JPH05323058A - 粗動微動機構 - Google Patents
粗動微動機構Info
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- JPH05323058A JPH05323058A JP13349492A JP13349492A JPH05323058A JP H05323058 A JPH05323058 A JP H05323058A JP 13349492 A JP13349492 A JP 13349492A JP 13349492 A JP13349492 A JP 13349492A JP H05323058 A JPH05323058 A JP H05323058A
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- Japan
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- movable
- moving
- clamping
- coarse
- clamp
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走査型トンネル顕微鏡、その応用装置である
記録再生装置等の精密位置決めに用いる粗動微動機構を
得る。 【構成】 一方向に移動可能にした移動部材と、該移動
部材を挟んで移動方向に対向して設けられた一対の移動
用伸縮素子と、該移動用伸縮素子の移動部材側と反対側
をそれぞれクランプする一対のクランプ手段とを具備す
る粗動微動機構及びこれらをXY軸上に配置する構成。
記録再生装置等の精密位置決めに用いる粗動微動機構を
得る。 【構成】 一方向に移動可能にした移動部材と、該移動
部材を挟んで移動方向に対向して設けられた一対の移動
用伸縮素子と、該移動用伸縮素子の移動部材側と反対側
をそれぞれクランプする一対のクランプ手段とを具備す
る粗動微動機構及びこれらをXY軸上に配置する構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗動機構,微動機構に
関するものである。特に、走査型トンネル顕微鏡及びそ
の応用装置等の精密位置決めなどに用いられる粗動微動
機構に関するものである。
関するものである。特に、走査型トンネル顕微鏡及びそ
の応用装置等の精密位置決めなどに用いられる粗動微動
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、導体の表面原子の電子構
造を直接観察できる走査型トンネル顕微鏡(以後、ST
Mと略す)が開発され、広範囲な応用が期待されてい
る。また、STM技術を応用した原子間力顕微鏡が開発
され、絶縁性の試料に対しても原子オーダーの観測がで
きるようになってきた。これらの新しい顕微鏡は、走査
型プローブ顕微鏡(SPMと略す)と総称され、顕微鏡
本来の用途の外に、その原理から様々な応用が考えられ
ている。
造を直接観察できる走査型トンネル顕微鏡(以後、ST
Mと略す)が開発され、広範囲な応用が期待されてい
る。また、STM技術を応用した原子間力顕微鏡が開発
され、絶縁性の試料に対しても原子オーダーの観測がで
きるようになってきた。これらの新しい顕微鏡は、走査
型プローブ顕微鏡(SPMと略す)と総称され、顕微鏡
本来の用途の外に、その原理から様々な応用が考えられ
ている。
【0003】特に、記録媒体中に高分解能で情報を書き
込む記録装置、また記録媒体中に書き込まれた情報を高
分解能で読みだす再生装置としての応用が進められてい
る。このようにSTM技術を応用した装置では、プロー
ブと記録媒体とを1nm程度まで近づけるため、高度な
精密制御技術が必要とされている。
込む記録装置、また記録媒体中に書き込まれた情報を高
分解能で読みだす再生装置としての応用が進められてい
る。このようにSTM技術を応用した装置では、プロー
ブと記録媒体とを1nm程度まで近づけるため、高度な
精密制御技術が必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上記SPM及びS
PM技術を応用した装置において、プローブを記録媒体
表面の記録再生領域に移動したり、記録媒体表面に沿っ
てプローブと記録媒体とを相対的に走査する必要がある
が、ここにも、精密な移動制御技術が欠せない。そのた
めに粗動機構・走査機構などが複雑になり、装置が大型
化したり、二次元走査時に二軸の相互干渉があるなどの
問題が生じていた。
PM技術を応用した装置において、プローブを記録媒体
表面の記録再生領域に移動したり、記録媒体表面に沿っ
てプローブと記録媒体とを相対的に走査する必要がある
が、ここにも、精密な移動制御技術が欠せない。そのた
めに粗動機構・走査機構などが複雑になり、装置が大型
化したり、二次元走査時に二軸の相互干渉があるなどの
問題が生じていた。
【0005】本発明は、面内粗動機構及び微動機構の機
能を有し、探針と試料との相対的な二次元走査時に相互
干渉の無い小型のSPM及びSPM技術を応用した装置
に適用できるものを提供することを目的とする。
能を有し、探針と試料との相対的な二次元走査時に相互
干渉の無い小型のSPM及びSPM技術を応用した装置
に適用できるものを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の粗動機構は、移動部材を一方向に案内す
る機構と、該移動部材をクランプする複数のクランプ手
段と、該移動部材の移動方向に可動な可動部と、該可動
部を挟むように移動方向に対向して設けた一対の移動用
伸縮素子とを有し、該クランプ手段の少なくとも1つを
該可動部に固定したことを特徴とする。
めに、本発明の粗動機構は、移動部材を一方向に案内す
る機構と、該移動部材をクランプする複数のクランプ手
段と、該移動部材の移動方向に可動な可動部と、該可動
部を挟むように移動方向に対向して設けた一対の移動用
伸縮素子とを有し、該クランプ手段の少なくとも1つを
該可動部に固定したことを特徴とする。
【0007】また、移動部材に凹部を設け、クランプ手
段で凹部内側から広げるようにクランプする様にした。
段で凹部内側から広げるようにクランプする様にした。
【0008】また、上述の目的を達成するために、本発
明の粗動微動機構は、移動部材を挟むように対向して設
けた一対の移動用伸縮素子と、該移動用伸縮素子の伸縮
方向の移動部材と反対側をそれぞれクランプするクラン
プ手段とを設置している。
明の粗動微動機構は、移動部材を挟むように対向して設
けた一対の移動用伸縮素子と、該移動用伸縮素子の伸縮
方向の移動部材と反対側をそれぞれクランプするクラン
プ手段とを設置している。
【0009】さらに、上述の目的を達成するために、本
発明は、走査型プローブ顕微鏡及びその応用装置に適用
する場合においては、プローブと、該プローブを一軸方
向に駆動するプローブ駆動手段と、試料と、該試料を一
軸方向に駆動する試料駆動手段とを、該プローブと該試
料とを相対的に面内移動させる構成とした粗動微動機構
を特徴とするものである。
発明は、走査型プローブ顕微鏡及びその応用装置に適用
する場合においては、プローブと、該プローブを一軸方
向に駆動するプローブ駆動手段と、試料と、該試料を一
軸方向に駆動する試料駆動手段とを、該プローブと該試
料とを相対的に面内移動させる構成とした粗動微動機構
を特徴とするものである。
【0010】即ち、本発明は、プローブ駆動手段がプロ
ーブを設置した移動部材を挟むように対向して設けた一
対のプローブ移動用伸縮素子と、プローブ移動用伸縮素
子の伸縮方向の移動部材と反対側をそれぞれクランプす
るクランプ手段とを具備する粗動微動機構からなる様に
したものである。更に、前記試料駆動手段が前記試料を
設置した移動部材を挟むように対向して設けた一対の試
料移動用伸縮素子と、該試料移動用伸縮素子の伸縮方向
の該移動部材と反対側をそれぞれクランプするクランプ
手段とを具備する粗動微動機構からなる様にしたもので
ある。
ーブを設置した移動部材を挟むように対向して設けた一
対のプローブ移動用伸縮素子と、プローブ移動用伸縮素
子の伸縮方向の移動部材と反対側をそれぞれクランプす
るクランプ手段とを具備する粗動微動機構からなる様に
したものである。更に、前記試料駆動手段が前記試料を
設置した移動部材を挟むように対向して設けた一対の試
料移動用伸縮素子と、該試料移動用伸縮素子の伸縮方向
の該移動部材と反対側をそれぞれクランプするクランプ
手段とを具備する粗動微動機構からなる様にしたもので
ある。
【0011】
【作用】本発明の粗動微動機構は、移動部材を挟むよう
に対向して設けた一対の移動用伸縮素子と、該移動用伸
縮素子の移動部材側と反対側をそれぞれクランプする少
くとも一対のクランプ手段とを具備するもので、粗動時
には、一対の移動用伸縮素子と一対のクランプ手段の一
つを作動させて移動部材を尺取り虫式に移動させて粗動
送りする。そして、微動時または走査時には、一対のク
ランプ手段でクランプしながら一対の移動用伸縮素子の
一方を伸ばし、他方を縮める駆動を行うことで移動部材
を微動送りさせる。
に対向して設けた一対の移動用伸縮素子と、該移動用伸
縮素子の移動部材側と反対側をそれぞれクランプする少
くとも一対のクランプ手段とを具備するもので、粗動時
には、一対の移動用伸縮素子と一対のクランプ手段の一
つを作動させて移動部材を尺取り虫式に移動させて粗動
送りする。そして、微動時または走査時には、一対のク
ランプ手段でクランプしながら一対の移動用伸縮素子の
一方を伸ばし、他方を縮める駆動を行うことで移動部材
を微動送りさせる。
【0012】
【実施例】第1実施例 図1は本発明の特徴をよく表わす図面であり、本発明の
構成部品の斜視図を示している。同図において、1は移
動部材、2は移動部材1を1軸方向に案内する直線案内
部、3は移動部材1をクランプするクランパ、4はクラ
ンパ3を固定する基台である。直線案内部2は、移動部
材1に取り付ける1組の移動部21と、基台4に取り付
ける1組の固定部22と、直線案内するV型溝23と、
球24及び球のリテイナ25(不図示)から構成され
る。クランパ3は、クランプ用伸縮素子31と、この伸
縮素子の動きを拡大するてこからなっており(図3参
照)、このてこは弾性ヒンジ部32を支点とし、クラン
プ部分33を作用点としている。クランプ部分33は移
動部材1に固定された移動部21をクランプする。クラ
ンパ3は、同じ形状のもの30と30’の2つあり、そ
れぞれ基台4の固定部41と可動部42とに固定され
る。基台4には、クランパ30を取り付けるクランパ取
付部41と、クランパ30’を取り付けるクランパ取付
部42とがあり、クランパ取付部42は可動部43の一
部で、可動部43は弾性ヒンジ部44からなる平行ばね
により1軸方向に案内される。また、可動部43の可動
方向にそれぞれ対向して設けられた一対の移動用伸縮素
子45と45’は、予荷重用梁部46により変位軸方向
に予荷重が加えられている。即ち、可動部43の可動方
向の長さと移動用伸縮素子45と45’の長さの総和
は、予荷重用梁部46間の内側の寸法よりも少し長くな
っており、予荷重用梁部を弾性変形させた隙間に移動用
伸縮素子を挿入して予荷重を伸縮素子に与えている。こ
こでは伸縮素子として、100Vの印加電圧で約7μm
の伸び変位をする圧電素子を用いた。
構成部品の斜視図を示している。同図において、1は移
動部材、2は移動部材1を1軸方向に案内する直線案内
部、3は移動部材1をクランプするクランパ、4はクラ
ンパ3を固定する基台である。直線案内部2は、移動部
材1に取り付ける1組の移動部21と、基台4に取り付
ける1組の固定部22と、直線案内するV型溝23と、
球24及び球のリテイナ25(不図示)から構成され
る。クランパ3は、クランプ用伸縮素子31と、この伸
縮素子の動きを拡大するてこからなっており(図3参
照)、このてこは弾性ヒンジ部32を支点とし、クラン
プ部分33を作用点としている。クランプ部分33は移
動部材1に固定された移動部21をクランプする。クラ
ンパ3は、同じ形状のもの30と30’の2つあり、そ
れぞれ基台4の固定部41と可動部42とに固定され
る。基台4には、クランパ30を取り付けるクランパ取
付部41と、クランパ30’を取り付けるクランパ取付
部42とがあり、クランパ取付部42は可動部43の一
部で、可動部43は弾性ヒンジ部44からなる平行ばね
により1軸方向に案内される。また、可動部43の可動
方向にそれぞれ対向して設けられた一対の移動用伸縮素
子45と45’は、予荷重用梁部46により変位軸方向
に予荷重が加えられている。即ち、可動部43の可動方
向の長さと移動用伸縮素子45と45’の長さの総和
は、予荷重用梁部46間の内側の寸法よりも少し長くな
っており、予荷重用梁部を弾性変形させた隙間に移動用
伸縮素子を挿入して予荷重を伸縮素子に与えている。こ
こでは伸縮素子として、100Vの印加電圧で約7μm
の伸び変位をする圧電素子を用いた。
【0013】図2は、組み上がった状態の粗動機構を移
動部材の移動方向軸からみた正面図である。クランパが
移動部材の下側の空間に入り込み、機構の薄型化に貢献
している。また、クランパのクランプ部33が直線案内
の移動部21のV型溝と反対側をクランプしている状態
がよく分かる。
動部材の移動方向軸からみた正面図である。クランパが
移動部材の下側の空間に入り込み、機構の薄型化に貢献
している。また、クランパのクランプ部33が直線案内
の移動部21のV型溝と反対側をクランプしている状態
がよく分かる。
【0014】図3は、クランパ3の上面図である。クラ
ンパ3は、クランプ用伸縮素子31と、この伸縮素子の
動きを拡大するてこからなっている。このてこは、クラ
ンプ用伸縮素子31の両側の鋼球34を力点、弾性ヒン
ジ部32を支点、クランプ部分33を作用点としてお
り、てこ比は約5倍である。クランプ部分33は移動部
材1に固定された移動部21をクランプする。クランプ
用伸縮素子は、変位軸方向に予荷重を加えた状態で設置
される。即ち、図4において、直線案内左右の移動部2
1の間の寸法Aは、クランプ用伸縮素子と鋼球径とクラ
ンパの長さの総和Bよりも少し短くなっている。これに
より、クランプ用伸縮素子に電圧を印加しない状態でも
クランプ部分33は直線案内の移動部21の内側に押さ
れ、移動部材1を保持する。
ンパ3は、クランプ用伸縮素子31と、この伸縮素子の
動きを拡大するてこからなっている。このてこは、クラ
ンプ用伸縮素子31の両側の鋼球34を力点、弾性ヒン
ジ部32を支点、クランプ部分33を作用点としてお
り、てこ比は約5倍である。クランプ部分33は移動部
材1に固定された移動部21をクランプする。クランプ
用伸縮素子は、変位軸方向に予荷重を加えた状態で設置
される。即ち、図4において、直線案内左右の移動部2
1の間の寸法Aは、クランプ用伸縮素子と鋼球径とクラ
ンパの長さの総和Bよりも少し短くなっている。これに
より、クランプ用伸縮素子に電圧を印加しない状態でも
クランプ部分33は直線案内の移動部21の内側に押さ
れ、移動部材1を保持する。
【0015】粗動の説明を図5に従って行なう。図5は
各伸縮素子に加える電圧の印加手順を示している。同図
の上から順番に、基準クロック、クランプ用伸縮素子3
1に加える電圧、移動用伸縮素子45に加える電圧、移
動用伸縮素子45’に加える電圧、クランプ用伸縮素子
31’に加える電圧を示している。例えば、時間T1に
おいて、クランプ用素子31には100Vの電圧、移動
用素子45には0Vの電圧、移動用素子45には100
Vの電圧、クランプ用素子31’には0Vの電圧が印加
されている。この様にして、クロックを基準にT1から
T6までの電圧を各伸縮素子に印加していくと可動部材
が1ステップ動く。以下T0、T1からT6まで順番に
説明していく。
各伸縮素子に加える電圧の印加手順を示している。同図
の上から順番に、基準クロック、クランプ用伸縮素子3
1に加える電圧、移動用伸縮素子45に加える電圧、移
動用伸縮素子45’に加える電圧、クランプ用伸縮素子
31’に加える電圧を示している。例えば、時間T1に
おいて、クランプ用素子31には100Vの電圧、移動
用素子45には0Vの電圧、移動用素子45には100
Vの電圧、クランプ用素子31’には0Vの電圧が印加
されている。この様にして、クロックを基準にT1から
T6までの電圧を各伸縮素子に印加していくと可動部材
が1ステップ動く。以下T0、T1からT6まで順番に
説明していく。
【0016】T0、機構を立ち上げる前には各素子には
電圧が印加されていないので、ここで移動用素子45’
に100Vを印加する。
電圧が印加されていないので、ここで移動用素子45’
に100Vを印加する。
【0017】T1、クランプ用素子31に電圧100V
を印加し、クランパ30を動作させ、移動部材1をクラ
ンプする。
を印加し、クランパ30を動作させ、移動部材1をクラ
ンプする。
【0018】T2、移動用素子45に0から100Vの
電圧、移動用素子45’に100Vから0Vの電圧をそ
れぞれに加える。クランプ用素子31にクランプされて
いるクランプ部33とクランプされていないクランプ部
33’との摩擦力の差により、クランパ30’が微小変
位する。(図1の位置関係で機構が組み上がったとし
て、クランパ30’は右下方向へ微小に変位する) T3、クランパ用素子31’に100Vの電圧を印加
し、クランパ30’を動作させ、移動部材1をクランパ
する。
電圧、移動用素子45’に100Vから0Vの電圧をそ
れぞれに加える。クランプ用素子31にクランプされて
いるクランプ部33とクランプされていないクランプ部
33’との摩擦力の差により、クランパ30’が微小変
位する。(図1の位置関係で機構が組み上がったとし
て、クランパ30’は右下方向へ微小に変位する) T3、クランパ用素子31’に100Vの電圧を印加
し、クランパ30’を動作させ、移動部材1をクランパ
する。
【0019】T4、クランパ用素子31の印加電圧を0
Vにする。クランパ30の動作は解除される。
Vにする。クランパ30の動作は解除される。
【0020】T5、移動用素子45の印加電圧を100
Vから0Vに、移動用素子45’の印加電圧を0Vから
100Vにする。クランプ用素子31’にクランプされ
ているクランプ部33’とクランプされていないクラン
プ部33との摩擦力の差により、クランパ30’が移動
部材1をクランプしたまま微小変位する。その結果、移
動部材1は微小移動する。(図1の位置関係で機構が組
み上がったとして、移動部材は左上方向へ微小に移動す
る) T6、クランプ用素子31に100Vの電圧を印加し、
クランパ30を動作させ、移動部材1をクランプする。
この1サイクルで、移動部材は約5μm動いた。続い
て、T1からT6までを繰り返すと、更に約5μmずつ
移動部材を動かすことができる。また、各伸縮素子に図
5の右から左(T6からT1)の様に電圧を加えると移
動部材は、逆方向に約5μm動かすことができる。ま
た、T2(からT4)の時に移動用伸縮素子45、4
5’に加える電圧を調整することで1ステップで動く距
離を変えることができる。第2実施例 図6は本発明の特徴をよく表わす図面であり、図6
(a)は側面図、図6(b)は上面図である。同図にお
いて、1は移動部材、62と62’は移動部材1の両側
に対向して接着された一対の移動用伸縮素子、63と6
3’は移動用伸縮素子62と62’を介して移動部材1
と接続されたクランプ用ブロック、64と64’はクラ
ンプ用ブロック63と63’をクランプするクランプ用
伸縮素子、65と65’はクランプ用伸縮素子とクラン
プ用ブロックの間に設けられたクランプ部、6は箱の形
状をしているフレームで、クランプ用伸縮素子とフレー
ムとは接着固定されている。7と7’はフレーム6の内
側を滑るスライド部であり、スライド部7と7’はクラ
ンプ用ブロックの両側に設けられている。ここでは伸縮
素子として100Vの印加電圧で約7μmの伸び変位を
する積層型の圧電素子を使用した。また、スライド部に
はテフロン樹脂を用いている。クランプ用伸縮素子は、
軸方向に予荷重を加えた状態で設置されている。即ち、
図6(a)において、クランプ用ブロックとクランプ用
伸縮素子とクランプ部の長さの総和は、フレームの内側
の寸法よりも少し長くなっている。これにより、クラン
プ用伸縮素子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブ
ロックはフレームの内側に押される。
Vから0Vに、移動用素子45’の印加電圧を0Vから
100Vにする。クランプ用素子31’にクランプされ
ているクランプ部33’とクランプされていないクラン
プ部33との摩擦力の差により、クランパ30’が移動
部材1をクランプしたまま微小変位する。その結果、移
動部材1は微小移動する。(図1の位置関係で機構が組
み上がったとして、移動部材は左上方向へ微小に移動す
る) T6、クランプ用素子31に100Vの電圧を印加し、
クランパ30を動作させ、移動部材1をクランプする。
この1サイクルで、移動部材は約5μm動いた。続い
て、T1からT6までを繰り返すと、更に約5μmずつ
移動部材を動かすことができる。また、各伸縮素子に図
5の右から左(T6からT1)の様に電圧を加えると移
動部材は、逆方向に約5μm動かすことができる。ま
た、T2(からT4)の時に移動用伸縮素子45、4
5’に加える電圧を調整することで1ステップで動く距
離を変えることができる。第2実施例 図6は本発明の特徴をよく表わす図面であり、図6
(a)は側面図、図6(b)は上面図である。同図にお
いて、1は移動部材、62と62’は移動部材1の両側
に対向して接着された一対の移動用伸縮素子、63と6
3’は移動用伸縮素子62と62’を介して移動部材1
と接続されたクランプ用ブロック、64と64’はクラ
ンプ用ブロック63と63’をクランプするクランプ用
伸縮素子、65と65’はクランプ用伸縮素子とクラン
プ用ブロックの間に設けられたクランプ部、6は箱の形
状をしているフレームで、クランプ用伸縮素子とフレー
ムとは接着固定されている。7と7’はフレーム6の内
側を滑るスライド部であり、スライド部7と7’はクラ
ンプ用ブロックの両側に設けられている。ここでは伸縮
素子として100Vの印加電圧で約7μmの伸び変位を
する積層型の圧電素子を使用した。また、スライド部に
はテフロン樹脂を用いている。クランプ用伸縮素子は、
軸方向に予荷重を加えた状態で設置されている。即ち、
図6(a)において、クランプ用ブロックとクランプ用
伸縮素子とクランプ部の長さの総和は、フレームの内側
の寸法よりも少し長くなっている。これにより、クラン
プ用伸縮素子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブ
ロックはフレームの内側に押される。
【0021】粗動微動機構の動作説明を行なう。
【0022】最初に、粗動の説明を図7,8に従って行
なう。図7は各伸縮素子に加える電圧の時間的手順を示
している。同図の上から順番に、基準クロック、クラン
プ用伸縮素子64に加える電圧、移動用伸縮素子62に
加える電圧、移動用伸縮素子62’に加える電圧、クラ
ンプ用伸縮素子64’に加える電圧を示している。例え
ば、時間T1において、クランプ素子64には100V
の電圧、移動用素子62と62’には0Vの電圧、クラ
ンプ素子64’には0Vの電圧が印加されている。この
様にして、クロックを基準にT1からT6までの電圧を
各伸縮素子に印加していくと移動部材が1ステップ動
く。図8は移動部材が動く状態を時間T1からT6まで
順番に示しており、フレームの中側だけを図示してあ
る。以下T1からT6まで順番に説明していく。
なう。図7は各伸縮素子に加える電圧の時間的手順を示
している。同図の上から順番に、基準クロック、クラン
プ用伸縮素子64に加える電圧、移動用伸縮素子62に
加える電圧、移動用伸縮素子62’に加える電圧、クラ
ンプ用伸縮素子64’に加える電圧を示している。例え
ば、時間T1において、クランプ素子64には100V
の電圧、移動用素子62と62’には0Vの電圧、クラ
ンプ素子64’には0Vの電圧が印加されている。この
様にして、クロックを基準にT1からT6までの電圧を
各伸縮素子に印加していくと移動部材が1ステップ動
く。図8は移動部材が動く状態を時間T1からT6まで
順番に示しており、フレームの中側だけを図示してあ
る。以下T1からT6まで順番に説明していく。
【0023】T1、向かって左側のクランプ素子64の
みに電圧が100V印加されている。押さえつけられて
いる状態のクランプ部を黒く塗りつぶして示す。
みに電圧が100V印加されている。押さえつけられて
いる状態のクランプ部を黒く塗りつぶして示す。
【0024】T2、駆動用素子62と62’に50Vの
電圧をそれぞれに印加すると、クランプ素子64に押さ
えられているブロック63と押さえつけられていないブ
ロック63’とのフレーム内壁に対する摩擦力の差によ
り、ブロック63を固定部分として移動部材1やブロッ
ク63’は右側へ移動する。
電圧をそれぞれに印加すると、クランプ素子64に押さ
えられているブロック63と押さえつけられていないブ
ロック63’とのフレーム内壁に対する摩擦力の差によ
り、ブロック63を固定部分として移動部材1やブロッ
ク63’は右側へ移動する。
【0025】T3、右側のクランプ素子64’に100
Vの電圧を印加し、ブロック63’をクランプ状態にす
る。
Vの電圧を印加し、ブロック63’をクランプ状態にす
る。
【0026】T4、左側のクランプ素子64の印加電圧
を0Vにする。ブロック63はクランプ状態から解除さ
れる。
を0Vにする。ブロック63はクランプ状態から解除さ
れる。
【0027】T5、移動用素子62と62’の印加電圧
を0Vにする。クランプ状態のブロック63’を固定部
分として移動部材1やブロック63が右側へ移動する。
を0Vにする。クランプ状態のブロック63’を固定部
分として移動部材1やブロック63が右側へ移動する。
【0028】T6、右側のクランプ素子64に100V
の電圧を印加し、ブロック63をクランプ状態にする。
この1サイクルで、移動部材1は右方向へ約5μm動い
た。続いて、T1からT6までを繰り返すと、右方向に
約5μm、移動部材を動かすことができる。また、各伸
縮素子に図7の右から左(T6からT1)の様に電圧を
加えると移動部材は、左方向に約5μm動かすことがで
きる。更に、T2(からT4)の時に移動用伸縮素子6
2、62’に加える電圧を調整することで1ステップで
動く距離を変えることができる。また、移動用素子62
あるいは移動用素子62’のどちらか一方に電圧を加え
ることでも粗動が可能である。
の電圧を印加し、ブロック63をクランプ状態にする。
この1サイクルで、移動部材1は右方向へ約5μm動い
た。続いて、T1からT6までを繰り返すと、右方向に
約5μm、移動部材を動かすことができる。また、各伸
縮素子に図7の右から左(T6からT1)の様に電圧を
加えると移動部材は、左方向に約5μm動かすことがで
きる。更に、T2(からT4)の時に移動用伸縮素子6
2、62’に加える電圧を調整することで1ステップで
動く距離を変えることができる。また、移動用素子62
あるいは移動用素子62’のどちらか一方に電圧を加え
ることでも粗動が可能である。
【0029】次に、微動の説明を図9、10に従って行
なう。図9は、図7のT3の状態で各伸縮素子に加える
電圧の時間的手順を示している。同図において明らかな
ようにクランプ素子64、64’には100Vの電圧が
加えられており、ブロック63、63’はフレームの内
側に押さえつけられている。また、移動用素子62、6
2’に加える電圧の波形は、三角波になっている。図1
0は、移動部材が動く状態を順番に示している。以下順
番に説明していく。
なう。図9は、図7のT3の状態で各伸縮素子に加える
電圧の時間的手順を示している。同図において明らかな
ようにクランプ素子64、64’には100Vの電圧が
加えられており、ブロック63、63’はフレームの内
側に押さえつけられている。また、移動用素子62、6
2’に加える電圧の波形は、三角波になっている。図1
0は、移動部材が動く状態を順番に示している。以下順
番に説明していく。
【0030】A−B、向かって左側の移動用素子62に
電圧50Vから100Vまでを、また右側の移動用素子
62’には電圧50Vから0Vまでを加える。移動部材
は、右方向に動く。その移動量は、約2.5μmであ
る。
電圧50Vから100Vまでを、また右側の移動用素子
62’には電圧50Vから0Vまでを加える。移動部材
は、右方向に動く。その移動量は、約2.5μmであ
る。
【0031】B−C、移動用素子62に電圧100Vか
ら50Vまでを、また、移動用素子62’には電圧0V
から50Vまでを加える。移動部材は、最初のAと同じ
位置に戻る。
ら50Vまでを、また、移動用素子62’には電圧0V
から50Vまでを加える。移動部材は、最初のAと同じ
位置に戻る。
【0032】C−D、移動用素子62に電圧50Vから
0Vまでを、また、移動用素子62’には電圧50Vか
ら100Vまでを加える。移動部材は、A(C)の位置
から左方向へ約2.5μm動く。
0Vまでを、また、移動用素子62’には電圧50Vか
ら100Vまでを加える。移動部材は、A(C)の位置
から左方向へ約2.5μm動く。
【0033】D−E、移動用素子62に電圧0Vから5
0Vまでを、また、移動用素子62’には電圧100V
から50Vまでを加える。移動部材は、最初のA(C)
と同じ位置に戻る。この1サイクルで、移動部材は最初
の点を基準に±約2.5μmの走査をすることができ
る。また、移動用素子に図9の右から左(EからA)の
様に電圧を加えると移動部材は、逆方向から±約2.5
μm走査することができる。更に、移動用素子に加える
三角波の波高(電圧)を調整することで走査の振幅を変
えることができる。そして、図9のAからEの間の任意
の点で移動用素子に加えている電圧をホールドすると任
意位置への微動ができることになる。移動用素子に加え
る電圧を制御するだけで、nmオーダーの位置再現性を
得ることができる。
0Vまでを、また、移動用素子62’には電圧100V
から50Vまでを加える。移動部材は、最初のA(C)
と同じ位置に戻る。この1サイクルで、移動部材は最初
の点を基準に±約2.5μmの走査をすることができ
る。また、移動用素子に図9の右から左(EからA)の
様に電圧を加えると移動部材は、逆方向から±約2.5
μm走査することができる。更に、移動用素子に加える
三角波の波高(電圧)を調整することで走査の振幅を変
えることができる。そして、図9のAからEの間の任意
の点で移動用素子に加えている電圧をホールドすると任
意位置への微動ができることになる。移動用素子に加え
る電圧を制御するだけで、nmオーダーの位置再現性を
得ることができる。
【0034】本実施例の機構により、1軸方向に粗動微
動が精度よくできる。この機構を直交させて配置し、移
動部材にそれぞれ探針と試料を取り付け、探針と試料を
相対走査し、STMの粗動微動機構として用いることが
できた。
動が精度よくできる。この機構を直交させて配置し、移
動部材にそれぞれ探針と試料を取り付け、探針と試料を
相対走査し、STMの粗動微動機構として用いることが
できた。
【0035】なお、図6の機構では、クランプ用伸縮素
子64、64’はフレーム6の内側に接着固定されてい
たが、図11のようにクランプ用ブロック63、63’
に接着固定し、クランプ部がフレームの内側になっても
良い。この場合、フレームの移動方向長さを長くするだ
けで粗動時のストロークを長くできる。一方、図6の機
構はストロークを長くするには、フレームとクランプ用
ブロックの移動方向の長さを長くする必要がある。第3実施例 図12は本発明第3の実施例の粗動微動機構を表す側面
図である。同図において、1は移動部材、62と62’
は移動部材1の両側に対向して接着された一対の移動用
伸縮素子、63と63’は移動用伸縮素子62と62’
を介して移動部材1と接続されたクランプ用ブロック、
64aと64bはクランプ用ブロック63をクランプす
るクランプ用伸縮素子、64a’と64b’はクランプ
用ブロック63’をクランプするクランプ用伸縮素子、
65と65’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロッ
クの間に設けられたクランプ部、6は箱の形状をしてい
るフレームで、クランプ用伸縮素子とフレームとは接着
固定されている。図示していないが、図6(b)と同様
にフレーム6の内側を滑るスライド部がクランプ用ブロ
ックの両側に設けられている。ここでは伸縮素子として
100Vの印加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型
圧電素子を使用した。また、スライド部にはテフロン樹
脂を用いている。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷
重を加えた状態で設置されている。即ち、図12におい
て、クランプ用ブロックと1組のクランプ用伸縮素子と
クランプ部の長さの総和は、フレームの内側の寸法より
も少し長くなっている。これにより、クランプ用伸縮素
子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックはク
ランプ用伸縮素子の間に保持される。
子64、64’はフレーム6の内側に接着固定されてい
たが、図11のようにクランプ用ブロック63、63’
に接着固定し、クランプ部がフレームの内側になっても
良い。この場合、フレームの移動方向長さを長くするだ
けで粗動時のストロークを長くできる。一方、図6の機
構はストロークを長くするには、フレームとクランプ用
ブロックの移動方向の長さを長くする必要がある。第3実施例 図12は本発明第3の実施例の粗動微動機構を表す側面
図である。同図において、1は移動部材、62と62’
は移動部材1の両側に対向して接着された一対の移動用
伸縮素子、63と63’は移動用伸縮素子62と62’
を介して移動部材1と接続されたクランプ用ブロック、
64aと64bはクランプ用ブロック63をクランプす
るクランプ用伸縮素子、64a’と64b’はクランプ
用ブロック63’をクランプするクランプ用伸縮素子、
65と65’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロッ
クの間に設けられたクランプ部、6は箱の形状をしてい
るフレームで、クランプ用伸縮素子とフレームとは接着
固定されている。図示していないが、図6(b)と同様
にフレーム6の内側を滑るスライド部がクランプ用ブロ
ックの両側に設けられている。ここでは伸縮素子として
100Vの印加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型
圧電素子を使用した。また、スライド部にはテフロン樹
脂を用いている。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷
重を加えた状態で設置されている。即ち、図12におい
て、クランプ用ブロックと1組のクランプ用伸縮素子と
クランプ部の長さの総和は、フレームの内側の寸法より
も少し長くなっている。これにより、クランプ用伸縮素
子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックはク
ランプ用伸縮素子の間に保持される。
【0036】粗動微動時の各伸縮素子に加える電圧につ
いては、上述の第2実施例と同じである。ただし、本実
施例では、図13のようにクランプ用伸縮素子64bと
64b’を伸ばし、クランプ用伸縮素子64aと64
a’を縮めることにより、移動部材を下方向に微動する
ことができる。この時の各素子への印加電圧は、例えば
中立位置(図12に示した位置)ではそれぞれ50V、
図13の位置では伸縮素子64aと64a’に0V、伸
縮素子64bと64b’に100Vである。移動部材は
中立位置から約2μm下に微動している。また、伸縮素
子64aと64a’に100V、伸縮素子64bと64
b’に0Vの電圧を加えれば移動部材を上方向に微動で
きる。こうすれば、移動部材を左右方向には粗動と微動
(走査)でき、上下方向には微動(走査)できる。
いては、上述の第2実施例と同じである。ただし、本実
施例では、図13のようにクランプ用伸縮素子64bと
64b’を伸ばし、クランプ用伸縮素子64aと64
a’を縮めることにより、移動部材を下方向に微動する
ことができる。この時の各素子への印加電圧は、例えば
中立位置(図12に示した位置)ではそれぞれ50V、
図13の位置では伸縮素子64aと64a’に0V、伸
縮素子64bと64b’に100Vである。移動部材は
中立位置から約2μm下に微動している。また、伸縮素
子64aと64a’に100V、伸縮素子64bと64
b’に0Vの電圧を加えれば移動部材を上方向に微動で
きる。こうすれば、移動部材を左右方向には粗動と微動
(走査)でき、上下方向には微動(走査)できる。
【0037】また、図12において、右側のクランプ用
伸縮素子64a’と64b’にはそれぞれ50Vの電圧
を加えてブロック63’を中立位置に保ち、左側のクラ
ンプ用伸縮素子64aには0V、クランプ用伸縮素子6
4bには100Vを加えると、移動部材を右側のブロッ
クを中心に回転させることもできる。
伸縮素子64a’と64b’にはそれぞれ50Vの電圧
を加えてブロック63’を中立位置に保ち、左側のクラ
ンプ用伸縮素子64aには0V、クランプ用伸縮素子6
4bには100Vを加えると、移動部材を右側のブロッ
クを中心に回転させることもできる。
【0038】なお、図12の機構では、クランプ用伸縮
素子64a、64a’、64b、64b’はフレーム6
の内側に接着固定されていたが、図14のようにクラン
プ用ブロックに接着固定し、クランプ部がフレームの内
側になっても良い。この場合、フレームの移動方向長さ
を長くするだけで粗動時のストロークを長くできる。 第4実施例 図15は本発明第4の実施例の粗動微動機構を表す側面
図である。同図において、1は移動部材、62と62’
は移動部材1の両側に対向して接着された一対の移動用
伸縮素子、63と63’は移動用伸縮素子62と62’
を介して移動部材1と接続されたクランプ用ブロック、
64aと64bはクランプ用ブロック63をクランプす
るクランプ用伸縮素子、64a’と64b’はクランプ
用ブロック63’をクランプするクランプ用伸縮素子、
65と65’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロッ
クの間に設けられたクランプ部、6は箱の形状をしてい
るフレームで、クランプ用伸縮素子とフレームとは接着
固定されている。8は移動部材を左右1軸方向に案内す
る直線案内部であり、例えばV溝と球からなるリニアガ
イド等が使用可能である。
素子64a、64a’、64b、64b’はフレーム6
の内側に接着固定されていたが、図14のようにクラン
プ用ブロックに接着固定し、クランプ部がフレームの内
側になっても良い。この場合、フレームの移動方向長さ
を長くするだけで粗動時のストロークを長くできる。 第4実施例 図15は本発明第4の実施例の粗動微動機構を表す側面
図である。同図において、1は移動部材、62と62’
は移動部材1の両側に対向して接着された一対の移動用
伸縮素子、63と63’は移動用伸縮素子62と62’
を介して移動部材1と接続されたクランプ用ブロック、
64aと64bはクランプ用ブロック63をクランプす
るクランプ用伸縮素子、64a’と64b’はクランプ
用ブロック63’をクランプするクランプ用伸縮素子、
65と65’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロッ
クの間に設けられたクランプ部、6は箱の形状をしてい
るフレームで、クランプ用伸縮素子とフレームとは接着
固定されている。8は移動部材を左右1軸方向に案内す
る直線案内部であり、例えばV溝と球からなるリニアガ
イド等が使用可能である。
【0039】粗動微動時の各伸縮素子に加える電圧につ
いては、上述実施例と同じである。本実施例の場合は、
移動部材の1軸方向への移動精度の向上、高剛性化がは
かれる。本構成においては、第3の実施例のように可動
部の回転などはできなくなるが、移動部材のフレームに
対する剛性は上がる。第5実施例 図16は本発明のX−Y粗動微動機構が適用される走査
型トンネル顕微鏡の図面であり、同図において、11は
機械切断で作成したプラチナ−ロジウム製探針、20は
探針11をz方向に駆動するz方向駆動機構、30は探
針11をy方向に粗動及び微動するy方向駆動機構、y
方向駆動機構30は斜線で示されているフレーム6に固
定されている。40は試料、41は試料40を固定する
試料ホルダー、50は試料40をx方向に微動及び粗動
するx方向駆動機構、x方向駆動機構50は斜線で示さ
れているフレーム6に固定されている。70は各回路な
どを制御するマイクロコンピュータ、71は探針11と
試料40との間にバイアス電圧を加える電圧印加回路、
72は探針11と試料40との間に流れる電流を電圧に
変換し増幅を行なう電流増幅回路、73はx方向駆動機
構50及びy方向駆動機構30を粗動・微動・走査する
xy方向駆動回路、74は探針11をz方向に駆動する
z方向駆動回路である。
いては、上述実施例と同じである。本実施例の場合は、
移動部材の1軸方向への移動精度の向上、高剛性化がは
かれる。本構成においては、第3の実施例のように可動
部の回転などはできなくなるが、移動部材のフレームに
対する剛性は上がる。第5実施例 図16は本発明のX−Y粗動微動機構が適用される走査
型トンネル顕微鏡の図面であり、同図において、11は
機械切断で作成したプラチナ−ロジウム製探針、20は
探針11をz方向に駆動するz方向駆動機構、30は探
針11をy方向に粗動及び微動するy方向駆動機構、y
方向駆動機構30は斜線で示されているフレーム6に固
定されている。40は試料、41は試料40を固定する
試料ホルダー、50は試料40をx方向に微動及び粗動
するx方向駆動機構、x方向駆動機構50は斜線で示さ
れているフレーム6に固定されている。70は各回路な
どを制御するマイクロコンピュータ、71は探針11と
試料40との間にバイアス電圧を加える電圧印加回路、
72は探針11と試料40との間に流れる電流を電圧に
変換し増幅を行なう電流増幅回路、73はx方向駆動機
構50及びy方向駆動機構30を粗動・微動・走査する
xy方向駆動回路、74は探針11をz方向に駆動する
z方向駆動回路である。
【0040】第5実施例について、図面を用いて説明す
る。
る。
【0041】図17と図18を用いてx方向駆動機構の
説明をする。図17は探針を通るxz断面、図18は探
針を通るyz断面を示している。同図において、40は
試料、51は試料40を取り付けたx方向移動部材、5
2と52’は移動部材51の両側に対向して接着された
一対の移動用伸縮素子、53と53’は移動用伸縮素子
52と52’を介して移動部材51と接続されたクラン
プ用ブロック、54と54’はクランプ用ブロック53
と53’をクランプするクランプ用伸縮素子、55と5
5’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロックの間に
設けられたクランプ部、6は箱の形状をしているフレー
ム、クランプ用伸縮素子とフレームとはy方向案内基台
57と57’を介して接着固定されている。24は球
で、移動部材51とx方向案内基台56と56’との横
に下降されたV型溝に入り込み、移動部材51の動きを
x方向に運動拘束する。ここでは伸縮素子として100
Vの印加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型の圧電
素子を使用した。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷
重を加えた状態で設置されているので、クランプ用伸縮
素子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックは
フレームの内側に押される。
説明をする。図17は探針を通るxz断面、図18は探
針を通るyz断面を示している。同図において、40は
試料、51は試料40を取り付けたx方向移動部材、5
2と52’は移動部材51の両側に対向して接着された
一対の移動用伸縮素子、53と53’は移動用伸縮素子
52と52’を介して移動部材51と接続されたクラン
プ用ブロック、54と54’はクランプ用ブロック53
と53’をクランプするクランプ用伸縮素子、55と5
5’はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロックの間に
設けられたクランプ部、6は箱の形状をしているフレー
ム、クランプ用伸縮素子とフレームとはy方向案内基台
57と57’を介して接着固定されている。24は球
で、移動部材51とx方向案内基台56と56’との横
に下降されたV型溝に入り込み、移動部材51の動きを
x方向に運動拘束する。ここでは伸縮素子として100
Vの印加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型の圧電
素子を使用した。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷
重を加えた状態で設置されているので、クランプ用伸縮
素子に電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックは
フレームの内側に押される。
【0042】図19は、x方向粗動微動機構部分を示す
上面図であり、試料40の乗ったx方向移動部材51、
移動部材51を挾むように接着されたx方向移動用伸縮
素子52と52’、更に移動用素子52と52’に接着
されたクランプ用ブロック53と53’がある。このク
ランプ用ブロックの上面に書かれている破線の正方形
は、移動部材が中立位置にある時にクランプ部が接する
部分を示している。フレーム6にはx方向案内基台56
と56’が固定されており、その上面にはy方向クラン
プ用伸縮素子38と38’が接着されている。
上面図であり、試料40の乗ったx方向移動部材51、
移動部材51を挾むように接着されたx方向移動用伸縮
素子52と52’、更に移動用素子52と52’に接着
されたクランプ用ブロック53と53’がある。このク
ランプ用ブロックの上面に書かれている破線の正方形
は、移動部材が中立位置にある時にクランプ部が接する
部分を示している。フレーム6にはx方向案内基台56
と56’が固定されており、その上面にはy方向クラン
プ用伸縮素子38と38’が接着されている。
【0043】x方向粗動微動機構の動作説明を行なう。
先ずx方向に試料40を粗動するには、図17におい
て、クランプ用伸縮素子54と54’をクランプ素子と
して、移動用伸縮素子52及び/又は52’を移動用素
子として尺取り虫型の駆動を行なう。例えば、移動用伸
縮素子52と52’にそれぞれ50Vの電圧を印加して
駆動すると、1ステップで約5μmの粗動ができる。x
方向に試料40を微動するには、クランプ用伸縮素子5
4と54’に電圧を印加してクランプ用ブロックをクラ
ンプしておき、移動用伸縮素子52に縮む(伸びる)電
圧を加え、移動用伸縮素子52’には伸びる(縮む)電
圧を加えることで、x方向移動部材51に乗っている試
料40をx方向に微動ができる。また、x方向に試料を
走査するには、上述した移動用伸縮素子に例えば三角波
や正弦波状の電圧を印加すればよく、波高値20Vの電
圧を印加で約1μmの走査ができる。
先ずx方向に試料40を粗動するには、図17におい
て、クランプ用伸縮素子54と54’をクランプ素子と
して、移動用伸縮素子52及び/又は52’を移動用素
子として尺取り虫型の駆動を行なう。例えば、移動用伸
縮素子52と52’にそれぞれ50Vの電圧を印加して
駆動すると、1ステップで約5μmの粗動ができる。x
方向に試料40を微動するには、クランプ用伸縮素子5
4と54’に電圧を印加してクランプ用ブロックをクラ
ンプしておき、移動用伸縮素子52に縮む(伸びる)電
圧を加え、移動用伸縮素子52’には伸びる(縮む)電
圧を加えることで、x方向移動部材51に乗っている試
料40をx方向に微動ができる。また、x方向に試料を
走査するには、上述した移動用伸縮素子に例えば三角波
や正弦波状の電圧を印加すればよく、波高値20Vの電
圧を印加で約1μmの走査ができる。
【0044】次に、図17と図18を用いてy方向駆動
機構の説明をする。同図において、11は探針、20は
探針11をz方向に動かすz方向駆動機構、35はz方
向駆動機構20を取り付けたy方向移動部材、36と3
6’は移動部材35の両側に対向して接着された一対の
移動用伸縮素子、37と37’は移動用伸縮素子36と
36’を介して移動部材35と接続されたクランプ用ブ
ロック、38と38’はクランプ用ブロック37と3
7’をクランプするクランプ用伸縮素子、39と39’
はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロックの間に設け
られたクランプ部、6は箱の形状をしているフレーム、
クランプ用伸縮素子とフレームとはx方向案内基台56
と56’を介して接着固定されている。24は球で、移
動部材35とy方向案内基台57と57’との横に加工
されたV型溝に入り込み、移動部材31の動きをy方向
に運動拘束する。ここでは伸縮素子として100Vの印
加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型の圧電素子を
使用した。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷重を加
えた状態で設置されているので、クランプ用伸縮素子に
電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックはフレー
ムの内側に押される。
機構の説明をする。同図において、11は探針、20は
探針11をz方向に動かすz方向駆動機構、35はz方
向駆動機構20を取り付けたy方向移動部材、36と3
6’は移動部材35の両側に対向して接着された一対の
移動用伸縮素子、37と37’は移動用伸縮素子36と
36’を介して移動部材35と接続されたクランプ用ブ
ロック、38と38’はクランプ用ブロック37と3
7’をクランプするクランプ用伸縮素子、39と39’
はクランプ用伸縮素子とクランプ用ブロックの間に設け
られたクランプ部、6は箱の形状をしているフレーム、
クランプ用伸縮素子とフレームとはx方向案内基台56
と56’を介して接着固定されている。24は球で、移
動部材35とy方向案内基台57と57’との横に加工
されたV型溝に入り込み、移動部材31の動きをy方向
に運動拘束する。ここでは伸縮素子として100Vの印
加電圧で約7μmの伸び変位をする積層型の圧電素子を
使用した。クランプ用伸縮素子は、軸方向に予荷重を加
えた状態で設置されているので、クランプ用伸縮素子に
電圧を印加しない状態でもクランプ用ブロックはフレー
ムの内側に押される。
【0045】y方向粗動微動機構の動作説明を行なう。
y方向に探針11を粗動するには、図18において、ク
ランプ用伸縮素子38と38’をクランプ素子として、
移動用伸縮素子36及び/又は36’を移動用素子とし
て尺取り虫型の駆動を行なう。例えば、移動用伸縮素子
36と36’にそれぞれ50Vの電圧を印加して駆動す
ると、1ステップで約5μmの粗動ができる。y方向に
探針11を微動するには、クランプ用伸縮素子38と3
8’に電圧を印加してクランプ用ブロックをクランプし
ておき、移動用伸縮素子36に縮む(伸びる)電圧を加
え、移動用伸縮素子36’には伸びる(縮む)電圧を加
えることで、y方向移動部材35に乗っている探針11
をy方向に微動ができる。また、y方向に試料を走査す
るには、上述した移動用伸縮素子に例えば三角波や正弦
波状の電圧を印加すればよく、波高値20Vの電圧印加
で約1μmの走査ができる。
y方向に探針11を粗動するには、図18において、ク
ランプ用伸縮素子38と38’をクランプ素子として、
移動用伸縮素子36及び/又は36’を移動用素子とし
て尺取り虫型の駆動を行なう。例えば、移動用伸縮素子
36と36’にそれぞれ50Vの電圧を印加して駆動す
ると、1ステップで約5μmの粗動ができる。y方向に
探針11を微動するには、クランプ用伸縮素子38と3
8’に電圧を印加してクランプ用ブロックをクランプし
ておき、移動用伸縮素子36に縮む(伸びる)電圧を加
え、移動用伸縮素子36’には伸びる(縮む)電圧を加
えることで、y方向移動部材35に乗っている探針11
をy方向に微動ができる。また、y方向に試料を走査す
るには、上述した移動用伸縮素子に例えば三角波や正弦
波状の電圧を印加すればよく、波高値20Vの電圧印加
で約1μmの走査ができる。
【0046】本実施例装置の動作説明を行なう。探針1
1と試料40を取り付け、探針と試料との間に電圧印加
回路71でバイアス電圧0.3Vを印加しながら、電流
増幅回路72で検出される電流が1nAになるまでz方
向駆動機構20を駆動して探針を試料に近づける。ここ
でx方向駆動機構50に主走査の三角波状の波高値20
Vの電圧を加え、y方向駆動機構30に副走査の三角波
状の波高値20Vの電圧を加え、それぞれ走査する。こ
れで探針11と試料40とを1μm平方の領域にわたり
二次元走査でき、STM動作させれば、SMT像を得る
ことができる。また、x方向駆動機構及びy方向駆動機
構の移動部材を案内しているV型溝と球部分のクリアラ
ンスから生じるz方向ガタなどよりもz方向駆動機構の
ストロークを大きくした場合は、トンネル領域に探針を
近づけた状態でサーボをかけながら粗動動作することが
できる。
1と試料40を取り付け、探針と試料との間に電圧印加
回路71でバイアス電圧0.3Vを印加しながら、電流
増幅回路72で検出される電流が1nAになるまでz方
向駆動機構20を駆動して探針を試料に近づける。ここ
でx方向駆動機構50に主走査の三角波状の波高値20
Vの電圧を加え、y方向駆動機構30に副走査の三角波
状の波高値20Vの電圧を加え、それぞれ走査する。こ
れで探針11と試料40とを1μm平方の領域にわたり
二次元走査でき、STM動作させれば、SMT像を得る
ことができる。また、x方向駆動機構及びy方向駆動機
構の移動部材を案内しているV型溝と球部分のクリアラ
ンスから生じるz方向ガタなどよりもz方向駆動機構の
ストロークを大きくした場合は、トンネル領域に探針を
近づけた状態でサーボをかけながら粗動動作することが
できる。
【0047】本装置でグラファイトの原子像を得ること
ができる。第6実施例 図20は本発明の第6実施例を情報記録再生装置に適用
した例を表す図面である。同図において、10はタング
ステン製の複数のプローブ電極、20はプローブ電極1
0をz方向に駆動するz方向駆動機構、30はプローブ
電極10をy方向に微動及び粗動するy方向駆動機構、
y方向駆動機構30は斜線で示されているフレーム6に
固定されている。80はマイカをへき開して得られた平
滑な基板、81は基板80の上にAuをエピタキシャル
成長させた下地電極、82は電気メモリー効果を有する
スクアリリウム−ビス−6−オクチルアズレン(以下S
OAZと略す)をLB法(累積法)により8層累積した
記録層である。記録媒体83は基板80、下地電極8
1、記録層82から構成されている。50は記録媒体8
3をx方向に粗動及び微動するx方向駆動機構、x方向
駆動機構50は斜線で示されているフレーム6に固定さ
れている。x方向駆動機構及びy方向駆動機構は、前記
実施例と同様の構成になっており、粗動駆動や微動駆動
も同じ方法で行う。90は記録再生装置の上位装置との
接続を行なうインターフェース、99は記録再生装置内
の各ブロック間の相互動作の集中制御を行なう制御回
路、91は書込み読出し情報(データ)を制御回路99
からの指示により書込んだり読出したりする書込み読出
し回路、92はプローブ電極10と記録媒体83との間
にパルス状電圧を印加しデータを書込んだり読出し電圧
を印加する電圧印加回路、93はプローブ電極10と記
録媒体83との間に流れる電流を増幅する電流増幅回
路、94は制御回路99などの指示により電流増幅回路
93や位置検出回路98の信号を基にプローブ電極10
や記録媒体83の位置を決定する位置決め回路、95は
位置決め回路94からのサーボ信号を基にプローブ電極
10や記録媒体83の相対位置をサーボするサーボ回
路、96はサーボ回路95の信号に従いプローブ電極1
0のz方向駆動機構20を駆動するz方向駆動回路、9
7はサーボ回路95の信号に従いy方向駆動機構30や
x方向駆動機構50を駆動するxy方向駆動回路であ
る。
ができる。第6実施例 図20は本発明の第6実施例を情報記録再生装置に適用
した例を表す図面である。同図において、10はタング
ステン製の複数のプローブ電極、20はプローブ電極1
0をz方向に駆動するz方向駆動機構、30はプローブ
電極10をy方向に微動及び粗動するy方向駆動機構、
y方向駆動機構30は斜線で示されているフレーム6に
固定されている。80はマイカをへき開して得られた平
滑な基板、81は基板80の上にAuをエピタキシャル
成長させた下地電極、82は電気メモリー効果を有する
スクアリリウム−ビス−6−オクチルアズレン(以下S
OAZと略す)をLB法(累積法)により8層累積した
記録層である。記録媒体83は基板80、下地電極8
1、記録層82から構成されている。50は記録媒体8
3をx方向に粗動及び微動するx方向駆動機構、x方向
駆動機構50は斜線で示されているフレーム6に固定さ
れている。x方向駆動機構及びy方向駆動機構は、前記
実施例と同様の構成になっており、粗動駆動や微動駆動
も同じ方法で行う。90は記録再生装置の上位装置との
接続を行なうインターフェース、99は記録再生装置内
の各ブロック間の相互動作の集中制御を行なう制御回
路、91は書込み読出し情報(データ)を制御回路99
からの指示により書込んだり読出したりする書込み読出
し回路、92はプローブ電極10と記録媒体83との間
にパルス状電圧を印加しデータを書込んだり読出し電圧
を印加する電圧印加回路、93はプローブ電極10と記
録媒体83との間に流れる電流を増幅する電流増幅回
路、94は制御回路99などの指示により電流増幅回路
93や位置検出回路98の信号を基にプローブ電極10
や記録媒体83の位置を決定する位置決め回路、95は
位置決め回路94からのサーボ信号を基にプローブ電極
10や記録媒体83の相対位置をサーボするサーボ回
路、96はサーボ回路95の信号に従いプローブ電極1
0のz方向駆動機構20を駆動するz方向駆動回路、9
7はサーボ回路95の信号に従いy方向駆動機構30や
x方向駆動機構50を駆動するxy方向駆動回路であ
る。
【0048】図21はプローブ電極をz方向(記録媒体
表面と垂直方向)に駆動する機構の概略図である。10
はプローブ電極、26はバイモルフ梁、27は配線領域
である。バイモルフ梁26の断面構成は、例えば上電極
(Au)/絶縁膜(Si3 N 4 )/圧電層(ZnO)/
絶縁膜(Si3 N4 )/中電曲(Au)/絶縁膜(Si
3 N4 )/圧電層(ZnO)/絶縁膜(Si3 N4 )/
下電極(Au)となっており、寸法は600μm×12
0μm、厚さ10μm程度のものを作製して用いた。上
中下電極に電圧を加えバイモルフとして駆動させること
で、プローブ電極10を動かすことができ、印加電圧±
10Vで変位量として約4μmが得られる。なお、バイ
モルフ梁26及びプローブ電極10の製作は、マイクロ
メカニクス、あるいはマイクロマシーニングと呼ばれて
いる公知の方法で行なった。
表面と垂直方向)に駆動する機構の概略図である。10
はプローブ電極、26はバイモルフ梁、27は配線領域
である。バイモルフ梁26の断面構成は、例えば上電極
(Au)/絶縁膜(Si3 N 4 )/圧電層(ZnO)/
絶縁膜(Si3 N4 )/中電曲(Au)/絶縁膜(Si
3 N4 )/圧電層(ZnO)/絶縁膜(Si3 N4 )/
下電極(Au)となっており、寸法は600μm×12
0μm、厚さ10μm程度のものを作製して用いた。上
中下電極に電圧を加えバイモルフとして駆動させること
で、プローブ電極10を動かすことができ、印加電圧±
10Vで変位量として約4μmが得られる。なお、バイ
モルフ梁26及びプローブ電極10の製作は、マイクロ
メカニクス、あるいはマイクロマシーニングと呼ばれて
いる公知の方法で行なった。
【0049】→[参考文献:K.E.Peterse
n,Proc.IEEE,70,420(1982)] タングステン製プローブ電極10からの信号線はバイモ
ルフ梁26上を通り配線領域27上の切り替え回路へ導
かれ電圧印加回路や電流増幅回路とつながっている。ま
た各バイモルフ梁26の制御信号をz方向駆動回路から
導く配線も配線領域27上に形成されている。
n,Proc.IEEE,70,420(1982)] タングステン製プローブ電極10からの信号線はバイモ
ルフ梁26上を通り配線領域27上の切り替え回路へ導
かれ電圧印加回路や電流増幅回路とつながっている。ま
た各バイモルフ梁26の制御信号をz方向駆動回路から
導く配線も配線領域27上に形成されている。
【0050】本実施例装置の動作説明を行なう。
【0051】まず、プローブ電極10は記録媒体83と
の接触や衝突を避けるために離れているので、Z方向駆
動機構20によって両者を接近させる。手順はプローブ
電極10と記録媒体の下地電極81の間に0.1Vの読
み取り電圧を電圧印加回路92で印加して、z方向駆動
機構20を駆動して電流増幅回路93で検出される電流
が10pAになるまでプローブ電極10を近づけること
で行なう。ここでz方向駆動機構20を保持し、プロー
ブ電極10をy方向駆動機構30を用いてy方向へ走査
し、記録媒体83をx方向駆動機構50を用いてx方向
へ走査することで、プローブ電極10と記録媒体83と
を相対的に二次元走査できる。この状態で読出し情報を
見たところ情報は何もはいっていなかった。更に詳しく
は、プローブ電極と記録媒体とを走査しながら得られる
電流増幅回路93の出力値はプローブ電極10と記録媒
体83の下地電極81の間に流れる電流に換算して10
pAの値であった。
の接触や衝突を避けるために離れているので、Z方向駆
動機構20によって両者を接近させる。手順はプローブ
電極10と記録媒体の下地電極81の間に0.1Vの読
み取り電圧を電圧印加回路92で印加して、z方向駆動
機構20を駆動して電流増幅回路93で検出される電流
が10pAになるまでプローブ電極10を近づけること
で行なう。ここでz方向駆動機構20を保持し、プロー
ブ電極10をy方向駆動機構30を用いてy方向へ走査
し、記録媒体83をx方向駆動機構50を用いてx方向
へ走査することで、プローブ電極10と記録媒体83と
を相対的に二次元走査できる。この状態で読出し情報を
見たところ情報は何もはいっていなかった。更に詳しく
は、プローブ電極と記録媒体とを走査しながら得られる
電流増幅回路93の出力値はプローブ電極10と記録媒
体83の下地電極81の間に流れる電流に換算して10
pAの値であった。
【0052】記録は、記録媒体83とプローブ電極10
を二次元走査しながら、記録媒体83の記録領域上の書
込み位置にきたら電圧印加回路92でパルス状電圧(パ
ルス高さ5V,パルス幅50ns)を印加して行なう。
このパルス状電圧は電気メモリー効果を有する記録層8
2がOFF(高抵抗)状態からON(低抵抗)状態に変
化するのに充分な電圧である。書込みのタイミング等は
制御回路99の制御信号による。
を二次元走査しながら、記録媒体83の記録領域上の書
込み位置にきたら電圧印加回路92でパルス状電圧(パ
ルス高さ5V,パルス幅50ns)を印加して行なう。
このパルス状電圧は電気メモリー効果を有する記録層8
2がOFF(高抵抗)状態からON(低抵抗)状態に変
化するのに充分な電圧である。書込みのタイミング等は
制御回路99の制御信号による。
【0053】再生は、プローブ電極10と記録媒体の下
地電極81の間に0.1Vの読み取り電圧を電圧印加回
路92で印加しながら、プローブ電極10と記録媒体8
3を二次元走査し、記録媒体83の記録領域上における
電流変化を電流増幅回路93で見ることで行なう。更に
詳しくは、プローブ電極と記録媒体を走査しながら得ら
れる電流増幅回路93の出力値はプローブ電極10と記
録媒体83の下地電極81の間に流れる電流に換算し
て、記録ビットの位置では電流増幅回路93の飽和する
100nA以上であり、その他の場所は10pAの値で
あった。この電流変化は書込み読出し回路91によって
読出し情報となりインタフェース90を通して上位装置
へ伝えられる。読出しのタイミング等は制御回路99の
制御信号による。
地電極81の間に0.1Vの読み取り電圧を電圧印加回
路92で印加しながら、プローブ電極10と記録媒体8
3を二次元走査し、記録媒体83の記録領域上における
電流変化を電流増幅回路93で見ることで行なう。更に
詳しくは、プローブ電極と記録媒体を走査しながら得ら
れる電流増幅回路93の出力値はプローブ電極10と記
録媒体83の下地電極81の間に流れる電流に換算し
て、記録ビットの位置では電流増幅回路93の飽和する
100nA以上であり、その他の場所は10pAの値で
あった。この電流変化は書込み読出し回路91によって
読出し情報となりインタフェース90を通して上位装置
へ伝えられる。読出しのタイミング等は制御回路99の
制御信号による。
【0054】記録ビットの寸法は直径20nmであっ
た。上述の説明は、1本のプローブ電極で行なったが、
プローブ電極からの信号を切り替える切り替え回路(不
図示)により複数のプローブ電極からの信号をインタフ
ェースへ送ることができる。
た。上述の説明は、1本のプローブ電極で行なったが、
プローブ電極からの信号を切り替える切り替え回路(不
図示)により複数のプローブ電極からの信号をインタフ
ェースへ送ることができる。
【0055】記録領域を変える時は、x方向駆動機構及
びy方向駆動機構の微動ストロークでカバーできる場合
は微動駆動し、ストロークが足りない場合は粗動駆動す
ることで行なう。
びy方向駆動機構の微動ストロークでカバーできる場合
は微動駆動し、ストロークが足りない場合は粗動駆動す
ることで行なう。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動部材の直線案内部にクランプ手段を設けたので、粗
動機構の小型化・単純化ができる。また、可動部材の凹
部にクランプ手段を設けることで薄型化することができ
る。
移動部材の直線案内部にクランプ手段を設けたので、粗
動機構の小型化・単純化ができる。また、可動部材の凹
部にクランプ手段を設けることで薄型化することができ
る。
【0057】また本発明によれば、粗動時の伸縮素子と
微動時の伸縮素子に同じ素子を用いる構成にしたので、
粗動微動機構の小型化・単純化ができる。
微動時の伸縮素子に同じ素子を用いる構成にしたので、
粗動微動機構の小型化・単純化ができる。
【0058】さらに、X方向駆動機構とY方向駆動機構
とを同じものを用いることができ、部品点数などの軽減
化を計ることもできる。
とを同じものを用いることができ、部品点数などの軽減
化を計ることもできる。
【図1】本発明実施例の粗動機構の構成部品を展開して
示す斜視図
示す斜視図
【図2】本発明実施例の粗動機構の移動方向からみた正
面図
面図
【図3】本発明実施例の粗動機構のクランパの説明図
【図4】本発明実施例の粗動機構の移動部材とクランパ
の関係を説明する図
の関係を説明する図
【図5】本発明実施例の粗動機構の粗動時の電圧印加手
順図
順図
【図6】本発明の第2の実施例の粗動微動機構の側面
図、及び上面図
図、及び上面図
【図7】本発明の第2の実施例の粗動微動機構の粗動時
の電圧印加手順図
の電圧印加手順図
【図8】本発明の第2の実施例の粗動微動機構の粗動時
の動きを示す側面図
の動きを示す側面図
【図9】本発明の第2の実施例の粗動微動機構の走査時
の電圧印加手順図
の電圧印加手順図
【図10】本発明の第2の実施例の粗動微動機構の走査
時の動きを示す側面図
時の動きを示す側面図
【図11】本発明の第2の実施例を一部改良した本発明
粗動微動機構の側面図
粗動微動機構の側面図
【図12】本発明の第3の実施例の粗動微動機構の側面
図
図
【図13】本発明の第3の実施例の粗動微動機構の微動
時の動きを示す側面図
時の動きを示す側面図
【図14】本発明の第3の実施例を一部改良した粗動微
動機構の側面図
動機構の側面図
【図15】本発明の第4の実施例の粗動微動機構の側面
図
図
【図16】本発明第5実施例の粗動微動機構を適用した
走査型トンネル顕微鏡の構成図
走査型トンネル顕微鏡の構成図
【図17】本発明第5実施例のX−Y粗動微動機構の側
面図(探針を通るxz面)
面図(探針を通るxz面)
【図18】本発明第5実施例のX−Y粗動微動機構の側
面図(探針を通るxz面)
面図(探針を通るxz面)
【図19】本発明第5実施例のX−Y粗動微動機構の上
面図
面図
【図20】本発明第6実施例の粗動微動機構を適用した
記録再生装置の構成図
記録再生装置の構成図
【図21】本発明第6実施例のz方向駆動機構の斜視図
1 移動部材 2 直線案内部 3,30,30’ クランパ 31,31’ クランプ用伸縮素子 33,33’ クランプ部分 4 基台 41,41’ クランパ取付部 43 可動部 45,45’ 移動用伸縮素子 62,62’ 移動用伸縮素子 63,63’ クランプ用ブロック 64,64’,64a,64a’,64b,64b’
クランプ用伸縮素子 65,65’ クランプ部 6 フレーム 7,7’ スライド部 8 直線案内部 10 プローブ電極 11 探針 20 z方向駆動機構 30 y方向駆動機構 40 試料 50 x方向駆動機構 70 マイクロコンピュータ 83 記録媒体 90 インタフェース
クランプ用伸縮素子 65,65’ クランプ部 6 フレーム 7,7’ スライド部 8 直線案内部 10 プローブ電極 11 探針 20 z方向駆動機構 30 y方向駆動機構 40 試料 50 x方向駆動機構 70 マイクロコンピュータ 83 記録媒体 90 インタフェース
Claims (11)
- 【請求項1】 基台に対して直線案内機構によって一方
向に移動可能な移動部材と、該移動部材の移動方向に可
動な可動部と、該可動部を挟んで移動方向に対向して設
けた一対の移動用伸縮素子と、前記基台及び可動部にそ
れぞれ設けられ、前記移動部材をクランプする複数のク
ランプ手段とから成り、該複数のクランプ手段の作動に
よって、前記移動用伸縮素子の伸縮に基づく前記可動部
の変位を前記移動部材の変位に変換する粗動機構。 - 【請求項2】 前記可動部が前記基台と複数の弾性ヒン
ジを介して一体に接続されている請求項1記載の粗動機
構。 - 【請求項3】 前記クランプ手段がクランプ用伸縮素子
からなる請求項1又は2記載の粗動機構。 - 【請求項4】 前記クランプ手段がクランプ用伸縮素子
と、該クランプ用伸縮素子の両端に生じる変位を拡大す
る為のてこ手段とを含む請求項1または2記載の粗動機
構。 - 【請求項5】 前記移動用伸縮素子、前記クランプ用伸
縮素子が電歪素子から成り、該電歪素子に予荷重が加え
られて設けられている請求項1,2,3又は4記載の粗
動機構。 - 【請求項6】 前記移動部材に凹部を設け、該凹部に前
記クランプ手段が収容されていて、クランプ手段で内側
から広げるようにクランプする構成にした請求項1,
2,3,4又は5記載の粗動機構。 - 【請求項7】 一方向に移動可能な可動部材と、該可動
部材を挟んで移動方向に対向して設けられた一対の移動
用伸縮素子と、該移動用伸縮素子の移動部材側と反対側
を各々、クランプするクランプ手段とを具備する粗動微
動機構。 - 【請求項8】 前記クランプ手段が対向した位置関係に
一対づつ設けられる請求項7記載の粗動微動機構。 - 【請求項9】 直交する2方向に各々案内されて移動可
能に対向配置した第1及び第2の移動部材と、前記第1
移動部材を挟むように対向して設けた一対の第1移動用
伸縮素子と、該移動用伸縮素子の移動部材側と反対側を
それぞれクランプする第1クランプ手段と、前記第2移
動部材を挟むように対向して設けた一対の第2移動用伸
縮素子と、該移動用伸縮素子の移動部材側と反対側をそ
れぞれクランプする第2クランプ手段とを具備する粗動
微動機構。 - 【請求項10】 前記クランプ手段がクランプ用伸縮素
子からなる請求項7,8又は9記載の粗動微動機構。 - 【請求項11】 前記移動用伸縮素子、前記クランプ用
伸縮素子が電歪素子から成り、該電歪素子に予荷重が加
えられて設けられている請求項7,9又は10記載の粗
動微動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13349492A JP3313757B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 粗動微動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13349492A JP3313757B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 粗動微動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05323058A true JPH05323058A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3313757B2 JP3313757B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15106086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13349492A Expired - Fee Related JP3313757B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 粗動微動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3313757B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7428376B2 (en) | 2005-03-23 | 2008-09-23 | Sony Corporation | Lens driving mechanism, lens unit and image pickup apparatus |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13349492A patent/JP3313757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7428376B2 (en) | 2005-03-23 | 2008-09-23 | Sony Corporation | Lens driving mechanism, lens unit and image pickup apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3313757B2 (ja) | 2002-08-12 |
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