JPH05324032A - ロボットの動作領域設定方法 - Google Patents

ロボットの動作領域設定方法

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JPH05324032A
JPH05324032A JP15007992A JP15007992A JPH05324032A JP H05324032 A JPH05324032 A JP H05324032A JP 15007992 A JP15007992 A JP 15007992A JP 15007992 A JP15007992 A JP 15007992A JP H05324032 A JPH05324032 A JP H05324032A
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JP
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robot
area
space
basic shape
region
Prior art date
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JP15007992A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ishiwata
修一 石綿
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ロボットの全動作領域内における動作可能領域
または動作禁止領域を予約された基本形状領域によって
定義して、かつ前記基本形状領域はロボット言語によっ
て空間領域を表す集合変数として取り扱う動作領域の記
述方法。 【効果】基本形状領域とその組合せによって動作可能領
域または動作禁止領域の実用的かつ直感的な設定と記述
が可能になり、ロボットの全動作領域内の自由な位置に
動作可能領域または動作禁止領域を設定できる。また、
各基本形状領域はロボット言語により記述するアプリケ
ーションプログラム上で、空間領域を表わす集合変数と
して取り扱い、ロボット言語によって相互に集合演算を
行うことで、任意の形状の動作可能領域または動作禁止
領域を定義することができ、その設定解除もアプリケー
ションプログラム上で可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットの動作領域内
に制限を加えて動作可能領域と動作禁止領域を設定する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロボットの動作領域を制限す
る方法としては、いくつかの方法が提案されている。例
えば、機械的なストッパーを設ける方法や、ロボットア
ームがストッパーに衝突する前にオーバートラベルを検
出するリミットスイッチ等を設け制御的に停止する方法
が代表的である。一方、前記の固定的な手段ではなく、
ソフトウェアによって各軸の動作領域を制限するソフト
ウェアリミットも一般化している。
【0003】他には、オフラインにおいてCAD等のデ
ータを用い、障害物等の領域を設定して、動作シミュレ
ーションを行い、事前にロボットの動作経路を確認して
おく手法も開発が盛んである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】機械的なストッパーや
リミットスイッチによるオーバートラベル検出は、ロボ
ットの使用条件に合わせて設定を変更することが容易で
はない。また、ソフトウェアによるオーバートラベル検
出も、各軸の動作領域の両端部のみに設定が可能であ
り、例えば、直角座標型ロボットでは動作可能領域は直
方体、円筒座標型ロボットでは扇形断面柱といったごく
単純な空間の表現が限界である。特に、各軸の合成によ
る3次元の空間中のある特定の領域のみをロボットの動
作禁止領域として進入禁止に指定して制御することは不
可能である。
【0005】そこでロボットを運転する前に、オフライ
ンにおいてロボットの動作シミュレーションを行うこと
で、予め軌道データを含むロボットの動作を記述したア
プリケーションプログラムをロボットの動作禁止領域を
回避する形で作成してしまう方法が試みられているが、
作成されたアプリケーションプログラムをロボットの制
御装置にロードした後に、ロボットの制御装置に付属す
るプログラム装置または教示装置によって、このアプリ
ケーションプログラムを修正すると、ロボットは動作禁
止領域に進入する可能性を生じ、最悪の事態では障害物
等と衝突する危険がある。
【0006】前記の危険を回避する手段として、アプリ
ケーションプログラムを記述するロボット言語に数学演
算機能を設け、移動目標または経路の座標を動作前また
は到達前に、各軸毎に不等式等を用いて演算し、動作禁
止領域の座標と比較監視する方法も考えられるが、領域
の表現が各軸毎に分離するため、アプリケーションプロ
グラムが煩雑になり、特に第3者がアプリケーションプ
ログラムを直感的に理解することを妨げる。
【0007】
【課題を解決するための手段】ロボットの全動作領域内
における動作可能領域または動作禁止領域を予約された
基本形状領域によって定義し、ロボットの動作または作
業をロボット言語により記述するアプリケーションプロ
グラム上で空間領域を表わす集合変数として前記基本形
状領域を取り扱い、ロボット言語によって前記集合変数
を相互に集合演算することで、任意の形状の動作可能領
域または動作禁止領域を定義する。
【0008】
【作用】ロボットの運動時に障害となる障害物をいくつ
かの基本形状領域の組合せによって近似するため、教示
操作装置を用いて、ロボットの作業軸端部を障害物に外
接する点に移動し、その外接点の座標値を求める。障害
物の座標値が既知である場合などは、教示操作装置から
直接に座標値を入力しても良い。得られた座標値から基
本形状領域のデータを算出し、制御装置内の記憶装置に
そのデータを記憶させておく。障害物を近似させる基本
形状領域が複数必要な場合には、上記操作を複数回繰り
返す。
【0009】このようにして定義できた基本形状領域を
用いて、ロボットの運動の教示の際、ロボットの動作や
動作可能領域や動作禁止領域をアプリケーションプログ
ラム上で記述する。その際、基本形状領域を集合変数と
して取り扱い、それらの集合変数の集合演算(共通集合
・合併集合・補集合)により動作可能領域や動作禁止領
域を表現する。
【0010】ロボットは、アプリケーションプログラム
上での記述に従い、起動信号によって動き始める。この
とき、中央処理装置は、ロボットの次なる通過位置が動
作可能領域であるか否かを判断し、動作可能領域であれ
ば次なる通過位置にロボットを移動させるべくサーボ制
御装置に指令を与える。また、ロボットの次なる通過位
置が動作禁止領域であれば、緊急停止指令をサーボ制御
装置に与える。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の一実施例を
説明する。図1は、ロボット1とそのX、Y、Zの各軸
のソフトウェアリミットの設定によって制限される作業
軸の全動作領域21と、該全動作領域21の中にある障
害物による該ロボット1の動作禁止領域31を示す。次
に図2に、少なくとも中央処理装置12と、記憶装置1
3と、教示装置16と、サーボ制御装置17を具備する
前記ロボット1の制御装置11の構成を示す。該制御装
置11に設けた記憶装置13には、少なくとも該制御装
置11のシステムが予約した基本形状領域の種類とその
定義に必要な情報を示した基本形状予約データ13a
と、ロボットの動作や作業を記述したアプリケーション
プログラムのプログラムデータ13bと、動作点の位置
座標や本発明の基本形状領域のデータをはじめとするロ
ボットの動作に関わる環境のパラメータデータ13cが
記憶されている。
【0012】本発明では、ロボットの3次元の動作領域
内における動作可能領域または動作禁止領域を基本形状
領域で定義する。図3に前記基本形状予約データ13a
の中に予約されている基本形状領域の一例を示す。ここ
では、軸線をロボット1の作業座標のX軸に平行とした
円柱の領域をh_column[n]と呼び、その図形
的な特徴のデータは前記パラメータデータ13cのひと
つとして前記制御装置11に設けた記憶装置13に格納
する。h_column[n]は、さきに述べたように
該制御装置11のシステムで予約されており、本実施例
ではpascalを拡張したロボット言語によって、基
本領域全体は空間領域を表わす集合変数として取り扱
い、また個々の図形的な特徴データは図4に示すような
レコード型配列として取り扱う。
【0013】以下、ロボットの作業座標のZ軸に平行と
した円柱の領域をv_column[n]、軸線をロボ
ットの作業座標のX軸に平行とした四角柱の領域をh_
box[n]、軸線をロボットの作業座標のZ軸に平行
とした四角柱の領域をv_box[n]と、h_col
umn[n]と同様の要領で予約している。
【0014】次に、図1の前記ロボット1の動作禁止領
域31の定義について説明する。該動作禁止領域31
は、図5のように該ロボット1の作業軸の全動作領域2
1の中にある障害物41を、外接する前記基本形状領域
で簡単に定義したものである。つまり、該動作禁止領域
31は、図6に示すように該障害物41を外接する円柱
領域32から斜線領域33を除いたものであることは明
瞭である。また、該斜線領域33は、図7のように前記
円柱領域32と四角柱領域34の共通空間である。
【0015】ここでは、該円柱領域32を基本形状領域
v_column[1]に指定し、該四角柱領域34を
基本形状領域h_box[1]に指定する。このように
して前記基本形状領域v_column[1]と前記基
本形状領域h_box[1]の組合せることで、該ロボ
ット1の作業軸の全動作領域21の中にある障害物41
を動作禁止領域31として実用的かつ直感的に設定でき
る。
【0016】実際には、前記基本形状領域v_colu
mn[1]や前記基本形状領域h_box[1]の図形
的な特徴データを前記制御装置11に設けた記憶装置1
3にパラメータデータ13cとして格納する。例えば、
前記円柱領域32を基本形状領域v_column
[1]として登録する手順を、図8の流れ図に従って説
明する。まず、該制御装置11において、教示操作装置
16によって教示モードを選択し、基本形状領域の教示
を行うモードに入る。ここでシステムの用意した前記基
本形状領域の種類の中からv_columnを選択し
て、これから教示を行うv_column[1]を特定
する。
【0017】次に、該記憶装置13のパラメータデータ
13cの領域にv_column[1]として該円柱領
域32の図形的な特徴データを入力する方法を図9、図
10を用いて説明する。図9は図1のロボット1の作業
軸の全動作領域21の平面図であり、図10は同じく側
面図である。
【0018】ここでは、教示の容易な図10における面
Qを該円柱領域32の底面として考え、前記教示操作装
置16を用いて該底面の中心位置oに該ロボット1の作
業軸端部を動作し、該教示操作装置16によって中心位
置oの該ロボット1の作業座標系における座標値を教示
入力する。それぞれのデータは、前記記憶装置11に基
本形状予約データ13aに基づいて格納領域を確保し、
パラメータデータ13cとして、v_column
[1].ox、v_column[1].oy、v_c
olumn[1].ozのように格納される。
【0019】次に、該ロボット1の作業軸端部を前記中
心位置oを起点として前記障害物41に外接する点eに
移動して、点eの座標を中央処理装置12が読み込み、
中心位置oと点eの距離を算出し、その距離を底面の半
径v_column[1].radiusとして該記憶
装置13のパラメータデータ13cの格納領域に格納さ
れる。
【0020】該円柱領域32の高さv_column
[1].heightは、図10の該障害物41の上面
と同一平面上の任意の点を起点にZ軸に平行に負の方向
へ該ロボット1の作業軸端部を全動作領域21の下限ま
で移動し、該下限の点を前記中央処理装置12に教示し
てZ軸の移動距離を算出することにより求める。この場
合、Z軸は負の方向に移動して教示するために、v_c
olumn[1].heightは負の値を持ち、該円
柱領域32の基準底面の中心位置oが円柱の上面である
ことを示す。
【0021】以上のようにして、該記憶装置13にv_
column[1]の図形的な特徴データを登録した
が、円柱領域のデータを修正教示するのではなく、全く
新規に教示登録する場合は、次のような処理方法が有効
である。
【0022】v_column[1].ox、v_co
lumn[1].oy、v_column[1].o
z、v_column[1].radiusを登録する
際は、図9の障害物41に外接するZ軸に垂直な同一平
面内の点e、点f、点gに順次移動して、点e、点f、
点gの各座標値を該中央処理装置12が読み込む。そし
て、該中央処理装置12において前記3点の座標から該
障害物41に外接する円を算出することで、該円柱領域
32の基準底面の中心位置oとその半径は簡単に求ま
り、前記v_column[1].ox、v_colu
mn[1].oy、v_column[1].oz、v
_column[1].radiusの各データは自動
的に教示され該記憶装置13に格納される。なお、3点
から円を特定する演算方法は公知であり、ここでは説明
を略す。
【0023】また、図10に示すとおり、該障害物41
は全動作領域21の下方に突き抜けている。そこで、前
記円柱領域32の高さは該ロボット1のZ軸の負の方向
のソフトウェアリミットの値を前記教示操作装置16に
よって数値入力するだけでもよい。その入力された値か
ら、中央処理装置12が該円柱領域32の高さを算出し
てv_column[1].heightとして前記記
憶装置13に格納することは容易である。
【0024】同様な方法を用いて、前記四角柱領域34
を基本形状領域h_box[1]に登録することができ
る。
【0025】次に登録された前記基本形状領域v_co
lumn[1]と前記基本形状領域h_box[1]
を、ロボットの動作または作業をロボット言語により記
述するアプリケーションプログラム上で空間領域を表わ
す集合変数として取り扱い、ロボット言語によって該集
合変数を相互に集合演算して行うロボットの動作領域の
設定方法を、先に述べたとおり、pascalを拡張し
たロボット言語によって説明する。
【0026】該ロボット言語では、前記空間領域を表わ
す集合変数の集合演算を可能とする組み込み手続きを用
意している。例えば、空間領域Aを表わす集合変数Aと
空間領域Bを表わす集合変数Bの共通集合を表わす手続
きをmeetと呼び、図11に示す。該共通集合は、前
記空間領域Aと前記空間領域Bの共通空間を記述してい
る。
【0027】空間領域Aを表わす集合変数Aと空間領域
Bを表わす集合変数Bの合併集合を表わす手続きをjo
inと呼び、図11に示す。該合併集合は、前記空間領
域Aと前記空間領域Bの合併空間を記述している。
【0028】空間領域Aを表わす集合変数Aの補集合を
表わす手続きをcomplementと呼び、図11に
示す。この補集合は、ロボットの全動作領域の中で前記
空間領域Aに含まれない空間全てを記述している。前記
ロボットの全動作領域とは、本実施例の前記ロボット1
のX、Y、Zの各軸のソフトウェアリミットの設定によ
って制限される作業軸の全動作領域21を指し、ソフト
ウェアリミットの設定と同時に自動的に前記中央処理装
置12によって生成され、前記記憶装置13に格納され
ている。
【0029】次に空間領域Aを動作禁止領域としてロボ
ットの移動を禁じる組み込み手続きをprotect_
areaと呼び、空間領域Bを動作可能領域として動作
禁止領域から解除する組み込み手続きをfree_ar
eaと呼び、図12に示す。本実施例では、前記ロボッ
ト1の作業軸の全動作領域21は動作禁止領域の指定が
無い限り、全動作領域が動作可能である状態を初期状態
としている。
【0030】先に、図5、図6、図7において、前記障
害物41を簡便に示す動作禁止領域31は、前記円柱領
域32と前記四角柱領域34の共通空間領域33を該円
柱領域32から除いたものであると説明したが、別の表
現を行えば、前記円柱領域32と、前記四角柱領域34
に含まれない全動作領域との共通空間である。該動作禁
止領域31は、該ロボット言語において、空間領域を表
わす集合変数を用いると、図13のように記述できる。
【0031】図13の例では、手続きmeetの引数に
図4に構造を示す型名columnと型名boxという
構造の異なるレコード型配列を用いているが、空間領域
を集合演算によって設定するための概念であるために言
語仕様として許可している。
【0032】このようにして、本発明によれば、ロボッ
ト言語によってアプリケーションプログラム上に、3次
元空間の任意の形状を設定かつ記述できる。次に、アプ
リケーションプログラムにおいての実際の展開例を図1
4を用いて説明する。ここで、図14の各行頭部3桁の
数字は、アプリケーションプログラムの行番号を示し、
本実施例の説明に用いるもので、ロボットの動作とは関
わりない。
【0033】101行は、図1の前記ロボット1の作業
軸の全動作領域21の中にある動作禁止領域31を有効
に設定したものである。これによって、以後の該ロボッ
ト1の作業軸は該動作禁止領域31に侵入することを禁
じられる。また、ここでは簡単のため、101行が実行
される以前に動作禁止領域の設定はないものとする。
【0034】102行は、該ロボット1の現在位置から
次の作業点P(1)への直線補間動作を指令するもので
ある。前記制御装置11の中央処理装置12は、前記記
憶装置13のパラメータデータ13cから次の作業点P
(1)の座標値を呼び出し、予め指定された加減速条件
や速度条件に基づいた更新周期で現在位置から次の作業
点P(1)への直線経路上の通過点の座標値を順次算出
する。
【0035】該中央処理装置12は、任意の通過点P
(k)の座標値を算出すると直ちに該座標値が前記10
1行に基づき動作禁止領域31に含まれるか否かの領域
判定を行う。ここで該通過点P(k)のX、Y、Zの各
座標値をそれぞれxk、yk、zkとして説明する。
【0036】まず、該中央処理装置12は、101行か
らv_column[1]で設定された該動作禁止領域
31を構成する円柱領域32の中に、該通過点P(k)
が含まれるか否かの判断を行うために、該中央処理装置
12の記憶装置13のパラメータデータ13cからv_
column[1]の底面の中心位置oのX、Y座標値
v_column[1].ox、v_column
[1].oyと底面の半径v_column[1].r
adiusを呼び出し、第1の判定式(xk−v_co
lumn[1].ox)2 +(yk−v_column
[1].oy)2 <(v_column[1].rad
ius)2 の真偽を確認する演算を行う。
【0037】前記第1の判定式が偽であれば、移動許可
を与え、領域判定を終了する。真であれば、記憶装置1
3のパラメータデータ13cからv_column
[1]の底面の中心位置oのZ座標値v_column
[1].ozと円柱の高さv_column[1].h
eightを呼び出し、本実施例の場合はv_colu
mn[1].heightが負の値であるために、第2
の判定式(v_column[1].oz+v_col
umn[1].height)<zk<v_colum
n[1].ozの真偽を確認する演算を行う。ここで、
v_column[1].heightが正の値であれ
ば、v_column[1].oz<zk<(v_co
lumn[1].oz+v_column[1].he
ight)の真偽を確認する演算を行う。
【0038】前記第2の判定式が偽であれば、移動許可
を与え、領域判定を終了する。真であれば、v_col
umn[1]の空間領域内、つまり前記動作禁止領域3
1を構成する円柱領域32の中に、前記通過点P(k)
が設定されていることになる。
【0039】さらに、該中央処理装置12は、101行
からh_box[1]で設定された該動作禁止領域31
を構成する四角柱領域34の中に、該通過点P(k)が
含まれるか否かの判断を行い、含まれるならば、移動許
可を与え、領域判定を終了する。もし、該四角柱領域3
4の中に、該通過点P(k)が含まれないのであれば、
該通過点P(k)は前記動作禁止領域31内に設定され
ていることとなり、前記ロボット1の作業軸の侵入を避
けるために、該中央処理装置12は該ロボット1と前記
障害物41の衝突を避けるべく、アラームを表示しつつ
前記サーボ制御装置17に対して、緊急停止指令を与え
る。これらの演算は、特開昭64−16394号公報に
開示された方法によって、ロボット動作の現在位置より
先行させることで、動作禁止領域に侵入する以前に減速
停止させることもできる。
【0040】前記領域判定の結果、移動許可が与えられ
た場合は、前記通過点P(k)の座標値を前記サーボ制
御装置17に与え、該ロボット1を指定経路上で動作さ
せるとともに、次の通過点の算出を行っていく。
【0041】このようにして前記作業点P(1)に該ロ
ボット1が到着すると、前記中央処理装置12は、次の
制御に移り、さらに経て図14の201行に制御を移
す。ここでは、前記記憶装置13のパラメータデータ1
3cの一つとして格納してある前記v_column
[1]の要素を新たにv_column[2]に複写す
る。本実施例では、図4に示すような同一の構造を持つ
同一型名の集合変数間では、この様に要素の複写を許し
ている。
【0042】202行では、新たに設定されたv_co
lumn[2]の底面の中心位置のX座標値に200を
加えている。201行と202行によって、前記v_c
olumn[1]をX軸の正方向に200mm平行移動
して、その円柱領域を該v_column[2]に設定
したことになる。203行と204行は、同様に前記h
_box[1]をX軸の正方向に200mm平行移動し
て、その円柱領域を該h_box[2]に設定したこと
を示す。
【0043】205行は、前記101行で設定した動作
禁止領域31を解除している。この時点で、該ロボット
1はアプリケーションプログラム上では前記全動作領域
21内で移動を束縛されていない。
【0044】206行では、前記v_column
[2]とh_box[2]を用いて、前記動作禁止領域
31とは別の動作禁止領域が設定されたことになり、2
06行で示す動作禁止領域は前記201行から204行
の内容から、前記動作禁止領域31がそのままの形状で
X軸の正方向に200mm平行移動したことになる。こ
こでは、アプリケーションプログラムの前記102行か
ら201行まで処理が進む間に何等かの条件によって、
前記障害物41がX軸の正方向に200mm平行移動し
たことを想定している。
【0045】207行では、前記中央処理装置12が前
記102行と同様に前記新たな動作禁止領域に対する領
域判定を行いながら該ロボット1をさらに次の作業点P
(2)へ移動させるための位置指令を作成して、前記サ
ーボ制御装置17に通過点の座標値を送り続ける。
【0046】なお、ロボットが運用上の観点から複数の
座標系を持ち、目標位置座標や経路座標を算出する際に
座標変換を行っていることは公知であるので、実施例の
説明を明解にするために、本実施例では全ての座標値を
同一の座標系で取り扱ったことを追記しておく。
【0047】このようにして本発明は実施されるが、ロ
ボットのアーム構造は直角座標型に限定されるわけでは
なく、円筒型や各種の多関節型にも適用される。また、
領域判定では、簡単のためX、Y、Z軸の座標値に限定
しているが、作業軸の旋回を含めた他の制御軸の追加も
同様に適応が可能である。逆に、本実施例では3次元空
間の事例を示したが、2次元平面に限定して使用できる
ことは言うまでもない。
【0048】本実施例では、システムの用意した基本形
状領域を円柱2種類、四角柱2種類に限定したが、もち
ろんこの限りではない。しかし、本発明の主旨を考慮
し、ロボット言語内で領域を定義して、実用的かつ直感
的に取り扱うためには、あまり基本形状領域の種類を多
くすることは望ましくない。また、障害物等の形状の設
定を基本形状領域の組合せで精度を高めるために、必要
以上に多数の基本形状領域を組み合わせることも、簡便
さの面で本発明の主旨に反する。ロボットの経路制御は
精度を要求されることは多いが、作業対象ではない障害
物の定義は、ロボットの作業に支障のない限り、単純な
基本形状領域の組合せで設定されるべきである。
【0049】また、本発明はロボットの3次元の動作領
域内における動作可能領域または動作禁止領域を予約さ
れた基本形状領域によって定義したが、ロボットのアー
ムまたはロボットの把持する物体まで拡張して考えるこ
ともできる。
【0050】さらに、基本形状領域の教示については、
図2のようにロボットの制御装置11に、または外部演
算装置18に、または該ロボットの制御装置11と該外
部演算装置18の間にデータ変換手段19を設け、例え
ば該外部演算装置18のCADシステムによって教示す
ることも可能であるし、該ロボットの制御装置11で教
示した基本形状領域を該外部演算装置18でソリッドモ
デルとして視覚的に表示することも可能である。さら
に、視覚的な教示機能や表示機能を該ロボットの制御装
置11に持たせることで、本発明が有効に活用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明により、基本形状領域とその組合
せによって動作可能領域または動作禁止領域の実用的か
つ直感的な設定と記述が可能になるとともに、ロボット
の全動作領域内の自由な位置に動作可能領域または動作
禁止領域を設定できる。また、各基本形状領域は、ロボ
ットの動作または作業をロボット言語により記述するア
プリケーションプログラム上で空間領域を表わす集合変
数として取り扱い、前記集合変数をロボット言語によっ
て相互に集合演算を行うことで、任意の形状の動作可能
領域または動作禁止領域を定義することができ、前記の
動作可能領域または動作禁止領域の設定解除もロボット
言語により記述するアプリケーションプログラム上で可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロボットとその動作領
域の関係図である。
【図2】本発明の一実施例に適応されるロボットの制御
装置の構成である。
【図3】本発明の一実施例に適応される基本形状領域と
そのデータである。
【図4】本発明の一実施例に適応される基本形状領域の
データ構造を示す。
【図5】本発明の一実施例の障害物と動作禁止領域の関
係を示す。
【図6】本発明の一実施例の動作禁止領域の空間的な構
成を示す。
【図7】本発明の一実施例の動作禁止領域を設定するた
めの円柱領域と四角柱領域の関係を示す。
【図8】本発明の一実施例の円柱領域の教示の手順を示
す。
【図9】本発明の一実施例のロボットの動作領域を示す
平面図である。
【図10】本発明の一実施例のロボットの動作領域を示
す側面図である。
【図11】本発明の一実施例のロボット言語の空間領域
を表わす集合変数の集合演算を可能とさせる組み込み手
続きを示す。
【図12】本発明の一実施例のロボット言語の動作禁止
領域または動作可能領域の設定を可能とさせる組み込み
手続きを示す。
【図13】本発明の一実施例のロボット言語の空間領域
を表わす集合変数の集合演算を用いて表した動作禁止領
域を示す。
【図14】本発明の一実施例のロボット言語によるアプ
リケーションプログラムにおいての集合変数の実際の展
開例を示す。
【符号の説明】
1 ロボット 11 ロボットの制御装置 12 中央処理装置 13 記憶装置 31 動作禁止領域 32 円柱領域 34 四角柱領域 41 障害物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの全動作領域内における動作可
    能領域または動作禁止領域を予約された基本形状領域に
    よって定義することを特徴とするロボットの動作領域設
    定方法。
  2. 【請求項2】 ロボットの動作または作業をロボット言
    語により記述するアプリケーションプログラム上で空間
    領域を表わす集合変数として前記基本形状領域を取り扱
    い、ロボット言語によって前記集合変数を相互に集合演
    算することで、任意の形状の動作可能領域または動作禁
    止領域を定義することを特徴とする請求項1に記載のロ
    ボットの動作領域設定方法。
JP15007992A 1992-05-19 1992-05-19 ロボットの動作領域設定方法 Pending JPH05324032A (ja)

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