JPH05321065A - 食肉用締め糸 - Google Patents

食肉用締め糸

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JPH05321065A
JPH05321065A JP4298573A JP29857392A JPH05321065A JP H05321065 A JPH05321065 A JP H05321065A JP 4298573 A JP4298573 A JP 4298573A JP 29857392 A JP29857392 A JP 29857392A JP H05321065 A JPH05321065 A JP H05321065A
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JP
Japan
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meat
thermal stress
yarn
temperature
polyester fiber
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Pending
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JP4298573A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Yamamoto
和幸 山本
Shiro Kumakawa
四郎 熊川
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着性が大幅に改善され、かつ衛生的で長期
間保存も可能な食肉用締め糸を提供すること。 【構成】 エチレンテレフタレートに第3成分を8〜3
0モル%共重合したポリエステル繊維であって、極限粘
度が0.6以上、強度5g/d以上、沸水収縮率25%
以上、かつ熱応力曲線において70〜160℃にピーク
を有するとともに温度100℃における熱応力値が0.
2g/d以上の特性を有する高収縮性ポリエステル系繊
維からなる食肉用締め糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度で、かつ高収縮
性のポリエステル繊維からなる食肉用締め糸に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は種々の優れた特性を
有するために衣料用途のみならず産業用にも広く利用さ
れている。特に、産業用ではその用途が年々広がり特殊
な用途にも使用されている。そして用途によっては特別
な物性を必要とするが、ロープやストランド等に使用す
るポリエステル繊維では高強力が要求されるのが一般的
であり、高収縮性能を要求するものは少ない。また、贈
答用ハムのネット及び肉料理形崩れ防止等のために、高
収縮性能を有するポリエステル繊維からなる締め糸を用
いた例はない。
【0003】一方、ポリエステル繊維に高収縮性能を付
与することは、例えば、特開昭62―191511号公
報に開示されているように比較的低重合度のポリマーを
使用して4000m/min の速度で巻取る方法が知られ
ている。しかしながら、食肉用締め糸の用途に使用する
ために、高ηのポリエステルにこの方法を適用すると配
向結晶化が起こり易く、配向結晶化が進めば高収縮の性
質が得られ難いという問題点を有している。また、特開
昭63―196751号公報にはイソフタル酸を共重合
させ非晶化させたポリエステルを用い高度な収縮特性を
有するポリエステル繊維が開示されている。しかしなが
ら、特開昭63―196751号公報に開示された方法
では不織布に適したバインダー繊維が得られるのであっ
て高強力、高収縮の繊維は得られない。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、高強力、高収縮のポリ
エステル繊維からなる包装用、特に食肉用締め糸を提供
するものである。
【0005】
【発明の構成】かかる締め糸としては、従来、綿、レー
ヨン、ビニロン等の短繊維が用いられていたが、これら
はいずれも染色性は良好なるものの、芽包菌が残留す
る、毛羽が肉中に残留するといった問題があり、さらに
は、締め付けに力を要し作業効率が劣るといった問題が
あった。
【0006】本発明者らは、かかる問題点を解決すべく
鋭意検討した結果本発明に到達したものである。
【0007】すなわち本発明は、エチレンテレフタレー
トに8〜30モル%の第3成分を共重合したポリエステ
ル系繊維であって、下記1)〜3)を同時に満足し、か
つ、熱応力曲線において温度70〜160℃にピークを
有すると共に温度100℃における熱応力値が4)を満
足する高収縮性ポリエステル系繊維を主たる構成繊維と
する食肉用締め糸である。 1)極限粘度η :η≧0.6 2)強度S :S≧5g/de 3)沸水収縮率W:W≧25% 4)熱応力値 :R≧0.2g/de 本発明の食肉用締め糸を構成するポリエステル繊維は、
テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコール
を主たるグリコール成分とし、さらに第3成分を8〜3
0モル%共重合させたポリエステルよりなる。共重合さ
せる第3成分としては、例えば、イソフタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸、アジピン酸等の二官能性カルボン酸
や、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール等のジオール成分があげられるが
これらに限定されるものではない。
【0008】この第3成分の共重合量が8モル%より少
ないと本発明の目的とする締め糸の特性が不充分とな
り、30モル%を超えるとポリマー製造工程の固相重合
時にチップの融着や、溶融吐出時にチップの噛み込み不
良が生じる恐れがある。
【0009】また、第3成分は1種類に限らず複数を組
合せて使用でき、全共重合量が8〜30モル%となるよ
うにすればよい。また、従来から公知の触媒、添加剤、
着色剤を含んでいてもかまわない。
【0010】次に、本発明の締め糸を構成するポリエス
テル繊維は極限粘度ηがη≧0.6であることが必要で
ある。ηが0.6未満では強度Sが5g/de以上であ
って、沸水収縮率が25%以上といった高収縮のポリエ
ステル繊維が得られず、締め糸用としては不充分とな
る。該極限粘度ηは高いほど強度発現に有効であるが、
ηが1.0を超えると溶融吐出時の単糸切れが増加し曳
糸性の面から好ましくない。また、強度が5g/de以
上、沸水収縮率が25%以上であることが必要であり、
これらを満足しない場合には、食肉用締め糸として使用
するには強度が不足したり、収縮による締め付けが不充
分となって好ましくない。
【0011】さらに、熱応力曲線において温度100℃
の熱応力は0.2g/de、好ましくは0.25g/d
e以上で、かつ、温度70〜160℃の範囲内に熱応力
ピークを有することが必要である。熱応力が0.2g/
de未満では熱処理時の締め付け力が不足することにな
り、また熱応力のピーク温度が前記範囲をはずれる場合
には、製糸性が不良(70℃未満の時)になったり、1
00℃における熱応力が0.2g/de未満(160℃
を超える時)となり易く、本発明の目的を達成し難くな
る。
【0012】本発明における上述の高収縮ポリエステル
繊維は、例えば、以下の方法で得られる。すなわち、主
たる構成成分であるテレフタル酸とエチレングリコール
とを直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチ
ルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレ
ングリコールとをエステル交換反応させるか、又は、テ
レフタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして
テレフタル酸のグリコールエステル及び/又はその低重
合体を生成させる反応の任意の段階で第3成分を所定量
添加する第1段階の反応と第1段階の反応生成物を減圧
下で加熱して所定の重合度になるまで重縮合反応させる
第2段階の反応によって製造される。第1段階、第2段
階の反応には公知の触媒が使用され、必要に応じて添加
剤、着色剤を用いても構わない。得られる共重合ポリエ
ステルの重合度は、極限粘度ηがη=0.6〜0.7程
度であり、さらに高ηとするため固相重合法を用いるこ
とができる。すなわち、前記の共重合ポリエステルをカ
ッティングした重合チップを回転式乾燥機で攪拌しつつ
減圧下で、温度170〜210℃で数時間固相重合反応
を行うことにより所望のηのポリエステルを得ることが
できる。該ポリエステルを温度260〜330℃で溶融
紡糸するに際し、延伸後の単糸繊度が1〜20de、ト
ータルdeが500〜2000deになるように紡糸口
金より吐出し、吐出後、融点以上の温度の加熱雰囲気中
にさらして遅延冷却した後、冷却風にて冷却固化せし
め、油剤を0.05〜10重量%付与する。油剤は一般
繊維用油剤が使用可能であり、その付与方法もオイリン
グローラ方式、スプレー方式等の方式が使用できる。こ
のようにして得られた未延伸糸は、引取りローラをとお
して未延伸パッケージに巻き取り別工程で延伸するか、
該引取りローラを通した後そのまま巻き取らずに連続的
に延伸してもよい。該未延伸糸の引取り速度は配向結晶
化を防ぐため1500m/min 以下が好ましい。延伸条
件としては、加熱ローラで該第3成分共重合ポリエステ
ルのガラス転移温度以上、例えば、75〜95℃の温度
で予熱後、引取りローラの速度に応じた延伸倍率、例え
ば、2.0〜5.0倍に1段延伸した後巻き取るか、又
は、さらに加熱気体中を通して室温〜160℃の範囲の
温度で加熱しながら、第2段の延伸を行ったのち巻き取
る。予熱温度が70℃より低いと沸水収縮率Wが25%
以上の収縮率を与えることができるものの安定した製糸
ができないので好ましくない。また、加熱により糸条の
温度が160℃を超えると熱応力曲線における100℃
の応力が0.2g/de以上とならず、さらに、熱応力
のピークが160℃以上に現れるようになり、目的とす
る高収縮性能が得られない。
【0013】さらに本発明にかかるポリエステル繊維
は、特定の熱応力曲線によって示されるように大きな歪
みを持った繊維構造を持ったものである。すなわち、熱
応力曲線において、温度100℃の熱応力が0.2g/
de以上で、かつ、温度75〜160℃の範囲内に熱応
力ピークを有するものである。このような物性は、前記
のような紡糸、延伸条件によって大きな歪みを持った繊
維構造を付与した結果得られるのである。
【0014】本発明においては、以上に説明した高収縮
ポリエステル繊維を撚数50〜200回/mの程度で上
撚及び下撚を加えて、トータルデニールが4000〜3
0000Deの繊維コードとなす。撚数が50回/m未
満の場合には糸の収束性が低下して、耐摩耗性が低下す
る傾向がある。一方200回/mを超える場合には強力
が大きく低下する場合がある。また、かかるコードを製
造するに際してタスラン加工を施すことは、締結時の摩
擦が上がって製品端末の処理が容易にできるので好まし
い。
【0015】また上記繊維コードはそのまま食肉に巻装
する以外に、ネット状の食品用締め糸に形成してもよ
い。その場合には、スパイラル状、ダイヤ状、亀甲状の
形態をなすネットとすることにより、食肉用締め糸とし
ての性能をさらに特徴づけることができる。すなわち、
スパイラル状、ダイヤ状、亀甲状とすることにより、コ
ード同士に抗張力が働くと同時に、コード間の収縮率差
が打ち消されるため外観の良好な製品が得られるといっ
た形態効果も発現される。
【0016】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はもとよりこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、本発明に用いた測定値及び評
価は、次のようにして測定または評価した。 糸の極限粘度[η]F オルソクロロフェノール100mlに対して糸1.2gの
割合で、温度130℃で溶解し、オストワルド粘度計を
用いて温度25℃で測定した。 引張強度、伸度 引張荷重測定器(テンシロンUTM―II型)を用い、J
IS L―1074―64にしたがって測定し、n数5
の平均を求めた。 沸水収縮率・70℃温水収縮率 糸に対し、総デニールの1/10(g/de)の荷重を
付けて吊し、長さL0の間隔でマークを付け、それを無
緊張状態で100℃の沸水中または70℃の温水中で1
分間処理し、処理後の糸に再び同荷重を付けて吊しマー
クの長さL1 から、収縮率を次式により算出した。
【0017】 沸水収縮率(%)=[(L0 −L1 )/L0 ]×100 装着性 図1に示すような、本発明の糸を緯糸に、レーヨンまた
はポリエチレンを経糸としてなる筒状のネットにハムを
挿入した後、100℃スチームによる加湿熱浴中(雰囲
気温度70〜80℃)にて1分間処理し、装着性を下記
基準にて評価した。 ○:ネットがハムにやや食い込み、良好な外観 △:ネットがハムに大きく食い込み、不良な外観 ×:ネットがハムに密着せず、一体感が無い不良な外観
【0018】
【実施例1〜3、比較例1〜3】イソフタル酸(IA)
またはネオペンチルグリコールを表1記載の割合で共重
合した、表1記載の極限粘度のポリエチレンテレフタレ
ートチップを、エクストルーダーで溶融し、孔径0.3
5mmの口金より延伸糸の総デニールが表1記載のデニー
ルとなるようにギアポンプで計量吐出した。吐出された
糸条は、口金下に設けられた長さ300mm、温度270
℃の加熱雰囲気を通過させた後、長さ300mmにわたっ
て相対湿度65%、温度25℃の冷却風を5Nm3 /分
送風し冷却固化させた。冷却固化した糸条は、オイリン
グローラーで油剤を付与したのち、一旦未延伸糸のパッ
ケージとして、引取り速度1,000m/分で巻取っ
た。
【0019】得られた未延伸糸を、加熱した供給ローラ
ーで予熱したのち、ローラー間で第1段延伸を行い、次
いで延伸気体浴中で第2段の延伸を行ったのち、290
m/分の速度で巻き取り、総デニールが表1記載の糸条
を得た。
【0020】得られたポリエステル繊維を6本合糸して
撚数190T/mの下撚をかけ、次いでこれを3本合糸
して撚数105T/mの上撚をかけてコードを作成し、
このコードを図1に示す緯糸とし、一方レーヨンよりな
るコードを経糸として、筒状のネットを作成した。この
ネットにロールハムを挿入した後、100℃スチームに
よる加湿熱浴中(雰囲気温度70〜80℃)にて1分間
処理し装着性を評価した。また、図2に示すダイヤ形状
となるネットを作成し、同様の評価を行なった。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の食肉用締め糸は、加熱蒸気や温
水中などで高度に収縮する性質があるので、肉の挿入や
肉への巻き付けにおいて大幅に作業性を向上させること
ができる。また、食肉包装材として衛生的であり、かつ
肉汁に染まるだけでなく、ハム締め糸の装着工程におい
て大幅に省力化ができるうえに長期間の保存も可能であ
るといった、生産性向上に対しても多大な効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸を緯糸1とし、レーヨンやポリエチ
レンを用いた経糸2に緯糸1をループ状となるように通
してある筒状のネットである。
【図2】本発明の糸を用い、ダイヤ形状の網目となるよ
う編成した筒状のネットである。
【図3】本発明の糸を用い、亀甲形状の網目となるよう
作成した筒状のネットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/84 301 E 7199−3B H 7199−3B D02G 3/28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンテレフタレートに8〜30モル
    %の第3成分を共重合したポリエステル系繊維であっ
    て、下記1)〜3)を同時に満足し、かつ、熱応力曲線
    において温度70〜160℃にピークを有すると共に温
    度100℃における熱応力値が4)を満足する高収縮性
    ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とする食肉用締め
    糸。 1)極限粘度η :η≧0.6 2)強度S :S≧5g/de 3)沸水収縮率W:W≧25% 4)熱応力値 :R≧0.2g/de
JP4298573A 1988-11-18 1992-11-09 食肉用締め糸 Pending JPH05321065A (ja)

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