制方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2679109B2 (ja) | 金属間化合物TiA▲l▼基軽量耐熱合金 | |
| JP2543982B2 (ja) | マンガンとニオブで改良されたチタン―アルミニウム合金 | |
| US6054096A (en) | Stable heat treatable nickel superalloy single crystal articles and compositions | |
| JPH0225534A (ja) | チタンアルミニウム合金 | |
| EP0732416B1 (en) | Refractory superalloys | |
| US4738822A (en) | Titanium alloy for elevated temperature applications | |
| US4386976A (en) | Dispersion-strengthened nickel-base alloy | |
| JPH0641662A (ja) | クロム及びタンタルで変性されたγ型チタン−アルミニウム合金の耐酸化性被覆 | |
| US5167732A (en) | Nickel aluminide base single crystal alloys | |
| JPH10259435A (ja) | イリジウム基合金 | |
| JPH05320791A (ja) | Ti−Al系金属間化合物合金 | |
| JPH0578769A (ja) | 金属間化合物基耐熱合金 | |
| JPH0219438A (ja) | 高強度で耐酸化性のαチタン合金 | |
| JPH0663049B2 (ja) | 超塑性加工性に優れたチタン合金 | |
| JPH01290731A (ja) | 耐酸化性合金 | |
| JP2868185B2 (ja) | Al▲下3▼Ti型の低密度耐熱性金属間合金 | |
| JPH05255780A (ja) | 均一微細組織をなす高強度チタン合金 | |
| JPH05163542A (ja) | 耐熱チタン合金 | |
| US2779677A (en) | Ti-sn-al alloys with alpha, beta and compound formers | |
| EP0962542A1 (en) | Stable heat treatable nickel superalloy single crystal articles and compositions | |
| CN1023133C (zh) | 铌钛铝系金属间化合物耐热高温材料 | |
| JP3332615B2 (ja) | TiAl系金属間化合物基合金及びその製造方法 | |
| JPH0129858B2 (ja) | ||
| JPH06346173A (ja) | Ti−Al系金属間化合物基合金 | |
| JP2737500B2 (ja) | 耐熱チタン合金 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010703 |