JPH05332735A - 3次元形状測定装置及びそれを用いた3次元形状測定方法 - Google Patents

3次元形状測定装置及びそれを用いた3次元形状測定方法

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JPH05332735A
JPH05332735A JP16422792A JP16422792A JPH05332735A JP H05332735 A JPH05332735 A JP H05332735A JP 16422792 A JP16422792 A JP 16422792A JP 16422792 A JP16422792 A JP 16422792A JP H05332735 A JPH05332735 A JP H05332735A
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JP
Japan
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measured
light
dimensional shape
optical system
sensor
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Application number
JP16422792A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Miyazaki
恭一 宮崎
Shigeyuki Suda
繁幸 須田
Minoru Yoshii
実 吉井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物の3次元形状を高精度に測定するこ
とができる3次元形状測定装置及びそれを用いた3次元
形状測定方法を得ること。 【構成】 ケーシング内の投光手段からの光束を測定物
に投射し、該測定物からの反射光束を利用して該光プロ
ーブの所定面から該測定物までの距離を検出する合焦状
態判別光学系と概測定物からの反射光束を利用して該測
定物への光束の入射面の傾きを検出する傾斜角測定光学
系とを有し、双方の光学系で得られる信号を利用して該
測定物の3次元形状を求める際、該合焦状態判別光学系
は該傾斜角測定光学系で得られる信号に基づいて合焦情
報を補正する補正手段を有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元形状測定装置及び
それを用いた3次元形状測定方法に関し、特に非接触に
て高速に又高精度に被測定物の3次元形状測定を行ない
得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より被測定物体の形状、例えば3次
元形状を非接触にて測定する方法は種々と提案されてい
る。例えばコヒーレント光を利用した干渉計測法やスリ
ット光による光切断法等がある。
【0003】しかしながら干渉計測法は被測定物の表面
全体を同時に高精度に測定することができるという利点
を有する反面、被測定物表面の凹凸が光の波長に対して
かなり大きい場合には測定が困難になるという欠点があ
った。又光切断法は光の波長程度の凹凸の測定は困難で
あるという欠点があった。
【0004】これに対して特開昭61−17907号公
報では内部光源を有する合焦状態判別光学系を移動台上
に載置し、この光学系を被測定物表面上に合焦させるよ
うに移動台を動かし、その移動量から3次元形状を測定
し、又それと同時に被測定物表面の微細なうねり(凹
凸)をより正確に表現するために傾斜角をも測定する方
式を利用した3次元形状測定装置を提案している。
【0005】図19は同公報で提案されている3次元形
状測定装置の要部概略図である。
【0006】図中361は合焦状態判別光学系であり、
362は傾斜角測定光学系である。これらの各光学系3
61及び362はケーシング321に組み込まれてい
る。合焦状態判別光学系361は光源301、コリメー
ターレンズ302、偏光ビームスプリッター303、ハ
ーフミラー304、1/4波長板305、対物レンズ3
06、センサーレンズ307、そして光学的バンドパス
フィルター309を有している。
【0007】傾斜角測定光学系362は光源311、レ
ンズ312、偏光ビームスプリッター313、センサー
314、そして光学的バンドパスフィルター315を有
している。ハーフミラー304、1/4波長板305、
そして対物レンズ306は合焦状態判別光学系361と
傾斜角測定光学系362で共有している。
【0008】ケーシング321は外部に固設されたアク
チュエーター341に接続されている。これを駆動させ
ることにより、ケーシング321は対物レンズ306の
光軸Xに沿って移動している。
【0009】ケーシング321には又その移動量を測定
するための測長手段350が付設されている。測長手段
350としては例えば格子干渉測長方式によるものが用
いられ、この場合、図19における351はケーシング
321に固定された基準格子であり、352は外部に固
設された格子ピッチ読み取り装置である。331は形状
を測定されるべき被測定物である。
【0010】次に3次元形状測定装置における合焦状態
判別光学系361の被測定物に対する合焦状態判別法に
つき説明する。
【0011】光源301から発せられた光束はコリメー
ターレンズ302により平行光束371とされる。そし
て偏光ビームスプリッター303を透過した直線偏光の
光束はハーフミラー304により反射されて、1/4波
長板305を透過し、円偏光となり対物レンズ306に
入射する。このように対物レンズ306により収束され
た光は被測定物331の表面上にスポット像を結ぶ。
【0012】このスポット像から反射された光は再び対
物レンズ306を透過し、1/4波長板305を経て直
線偏光とし、ハーフミラー304により反射され、今度
は偏光ビームスプリッター303により反射され、バン
ドパスフィルター309及びセンサーレンズ307を透
過した後に、センサー308に到達する。
【0013】このとき被測定物331の表面と対物レン
ズ306との距離によりセンサー308に到達する光の
集光状態に差が生ずる。
【0014】即ち、図20(A)に示されるように被測
定物331の表面がちょうど対物レンズ306の焦点位
置(図中のイの位置)に存在する場合には、被測定物3
31の表面におけるスポット像はちょうど光軸X上にそ
の中心が位置するため、図20(B)に示すように反射
光はセンサー308において光軸Y上に中心をもって入
射する。
【0015】又、図20(A)に示すように被測定物3
31の表面が対物レンズ306の焦点位置よりも遠くに
位置する場合(図中のロの位置)にはスポット像は光軸
XからずれてAゾーン内に中心をもって位置するため、
その反射光は図20(B)に示すようにセンサー308
において光軸YからずれたA’ゾーンに中心をもって入
射する。
【0016】一方、図20(A)に示すように被測定物
331の表面が対物レンズ306の焦点位置よりも近く
に位置する場合(図中のハの位置)には、上記とは逆の
理由で図20(B)に示すようにセンサー308におい
てB’ゾーンに中心をもって入射する。
【0017】センサー308としてはCCD(Charge C
oupled Device )等のアレイセンサーが用いられる。セ
ンサー308においてA’ゾーンにおける全センサーセ
グメントの出力の和をIA’とし、Bゾーンにおける全
センサーセグメントの出力の和をIB’とすると、光学
系361の被測定物331に対する合焦状態に応じて 差信号ΔI ΔI=IA’−IB’ が変化する。
【0018】その関係を図3に示す。この図からわかる
ように完全に合焦状態である場合(上記イの状態)の近
傍において差信号ΔIはほぼリニアに変化する。この特
性を利用することにより、光学系361が前ピント外れ
状態であるか、完全合焦状態であるか、後ピント外れ状
態であるかが判別できる。このフォーカシング(合焦状
態)エラー判別法はいわゆるビーム偏心法と呼ばれてい
るものである。
【0019】従って、この差信号ΔIを0にするように
アクチュエーター341をサーボ駆動させることによ
り、自動フォーカシング(AF)が実現できる。この際
のケーシング321の移動量を測長手段350で測定す
ることにより被測定物331の表面の光軸Xと交わる部
分の位置が測定される。この位置測定を被測定物331
の表面全体について行なうことによりその3次元形状が
測定できる。
【0020】次に傾斜角測定光学系362による被測定
物の面の傾きを測定する傾斜角測定法について説明す
る。
【0021】光源311から発せられた光はレンズ31
2を透過した後、平行光束となって偏光ビームスプリッ
ター313に入射して反射される。そして反射された直
線偏光の光束をハーフミラー304及び1/4波長板3
05を透過して、円偏光として対物レンズ306により
収束する。尚、この光学系362においては対物レンズ
306に入射する光束が光軸X上に中心を有し、かつ光
軸Xに平行に入射するようになっている。
【0022】このようにして対物レンズ306により収
束された光は被測定物331の表面上においてX軸上に
中心を有するスポット像を結ぶ。被測定物331から反
射された光束は再び対物レンズ306を透過し、1/4
波長板305、ハーフミラー304、偏光ビームスプリ
ッター313及び光学的バンドパスフィルター315を
透過した後、センサー314に到達する。
【0023】このとき被測定物331の光の入射表面の
傾斜角によりセンサー314に到達する光の位置に差が
生ずる。即ち、図5に示されるように被測定物331の
光束の入射表面が光軸X上の位置において光軸Xと垂直
の面に対し角度αだけ傾いているとすると、スポット像
からの反射光束は光軸Xに対し角度2αをなす方向に中
心を有して対物レンズ306に入射する。
【0024】このようにして対物レンズ306に入射し
た光束は光軸Xと平行に進行し、その光束中心は光軸X
からずれ量をhとしたとき h=f sin2α (f:対物レンズ306の焦点距
離) だけ隔てられている。
【0025】センサー314としては光束の重心位置検
知センサー、いわゆるポジショニングセンサー等が用い
られ、上記の光軸Xからのずれ量hを測定することによ
って角度αを求めている。
【0026】以上の説明からわかるように傾斜角測定に
おいては被測定物331の表面が対物レンズ306の焦
点位置にあることが必要であるが、上記光学系361と
アクチュエーター341との作用により常に合焦状態に
なっているのでこの条件は常に満たされている。
【0027】又、合焦状態判別光学系361と傾斜角測
定光学系362とは構成上一部共通部分を有するので、
各光学系において用いる光源の波長帯域を異ならせた
り、偏光状態を異ならせたりしてクロストークが生じな
いようにしている。このため、バンドパスフィルター3
09及び315、更には偏光ビームスプリッター303
及び313及び1/4波長板305が用いられている。
【0028】図19にはこのときの3次元形状測定装置
の信号(DATA)の流れを示している。上記のとお
り、この3次元形状測定装置は位置検出機構で被測定物
の形状を3次元で測定すると同時に傾斜角検出機構で被
測定物の表面の傾斜角をも測定できることが大きな特徴
となっている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】合焦状態判別光学系3
61において、被測定物331の表面への自動合焦状態
を維持し続けるためには、被測定物331からの反射光
372及び373がセンサーレンズ307を透過した
後、センサー308のY軸上にスポット像を結ぶように
アクチュエーター341を作動させる必要がある。この
ときの反射光372および373はY軸に平行であるこ
とが必要である。これは言い換えれば反射光372およ
び373が対物レンズ306を透過した後、X軸に平行
になるようにアクチュエーター341を作動させる必要
がある。
【0030】被測定物331の表面の傾斜角が変化する
と図19に示す反射光372及び373が対物レンズ3
06に入射する位置が異なってくる。このとき対物レン
ズ306に球面収差が残っている場合、図21(A)に
示すように反射光372及び373が対物レンズ306
を透過した後、X軸に平行にならない。
【0031】このとき図21(B)に示すようにセンサ
ー308のY軸上にスポット像を結ぶように、つまり通
常の合焦動作では対物レンズ306を透過した後の反射
光372及び373の各々がX軸上に平行になるように
アクチュエーター341を作動させる。この為対物レン
ズ306と被測定物331の距離が一定に保たれなくな
り、これが3次元形状を測定する上で誤差となってく
る。
【0032】即ち、対物レンズの球面収差に近い値の計
測精度となり、通常のレンズ製作上の精度から傾斜角の
大きい被測定物に対しては例えば0.1μm程度以下の
精度で3次元形状の測定をすることが難しくなってく
る。
【0033】本発明は傾斜角測定光学系により被測定物
からの反射光が対物レンズに入射する光軸からの位置の
情報を得て、その位置での対物レンズの収差による誤差
情報で合焦状態判別光学系によって得られた合焦情報を
補正することにより3次元形状を高精度に測定すること
ができる3次元形状測定装置の提供を目的とする。
【0034】この他、本発明は光プローブ内の傾斜角測
定光学系により光プローブ内の対物レンズと被測定物と
の相対角度を検出し、該検出信号に基づいて光プローブ
を回転させ前記相対角度を0にしてから対物レンズの球
面収差の影響を受けない状態で被測定物の3次元形状を
測定することにより3次元形状を高精度に測定すること
ができる3次元形状測定方法の提供を目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元形状測定
装置は、光プローブ内の投光手段からの光束を被測定物
に投射し、該被測定物からの反射光束を第1受光手段で
受光し、該第1受光手段からの信号を利用して該光プロ
ーブの所定面から該被測定物までの距離を検出する合焦
状態判別系と該被測定物からの反射光束を第2受光手段
で受光し、該第2受光手段からの信号を利用して該投光
手段からの光束の該被測定物への入射面の傾きを検出す
る傾斜角測定系とを有し、該合焦状態判別系と傾斜角測
定系で得られる信号を利用して該被測定物の3次元形状
を求める際、該合焦状態判別系は該傾斜角測定系で得ら
れる信号に基づいて合焦情報を補正する補正手段を有し
ていることを特徴としている。
【0036】特に前記合焦状態判別系の少なくとも一つ
の要素は前記投光手段の光軸方向に移動可能となってい
ることや、前記投光手段は前記被測定物に光束を投射す
ると共に該被測定物からの反射光束を集光する対物レン
ズを有しており、前記傾斜角測定系は該被測定物からの
反射光束の該対物レンズへの入射情報を求めており、前
記補正手段は該傾斜角測定系で得られた該対物レンズへ
の入射情報に基づいて合焦情報を補正していることが望
ましい。
【0037】本発明の3次元形状測定方法は、光プロー
ブ内の投光手段からの光束を被測定物に投射し、該被測
定物からの反射光束を第2受光手段で受光し、該第2受
光手段からの信号を利用して該被測定物への光束の入射
面の傾きを検出し、該傾き検出に基づいて入射面と光プ
ローブとの相対的な傾斜角を一定に調整させ、次いで該
被測定物からの反射光束を第1受光手段で受光し、該第
1受光手段からの信号を利用して該光プローブの所定面
から該被測定物までの距離情報を検出し、該被測定物の
3次元形状を求めたことを特徴としている。
【0038】特に前記光プローブの一部にエンコーダを
設け、該エンコーダにより該光プローブの回転角を検出
し、該回転角における理論上の光プローブの位置と実際
の光プローブの位置とのずれ量を予め求めておいたテー
ブルを参照して求め、該ずれ量に基づいて前記距離情報
を補正していることが望ましい。
【0039】
【実施例】図1は本発明の3次元形状測定装置の実施例
1の要部概略図である。
【0040】3次元形状測定装置は被測定物の位置座標
を求める合焦状態判別光学系と被測定物の各面の傾きを
求める傾斜角測定光学系とを主要構成要件としている。
【0041】図中361は合焦状態判別光学系であり、
162は傾斜角測定光学系である。これらの各光学系3
61及び162はケーシング(光プローブ)321に組
み込まれている。
【0042】合焦状態判別光学系361は光源301、
コリメーターレンズ302、偏光ビームスプリッター3
03、ハーフミラー304、1/4波長板305、対物
レンズ306、センサーレンズ307、そしてセンサー
(第1受光手段)308を有している。光源301とコ
リメーターレンズ302は投光手段の一要素を構成して
いる。
【0043】傾斜角測定光学系162は光源301、コ
リメーターレンズ302、偏光ビームスプリッター30
3、ハーフミラー304、1/4波長板305、対物レ
ンズ306、そしてセンサー(第2受光手段)111を
有している。これら2つの光学系は各々一部の要素を共
有するようにして構成している。
【0044】ケーシング321は外部に固設されたアク
チュエーター341に接続されている。これを駆動させ
ることにより、ケーシング321は対物レンズ306の
光軸Xに沿って、移動している。
【0045】ケーシング321には又その移動量を測定
するための測長手段350が付設されている。測長手段
350としては例えば格子干渉測長方式によるものが用
いられ、この場合、図1における351はケーシング3
21に固定された基準格子であり、352は外部に固設
された格子ピッチ読み取り装置である。331は3次元
形状を測定されるべき被測定物である。
【0046】次に本実施例の3次元形状測定装置におけ
る被測定物331の各位置の位置座標を求める合焦状態
判別光学系361の合焦状態判別法について説明する。
【0047】光源301から発せられた光束はコリメー
タレンズ302により平行光束171とされる。そして
偏光ビームスプリッター303を透過した直線偏光の光
束はハーフミラー304を通過し、1/4波長板305
を透過して円偏光となり対物レンズ306に入射する。
このように対物レンズ306により収束された光は被測
定物331の表面331a上にスポット像を結ぶ。この
スポット像から反射された光は再び対物レンズ306を
透過し、1/4波長板305を経て直線偏光とし、ハー
フミラー304を通過し、今度は偏光ビームスプリッタ
ー303により反射され、センサーレンズ307を透過
した後、センサー(第1受光手段)308に到達する。
【0048】このとき前述したように被測定物331の
表面331aと対物レンズ306との距離によりセンサ
ー308に到達する光の集光状態に差が生ずる。
【0049】即ち、図2(A)に示されるように被測定
物331の表面がちょうど対物レンズ306の焦点位置
(図中のイの位置)に存在する場合には被測定物331
の表面におけるスポット像はちょうど光軸X上にその中
心が位置するため、図2(B)に示すように反射光はセ
ンサー308において光軸Y上に中心を持って入射す
る。
【0050】又、図2(A)に示すように被測定物33
1の表面が対物レンズ306の焦点位置よりも遠くに位
置する場合(図中のロの位置)にはスポット像は光軸X
からずれてAゾーン内に中心を持って位置するため、そ
の反射光は図2(B)に示すようにセンサー308にお
いて光軸YからずれたA’ゾーンに中心をもって入射す
る。
【0051】一方、図2(A)に示すように被測定物3
31の表面が対物レンズ306の焦点位置よりも近くに
位置する場合(図中のハの位置)には、光束は上記とは
逆の理由で、図2(B)に示すようにセンサー308に
おいてB’ゾーンに中心をもって入射する。
【0052】センサー308としてはCCD(Charge Co
upled Device)等のアレイセンサーが用いられる。
【0053】センサー308においてA’ゾーンにおけ
る全センサーセグメントの出力の和をIA’とし、B’
ゾーンにおける全センサーセグメントの出力の和をI
B’とすると、前述した如く光学系361の被測定物3
31に対する合焦状態に応じて 差信号ΔI ΔI=IA’−IB’ が変化する。
【0054】その関係は前述の図3と同じである。同図
からわかるように、完全に合焦状態である場合(上記の
イの状態)の近傍において差信号ΔIはほぼリニアに変
化する。この特性を利用することにより、光学系361
が前ピント外れ状態であるか、完全合焦状態であるか、
後ピント外れ状態であるかが判別している。このフォー
カシング(合焦状態)エラー判別法はいわゆるビーム偏
心法と呼ばれているものである。
【0055】従って、この差信号ΔIを0にするように
アクチュエーター341をサーボ駆動させることによ
り、自動フォーカシング(AF)を実現している。
【0056】この際のケーシング321の移動量を測長
手段350で測定することにより被測定物331の表面
331aの光軸Xと交わる部分の位置を測定している。
この位置測定を被測定物331の表面全体について行な
い、かつ後述する補正を行なうことによりその3次元形
状を測定している。
【0057】次に傾斜角測定光学系162による被測定
物の面の傾きを測定する傾斜角測定法について説明す
る。
【0058】光源301から発せられた光はレンズ30
2を透過した後、平行光束171となって偏光ビームス
プリッター303に入射し透過する。そして透過した直
線偏光の光束はハーフミラー304及び1/4波長板3
05を透過して、円偏光として対物レンズ306により
収束する。尚、この光学系162においては対物レンズ
306に入射する光束が光軸X上に中心を有し、かつ光
軸Xに平行に入射するようになっている。
【0059】このようにして対物レンズ306により収
束された光は被測定物331の表面上においてX軸上に
中心を有するスポット像を結ぶ。被測定物331から反
射された光束は再び対物レンズ306を透過し、1/4
波長板305を通過し、ハーフミラー304で反射した
後、センサー(第2受光手段)111に到達する。
【0060】このとき被測定物331の光の入射表面3
31aの傾斜角によりセンサー111に到達する光の位
置に差が生ずる。
【0061】図4はこのときの被測定物331の光入射
面331aの傾きによる反射光(172,173)の光
路を示した説明図である。
【0062】図4のセンサー111上において被測定物
331の表面331aに傾斜角がない場合のスポット像
を結ぶ位置を点Cで示す。更に被測定物331の表面3
31aに傾斜角がある場合の反射光172及び173
が、ハーフミラー304で反射されてセンサー111上
にスポット像を結ぶ位置を点D’及び点E’で示す。こ
のように点D’、点E’が測定されるとCDまたはCE
の距離(光軸Xからのずれ量)がわかり、これより被測
定物331の表面331aの傾斜を求めている。
【0063】例えば図5に示されるように被測定物33
1の光束の入射表面331aが光軸X上の位置において
光軸Xと垂直の面に対し角度αだけ傾いているとする
と、スポット像からの反射光束は光軸Xに対し角度2α
をなす方向に中心を有して対物レンズ306に入射す
る。
【0064】今、対物レンズ306が理想的なものであ
るとすると対物レンズ306に入射した光束は光軸Xと
平行に進行し、その光束中心は光軸Xからずれ量をhと
したとき h=f sin2α (f:対物レンズ306の焦点距
離) だけ隔てられている。
【0065】センサー111としては光束の重心位置検
知センサー、いわゆるポジショニングセンサー等が用い
られ、上記の光軸Xからのずれ量hを測定することによ
って角度αを求めている。しかしながら実際には対物レ
ンズ306には収差(主に球面収差)が残存している。
【0066】本実施例では合焦状態判別光学系で得られ
る合焦情報が対物レンズ306の収差により影響を受け
るので、まず傾斜角測定光学系162で光束が対物レン
ズ306に入射する位置(入射高)を求め、この位置に
相当する収差量で合焦情報を補正し、被測定物331の
位置座標を高精度に求めていることを特徴としている。
【0067】即ち、図4においてセンサー111上のス
ポット像の結像位置D’又はE’から、反射光172又
は173が対物レンズ306を透過した位置D又はEが
求めている。
【0068】対物レンズ306が完全な理想レンズ(無
収差レンズ)であれば、対物レンズ306と被測定物3
31表面までの距離Lを合焦状態判別光学系361にて
一定に保つことができる。しかしながら実際の対物レン
ズ306においては収差が存在し、更に被測定物331
からの反射光が入射する位置によって収差が異なるた
め、対物レンズ306から被測定物331の表面331
aまでの距離Lに合焦ずれがX軸方向に存在し、更にそ
の量は反射光が対物レンズ306に入射する位置によっ
て異なる。
【0069】そこで本実施例ではあらかじめ対物レンズ
306において点D又は点Eのようなある位置の収差及
びそれに伴う合焦ずれ量を求めている。そして図1に示
すようにコンピュータによりそのずれ量で合焦状態判別
光学系361によって得られた合焦情報を補正すること
により、高精度に3次元形状を測定している。このとき
の補正は例えば真球原器を被測定物として用い、このと
きの傾斜角と合焦信号をテーブルにとり、このテーブル
を用いること等で対応している。
【0070】具体的には以下の様にする。まず補正を行
なわない状態で合焦状態判別光学系361によって得ら
れた合焦情報により大まかにAFを行なう。これにより
傾斜角測定光学系162の測定が可能な状態になる。そ
こで傾斜角測定光学系162の検出データを用いて対物
レンズ306への光束入射位置を求め、収差データ及び
それに伴う合焦ずれ量データから合焦情報を補正し、正
確な3次元形状測定を行なう。
【0071】図6は本発明の3次元形状測定装置の実施
例2の要部概略図である。図中、図1で示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0072】図6において1161は合焦状態判別光学
系であり、1162は傾斜角測定光学系である。これら
の各光学系1161及び1162はケーシング321に
組み込まれている。
【0073】本実施例における合焦状態判別光学系11
61において使用されているフォーカシング(合焦状
態)エラー検知方法は非点収差法と呼ばれているもので
あり、この点が図1の実施例1と異なっており、その他
の構成は基本的には同じである。
【0074】尚、図6では被測定物331に入射する光
束が合焦状態にあるときを示している。図中1107は
シリンドリカルレンズ、1108,1111はセンサー
である。光学系1162における光源301、コリメー
ターレンズ302、偏光ビームスプリッター303、ハ
ーフミラー304、1/4波長板305及び対物レンズ
306は光学系1161と共用されている。
【0075】次に本実施例の3次元形状測定装置におけ
る合焦状態判別光学系1161の合焦状態判別法につき
説明する。
【0076】図6における合焦状態判別光学系1161
が図1の実施例1における合焦状態判別光学系361と
異なるのは図6における被測定物331からの反射光1
172が偏光ビームスプリッター303で反射した後の
部分だけである。
【0077】従って、以下この部分の説明をし、図6に
おいて入射光1171が光源301から出て被測定物3
31で反射され、偏光ビームスプリッター303に入射
するまでのところは省略する。
【0078】図6において反射光1172は偏光ビーム
スプリッター303で反射された後、シリンドリカルレ
ンズ1107に入射する。シリンドリカルレンズは図6
に示すとおりある一方向にのみ曲率を持つレンズである
ので、入射された光束は紙面直交方向にのみ収束され、
紙面内方向は収束されずそのまま透過する。
【0079】入射光束はシリンドリカルレンズ1107
を透過した後センサー1108に到達する。センサー1
108は被測定物が傾斜角を有する際にも対応できる2
次元エリアセンサーを用いている。その際、図6に示す
ようにスポット像の横の長さW1と縦の長さW2が等し
くなるようにセンサー1108の位置を設定している。
言い換えればスポット像が円形になるようにしておく。
【0080】信号処理法としては例えばセンサー110
8面に対して水平、垂直各方向に輝度信号積算し、おお
むねガウシアンビーム形状の波形からe-2の径を算出
し、それをスポット像の径とする方法が用いられる。以
上より完全に合焦状態である場合は合焦状態判別光学系
1161から得られる信号を(W1−W2)とすると、
その値は0になる。
【0081】次に、完全に合焦状態でない場合の光路図
を図7,図8に示す。
【0082】図7が後ピント外れ状態、図8が前ピント
外れ状態である。これは両方ともに対物レンズ306と
被測定物331との距離が一定でなく、反射光1172
が再び対物レンズ306を透過した後、光束がX軸に対
して平行にならないために生ずる。そのため、図7,図
8に示すようにセンサー1108上のスポット像は円形
にならない。つまりこのような場合はセンサー1108
から得られる信号(W1−W2)の値は0にならず、図
7の後ピント外れ状態のときはプラス、図8の前ピント
外れ状態のときはマイナスの値として出力される。
【0083】従ってこのときの出力信号(W1−W2)
に基づき、信号(W1−W2)を0にするようにアクチ
ュエーター341をサーボ駆動させることにより、自動
フォーカシング(AF)を実現している。この際のケー
シング321の移動量を測長手段350で測定すること
により、被測定物331の表面331aの光軸Xと交わ
る部分の位置を測定している。この位置測定を表面全体
について行なうことにより3次元形状を測定している。
【0084】傾斜角測定光学系1162の傾斜角測定法
と3次元形状測定装置の信号(DATA)の流れについ
ては図1の実施例1で述べたのと同様であるので省略す
る。
【0085】図9(A),(B)は本発明の3次元形状
測定装置の実施例3の要部概略図である。図中、図1で
示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0086】図9(A)において1461は合焦状態判
別光学系であり、1462は傾斜角測定光学系である。
これらの各光学系1461及び1462はケーシング3
21に組み込まれている。
【0087】本実施例における合焦状態判別光学系14
61において使用されているフォーカシング(合焦状
態)エラー検知方法は同心円法と呼ばれているものであ
り、この点が図1の実施例1と異なり、その他の構成は
基本的に同じである。尚、図9(A)では被測定物33
1に入射する光束が合焦状態にあるときを示している。
【0088】図中1408,1411はセンサーであ
る。光学系1462における光源301、コリメーター
レンズ302、偏光ビームスプリッター303、ハーフ
ミラー304、1/4波長板305及び対物レンズ30
6は光学系1461と共用されている。
【0089】次に本実施例の3次元形状測定装置におけ
る合焦状態判別光学系1461の合焦状態判別法につき
説明する。
【0090】図9(A)における合焦状態判別光学系1
461が図1の実施例1における合焦状態判別光学系3
61と異なるのは図9(A)における被測定物331か
らの反射光1472がセンサーレンズ307を透過した
後の部分だけである。従って以下はこの部分の説明を
し、図9(A)において入射光1471が光源301か
ら出て被測定物331で反射され、偏光ビームスプリッ
ター303で反射されるところまでは省略する。
【0091】図9(A)において、センサーレンズ30
7を透過した光束はセンサー1408に向かって収束し
ていきセンサー1408面上にスポット像を結ぶ。セン
サー1408面は被測定物331に対して完全合焦状態
であるか、又は後ピント外れ状態、前ピント外れ状態で
あるかを正しく認識させるために、Y軸とセンサーレン
ズ307を出た収束光との交点からY軸方向の前後にや
や離れた位置に設置している。
【0092】図9(A)にはセンサー1408面が交点
からややセンサーレンズ307側へ離れた位置にある場
合を示す。
【0093】今、図9(B)に示すようにセンサー14
08面上に結像した光束のスポットをH、そのスポット
Hから算出された光束の重心をGとする。被測定物33
1の表面331aの傾斜角が変化すると重心Gも移動す
る。その信号処理法としては例えばセンサー1408に
2次元エリアセンサーを使用してセンサー1408面に
対して水平、垂直各方向に輝度信号を積算し、おおむね
ガウシアンビーム形状の波形からe-2の径を算出して、
それをスポットHとし、そのスポットHの強度分布から
重心Gを求める方法を用いている。
【0094】更にセンサー1408面上において実際に
信号を取るエリアとして重心Gから半径RI内のI、重
心Gから半径RJ1から半径RJ2までのJというエリ
アを考える。ここでは、RI<RJ1として示したがこ
れは任意で良い。
【0095】次にスポットHと2つのエリアが重なって
いる部分、つまりスポットHによって信号を取るエリア
をI×H、J×Hとし、センサー1408から出力され
る信号を(I×H−J×H)とする。
【0096】図9(A)は前述のとおり被測定物331
へ合焦が完全になされている場合であるが、その際、出
力信号(I×H−J×H)の値を0にしておく。つま
り、合焦が完全になされている場合は合焦状態判別光学
系1461から得られる出力信号(I×H−J×H)の
値は0となる。
【0097】次に完全に合焦状態でない場合の光路図を
図10,図11に示す。
【0098】図10が後ピント外れ状態、図11が前ピ
ント外れ状態である。これも(実施例2)と同様、両方
ともに対物レンズ306と被測定物331との距離が一
定でなく、反射光1472が再び対物レンズ306を透
過した後、光束がX軸に対して平行にならないために生
ずる。そのため、図10,図11に示すようにスポット
Hの大きさは完全合焦時と比較して小さくなったり、大
きくなったりする。
【0099】本実施例においてはセンサー1408から
の出力信号(I×H−J×H)は図10(後ピント外れ
状態)の場合プラス、図11(前ピント外れ状態)の場
合マイナスの値として出力される。
【0100】従ってこの出力に基づき、これを0にする
ようにアクチュエータ341をサーボ駆動させることに
より、自動フォーカシング(AF)が実現している。こ
の際のケーシング321の移動量を測長手段350で測
定することにより、被測定物331の表面331aの光
軸Xと交わる部分の位置を測定している。この位置測定
を表面全体について行なうことにより3次元形状を測定
している。
【0101】傾斜角測定光学系1462の傾斜角測定法
と3次元形状測定装置の信号(DATA)の流れについ
ては実施例1で述べたのと同様であるので省略する。
【0102】図12は本発明の3次元形状測定装置の実
施例4の要部概略図である。図中、図1で示した要素と
同一要素には同符番を付している。
【0103】図12において1761は合焦状態判別光
学系であり、1762は傾斜角測定光学系であるが本実
施例では両方ともに全く同じ光学系を使用している点が
図1の実施例1と異なり、その他の構成は基本的には同
じである。
【0104】即ち、本実施例における合焦状態判別光学
系1761は図1の実施例1の合焦状態判別光学系36
1に比べて被測定物331からの反射光172(17
3)を分岐させる為のハーフミラー304とセンサー1
11を用いていないだけである。
【0105】図12において光学系1761及び176
2はケーシング321に組み込まれている。合焦状態判
別光学系1761において使用されているフォーカシン
グ(合焦状態)エラー検知方法はウォブリング法と呼ば
れている方法を用いている。
【0106】又、被測定物331の傾斜角の測定はセン
サー308をY軸方向に微小振動させて行なっている。
この為、合焦状態を判別する際、センサー308の表面
の位置がセンサーレンズ307を透過した収束光がY軸
と交わる点にあるときに信号を得るようにしている。
【0107】次に、傾斜角測定光学系1762の傾斜角
測定法について説明する。
【0108】図12において光源301から射出した光
束は偏光ビームスプリッター301、1/4波長板30
5を通過した後、対物レンズ306で集光され被測定物
331に入射している。被測定物331で反射し、対物
レンズ306で集光された光束は1/4波長板305を
通過し偏光ビームスプリッター303で反射し、センサ
ーレンズ307で集光されてセンサー308に入射す
る。
【0109】本実施例ではこのとき被測定物331から
の反射光1772,1773がセンサーレンズ307を
透過した後、センサー308に向かって収束していく
が、その際、センサー面308aを収束光とY軸との交
点を中心にしてY軸方向に微小振動(ウォブリング)さ
せている。これより図13の矢視図に示すようにスポッ
ト像が時間的に変化する。
【0110】図13においてX’軸とZ’軸との交点が
収束光とY軸との交点を示しているがこの位置には最も
小さいスポット像を結び、センサー端にいくに従ってス
ポット像はだんだん大きくなる。
【0111】時間変化によるスポット像重心の軌跡は
X’軸とZ’軸との交点を通る直線となり、この直線と
Z’軸とのなす角γ1、γ2を算出することにより被測
定物表面の傾斜角を算出している。
【0112】次に3次元形状測定装置の信号(DAT
A)の流れについては実施例1では合焦状態判別光学系
と傾斜角測定光学系の2つの光学系を持ち、それぞれの
光学系にあるセンサー2つから信号を得ていた。
【0113】これに対して本実施例では図12における
光学系が合焦状態判別光学系1761と傾斜角測定光学
系1762両方を兼ねて1つのセンサー308から両方
の信号を得ているところが異なっているが、その後の信
号処理の方法は実施例1と同じである。
【0114】図14,図15は本発明の3次元形状測定
装置の実施例5の要部概略図と要部外観図である。図
中、図1で示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0115】本実施例ではケーシング321内の傾斜角
測定光学系162により被測定物331との相対角度を
検出し、該検出信号に基づいてケーシング321を回転
させ前記相対角度を0にしてから対物レンズ306の球
面収差の影響を受けない状態で被測定物331の3次元
形状を測定することを特徴としている。
【0116】図中、361は合焦状態判別光学系であ
り、162は傾斜角測定光学系である。これらの各光学
系361及び162はケーシング(光プローブ)321
に組み込まれている。
【0117】合焦状態判別光学系361は光源301、
コリメータレンズ302、偏光ビームスプリッター30
3、ハーフミラー304、1/4波長板305、対物レ
ンズ306、センサーレンズ307そしてセンサー30
8を有している。
【0118】傾斜角測定光学系162は光源301、コ
リメーターレンズ302、偏光ビームスプリッター30
3、ハーフミラー304、1/4波長板305、対物レ
ンズ306、そしてセンサー111を有している。これ
ら2つの光学系は各々一部の要素を共有するようにして
構成している。
【0119】ケーシング321は外部に固定されたアク
チュエータ341に接続されている。アクチュエーター
341を駆動させることによりケーシング321は光プ
ローブから被測定物331の表面への集光点を中心にし
てX軸回りの回転θx方向とY軸回りの回転θy方向に
回転している。
【0120】ケーシング321には、又前記回転角を測
定するための測角手段190が付設されている。測角手
段190としては例えば格子干渉方式によるものが用い
られ、この場合、図14における191はケーシング3
21に固定された基準格子であり、192は外部に固定
された格子ピッチ読み取り装置である。
【0121】又、331は被測定物、181は該被測定
物を固定するステージを示す。ステージ181は外部に
固設されたアクチュエーター182に接続されている。
該アクチュエーター182を駆動させることによりステ
ージ181はZ方向に移動することができる。
【0122】ステージ181には、又その移動量を測定
し被測定物331のX,Y座標を得るための測長手段1
50が付設されている。測長手段150としては例えば
格子干渉方式によるものが用いられ、この場合図14に
おける151はステージ181に固定された基準格子で
あり、152は外部に固設されたピッチ読み取り装置で
ある。
【0123】次に本実施例の3次元形状測定装置の傾斜
角測定光学系162における光プローブと被測定物33
1との相対角度θx,θyの検出方法及び該相対角度θ
x,θyを0にする方法について説明する。
【0124】まず合焦状態判別光学系361によってお
おまかにAFを行う。粗くAFが完了した状態で以下の
様な処理を行う。
【0125】光源301から発せられた光はコリメータ
レンズ302を透過した後、平行光束となって偏光ビー
ムスプリッター303、ハーフミラー304、1/4波
長板305を透過し、対物レンズ306により収束され
被測定物331の表面に集光する。被測定物331の表
面331aで反射された光は再び対物レンズ306、1
/4波長板305を透過し、ハーフミラー304で反射
されてセンサー111に到達する。
【0126】この際、光プローブと被測定物331との
なす角θx,θyが0であればセンサー111上には図
14におけるX2軸とセンサー111面との交点を中心
とした円形にスポット像を結ぶ。前記θx,θyが0で
ない場合にはスポット像はセンサー111上の別の場所
に像を結ぶので、スポット像の位置を検出しこのスポッ
ト像の中心座標がX2軸とセンサー111面との交点に
なるようにアクチュエーター341にフィードバックを
かけ光プローブをθx方向、θy方向に回転させてい
る。又この光プローブの回転角は測角手段190で測定
している。
【0127】次に前記3次元形状測定装置における合焦
状態判別光学系361の合焦状態判別法につき、以下説
明する。
【0128】図14において被測定物331で反射した
光は再び対物レンズ306、1/4波長板305を透過
する。このときすでに光プローブと被測定物331との
相対角度が0となるように設定しているので反射光は対
物レンズ306の同じ場所を透過することになる。この
ために対物レンズ306の球面収差の影響を受けない。
【0129】さて反射光はハーフミラー304で反射さ
れてセンサー111に到達するほか、ハーフミラー30
4を透過してビームスプリッター303で反射され、セ
ンサーレンズ307を透過した後、センサー308上に
スポット像を結ぶ。
【0130】センサー308面は被測定物331に対し
て完全合焦状態であるか、又は後ピント外れ状態、前ピ
ント外れ状態であるかを正しく認識させるためにX1軸
とセンサーレンズ307を出た収束光との交点からX1
軸方向の前後にやや離れた位置に設置するのが望まし
い。図14にはセンサー308面が交点からややセンサ
ーレンズ307側へ離れた位置にある場合を示す。
【0131】今、図16(A)に示すようにセンサー3
08面上に結像したスポットをHとする。信号処理法の
一つとしては例えばセンサー308に2次元エリアセン
サーを使用してセンサー308面に対して水平、垂直各
方向に輝度信号を積算し、おおむねガウシアンビーム形
状の波形からe-2の径を算出して、所定値との差を信号
とする方法がある。
【0132】又、別の方法としてセンサー308面上に
おいて実際に信号を取るエリアとしてX1軸とセンサー
308面との交点から半径RI内のI、重心Gから半径
RJ1からRJ2までのJというエリアを考える。ここ
では、RI<RJ1として示したがこれは任意で良い。
【0133】次にスポットHと2つのエリアが重なって
いる部分、つまりスポットHによって信号を取るエリア
をI×H,J×Hとし、センサー308から出力される
信号を(I×H−J×H)としても良い。
【0134】より詳しく説明すると図14は前述のとお
り被測定物331へ合焦が完全になされている場合であ
るが、その際、出力信号(I×H−J×H)の値を0に
しておく。つまり、合焦が完全になされている場合は合
焦状態判別光学系361から得られる出力信号(I×H
−J×H)の値は0となる。
【0135】次に完全に合焦状態でない場合の光路図を
図17,図18に示す。図17が後ピント外れ状態、図
18が前ピント外れ状態である。これは両方ともに対物
レンズ306と被測定物331との距離が一定でなく、
反射光172が再び対物レンズ306を透過した後、光
束がZ軸に対して平行にならないために生ずる。そのた
め、図17,図18に示すようにスポットHの大きさは
完全合焦時と比較して小さくなったり、大きくなったり
する。
【0136】本実施例においてはセンサー308からの
出力信号(I×H−J×H)は図17(後ピント外れ状
態)の場合プラス、図18(前ピント外れ状態)の場合
マイナスの値として出力される。
【0137】従ってこの出力に基づき、これを0にする
ようにアクチュエーター182をサーボ駆動させること
により、自動フォーカシング(AF)が実現している。
この際のステージ181の移動量を測長手段150で測
定することにより、被測定物331の表面の光軸Zと交
わる位置を測定している。
【0138】本実施例ではステージ181をZ方向に駆
動させる場合について説明をしたが、光プローブをZ方
向に駆動させ、その移動量を測長し、被測定物331表
面の光軸Zと交わる位置を測定しても良い。この位置測
定を繰り返すことにより3次元形状を測定している。
【0139】更に3次元形状をより精度良く測定する方
法について説明する。
【0140】前述のとおり光プローブと被測定物331
とのなす相対角度θx,θyが傾斜角測定光学系162
から検出され、0になるようにアクチュエーター341
にフィードバックされ光プローブが被測定物331への
集光点を中心にして回転する。このとき図16(B)に
示すように回転の軌跡196は理論上の軌跡195と異
なり、完全な球面になっていないと考えられる。
【0141】そこで予め光プローブの実際の軌跡を例え
ば触針式プローブを用いた方法などで求めておき、又光
プローブの回転角を測角手段190で求め、回転角θ
x,θyと理論上と実際の軌跡のずれ量δLを表にして
おき、後に3次元形状のデータを補正することによっ
て、より精度の良い3次元形状を得ている。
【0142】
【発明の効果】本発明によれば以上のように傾斜角測定
光学系によって得られた情報からレンズの収差による誤
差情報を求め、その誤差情報で合焦状態判別光学系によ
って得られた距離情報を補正することにより、又は傾斜
角測定光学系によって光プローブと被測定物との相対的
角度を検出し、この相対角度を調整するように光プロー
ブを回転させ、その後に合焦状態判別光学系によって合
焦状態を判別することにより、又は光プローブの回転角
度と光プローブの実際の回転の軌跡と理論上の軌跡との
ずれ量を予め表にしておき、この表を参照し得られた3
次元形状を補正することにより従来の光プローブを使用
した3次元形状測定装置では対物レンズに残存する収差
の影響で、傾斜角の大きい被測定物に対しては計測精度
が劣化するという欠点を改良し、高精度に3次元形状を
測定することができる3次元形状測定装置及びそれを用
いた3次元形状測定方法を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の3次元形状測定装置の実施例1の要
部概略図
【図2】 図1の一部分の説明図
【図3】 図1の信号処理の出力波形の説明図
【図4】 図1の一部分の説明図
【図5】 図1の一部分の説明図
【図6】 本発明の3次元形状測定装置の実施例2の要
部概略図
【図7】 図6における非合焦のときの説明図
【図8】 図6における非合焦のときの説明図
【図9】 本発明の3次元形状測定装置の実施例3の要
部概略図
【図10】 図9における非合焦のときの説明図
【図11】 図9における非合焦のときの説明図
【図12】 本発明の3次元形状測定装置の実施例4の
要部概略図
【図13】 図12の一部分の説明図
【図14】 本発明の3次元形状測定装置の実施例5の
要部概略図
【図15】 本発明の3次元形状測定装置の実施例5の
要部外観図
【図16】 図14の一部分の説明図
【図17】 図14の一部分の説明図
【図18】 図14の一部分の説明図
【図19】 従来の3次元形状測定装置の要部概略図
【図20】 図19の一部分の説明図
【図21】 図19の一部分の説明図
【符号の説明】 361 合焦状態判別光学系 162 傾斜角測定光学系 301 光源 302 コリメーターレンズ 303 偏光ビームスプリッター 304 ハーフミラー 305 1/4波長板 306 対物レンズ 308 第1受光手段 111 第2受光手段 321 ケーシング 341 アクチュエーター 350 測長手段 331 被測定物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光プローブ内の投光手段からの光束を被
    測定物に投射し、該被測定物からの反射光束を第1受光
    手段で受光し、該第1受光手段からの信号を利用して該
    光プローブの所定面から該被測定物までの距離を検出す
    る合焦状態判別系と、該被測定物からの反射光束を第2
    受光手段で受光し、該第2受光手段からの信号を利用し
    て該投光手段からの光束の該被測定物への入射面の傾き
    を検出する傾斜角測定系とを有し、該合焦状態判別系と
    傾斜角測定系で得られる信号を利用して該被測定物の3
    次元形状を求める際、該合焦状態判別系は該傾斜角測定
    系で得られる信号に基づいて合焦情報を補正する補正手
    段を有していることを特徴とする3次元形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記合焦状態判別系の少なくとも一つの
    要素は前記投光手段の光軸方向に移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1の3次元形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記投光手段は前記被測定物に光束を投
    射すると共に該被測定物からの反射光束を集光する対物
    レンズを有しており、前記傾斜角測定系は該被測定物か
    らの反射光束の該対物レンズへの入射情報を求めてお
    り、前記補正手段は該傾斜角測定系で得られた該対物レ
    ンズへの入射情報に基づいて合焦情報を補正しているこ
    とを特徴とする請求項1の3次元形状測定装置。
  4. 【請求項4】 光プローブ内の投光手段からの光束を被
    測定物に投射し、該被測定物からの反射光束を第2受光
    手段で受光し、該第2受光手段からの信号を利用して該
    被測定物への光束の入射面の傾きを検出し、該傾き検出
    に基づいて入射面と光プローブとの相対的な傾斜角を一
    定に調整させ、次いで該被測定物からの反射光束を第1
    受光手段で受光し、該第1受光手段からの信号を利用し
    て該光プローブの所定面から該被測定物までの距離情報
    を検出し、該被測定物の3次元形状を求めたことを特徴
    とする3次元形状測定方法。
  5. 【請求項5】 前記光プローブの一部にエンコーダを設
    け、該エンコーダにより該光プローブの回転角を検出
    し、該回転角における理論上の光プローブの位置と実際
    の光プローブの位置とのずれ量を予め求めておいたテー
    ブルを参照して求め、該ずれ量に基づいて前記距離情報
    を補正していることを特徴とする請求項4の3次元形状
    測定方法。
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