JPH0533445B2 - - Google Patents

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JPH0533445B2
JPH0533445B2 JP59141726A JP14172684A JPH0533445B2 JP H0533445 B2 JPH0533445 B2 JP H0533445B2 JP 59141726 A JP59141726 A JP 59141726A JP 14172684 A JP14172684 A JP 14172684A JP H0533445 B2 JPH0533445 B2 JP H0533445B2
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polyester
film
water
dicarboxylic acid
acid
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Shigeri Higuchi
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は下塗り層を介して磁性層を基体上の片
面に設け、更にもう一方の片面にバツクコート層
を設けた磁気記録媒体に関し、その目的とすると
ころは磁性粉およびバツクコート層の滑剤に対し
て分散性の著しく良好なバインダーを1成分とし
て用い、磁性層の基体に対する接着性が改善さ
れ、もう一方の片面がS/Nを低下させることな
く摩擦係数を低下させた走行耐久性が改善された
磁気記録媒体に関する。 <従来技術との関係> 一般にオーデイオ用、ビデオ用、あるいはコン
ピユーター用等の磁気記憶テープにおいてテープ
の磁気記録感度を改善するために基体フイルムの
表面が平滑に仕上げられている。しかし、このよ
うな平滑な磁気記録テープは巻き取り、巻き戻し
の際に整然と巻きとられず、乱巻き状態を起こし
やすい。このような磁気テープを使用すると張力
変動などにより走行性が悪くなり出力が変動し、
テープの変形、損傷も起こしやすい。 一方磁気記録の高性能化に対応して磁性粉末の
高充填化が図られている。 ところが、磁性粉末の充填密度を高くすると、
磁性層の基体に対する接着性が悪くなり塗膜強度
が低下する傾向がある。これを改善するため、従
来より下塗り剤を基体に塗布して磁性層と基体と
の間に下塗り層を設けることにより磁性層の接着
性を改善する方が採用されており、このような効
果の優れた下塗り剤としてポリエステル樹脂が広
く使用されているが末だ充分に満足できるもので
ない。一方、高性能磁気記録媒体とするためには
大きなBr/Bm値(角型比、Br:残留磁化、
Bm:飽和磁化)と同時に高い充填性即ち低い空
孔率が要求される。本発明者らの実験結果によれ
ば磁性粉と通常の線状ポリエステルを組合せた磁
気テープの空孔率は0.38〜0.45であり、高性能磁
気テープとしての性能を満足させるものではな
い。この場合混練時間を長くする事により空孔率
を減少させることが可能であるが、磁性粉が更に
微粉化する事に磁気テープの感度は逆に低下され
ることになる。 <発明の目的> 本発明は、このような事情に鑑み、走行性が良
くまた磁性層の、基体フイルムに対する接着性が
著しく良好でかつ磁性層中、磁性粉末の充填密度
が高い磁気記憶媒体を提供する事を目的とする。 <発明の構成> 本発明は、ポリエステルフイルムの少なくとも
片面に、 (A)全ジカルボン酸成分中0.5〜15モル%がスル
ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸である混合ジカ
ルボン酸の残基とグリコールの残基を主成分とす
る水不溶性ポリエステル共重合体、(B)沸点60〜
200℃の水溶性有機化合物および(C)水を主成分と
し、かつ (A)/(B)=100/20〜5000、(B)/(C)=100/50〜
10000 の重量割合に配合されたポリエステル樹脂の水分
散液から塗膜が形成され、該塗膜上であつて該コ
ートフイルムの片面に (D)還元粘度が0.1以上であり、全ジカルボン酸
成分中0.3〜7.0モル%がスルホン酸金属塩基含有
ジカルボン酸である混合ジカルボン酸の残基とグ
リコールの残基を主成分とするポリエステル樹脂
(D) を少なくとも1成分としたバインダー中に、微粉
末粒子を均一に分散、含有せしめた磁化可能層が
塗布され、上記ポリエステルフイルムの反磁性層
側面に、ポリエステル樹脂(D)を少なくとも1成分
としたバインダー中に滑剤を分散せしめた塗料か
ら形成された塗膜が形成されてなる磁気記録媒体
が、磁性層の、基体フイルムに対する接着性が著
しく良好で、磁性層中、磁性粉末の充填密度が高
く、かつ走行性にすぐれていることを見出したの
である。 この発明の水系分散液に含有されるポリエステ
ル共重合体(A)は、スルホン酸金属塩基含有ジカル
ボン酸0.5〜15モル%と、スルホン酸金属塩基を
含有しないジカルボン酸85〜99.5モル%との混合
ジカルボン酸をポリオール成分と反応させて得ら
れた実質的に水不溶性のポリエステル共重合体で
ある。実質的に水不溶性とは、ポリエステル共重
合体を80℃の熱水中で撹拌しても熱水中にポリエ
ステル共重合体が消散しないことを意味し、具体
的にはポリエステル共重合体を過剰の80℃熱水中
で24時間撹拌処理した後のポリエステル共重合体
の重量減少が5重量%以下のもである。 上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸と
しては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフ
タル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタ
レン−2,7−ジカルボン酸、5〔4−スルホフ
エノキシ〕イソフタル酸等の金属塩があげられ、
特に好ましいのは5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸である。こ
れらのスルホン酸金属基含有ジカルボン酸成分
は、全ジカルボン酸成分に対して0.5〜15モル%
であり、望ましくは、2.0〜10モル%である。15
モル%を越えると水に対する分散性は向上するが
ポリエステル共重合体の耐水性が著しく低下し、
また0.5モル%未満では水に対する分散性が著し
く低下する。ポリエステル共重合体の水に対する
分散性は、共重合体組成分、水溶性有機化合物の
種類および配合比などによつて異なるが、上記ス
ルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸は水に対する
分散性を損わない限り、少量の方が好ましい。 スルホン酸金属塩基を含まないジカルボン酸と
しては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸
が使用できる。芳香族ジカルボン酸としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸等をあげること
ができる。これらの芳香族ジカルボン酸は全ジカ
ルボン酸成分の40モル%以上であることが好まし
く、40モル%未満ではポリエステル共重合体の機
械的強度や耐水性が低下する。脂肪族および脂肪
族のジカルボン酸としては、コハク酸、アジビン
酸、セバシン酸、1,3−シクロペンタンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸などがあげられ
る。これらの非芳香族ジカルボン酸成分を加える
と、場合によつては接着性能が高められるが、一
般的にはポリエステル共重合体の機械的強度や耐
水性を低下させる。 上記混合ジカルボン酸と反応させるポリオール
成分としては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコー
ルまたは炭素数6〜12個の脂環族グリコールであ
り、具体的には、エチレングリコール、1,2−
プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキ
サンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、P−キシリレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコールなどであ
る。またポリエーテルとして、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコーリ、ポリテトラ
メチレングリコールなどがあげられるまた、P−
オキシエトキシ安息香酸の様なオキシカルボン酸
成分を共重合させてもかまわない。 ポリエステル共重合体は、通常の溶融重縮合に
よつて得られる。すなわち上記のジカルボン酸成
分およびグリコール成分を直接反応させて水を留
去しエステル化したのち、重縮合を行なう直接エ
ステル化法、あるいは上記ジカルボン酸成分のジ
メチルエステルとグリコール成分を反応させてメ
チルアルコールを留出しエステル交換を行なわせ
たのち重縮合を行なうエステル交換法などによつ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重縮合な
ども使用され、この発明のポリエステル共重合体
は重縮合の方法によつて限定されるものではな
い。溶融重縮合の際には、酸化防止剤、滑り剤、
無機質微粒子、帯電防止などを必要に応じて適宜
加えることができる。 上記のポリエステル共重合体の水系分散液を得
るには、水溶性有機化合物とともに水に分散する
ことが必要である。例えば、上記ポリエステル共
重合体と水溶性有機化合物とを50〜200℃であら
かじめ混合し、この混合物に水を加え撹拌して分
散する方法、あるいはポリエステル共重合体と水
溶性有機化合物と水とを共存させて40〜120℃に
撹拌する方法がある。 上記水溶性有機化合物は20℃で1の水に対す
る溶解度が20g以上の有機化合物であり、具体的
に脂肪族および脂環族のアルコール、エーテル、
エステル、ケトン化合物であり、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール等の1価アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のグリコール類、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、n−ブチル
セロソルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル
等のエステル類、メチルエチルケトン等のケトン
類である。これら水溶性有機化合物は、単独また
は2種以上を併用することができる。上記化合物
のうち、水への分散性、フイルムへの塗布性から
みて、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブが好
適である。 上記の(A)ポリエステル共重合体、(B)水溶性有機
化合物および(C)水の配合割合は (A)/(B)=100/20〜5000 (B)/(C)=100/50〜10000 を満足することが重要である。ポリエステル共重
合体に対して水溶性有機化合物が少なく(A)/(B)が
100/20を越える場合は、水系分散液の分散性が
低下する。この場合、界面活性剤を添加すること
によつて、分散性を補助することができるが、界
面活性剤の量が多過ぎると接着性、耐水性が低下
する。逆に(A)/(B)が100/5000未満の場合、また
は(B)/(C)が100/50を越える場合は、水系分散液
中の水溶性有機化合物量が多くなり溶融押出され
た未延伸フイルムあるいは一軸延伸フイルムに上
記ポリエステル樹脂の水系分散液を塗布後延伸す
るいわゆるインラインコート時の溶剤による爆発
の危険性が生じ、このために防爆対策を講ずる必
要があり、さらに環境汚染、コスト高となるので
化合物回収を考慮する必要がある。(B)/(C)が
100/10000未満の場合は、水系分散液の表面張力
が大きくなり、フイルムの濡れ性が低下し、塗布
斑を生じ易くなる。この場合、界面活性剤の添加
によつて濡れ性を改良することができるが、界面
活性剤の量が多過ぎると上記したと同様に接着性
が耐水性が低下する。 上記の水系分散液には、滑り剤、帯電防止剤、
耐プロツキング剤、架橋剤等を添加してもよい。 ポリエステル共重合体(A)の水系分散液を塗布す
るポリエステルフイルムとしては溶融押出された
未延伸フイルム、あるいは一軸延伸フイルム又は
二軸延伸フイルムであり、未延伸フイルムあるい
は一軸延伸フイルムの場合は、ポリエステル樹脂
の水系分散液を塗布後延伸により二軸延伸フイル
ムとされる。 ポリエステルフイルムに塗布される水系分散液
の塗布量は、二軸延伸後のフイルムに対してポリ
エステル共重合体として0.01〜5g/m2が好まし
い。塗布量が0.01g/m2未満の場合は上記ポリエ
ステル共重合体層上に設ける磁気材層の接着性が
不十分である。塗布量が5g/m2を越えると、ポ
リエステルフイルムの機械的強度を低下し、また
回収再生されたフイルム中の共重合ポリエステル
樹脂が増加するので、再生フイルムの機械的強度
や耐熱性が劣化する。 上記ポリエステル樹脂の水系分散液を塗布する
前に、ポリエステルフイルムにコロナ放電処理を
施せば、水系分散液の塗布性がよくなり、かつポ
リエステルフイルムとポリエステル共重合体塗膜
との間の接着強度が改善されるので好ましい態様
である。 またポリエステル共重合体層に、コロナ放電処
理、窒素雰囲気下でのコロナ放電処理、紫外線照
射処理などを施すことによつてフイルム表面の濡
れ性や接着性を向上させることができる。 一方、本発明において磁性層およびバツクコー
ト層のバインダーの一成分として使用される共重
合ポリエステル樹脂(D)のジカルボン酸成分として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル
酸、1.5−ナフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、
P−オキシ安息香酸、P−(ヒドロキシエトキシ)
安息香酸などの芳香族オキシカルボン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸な
どがあるが、芳香族ジカルボン酸成分と脂肪族ジ
カルボン酸成分とのモル比が50/50〜100/0、
しかも芳香族ジカルボン酸成分の少くとも30モル
%がテレフタル酸であることが望ましい。トリメ
リツト酸、トリメシン酸、ピロメリツト酸などの
トリおよびテトラカルボン酸成分を少量併用して
もよい。 上記ジカルボン酸と反応させるグリコール成分
としては、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3ペペンタ
ンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ビスフエノールAのエチレンオキシド付加物
およびプロピレンオキシド付加物、水素化ビスフ
エノールAのエチレンホキシド付加物およびプロ
ピレンオキシド付加物、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどがある。トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペン
タエリスリトールなどのトリおよびテトラオール
を少量併用してもよい。また、P−オキシエトキ
シ安息香酸の様なオキシカルボン酸成分を共重合
させてもかまわない。 共重合ポリエステル樹脂(D)を特徴づけるスルホ
ン酸金属塩基を含有するジカルボン酸成分として
は、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−カ
リウムスルホイソフタル酸、2−ナトリウムスル
ホテレフタル酸、2−カリウムスルホテレフタル
酸などがあり、これらのスルホン酸金属塩基を含
有するジカルボン酸成分の共重合量は全ジカルボ
ン酸成分に対して0.3〜7.0モル%、望ましくは1.0
〜5.0モル%である。0.3未満の共重合量では性能
向上が充分なものとはならず、また、7.0モル%
を越えた共重合量では共重合ポリエステルの溶剤
溶解性が不良となり実用性に欠けたものとなる。 このようにして得られる共重合ポリエステル樹
脂(A)、(D)の末端基を利用して二官能性イソシアナ
ート化合物、例えば2,4トリレンジイソシアナ
ート、2,6トリレンジイソシアナート、ジフエ
ニルメタンジイソシアナート、キシレンイソシア
ナート、イソホロンジイソシアナートで鎖延長反
応させた重合体を用いる事ができる。この方法は
2種類の共重合ポリエステル樹脂を結合して、特
徴を生かす事が出来る。すなわち、ウレタン基導
入によりポリエステルフイルムへの接着性向上
や、共重合ポリエステル樹脂の溶剤溶解性を高
め、また磁性粉の分散性向上効果及び塗膜の耐水
性を高める事が出来るので好ましい態様である。 本発明において使用される微粉末磁性粒子とし
ては、スピネル構造を有するγ−Fe2O3、CrO2
どをあげることができる。 また、本発明において使用される滑剤として
は、二硫化タングステン、二硫化モリブテン、窒
化ホウ素、SiO2、CaCO3、Al2O3、Fe2O3
TiO2、BaSO4などがある。上記の中でもSiO2
CaCO3、TiO2、BaSO4が好ましく、特に好まし
くはCaCO3、BaSO4である。これらの滑剤を用
いるときには特に大きさと硬さに注意が払わねば
ならない。大きさとして平均粒径として0.02〜
0.5μが好ましく、特に好ましくは0.02〜0.5μであ
る。硬さはモース硬度2.5以上が好ましい。これ
らの滑剤を使用量は結合剤に対して重量比で0.1
〜4.0、好ましくは0.1〜2.5、特に好ましくは0.5
〜1.5である。 磁性層およびバツクコート層のバインダーとし
てポリエステル樹脂(D)以外に使用される成分とし
ては塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−
アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル
−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル
−スチレン共重合体、メタアクリル酸エステル−
アクリロニトリル共重合体、メタアクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタアクリル酸
エステル−スチレン共重合体、ウレタンエラスト
マー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体、ブタジエン共重合体、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール、繊維素系樹
脂(セルロースアセテートブチレート、ニトロセ
ルロース、セルロースダイアセテート、セルロー
スプロピオネートなど)、スチレン−、ブタジエ
ン共重合体、クロロビニルエーテル−アクリル酸
エステル共重合体、アミノ樹脂、フエノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、硬化型樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキツド樹脂、アク
リル系反応樹脂、ポリイソシアネート、ポリアミ
ノンなどがある。 本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジブチ
ルフタレート、トリフエニルホスフエートのよう
な可塑剤、ステアリン酸亜鉛、大豆油レシチン、
シリコーンオイルのよう潤滑剤や種々の帯電防止
剤を添加することもできる。 共重合ポリエステル樹脂(D)の軟化点が低い場合
には、用途によつてはヘツドとの間のまさつ熱で
軟化したり、テープを巻いた状態でプロツキング
したりする危険性がある。このような場合には、
微粉末磁性粒子、滑剤粒子の分散性をそこなわな
い範囲内で共重合ポリエステル樹脂に相溶性があ
り、しかも反応して架橋する化合物を混合するこ
とが望ましい。混合量は、一般に共重合ポリエス
テル樹脂100重量部に対して2〜100重量部であ
る。 このような化合物としては、エポキシ樹脂、イ
ソシアネート化合物、メラミン樹脂などがある。
これらの中ではイソシアネート化合物が特に好ま
しい。 なお、磁気記憶媒体のベースフイルムとして
種々のフイルムが提案されているが、力学的性
質、耐薬品性、耐熱性などの点からポリエステル
フイルムがすぐれており、なかでもポリエチレン
テレフタレートフイルムが諸性質の点ですぐれて
いる。 このポリエステルフイルムの下塗り剤塗布面及
び反塗布面の表面粗さは磁気記録媒体をつくる上
でノイズ低減及び信号欠落防止のため非常に重要
であり、中心線平均粗さ(RA)(サーフコム
300A型表面粗さ計(東京精密製)を用い、針径
1μm、加重0.07g、測定基準長0.8mm、カツトオ
フ0.08mmの条件で測定)が0.05μm以下が望まし
く、0.05μmを越えるとノイズ及び信号の欠落が
発生し使用上問題となる。 また、滑剤を分散せしめた塗膜表面粗さは、磁
気テープにした場合、塗膜表面の凹凸が磁性層に
転写されるためノイズ低減及び信号欠落防止のた
め非常に重要であり、中心線平均粗さ(RA)(サ
ーフコム300A型表面粗さ計(東京精密製)を用
い、針径1μm、加重0.07g、測定基準長0.8mm、
カツトオフ0.08mmの条件で測定)が0.03μm以下
が望ましく、0.03μmを越えるとノイズ及び信号
の欠落が発生し使用上問題となる。 本発明の磁気記録用フイルムを滑剤を分散せし
めた塗膜に帯電防止のためにカーボンブラツク粉
末、グラフアイトの如き添加剤を含有させること
ができる。 <発明の効果> このように本発明によつて得られた磁気記録媒
体は磁気記録用として用いた場合、磁性層の、基
体はフイルムに対する接着性が優れ、磁性層中、
磁性粉末の充填密度が高く、かつ走行時と摩擦係
数が低く、走行耐久性に優れているという効果が
ある。 <実施例> 以下本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 実施例中単に部とあるのは重量部を示す。接着
性テスト(ビールバツク法)は磁性層の表面に粘
着テープを貼り付け全面に均一に接着させたのち
瞬間的に引き剥がしたときの状態を観察した。磁
性層が残つている部分が全面積の95%以上を◎、
50−95%を○、10〜50%を△、10%以下を×で示
した。走行耐久テストはVHSビデオデツキで100
回くりかえし走行させたテープと、走行させない
バージンテープの、滑剤を分散させた塗膜側の動
摩擦係数(走行速度3.3m/sec時)を測定した。 還元粘度ηsp/C(dl/g)はポリエステル樹
脂0.01gをフエノール/テトラクロルエタン(重
量比6/4)混合溶媒25ml溶解し30℃で測定し
た。 軟化点はJIS2351に従つて測定した。 空孔率は次式より求めた: 空孔率=測定比容積−真の比容積/測定比容積 測定比容積は磁化可能層を水中に浸漬して求
め、真の比容積は磁化可能層に含有される各成分
の比容積から次式により算出した: 真の比容積=Σ(wi/pi)/Σwi wi成分iの配合重量 pi成分iの密度 磁化可能層の平滑性は目視判定した。 実施例 1 (1) ポリエステル共重合体(A)の水系分散液の製造 ジメチルテレフタレート117部(49モル%)、
ジメチルイソフタレート117部(49モル%)、エ
チレングリコール103部(50モル%)、ジエチレ
ングリコール58部(50モル%)、酢酸亜鉛0.08
部、三酸化アンチモン0.08部を反応容器中で40
〜220℃に昇温させて3時間エステル交換反応
させ、次いで5−ナトリウムスルホイソフタル
酸9部(2モル%)を添加して220〜260℃、1
時間エステル化反応させ、更に減圧下(10〜
0.2mmHg)で2時間重縮合反応を行ない、平均
分子量18000、軟化点140℃のポリエステル共重
合体を得た。このポリエステル共重合体300部
とn−ブチルセロソルブ140部とを容器中で150
〜170℃、約3時間撹拌して、均一にして粘稠
な溶融液を得、この溶融液に水560部を徐々に
添加し約1時間後に均一な淡白色の固形分濃度
30%の水分散液を得、これに更に水4500部、エ
チルアルコール4500部を加えて希釈し固形分濃
度3%の塗布液を得た。 (2) コートフイルムの製造 ポリエチレンテレフタレートを280〜300℃で
溶融押出し、15℃の冷却ロールで冷却して厚さ
130ミクロンの未延伸フイルムを得、この未延
伸フイルムを周速の異なる85℃の一対とロール
間で縦方向に3.5倍延伸し、この一軸延伸フイ
ルムにコロナ放電処理を施し、コロナ放電処理
面へ前記の塗布液をエアナイフ方式で塗布し、
70℃の熱風で乾燥し、次いでテンターで98℃で
横方向に3.5倍延伸し、さらに200〜210℃で熱
固定し厚さ12ミクロンの二軸延伸コーテイング
ポリエステルフイルムを得た。「下塗工程:イ
ンライン) (3) 共重合ポリエステル樹脂(D)の製造 温度計、撹拌機および部分還流式冷却器を具
備した反応容器にジメチルテレフタレート175
部、ジメチルイソフタレート78部、エチレング
リコール161部、ネオベンチルグリコール145
部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチ
ル14.8部、酢酸亜鉛0.17部、酢酸ナトリウム
0.02部および三酸化アンチモン0.16部を加え
140〜220℃で3時間エステル交換反応を行つ
た。次いで、セバシン酸131部を加え210〜250
℃で1時間反応させたのち反応系を60分間かけ
て1〜5mmHgまで減圧し、さらに250℃で0.1
〜0.3mmHgの減圧下で60分間重縮合反応を行つ
た。得られた共重合ポリエステル樹脂(D)は
ηsp/C=0.63、軟化点113℃を有し淡黄色透明
であつた。NMR(核磁気共鳴)分析等からそ
の組成は次の通りであつた: テレフタル酸 45モル% イソフタル酸 20 セパシン酸 32.5 5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5 エチレングリコール 50 ネオペンチルグリコール 50 (4) 磁気塗料の作成及びコーテイング CrO2微粉末粒子250部、ジオクチルスルホナ
トリウムサクシネート2部、共重合ポリエステ
ル樹脂(D)48部およびセロソルプアセテート600
部をボールミルを用いて約24時間混合した。こ
の混合物400部に共重合ポリエステル樹脂(D)350
部およびメチルエチルケトン1000部を加え、再
びボールミルを用いて約70時間混合した。得ら
れた混合物をろ過、脱泡したのち前記(2)で得ら
れた厚さ12μの二軸延伸コーテイングポリエス
テルフイルム上に30μのギヤツプのドクター・
プレードを用いて塗布し、続いて1000エルステ
ツドの平行磁場内に約1秒間静置した。 次いで、80℃の熱風乾燥機中に3日間放置し
て溶剤を除去した。 (5) 滑剤を分散せしめた塗膜の形成法 共重合ポリエステル樹脂(D) 50部 塩ビー酢ビ共重合体(UCC社製、商品名
VAGH) 5部 ニトロセルロース 10部 ポリイソシアネート 15部 (日本ポリウレタン社製、商品名 コロネート
L) CaCO3(平均粒径0.05μ) 70部 を混練分散したものを塗布し、前記(2)で得られ
た厚さ12μの二軸延伸コーテイングポリエステ
ルフイルム上に乾燥後の塗膜の厚さが1μにな
るようにした。 実施例 2 実施例1において、下塗り剤の組成のDEGの
1部を第1表記載のごとくPEGに変えた以外は
実施例1と同様にして磁気テープを得た。 実施例 3、5 実施例2において、磁性層のバインダー共重合
組成を変えた以外実施例2と同様にして磁気テー
プを得た。 実施例 4 実施例2において、バツクコート層の組成を変
えた以外実施例2と同様にして磁気テープを得
た。 比較例 1〜3 実施例1において、各々下塗りなし、又は磁性
層のバインダー共重合組成中5ナトリウムスルホ
イソフタル酸を削除、又はバツクコートなしで、
他は実施例1と同様にして磁気テープを得た。 比較例 4 下塗り剤の5ナトリウムスルホイソフタル酸を
20モル%にした以外は実施例1と同様にして磁気
テープを得た。 比較例 5 磁気層バインダー中の5ナトリウムスルホイソ
フタル酸を10モル%用いた以外は実施例1と同様
にして磁気テープを得た。 比較例 6 実施例1において、バツクコート層のポリエス
テル樹脂を削除した以外は実施例1と同様にして
磁気テープを得た。 比較例 7 実施例1においてバツクコートなしで、磁性層
のバインダーをVAGH(塩ビ−酢ビ共重合体)に
変えて磁気テープを得た。 比較例 8 実施例1において、下塗り及びバツクコートな
しで磁性層のバインダーをVAGHに変えて磁気
テープを得た。 第2表より本発明方法は比較例に比べて高性能
の磁気テープが得られることがわかる。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステルフイルムの少なくとも片面に(A)
    全ジカルボン酸成分中0.5〜15モル%がスルホン
    酸金属塩基含有ジカルボン酸である混合ジカルボ
    ン酸の残基とグリコールの残基を主成分とする水
    不溶性ポリエステル共重合体、(B)沸点60〜200℃
    の水溶性有機化合物および(C)水を主成分とし、か
    つ (A)/(B)=100/20〜5000、(B)/(C)=100/50〜
    10000 の重合割合に配合されたポリエステル樹脂の水分
    散液から塗膜が形成され、該塗膜上であつて該コ
    ートフイルムの片面に (D)還元粘度が0.1以上であり、全ジカルボン酸
    成分中0.3〜7.0モル%がスルホン酸金属塩基含有
    ジカルボン酸である混合ジカルボン酸の残基とグ
    リコールの残基を主成分とするポリエステル樹脂
    (D) を少なくとも1成分としたバインダー中に、微粉
    末性粒子を均一に分散、含有せしめた磁化可能層
    が塗布され、上記ポリエステルフイルムの反磁性
    層側面に、ポリエステル樹脂(D)を少なくとも1成
    分としたバインダー中に滑剤を分散せしめた塗料
    から形成された塗膜が形成されてなる磁気記録媒
    体。 2 ポリエステルフイルムがポリエチレンテレフ
    タレートからなるフイルムである特許請求の範囲
    第1項記載の磁気記録媒体。 3 ポリエステルフイルム表面の中心線平均粗さ
    (RA)が0.05μm以下である特許請求の範囲第1
    項ないし第2項記載の磁気記録媒体。 4 滑剤を分散せしめた塗膜表面の中心線平均粗
    さ(RA)が0.03μm以下である特許請求の範囲第
    1項ないし第3項記載の磁気記録媒体。 5 水不溶性ポリエステル共重合体(A)が、ジイソ
    シアネート化合物で鎖延長された重合体である特
    許請求の範囲第1項ないし第3項記載の磁気記録
    媒体。 6 ポリエステル樹脂(D)が、ジイソシアネート化
    合物で鎖延長された重合体である特許請求の範囲
    第1項ないし第4項記載の磁気記憶媒体。
JP14172684A 1984-07-09 1984-07-09 磁気記録媒体 Granted JPS6122423A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687233A (en) * 1979-12-14 1981-07-15 Hitachi Maxell Ltd Magnetic recording medium
JPS5885926A (ja) * 1981-11-13 1983-05-23 Toyobo Co Ltd 磁気記録テ−プ用フイルム
JPS58124651A (ja) * 1982-01-20 1983-07-25 ダイアホイル株式会社 塗布層を有するポリエステルフィルム

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JPS6122423A (ja) 1986-01-31

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