JPH05325105A - 光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路 - Google Patents

光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路

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JPH05325105A
JPH05325105A JP13076192A JP13076192A JPH05325105A JP H05325105 A JPH05325105 A JP H05325105A JP 13076192 A JP13076192 A JP 13076192A JP 13076192 A JP13076192 A JP 13076192A JP H05325105 A JPH05325105 A JP H05325105A
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JP
Japan
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coil
magnetic field
recording
magnetic head
switching element
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JP13076192A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogata
隆司 緒方
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの励磁電流が反転した後に、励磁
電流が降下するのを防止して安定した磁界を光磁気記録
媒体に印加することが可能な磁気ヘッド駆動回路を提供
すること。 【構成】 光磁気記録媒体に記録磁界を与える少なくと
も1つのヘッドコイル10と、前記ヘッドコイル10及
び補助コイル12,13に電流を供給するための直流電
源11と、前記直流電源11とヘッドコイル10とを接
続して、記録信号に応じてオン/オフする少なくとも2
つのスイッチング素子14,15と、各スイッチング素
子14,15に流れる電流の方向を一方向に制限するダ
イオード16,17と、前記2つのスイッチング素子1
4,15にそれぞれ並列に接続されたコンデンサ18,
19とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
て磁界変調方式でオーバライトを行うことができる光磁
気記録用磁気ヘッド駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録において、消去と記録を同時
に行うオーバライト(重ね書き)方式の1つとして図9
にその原理を示すような磁界変調方式の光磁気記録装置
51が知られている。すなわち、光磁気ディスク53の
垂直磁化膜53aに半導体レーザ55から照射された一
定のレーザ光をレンズを介して集光させ、ディスク基板
53bを経て上記垂直磁化膜53aの温度を、該磁化膜
53aのキュリー点以上に上げておき、磁気ヘッドコイ
ル10が巻回された磁気ヘッド52による磁界を磁界変
調回路58を介して記録信号に応じて変調し、上記磁化
膜53aに磁界の変化に応じた磁気パターンを残すこと
により情報の記録を行うものである。
【0003】このような磁界変調方式で記録を行う場
合、垂直磁化膜53aの磁化を反転させるのに必要な磁
界は膜特性にも依存するが、一般に数百Oe以上の大きな
磁界が必要である。しかも、光磁気記録の非接触記録の
利点を生かすためには、磁気ヘッド52は光磁気ディス
クより数百μm以上離す必要があり、そのためには磁気
ヘッド52には数10アンペアターン以上の大きな起磁
力が要求される。また、高密度記録をするためには、ヘ
ッド発生磁界の立ち上がり時間も十分に速くする必要が
ある。
【0004】このような条件を満足させるためには、従
来、電流駆動型や電圧駆動型の磁気ヘッド駆動回路が用
いられている。電流駆動型のヘッド駆動回路の基本回路
を図10に示す。これは、磁気ヘッドコイル10に抵抗
62を介して記録信号に応じて極性の変化する電圧信号
源64を接続した回路である。
【0005】このヘッド駆動回路61では、抵抗62の
抵抗値Rを磁気ヘッドコイル10のインピーダンスZL
より十分大きく設定することにより、磁気ヘッドコイル
10に記録信号に応じて極性が高速に反転する励磁電流
IHを流して、高周波記録を可能にしている。
【0006】また、電圧駆動型のヘッド駆動回路は、図
10に示す電流駆動型のヘッド駆動回路の抵抗62を0
Ωとした回路と等価であり、コイル10に極性の変化す
る高い電圧を直接印加してヘッドコイル10に励磁電流
を流す回路である。電圧信号源64の電圧VCを大きく
することによって、ヘッドコイル10に流れる電流の立
ち上がり時間を短くして、高周波記録を可能としてい
る。
【0007】この高い電源電圧を得るために、図11に
示すような補助コイルの逆起電圧を用いた電圧駆動型の
磁気ヘッド駆動回路(特開昭63−94406)70も
考案されている。この回路70では、ヘッドコイル10
のインダクタンスLより十分大きなインダクタンスL
1,L2を有する補助コイル71,72を備え、S1及
びS2で示すスイッチング素子73,74を交互にO
N,OFFすることにより、補助コイル71,72で発
生する逆起電圧と直流電源75の電源電圧Vcの和をヘ
ッドコイル10に印加して、ヘッドに流れる電流の立ち
上がり時間を短くするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
す電流駆動型の回路においては、磁気ヘッドコイル10
のインダクタンスL、直列抵抗62の抵抗値Rとする
と、電流の立ち上がり時間tdは一般に次式、td=L
/Rにより近似できる。ここでtd=50nsec、L=5
μHとすると、直列抵抗62の抵抗値はR=100Ωと
なり、ヘッドコイル10に流れる電流振幅IHを1Aと
すると、抵抗62で消費される電力Prは、記録信号が
50%デューティの場合、Pr=1/2・IH・IH・R
=50Wとなる。つまり、高密度記録をするためにヘッ
ドコイル10の励磁電流の立ち上がりを速くすると、こ
のような電流駆動型の回路では消費電力が増大し、回路
部分からの発熱の増大及び回路の大型化等の問題が生じ
ていた。
【0009】また、電圧駆動型の回路の場合は、電流の
立ち上がり時間tdは、ヘッドコイル10のインダクタ
ンスLとし、ヘッドに流れる電流の最大値をIH、ヘッ
ドに印加される電圧振幅をVCとすると、td=L・I
/VCで近似され、例えばtd=50nsec、L=5μ
H、I=1Aとすると、VC=100Vとなる。つま
り、高密度記録をしようとすると高い電源電圧が必要
で、この電圧源を制御する回路素子での損失が大きくな
る問題があった。
【0010】このような回路損失を改善するために考案
された図11に示すような補助コイルを用いた磁気ヘッ
ド駆動回路70の動作について、図11,図12により
説明する。
【0011】まず、この磁気ヘッド駆動回路70に図1
2(a)に示す記録信号が与えられたとすると、図示し
ていないスイッチング制御回路により、図11のスイッ
チング素子73,74(S1及びS2でそれぞれ示す)
は、図12(b),(c)で示すように交互にON,O
FF動作を繰り返す。この時、補助コイル71(72)
にはスイッチング素子S1(S2)がONの間エネルギ
ーが蓄えられ、スイッチング素子S1(S2)がOFF
の時に、補助コイル71(72)に逆起電圧が誘起され
る。
【0012】従って、ヘッドコイル10の各端子の電圧
VA,VBは、図12(d),(e)に示すように変化
し、磁気ヘッドのコイル10には、図12(f)に示す
ような記録信号に応じて極性の反転する電流IHが流れ
る。従って、この駆動回路70を用いれば、低い電源電
圧でも、ヘッドコイル10の電流反転時に高い電圧を印
加でき、定電流時にはコイルの抵抗分のみに対して電流
を流せば良いため、低消費電力で電流の立ち上がり時間
を短くした高密度記録が可能になる。
【0013】しかしながら、この補助コイル71,72
を用いた磁気ヘッド駆動回路70では、高速のスイッチ
ング素子S1,S2としてMOSFET等の半導体素子
を用いるため、高周波ではスイッチOFFでもスイッチ
端子間容量のために、低インピーダンスになったり、ヘ
ッドコイル10と共振回路を形成したりするため、回路
が理想的に動作しないことがあった。例えば、スイッチ
ング素子73(74)がOFF、スイッチング素子74
(73)がONになった時に、ヘッドコイル10にはス
イッチング素子73(74)のスイッチング素子間容量
が低インピーダンス素子として接続されたのと等価の状
態となり電流反転後のヘッドコイル励磁電流IHの降下
が大きい波形となったりすることがあった。
【0014】このように一定になるべき励磁電流が下降
すると、磁気ヘッドより発生する磁界も低下するので、
発生磁界の振幅が、光磁気記録媒体を記録方向、消去方
向に十分に磁化するのに必要な磁界幅を下回って、記録
媒体に対して、安定な記録ができずに、記録信号パター
ンによっては、再生信号のノイズレベルが増加する問題
があった。
【0015】特に、高密度記録のため、媒体の記録磁化
パターンのエッジ部分に情報を与えるようなエッジ記録
を行う場合、記録パターンのエッジ部分が磁界不足で不
鮮明になり、信号再生時のジッターやC/Nが悪化して
正確な記録ができなかった。また、この問題を回避する
ために、励磁電流が下降しても十分な記録磁界を記録媒
体に印加できるように励磁電流の振幅を大きくすると、
ヘッド駆動回路やヘッドの損失が増加する問題があっ
た。
【0016】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、磁気ヘッドの励磁電流が反転した後に、励磁電
流が降下するのを防止することにより、記録パターンに
よらず、磁化反転の間で一定の安定した磁界を光磁気記
録媒体に印加することが可能な、高密度エッジ記録に適
した磁気ヘッド駆動回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するために、光磁気記録媒体に記録磁界を与える少
なくとも1つのコイルと、前記コイルに電流を供給する
ための直流電源と、前記直流電源と前記コイルとを接続
して、記録信号に応じてオン/オフする少なくとも2つ
のスイッチング素子と、各スイッチング素子に流れる電
流の方向を一方向に制限する手段と、前記2つのスイッ
チング素子にそれぞれ並列に等価的に接続されたコンデ
ンサとを備えている。
【0018】
【作用】
【0019】本発明によれば、少なくとも1つのコイル
が光磁気記録媒体に対して記録磁界を発生する時に、前
記コイルに変化速度の大きな励磁電流を流すとともに、
励磁電流の変化直後に安定した一定電流を流すことによ
り、前記コイルより発生する記録磁界の記録信号パター
ンによる磁界振幅の変化を小さくすることができる。
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を具体的
に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係
り、図1は第1実施例の光磁気記録用磁気ヘッド駆動回
路の基本回路構成を示し、図2は第1実施例におけるス
イッチング素子制御回路を含む具体例を示し、図3は第
1実施例の動作説明図を示す。
【0020】図1において、1は本発明の第1実施例の
(光磁気記録用)磁気ヘッド駆動回路の基本回路であ
り、光磁気記録媒体に記録磁界を印加するための磁気ヘ
ッドの磁気ヘッドコイル10と、2つの補助コイル1
2,13と、磁気ヘッドコイル10及び補助コイル1
2,13に電流を供給するための直流電源11と、2つ
のスイッチング素子14,15と、S1及びS2でそれ
ぞれ示すスイッチング素子14,15と補助コイル12
の間に設けられたダイオード16,17(D1及びD2
でそれぞれ示す)と、スイッチング素子14,15にそ
れぞれ並列に接続されたC1及びC2でそれぞれ示すコ
ンデンサ18,19とから構成されている。
【0021】尚、第1実施例を備えた光磁気記録再生装
置は図9において、磁界変調回路58と磁気ヘッド52
部分を第1実施例に置換した構成となる。図1におい
て、2つのスイッチング素子14,15は、記録信号に
応じて高速で交互にON,OFFするようになってお
り、例えば、図2の具体例に示す磁気ヘッド駆動回路2
のようにMOS−FET20,21のような高速スイッ
チング素子と、インバータ22からなるスイッチ制御回
路25で構成される。
【0022】以下、図1〜図3を参照して本第1実施例
の動作について説明する。まず、本ヘッド駆動回路1又
は2に図3(a)のような記録信号が与えられたとする
と、スイッチング素子S1(14又は20)は、図2に
示すようなスイッチング制御回路25により、記録信号
が1の時にOFF、0の時にONとなるように動作す
る。
【0023】一方、スイッチング素子S2(15又は2
1)は記録信号が0の時にOFF、1の時にONとなる
ように動作する。即ち、2つのスイッチング素子S1,
S2は、図3(b),(c)で示すように記録信号に応
じて交互にON,OFFを繰り返す。
【0024】ここで、スイッチング素子S1がONから
OFF、スイッチング素子S2がOFFからONになっ
た瞬間、補助コイル12には、スイッチング素子S1が
ONの間に蓄えられたエネルギにより、高い逆起電圧が
発生し、磁気ヘッドコイル端Aの電位VAは、図3
(d)のVAPに示すように、瞬時に電源電圧Vcの数倍
まで上がる。
【0025】この時、磁気ヘッドコイル10に流れる励
磁電流IHが流れ、電圧VAに応じて急速に立ち上がり、
ヘッドコイル10に電流が流れることにより、補助コイ
ル12の逆起電圧も低下して、ヘッドコイル端電位VA
が、電源電圧VC近くまで低下しようとする。この間、
スイッチング素子S1と並列に接続されたコンデンサ1
8には、電荷がチャージされ、D1で示すダイオード1
6のカソード側は電源電圧Vc以上に保持される。
【0026】従って、ヘッドコイル端Aの電位がダイオ
ード16のカソード電位を越えない限りは、ダイオード
16により、スイッチング素子S1及びコンデンサ18
の回路に流れ込む電流は無く、スイッチング素子S2が
ONになって、ダイオード16のカソード電位が0V近
くまで低下するまでは、スイッチング素子S1の端子間
はハイインピーダンスとなり、ヘッドコイル10には、
電源11より、一定の電流が流れる。
【0027】ここで、コンデンサ18及び19は、各々
並列に接続されたスイッチング素子S1,S2より大き
な一定電位に保ち、ダイオード16,17に逆バイアス
をかけ続けることで、ダイオードの阻止動作を安定にす
る。つまり、コンデンサ18,19の容量C1,C2
は、小さ過ぎるとダイオード16,17の動作が不安定
となり、コイル端A,Bの電位が不安定となるし、大き
過ぎると、チャージ量が大きくなり、補助コイル12,
13に発生する逆起電圧が低下してしまう。
【0028】従って、コンデンサ18,19の容量C
1,C2は、記録周波数、電源電圧によっても異なる
が、数MHzでの記録を行う場合には数100pF前後の
最適値に設定する必要がある。この場合、スイッチング
素子14,15としては、一般に図2に示すようなMO
S−FETが用いられるので、MOS−FETのドレイ
ン・ソース間の容量で代用することができる場合もあ
る。
【0029】代用した場合にはスイッチング素子S1,
S2にそれぞれ並列にコンデンサ18,19が等価的に
接続されたスイッチング素子14(又は20),15
(又は21)となり、実際にはコンデンサ18,19が
接続されていないものとなる。しかし、その動作から、
コンデンサ18,19が等価的に接続されたものか否か
を判断できる。尚、スイッチング素子14(又は20)
と15(又は21)の特性が等しい或いはほぼ等しい場
合にはコンデンサ18,19の容量C1とC2を等しい
値に設定できる。
【0030】次にスイッチング素子S1がONになり、
スイッチング素子S2がOFFになると、コイル端A点
の電位VA はほぼ0Vとなり、補助コイル12には再度
エネルギーが蓄えられる。同時に、補助コイル13に逆
起電圧が発生して、図3(b)に示すようにヘッドコイ
ル端Bの電位VB を押し上げるので、ヘッドコイル10
の電流IH は極性が反転して、コイル端BからA端の方
向へ流れる電流が急速に立ち上がる。この時のヘッドコ
イル端の電位VB の変化も、先のVA の場合と同様に変
化する。
【0031】以下、同様の動作が記録信号に応じて繰り
返される。従って、磁気ヘッドコイル端A及びBの電位
VA ,VB は、図3(d),(e)に示すように変化す
るため、磁気ヘッドコイル10の両端の電圧は、電位V
A とVB の差の電位VA −VB が図3(f)のようにな
り、ヘッドコイル10には、記録信号に応じて極性が高
速に変化する励磁電流IH が図3(g)のように流れ
る。
【0032】この時、磁気ヘッドコイル10が巻かれた
磁気ヘッドの主磁極コアからは、励磁電流IH に応じた
磁界が発生して、光磁気記録媒体の記録膜上の磁界HD
は図3(h)のようになる。この磁界HD の磁界振幅の
書き込み方向の磁界HDW及び消去方向の磁界HDEが、光
磁気記録媒体を書き込み、消去方向に十分に磁化するの
に必要な磁界HW ,HE を越えるように大きく設定され
ていると、光磁気記録媒体には、記録信号に応じた磁化
パターンが書き込まれる。
【0033】このように、本実施例においては、補助コ
イルの12,13の働きにより、ヘッドコイル端に電源
電圧Vcの数倍の電圧を印加して、ヘッドの励磁電流の
極性を高速に反転するとともに、反転後のコイル端電位
が、ヘッド自身の逆起電圧により低下するのを各スイッ
チング素子とヘッドコイル端の間に接続されたダイオー
ド、及びスイッチング素子に並列に接続されたコンデン
サにより阻止して電位を維持することで、極性反転後の
励磁電流を素早く一定に保つことが可能となる。
【0034】従って、本実施例の磁気ヘッド駆動回路に
接続される磁気ヘッドからは、高速に反転し、反転後に
一定強度となる磁界が安定して記録媒体に印加されるの
で、高周波の記録信号で高密度記録を行う場合でも、鮮
明な磁化パターンを記録媒体上に磁界変調記録すること
が可能で、記録信号のパターンによらず、ノイズ、ジッ
タの少ない再生信号が得られる。
【0035】次に本発明の第2実施例について、図4〜
図6により説明する。本実施例は基本的な構成は第1実
施例の磁気ヘッド駆動回路2と同じであるが、スイッチ
ング制御回路35に遅延回路31を設けて、ヘッドコイ
ル10の励磁電流パルス幅を微調整できるようにした点
が第1実施例と異なる。
【0036】図4に第2実施例の磁気ヘッド駆動回路3
を示す。この磁気ヘッド駆動回路3では、スイッチング
素子20及び21のスイッチング制御回路35に、遅延
を行う遅延回路31を入れることにより、図6(b),
(c)に示すようにスイッチング素子S1のON/OF
Fタイミングより時間Δtだけ遅らせて、スイッチング
素子S2がON/OFFするようにしている。この遅延
回路31としては、ディレーラインを用いても良いし、
図5に示すような、遅延量Tのインバータ素子32をN
個(Nは偶数)直列に接続してN×Tの遅延時間を得て
も良い。
【0037】従って、記録信号が図6(a)のような場
合には、ヘッドコイル10の両端の電圧VA −VB は図
6(d)に示すようになり、記録信号に対して、負方向
のピーク電圧VBPのみがΔtだけ遅れた電圧波形とな
る。従って、ヘッドの励磁電流IH の反転間隔が、図6
(e)に示すように、書き込み方向の間隔がΔt広が
り、消去方向の間隔がΔt縮まった波形となり、ヘッド
から記録媒体に印加される磁界HDhも図6(f)に示す
ように同様に変化する。
【0038】この時、記録媒体に光ピックアップのアク
チュエータ等から、消去方向の一定漏れ磁界Hbが垂直
に印加されているとすると、磁気ヘッドから磁界と前記
漏れ磁界との重畳磁界HD は、図6(g)に示すように
消去方向にバイアスをかけた磁界となる。
【0039】この時、記録媒体を消去方向及び書き込み
方向に十分に磁化するのに必要な磁界をHE ,HW とす
ると、記録磁化パターンのエッジ部分(HW とHE の中
間部分に相当)は、バイアス磁界Hb が無い時に比べ、
バイアス磁界Hb が印加されることにより、立ち上が
り、立ち下がりエッジで各々Δtsだけ縮むことにな
る。Δtsは、磁界反転の遷移時間が長い程顕著にな
る。
【0040】そこで、前記駆動回路の遅延時間Δt=2
Δtsとなるように設定すれば、磁化パターンのシフト
量を補正することができ、図6(h)に示すように、磁
化パターンのパターン幅と間隔Tn は、図6(a)の記
録信号のTn とほぼ同じになる。
【0041】以上のように、本実施例では、スイッチン
グ素子S1,S2のON/OFFを制御するスイッチン
グ制御回路35に遅延回路31を入れて、2つのスイッ
チング素子S1,S2のタイミングを互いにずらすこと
により、書き込み方向や消去方向の反転間隔を自由に設
定可能となり、光磁気記録媒体上の漏れ磁界等による磁
化パターンシフトを補正することができ、記録信号に忠
実な磁界変調記録が可能となり、エッジ記録に適した装
置を実現できる。
【0042】次に本発明の第3実施例について、図7及
び図8により説明する。本実施例の磁気ヘッド駆動回路
4は、図7に示すように、磁気ヘッドに2つのコイル4
3,44を巻き、両コイル43,44に交互に逆方向の
電流を流して磁界の反転を行うのが、第1実施例と異な
る。つまり、第1実施例のように補助コイルに流れる電
流も、ヘッドの励磁電流として用いることで、第1実施
例の駆動回路より低損失の磁気ヘッド駆動回路4を実現
できる。
【0043】以下、本実施例の磁気ヘッド駆動回路4の
動作について、図7及び図8により説明する。図7にお
いて、43,44は磁気ヘッドの主磁極に巻かれたイン
ダクタンスがそれぞれL1及びL2の2つのコイルで、
コイル43の巻き始めとコイル44の巻き終わりの端子
は、各々ダイオード16,17及びスイッチング素子4
1,42を介して直流電源16の陰極と接続されてお
り、各スイッチング素子41,42には、並列にコンデ
ンサ18,19(この例では互いに等しい容量C0であ
る。)がそれぞれ接続されている。また、コイル43の
巻き終わりとコイル44の巻き始めの両端子は、直流電
源11の陽極に接続されている。
【0044】本実施例の駆動回路に図8(a)に示すよ
うな記録信号が入力されたとすると、各スイッチング素
子41(S1),42(S2)は、記録信号に応じて、
図8(b),(c)のように交互にON,OFFを繰り
返す。この場合においても、ダイオード16及び17
と、コンデンサ18及び19は、スイッチング素子41
や42がOFFになる時の電流の漏れを阻止して、各ス
イッチング素子41,42の端子間をハイインピーダン
ス状態とするため、高周波記録信号が入力した場合も、
ほぼ理想的なスイッチ動作が可能となる。
【0045】つまり、スイッチング素子41(S1)と
42(S2)が記録信号により交互にON,OFFする
と、コイル43と44には交互に図8(f),(g)に
示す電流IH1,IH2が流れて、ヘッドから発生する磁界
H0 は図8(h)で示すように反転する。従って、コイ
ル43及びコイル44が連続した1つのコイルと見なす
と、コイル両端の電位VA ,VB は、図8(d),
(e)に示すように変化するため、ヘッドコアには図8
(h)に示すような、記録信号に応じて高速に極性の反
転する磁界H0 が発生する。
【0046】つまり、この実施例においても、ダイオー
ド16,17及びコンデンサ18,19の働きにより、
コイル端に高い逆起電圧を発生させるとともに、高電圧
発生直後の電位が安定するため、磁界反転後の磁界を安
定に維持することができる。また、本第3実施例におい
ては、磁気ヘッドに巻かれた2つのコイル43,44に
より、ヘッドコイル端に交互に逆起電圧を生じさせてい
るため、各コイルに流れる電流をヘッドの発生磁界とし
て有効に利用できるため、第1実施例のように補助コイ
ルに余分な電流を流すことも無く、磁気ヘッド駆動回路
の消費電力を減少することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、磁気ヘッドコイルに変化速度の大きな励磁電流を流
して光磁気記録媒体を高速に磁化反転するとともに、励
磁電流の変化直後に安定した一定電流を流して、磁化反
転後の磁界を記録信号によらず一定にすることにより、
高密度記録においても、信号再生時のノイズやジッタを
小さくした、磁界変調記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光磁気記録用磁気ヘッド
駆動回路の基本的構成図。
【図2】スイッチング素子制御回路を含む第1実施例に
おける磁気ヘッド駆動回路の具体的回路図。
【図3】第1実施例の動作説明図。
【図4】本発明の第2実施例の光磁気記録用磁気ヘッド
駆動回路の構成を示す回路図。
【図5】第2実施例における遅延回路の具体的回路図。
【図6】第2実施例の動作説明図。
【図7】本発明の第3実施例の光磁気記録用磁気ヘッド
駆動回路の構成を示す回路図。
【図8】第3実施例の動作説明図。
【図9】従来の光磁気記録再生装置の概略の構成図。
【図10】従来の磁気ヘッド駆動回路の構成を示す回路
図。
【図11】従来の他の磁気ヘッド駆動回路の構成を示す
回路図。
【図12】図11の動作説明図。
【符号の説明】
1、2、3…(光磁気記録用)磁気ヘッド駆動回路 10…ヘッドコイル 11…電源 12、13…補助コイル 14、15、20、21…スイッチング素子 16、17…ダイオード 18、19…コンデンサ 22…インバータ 25…スイッチング制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体に記録磁界を与える少な
    くとも1つのコイルと、前記コイルに電源電圧以上の電
    圧を印加するための少なくとも1つのコイルと、前記コ
    イルに電流を供給するための直流電源と、前記直流電源
    と各コイルとを接続して、記録信号に応じてオン/オフ
    する少なくとも2つのスイッチング素子と、各スイッチ
    ング素子に流れる電流方向を一方向に制限する手段と、
    前記2つのスイッチング素子に並列にそれぞれ等価的に
    接続されたコンデンサとを備えたことを特徴とする光磁
    気記録用磁気ヘッド駆動回路。
  2. 【請求項2】 光磁気記録媒体に記録磁界を与える2つ
    のコイルと、前記2つのコイルに電流を供給するための
    直流電源と、前記直流電源と各コイルとを接続して、記
    録信号に応じてオン/オフする少なくとも2つのスイッ
    チング素子と、各スイッチング素子に流れる電流方向を
    一方向に制限する手段と、前記2つのスイッチング素子
    に並列にそれぞれ等価的に接続されたコンデンサとを備
    え、前記2つのコイルが、光磁気記録媒体に対して、互
    いに反対の極性の磁界を与えることを特徴とする光磁気
    記録用磁気ヘッド駆動回路。
JP13076192A 1992-05-22 1992-05-22 光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路 Withdrawn JPH05325105A (ja)

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