JPH05321818A - 永久磁石の磁力と、重力と、磁性流体と非磁性体との比重差と、電磁力とを利用したエネルギー変換方法及びその装置 - Google Patents

永久磁石の磁力と、重力と、磁性流体と非磁性体との比重差と、電磁力とを利用したエネルギー変換方法及びその装置

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JPH05321818A
JPH05321818A JP17465792A JP17465792A JPH05321818A JP H05321818 A JPH05321818 A JP H05321818A JP 17465792 A JP17465792 A JP 17465792A JP 17465792 A JP17465792 A JP 17465792A JP H05321818 A JPH05321818 A JP H05321818A
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conversion device
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Haruo Fujiwara
春男 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石の磁力と重力とを、磁性流体と非磁
性体との比重差と電磁力とを利用して機械的エネルギー
に変換する。 【構成】 固定設置された軸受組立体1と、この軸受組
立体に回動自在に軸支され弓状管20の中に磁性流体2
1と非磁性球体22とを入れ、又その両端外周に絶縁銅
線を適数回巻いたコイルC4及びC5を各々に設けた回
動組立体2と、この回動組立体に磁界をかける永久磁石
32及び33を設け回動組立体2の重心の位置を移動自
在とし固定設置された磁界供給組立体3と、その重心移
動による回動組立体2の変位を検出する光電スイッチを
備え固定設置されたセンサ組立体と、その光電スイッチ
からの信号を受信しシーケンス制御する適宜な制御機器
を備え前記コイル各々に電流を通電、遮断する時機を制
御自在とする制御装置とを具備し構成され、磁性流体に
下方から磁界をかけ、非磁性球体を磁気的浮揚力により
上方に移動させることにより回動組立体2を間欠的かつ
交互に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、永久磁石の磁力と重
力とを、磁性流体と非磁性体との比重差と電磁力とを利
用して機械的エネルギーに変換する方法及びその方法を
利用したエネルギー変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知のエネルギー変換装置として水
力機関、風力機関等が使用されており、水力機関は重力
を利用して水を高位置から底位置へ落下させて水車を回
転させ機械的エネルギーに変換し、風力機関は風力を利
用して風車を回転させ機械的エネルギーに変換し、いず
れも自然の力を利用したものであるが、これらのエネル
ギー源の利用に際し地形、気象状態、設置場所等に制約
を受け、又、これらの装置は大がかりなものであり、そ
の製造、設置、保守等に莫大な費用を要している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のエネルギー
変換装置の欠点とする地形、気象状態、設置場所等の立
地条件による厳しい制限を受けることなく容易にエネル
ギー源が利用できることと、さらに、簡単な構造とし、
安価なエネルギー変換装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、容器に入れ
た磁性流体の中にこの磁性流体より比重が大きい非磁性
体を沈めて置き、この磁性流体に下方から磁界をかけた
とき、前記非磁性体がアルキメデスの浮力のほかに、前
記磁界から排除される向きに、前記磁界に応じた一定の
磁気的浮揚力を受け上方に浮上・移動する原理を応用し
て発明したものである。
【0005】前記原理を応用して発明したエネルギー変
換方法及びその方法を利用したエネルギー変換装置は、
固定設置された軸受組立体と、この軸受組立体に回動自
在に軸支され、弓状管の中に磁性流体と非磁性体とを入
れ、又、その両端外周に絶縁銅線を適数回巻いたコイル
を各々に設け構成した回動組立体と、この回動組立体に
磁界をかける永久磁石を設け回動組立体の重心の位置を
移動自在とし、固定設置された磁界供給組立体と、その
重心移動による前記回動組立体の僅かな変位を検出する
光電スイツチを備え固定設置されたセンサ組立体と、そ
の光電スイッチからの信号を受信しシーケンス制御する
適宜な制御機器を備え前記弓状管のコイル各々に電流を
通電もしくは遮断する時機を制御自在とする制御装置と
を具備し構成されており、前記磁界供給組立体に設けた
永久磁石の磁力と、前記回動組立体の重心に作用する重
力とを前記回動組立体の弓状管の中に入れた前記磁性流
体と前記非磁性体との比重差を利用し、前記軸受組立体
に回動自在に軸支された回動組立体の重心の位置を移動
させ、その重心移動による前記回動組立体の僅かな変位
を固定設置された光電スイッチにより検出し、その信号
を受信した前記制御装置の作用で前記コイル各々に極僅
かな時間交互に電流を通電して前記永久磁石の磁極と反
対の磁極を前記永久磁石側に向けた電磁界を極僅かな時
間交互に発生させ、前記永久磁石との反発力によりこの
回動組立体の回動を促進し、間欠的かつ交互に回動させ
て機械的エネルギーに変換する。
【0006】
【作用】以下、その作用を詳細に説明する。回動組立体
の弓状管の中に磁性流体と、この磁性流体より比重が大
きい非磁性体とを入れ漏洩なきように密封し、前記弓状
管の対称面に設けた軸の水平な軸線を上下させて形成さ
れる垂直面を境とし前記弓状管の一端面が存在する側
(以下、一端側という。)、または前記垂直面を境とし
前記弓状管の他端面が存在する側(以下、他端側とい
う。)に前記非磁性体が移動し、前記軸の中心を支点と
してこの一端側と他端側の質量が釣合静止した状態、即
ち、前記回動組立体の重心が、前記垂直面に、かつ下方
に位置し静止した状態において、前記一端側もしくは前
記他端側の下方から前記磁性流体に適宜な磁力を有する
永久磁石の磁界を交互にかけることにより、前記非磁性
体がその磁界に応じた一定の磁気的浮揚力を受け、前記
他端側もしくは前記一端側の上方に浮上・移動したと
き、前記磁性流体と前記非磁性体との比重差により前記
弓状管の中の質量分布が変化する。この質量分布が変化
すると同時に前記回動組立体の重心がその他端側、かつ
高位置に、またはその一端側、かつ高位置に移動するこ
とにより、前記軸の中心を支点とした前記回動組立体の
前記一端側と前記他端側の質量の不釣合い状態が創成さ
れる。このことにより、その移動した前記重心に作用す
る重力によりトルクが発生し、この発生したトルクが前
記磁性流体を前記永久磁石が吸引する力及び前記回動組
立体に作用するその他の始動抵抗力による逆向きのトル
クに勝り、前記回動組立体が時計方向もしくは反時計方
向に回り始める。この回り始めたときの僅かな変位を前
記他端側もしくは前記一端側の光電スイッチ各々により
検出し、その信号を受信した制御装置の作用で電流を通
電もしくは遮断することによる前記弓状管の前記一端側
もしくは前記他端側のコイル各々に極僅かな時間交互に
発生する電磁界の磁極と前記永久磁石の磁極との反発力
によりその回動が促進され前記回動組立体の前記軸を中
心に時計方向もしくは反時計方向に回動、停止を繰り返
し間欠的かつ交互に回動運動をする。
【0007】このように、磁界供給組立体に設けた永久
磁石の磁力と、回動組立体の重心に作用する重力とを前
記回動組立体の弓状管の中に入れた磁性流体と非磁性体
との比重差を利用して、軸受組立体に回動自在に軸支さ
れた前記回動組立体の重心の位置を移動させ、その移動
による前記回動組立体の僅かな変位を固定設置されたセ
ンサ組立体の光電スイッチにより検出し、その信号を受
信しシーケンス制御する適宜な制御機器を備えた制御装
置により、前記弓状管の両端に設けたコイル各々に極僅
かな時間交互に電流を通電することにより前記永久磁石
の磁極と反対の磁極を前記永久磁石側に向けた電磁界を
極僅かな時間交互に発生させ、前記永久磁石との反発力
により前記回動組立体の回動を促進し、前記回動組立体
を間欠的かつ交互に回動させて機械的エネルギーに変換
する方法及びその方法を利用したエネルギー変換装置の
作用は以上のとおりである。
【0008】
【実施例】以下、前記公知のエネルギー変換装置の欠点
を解消することを目的に発明したエネルギー変換方法及
びその方法を利用したエネルギー変換装置の構造を図面
を参照してさらに詳細に説明する。図1において、軸受
組立体1の軸受ブラケット10の底部に設けた図示しな
い穴にボルト11を挿通し、このボルトをベース12に
設けた図示しないねじ穴に螺着し、ベース12に軸受ブ
ラケット10が固定されている。
【0009】又、この軸受ブラケットの上部に設けた軸
線が共通なハウジング10a及び10bに深みぞ玉軸受
13a及び13bを各々に嵌着し、これら深みぞ玉軸受
の対面する内輪双方の端面に当接し設けたスリーブ14
の円筒穴と、それら深みぞ玉軸受の内輪とに、後述する
回動組立体2の弓状管20に設けた軸20aを嵌通し、
この軸の一端に設けた溝20bに軸用同心止め輪15を
嵌着し、これにより、前記深みぞ玉軸受が、後述する弓
状管20に設けた軸20aを回動自在に軸支している。
【0010】さらに、前記ハウジング各々の端面にハウ
ジングカバー16及び17を各々に当着し、これらのカ
バーに設けた図示しない穴にボルト18を挿通し、この
ボルトを前記ハウジング各々の端に設けた図示しないね
じ穴に螺着することにより、ハウジングカバー16の環
状の突起16aと深みぞ玉軸受13aの外輪の端面とに
適宜な間隙を設け、又、ハウジングカバー17の突起1
7aと深みぞ玉軸受13bの外輪の端面とを当着し、こ
れらのハウジングカバーが前記ハウジング各々に固着さ
れている。
【0011】又、後述する軸20aを挿通させたハウジ
ングカバー16及び17の各々の穴に近設した溝16b
及び17bに適宜な密封装置19a及び19bを各々に
装着してある。
【0012】そして、軸受ブラケット10の中央部の側
面に図2、図3に示すようにフランジ付止めピン101
のフランジ面を当着し、図示しない穴に十字穴付なべ子
ねじ102を挿通し、この十字穴付なべ子ねじを前記側
面に設けた図示しないねじ穴に螺着し、これにより軸受
ブラケット10にフランジ付止めピン101が固定され
ている。
【0013】以上のように構成された軸受組立体1は、
後述する回動組立体2を回動自在に軸支し、固定設置さ
れている。
【0014】図2において、材料の材質が非磁性体であ
る両端が閉塞した管を弓状に湾曲し、その一端側と他端
側の質量を釣り合わせ、対称に形設した弓状管20の前
記一端側と前記他端側の対称面に、図1及び図3に示す
水平な軸線20lを有する軸20aを設け、又、前記両
端部に前記弓状管の変形を防止する円弧状のリブ20c
を橋絡し設け、さらに、前記弓状管の中央部に管用ねじ
穴20dを設け、この管用ねじ穴から前記弓状管の中に
磁性流体21と、この磁性流体より比重が数倍以上大き
い複数個の非磁性球体22とを入れ、材料の材質が非磁
性体であるプラグ23にて漏洩なきように密封してあ
る。そして、前記両端外周に絶縁銅線を適数回巻いたコ
イルC4及びC5を各々に設け、これらコイル各々の端
を後述する制御装置5のマグネットスイッチMS2もし
くはMS3と各々に絶縁導線26及び27により各々適
宜に接続されている。
【0015】尚、弓状管20の中に入れた非磁性球体2
2の個数は、これら非磁性球体が磁気的浮揚力を受け浮
上・移動した場合、後述する回動組立体2に作用する始
動抵抗力に勝り、この回動組立体を始動させるに必要な
位置に、その重心を移動可能にする質量を越える適宜な
複数個である。又、非磁性体を球体としたのは球体どう
しの接触面積が小さく磁性流体21が通る適宜な隙間が
できることにより、この磁性流体の移動を容易にするこ
とにある。さらに、弓状管20の材料の材質に非磁性体
を用いたのは磁性流体21にかかる磁界を乱すことなく
下方から上方に向かわせることと、軸受組立体1に磁界
が作用して回動の妨げとしないことにある。そして、前
記弓状管の材料の比重が非磁性球体22の比重より小さ
い材料を用い回動組立体2の慣性抵抗を小さくし、その
始動を容易としてある。
【0016】以上のように回動自在に構成された回動組
立体2は、軸受組立体1に回動自在に軸支されている。
【0017】図2において、材料の材質が非磁性体であ
る磁石保持体30に設けた図示しない穴にボルト31を
挿通し、このボルトをベース12に設けた図示しないね
じ穴に螺着し、これにより、この磁石保持体が前記ベー
スに固定されている。
【0018】又、弓状管20に設けた軸20aの中心2
0mを支点として、前記弓状管の一端側または図5に示
す他端側に非磁性球体22の全数個が移動し回動組立体
2の一端側と他端側の質量が釣合静止する状態、即ち、
回動組立体2の重心が、軸20aの軸線20lを上下さ
せて形成される垂直面20nに、かつ下方に位置し、前
記弓状管の一端面20eまたは図5に示す他端面20f
が下方にあり、かつ静止している状態にあるときの、こ
の下方近傍に一方と他方を対称とし、溝30a及び30
bを磁石保持体30に設け、これらの溝に永久磁石32
及び33を各々に嵌挿、接着し、前記一端面及び前記他
端面と各々適宜な間隙を設け、各々に埋設してある。
【0019】尚、永久磁石32及び33の強さは、これ
らの永久磁石が弓状管20の中に入れた磁性流体21を
吸引したとき、複数個の非磁性球体22を浮上、移動さ
せるに必要な磁気的浮揚力を発生させ得る充分な強さの
磁力であり、かつ、それらの非磁性球体22が浮上・移
動し、回動組立体2の重心の位置がこの回動組立体の一
端側もしくは他端側の高位置に移動した場合、前記磁性
流体を吸引したままその場に引き留め置く程の強さの磁
力ではない、そのような適宜な磁力を有するものであ
る。又、磁石保持体30の材料の材質に非磁性体を用い
たのは、一方と他方の永久磁石32及び33の磁界を乱
すことなく下方から上方に向かわせることにある。
【0020】以上のように、磁性流体21に永久磁石3
2及び33の磁界を交互にかけ、回動組立体2の重心の
位置を移動自在とする磁界供給組立体3が固定設置され
ている。
【0021】図1において、センサブラケット40及び
41の底部に設けた図示しない穴に十字穴付なべ子ねじ
42を挿通し、ベース12に設けた図示しないねじ穴に
この十字穴付なべ子ねじを螺着することによりセンサブ
ラケット40と41とを、前記一端側と前記他端側とに
配置し、ベース12に固定してある。
【0022】図2において、センサブラケット40の上
部に設けた図示しないねじ穴に十字穴付なべ子じ43を
螺着することにより反射型かつ距離設定型の光電スイツ
チLS4及びLS5を各々に設け、同様にセンサブラケ
ット41の上部には反射型かつ距離設定型の光電スイッ
チLS6及びLS7を各々設けてある。上側に設けた光
電スイッチLS4及びLS6は、回動組立体2の重心の
移動終端近くで僅かに回動し始めたときの変位を弓状管
20の一端面20eもしくは他端面20fの有無により
各々に検出し、下側に設けた光電スイッチLS5及びL
S7は、回動組立体2に作用する永久磁石32もしくは
33の磁界の作用する力がある程度及ばなくなった位置
まで前記変位した位置からさらに微少角度回動したとき
の変位を前記一端面もしくは前記他端面の有無により各
々に検出し、後述する制御装置5に電流の通電もしくは
遮断による信号を送信するセンサ組立体4が固定設置さ
れている。
【0023】制御盤50の中に、図7に示すように適宜
な電圧の直流電源の供給を受け、その電流を通電もしく
は遮断する開閉スイッチSW1と、コイルC4に電流を
通電もしくは遮断するマグネットスイッチMS2と、コ
イルC5に電流を通電もしくは遮断するマグネットスイ
ッチMS3と、反射型かつ距離設定型の光電スイッチL
S4、LS5、LS6またはLS7からの信号を受信し
シーケンス制御回路を構成する制御用継電器R4、R
5、R6及びR7とを装置してある。
【0024】図7において、反射型かつ距離設定型の光
電スイッチLS4とLS5、またはLS6とLS7がス
イッチONした後、光電スイッチLS4もしくはLS6
が回動組立体2の重心の移動終端近くで僅かに回動し始
めたときの変位を一端面20eもしくは他端面20fの
有無により検出したスイッチOFFの信号を受信しコイ
ルC4もしくはC5に電流を通電することにより永久磁
石32もしくは33の磁極と反対の磁極をコイルC4も
しくはC5に励磁し、その励磁により発生した磁界の各
々と永久磁石32もしくは33との反発力によりその回
動が促進され、永久磁石32もしくは33の磁界の作用
する力がある程度及ばなくなった位置までさらに微少角
度回動した変位を光電スイッチLS5もしくはLS7が
検出し、そのスイッチOFF信号を受信しコイルC4も
しくはC5に流れていた電流を遮断することによりコイ
ルC4もしくはC5を消磁する。このときの接点OFF
時のサージ電圧吸収手段にダイオードD1及びD2を設
け、制御用継電器R4、R5、R6及びR7と、マグネ
ットスイッチMS2及びMS3とにより適宜なシーケン
ス制御回路を絶縁導線等の適宜な配線材により適宜に配
線し、又、マグネットスイッチ、制御用継電器及び光電
スイッチには図示しない接点OFF時のサージ電圧吸収
手段を備え、アースを適宜設け構成された制御装置5が
設置されている。
【0025】以上のように、軸受組立体1と、回動組立
体2と、磁界供給組立体3と、センサ組立体4と、制御
装置5とを具備し構成された装置において、複数個の非
磁性球体22が移動し、軸20aの中心20mを支点と
して弓状管20の一端面20eが下方に位置し、前記回
動組立体の一端側と他端側の質量が釣合静止している状
態、即ち、前記回動組立体の重心が軸20aの軸線20
lを上下させて形成される垂直面20nに、かつ下方に
あるとき、前記弓状管の中の磁性流体21が、適宜な磁
力を有する一方の永久磁石32の磁界を下方から受ける
ことにより、複数個の前記非磁性球体は、その磁界に応
じた一定の磁気的浮揚力を受け、図4に示すように前記
弓状管の中の底位置から高位置へ押し上げられ次々と他
端側へ浮上・移動し、前記磁性流体と前記非磁性球体と
の比重差により、前記弓状管の中の質量分布が変化す
る。この質量分布が変化すると同時に回動組立体2の重
心が、他端側、かつ高位置に移動し、その移動した重心
に作用する重力により、軸20aの中心20mを支点と
した前記回動組立体の一端側と他端側の質量の不釣合い
状態が創成される。
【0026】この不釣合い状態が創成されることによ
り、回動組立体2は軸20aの中心20mを支点に、複
数個の非磁性球体22が移動すると同時に前記重心が移
動した他端側の高位置から下方へ降下することにより時
計方向に回り始める。即ち、他端側、かつ高位置に重心
が移動し、その移動した重心に作用する重力により発生
する時計方向に作用するトルクが、一方の永久磁石32
が磁性流体21を吸引する力と、前記回動組立体に作用
する摩擦抵抗、慣性抵抗等の抵抗力とにより反時計方向
に作用する始動抵抗トルクに勝り、回動組立体2が時計
方向に回り始める。この回り始めたときの僅かな変位を
光電スイッチLS6が他端面20fの有無により検出
し、そのOFF信号を受信した制御装置5の作用でコイ
ルC4を励磁し、その励磁により発生した磁界の磁極と
永久磁石32の磁極との反発力により回動組立体2の回
動が促進され、永久磁石32の磁界の作用する力がある
程度及ばなくなった、図4の二点鎖線で示す位置までさ
らに微少角度回動した変位を光電スイッチLS7により
検出し、そのOFF信号を受信した制御装置5の作用で
コイルC4を消磁し、超常磁性を有する磁性流体21に
永久磁石32の磁界が作用しなくなるにつれ、さらに時
間の経過と共にその回動速度が加速し位置エネルギーが
運動エネルギーに変換され、リブ20cの他端20hが
フランジ付止めピン101の外筒に当り停止する。
【0027】つぎに、図5に示すように、複数個の非磁
性球体22が移動し、弓状管20の他端面20fが下方
に位置し、その下方近傍に設けた適宜な磁力を有する他
方の永久磁石33の磁界が下方から磁性流体21に作用
する。この磁界の作用で複数個の前記非磁性球体は、前
記弓状管の中の一端側、かつ高位置に浮上・移動し、磁
性流体21と磁性球体22との比重差により、弓状管2
0の中の質量分布がまた変化すると同時に回動組立体2
の重心がその一端側、かつ高位置に移動し、この重心に
作用する重力により、軸20aの中心20mを支点とし
て回動組立体2が反時計方向に回り始める。この回り始
めたときの僅かな変位を光電スイッチLS4により検出
してコイルC5を励磁し永久磁石33との反発力により
その回動が促進され、永久磁石33の磁界の作用する力
がある程度及ばなくなった位置までさらに微少角度回動
した変位を光電スイッチLS5により検出してコイルC
5を消磁し、前記磁性流体に前記磁界が作用しなくなる
につれ、さらに時間の経過と共にその回動速度が加速し
位置エネルギーが運動エネルギーに変換され、前記リブ
の一端20g前記フランジ付止めピン外筒に当り停止
し、間欠的かつ交互に回動運動を繰返す。
【0028】このように、弓状管20の中の磁性流体2
1に下方から適宜な磁力を有する永久磁石32及び33
の磁界を交互にかけ、弓状管20の中に入れた非磁性球
体22を磁気的浮揚力により、前記弓状管の一端側もし
くは他端側の底位置から前記他端側もしくは前記一端側
の高位置へ浮上・移動させ、前記磁性流体と前記非磁性
球体との比重差により、回動組立体2の重心が前記他端
側もしくは前記一端側の高位置へ同時に移動され、この
重心に作用する重力により、軸20aの中心20mを支
点として前記一端側と前記他端側の質量の不釣合い状態
が創成される。この不釣合い状態が創成されることによ
り、回動組立体2が時計方向もしくは反時計方向に回り
始める。この回り始めたときの僅かな変位を光電スイッ
チLS4もしくはLS6により検出し、その信号を受信
した制御装置5の作用でコイルC4もしくはC5を極僅
かな時間交互に励磁し、その励磁により発生した電磁界
の各々と永久磁石32もしくは33との反発力により回
動組立体2の回動を促進し、回動組立体2を間欠的かつ
交互に回動させて機械的エネルギーを創成するエネルギ
ー変換方法及びその方法を利用したエネルギー変換装置
に関するものである。
【0029】尚、弓状管20の断面形状を図6に丸形に
例示したが、この形状は図示しない角形に形成されてい
ても良く、又、この弓状管の湾曲した形状が図示しない
緩やかな円弧状に形成されていても良いことは自明であ
る。
【0030】さらに、磁性流体21に磁界をかける永久
磁石32及び33の磁極はN極もしくはS極いずれでも
良いことは当然である。
【0031】そして、コイルを励磁する時機の制御に制
御用継電器を用いたものを図7に例示したが、これは図
示しないプログラマブル・コントローラを使用すると、
より簡便なことは自明である。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、軸受組立体と、回動
組立体と、磁界供給組立体と、センサ組立体と、制御装
置とを具備し構成される比較的簡単な構造であり、又、
磁性流体と非磁性体の比較的入手し易い材料を使用した
ことににより、その製造、設置、保守等に要するコスト
を安価にすることができ、比較的安価なエネルギー変換
装置を提供できる。
【0033】又、エネルギー源に永久磁石の磁力と、重
力とを利用したことにより地形、気象状態等の厳しい立
地条件に制限を受けることもなく容易に利用できる利点
と、回動組立体の回動始端部において直流電流を極僅か
な時間交互に通電するだけで回動組立体の回動を促進す
ることにより、極僅かな電力消費で大きな機械的エネル
ギーを創成できる利点がある。
【0034】さらに、この装置に他の適宜なエネルギー
変換装置を装置することにより、電気エネルギー、熱エ
ネルギー等の色々な形態のエネルギーに変換し利用でき
産業上の利用分野は非常に広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエネルギー変換装置の軸受組立体の
軸受部を一部分断面した平面図である。
【図2】同上変換装置の弓状管の一端側に非磁性球体が
移動し磁性流体が磁界を受ける状態を示す、弓状管と磁
界供給組立体を一部分断面した正面図である。
【図3】同上変換装置の右側面図である。
【図4】同上変換装置の弓状管の一端側から他端側へ磁
気的浮揚力により非磁性球体が浮上・移動している状態
を示す、弓状管と磁界供給組立体を一部分断面した正面
図である。
【図5】同上変換装置の弓状管の他端側に非磁性球体が
移動し時計回りの回動が終わった後、磁性流体が磁界を
受ける状態を示す、弓状管と磁界供給組立体を一部分断
面した正面図である。
【図6】同上変換装置の弓状管の断面を示すA−A断面
図である。
【図7】同上変換装置の制御回路図である。
【符号の説明】
1 軸受組立体 2 回動組立体 3 磁界供給組立体 4 センサ組立体 5 制御装置 20 弓状管 20a 軸 20e 一端面 20f 他端面 21 磁性流体 22 非磁性球体 C4、C5 コイル 30 磁石保持体 32、33 永久磁石 101 フランジ付止めピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の磁力と、 重力とを磁性流体と非磁性体との比重差と、電磁力とを
    利用して機械的エネルギーに変換する方法及びその方法
    を利用したエネルギー変換装置。
  2. 【請求項2】 エネルギー変換装置において、 固定設置された軸受組立体と、 この軸受組立体に回動自在に軸支され、弓状管の中に磁
    性流体と非磁性体とを入れ、又、その両端外周に絶縁銅
    線を適数回巻いたコイルを各々に設け構成した回動組立
    体と、 この回動組立体に磁界をかける永久磁石を設け回動組立
    体の重心の位置を移動自在とし、固定設置された磁界供
    給組立体と、 その重心移動による前記回動組立体の変位を検出する光
    電スイッチを備え固定設置されたセンサ組立体と、 その光電スイッチからの信号を受信し、シーケンス制御
    する適宜な制御機器を備え前記弓状管のコイル各々に電
    流を通電もしくは遮断する時機を制御自在とする制御装
    置とを具備したことを特徴とする請求項1記載のエネル
    ギー変換装置。
  3. 【請求項3】 エネルギー変換装置において、 磁界供給組立体の永久磁石の磁極と反対の磁極を永久磁
    石側に向けた電磁界を弓状管のコイル各々に励磁し、前
    記永久磁石との反発力を利用して回動組立体の回動を促
    進することを特徴とする請求項1または2記載のエネル
    ギー変換装置。
  4. 【請求項4】 エネルギー変換装置において、 回動組立体の弓状管の中に入れた非磁性体の個数が、複
    数個であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    記載のエネルギー変換装置。
  5. 【請求項5】 エネルギー変換装置において、 回動組立体の弓状管の中に入れた非磁性体が、球体であ
    ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のエ
    ネルギー変換装置。
  6. 【請求項6】 エネルギー変換装置において、回動組立
    体の弓状管の材料が、この弓状管の中に入れた非磁性体
    の比重より小さい比重の材料であることを特徴とする請
    求項1ないし5いずれか記載のエネルギー変換装置。
  7. 【請求項7】 エネルギー変換装置において、 回動組立体の弓状管の材料の材質を非磁性体としたこと
    を特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のエネルギ
    ー変換装置。
  8. 【請求項8】 エネルギー変換装置において、 磁界供給組立体の磁石保持体の材料の材質を非磁性体と
    したことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の
    エネルギー変換装置。
JP17465792A 1992-05-22 1992-05-22 永久磁石の磁力と、重力と、磁性流体と非磁性体との比重差と、電磁力とを利用したエネルギー変換方法及びその装置 Pending JPH05321818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103644086A (zh) * 2013-12-26 2014-03-19 强连生 磁悬浮箱体式动力转换装置
WO2022171178A1 (zh) * 2021-02-14 2022-08-18 黄李荣 一种重力发动机及其方法

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