JPH05329410A - マスキング材 - Google Patents

マスキング材

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Publication number
JPH05329410A
JPH05329410A JP4139482A JP13948292A JPH05329410A JP H05329410 A JPH05329410 A JP H05329410A JP 4139482 A JP4139482 A JP 4139482A JP 13948292 A JP13948292 A JP 13948292A JP H05329410 A JPH05329410 A JP H05329410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
masking material
polyethylene terephthalate
crystallinity
masking
heat resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4139482A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Ogawa
久雄 小川
Koji Goshoo
幸司 五所尾
Shigeru Fujii
繁 藤井
Shinsuke Hayashi
信介 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
Priority to JP4139482A priority Critical patent/JPH05329410A/ja
Publication of JPH05329410A publication Critical patent/JPH05329410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 結晶化度が20%〜30%である結晶性発泡ポリ
エチレンテレフタレートシートを材料とすることを特徴
とするマスキング材。 【効果】 ポリエチレンテレフタレートの結晶化度を調
節することにより、耐熱温度を任意に設定することが可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装、メッキ、蒸着等の
表面処理の際に、所定部分に該表面処理が及ばないよう
に、該所定部分を被覆するために用いられるマスキング
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マスキング材は、被覆する部材の形状に
応じて任意の形状に成形する必要があるため、その材料
としては、成形の容易な熱可塑性の物質を用いることが
多い。このような材料としては、例えば、熱可塑性プラ
スチック(特開昭60-248349 号公報)や熱可塑性プラス
チックに無機充填剤を混合したもの(特開平2-126966号
公報)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の塗装、
メッキ、蒸着等は高温で処理する場合が多く、熱可塑性
プラスチックよりなるマスキング材では、加熱により形
状が変形し、再利用できなくなる。また、熱可塑性プラ
スチックに無機充填材を混合したマスキング材も熱可塑
性プラスチック単独のものに比べると耐熱性の向上は見
られるが、その場合でも耐熱温度は概ね140 〜160 ℃程
度であり、熱処理温度が高い場合は、変形や型くずれを
起こし再利用できなくなることがある。このようにマス
キング材が再利用できないためにプラスチックが大量消
費、大量廃棄されることは、単に一企業内での経済的不
利益をもたらすだけではなく、資源の有効利用や廃棄物
による汚染といった地球環境的な面においても問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、上記の問題を解決すべ
く、高温条件下においても変形、型くずれを起こさない
マスキング材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は結晶性発泡ポリエチレンテレフタレートシ
ートを材料とするマスキング材を開示する。またこの時
用いるポリエチレンテレフタレートの結晶化度が20〜30
%であることは、本発明の好ましい態様である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。マスキン
グ材の形状等については、被覆する部分の構造等に応じ
て任意に選択し得る。例えば、被覆部分が平面状であれ
ば、マスキング材は粘着層を有する平面的な形状とする
ことが好ましく、また被覆部分に孔部を有する場合は孔
部に挿入固定する凸部を有するような形状であることが
好ましい。
【0007】マスキング材の材料としては、結晶性発泡
ポリエチレンテレフタレートシートを用い、特にポリエ
チレンテレフタレートの結晶化度が20%〜30%であるも
のを用いることが好ましい。ポリエチレンテレフタレー
トの結晶化度を調節するには、通常の結晶性の物質と同
様に外力、冷却速度、結晶化温度、融解温度等を調節す
ることにより行うことができ、上記の結晶化度20%〜30
%のポリエチレンテレフタレートを得るためには、20〜
30℃まで冷却すればよい。なお、ポリエチレンテレフタ
レート発泡体の結晶化度を測定する場合、発泡体内部に
気泡が存在するため、通常の高分子化合物に用いられる
密度、X線回折像、核磁気共鳴スペクトルなどによる方
法を用いることができない。そのため融解熱を測定する
熱的な方法によって結晶化度を測定する。
【0008】実際にPAT発泡体の冷結晶化熱量と融解
熱量とを測定するには、示差走査熱量測定法によること
が望ましい。示差走査熱量測定法では、測定資料と標準
品とのヒーターが独立に作動し、定速加熱の過程で両者
間に温度差が生じると、どちらかの熱量の増加又は抑制
機構が自動的に働いてこれを打ち消すので、この熱流温
度差が直接記録されるようになっている。結晶化度は理
論的には次の数式に従って算出される。
【0009】 (モル当りの融解熱量−モル当りの冷結晶化熱量) ÷(完全結晶PATのモル当りの融解熱量)×100 =結晶化度 ここで、完全結晶PATのモル当りの融解熱量は、高分
子データハンドブック(培風館発行)によれば、26.9K
Jとされているので、これを使用した。
【0010】ポリエチレンテレフタレート発泡体は、加
熱により軟化したポリエチレンテレフタレートを加圧下
で、ブタン等の発泡剤を混入した後、低圧領域に移して
発泡させることにより得ることができる。なお、ポリエ
チレンテレフタレートは一般に高温で加水分解しやすい
樹脂であるため、これを発泡させる際には、あらかじめ
除湿乾燥機等を用いて乾燥させておくことが望ましい。
乾燥の程度は完全に水分を除去するといった厳密さは要
求されず、例えば露点が−30℃の空気を160 ℃に加熱し
ておき、この空気中にポリエチレンテレフタレートを露
出する程度で充分である。
【0011】上記の性質を有するポリエチレンテレフタ
レートシートよりマスキング材を製造するには、素材と
なるシートを加熱金型を用いて加熱しながら、真空成形
またはプレス成形により成形し、次の工程にて同形状の
冷却金型で冷却を行ういわゆるヒートセット成形により
行うことができる。ヒートセット温度は160〜200℃で行
い成形サイクルは結晶化度に応じて決め、結晶化度が高
い場合は短く、低い場合は長くとすることが好ましく、
具体的には3〜8sec で行うことが好ましい。
【0012】
【実験例】ポリエチレンテレフタレートの結晶化度と耐
熱性及び柔軟性の関係について、以下に示す実験例によ
り説明する。 (1) 結晶化度と耐熱性の関係 結晶化度の異なるポリエチレンテレフタレート発泡体(3
00g/m2、150×150×2mm) を試料として、180 ℃に調整
したオーブン内に20分入れ、その収縮率を測定した。収
縮率は加熱前の原反方向の長さに対する加熱後の長さの
百分率で表した。その結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】ポリエチレンテレフタレートの収縮率が99
%以下にまで収縮してしまうと、マスキング材として使
用する場合に変形、型崩れ等の不都合が生じる。従って
表1に示すように結晶化度は20%以上であることが望ま
しい。 (2) 結晶化度と柔軟性の関係 図1に示すように中央部に突起部を有するマスキング材
の成形品1(50×200×2mm )をテスト部品2上に載置
し、固定板3により固定する。次いで、図中の矢印部分
より力を加え、成形品1の凸部1aが、テスト部品2a
の穴部にはまり込むかどうかにより、脆性、柔軟性を評
価した。その結果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】表2より、結晶化度が30%以下であれば、
充分な柔軟性を有するが30%を越えると脆性のため割れ
る可能性が生じ、マスキング材として使用するには、あ
まり適当ではない。以上の結果より、マスキング材とし
て用いるポリエチレンテレフタレートの結晶化度は、20
%〜30%であることが適当であることがわかる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。第2図及び第3図は、それぞれ本発明による
塗装用マスキング材の一実施例を示している。第2図
は、被マスキング部材がボルト孔等の窪み部分を有する
場合に用いるマスキング材の一例を示している。図にお
いて10は、マスキング材全体を示し、本体11、該本
体の裏面に接続する複数の円筒状の突起12及び該本体
表面に接続するリブ13よりなる。本体11は、被マス
キング部材に適合するため任意の形状をとることができ
るが、この場合は段差を有する平板状の形状を有する。
突起12は、被マスキング部材に有る窪み部分に挿入さ
れ、マスキング材10を被マスキング部材に固定する役
割を果たす。リブ13は、マスキング材を着脱する際の
把手の役割を果たすと共に、マスキング材10に強度を
与え変形しにくくするはたらきを持つ。
【0018】第3図は、被マスキング部材が、部品取り
付け孔等の比較的大きい孔部を有する場合に用いるマス
キング材の一例を示している。図において20は、マス
キング材全体を示し、本体21及び半円状の突起部(図
の斜線部分)22よりなる。本体21は、本体11と同
様に被マスキング部材に適合する任意の形状をとること
ができるが、この場合は平板状の形状を持つ。突起部2
2は、部品取りつけ孔等に挿入され、マスキング材20
を被マスキング部材に固定する役割を果たす。また、突
起部22は、この図に示されていないが、裏面に突起部
分と同様な形状を持つ凹み部分を持つ。このため、マス
キング材20が被マスキング部材に挿入された場合、こ
の凹み部分が、マスキング材表面となり、この凹み部分
を把手としてマスキング材の着脱を行うことができる。
【0019】マスキング材10及び20は、結晶性発泡
体ポリエチレンテレフタレートよりなり、その結晶化度
は、マスキング材として使用する際に要求される耐熱性
及び柔軟性に応じて適宜決める。
【0020】
【発明の効果】ポリエチレンテレフタレートの耐熱性
は、その結晶化度の影響をうけるので、結晶化度を調節
することにより、従来のマスキング材では変形してしま
うような高温にも耐久し得るマスキング材を得ることが
可能である。特に結晶化度が20%〜30%であるポリ
エチレンテレフタレートよりなるマスキング材は、上述
の実験例が示すように耐熱性及び柔軟性の両者に優れ、
極めて有用である。また本発明に用いられるポリエチレ
ンテレフタレートシートは、発泡体であるため、結晶化
度が上昇しても非発泡樹脂のように堅くならないので、
被マスキング部材への密着性を維持することができ、ま
た発泡体特有の断熱効果により、高温処理を行ったあと
でも、素手でマスキング材を取り外すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脆性及び柔軟性テスト装置を示す図。
【図2】 本発明のマスキング材の実施例の一つを示す
図。
【図3】 本発明のマスキング材の実施例の一つを示す
図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性発泡ポリエチレンテレフタレート
    シートを材料とすることを特徴とするマスキング材。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンテレフタレートの結晶化度
    が20%〜30%であることを特徴とする請求項1記載のマ
    スキング材。
JP4139482A 1992-05-29 1992-05-29 マスキング材 Pending JPH05329410A (ja)

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JP4139482A JPH05329410A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 マスキング材

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JP4139482A Pending JPH05329410A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 マスキング材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069146A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Nagoya Oil Chem Co Ltd マスキング材
JP2007069128A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Nagoya Oil Chem Co Ltd マスキング材
JP2020138115A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 信越ポリマー株式会社 部品保持治具の粘着面再生方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212479B2 (ja) * 1983-04-13 1990-03-20 Ciba Geigy

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