JPH05335655A - 磁気抵抗効果薄膜 - Google Patents

磁気抵抗効果薄膜

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Publication number
JPH05335655A
JPH05335655A JP4271523A JP27152392A JPH05335655A JP H05335655 A JPH05335655 A JP H05335655A JP 4271523 A JP4271523 A JP 4271523A JP 27152392 A JP27152392 A JP 27152392A JP H05335655 A JPH05335655 A JP H05335655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thin film
magnetic resistance
magnetic field
resistance effect
Prior art date
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Pending
Application number
JP4271523A
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English (en)
Inventor
Tomihiko Tatsumi
富彦 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ni、Fe、Coを主成分とする磁気抵抗効
果膜(MR膜)において、ヒステリシスやバルクハウゼ
ンジャンプがみられない良好なR−H特性を示し、出力
の安定した極低ノイズの高感度高出力MR素子を現実で
きるMR膜を提供する。 【構成】 Ni、Co、Feを主成分とし、膜全体に対
するNi、Coそれぞれの重量比をx%およびz%とし
た際、77≦x≦84かつ、10≦z≦14を満足する
組成比を持ったMR膜を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強磁性磁気抵抗効果(以
下、MR効果と略す)を利用して磁界を検出する磁気抵
抗効果薄膜(以下、MR膜と略す)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、MR効果を用いて磁界を検
出するMR素子は、磁気センサー、磁気ヘッド、回転検
出素子、位置検出素子などとして現在盛んに用いられて
いる。このMR素子の感磁部分であるMR膜には、Ni
FeまたはNiCo合金薄膜が広く用いられてきた。例
えば特開昭60−64484号公報、特開平2−236
80号公報を参照。
【0003】これらの薄膜ではMR比Δρ/ρ(最大比
抵抗変化量Δρと比抵抗の平均値ρの比)がそれぞれ2
%台および4%台の値を示し、MR素子として使用可能
な出力が確保される。特にNiFe薄膜においては、異
方性磁界が4Oe程度と小さいため外部からの印加磁界
に対する磁化の応答が良く、例えば、磁気記録において
再生専用に用いられるMRヘッドには最適であるとされ
てきた。一方のNiCo薄膜においては、異方性磁界は
20Oe以上の値を示すため、NiFe薄膜に比べて感
度よりも出力を重視するMR素子に用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在MR素
子の出力の不安定性、ノイズの発生が重大な問題となっ
ている。例えば磁気記録の分野において、MRヘッドに
みられるバルクハウゼンノイズや出力電圧のふらつきは
一般適な実用化の大きな障害となっている。安定した低
ノイズのMR素子を得るためには、ヒステリシスやバル
クハウゼンジャンプのないR−H(電気抵抗−印加磁
界)特性を持つMR膜を得なければならない。
【0005】この際、比較的単純な構造のMR素子にお
いてもMR膜上にミクロンオーダーの保護膜が形成され
ていたり、MRヘッドにおいては感磁部が多層化されて
いて、一般にMR膜は上下の層、基板から非均一な応力
を受けている。この様な状況下でMR膜がある程度の逆
磁歪効果を持つ場合、非均一な応力によって局所的な磁
気異方性が生じ、MR膜が本来持っている一軸磁気異方
性が分散され、MR膜内の磁区構造が複雑になり、R−
H特性にヒステリシスやバルクハウゼンジャンプが生じ
てしまう傾向にある。積層による非均一な応力の発生を
避けることは現状では不可能なため、局所的な磁気異方
性の発生を防ぐためにはMR膜の逆磁歪効果をできるだ
け小さくしなければならない。
【0006】現在使用されているMR膜の中で逆磁歪効
果が十分に小さいものとしてNi82 Fe1 8 薄膜が挙
げられる。しかしながら、同膜のΔρ/ρは約2%であ
り、MRセンサー、MRヘッドともに、さらなる高出力
化が求められている中で十分満足できるMR材料とは言
い難い。
【0007】本発明の目的は以上の点に鑑み、ヒステリ
シスやバルクハウゼンジャンプがみられない良好なR−
H特性を示し、高感度で高い出力を示しながら安定した
低ノイズのMR素子を現実できるMR膜を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、Ni、
Co、Feを主成分とし、膜全体に対するNi、Coそ
れぞれの重量比をx%およびz%とした際、 77≦x≦84 かつ、10≦z≦14 を満足することを特徴とするMR膜を用いることによ
り、上述の問題を解決できる。この領域は、Ni−Fe
−Coの組成図で表すと、図1の斜線部である。
【0009】
【作用】MR膜において成膜時に誘導された一軸磁気異
方性は、上述したようにMR膜の持つ逆磁歪効果によっ
て分散される傾向にある。ここで、分散の原因である逆
磁歪効果の大きさは膜に加わる応力σと飽和磁歪定数λ
s に比例する。ここでλs は膜の構成元素の組成比に大
きく依存する。λs がゼロ値をとるならば、膜に応力が
加わっても局所的な磁気異方性が生じず一軸磁気異方性
の分散は生じない。
【0010】しかしながら実際にはλs を完全にゼロ値
にすることは、組成の微妙な制御を必要とし工業生産上
非常に困難である。現実的には、特願平2−28776
9号に開示したように、逆磁歪エネルギーの絶対値|3
/2・λs ・σ|が一軸磁気異方性エネルギーu以下に
なる程度にλs 値を制御するればよい。MR膜の一軸磁
気異方性エネルギーuは約150J/m3 またはそれ以
上であり、MR膜が受ける応力は、実測したところ10
0MPa 程度またはそれ以下であるから、式u≧|3/
2・λs ・σ|に値を代入すると、次式1となる。
【0011】|λs |≦1×10- 6 従って、Ni、Fe、Coに関して適当な組成比を選べ
ば、MR比が十分に大きく異方性磁界が必要なだけ小さ
い範囲内で、飽和磁歪定数が式1を満たし、逆磁歪効果
が一軸磁気異方性にほとんど影響を及ぼさない良好なR
−H曲線を示す膜を得ることができる。
【0012】
【実施例】図2は、本発明の一実施例を示す図である。
【0013】図2において、ガラス基板1上にrfスパ
ッタ法を用いてMR効果層2となる種々の組成を持った
NiFe、NiCo、NiFeCo膜(組成範囲に関し
ては図1参照)をそれぞれ成膜した。膜厚は40nmと
した。成膜中には永久磁石を用いて200エルステッド
(Oe)の磁界を印加し同膜に一軸磁気異方性を付与し
た。
【0014】これらの膜において飽和磁歪定数λs を測
定した結果を図1に示す。膜の組成比をNix Fey
z と表すと、77≦x≦84を満足する領域の試料に
おいては|λs |≦1×10- 6 の関係が満足される。
さらに、この領域の試料においては、z≧10において
MR比Δρ/ρが3.5%以上の値をとり、さらにz≦
14において異方性磁界Hk が20Oe以下の値を示す
ため、10≦z≦14を満たす薄膜を用いることによっ
て素子化した際に従来以上の十分な出力と必要な感度を
持つ素子が実現されることがわかった。
【0015】上述した77≦x≦84かつ、10≦z≦
14を満たす領域の組成を持った膜の上に同じくrfス
パッタ法を用いて、電極層3となる膜厚250nmのA
uを成膜した。さらに、この積層体上に所定のフォトレ
ジストパターンを形成し、Arガス雰囲気中でイオンエ
ッチングを行い、長さ80μm、幅100μmの矩形
状、および端子形状のパターンに加工した。この際のエ
ッチング条件は、加速電圧500V、Arガス圧力1×
10- 4 Torrであった。
【0016】さらに、フォトレジスト処理および選択化
学エッチングによって感磁部分である矩形状のパターン
4および電極端子5を形成した。以上のパターン形成
後、rfスパッタ法を用いてパターン全面にわたって厚
さ1μmのAl2 3 保護膜層を形成しMR素子を作成
した。これらのMR素子においてR−H特性(電気抵抗
−印加磁界)を測定した結果、ヒステリシスやバルクハ
ウゼンノイズのない良好なR−H曲線が得られた。さら
に、作製されたいずれの素子においても、通常素子が設
置される位置での磁界強度に相当する30Oeの回転磁
界中において出力はMR比換算で3.3%以上を示し、
感度、出力ともに従来以上の性能を示した。 以上の結
果から、Ni−Fe−Co膜において各構成元素の組成
比を前述の適当な範囲内の値にすることによって、高感
度で高い出力を示しながら安定した低ノイズのMR素子
を実現できるMR膜を得ることができた。
【0017】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、Ni、Co、Feを主成分とし、膜全体に対するN
i、Coそれぞれの重量比をx%およびz%とした際、 77≦x≦84 かつ、10≦z≦14 を満足することを特徴とする磁気抵抗効果薄膜を用いる
ことによって、同膜のMR比が十分に大きく、異方性磁
界が必要な程度に小さく、逆磁歪効果が一軸磁気異方性
にほとんど影響を及ぼさない程度に抑制されているため
に、高感度で高い出力を示しながら安定した低ノイズの
MR素子を現実できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の根拠となるMR効果層を構成する元素
の組成比と飽和磁歪定数λs 、MR比および異方性磁界
との関係を示した図である。
【図2】本発明によるMR素子の一構造例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 MR効果層 3 電極層 4 矩形像の感磁部分 5 電極端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ni、Co、Feを主成分とし、膜全体
    に対するNi、Coそれぞれの重量比をx%およびz%
    とした際、以下に示す関係、 77≦x≦84 かつ、10≦z≦14 を満足することを特徴とする磁気抵抗効果薄膜。
JP4271523A 1992-01-31 1992-10-09 磁気抵抗効果薄膜 Pending JPH05335655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271523A JPH05335655A (ja) 1992-01-31 1992-10-09 磁気抵抗効果薄膜

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-40629 1992-01-31
JP4062992 1992-01-31
JP4271523A JPH05335655A (ja) 1992-01-31 1992-10-09 磁気抵抗効果薄膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05335655A true JPH05335655A (ja) 1993-12-17

Family

ID=26380113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271523A Pending JPH05335655A (ja) 1992-01-31 1992-10-09 磁気抵抗効果薄膜

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JP (1) JPH05335655A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200935A (ja) * 1984-03-23 1985-10-11 Hitachi Ltd 磁気抵抗効果合金膜およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200935A (ja) * 1984-03-23 1985-10-11 Hitachi Ltd 磁気抵抗効果合金膜およびその製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950829