JPH05331418A - 塗膜塗料組成物 - Google Patents
塗膜塗料組成物Info
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- JPH05331418A JPH05331418A JP4170158A JP17015892A JPH05331418A JP H05331418 A JPH05331418 A JP H05331418A JP 4170158 A JP4170158 A JP 4170158A JP 17015892 A JP17015892 A JP 17015892A JP H05331418 A JPH05331418 A JP H05331418A
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- coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚膜塗布や加熱乾燥してもふくれの発生しな
い塗膜形成が可能であり、しかも自動車,洗濯機,その
他各種の機器等の鋼,その他各種の金属,合成樹脂板等
の基板に適応された際の制振性に優れた塗膜塗料組成物
に関する。 【構成】 展色材100重量部に対して、水硬性無機充
填材20〜200重量部、他種充填材10〜150重量
部よりなるか、これにシンタクチックフォーム(又はシ
ンタクチックフォームと合成樹脂粉末)5〜70重量部
が加わってなる塗膜塗料組成物に、気体を混入させる。
気体の混入により、水分の蒸発速度が非常に大きくな
り、塗膜中の水分が内部に閉じ込められることなく蒸発
することができ、厚膜塗布や加熱乾燥が可能であり、か
つ優れた制振性を有する塗膜を形成することができる。
い塗膜形成が可能であり、しかも自動車,洗濯機,その
他各種の機器等の鋼,その他各種の金属,合成樹脂板等
の基板に適応された際の制振性に優れた塗膜塗料組成物
に関する。 【構成】 展色材100重量部に対して、水硬性無機充
填材20〜200重量部、他種充填材10〜150重量
部よりなるか、これにシンタクチックフォーム(又はシ
ンタクチックフォームと合成樹脂粉末)5〜70重量部
が加わってなる塗膜塗料組成物に、気体を混入させる。
気体の混入により、水分の蒸発速度が非常に大きくな
り、塗膜中の水分が内部に閉じ込められることなく蒸発
することができ、厚膜塗布や加熱乾燥が可能であり、か
つ優れた制振性を有する塗膜を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗膜塗料組成物に関
し、特に、加熱乾燥してもふくれ等の発生しない良好な
塗膜を形成し、かつ自動車,洗濯機,その他各種の機器
等の鋼,その他各種の金属,合成樹脂板等の基板に適応
された際の制振性に優れ、厚膜塗布が可能な塗膜塗料組
成物に関する。
し、特に、加熱乾燥してもふくれ等の発生しない良好な
塗膜を形成し、かつ自動車,洗濯機,その他各種の機器
等の鋼,その他各種の金属,合成樹脂板等の基板に適応
された際の制振性に優れ、厚膜塗布が可能な塗膜塗料組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料は、種々の充填材に塗膜形成
材(高分子の樹脂状物質)と、希釈剤としての有機溶剤
を混合したものであり、種々の塗装方法を用いて被塗物
に塗装される。ところが、希釈剤としての有機溶剤は、
揮発性が高く、火災の危険がある上、毒性も高く、揮発
した際の環境汚染の問題等もある。そこで、最近、有機
溶剤を水に置換したいわゆる水系の塗料が開発された。
材(高分子の樹脂状物質)と、希釈剤としての有機溶剤
を混合したものであり、種々の塗装方法を用いて被塗物
に塗装される。ところが、希釈剤としての有機溶剤は、
揮発性が高く、火災の危険がある上、毒性も高く、揮発
した際の環境汚染の問題等もある。そこで、最近、有機
溶剤を水に置換したいわゆる水系の塗料が開発された。
【0003】水系塗料は、大きくは、エマルジョン塗料
(水性ディスバージョン塗料)と水溶性樹脂塗料に分類
され、これらは、希釈剤として有機溶剤を全く用いない
か、用いたとしてもその量が非常に少ないものである。
例えば、本発明者等による特願平3−226468号
(以下、先提案という)では、厚膜塗布が可能であり、
前述の基板等に適応された際に優れた制振性を発現す
る、熱融着性のエマルジョン型塗膜組成物を開示してい
る。
(水性ディスバージョン塗料)と水溶性樹脂塗料に分類
され、これらは、希釈剤として有機溶剤を全く用いない
か、用いたとしてもその量が非常に少ないものである。
例えば、本発明者等による特願平3−226468号
(以下、先提案という)では、厚膜塗布が可能であり、
前述の基板等に適応された際に優れた制振性を発現す
る、熱融着性のエマルジョン型塗膜組成物を開示してい
る。
【0004】また、上記のような水系塗料は、乾燥時間
の短縮を図るため、100℃程度の温度で熱風乾燥する
方法が一般的である。本発明者等による先提案の塗膜組
成物も、エアスプレーを用いて塗装し、室温から180
℃の温度範囲で乾燥させるものである。
の短縮を図るため、100℃程度の温度で熱風乾燥する
方法が一般的である。本発明者等による先提案の塗膜組
成物も、エアスプレーを用いて塗装し、室温から180
℃の温度範囲で乾燥させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の本発明者等によ
る先提案の塗料によれば、次のような問題がある。すな
わち、この水系塗料で用いられる塗膜の乾燥温度条件、
具体的には室温〜180℃の温度範囲のうち、60℃以
上の比較的高温の条件においては、形成された塗膜にふ
くれが発生する場合があり、常時良好な塗膜を得ること
が困難である。この原因としては、60℃以上の高温で
乾燥を行うと、塗布膜厚が従来塗料より厚膜である場合
は特に、塗膜形成が表面から起こり、塗膜内部に閉じ込
められた水分が蒸発しきれずに膨張し、塗膜にふくれを
発生させると考えられる。
る先提案の塗料によれば、次のような問題がある。すな
わち、この水系塗料で用いられる塗膜の乾燥温度条件、
具体的には室温〜180℃の温度範囲のうち、60℃以
上の比較的高温の条件においては、形成された塗膜にふ
くれが発生する場合があり、常時良好な塗膜を得ること
が困難である。この原因としては、60℃以上の高温で
乾燥を行うと、塗布膜厚が従来塗料より厚膜である場合
は特に、塗膜形成が表面から起こり、塗膜内部に閉じ込
められた水分が蒸発しきれずに膨張し、塗膜にふくれを
発生させると考えられる。
【0006】塗膜面にふくれが発生すると、外観の美観
を損ねるばかりでなく、塗膜に要求される制振性や密着
性等の性能も十分に発揮できなくなり、商品価値を低下
させる。したがって、60℃以下の比較的低温の条件で
乾燥させるか、あるいは塗布膜を薄くせざるを得ない。
しかし、前者の低温での乾燥は、塗装工程の長期化を招
き、製品の生産工程を非効率化させる。後者の薄い塗布
膜は、用途を制限したり、所望の膜厚とするために薄い
塗布膜を塗布し乾燥させた後この上に更に薄い塗布膜を
塗布し乾燥させるという工程を複数回繰り返す必要があ
り、塗装工程の長期化を招く上、各塗膜間の剥離という
新たな問題を生じる。
を損ねるばかりでなく、塗膜に要求される制振性や密着
性等の性能も十分に発揮できなくなり、商品価値を低下
させる。したがって、60℃以下の比較的低温の条件で
乾燥させるか、あるいは塗布膜を薄くせざるを得ない。
しかし、前者の低温での乾燥は、塗装工程の長期化を招
き、製品の生産工程を非効率化させる。後者の薄い塗布
膜は、用途を制限したり、所望の膜厚とするために薄い
塗布膜を塗布し乾燥させた後この上に更に薄い塗布膜を
塗布し乾燥させるという工程を複数回繰り返す必要があ
り、塗装工程の長期化を招く上、各塗膜間の剥離という
新たな問題を生じる。
【0007】そこで、本発明は、塗布膜が厚い場合でも
比較的高い温度範囲で何ら問題なく乾燥することができ
るとともに、制振性に優れた塗膜を得ることのできる塗
料を提供することを目的とする。
比較的高い温度範囲で何ら問題なく乾燥することができ
るとともに、制振性に優れた塗膜を得ることのできる塗
料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、塗料組成
物中に、ある一定割合以上の気体を混入させると、見か
け比重が下がって、水分の蒸発速度が非常に大きくな
り、乾燥温度を高温としてもふくれの生じない塗膜が形
成されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
物中に、ある一定割合以上の気体を混入させると、見か
け比重が下がって、水分の蒸発速度が非常に大きくな
り、乾燥温度を高温としてもふくれの生じない塗膜が形
成されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の塗膜塗料組成物は、
(1)展色材100重量部に対して、水硬性無機充填材
20〜200重量部、他種充填材10〜150重量部を
混合してなる(以下、第1発明という)か、(2)展色
材100重量部に対して、水硬性無機充填材20〜20
0重量部、シンタクチックフォーム5〜70重量部、他
種充填材10〜150重量部よりなる(以下、第2発明
という)か、(3)(2)のシンタクチックフォーム5
〜70重量部を、該シンタクチックフォームと合成樹脂
粉末との混合物とした(以下、第3発明という)ものに
気体を混合したものである。
(1)展色材100重量部に対して、水硬性無機充填材
20〜200重量部、他種充填材10〜150重量部を
混合してなる(以下、第1発明という)か、(2)展色
材100重量部に対して、水硬性無機充填材20〜20
0重量部、シンタクチックフォーム5〜70重量部、他
種充填材10〜150重量部よりなる(以下、第2発明
という)か、(3)(2)のシンタクチックフォーム5
〜70重量部を、該シンタクチックフォームと合成樹脂
粉末との混合物とした(以下、第3発明という)ものに
気体を混合したものである。
【0010】第1〜第3発明の塗膜塗料組成物に使用し
得る展色材としては、石油系アスファルトや天然アスフ
ァルトのようなアスファルト、ブタジエンゴム、イソプ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム、アル
キド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル共重合体樹脂、塩化ビニル
樹脂,塩化ビニル共重合体樹脂,酢酸ビニル共重合体樹
脂,スチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等のビニル系樹
脂、またはこれらの樹脂誘導体もしくは共重合体樹脂等
の合成樹脂が挙げられる。ただし、基材に対する密着
性、あるいは塗膜の耐薬品性や耐水性などを発揮させる
ために、アスファルトとアクリル樹脂等を主体とするも
のが好ましい。この場合のアスファルトとアクリル樹脂
等とは、容量比でアスファルト:アクリル樹脂等が約
2:1〜1:2、好ましくは約3:1〜1:2、さらに
好ましくは約1:1で用いる。アクリル樹脂等の割合が
多すぎると、塗膜にふくれが生じ、少なすぎると基材へ
の密着性が低下する上、粘度が増加して作業性が悪化す
る。
得る展色材としては、石油系アスファルトや天然アスフ
ァルトのようなアスファルト、ブタジエンゴム、イソプ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム、アル
キド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル共重合体樹脂、塩化ビニル
樹脂,塩化ビニル共重合体樹脂,酢酸ビニル共重合体樹
脂,スチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等のビニル系樹
脂、またはこれらの樹脂誘導体もしくは共重合体樹脂等
の合成樹脂が挙げられる。ただし、基材に対する密着
性、あるいは塗膜の耐薬品性や耐水性などを発揮させる
ために、アスファルトとアクリル樹脂等を主体とするも
のが好ましい。この場合のアスファルトとアクリル樹脂
等とは、容量比でアスファルト:アクリル樹脂等が約
2:1〜1:2、好ましくは約3:1〜1:2、さらに
好ましくは約1:1で用いる。アクリル樹脂等の割合が
多すぎると、塗膜にふくれが生じ、少なすぎると基材へ
の密着性が低下する上、粘度が増加して作業性が悪化す
る。
【0011】上記の展色材は、水で分散あるいは乳化し
て(水系で)使用するか、または芳香族炭化水素系、石
油炭化水素系、アルコール系あるいはエステル系等の溶
剤で溶解して(溶剤系で)使用するが、環境対策の面で
は一般に前者の水系の方が好ましい。
て(水系で)使用するか、または芳香族炭化水素系、石
油炭化水素系、アルコール系あるいはエステル系等の溶
剤で溶解して(溶剤系で)使用するが、環境対策の面で
は一般に前者の水系の方が好ましい。
【0012】また、水硬性無機充填材としては、風砕ス
ラグ、セメント、石膏、石灰等が使用でき、特に風砕ス
ラグを主体とするものが、後述する風砕スラグの特性か
ら好ましい。風砕スラグを他の水硬性無機充填材と混合
して用いる場合には、この風砕スラグの利点を生かすべ
く、風砕スラグの混合割合を全水硬性無機充填材の合計
量の約80重量%以上とすることが好ましい。
ラグ、セメント、石膏、石灰等が使用でき、特に風砕ス
ラグを主体とするものが、後述する風砕スラグの特性か
ら好ましい。風砕スラグを他の水硬性無機充填材と混合
して用いる場合には、この風砕スラグの利点を生かすべ
く、風砕スラグの混合割合を全水硬性無機充填材の合計
量の約80重量%以上とすることが好ましい。
【0013】風砕スラグは、例えば、酸化カルシウム約
40重量%、ケイ酸約33重量%、酸化アルミニウム約
17重量%、酸化マグネシウム約6重量%等から構成さ
れ、それ自身は水硬性がないか、あるいはあっても微弱
であるが、風砕スラグは、水酸化カルシウムやアルカリ
塩類等の存在下で、スラグのガラス質組織を構成する網
目構造が切断され、水和生成物を形成し、凝結硬化する
性質を有する。この性質は、潜在水硬性と呼ばれる。風
砕スラグの持つ潜在水硬性は、非常に弱く、塗料の流動
性を損なうほどでもないが、セメント等の刺激剤を少量
添加することにより、塗装時における塗膜の垂れを防止
するばかりでなく、塗料の乾燥速度を早める効果があ
る。
40重量%、ケイ酸約33重量%、酸化アルミニウム約
17重量%、酸化マグネシウム約6重量%等から構成さ
れ、それ自身は水硬性がないか、あるいはあっても微弱
であるが、風砕スラグは、水酸化カルシウムやアルカリ
塩類等の存在下で、スラグのガラス質組織を構成する網
目構造が切断され、水和生成物を形成し、凝結硬化する
性質を有する。この性質は、潜在水硬性と呼ばれる。風
砕スラグの持つ潜在水硬性は、非常に弱く、塗料の流動
性を損なうほどでもないが、セメント等の刺激剤を少量
添加することにより、塗装時における塗膜の垂れを防止
するばかりでなく、塗料の乾燥速度を早める効果があ
る。
【0014】風砕スラグは、転炉、高炉等の製錬炉から
副生されるスラグを風砕して得られるもので、適当な密
度を持ち、これを含有する塗料は、前述の自動車,洗濯
機,その他各種の機器等に適応した際の制振性にも優れ
ている。
副生されるスラグを風砕して得られるもので、適当な密
度を持ち、これを含有する塗料は、前述の自動車,洗濯
機,その他各種の機器等に適応した際の制振性にも優れ
ている。
【0015】他種充填材としては、炭酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム(タルク)、ケイ砂、白土、キルン灰、
ベンガラ、アスベスト、雲母、軽石、浮遊スラグ、バー
ミュキライト、セルロースファイバー、プラスチック繊
維等が挙げられる。これらの他種充填材は、塗膜の均一
性、防振性、断熱性等を調整する効果があり、前記水硬
性無機充填剤と併用することにより、より一層この効果
が発揮される。
イ酸カルシウム(タルク)、ケイ砂、白土、キルン灰、
ベンガラ、アスベスト、雲母、軽石、浮遊スラグ、バー
ミュキライト、セルロースファイバー、プラスチック繊
維等が挙げられる。これらの他種充填材は、塗膜の均一
性、防振性、断熱性等を調整する効果があり、前記水硬
性無機充填剤と併用することにより、より一層この効果
が発揮される。
【0016】また、第2発明の塗膜塗料組成物に使用さ
れるシンタクチックフォームとは、中空の微小球をプラ
スチックマトリックス(第2発明では、展色材等)に分
散させたものをいい、具体的には、ガラスバルーン、シ
ラスバルーン、合成樹脂バルーン等が挙げられ、その特
性は特に制限されないが、一般にかさ密度が約0.1〜
0.3g/cm3、粒径が約10〜300μmのものが
好ましい。かさ密度が約0.1g/cm3未満である
と、シンタクチックフォーム自体の粒径が大きくなって
強度が弱くなるため、本発明の塗膜塗料組成物の調製途
上で、シンタクチックフォームが破壊される虞れがあ
り、約0.3g/cm3より大きいと、本来期待される
本発明の塗膜塗料組成物の軽量化効果が発現しない。ま
た、粒径が約10μm未満であると、シンタクチックフ
ォームのかさ密度が大きくなり、上記したように本発明
の塗膜塗料組成物の軽量化効果が発現せず、約300μ
mより大きいと、比重が小さくなるため、本発明の塗膜
塗料組成物の貯蔵中に他の成分と分離して浮上してしま
い貯蔵安定性を損なうのみならず、本発明の塗膜塗料組
成物を特にスプレー塗装する場合に、スプレーの先端に
詰まり、作業性を損なう。
れるシンタクチックフォームとは、中空の微小球をプラ
スチックマトリックス(第2発明では、展色材等)に分
散させたものをいい、具体的には、ガラスバルーン、シ
ラスバルーン、合成樹脂バルーン等が挙げられ、その特
性は特に制限されないが、一般にかさ密度が約0.1〜
0.3g/cm3、粒径が約10〜300μmのものが
好ましい。かさ密度が約0.1g/cm3未満である
と、シンタクチックフォーム自体の粒径が大きくなって
強度が弱くなるため、本発明の塗膜塗料組成物の調製途
上で、シンタクチックフォームが破壊される虞れがあ
り、約0.3g/cm3より大きいと、本来期待される
本発明の塗膜塗料組成物の軽量化効果が発現しない。ま
た、粒径が約10μm未満であると、シンタクチックフ
ォームのかさ密度が大きくなり、上記したように本発明
の塗膜塗料組成物の軽量化効果が発現せず、約300μ
mより大きいと、比重が小さくなるため、本発明の塗膜
塗料組成物の貯蔵中に他の成分と分離して浮上してしま
い貯蔵安定性を損なうのみならず、本発明の塗膜塗料組
成物を特にスプレー塗装する場合に、スプレーの先端に
詰まり、作業性を損なう。
【0017】なお、上記のシンタクチックフォームは、
その一部を合成樹脂粉末に代えることができる。この合
成樹脂粉末としては、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、アセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエ
ーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリスチレン樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポ
リプロピレン、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、フッ素樹脂、
ポリプロピレン樹脂等の熱硬化性樹脂粉末あるいは熱可
塑性樹脂粉末、またこれらの共重合体樹脂粉末、さらに
粉末塗料回収物、樹脂成型物の研磨工程で生じる樹脂粉
末、樹脂製廃棄物を粉砕して生じた樹脂粉末を挙げるこ
とができる。
その一部を合成樹脂粉末に代えることができる。この合
成樹脂粉末としては、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、シ
リコン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、アセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエ
ーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリスチレン樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポ
リプロピレン、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩素
化塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、フッ素樹脂、
ポリプロピレン樹脂等の熱硬化性樹脂粉末あるいは熱可
塑性樹脂粉末、またこれらの共重合体樹脂粉末、さらに
粉末塗料回収物、樹脂成型物の研磨工程で生じる樹脂粉
末、樹脂製廃棄物を粉砕して生じた樹脂粉末を挙げるこ
とができる。
【0018】シンタクチックフォームと上記の合成樹脂
粉末とを併用すると、鋼板,その他の金属板,あるいは
合成樹脂板等に塗布し、加熱により乾燥を行う場合に、
特に有効である。すなわち、常温乾燥の場合は、乾燥塗
膜が密に仕上がるため、水硬性無機充填材等の高密度の
充填材をさほど必要としないのに対して、加熱乾燥の場
合は、高密度充填材の配合率を下げると、加熱時に、表
面被膜の持ち上がりや、ふくれ等が発生する。このよう
な加熱乾燥の場合あるいは塗布膜を厚くする場合の問題
は、シンタクチックフォームと合成樹脂粉末とを組み合
わせることにより、その理由は明らかでないが、有効に
防止することができる。
粉末とを併用すると、鋼板,その他の金属板,あるいは
合成樹脂板等に塗布し、加熱により乾燥を行う場合に、
特に有効である。すなわち、常温乾燥の場合は、乾燥塗
膜が密に仕上がるため、水硬性無機充填材等の高密度の
充填材をさほど必要としないのに対して、加熱乾燥の場
合は、高密度充填材の配合率を下げると、加熱時に、表
面被膜の持ち上がりや、ふくれ等が発生する。このよう
な加熱乾燥の場合あるいは塗布膜を厚くする場合の問題
は、シンタクチックフォームと合成樹脂粉末とを組み合
わせることにより、その理由は明らかでないが、有効に
防止することができる。
【0019】上記の水硬性無機充填材、他種充填材、合
成樹脂粉末は、いずれも公知の任意の方法により、粒径
を約300μm以下、好ましくは約150μm以下に調
整して使用する。粒径が約300μmより大きくなる
と、所望の制振性を得ることが困難になるばかりでな
く、塗料の安定性および作業性が損なわれ好ましくな
い。
成樹脂粉末は、いずれも公知の任意の方法により、粒径
を約300μm以下、好ましくは約150μm以下に調
整して使用する。粒径が約300μmより大きくなる
と、所望の制振性を得ることが困難になるばかりでな
く、塗料の安定性および作業性が損なわれ好ましくな
い。
【0020】上記の各材料の混合割合は、第1発明にお
いては、展色材約100重量部に対し、水硬性無機充填
材約20〜200重量部、好ましくは約30〜140重
量部、他種充填材約10〜150重量部、好ましくは約
20〜80重量部である。水硬性無機充填材が約20重
量部未満であると、本発明の塗膜塗料組成物の塗装時に
おける塗膜の垂れ防止および塗料の乾燥速度を速める効
果を示さなくなり、約200重量部を超えると、基材へ
の密着性が悪くなったり、塗膜に割れ等を発生させる。
他種充填材が約10重量部未満であると、本発明の塗膜
塗料組成物による塗膜の均一性が低下し、約150重量
部を超えると、展色材、水硬性無機充填材の割合が減少
するため、基材への密着性や作業性が悪くなる。
いては、展色材約100重量部に対し、水硬性無機充填
材約20〜200重量部、好ましくは約30〜140重
量部、他種充填材約10〜150重量部、好ましくは約
20〜80重量部である。水硬性無機充填材が約20重
量部未満であると、本発明の塗膜塗料組成物の塗装時に
おける塗膜の垂れ防止および塗料の乾燥速度を速める効
果を示さなくなり、約200重量部を超えると、基材へ
の密着性が悪くなったり、塗膜に割れ等を発生させる。
他種充填材が約10重量部未満であると、本発明の塗膜
塗料組成物による塗膜の均一性が低下し、約150重量
部を超えると、展色材、水硬性無機充填材の割合が減少
するため、基材への密着性や作業性が悪くなる。
【0021】また、第2発明においては、展色材約10
0重量部に対し、水硬性無機充填材約20〜200重量
部、好ましくは約30〜140重量部、他種充填材約1
0〜150重量部、好ましくは約20〜80重量部であ
り、シンタクチックフォーム約5〜70重量部、好まし
くは10〜50重量部である。水硬性無機充填材と他種
充填材をこのような割合とする理由は、第1発明と同様
であり、シンタクチックフォームについては、約10重
量部未満であると、十分な軽量化を達成することができ
ないばかりか、所望の制振性を得ることもできなくな
り、約70重量部を超えると、高粘度化して塗布作業に
問題が生じる。
0重量部に対し、水硬性無機充填材約20〜200重量
部、好ましくは約30〜140重量部、他種充填材約1
0〜150重量部、好ましくは約20〜80重量部であ
り、シンタクチックフォーム約5〜70重量部、好まし
くは10〜50重量部である。水硬性無機充填材と他種
充填材をこのような割合とする理由は、第1発明と同様
であり、シンタクチックフォームについては、約10重
量部未満であると、十分な軽量化を達成することができ
ないばかりか、所望の制振性を得ることもできなくな
り、約70重量部を超えると、高粘度化して塗布作業に
問題が生じる。
【0022】さらに、第3発明において、シンタクチッ
クフォームと合成樹脂粉末とを併用する場合は、その合
計量が展色材100重量部に対して約5〜70重量部で
あり、シンタクチックフォームと合成樹脂粉末の混合割
合は、シンタクチックフォーム/合成樹脂粉末が約1/
0.5〜1/3(容量部)の範囲とすることが好まし
い。シンタクチックフォームが約1/0.5(容量部)
を超えると、本発明の塗膜塗料組成物が、高粘度化し、
作業効率が悪くなり、約1/3(容量部)未満になる
と、十分な軽量化が達成できない。
クフォームと合成樹脂粉末とを併用する場合は、その合
計量が展色材100重量部に対して約5〜70重量部で
あり、シンタクチックフォームと合成樹脂粉末の混合割
合は、シンタクチックフォーム/合成樹脂粉末が約1/
0.5〜1/3(容量部)の範囲とすることが好まし
い。シンタクチックフォームが約1/0.5(容量部)
を超えると、本発明の塗膜塗料組成物が、高粘度化し、
作業効率が悪くなり、約1/3(容量部)未満になる
と、十分な軽量化が達成できない。
【0023】また、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物に
は顔料を含有させて着色することもできる。この顔料の
具体例としては、酸化チタン、硫化カドミウム、酸化
鉄、酸化クロム等の無機顔料、銅フタロシアニンブル
ー、縮合ポリアゾイエロー等の有機顔料を挙げることが
できる。
は顔料を含有させて着色することもできる。この顔料の
具体例としては、酸化チタン、硫化カドミウム、酸化
鉄、酸化クロム等の無機顔料、銅フタロシアニンブル
ー、縮合ポリアゾイエロー等の有機顔料を挙げることが
できる。
【0024】第1〜第3発明の塗膜塗料組成物は、以上
のような各材料からなるベースに、気体が均一な状態で
混入されたものである。この気体としては、反応性の低
い安定な気体であればどのようなものでも使用できる。
例えば、材料調製中に、攪拌により混入される空気や炭
酸ガスの他に、市販の発泡剤等のように二次的な作用に
より放出される気体が挙げられるが、材料コストを低廉
にするには、材料調製中の攪拌による空気、炭酸ガスの
混入が最も有効であると思われる。
のような各材料からなるベースに、気体が均一な状態で
混入されたものである。この気体としては、反応性の低
い安定な気体であればどのようなものでも使用できる。
例えば、材料調製中に、攪拌により混入される空気や炭
酸ガスの他に、市販の発泡剤等のように二次的な作用に
より放出される気体が挙げられるが、材料コストを低廉
にするには、材料調製中の攪拌による空気、炭酸ガスの
混入が最も有効であると思われる。
【0025】上記の気体の混入量は、第1〜第3発明の
いずれにおいても、塗膜塗料組成物の全量中に、約1〜
50容量%、好ましくは約5〜40容量%、さらに好ま
しくは約20〜40容量%である。約1容量%未満であ
ると気体の混入効果が得られず、約50容量%より多く
混入しても効果が飽和するばかりか、約50容量%より
多く混入するには、攪拌による混入法では非常に長時間
を要し、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物の変質を生じ
てしまう。
いずれにおいても、塗膜塗料組成物の全量中に、約1〜
50容量%、好ましくは約5〜40容量%、さらに好ま
しくは約20〜40容量%である。約1容量%未満であ
ると気体の混入効果が得られず、約50容量%より多く
混入しても効果が飽和するばかりか、約50容量%より
多く混入するには、攪拌による混入法では非常に長時間
を要し、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物の変質を生じ
てしまう。
【0026】第1〜第3発明の塗膜塗料組成物への気体
の混入法は、該組成物の調製時に自然に混入される方法
でもよいし、該組成物調製途上で一度脱泡処理を行い、
攪拌機、塗装機、スプレーノズル等を用いるなどして必
要量の気体を混入する方法でもよい。ただし、気体の混
入は、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物を使用する直前
に行うことが望ましい。
の混入法は、該組成物の調製時に自然に混入される方法
でもよいし、該組成物調製途上で一度脱泡処理を行い、
攪拌機、塗装機、スプレーノズル等を用いるなどして必
要量の気体を混入する方法でもよい。ただし、気体の混
入は、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物を使用する直前
に行うことが望ましい。
【0027】以上の第1〜第3発明の塗膜塗料組成物
は、揮発分が約20〜40重量%、粘度が約10,00
0〜100,000cp(B型粘度計、20℃、回転数
3rpm)、比重が約1.0〜1.5の範囲内の性状で
あることが望ましい。また、塗装方法に関しては、圧送
スプレーやエアスプレー等の公知の任意の方法により所
望の膜厚に塗布することができる。
は、揮発分が約20〜40重量%、粘度が約10,00
0〜100,000cp(B型粘度計、20℃、回転数
3rpm)、比重が約1.0〜1.5の範囲内の性状で
あることが望ましい。また、塗装方法に関しては、圧送
スプレーやエアスプレー等の公知の任意の方法により所
望の膜厚に塗布することができる。
【0028】なお、第1〜第3発明の塗膜塗料組成物の
調製にあたり、粘度の調整は、原則的には水を使用する
が、有機溶媒を使用してもよい。その際に、通常の粘度
調整剤、凍結防止材等の添加剤を配合することも可能で
ある。
調製にあたり、粘度の調整は、原則的には水を使用する
が、有機溶媒を使用してもよい。その際に、通常の粘度
調整剤、凍結防止材等の添加剤を配合することも可能で
ある。
【0029】被塗物上には、約0.5〜10mm、好ま
しくは約1〜5mmの厚さに塗布し、これを室温〜18
0℃、好ましくは約110〜170℃にて加熱乾燥する
ことにより、短時間で良好な塗膜が得られ、被塗物は、
この塗膜により優れた制振性を有するようになる。
しくは約1〜5mmの厚さに塗布し、これを室温〜18
0℃、好ましくは約110〜170℃にて加熱乾燥する
ことにより、短時間で良好な塗膜が得られ、被塗物は、
この塗膜により優れた制振性を有するようになる。
【0030】
実施例1〜3、比較例1〜2 表1に示す組成で塗膜塗料組成物を、次の要領で調製し
た。先ず、表中の展色剤に水を150重量部加えて乳化
した後、水硬性無機充填材、他種充填材およびシンタク
チックフォームを加え、さらに粘度調整材、凍結防止材
を加えた。このようにして調製した各塗膜塗料組成物の
水分蒸発速度を表2に、制振性の比較結果を表3にそれ
ぞれ示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は、塗膜塗料
組成物を表1に示す膜厚で塗布し、120℃の乾燥器に
おいて乾燥させたときの乾燥減量の実測値であり、乾燥
塗膜外観は、肉眼により観察した。
た。先ず、表中の展色剤に水を150重量部加えて乳化
した後、水硬性無機充填材、他種充填材およびシンタク
チックフォームを加え、さらに粘度調整材、凍結防止材
を加えた。このようにして調製した各塗膜塗料組成物の
水分蒸発速度を表2に、制振性の比較結果を表3にそれ
ぞれ示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は、塗膜塗料
組成物を表1に示す膜厚で塗布し、120℃の乾燥器に
おいて乾燥させたときの乾燥減量の実測値であり、乾燥
塗膜外観は、肉眼により観察した。
【0031】また、制振性の比較は、塗膜塗料組成物を
基板(鉄板:0.8×25×200mm)に塗布し、1
50℃の乾燥器内で30分間乾燥したものを試験片とし
て、中央加振法による機械インピーダンスを測定するこ
とにより求められる損失係数(対数減衰率)を比較し
た。なお、この塗膜塗料組成物は、気体混入率が異なっ
ており、見かけ比重の値が異なっている。このため、基
板に塗布する組成物の重量が異なってしまうので、本試
験は、基板に塗布する重量を一定にして行った。
基板(鉄板:0.8×25×200mm)に塗布し、1
50℃の乾燥器内で30分間乾燥したものを試験片とし
て、中央加振法による機械インピーダンスを測定するこ
とにより求められる損失係数(対数減衰率)を比較し
た。なお、この塗膜塗料組成物は、気体混入率が異なっ
ており、見かけ比重の値が異なっている。このため、基
板に塗布する組成物の重量が異なってしまうので、本試
験は、基板に塗布する重量を一定にして行った。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1,表2から明らかなように、気体混入
率が増加するにつれて蒸発速度は大きくなる傾向にあ
り、それに合わせて乾燥塗膜の外観も、気体混入率が0
の比較例のものでは、ふくれの発生が認められたが、気
体を混入した実施例のものでは、良好な塗膜が得られ
た。
率が増加するにつれて蒸発速度は大きくなる傾向にあ
り、それに合わせて乾燥塗膜の外観も、気体混入率が0
の比較例のものでは、ふくれの発生が認められたが、気
体を混入した実施例のものでは、良好な塗膜が得られ
た。
【0035】
【表3】
【0036】表3から明らかなように、実施例のもので
は、優れた制振性を有したまま、100℃以上の高温域
においても良好な乾燥塗膜を得られることがわかる。
は、優れた制振性を有したまま、100℃以上の高温域
においても良好な乾燥塗膜を得られることがわかる。
【0037】実施例4〜6、比較例3 表4に示す組成で塗料組成物を、実施例1〜3と同じ要
領で調製した。この塗料組成物の水分蒸発速度を表5に
示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は、塗膜塗料組成
物を3mmの膜厚で塗布し、150℃の乾燥器において
乾燥させたときの乾燥減量の実測値と理論蒸発量から数
1の式により算出し、乾燥塗膜外観は、肉眼により観察
した。
領で調製した。この塗料組成物の水分蒸発速度を表5に
示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は、塗膜塗料組成
物を3mmの膜厚で塗布し、150℃の乾燥器において
乾燥させたときの乾燥減量の実測値と理論蒸発量から数
1の式により算出し、乾燥塗膜外観は、肉眼により観察
した。
【0038】
【数1】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】表5から乾燥温度を高くした場合において
も気体混入量が増加するにつれて蒸発速度は大きくなる
ことがわかる。
も気体混入量が増加するにつれて蒸発速度は大きくなる
ことがわかる。
【0042】実施例7〜12 表6および表7に示す組成で塗料組成物を、実施例1〜
3と同じ要領で調製した。この塗料組成物の水分蒸発速
度を表8に示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は実施
例4〜6、比較例3と同様にして求め、乾燥塗膜外観は
肉眼により観察した。
3と同じ要領で調製した。この塗料組成物の水分蒸発速
度を表8に示す。なお、水分蒸発速度(蒸発率)は実施
例4〜6、比較例3と同様にして求め、乾燥塗膜外観は
肉眼により観察した。
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】
【0045】
【表8】
【0046】また、以上の各実施例および各比較例の塗
膜塗料組成物のうち、任意に選択した幾つかの組成物に
ついて、表9に示す物性を測定し、この結果を表9に合
わせて示す。
膜塗料組成物のうち、任意に選択した幾つかの組成物に
ついて、表9に示す物性を測定し、この結果を表9に合
わせて示す。
【0047】
【表9】
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、第1〜第3発明の
塗膜塗料組成物によれば、含まれる水の蒸発速度が非常
に大きくなっているため、被塗物に塗布した際の塗膜中
の水が乾燥初期に早く蒸発する。この理由は、乾燥初期
に塗膜表面が乾燥すると同時に混入されている気体が熱
で破裂し、その破裂部分が空洞となり、この空洞中を、
乾燥した部分の下部の水分が移動して蒸発速度を早くす
ると考えられる。なお、この空洞は、極く微細であり、
上記の実施例にも示したように、肉眼による観察では何
ら異常は認められず、表面平滑な良好な塗膜を得ること
ができる。この効果により、塗膜中の水分が内部に閉じ
込められることなく蒸発することができるため、第1〜
第3発明の塗膜塗料組成物では、厚膜塗布可能であり、
かつ優れた制振性を有したまま良好な塗膜面を得ること
ができる。
塗膜塗料組成物によれば、含まれる水の蒸発速度が非常
に大きくなっているため、被塗物に塗布した際の塗膜中
の水が乾燥初期に早く蒸発する。この理由は、乾燥初期
に塗膜表面が乾燥すると同時に混入されている気体が熱
で破裂し、その破裂部分が空洞となり、この空洞中を、
乾燥した部分の下部の水分が移動して蒸発速度を早くす
ると考えられる。なお、この空洞は、極く微細であり、
上記の実施例にも示したように、肉眼による観察では何
ら異常は認められず、表面平滑な良好な塗膜を得ること
ができる。この効果により、塗膜中の水分が内部に閉じ
込められることなく蒸発することができるため、第1〜
第3発明の塗膜塗料組成物では、厚膜塗布可能であり、
かつ優れた制振性を有したまま良好な塗膜面を得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 誠一 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内
Claims (3)
- 【請求項1】 展色材100重量部に対して、水硬性無
機充填材20〜200重量部、他種充填材10〜150
重量部よりなる塗膜塗料組成物に気体を混入してなるこ
とを特徴とする塗膜塗料組成物。 - 【請求項2】 展色材100重量部に対して、水硬性無
機充填材20〜200重量部、シンタクチックフォーム
5〜70重量部、他種充填材10〜150重量部よりな
る塗膜塗料組成物に気体を混入してなることを特徴とす
る塗膜塗料組成物。 - 【請求項3】 シンタクチックフォーム5〜70重量部
が、該シンタクチックフォームと合成樹脂粉末との混合
物であることを特徴とする請求項2記載の塗膜塗料組成
物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4170158A JPH05331418A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 塗膜塗料組成物 |
| MX9204645A MX9204645A (es) | 1991-08-12 | 1992-08-11 | Composicion de revestimiento de la pelicula gruesa para amortiguar las vibraciones y metodo para formar la pelicula revestida. |
| US07/947,756 US5435842A (en) | 1991-08-12 | 1992-08-11 | Vibration damping thick-film coating composition and method of forming the coated film |
| DE69215032T DE69215032T2 (de) | 1991-08-12 | 1992-08-12 | Aus dickem Film schwingungsdämpfende Überzugsmasse und Verfahren zur Erzeugung des Films |
| EP92113745A EP0527480B1 (en) | 1991-08-12 | 1992-08-12 | Vibration damping thick-film coating composition and method of forming the coated film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4170158A JPH05331418A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 塗膜塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05331418A true JPH05331418A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15899762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4170158A Pending JPH05331418A (ja) | 1991-08-12 | 1992-06-04 | 塗膜塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05331418A (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4170158A patent/JPH05331418A/ja active Pending
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