JPH0533169U - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JPH0533169U
JPH0533169U JP9151991U JP9151991U JPH0533169U JP H0533169 U JPH0533169 U JP H0533169U JP 9151991 U JP9151991 U JP 9151991U JP 9151991 U JP9151991 U JP 9151991U JP H0533169 U JPH0533169 U JP H0533169U
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英 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、時間的コストをかける必要もな
く、最適なクリーニング装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 この考案のクリーニング装置は、感光体10
表面に弾性クリーニングブレード1を撓ませて圧接さ
せ、感光体10表面に残留するトナーを除去するクリー
ニング装置であって、感光体へのくい込み量をδmax(c
m)、撓み角をimax(rad)、圧接力をF(Kg/cm)、ク
リーニングブレードの自由長をl(cm)、ヤング率をE
(Kg/cm2)、クリーニングブレードの厚さをt(cm)と
したとき、 δmax=4F13/Et3,imax=6F12/Et3 の関係式にほぼ基づいて、弾性クリーニングブレード1
を感光体10表面に圧接せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子写真複写機、静電記録装置、ファクシミリプリンター等の画 像形成装置におけるクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写装置等の画像形成装置において感光体に帯電、露光、現像、転写 及びクリーニング除電を1サイクルとしている。
【0003】 図2には、電子写真複写装置の一例が概略的に示されている。 感光体10の表面には光導電層が形成されており、この感光体10の周辺に、 帯電用コロナ放電器12、画像外除電ランプ13、現像装置20、転写用コロナ 放電器15、分離用コロナ放電器16、クリーニングブレード17、除電用コロ ナ放電器18がこの順に夫々で配置されている。帯電用コロナ放電器12によっ て、一様に帯電された静電潜感光体10の表面には、予め定められた画像領域外 の電荷をランプ13からの光照射によって消去した後、図示されないスリット露 光装置によって複写すべき現像光像19が照射される。これにより感光体10表 面の電荷が、照射された光像の明暗により応じて選択的に除去され、そこに原稿 に対応した静電潜像が形成される。
【0004】 この静電潜像を現像装置20でトナーを供給して可視像化する。この現像装置 20は磁気ブラシ方式を採用しており、トナー21を撹拌スクリュー24によっ て撹拌し、摩擦帯電したのち上下2段になったマグネットローラ22、23によ って上方に汲み上げ、これを感光体10の表面に接触させて現像を行なう。現像 によって得られたトナー像は給紙装置によって送られた記録紙30と密着され、 この記録紙30の背後から転写用コロナ放電器15によるコロナ放電を受けて、 この後トナー像が記録紙30に転写される。続いて、分離用コロナ放電器16に よって、記録紙30上に存在する電荷を除電して、記録紙30と静電潜感光体1 0との静電吸引力を減少して記録紙30を感光体10表面から分離しやすくした 後、案内ローラによって分離され記録紙定着装置に搬送する。
【0005】 感光体10表面に残留するトナーはクリーニングブレード17によって除去さ れ、ついで感光体表面を除電用コロナ放電器18によって除電して1回の複写サ イクルが終了する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記残留トナーのクリーニングに際して、クリーニングブレード17を感光体 10に大きな圧接力で接触させると感光体10上のトナーが確実に除去される。 しかしながら、クリーニングブレードを感光体に大きな圧接力で接触させると感 光体面を損傷させ感光体、クリーニングブレードともに安定した性能を確保する のが難しかった。
【0007】 更に、感光体として有機感光体を用いた場合、有機感光体面は、複写時、チッ ソ酸化物の付着、紙中の成分の付着、電気的特性の劣化により適度に削って使う ことが必要であった。これに対しクリーニングブレードを適切に用いることは何 度も長期に渡たり実験を繰返す必要があり、時間的コストが非常に高くかかった 。また、機械的合成力によって論じられることもあったが、実験的な実証が示さ れていなかった。
【0008】 この考案は、時間的コストをかける必要もなく、最適なクリーニング装置を提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案のクリーニング装置は、感光体表面に弾性クリーニング部材を撓ませ て圧接させ、当該感光体表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置であ って、 上記弾性クリーニング部材は、感光体へのくい込み量をδmax(cm)、撓み角 をimax(rad)としたとき、 δmax=4F13/Et3,imax=6F12/Et3 (ここで、Fは圧接力(Kg/cm)、lはクリーニングブレードの自由長(cm) 、Eはヤング率(Kg/cm2)、tはクリーニングブレードの厚さ(cm)である。) の関係式にほぼ基づいて感光体表面に圧接せしめることを特徴とする。
【0010】
【作用】
理論的数値を用い必要項目をブレードくい込み量、圧接力、自由長、ヤング率 、厚さ、たわみ角から構成し、これらの設定した数値から実験を繰り返す。従っ て実験的実証を得ることができる。 定量的数値を論ずれば、長期に亘る実験を実施する必要もなくこれに伴うコス トも必要ない。また、定量的に論じているために容易に必要項目を絞ることがで きる。
【0011】
【実施例】
図1はこの考案の要部である定量を説明するための断面図である。
【0012】 図1に示すように、ポリウレタンゴム等の弾性体からなるクリーニングブレー ド1がブレード保持具2で支持され、感光体10に撓ませて圧接させるものにお いて、理論的数値を用い必要項目であるブレードくい込み量、圧接力、自由長、 ヤング率、厚さ、たわみ角から構成し、これらの設定した数値から実験を繰り返 す。これによって実験的実証を確立させるものである。
【0013】 即ち、ブレードくい込み量、圧接力、自由長、ヤング率、厚さ、撓み角を以下 の数式で示す関係式にほぼ基づいて算出し、クリーニングブレード1を感光体1 0表面に圧接するものである。
【0014】 図1において、δmaxはくい込み(cm)、Fは圧接力(Kg/cm)、lは自由長( cm)、Eはヤング率(Kg/cm2)、tは厚さ(cm)、imaxは撓み角(rad)、とし 、それぞれの項目を定め、次の2式を用いて、定量的に実証する。
【0015】
【数1】 4F13 δmax=━━━━━ …………… Et3
【0016】
【数2】 6F12 imax=━━━━━ …………… Et3 式式より
【0017】
【数3】 3δmax imax=━━━━━ ……………………………… 2l となる。 式より
【0018】
【数4】 imax(rad)×180/π=imax(deg)…… となり、クリーニング角、取付角、と撓み角の関係式は、
【0019】
【数5】 φ1=θ−imax(deg)……… となる。
【0020】 ここで、θはとりつけ角(deg)、φ1はクリーニング角(deg)である。 もちろんこれらの式は、感光体10の静止時の関係である。
【0021】 例えば、くい込み量δmaxを0.15(cm)とし、自由長lを1(cm)のとき のクリーニング角度を算出するには、
【0022】 式より imax(deg)=3δmax/2l=3×0.15/(2×1)=0.225(rad)
【0023】 式より imax(deg)=0.225×180/π=12.89(deg) 取付け角が20゜あれば、
【0024】 φ1=20−12.89=7.11 従って、クリーニング角は7.11゜である。
【0025】 式、式から言えることは、くい込み量δmax、自由長l、厚さtといった ファクターは、従来機との関係から設定することは容易である。すると、圧接力 、ヤング率、取付角といったファクターを実験的実証を得ることにより設定する ことができる。
【0026】 つまり、今回これらのファクターを変え、実機での実験を繰り返すことにより 、最適なクリーニング条件を求めることが出来る。
【0027】 従って、クリーニングの制御因子は、 (1)取付け角、これに伴うクリーニング角 (2)材質によるヤング率、圧接力 に集約される。
【0028】 すなわち、数個のファクターをあたえれば、式式から容易にクリーニング 特性を推し量ることができる。
【0029】 クリーニングブレードのくい込み量、圧接力、自由長、ヤング率、厚さ、撓み 角から構成される理論式を用いることにより定量的にクリーニング特性を推し量 ることができる。
【0030】 従って、この考案のクリーニング装置によれば、何度も長期に渡り実験を繰返 し時間的コストをかける必要もない。 今回、この定量解析を用いて、実験を行った。10万枚の通紙実験においても 、クリーニング不良は発生せず感光体のけずれ量も最適であることが確認された 。
【0031】 次に、クリーニング装置におけるクリーニングブレードのヤング率及びクリー ニングブレードの取付け角を各種理論的に設定し、クリーニング性能を測定し、 最適なクリーニングブレードの取付け角及びヤング率について、検討した結果に つきに説明する。
【0032】 第1の実機テストは、ヤング率を各種理論的に設定し、三洋電機株式会社製の 商品名SFT−Z126の複写機を用い、通紙テストを行った。
【0033】 第2の実機テストは、各種理論的に設定した角度、つまりクリーニングブレ ード先端部が感光体と接触する点と感光体の中心とを結び接点がを通る接線とク リーニングブレードが当接し、感光体移動方向との角度を定め、上記と同じ複写 機で行った。
【0034】 上記2点の条件から最適ブレードを決めることができ、このブレードにて、三 洋電機株式会社製の商品名SFT−Z135の複写機で、更にクリーニング特性 をみた。
【0035】 まず、はじめにクリーニングブレード先端部が感光体を接触する点と感光体の 中心とを結び、接点を通る接線とクリーニングブレードが当接し、感光体移動方 向とのなす角度を取付角(θ)と定める。
【0036】 実機は上記商品名SFT−Z126の複写機を用いる。通紙はA4の用紙をた てに通紙し、全て実験環境は、クリーニング不良の発生しやすい低温、低湿(1 0℃/30%RH)いわゆるL/L環境である。
【0037】 取付角(θ)を22゜から10゜までの設定値を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】 このときの材料特性は、ヤング率は65(kg/cm2)、厚さは2(mm) である。
【0040】 22゜のものも感光体にまき込まれ気味になりブレードのエッヂ摩耗が激しく 5,000枚の通紙程度で黒スジが表れクリーニング不良になった。
【0041】 また、10゜のものはいわゆる感光体に腹あたり気味であり、5,000枚の 通紙程度で、すり抜けのクリーニング不良になった。
【0042】 あとの3種類は、10,000枚〜125,000枚の通紙で感光体にB.S (ブラックスポット)が発生し、画像上に表れた。
【0043】 次にクリーニング角度を8゜に設定し、ヤング率を変化させて実験を行なった 。その結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】 この実験の結果D、E、Fについては、30,000枚通紙あたりで、画像上 にB.S(ブラックスポット)が表れた。A、B、Cでは40,000枚通紙ま で、画像上にはB.Sが表れなかった。
【0046】 次に材料特性を変えた2つの実験を行なった。その結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】 表3の実験からは、ヤング率のみ、つまり圧接力を低くした。
【0049】 これによってXタイプでは、30,000枚通紙あたりで感光体にB.Sが発 生した。また、Yタイプでは、40,000枚通紙まで全く感光体上にB.Sは 発生しなかった。
【0050】 次に角度依存性の確認実験を行なった。その結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】 Gタイプでは、20,000枚通紙あたりで感光体上にB.Sがごくわずかに 発生した。H、Iタイプも、30,000枚通紙あたりで感光体上にごくごくわ ずかに発生した。Jタイプでは20,000枚通紙でもB.Sは全く発生しなか った。ブレード先端部が、ややかけた状態になった。
【0053】 つまり表1から取付角度依存性をみることができる。表2からは、角度を一定 にしてヤング率を変化させ、圧接力の依存性がわかる。表4ではヤング率、圧接 力を一定にし、再び、角度の依存性をくらべた。クリーニング角度6゜〜9゜取 付角で云えば、18.9゜〜21.9゜である。
【0054】 これらの実験から云えることは、以下の2つの因子を押さえることである。 取付角、これに伴なうクリーニング角 材質によるヤング率、圧接力
【0055】 次に、クリーニング特性を評価する上でもう1つ重要な項目は、感光体が有機 感光体であれば、感光面を削って使うといったことである。つまり感光面上に生 成されるチッソ酸化物、紙粉中の異物の付着、電気的疲労等をとり除くためにク リーニングブレードを用いて削るということである。かつ、クリーニングブレー ドのライフ及び感光体のライフが問題となる。そこで、上記の実験からヤング率 54(kg/cm2)、取付角21.9゜、圧接力20.1(g/cm)、クリ ーニング角8゜とし、三洋電機株式会社製の商品名SFT−Z135の複写機に 用いて、通紙する場合、通紙しない場合の2種の実験を行なった。 なお、感光体周速210mm/sec、外径φ80、である。
【0056】
【表5】
【0057】 このKタイプにおける実験結果では、通紙しない複写機動作実験では、感光体 のけずれは50,000枚通紙で0.5(μm)オーダーであった。通紙実験で は、100,000枚通紙で3.5〜7.5(μm)のけずれがみられた。
【0058】 感光体から考えると、感光体面上に再生されるチッソ酸化物、紙粉中の異物の 付着、電気的疲労等を除去し最も適切であった。つまり紙粉とトナーが介在する ことによりブレード先端に感光体面に加わる摩擦、抵抗力は、ブレードのわん曲 面を圧縮しながら、ブレードを押し圧縮歪として貯えられ、その反力はエッジの 圧接力となり、最も効果的な摩擦力を感光体面に加え残留トナーの除去効率を著 しく向上させる。
【0059】 理論的にヤング率を設定したものと、クリーニングブレードと感光体との当接 角度を設定したものとの決定要素からクリーニングブレードを定める。
【0060】 クリーニングブレード先端部が、感光体と接触する点と感光体の中心とを結び 接点を通る接線とクリーニングブレードが当接し、感光体移動方向との角度、つ まり図1のθを10゜〜30゜以内に設定しこの弾性部材のヤング率を80(k g/cm2)以下に設定する。
【0061】 この2つの点を設定することによって感光体の残留トナーが確実に除去され、 感光体を損傷させることもなく、感光体のライフ、クリーニングブレードのライ フを著しく向上させた。
【0062】 従って、いわゆるクリーニング不良を発生させることもなく、感光体上のトナ ーは確実に除去され、感光体を損傷することもない。かつ、10万枚通紙テスト においても問題なくライフも著しい向上できる。
【0063】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、クリーニングブレードのくい込み量 、圧接力、自由長、ヤング率、厚さ、撓み角から構成される理論式を用いること により定量的にクリーニング特性を推し量ることができる。 従って、何度も長期に渡り実験を繰返し時間的コストをかける必要もなく、最 適なクリーニング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の要部である定量を説明するための断
面図である。
【図2】電子写真複写装置の一例を概略的に示した断面
図である。
【符号の説明】
1 クリーニングブレード 2 クリーニングード保持金具 10 感光体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体表面に弾性クリーニング部材を撓
    ませて圧接させ、当該感光体表面に残留するトナーを除
    去するクリーニング装置であって、 上記弾性クリーニング部材は、感光体へのくい込み量を
    δmax(cm)、撓み角をimax(rad)としたとき、 δmax=4F13/Et3,imax=6F12/Et3 (ここで、Fは圧接力(Kg/cm)、lはクリーニング
    ブレードの自由長(cm)、Eはヤング率(Kg/cm2)、t
    はクリーニングブレードの厚さ(cm)である。)の関係
    式にほぼ基づいて感光体表面に圧接せしめることを特徴
    とするクリーニング装置。
JP9151991U 1991-10-11 1991-10-11 クリーニング装置 Pending JPH0533169U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320768A (ja) * 1989-06-19 1991-01-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体のクリーニング方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320768A (ja) * 1989-06-19 1991-01-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体のクリーニング方法

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