JPH05329124A - 心電図測定用着身具 - Google Patents

心電図測定用着身具

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JPH05329124A
JPH05329124A JP4168491A JP16849192A JPH05329124A JP H05329124 A JPH05329124 A JP H05329124A JP 4168491 A JP4168491 A JP 4168491A JP 16849192 A JP16849192 A JP 16849192A JP H05329124 A JPH05329124 A JP H05329124A
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心電図記録を行う際に身体に電極を装着する
作業が容易であり、しかも、長時間の記録検査において
患者に負担を強いることなく一般の衣類と同様に快適に
着用できると共に、通常の洗濯により清潔な状態で繰り
返し着用できる一方、必要時には速やかに電極を身体に
密接できるようにした心電図測定用着身具を提供する。 【構成】 編織物を素材とする前身頃と後身頃を構成
し、着用時に心臓の起電力を誘導する位置に対応して前
身頃の内側に電極を設け、少なくとも前記電極に対応し
て前身頃の外側に緊締用シートを重合し、該緊締用シー
トを着身具に対して緊締緩和自在な緊締手段を介して取
付けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心電図を記録するため
患者の身体に電極を固定するに際し、患者に着用せしめ
ることにより電極を患者の身体の所定位置に密接して配
置することができるようにした着身具に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来より心電図の記録を
行うためには、心臓の起電力を誘導する位置に対応し
て、個々の電極を粘着テープで患者の身体に貼付する方
法が採用されている。
【0003】ところで、心疾患の中でも狭心症や心筋梗
塞、不整脈等は、症状発現時のみに心電図変化が起こる
ため、そのときの心電図を記録することが診断の確定に
必要不可欠である。然しながら、これらの疾患では、心
電図変化が一過性であったり、診察時の誘発試験でも発
作誘発が困難なことも多く、初期の診断確定に手間取る
ことが多々ある。
【0004】このため、症状発現時の心電図を記録する
ためには、日常生活における発作時にその場で心電図を
記録できるように配慮しなければならず、従来より24
時間心電図記録検査が行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の24時間心電図
記録検査方法では、当然のことながら、患者が記録計を
装着している24時間の間に発作が起こらなければ、2
4時間の記録自体が無意味なものになってしまう。記録
テープを交換すること等により、記録時間の延長を図る
ことはできるが、24時間心電図や病棟内の心電図監視
の場合、従来では電極を粘着テープで患者の身体に貼付
する方法のため、皮膚のかぶれや、かゆみを生じる虞れ
があり、患者に強いる苦痛が大である。また、長時間の
記録検査に際しては、汗や垢により粘着テープが剥離す
るため、作業に困難を伴う。一方、心電図検査室におけ
る心電図記録の場合、従来では手足に大型のクリップ型
の電極をはさんだり、胸部に吸盤式の電極を吸着せしめ
る方法のため、これが持続的にモニターすることを目的
とした心電図記録検査に適当でないことはいうまでもな
い。更に、記録自体が簡易の二極誘導を2ないし3個し
か行っていないため、狭心症の診断に重要なST部解析
には客観性が低下する等、不向きな点が多かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々研究し
た結果、上記課題を解決するためには、下着のようなシ
ート状の着身具に電極を取付け、患者がこのような着身
具を着用して発作までの時間を過ごせば、従来のような
電極を粘着テープで貼付したりクリップではさみつけた
りする方法等に比して、作業が格段に容易であり、特
に、十二誘導心電図の持続的記録のために待機する際に
特効があり、しかも、患者の苦痛が大幅に軽減され、有
利であることを知得した。ところが、このような着身具
を構成するに際しては、次の条件を配慮することが必要
である。
【0007】第一に、本発明者の経験によれば、1カ月
に2、3回しか発作を起こさない患者もおり、時には相
当の長期間にわたる記録検査を行わなければならないこ
とも予想されるため、前記着身具は、着用時における患
者の負担を最低限に抑えることが必要であり、発作まで
の待機中に身体を圧迫したり、違和感を生じないことが
要求される。
【0008】第二に、いざ発作という時には、電極と身
体の関係が速やかに良好な記録を可能とする状態に整備
されていなければならない。
【0009】第三に、入浴時等に着身具を脱いだりする
ことを考慮して、身体に対する着脱が容易なものでなけ
ればならない。
【0010】第四に、長期間にわたる記録検査に備え
て、着身具は、通常の洗濯により清潔な状態を保ちつつ
繰り返し着用できることが必要である。
【0011】第五に、製品コストの点からすれば、着身
具は、男女兼用可能とし、大小サイズを数種類備えるだ
けで、誰にでも着用可能な構成にすることが好ましい。
【0012】そこで、本発明者は、男女兼用の安価な着
身具としながら、待機中においては患者が一般のシャツ
やベスト等の衣類と同様に快適に着用することができ、
しかも、洗濯により清潔な状態を保ちつつ繰り返し着用
できる一方、発作等が起きて急遽、心電図記録を行わな
ければならないときには、電極を速やかに身体表面の目
的部位に密着できるように構成した着身具を発明するに
至ったものである。
【0013】而して、本発明が第一の手段として構成し
たところは、編織物を素材とする前身頃と後身頃を構成
した着身具において、着用時に心臓の起電力を誘導する
位置に対応して前身頃の内側に電極を設け、少なくとも
前記電極に対応して前身頃の外側に緊締用シートを重合
し、該緊締用シートを着身具に対して緊締緩和自在な緊
締手段を介して取付けて成る点にある。
【0014】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、編織物を素材とする前身頃と後身頃を構成し
た着身具において、前身頃が着用者の乳部を露出せしめ
る切欠部を形成すると共に、着用時に心臓の起電力を誘
導する位置に対応して該前身頃の内側に電極を設け、少
なくとも前記電極に対応して前身頃の外側に緊締用シー
トを重合し、該緊締用シートは、着身具の両肩部に固着
された一対の肩帯部から胸部中央に沿って縦方向に延長
された縦帯部を備える第一シートと、脇部の近傍に位置
して着身具を巻回包囲する第二シートと、脇部下方の胴
部に位置して着身具を巻回包囲する第三シートとから構
成されて成る点にある。
【0015】更に、本発明が第三の手段として構成した
ところは、緊締緩和自在な緊締手段が面ファスナーによ
り構成されて成る点にある。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
【0017】図1ないし図3に示す1実施例において、
着身具1は、前身頃2と後身頃3を備えたほぼシャツ又
はベスト等の如き衣類の一種を構成しており、伸縮性や
通気性に富み、一般家庭で洗濯できる生地、即ち、編地
又は織地(本明細書において編織物と総称する)を裁断
し縫製することにより製作される。
【0018】着身具1の前身頃2は、図1に示すよう
に、着用時において着用者4の乳部5、5を露出せしめ
るような切欠部6、6を形成している。従って、着用者
4が男女何れの場合であっても、後述するように着身具
1を着用者4の身体にフィットせしめることが可能であ
る。
【0019】前身頃2の内側には、着用時に着用者の心
臓の起電力を誘導する位置に対応して複数の電極7を設
けている。図例の場合、単極胸部誘導に従って配置され
た電極7a〜7jを有する。これらの電極7から延びる
リード線は、着身具1の内部を通じて配線され、図示省
略しているが、着身具1の外側に設けられたコネクタに
結線され、該コネクタに多軸ピンを介して着脱自在に挿
着されるプラグによりケーブルを経て心電図計に導かれ
る構成とすることが好ましい。
【0020】少なくとも前記電極7a〜7jに対応する
位置において、前身頃2の外側には緊締用シートが重合
されており、図示実施例において、緊締用シートは、第
一シート8と、第二シート9と、第三シート10を構成
しており、これらのシート8、9、10は、何れも編織
物、好ましくは、前後身頃2、3とほぼ同材の編織物に
より構成されている。例えば、前後身頃2、3の共生地
を使用できる。
【0021】第一シート8は、着身具1の両肩部11、
11の背面寄り部分に縫着等により固着11a(図3参
照)されたほぼV字形或いはT字形を成す一対の肩帯部
12、12から胸部中央に沿って縦方向に延長された縦
帯部13を備えており、該縦帯部13の下端近傍部と前
身頃2の下端近傍部との相互に面ファスナー14a、1
4bから成る第一の緊締手段14を設けている。即ち、
着身具1を着用した状態で、第一シート8を前身頃2の
正面外側に重合すると共に縦帯部13を下方に緊張せし
めた状態で面ファスナー14a、14bを固着すれば、
該第一シート8が前身頃2を着用者4の身体に圧接せし
め、電極7a、7b、7i、7jを身体に押圧する。一
方、面ファスナー14a、14bを離脱せしめれば、前
身頃2は着用者4の身体に対しルーズな状態になる。或
いは、面ファスナー14a、14bの相互固着位置をず
らせ、第一シート8の緊張を緩和すれば、前身頃2は着
用者4の身体に対しルーズな状態になり、着用者4の身
体を圧迫しない。
【0022】図例において、第一シート8は、縦帯部1
3から更に股帯部15を延長している。この股帯部15
は、図2及び図3に示すように、着用者4の股間を経由
して後身頃3に至り、該股帯部15の延長端を後身頃3
に着脱自在に固着する面ファスナー又はスナップボタン
等から成る付加緊締手段16を有する。従って、この付
加緊締手段16により股帯部15の延長端を後身頃3に
固着しておけば、万一、前記第一の緊締手段14が不慮
に離脱するようなことがあっても、第一シート8の緊張
状態が失われることを防止できる。また、このように付
加緊締手段16により第一シート8を肩部11、11か
ら着用者の股間を経て後身頃3に連結する構成とすれ
ば、肩部11、11を支点として第一シート8及び後身
頃3の全体を緊張せしめることが可能になる。このた
め、本発明において、第一の緊締手段14と付加緊締手
段16は選択的に設けることが可能であり、例えば、付
加緊締手段16を設ける場合は、第一の緊締手段14を
省略しても良い。
【0023】また、好ましい実施態様において、第一シ
ート8は、縦帯部13から分岐して電極7c上を通過す
る補助帯部17を有し、該補助帯部17を第二シート9
に着脱自在に固着する面ファスナー等から成る補助緊締
手段18を設けている。これにより、図1に示すよう
に、補助緊締手段18を介して補助帯部17を緊張状態
の下に第二シート9に固着しておけば、縦帯部13から
外れて位置する電極7cを押さえ、該電極7cを着用者
4の身体に押圧することができる。
【0024】第二シート9は、着身具1の脇部の近傍に
位置して該着身具1を巻回包囲するための一対の分割帯
体9a、9bから構成され、各分割帯体9a、9bを着
身具1の側部に縫着等により固着している。一方の分割
帯体9aは、比較的短く構成され、先端にゴム又は可撓
性合成樹脂等から成る柔軟なバックル19を設けてい
る。そこで、着用時において、一方の分割帯体9aを後
身頃3の背面に回し、他方の分割帯体9bを前記バック
ル19を挿通せしめて折り返した後、該分割帯体9bを
前身頃2の正面を通過せしめ、この他方の分割帯体9b
の先端を一方の分割帯体9aの基部に着脱自在に固着す
る。この着脱自在な固着手段を構成するため、両分割帯
体9a、9bの相互には面ファスナー20a、20bか
ら成る第二の緊締手段20が設けられている。従って、
着用時において、図3のように一対の分割帯体9a、9
bにより着身具1を巻回包囲した状態で、他方の分割帯
体9bを引っ張ると、着身具1は図示鎖線に示すように
緊締され、この緊締状態で面ファスナー20a、20b
を固着すれば、該第二シート9が着身具1の脇回りを着
用者4の身体に圧接せしめ、電極7c、7d、7e、7
fを身体に押圧する。一方、面ファスナー20a、20
bを離脱せしめれば、着身具1の脇回りは着用者4の身
体に対しルーズな状態になる。或いは、面ファスナー2
0a、20bの相互固着位置をずらせ、第二シート9の
緊張を緩和すれば、着身具1は着用者4の身体に対しル
ーズな状態になり、着用者4の身体を圧迫しない。
【0025】第三シート10は、着身具1の脇部下方の
胴部に位置して着身具1を巻回包囲するための帯体を構
成する。図示実施例では、第三シート10は、第一シー
ト8から分岐される一対の帯体10a、10bにより構
成されているが、第一シート8と別体に構成しても良
い。即ち、第三シート10を前述した第二シート9と同
様に着身具1の両側部に固着された一対の帯体により構
成しても良い。図示実施例において、一方の帯体10a
は、比較的短く構成され、先端にゴム又は可撓性合成樹
脂等から成る柔軟なバックル22を設けている。図3に
示すように、着用時において、一方の帯体10aは後身
頃3の背面に回される。そして、他方の帯体10bは、
背面においてバックル22に挿通され折り返された後、
該帯体10bを前身頃2の正面において縦帯部13を交
叉して通過せしめられ、この他方の帯体10bの先端を
一方の帯体10aの基部に着脱自在に固着される。そこ
で、このような着脱自在な固着手段を構成するために、
両帯体10a、10bの相互には面ファスナー23a、
23bから成る第三の緊締手段23が設けられる。従っ
て、着用時において、図3のように一対の帯体10a、
10bにより着身具1を巻回包囲した状態で、他方の帯
体10bを引っ張ると、着身具1は図示鎖線に示すよう
に緊締され、この緊締状態で前記第三の緊締手段23を
固着すれば、該第三シート10が着身具1の胴回りを着
用者4の身体に圧接せしめ、電極7g、7hを身体に押
圧する。一方、第三の緊締手段23を離脱せしめれば、
着身具1の胴回りは着用者4の身体に対しルーズな状態
になる。或いは、第三の緊締手段23を構成する面ファ
スナー23a、23bの相互固着位置をずらせ、第三シ
ート10の緊張を緩和すれば、着身具1は着用者4の身
体に対しルーズな状態になり、着用者4の身体を圧迫し
ない。
【0026】尚、図示省略しているが、第一シート8、
第二シート9、第三シート10は、それぞれ少なくとも
電極7a〜7jに対応する位置において、二重に重合し
た生地を縫製することにより袋部を形成し、該袋部にス
ポンジ等のパッドを挿脱自在に挿入できる構成としてお
くことが好ましい。この構成によれば、袋部に適宜パッ
ドを挿入することにより、電極7a〜7jを一層効果的
に身体に圧接せしめることが可能になる。
【0027】図4は、第二シート9及び第三シート10
に関する別の実施例を示している。この実施例におい
て、第二シート9及び第三シート10は、何れも長尺状
に延びる細帯に形成され、それぞれの一端を後身頃3に
対して縫着等により固着9c、10cされている。従っ
て、第二シート9のみならず第三シート10も、第一シ
ート8から独立して構成されており、この点で図1〜3
に示した上記実施例とは異なる。
【0028】第二シート9及び第三シート10のそれぞ
れに対応して、後身頃3に通し材24、25が設けられ
ている。この通し材24、25は、一般的なズボン等の
被服に見られるベルト通し材と類似しており、図4
(B)に示すようにテープ状の編織物を後身頃3に縫着
することにより構成することができる。従って、この実
施例では、図1〜3に示した上記実施例におけるバック
ル19、22を必要としない。
【0029】そこで、第二シート9及び第三シート10
は、固着部9c、10cから通し材24、25に向けら
れ、該通し材24、25を挿通され折り返された後、前
身頃2を通過することにより着身具1を包囲し、その状
態で先端9d、10dを前記通し材24、25の近傍に
向けられる。図1〜3に示した上記実施例と同様に、第
二シート9の先端9dを着脱自在に固着するため、一対
の面ファスナー20a、20bから成る第二の緊締手段
20が設けられ、第三シート10の先端10dを着脱自
在且つ相互位置調整自在に固着するため、一対の面ファ
スナー23a、23bから成る第三の緊締手段23が設
けられている。図4(A)において、第二の緊締手段2
0及び第三の緊締手段23を構成する一方の面ファスナ
ー20b、23bは、後身頃3に固着しているが、これ
を第二シート9及び第三シート10の折り返し部分に設
けても良い。
【0030】この実施例によれば、上記実施例に比して
着身具1の着用感が優れている。即ち、上記実施例は、
バックル19、22を柔軟な素材により形成し、身体に
対する圧迫を軽減するように配慮しているが、就寝時等
においては、どうしてもバックル19、22が着用者の
背中を押さえ、違和感を払拭できない。これに対して、
この実施例によれば、着用者の背中を圧迫するものが何
もなく、快適な着用感を保証できる。
【0031】図5は、第二シート9及び第三シート10
に関する更に別の実施例を示している。即ち、この実施
例において、第二シート9及び第三シート10は、相互
に一体に構成された幅広シート9−10により構成さ
れ、該幅広シート9−10の一端を後身頃3に対して縫
着等により固着26している。従って、この幅広シート
9−10は、第一シート8から独立した構成とされてい
る。
【0032】前記幅広シート9−10は、一対の分割シ
ート27、28から成り、両分割シート27、28を相
互に複数の紐材から成る連結材29により連結すること
により構成されている。前記連結材に対応して、後身頃
3には、通し材30が設けられ、この通し材30は、前
述したようなズボン等のベルト通し材に類似した構成で
あり、図例では、連結材29を成す各紐材に対応して設
けられているが、複数の紐材を同時に挿通し得るように
長く構成しても良い。即ち、2〜3本の紐材を同時に挿
通し得る長い通し材30を構成しても良く、更には、一
つの通し材30に全ての紐材を同時に挿通するように構
成しても良い。
【0033】そこで、幅広シート9−10は、固着部2
6から短い分割シート27を通し材30に向け、前記通
し材30に挿通された連結材29を該通し材30を介し
て折り返した状態で、長い分割シート28を短い分割シ
ート27にオーバラップせしめると共に、前身頃2を通
過せしめることにより着身具1を包囲し、その状態で長
い分割シート28の先端28aを前記通し材30の近傍
に至らしめられる。そして、この先端28aを着脱自在
に固着するため、一対の面ファスナー31a、31bか
ら成る緊締手段31が設けられている。図例の場合、一
方の面ファスナー31bは後身頃3に固着しているが、
これを長い分割シート28の連結材29に近傍する部位
に設けても良い。
【0034】この実施例によれば、着用時において、前
述のように幅広シート9−10により着身具1を巻回包
囲した状態で、長い分割シート28の先端28aを引っ
張ると、連結材29が通し材30内を移動して短い分割
シート27を緊締する。即ち、固着部26と通し材30
との間において、後身頃3がたぐり寄せられるので前身
頃2を緊締する。そして、この状態で前記緊締手段31
を固着すれば、幅広シート9−10により着身具1を着
用者の身体に圧接せしめ、前身頃2の上から電極(図1
の電極7c、7d、7e、7f、7g、7hに対応する
電極)を身体に押圧する。一方、前記緊締手段31を離
脱せしめ或いは面ファスナー31a、31bの位置をず
らせることにより緊張を緩和すれば、着身具1を着用者
の身体に対しルーズならしめる。特に、この実施例によ
れば、幅広シート9−10により本発明の第二シート9
及び第三シート10を一体に構成することができるの
で、構造が簡単であると共に、緊締作業を迅速容易に行
い得る。
【0035】図6は、前記図5に示した実施例の変形例
であり、第二シートと第三シートを一体に構成した幅広
シート9−10は、基端側から延びる複数本の紐材から
成る延長材32を有しており、各延長材32の先端は、
後身頃3に固着33されている。
【0036】各延長材32は、前記固着部33から延
び、通し材35に挿通された後に折返され、前記幅広シ
ート9−10に至る。通し材35は、前述したようなズ
ボン等のベルト通し材に類似した構成であり、後身頃3
に縫着されている。
【0037】折返された延長材32は、ガイド材34に
摺動自在に挿通されており、このガイド材34は、図6
(B)に示すように、テープ状の編織生地の両側縁34
a、34aを後身頃3に縫着することによりガイド路3
4bを形成し、該ガイド路34bに前記折返し状とされ
た延長材32を摺動自在に挿通せしめている。
【0038】尚、幅広シート9−10は、後身頃3から
前身頃2を通過することにより着身具1を包囲し、その
状態で幅広シート9−10の先端を前記通し材35の近
傍に至らしめられる。前述の実施例と同様に、幅広シー
ト9−10の先端を着脱自在に固着するため、一対の面
ファスナー31a、31bから成る緊締手段31が設け
られている。
【0039】この変形実施例によれば、着用時におい
て、前述のように幅広シート9−10により着身具1を
巻回包囲した状態で、幅広シート9−10の先端を引っ
張ると、延長材32が通し材35に挿通された折返し部
において緊締される。即ち、延長材32が固着部33と
通し材35の間において後身頃3をたぐり寄せ、前身頃
2を緊締する。そこで、前記緊締手段31を固着すれ
ば、幅広シート9−10により着身具1を着用者の身体
に圧接せしめ、前身頃2の上から電極(図1の電極7
c、7d、7e、7f、7g、7hに対応する電極)を
身体に押圧する。一方、前記緊締手段31を離脱せしめ
或いは面ファスナー31a、31bの位置をずらせるこ
とにより緊張を緩和すれば、着身具1を着用者の身体に
対しルーズならしめる。特に、この変形実施例によれ
ば、幅広シート9−10のために使用する編織物(布
地)の量が減るため、全体としてのボリュームが小さく
なり、着用者が感じる重量感を軽減し、解放された着用
感による快適な着用を可能とする。
【発明の効果】本発明は、以上のように構成した結果、
次の効果を奏する。
【0040】(1) 本発明によれば、シート状の着身
具1が着用時に心臓の起電力を誘導する位置に対応して
電極を設けた構成であるから、従来のような複数の電極
をそれぞれ粘着テープで身体の所定個所に貼付したりク
リップではさみつけたりする方法等に比して、着用者に
着身具1を着せるだけで良く、粘着テープによる皮膚の
かぶれやかゆみを生じないだけでなく、電極の配備作業
を極めて簡単容易に行うことができる。このことは、長
時間の記録検査に際して、入浴等のため着身具1を脱い
だり、入浴後に着身具1を再度着用する場合も、その作
業を迅速容易に行うことができることから、その効果は
著大である。
【0041】(2) また、本発明によれば、着身具1
の全体が伸縮性や通気性に富む編織物を素材としている
ので、一般の衣服と同様の快適な着用が可能となり、し
かも、通常の洗濯により清潔な状態を保ちつつ繰り返し
着用することができ、更に、男女兼用が可能であるか
ら、大小サイズを数種類準備するだけで、不特定多数の
患者に着用可能であり低コスト生産が可能である。
【0042】(3) 更に、本発明によれば、前身頃2
のうち少なくとも電極を設けた部分に重合される緊締用
シート8、9、10、9−10を設け、該緊締用シート
を着身具1に対して緊締緩和自在な緊締手段14又は1
6、20、23、31を介して取付けたものであるか
ら、患者が待機中は、これらの緊締手段を離脱し又は緩
和せしめることにより患者のリラックスした快適な着用
状態を保証する一方、症状発現時には前記緊締手段を緊
締せしめることにより直ちに電極を身体に密着せしめ、
速やかに正確な心電図記録を行うことができるので、長
時間の心電図記録検査に顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着身具の1実施例を示す着用時の正面
図である。
【図2】本発明の着身具の1実施例を示す非着用時の展
開正面図である。
【図3】本発明の着身具の1実施例を示し、第一シート
の股帯部を後身頃に取付けた後、第二シート及び第三シ
ートを取付け作業中の状態を示す背面図である。
【図4】本発明の着身具の別の実施例を示し、(A)は
別の実施例に係る第二シート及び第三シートによる緊締
作業中の状態を示す背面図、(B)は通し材を拡大して
示す斜視図である。
【図5】本発明の着身具の更に別の実施例を示し、
(A)は別の実施例に係る幅広シートによる緊締作業中
の状態を示す背面図、(B)は通し材を拡大して示す斜
視図である。
【図6】前記別の実施例に関する変形実施例を示し、
(A)は変形実施例に係る幅広シートによる緊締作業中
の状態を示す背面図、(B)は延長材を拡大して示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 着身具 2 前身頃 3 後身頃 6 切欠部 7 電極 8 緊締用シートを構成する第一シート 9 緊締用シートを構成する第二シート 9a 一方の分割帯体 9b 他方の分割帯体 10 緊締用シートを構成する第三シート 10a 一方の帯体 10b 他方の帯体 11 肩部 12 第一シートの肩帯部 13 第一シートの縦帯部 14 第一の緊締手段 15 股帯部 16 付加緊締手段 17 補助帯部 19 バックル 20 第二の緊締手段 22 バックル 23 第三の緊締手段 24 通し材 25 通し材 27 分割シート 28 分割シート 29 連結材 30 通し材 31 緊締手段 32 延長材 34 ガイド材 35 通し材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編織物を素材とする前身頃と後身頃を構
    成した着身具において、着用時に心臓の起電力を誘導す
    る位置に対応して前身頃の内側に電極を設け、少なくと
    も前記電極に対応して前身頃の外側に緊締用シートを重
    合し、該緊締用シートを着身具に対して緊締緩和自在な
    緊締手段を介して取付けて成ることを特徴とする心電図
    測定用着身具。
  2. 【請求項2】 編織物を素材とする前身頃と後身頃を構
    成した着身具において、前身頃が着用者の乳部を露出せ
    しめる切欠部を形成すると共に、着用時に心臓の起電力
    を誘導する位置に対応して該前身頃の内側に電極を設
    け、少なくとも前記電極に対応して前身頃の外側に緊締
    用シートを重合し、該緊締用シートは、着身具の両肩部
    に固着された一対の肩帯部から胸部中央に沿って縦方向
    に延長された縦帯部を備える第一シートと、脇部の近傍
    に位置して着身具を巻回包囲する第二シートと、脇部下
    方の胴部に位置して着身具を巻回包囲する第三シートと
    から構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の
    心電図測定用着身具。
  3. 【請求項3】 緊締緩和自在な緊締手段が面ファスナー
    により構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の心電図測定用着身具。
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