JPH05333551A - 水溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト - Google Patents
水溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジストInfo
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- JPH05333551A JPH05333551A JP14034992A JP14034992A JPH05333551A JP H05333551 A JPH05333551 A JP H05333551A JP 14034992 A JP14034992 A JP 14034992A JP 14034992 A JP14034992 A JP 14034992A JP H05333551 A JPH05333551 A JP H05333551A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱い上の危険性と環境汚染を引起こさず、
顔料分散性と光透過性並びに色品質と耐熱性に優れた水
溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト
を提供すること。 【構成】 水、界面活性剤、有機顔料、及び、分散剤を
主成分とする水溶性着色ペーストであって、上記分散剤
が、顔料分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化
度50%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れた
ポリアクリルアミドとの混合物により構成されているこ
とを特徴とする。また、この水溶性着色ペーストをジア
ゾ樹脂等の水溶性光架橋剤と混合して上記水溶性カラー
レジストを求める。
顔料分散性と光透過性並びに色品質と耐熱性に優れた水
溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト
を提供すること。 【構成】 水、界面活性剤、有機顔料、及び、分散剤を
主成分とする水溶性着色ペーストであって、上記分散剤
が、顔料分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化
度50%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れた
ポリアクリルアミドとの混合物により構成されているこ
とを特徴とする。また、この水溶性着色ペーストをジア
ゾ樹脂等の水溶性光架橋剤と混合して上記水溶性カラー
レジストを求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルターを製
造する際に利用される着色ペーストとカラーレジストに
係り、特に、取扱い上の危険性と環境汚染を引起こす恐
れがなく、しかも、顔料分散性と光透過性並びに色品質
と耐熱性に優れた着色ペーストとカラーレジストの改良
に関するものである。
造する際に利用される着色ペーストとカラーレジストに
係り、特に、取扱い上の危険性と環境汚染を引起こす恐
れがなく、しかも、顔料分散性と光透過性並びに色品質
と耐熱性に優れた着色ペーストとカラーレジストの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカラーフィルターは、ガラス等
の透明基板と、この透明基板上の画素部位に設けられそ
の透過光を画素毎に着色する色フィルター層とでその主
要部が構成されており、上記色フィルター層はそれぞれ
の色に対応する色彩の有機顔料が含まれたカラーレジス
トにより形成されている。そして、このカラーレジスト
は、感光性化合物等から成るフォトレジストとこれに混
合された着色ペーストとでその主要部が構成され、この
カラーレジストを透明基板上に一様に塗布し、かつ選択
的に露光、現像して上記色フィルター層が形成されてい
るものである。
の透明基板と、この透明基板上の画素部位に設けられそ
の透過光を画素毎に着色する色フィルター層とでその主
要部が構成されており、上記色フィルター層はそれぞれ
の色に対応する色彩の有機顔料が含まれたカラーレジス
トにより形成されている。そして、このカラーレジスト
は、感光性化合物等から成るフォトレジストとこれに混
合された着色ペーストとでその主要部が構成され、この
カラーレジストを透明基板上に一様に塗布し、かつ選択
的に露光、現像して上記色フィルター層が形成されてい
るものである。
【0003】ところで、上記カラーレジストに適用され
る着色ペーストとして、例えば、特開昭60−1842
04号公報に記載されているように、有機溶剤と、これ
に分散された有機顔料と、界面活性剤と、特定のポリイ
ミド前駆体より構成され上記顔料を一様に分散させる分
散剤とを主成分とするものが知られている。
る着色ペーストとして、例えば、特開昭60−1842
04号公報に記載されているように、有機溶剤と、これ
に分散された有機顔料と、界面活性剤と、特定のポリイ
ミド前駆体より構成され上記顔料を一様に分散させる分
散剤とを主成分とするものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この着色ペー
ストは有機溶剤を使用しているため取扱い上の危険性や
廃棄により環境汚染を引起こす弊害を有しており、製造
上並びに管理上多大な労力と費用を要する問題点があっ
た。
ストは有機溶剤を使用しているため取扱い上の危険性や
廃棄により環境汚染を引起こす弊害を有しており、製造
上並びに管理上多大な労力と費用を要する問題点があっ
た。
【0005】また、ポリイミド系のポリマーは褐色系の
着色を示し、彩度の高い赤、緑、青の発色を必要とする
カラーフィルターに適用された場合に色純度の低下を引
起こすため高品質なカラーフィルターを製造できない問
題点があった。
着色を示し、彩度の高い赤、緑、青の発色を必要とする
カラーフィルターに適用された場合に色純度の低下を引
起こすため高品質なカラーフィルターを製造できない問
題点があった。
【0006】一方、取扱い上の危険性や環境汚染を解消
することを目的として、水溶性樹脂であるポリビニルア
ルコールを上記分散剤に適用した水溶性の着色ペースト
も開発されている。この着色ペーストによればその顔料
分散性が良好なため、色調と保存安定性に優れるという
利点を有していた。
することを目的として、水溶性樹脂であるポリビニルア
ルコールを上記分散剤に適用した水溶性の着色ペースト
も開発されている。この着色ペーストによればその顔料
分散性が良好なため、色調と保存安定性に優れるという
利点を有していた。
【0007】ただし、上記ポリビニルアルコール樹脂は
耐熱性に劣るため、熱劣化により変色し易いといった問
題点があった。
耐熱性に劣るため、熱劣化により変色し易いといった問
題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、取扱い上の危険
性と環境汚染を引起こす恐れがなく、しかも、顔料分散
性と光透過性並びに色品質と耐熱性に優れた着色ペース
トとこれを用いたカラーレジストを提供することにあ
る。
れたもので、その課題とするところは、取扱い上の危険
性と環境汚染を引起こす恐れがなく、しかも、顔料分散
性と光透過性並びに色品質と耐熱性に優れた着色ペース
トとこれを用いたカラーレジストを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明者が鋭意研究を重ねた結果、ポリビニ
ルアルコールのケン化度をある範囲に設定し、かつ、こ
のポリビニルアルコールにポリアクリルアミドを混合し
た場合、その耐熱性が改善されしかも分散剤としての機
能が安定して維持されることを各種実験を通じ発見し本
発明を完成するに至ったものである。
するために本発明者が鋭意研究を重ねた結果、ポリビニ
ルアルコールのケン化度をある範囲に設定し、かつ、こ
のポリビニルアルコールにポリアクリルアミドを混合し
た場合、その耐熱性が改善されしかも分散剤としての機
能が安定して維持されることを各種実験を通じ発見し本
発明を完成するに至ったものである。
【0010】すなわち、請求項1に係る発明は、水、界
面活性剤、有機顔料、及び、分散剤を主成分とする水溶
性着色ペーストを前提とし、上記分散剤が、ケン化度5
0%以上のポリビニルアルコールとポリアクリルアミド
との混合物により構成されていることを特徴とするもの
である。
面活性剤、有機顔料、及び、分散剤を主成分とする水溶
性着色ペーストを前提とし、上記分散剤が、ケン化度5
0%以上のポリビニルアルコールとポリアクリルアミド
との混合物により構成されていることを特徴とするもの
である。
【0011】このような技術的手段において上記ポリビ
ニルアルコール(PVA)は、酢酸ビニルを重合して得
られるポリ酢酸ビニルを完全ケン化して求められる水酸
基を持ったビニル樹脂である。
ニルアルコール(PVA)は、酢酸ビニルを重合して得
られるポリ酢酸ビニルを完全ケン化して求められる水酸
基を持ったビニル樹脂である。
【0012】そして、部分ケン化では水酸基の一部がO
COCH3 になっており、このときの構造式を以下に示
す。
COCH3 になっており、このときの構造式を以下に示
す。
【0013】
【化1】 ここで、ケン化度は、m/(m+n)×100%で表さ
れる。
れる。
【0014】この部分ケン化されたポリビニルアルコー
ルは分散性と光透過性に優れているが、そのケン化度が
50%未満になると水溶性が小さくなり本発明の用途に
は適さなくなる。従って、本発明において適用されるポ
リビニルアルコールはそのケン化度が50%以上である
ことを要し、かつ、その平均重合度が300〜3000
程度のものが好ましい。更に、以下に述べるポリアクリ
ルアミドとの相溶性を考慮した場合、ポリビニルアルコ
ールのケン化度は75%〜90%の範囲が望ましい。そ
して、そのケン化度が50%以上に調整されたポリビニ
ルアルコールに以下のポリアクリルアミドを配合するこ
とにより保存安定性に優れた着色ペーストを求めること
が可能となる。
ルは分散性と光透過性に優れているが、そのケン化度が
50%未満になると水溶性が小さくなり本発明の用途に
は適さなくなる。従って、本発明において適用されるポ
リビニルアルコールはそのケン化度が50%以上である
ことを要し、かつ、その平均重合度が300〜3000
程度のものが好ましい。更に、以下に述べるポリアクリ
ルアミドとの相溶性を考慮した場合、ポリビニルアルコ
ールのケン化度は75%〜90%の範囲が望ましい。そ
して、そのケン化度が50%以上に調整されたポリビニ
ルアルコールに以下のポリアクリルアミドを配合するこ
とにより保存安定性に優れた着色ペーストを求めること
が可能となる。
【0015】すなわち、このポリアクリルアミドは下記
構造式で示されるポリマーで、上記ポリビニルアルコー
ルと共に分散剤を構成してその耐熱性を改善する機能を
有するものである。
構造式で示されるポリマーで、上記ポリビニルアルコー
ルと共に分散剤を構成してその耐熱性を改善する機能を
有するものである。
【0016】
【化2】 (但し、式中、nは20〜20000、R1 はH、CH
3 、C2 H5 、C3 H7のうちのいずれかを示し、R2
はH、CH3 、C2 H5 、C3 H7 、又は、下記構造式
で示される置換基のうちのいずれかを示す。)
3 、C2 H5 、C3 H7のうちのいずれかを示し、R2
はH、CH3 、C2 H5 、C3 H7 、又は、下記構造式
で示される置換基のうちのいずれかを示す。)
【化3】 次に、この技術的手段において適用できる有機顔料につ
いては特に制限がなく任意の顔料が利用でき、例えば、
赤色有機顔料としてPigment Red 149 (パーマネントレ
ッドBL)、Pigment Red 144 (Cromophtal Red type
l)等が、また、緑色有機顔料としてPigment Green 7
(フタロシアニングリーン)、青色有機顔料としてPigm
ent Blue 15 (銅フタロシアニン)等が挙げられる。
いては特に制限がなく任意の顔料が利用でき、例えば、
赤色有機顔料としてPigment Red 149 (パーマネントレ
ッドBL)、Pigment Red 144 (Cromophtal Red type
l)等が、また、緑色有機顔料としてPigment Green 7
(フタロシアニングリーン)、青色有機顔料としてPigm
ent Blue 15 (銅フタロシアニン)等が挙げられる。
【0017】また、上記界面活性剤としてアニオン系界
面活性剤又は非イオン系界面活性剤が使用でき、アニオ
ン系界面活性剤としては、ポリカルボン酸型アニオン系
界面活性剤やスルホサクシネート型アニオン系界面活性
剤が使用できる他、下記構造式で示されるジアルキルス
ルホ琥珀酸エステルナトリウム塩等が使用できる。
面活性剤又は非イオン系界面活性剤が使用でき、アニオ
ン系界面活性剤としては、ポリカルボン酸型アニオン系
界面活性剤やスルホサクシネート型アニオン系界面活性
剤が使用できる他、下記構造式で示されるジアルキルス
ルホ琥珀酸エステルナトリウム塩等が使用できる。
【0018】
【化4】 (但し、式中Rはアルキル基を示す。)一方、非イオン
系界面活性剤としては下記構造式で示されるポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコールエーテルや、
系界面活性剤としては下記構造式で示されるポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコールエーテルや、
【化5】 下記構造式で示される脂肪酸ポリエチレングリコールエ
ステルに加えて、
ステルに加えて、
【化6】 ポリオキシエチレンオレイルエーテル等が挙げられる。
【0019】そして、請求項1に係る水溶性着色ペース
トは、そのケン化度が50%以上のポリビニルアルコー
ルと界面活性剤並びに水とを室温で攪拌しながらこの中
へ有機顔料を徐々に加え、充分混ざったところでガラス
ビーズを加えサンドミルによって混練・分散させた後、
ポリアクリルアミドの水溶液を混合することにより求め
るものである。
トは、そのケン化度が50%以上のポリビニルアルコー
ルと界面活性剤並びに水とを室温で攪拌しながらこの中
へ有機顔料を徐々に加え、充分混ざったところでガラス
ビーズを加えサンドミルによって混練・分散させた後、
ポリアクリルアミドの水溶液を混合することにより求め
るものである。
【0020】次に、請求項2に係る発明はこの請求項1
に係る水溶性着色ペーストを用いた水溶性カラーレジス
トに係るものである。
に係る水溶性着色ペーストを用いた水溶性カラーレジス
トに係るものである。
【0021】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1に係る水溶性着色ペースト中に水溶性光架橋剤が混合
されて成ることを特徴とする水溶性カラーレジストであ
る。
1に係る水溶性着色ペースト中に水溶性光架橋剤が混合
されて成ることを特徴とする水溶性カラーレジストであ
る。
【0022】請求項2に係る発明において上記水溶性光
架橋剤に適用できる化合物としては、例えば、重クロム
酸アンモニウム、重クロム酸カリウム等の重クロム酸塩
や、下記構造式で示されるp−ジアゾジフェニルアミン
のホルマリン縮合体、
架橋剤に適用できる化合物としては、例えば、重クロム
酸アンモニウム、重クロム酸カリウム等の重クロム酸塩
や、下記構造式で示されるp−ジアゾジフェニルアミン
のホルマリン縮合体、
【化7】 下記構造式で示される4−ジアゾ−3−メトキシジフェ
ニルアミン2量体、
ニルアミン2量体、
【化8】 等のジアゾニウム塩、又は、以下の(1)〜(3)の構
造式で示される水溶性アジド化合物等が挙げられる。
造式で示される水溶性アジド化合物等が挙げられる。
【0023】
【化9】 尚、この水溶性カラーレジストの現像は水等の水性溶液
によりこれを行うことができる。従って、有機溶剤を用
いずにフォトリソグラフィー処理を施すことが可能とな
る。
によりこれを行うことができる。従って、有機溶剤を用
いずにフォトリソグラフィー処理を施すことが可能とな
る。
【0024】
【作用】請求項1に係る発明によれば、分散媒に水溶液
を適用し従来のように有機溶剤を使用していないためそ
の取扱いの危険性が低減すると共に環境汚染を防止する
ことが可能となる。
を適用し従来のように有機溶剤を使用していないためそ
の取扱いの危険性が低減すると共に環境汚染を防止する
ことが可能となる。
【0025】また、有機顔料を分散させる分散剤が、そ
の分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化度50
%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れたポリア
クリルアミドとの混合物により構成されているため、着
色ペーストとしての分散性と光透明性並びに色品質と耐
熱性の向上が図れる。
の分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化度50
%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れたポリア
クリルアミドとの混合物により構成されているため、着
色ペーストとしての分散性と光透明性並びに色品質と耐
熱性の向上が図れる。
【0026】他方、請求項1に係る水溶性着色ペースト
が適用された請求項2に係る発明によれば、上記水溶性
着色ペーストの分散性と光透明性並びに色品質と耐熱性
が改善されているため、透明で色純度の高い色フィルタ
ー層を形成することができると共にその分散性の改善に
伴い長期、安定的な保存が可能となる。
が適用された請求項2に係る発明によれば、上記水溶性
着色ペーストの分散性と光透明性並びに色品質と耐熱性
が改善されているため、透明で色純度の高い色フィルタ
ー層を形成することができると共にその分散性の改善に
伴い長期、安定的な保存が可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
る。
【0028】[実施例1]平均重合度2000、ケン化
度88%のポリビニルアルコール(PVA)を用いて1
0wt%の水溶液を作製し、この水溶液100gに、水
80g、界面活性剤としてポリオキシエチレンオレイル
エーテル0.2g、及び、有機顔料としてPigment Blue
15 (銅フタロシアニン)10gを加え、更にこの中に
メディアとしてガラスビーズを250g加え、サンドミ
ルで2時間混練・分散させた。この時の上記顔料の平均
粒径は0.05μmであった。
度88%のポリビニルアルコール(PVA)を用いて1
0wt%の水溶液を作製し、この水溶液100gに、水
80g、界面活性剤としてポリオキシエチレンオレイル
エーテル0.2g、及び、有機顔料としてPigment Blue
15 (銅フタロシアニン)10gを加え、更にこの中に
メディアとしてガラスビーズを250g加え、サンドミ
ルで2時間混練・分散させた。この時の上記顔料の平均
粒径は0.05μmであった。
【0029】次に、このようにして求めた顔料液100
gに対して下記構造式で示されるポリアクリルアミド
(平均重合度1000)の10wt%水溶液50gを添
加混合して水溶性着色ペーストを求めた。
gに対して下記構造式で示されるポリアクリルアミド
(平均重合度1000)の10wt%水溶液50gを添
加混合して水溶性着色ペーストを求めた。
【0030】
【化10】 こうして求めた水溶性着色ペーストについて耐熱性試験
と保存安定性試験を行った。その結果を表1に示す。
と保存安定性試験を行った。その結果を表1に示す。
【0031】尚、耐熱性試験は、ガラス基板上に上記水
溶性着色ペーストをスピンコートして厚さ1μmの塗膜
を形成し、230℃のオーブン中に1時間入れてその光
透過率(%)の変化を測定することにより行った。
溶性着色ペーストをスピンコートして厚さ1μmの塗膜
を形成し、230℃のオーブン中に1時間入れてその光
透過率(%)の変化を測定することにより行った。
【0032】また、保存安定性試験は、上記水溶性着色
ペーストの粘度を測定し、その降伏値の時間変化を測定
することにより行った。すなわち、下記式により相対降
伏値を算出して、この相対降伏値で保存安定性を評価し
た。尚、相対降伏値が小さい程保存安定性に優れてい
る。
ペーストの粘度を測定し、その降伏値の時間変化を測定
することにより行った。すなわち、下記式により相対降
伏値を算出して、この相対降伏値で保存安定性を評価し
た。尚、相対降伏値が小さい程保存安定性に優れてい
る。
【0033】(相対降伏値)=(保存30日後の降伏
値)/(水溶性着色ペースト作成時の初期降伏値) [比較例1]ポリアクリルアミドを混合する前の上記顔
料液を水溶性着色ペーストとして使用し、実施例1と同
様に耐熱性試験と保存安定性試験を行った。
値)/(水溶性着色ペースト作成時の初期降伏値) [比較例1]ポリアクリルアミドを混合する前の上記顔
料液を水溶性着色ペーストとして使用し、実施例1と同
様に耐熱性試験と保存安定性試験を行った。
【0034】その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 『評価』この表1から明らかなようにポリアクリルアミ
ドが混合されてない比較例1においては耐熱性に劣り、
加熱後に透過率の著しい低下が見られた。
ドが混合されてない比較例1においては耐熱性に劣り、
加熱後に透過率の著しい低下が見られた。
【0036】これに対し、ポリアクリルアミドが混合さ
れた実施例1においてはその耐熱性が向上し加熱による
透過率の変化は小さいことが確認できた。
れた実施例1においてはその耐熱性が向上し加熱による
透過率の変化は小さいことが確認できた。
【0037】また、水溶性着色ペーストの保存安定性も
問題ないことが確認できた。
問題ないことが確認できた。
【0038】[実施例2]実施例1で求めた水溶性着色
ペースト10gに、光架橋剤として下記構造式で示され
るジアゾ樹脂0.05gを混合して、水溶性カラーレジ
ストを求めた。
ペースト10gに、光架橋剤として下記構造式で示され
るジアゾ樹脂0.05gを混合して、水溶性カラーレジ
ストを求めた。
【0039】
【化11】 この水溶性カラーレジストをガラス基板上に塗布し(塗
布厚は1μm)、超高圧水銀灯を使用して100〜30
0mJ/cm2 の照射量でパターン状に露光し、かつ、
水を現像液として現像処理して色フィルター層を形成し
た。この色フィルター層の解像度は10μm程度であっ
た。
布厚は1μm)、超高圧水銀灯を使用して100〜30
0mJ/cm2 の照射量でパターン状に露光し、かつ、
水を現像液として現像処理して色フィルター層を形成し
た。この色フィルター層の解像度は10μm程度であっ
た。
【0040】得られた色フィルター層の耐熱性試験結果
を表2に示す。
を表2に示す。
【0041】尚、耐熱性試験は実施例1と同様に行っ
た。
た。
【0042】[比較例2]ポリアクリルアミドを混合す
る前の上記顔料液を水溶性着色ペーストとして使用した
外は、実施例2と同様に水溶性カラーレジストを求め、
色フィルター層を形成してその耐熱性試験を行った。結
果を表2に示す。
る前の上記顔料液を水溶性着色ペーストとして使用した
外は、実施例2と同様に水溶性カラーレジストを求め、
色フィルター層を形成してその耐熱性試験を行った。結
果を表2に示す。
【0043】
【表2】 『評価』この表2から明らかなようにポリアクリルアミ
ドが混合されてない比較例2においては耐熱性に劣り、
加熱後に透過率の著しい低下が見られた。
ドが混合されてない比較例2においては耐熱性に劣り、
加熱後に透過率の著しい低下が見られた。
【0044】これに対し、ポリアクリルアミドが混合さ
れた実施例2においてはその耐熱性が向上し加熱による
透過率の変化は小さいことが確認できた。
れた実施例2においてはその耐熱性が向上し加熱による
透過率の変化は小さいことが確認できた。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、分散媒に
水溶液を適用し従来のように有機溶剤を使用していない
ためその取扱いの危険性が低減すると共に環境汚染を防
止できる効果を有している。
水溶液を適用し従来のように有機溶剤を使用していない
ためその取扱いの危険性が低減すると共に環境汚染を防
止できる効果を有している。
【0046】また、有機顔料を分散させる分散剤が、そ
の分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化度50
%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れたポリア
クリルアミドとの混合物により構成されているため、着
色ペーストとしての分散性と光透明性並びに色品質と耐
熱性の向上が図れる効果を有している。
の分散性と光透過性並びに色品質に優れたケン化度50
%以上のポリビニルアルコールと耐熱性に優れたポリア
クリルアミドとの混合物により構成されているため、着
色ペーストとしての分散性と光透明性並びに色品質と耐
熱性の向上が図れる効果を有している。
【0047】他方、請求項1に係る水溶性着色ペースト
が適用された請求項2に係る発明によれば、上記水溶性
着色ペーストの分散性と光透明性並びに色品質と耐熱性
が改善されているため、透明で色純度の高い色フィルタ
ー層を形成することができると共にその分散性の改善に
伴い水溶性カラーレジストの長期、安定的な保存が可能
となる効果を有している。
が適用された請求項2に係る発明によれば、上記水溶性
着色ペーストの分散性と光透明性並びに色品質と耐熱性
が改善されているため、透明で色純度の高い色フィルタ
ー層を形成することができると共にその分散性の改善に
伴い水溶性カラーレジストの長期、安定的な保存が可能
となる効果を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/004 511 (72)発明者 喜納 恵里 茨城県つくば市春日2−31−1−303
Claims (2)
- 【請求項1】水、界面活性剤、有機顔料、及び、分散剤
を主成分とする水溶性着色ペーストにおいて、 上記分散剤が、ケン化度50%以上のポリビニルアルコ
ールとポリアクリルアミドとの混合物により構成されて
いることを特徴とする水溶性着色ペースト。 - 【請求項2】請求項1に係る水溶性着色ペースト中に水
溶性光架橋剤が混合されて成ることを特徴とする水溶性
カラーレジスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14034992A JPH05333551A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 水溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14034992A JPH05333551A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 水溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05333551A true JPH05333551A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15266767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14034992A Pending JPH05333551A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 水溶性着色ペーストとこれを用いた水溶性カラーレジスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05333551A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072956A3 (en) * | 1999-07-19 | 2001-09-12 | Agfa-Gevaert naamloze vennootschap | Stable pigment dispersion and photosensitive recording material prepared therewith |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14034992A patent/JPH05333551A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072956A3 (en) * | 1999-07-19 | 2001-09-12 | Agfa-Gevaert naamloze vennootschap | Stable pigment dispersion and photosensitive recording material prepared therewith |
| US6576396B1 (en) | 1999-07-19 | 2003-06-10 | Agfa-Gevaert | Stable pigment dispersion and photosensitive recording material prepared therewith |
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