JPH0512604A - 磁気ヘツド駆動回路 - Google Patents

磁気ヘツド駆動回路

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JPH0512604A
JPH0512604A JP16575491A JP16575491A JPH0512604A JP H0512604 A JPH0512604 A JP H0512604A JP 16575491 A JP16575491 A JP 16575491A JP 16575491 A JP16575491 A JP 16575491A JP H0512604 A JPH0512604 A JP H0512604A
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JP
Japan
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coil
inductor
switching element
resonance
capacitor
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JP16575491A
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Inventor
Takashi Ogata
隆司 緒方
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共振用コンデンサと磁気ヘッドコイルの本来
の共振動作を阻害することなく、共振用コンデンサとイ
ンダクタとの間で生じる不要共振を無くして、ノイズの
少ない再生信号を得られるように記録を行うことのでき
る磁気ヘッド駆動回路を提供することを目的とする。 【構成】 記録用磁界発生ヘッドコイル12にコンデン
サ13を直列に接続した直列共振回路と、この直列共振
回路に記録信号に応じて電流を流すために直流電源15
及び直列共振回路との間に接続された第1のスイッチン
グ素子14と、上記ヘッドコイル12より大きなインダ
クタンスを有する第1のコイル16と、この第1のコイ
ル16と上記直流電源15を接続する第2のスイッチン
グ素子18とを有し、上記第2のスイッチング素子18
がOFFして上記第1のコイル16の両端に逆起電圧が
発生している時のみ上記第1のコイル16とコンデンサ
13が導通して並列接続させるダイオード10を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に対して
磁界変調方式でオーバライトを行うことのできる磁気ヘ
ッド駆動回路に関する。
【0002】
【従来技術】光磁気記録において、消去と記録を同時に
行うオーバライト(重ね書き)方式の1つとして図8に
その原理を示すような磁界変調方式が知られている。す
なわち、光磁気ディスク51の垂直磁化膜52に半導体
レーザ53から照射された一定のレーザ光をレンズ54
を介して集光させ、ディスク基板55を経て上記垂直磁
化膜52の温度を、該磁化膜52のキュリー点以上に上
げておき、磁気ヘッド56による磁界を磁界変調回路5
7を介して記録信号に応じて変調し、上記磁化膜52に
磁界の変化に応じた磁気パターンを残すことにより情報
の記録を行うものである。
【0003】このような磁界変調方式により記録を行う
場合、垂直磁化膜52の磁化を反転させるのに必要な磁
界は膜特性に依存するが、一般に数百Oe 以上の大きな
磁界が必要である。しかも、光磁気記録の非接触記録の
利点を生かすためには、磁気ヘッド56は光磁気ディス
ク51より数百μm以上離す必要があり、そのためには
磁気ヘッド56には数10アンペアターン以上の大きな
起磁力が要求される。また、高密度記録をするために
は、ヘッド発生磁界の立ち上り時間も十分に短くする必
要がある。
【0004】このような条件を満足させるためには、従
来、図9に示すような電流駆動型の磁気ヘッド駆動回路
が用いられている。つまり、磁気ヘッドコイル61の両
端に直流電源62に対して各々直列に抵抗、スイッチが
接続されるような2組の抵抗63,64及びスイッチン
グ素子65,66を備え、この2つのスイッチング素子
65,66を記録信号に応じて交互にON,OFFする
ことにより、磁気ヘッドコイル61に記録信号に応じて
方向の異なる電流IM1,IM2を流す回路構成である。こ
の回路では直列抵抗63,64の抵抗値Rを磁気ヘッド
コイル61のインピーダンスZL より十分大きく設定す
ることにより、磁気ヘッドコイル61を電流ドライブし
て、高周波記録を可能としている。
【0005】また電圧駆動型の回路としては、図10に
示すような回路が用いられる。これは図9の回路の抵抗
63,64を0Ωとした回路と等価であり、磁気ヘッド
コイル71にはスイッチング素子72,73を記録信号
に応じてON,OFFすることにより直流電源74の電
圧Vc が直接印加されて、方向の異なる電流IM3,IM4
が流れる。この回路では直流電源74の電圧Vc を大き
くすることによってヘッドコイル71に流れる電流の立
ち上り時間を短くして高周波記録を可能としている。
【0006】この高い電源電圧を得るために、図11に
示すような補助コイルの逆起電圧を用いた磁気ヘッド駆
動回路(特開昭63−94406)も考案されている。
この回路では、ヘッドコイル75のインダクタンスより
十分大きなインダクタンスを有する補助コイル76,7
7を備え、スイッチング素子78,79を交互にON,
OFFすることにより補助コイル76,77で発生する
逆起電圧と直流電源80の電源電圧Vc の和をヘッドコ
イル75に印加して、ヘッドに流れる電流の立ち上り時
間を短くするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
電流駆動型の励磁回路においては、磁気ヘッドコイル6
1のインダクタンスL、直列抵抗63,64の各々の抵
抗値をRとすると、電流の立ち上り時間td は一般に次
式、td=L/Rにより与えられる。ここでtd=50n
sec ,L=5μHとすると、直列抵抗63,64の抵抗
値はR=100Ωとなり、ヘッドコイル61に流れる電
流IM1,IM2として1Aを流すとすると、2つの抵抗6
3,64で各々消費される電力の総和Pr はPr =IM2
R=100Wとなる。つまり高密度記録をするためにヘ
ッドコイル61の励磁電流の立ち上りを速くすると、こ
のような電流ドライブ型の励磁回路では消費電力が増大
し、回路部分からの発熱の増大及び回路の大型化等の問
題が生じていた。
【0008】また、図10の電圧駆動型の回路の場合
は、電流の立ち上り時間td はヘッドコイル71のイン
ダクタンスをLとし、ヘッドに流れる電流の最大値を
I、ヘッドに印加される電源電圧をVc とすると、td
=LI/Vc となり、例えばtd=50nsec 、L=5
μH、I=1Aとすると、Vc =100Vとなる。つま
り高密度記録をしようとすると高い電源電圧が必要で、
消費電力が増大し、しかも回路部品の損失による発熱も
大きい。また、これを改善するために考案された図11
に示すような補助コイル76,77を用いた磁気ヘッド
駆動回路では、高密度記録においても補助コイル76,
77の逆起電圧を利用するため、低電圧の電源で良く消
費電力が小さくてすむ利点がある。
【0009】しかし、この回路ではヘッドコイル75で
発生する逆起電圧等の作用により、励磁電流が一定とな
らず、定常磁界発生時に大きく変動する。また高密度記
録になると、記録信号のパルス幅が短くなるので、補助
コイル76,77に蓄えられたエネルギを放出する時間
が短くなり、ヘッドに流せる励磁電流が小さくなるし、
蓄えられる時間間隔も短くなり、蓄積されるエネルギも
小さくなる。このため、ヘッドにより発生される磁界が
低下する問題があった。
【0010】以上のような電流、電圧駆動型の磁気ヘッ
ド駆動回路の問題を解決するため、本出願人は特願平3
−063551号において、共振型の磁気ヘッド駆動回
路を提案している。この磁気ヘッド駆動回路81を図1
2に示す。
【0011】図12においては、磁気ヘッドを構成する
記録用磁界発生コイル(ヘッドコイル)12にコンデン
サ13を直列に接続した直列共振回路と上記直列共振回
路に電流を供給するための直流電源15と、上記直列共
振回路のコンデンサ13に並列に接続され、ヘッドコイ
ル12よりもインダクタンスを大きくして高い逆起電圧
をヘッドコイル12に供給できるようにしたインダクタ
の第1のコイル16と、記録信号に応じてスイッチング
され、ヘッドコイル12と直列に接続される第1のスイ
ッチング素子14と、第1のコイル16とダイオード1
7を介して直列に接続される第2のスイッチング素子1
8と、第1及び第2のスイッチング素子14、18がO
FF時に上記インダクタの第1のコイル16に残留する
エネルギを放出する第2のコイル19、ダイオード20
及び第3のスイッチング素子21からなる減少手段とを
設けている。
【0012】従って、この磁気ヘッド駆動回路81によ
れば、上記第1のスイッチング素子14がOFF時に上
記インダクタの第1のコイル16より発生する電源電圧
Vcよりも高い逆起電圧を共振回路のコンデンサ13に
与え、共振条件のもとで、ヘッドコイル12に共振電流
を流すことができるため、磁気ヘッドのインダクタンス
に依らず、ヘッドの磁界発生の立ち上がり時間を短く、
かつ励磁回路での消費電力を小さくできる。
【0013】また、この磁気ヘッド駆動回路81では、
インダクタの第2のコイル19の一端を記録信号に応じ
て動作する第3のスイッチング素子21を介して直流電
源15のグランドに接続して、インダクタの残留エネル
ギの減少手段を形成している。つまり、第1のスイッチ
ング素子14がOFFした後、第2のスイッチング素子
18がONするまでの間、インダクタの第1のコイル1
6に残留するエネルギを、常にリセットするように第3
のスイッチング素子21を動作させれば、記録信号のパ
ターンに依らず、磁気ヘッドコイル12に常に安定した
共振条件のもとで、励磁電流を流すことが可能となるた
め、再生時にノイズの少ないC/Nの高い信号が得られ
る。
【0014】しかし、この磁気ヘッド駆動回路81にお
いては、共振回路のコンデンサ13とインダクタの第1
のコイル16は、並列に接続されているため、第1のス
イッチング素子14と第2のスイッチング素子18がス
イッチする記録パターンによっては、共振回路のコンデ
ンサ13とインダクタの第1のコイル16のエネルギの
やり取りで生じる、本来の共振以外の発振動作による不
要共振が発生することがあった。
【0015】例えば、図12の駆動回路81において、
記録データDATAが図13(a)のように与えられる
と、第1ないし第3の各スイッチング素子14、18、
21のゲートには、(図2の)スイッチング駆動回路に
より図13(b)ないし(d)にそれぞれ示す信号Si
g.1ないしSig.3が印加される。ここで、各スイ
ッチング素子14、18、21はゲート信号が“1”の
時ON、“0”の時OFFになるとすると、ヘッドコイ
ル12に流れる励磁電流IH は、図13(e)のBで示
すように信号“0”に相当する部分で不要共振によるハ
ンチングする波形となり、ヘッドから発生する磁界Hh
も同様に図13(f)に示すような不要共振を含む波形
となる。
【0016】この時、媒体上に印加される磁界Hdは、
消去方向の一定磁界Hbと畳重されて図13(g)に示
すようになる。
【0017】従って、この不要共振により生じる磁界が
大きくなると、ヘッド発生磁界Hhと消去方向の一定磁
界Hbを畳重した磁界Hdは、不要共振の磁界の分、消
去磁界Hbが不足して図13(g)の斜線部分で示すよ
うに消去磁界が記録媒体を消去するのに必要な磁界を下
回る部分が生じ、再生時にノイズが増加して、C/Nが
減少する問題があった。
【0018】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、共振用コンデンサと磁気ヘッドコイルの本来の
共振動作を阻害することなく、共振用コンデンサとイン
ダクタの第1のコイルとの間で生じる不要共振を無くし
て、磁気ヘッドからの記録磁界を、記録信号のパターン
に依らず安定して発生させることができ、従ってノイズ
の少ない再生信号を得ることのできる磁気ヘッド駆動回
路を提供することを目的とする。
【0019】
【問題点を解決する手段】本発明は上述の問題点を解決
するために、記録用磁界発生コイルにコンデンサを直列
に接続した直列共振回路と、上記直列共振回路に電流を
供給するための直流電源と、上記直列共振回路に記録信
号に応じて電流を流すために上記直流電源と上記共振回
路との間に接続された第1のスイッチング素子と、上記
磁界発生コイルのインダクタンスより十分大きなインダ
クタンスを有するインダクタと、上記インダクタと上記
直流電源を接続する第2のスイッチング素子とを有し、
上記第2のスイッチング素子がOFFして上記インダク
タの両端に発生している逆起電圧をコンデンサに供給す
る期間だけ、インダクタとコンデンサを等価的に並列に
導通させる(逆起電圧発生時)導通手段を設けている。
【0020】
【作用】本発明によれば、第2のスイッチング素子がO
FFして上記インダクタの両端に逆起電圧が発生してい
る間、上記導通手段によってインダクタと共振用コンデ
ンサが導通してこの逆起電圧を共振用コンデンサに供給
でき、共振用コンデンサと磁気ヘッドコイルとの本来の
共振動作を阻害することがない。また、その他の期間で
は共振用コンデンサとインダクタが導通しないので、、
共振用コンデンサとインダクタとの間で生じる不要共振
を防止できる。従って、磁気ヘッドからの記録磁界を記
録信号のパターンに依らず安定して発生させることがで
き、このため再生時の信号ノイズも低減できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は第1実施例の磁気ヘッド駆動回路の基本回路構成を
示し、図2は図1における各スイッチング素子を駆動す
るスイッチング駆動回路の構成を示し、図3は第1実施
例を備えた光磁気記録装置の概略の構成を示し、図4は
第1実施例の動作説明図を示す。
【0022】図3に示すように第1実施例を備えた光磁
気記録装置1はスピンドルモータ2によって、中心軸Z
を中心として回転駆動される光磁気ディスク3の各面に
対向して光ヘッド部4と(記録用)磁気ヘッド駆動回路
5を構成する磁気ヘッド6とがそれぞれ配設されてい
る。
【0023】上記光磁気ディスク3は、透明基板3aに
垂直磁化膜3bを被着して構成され、光ヘッド部4を構
成する半導体レーザ7のレーザ光が対物レンズ8を経て
集光されて垂直磁化膜3bに照射される。上記光ヘッド
部4は、光磁気ディスク3の面と所定間隔を保つように
レンズアクチュエータ(図示せず)で制御され、且つ図
示しないヘッド送り機構にて光磁気ディスク3の半径方
向に移動できるようにしてある。
【0024】上記光ヘッド部4と反対側となるディスク
面に対向して、磁気ヘッド6及びバイアス磁石9が隣接
して配置され、光ビームが集光照射される垂直磁化膜3
b部分に磁界を印加できるように、この磁気ヘッド6の
巻線には、磁界変調回路11により、図4(a)に示す
ような記録データ(DATA)に変調された書き込み方
向の磁界Hhが、図4(g)に示すように発生するよう
に、図4(f)で示す1方向に変化する電流IH が流れ
る。
【0025】一方、バイアス磁石9からは、磁気ヘッド
6で発生する磁界の向きとは反対の消去方向の一定の磁
界Hbが垂直磁化膜3bに印加され、上記磁気ヘッド6
からの磁界Hhと垂直磁化膜3b上で畳重された磁界は
図4(h)のようになる。
【0026】ここで、バイアス磁石9は一定の磁界強度
を有し、かつ消去方向の磁界を印加するものであれば良
く、光ヘッドブ4のレンズ・アクチュエータからの漏洩
磁界とか、磁気ヘッド6とは別に設けた巻線に直流電流
を流して、その際発生する一定強度の磁界を利用しても
良い。
【0027】なお、磁気ヘッド6は光ヘッド部4と連動
して光磁気ディスク3の半径方向に移動するようにして
ある。移動するための手段としては、例えば、光ヘッド
部4と磁気ヘッド6を一体的に形成するか、光ヘッド部
4と、磁気ヘッド6それぞれを専用の移動機構により、
リニアスケ−ル等の位置検出手段を用いて移動するよう
にすれば良い。
【0028】本実施例においては、光磁気ディスク3の
垂直磁化膜3bの温度をキュリー点以上になし得る一定
強度のレーザ光を照射しながら、回転軸Zを中心に光磁
気ディスク3を移動させると共に、キュリー点付近以上
となった垂直磁化膜3bの記録トラック上に磁化パター
ンを形成することで、重ね書き(オーバライト)可能で
ある。本実施例では、図4(f)に示すような記録電流
を得るために、図1に示すような磁気ヘッド駆動回路5
を構成している。
【0029】図1において、ヘッドコイル12は磁界変
調用磁気ヘッド6のコイルで、そのインダクタンスはL
0である。このヘッドコイル12には、直列にコンデン
サ13が接続されており、その容量はC0である。この
コンデンサ13及びヘッドコイル12は直列共振回路を
形成している。この共振回路は、第1のスイッチング素
子14を介して直流電源15と接続されている。上記直
列共振回路のコンデンサ13には、ダイオード10を介
して並列にインダクタの第1のコイル16が接続され、
さらにこのインダクタの第1のコイル16は、ダイオー
ド17、第2のスイッチング素子18を介して直流電源
15とも接続されている。
【0030】上記第1のコイル16のインダクタンスL
1は、ヘッドコイル12のインダクタンスL0より大き
い値に設定されている。一方、上記インダクタの第1の
コイル16と同一コア上に巻かれた第2のコイル19
は、その一端が電源15のグランドに、他端がダイオー
ド20、第3のスイッチング素子21を介して直流電源
15のグランドに接続され、第2のコイル19、ダイオ
ード20及び第3のスイッチング素子21により、余分
となる残留エネルギを減少させる減少手段を形成してい
る。
【0031】なお、図1において、インダクタの第1の
コイル16と第2のコイル19の一方の端子側の・印
は、コイルの巻き始めを表す記号である。ここで、第1
〜第3のスイッチング素子14、18、21は、例えば
MOS−FETで構成され、例えば図2に示すスイッチ
ング駆動回路22から出力される信号Sig.1,Si
g.2,Sig.3が図4(b)〜(d)に示すタイミ
ングで印加される。
【0032】図2において、磁気ヘッド駆動回路5(磁
界変調回路11)に入力される記録データ信号DATA
が第1のモノステーブル・マルチバイブレータ(以下、
単にモノマルチと記す)23に入力され、このデータ信
号DATAの立ち上がり(B入力の場合)で、設定され
た時間(幅)T1の正極性パルス(Q出力)及び負極性
パルス(Q′出力)が出力される。この時間T1はイン
ダクタの第1のコイル16に電源15からの電流を(そ
の後励磁電流として使用するのに不足しない量の)励磁
エネルギとして蓄積するのに必要な期間(以上)に設定
される。
【0033】上記正極性パルスは第2のモノマルチ24
のA入力端に印加されると共に、バッファ(ドライバ)
25を介して第2の信号Sig.2として第2のスイッ
チング素子18のゲートに印加され、この第2の信号S
ig.2が“1”の時にこの第2のスイッチング素子1
8をONする。上記第2のモノマルチ24は、入力され
る正極性パルスの立ち下がりで設定された時間T2の正
極性パルスを出力し、バッファ26を介して第1の信号
Sig.1として第1のスイッチング素子14のゲート
に印加される。この時間T2は例えばデータ信号DAT
Aの“1”の時間幅と等しく設定され、かつヘッドコイ
ル12とコンデンサ13の直列共振条件を満たすように
設定されている。
【0034】また、第1及び第2のモノマルチ23、2
4の負極性パルスは、ナンド回路27に入力され、論理
積の反転信号が生成され、バッファ28を介して、第3
の信号Sig.3として第3のスイッチング素子21の
ゲートに印加され、信号Sig.1がONからOFFに
なったタイミング以後、インダクタに残留しているエネ
ルギを放出させるようにしている。
【0035】このような構成のスイッチング駆動回路2
2では、例えば図4(a)に示すように記録データ信号
DATAが入力されると、そのパルスの立ち上がりで時
間T1のパルスが同図(c)に示す信号Sig.2とし
て出力され、この信号Sig.2の立ち下がりで時間T
2のパルスが信号Sig.1として、同図(b)に示す
ように出力される。また、信号Sig.3は信号Si
g.1とSig.2とが“0”の時に、図4(d)に示
すように“1”となる。
【0036】従って、第1のスイッチング素子14は記
録データDATAより時間T1遅延して、ON,OFF
し、第2のスイッチング素子18は第1のスイッチング
素子14がONする前に一定時間T1だけONし、電源
15からの電流がインダクタの第1のコイル16に流
れ、一定の励磁エネルギが蓄積される。また、第3のス
イッチング素子21は、第1のスイッチング素子14が
OFFした後、第2のスイッチング素子18がONする
までの間、ONすることになり、(コンデンサ13とヘ
ッドコイル12との直列共振状態のもとで)ヘッドコイ
ル12に励磁電流が流れた以後にインダクタに残留して
いるエネルギを放出させるようになっている。
【0037】さらに、この実施例では第2のスイッチン
グ素子18がOFFした後、インダクタの第1のコイル
16の両端に蓄積エネルギE1の大きさに応じて逆起電
圧Vrが発生する期間のみ、この逆起電圧Vrをコンデ
ンサ13にチャージできるようにダイオード10を設け
て(逆起電圧発生時)導通手段を形成し、この期間のみ
ダイオード10をONして第1のコイル16とコンデン
サ13とを等価的に並列接続状態に設定し、且つこの期
間以外ではダイオード10をOFFにして等価的に並列
接続状態にならないようにしてコンデンサ13とインダ
クタの第1のコイル16との干渉をなくすようにしてい
ることが特徴となっている。続いて、このように構成さ
れた磁気ヘッド駆動回路5の動作について、図1、図4
を参照して説明する。
【0038】まず、図4(a)に示すように記録データ
DATAが入力されると、信号Sig.1は、記録デー
タより時間T1だけ遅れた信号となり、信号Sig.2
は、信号Sig.1が“1”となる前の一定時間T1の
間、“1”となる。ここで、信号Sig.2が“1”の
時、信号Sig.1及び信号Sig.3は“0”である
から、第2のスイッチング素子18はON、第1及び第
3のスイッチング素子14、21はOFFとなってい
る。第2のスイッチング素子18がONの間、インダク
タの第1のコイル16はダイオード17を介して電源1
5と導通し、電流が流れるので励磁エネルギが蓄積され
る。
【0039】この時、ダイオード10は導通していない
ため、共振コンデンサ13とヘッドコイル12からなる
直列共振部とその他の逆起電圧発生回路は電気的に切り
離されており、インダクタの第1のコイル16と共振コ
ンデンサ13は干渉できないようになっている。
【0040】ここで、インダクタの第1のコイル16の
インダクタンスL1,励磁電流I1とすると、蓄積エネ
ルギE1はE1=1/2L1I12 で表される。励磁電
流I1の大きさは、スイッチング素子18のONする時
間T1に比例するから、この蓄積エネルギE1も時間T
1に比例する。従って、インダクタには、第1のスイッ
チング素子14がONする前に、いつも一定のエネルギ
が蓄積されることになる。
【0041】次に信号Sig.2が“0”になると、第
2のスイッチング素子18はOFFとなり、インダクタ
の第1のコイル16の両端には蓄積エネルギE1の大き
さに応じて逆起電圧Vrが発生する。逆起電圧Vrが発
生すると、ダイオード10は導通するのでこの電圧Vr
は、このダイオード10を経てインダクタの第1のコイ
ル16に並列に接続された共振コンデンサ13に印加さ
れ、このコンデンサ13をチャージする。一方、信号S
ig.1が“1”となり、第1のスイッチング素子14
はONとなるから、コンデンサ13はヘッドコイル12
を介して電源15と導通する。
【0042】ここで、ヘッドコイル12のインダクタン
スL0及びコンデンサ13のキャパシタンスC0が第1
のスイッチング素子14のON時間T2に対し、T2=
2π(L0C0)1/2 の関係となるように設定されてい
ると、ヘッドコイル12には直列共振状態のもとで図4
(f)に示すような一方向の電流IH が共振の孤を描く
ように流れる。このようにインダクタのコイル16に蓄
積されたエネルギは共振コンデンサ13を介して共振条
件のもとでヘッドコイル12を介して戻される。この
時、励磁電流IH を増やそうとして電源電圧を高くする
と、インダクタの第1のコイル16に蓄積されるエネル
ギE1も増大し、第1のスイッチング素子14がONす
る間だけでは、全て放出されずに残る。
【0043】次に信号Sig.1、Sig.2が“0”
になると、信号Sig.3は“1”となるから、第3の
スイッチング素子21はONとなり、インダクタの第1
のコイル16と同一のコア上に巻かれた第2のコイル1
9は、ダイオード20を介して電源15のグランドに接
続される導通状態となる。ここで、インダクタの第1の
コイル16と第2のコイル19は、磁気的に結合してい
るため、第1のコイル16に残留しているエネルギは第
2のコイル19により、電源15のグランドに放出され
る。従って、第1のスイッチング素子14がOFFした
後、インダクタの第1のコイル16に残留するエネルギ
は、常に0にリセットされるので、ヘッドコイル12と
コンデンサ13の接続点Aの電位は、図4(e)に示す
ようになり、ヘッドコイル12の励磁電流が増加して
も、安定した共振状態を維持できる。
【0044】このようにして、本実施例においては、イ
ンダクタの第1のコイル16に逆起電圧が発生した時の
み導通するようにダイオード10を介してインダクタの
第1のコイル16と共振コンデンサ13を接続したこと
により、インダクタの第1のコイル16で発生している
間では、直列共振部とインダクタの逆起電圧による高電
圧発生部との干渉を無くしたため、共振コンデンサ13
とインダクタの第1のコイル16とで生じる不要共振を
防止することができる。
【0045】すなわち、このダイオード10が無いと、
共振コンデンサ13とインダクタの第1のコイル16が
直接、常時接続されるため、記録パターンによっては、
駆動回路は共振回路の本来の共振動作以外のモードの共
振が生じ易い状態となる。このような不要共振が生じる
と、ヘッドコイル12に流れる励磁電流IH は、図13
(e)で示すように、ハンチングを含む電流波形とな
り、これがヘッドの発生磁界Hhにも影響して、ハンチ
ングしている磁界の分、消去磁界が不足する。従って、
磁界が十分に記録媒体に印加できない場合は、消去不十
分で再生時のノイズが増加したり、又、ハンチングの影
響を無くすためには、ヘッドから発生する書き込み方向
の磁界Hhや、消去方向の一定バイアス磁界Hbを大き
くしなければならず、磁気ヘッド駆動回路の消費電力が
増加する問題があった。
【0046】従って、本実施例では、ダイオード10
が、インダクタで逆起電圧が発生する時のみに、このイ
ンダクタと上記共振回路のコンデンサ13が導通して並
列接続される手段を形成することにより、ヘッド励磁電
流の不要共振が減少して、磁気ヘッドからの記録磁界
は、記録信号のパターンによらず安定して、ノイズの少
ない再生信号を簡単な回路で実現できる。
【0047】図5は本発明の第2実施例における磁気ヘ
ッド駆動回路31を示し、図6は第2実施例におけるス
イッチング素子のタイミングチャートを示す。この実施
例は、第2のスイッチング素子18がOFF時に、イン
ダクタの第1のコイル16で逆起電圧が発生する時のみ
に、上記インダクタの第1のコイル16と共振回路のコ
ンデンサ13が導通して並列接続される手段が、MOS
FET等で構成される第4のスイッチング素子34で
構成されていることが第1実施例と異なる。
【0048】この実施例では、トランス32の1次巻線
は、MOS FET等で構成される第5のスイッチング
素子33を介して電源15と接続され、このトランス3
2の2次巻線の両端には第4のスイッチング素子34の
ゲートとソースが接続されている。この第4のスイッチ
ング素子34のソースはヘッドコイル12とコンデンサ
13との接続点に接続されている。又、この第4のスイ
ッチング素子34のドレインは第1のコイル16とダイ
オード17の接続点に接続されている。上記トランス3
2及び第5のスイッチング素子33は、第4のスイッチ
ング素子34を駆動するゲート駆動回路を形成してい
る。
【0049】なお、第1ないし第3のスイッチング素子
14、18、21の駆動は第1実施例と同様で、図2に
示すスイッチング駆動回路22で動作させることができ
る。また、第5のスイッチング素子33は、例えば図6
(e)に示すように第2のスイッチング素子18がON
からOFFにされたタイミングで第1のスイッチング素
子14がONしている時間T2とほぼ等しい時間T3だ
け、ONする信号Sig.4でスイッチング制御できる
(この場合にはSig.1とSig.4を共通化でき
る。)が、この第5のスイッチング素子33のスイッチ
ング特性とか第4のスイッチング素子34のスイッチン
グ特性によっては時間T2のタイミングからずらす等す
ることもできる。
【0050】この実施例では、図6(e)に示すように
第5のスイッチング素子33のゲートへの信号Sig.
4が“1”の時、第4のスイッチング素子34がONと
なり、トランス32の1次側に電流が流れ、上記トラン
ス32の2次側に電流が誘起され、第4のスイッチング
素子34のゲートに上記電圧が印加されて上記第4のス
イッチング素子34もONとなる。
【0051】一方、信号Sig.4が“0”の時は、第
5のスイッチング素子33はOFFであるから、トラン
ス32の2次側の電圧は0となり、上記第4のスイッチ
ング素子34もOFFとなる。
【0052】上述のように信号Sig.4は、例えば図
6(e)に示すようなタイミングチャートにより与えら
れる。この場合、信号Sig.4が“1”となっている
時間T3はヘッド励磁電流波形を見ながら、図13
(e)におけるハンチング部分Bが最も小さくなるタイ
ミング及び値とか、記録信号を再生してC/Nが最も高
くなるタイミング及び値等に設定することも可能であ
る。
【0053】従って、本実施例においても、第2のスイ
ッチング素子18がOFFとなって、インダクタの第1
のコイル16に逆起電圧が発生した時間だけ、信号Si
g.4が“1”になるようにすれば、その間第5のスイ
ッチング素子34はONとなり、上記インダクタの第1
のコイル16と共振回路のコンデンサ13が導通して、
並列に接続されることにより、ヘッド励磁電流の不要共
振が減少して、磁気ヘッドからの記録磁界は、記録信号
のパターンに依らず安定して、ノイズの少ない再生信号
を得ることができる。
【0054】また、本実施例においては、第1実施例と
比較して、回路が複雑になるが、第4のスイッチング素
子34のON,OFFのタイミングを信号Sig.4に
より自由に設定できるので、タイミング及びON時間T
3を最適に設定して、ヘッド励磁電流のより安定した共
振動作が可能となる。
【0055】次に本発明の第3実施例における磁気ヘッ
ド駆動回路35を図7を参照して説明する。この実施例
は第2実施例と同様に、第2のスイッチング素子18が
OFF時に、インダクタの第1のコイル16で逆起電圧
が発生する時のみに、上記インダクタの第1のコイル1
6と共振回路のコンデンサ13が導通して並列接続され
る手段が、第4のスイッチング素子34で構成されてい
ることが第1実施例と異なる。
【0056】ただし、第4のスイッチング素子34の駆
動手段がインダクタに巻いた第3のコイル36に誘起さ
れる電圧を利用していることが第2実施例と異なる。つ
まり、この実施例では、各スイッチング素子の駆動は第
1実施例と同様で、図2に示すスイッチング駆動回路2
2で動作させることができる。
【0057】上記第4のスイッチング素子34のゲート
とソースがインダクタに巻かれた第3のコイル36と接
続されており、この第3のコイル36は第1のコイル1
6と逆相の電圧が誘起されるように巻かれている。従っ
て、第2のスイッチング素子18がOFFすると、第3
のコイル36には、第4のスイッチング素子34のゲー
トに対し、正電圧となるように逆起電圧が誘起される。
この時、第4のスイッチング素子34はONとなり、上
記インダクタの第1のコイル16と共振回路のコンデン
サ13が導通して、並列に接続されることになり、この
場合もヘッド励磁電流の不要共振が減少して、磁気ヘッ
ドからの記録磁界は、記録信号のパターンによらず安定
してノイズの少ない再生信号を得ることができる。
【0058】本実施例は、第2実施例よりも、ゲート駆
動回路が簡単で、しかも第1実施例のダイオード10を
使う場合と比べ、インダクタの第3のコイル36の巻数
を変えたり、上記コイル36にコンデンサや抵抗などの
受動素子を直列或いは並列に接続することにより、スイ
ッチング素子34のスイッチタイミングを調整可能で、
ヘッド励磁電流のより安定した共振動作が可能となる。
【0059】尚、上述した各実施例を組み合わせて異な
る実施例を構成することもでき、それらも本発明に属す
る。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第2
のスイッチング素子がOFFして、インダクタの両端に
逆起電圧が発生した時間に、インダクタと共振用コンデ
ンサを導通させて、この逆起電圧を共振用コンデンサに
供給できるようにし、その他の期間では導通させないよ
うにしているので、共振用コンデンサと磁気ヘッドコイ
ルとの本来の共振動作を阻害することなく、かつ共振用
コンデンサ及びインダクタに起因する不要共振などを防
止でき、従って磁気ヘッドからの記録磁界を、記録信号
のパターンに依らず安定させることができる。このた
め、ノイズの少ない再生信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の磁気ヘッド駆動回路の構
成を示す回路図。
【図2】第1実施例におけるスイッチング駆動回路の構
成を示す回路図。
【図3】第1実施例を備えた光磁気記録装置の概略構成
図。
【図4】第1実施例の動作説明用タイミングチャート
図。
【図5】本発明の第2実施例の磁気ヘッド駆動回路の構
成を示す回路図。
【図6】第2実施例の動作説明用タイミングチャート
図。
【図7】本発明の第3実施例の磁気ヘッド駆動回路の構
成を示す回路図。
【図8】従来の光磁気記録装置の概略構成図。
【図9】第1の従来例の磁気ヘッド駆動回路の構成を示
す回路図。
【図10】第2の従来例の磁気ヘッド駆動回路の構成を
示す回路図。
【図11】第3の従来例の磁気ヘッド駆動回路の構成を
示す回路図。
【図12】先行例の磁気ヘッド駆動回路の構成を示す回
路図。
【図13】図12の動作説明用タイミングチャート図。
【符号の説明】
1…光磁気記録装置 3…光磁気ディスク 4…光ヘッド部 5…磁気ヘッド駆動回路 6…磁気ヘッド 10…ダイオード 11…磁界変調回路 12…ヘッドコイル 13…コンデンサ 14,18,21…スイッチング素子 15…直流電源 16…インダクタの第1のコイル 19…インダクタの第2のコイル 22…スイッチング駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用磁界発生コイルにコンデンサを直
    列に接続した直列共振回路と、上記直列共振回路に電流
    を供給するための直流電源と、上記直列共振回路に記録
    信号に応じて電流を流すために上記直流電源と上記直列
    共振回路との間に接続された第1のスイッチング素子
    と、上記磁界発生コイルのインダクタンスより十分大き
    なインダクタンスを有するインダクタと、上記インダク
    タと直流電源を接続する第2のスイッチング素子とを備
    え、記録信号に応じて上記各スイッチング素子を動作さ
    せ、第2のスイッチング素子がOFF時にインダクタの
    両端に発生する電圧を上記直列共振回路のコンデンサに
    与え、上記第1のスイッチング素子がON時に、上記直
    列共振回路の共振条件のもとで上記磁界発生コイルに共
    振電流を流す磁気ヘッド駆動回路において、上記第2の
    スイッチング素子がOFFして上記インダクタの両端に
    逆起電圧が発生する時に、上記インダクタと上記直列共
    振回路のコンデンサが導通して並列に接続される手段を
    有していることを特徴とする磁気ヘッド駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記第2のスイッチング素子がOFFし
    て上記インダクタの両端に逆起電圧が発生する時に、上
    記インダクタと上記直列共振回路のコンデンサが導通し
    て並列に接続される手段は、上記逆起電圧の発生で導通
    するダイオードで構成されることを特徴とする請求項1
    記載の磁気ヘッド駆動回路。
JP16575491A 1991-07-05 1991-07-05 磁気ヘツド駆動回路 Withdrawn JPH0512604A (ja)

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