JPH0533684B2 - - Google Patents
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- JPH0533684B2 JPH0533684B2 JP60046347A JP4634785A JPH0533684B2 JP H0533684 B2 JPH0533684 B2 JP H0533684B2 JP 60046347 A JP60046347 A JP 60046347A JP 4634785 A JP4634785 A JP 4634785A JP H0533684 B2 JPH0533684 B2 JP H0533684B2
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- JP
- Japan
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- liposomes
- sucrose
- liposome
- fatty acid
- diester
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Synthetic bilayered vehicles, e.g. liposomes or liposomes with cholesterol as the only non-phosphatidyl surfactant
- A61K9/1271—Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes or liposomes coated or grafted with polymers
- A61K9/1272—Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes or liposomes coated or grafted with polymers comprising non-phosphatidyl surfactants as bilayer-forming substances, e.g. cationic lipids or non-phosphatidyl liposomes coated or grafted with polymers
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はシヨ糖脂肪酸エステルから成る生体膜
類似の脂質二分子膜構造と機能を有するリポソー
ムに関する。
類似の脂質二分子膜構造と機能を有するリポソー
ムに関する。
(従来の技術)
従来、卵黄レシチンや大豆油レシチンとそれら
の構成成分であるリン脂質、さらに合成レシチン
が水中で250Å〜10μの大きさの閉鎖小胞体(ベ
クシル)、すなわち生体膜類似の脂質二分子膜構
造と機能を有する構造体であるリポソームを形成
することが知られている。こうしたリポソーム
は、超マイクロカプセル材料、膜素材(センサー
等)及び反応場(光化学反応や酵素反応等)など
として多方面にわたつて応用が試みられている。
例えば薬剤や酵素を封入した超マイクロカプセル
材料としては、インシユリン、ヘパリン、ビタミ
ンK、コルコステロイド及び各種の抗がん剤等、
水溶性及び油溶性の薬剤等をこれらリポソームに
封入し、徐放性の新剤型等として応用すべく研究
が進められている。
の構成成分であるリン脂質、さらに合成レシチン
が水中で250Å〜10μの大きさの閉鎖小胞体(ベ
クシル)、すなわち生体膜類似の脂質二分子膜構
造と機能を有する構造体であるリポソームを形成
することが知られている。こうしたリポソーム
は、超マイクロカプセル材料、膜素材(センサー
等)及び反応場(光化学反応や酵素反応等)など
として多方面にわたつて応用が試みられている。
例えば薬剤や酵素を封入した超マイクロカプセル
材料としては、インシユリン、ヘパリン、ビタミ
ンK、コルコステロイド及び各種の抗がん剤等、
水溶性及び油溶性の薬剤等をこれらリポソームに
封入し、徐放性の新剤型等として応用すべく研究
が進められている。
ところで、レシチンから成るリポソームは肝
臓、脾臓及びリンパ節などに集積する傾向がある
が、スルフアチドの添加により血液脳関門透過性
のリポソームが得られ、これにD−グルコースオ
キシダーゼを封入すれば先天的酵素欠陥症の治療
に有効であることが知られている。さらにヘモグ
ロビンや鉄()ポルフイリンをリポソームに封
入した人工赤血球なども提案されている。また、
がん細胞と反応するモノクロナール抗体をレシチ
ンリポソームの表面に結合させるとともに抗がん
剤を保持させてがん細胞への指向性を持つ新剤型
の開発が行われている。また、リポソームの免疫
学への応用も進められ血清中の抗体価測定や診断
薬などとして使用することが試みられている。
臓、脾臓及びリンパ節などに集積する傾向がある
が、スルフアチドの添加により血液脳関門透過性
のリポソームが得られ、これにD−グルコースオ
キシダーゼを封入すれば先天的酵素欠陥症の治療
に有効であることが知られている。さらにヘモグ
ロビンや鉄()ポルフイリンをリポソームに封
入した人工赤血球なども提案されている。また、
がん細胞と反応するモノクロナール抗体をレシチ
ンリポソームの表面に結合させるとともに抗がん
剤を保持させてがん細胞への指向性を持つ新剤型
の開発が行われている。また、リポソームの免疫
学への応用も進められ血清中の抗体価測定や診断
薬などとして使用することが試みられている。
(発明が解決しようとする問題点)
リポソーム形成能を有する新材料として、リン
脂質以外にもジ長鎖アルキルジメチルアンモニウ
ムクロリドのようなジアルキル型カチオン界面活
性剤の他、ジまたはポリアルキル型の各種カチオ
ン、アニオン、非イオン及び両性界面活性剤が開
発されている。
脂質以外にもジ長鎖アルキルジメチルアンモニウ
ムクロリドのようなジアルキル型カチオン界面活
性剤の他、ジまたはポリアルキル型の各種カチオ
ン、アニオン、非イオン及び両性界面活性剤が開
発されている。
しかし、これらのリポソームは化学合成薬品な
ので薬剤のキヤリアー(Drug Carrier)等の生
体に関わる用途には使用できない。
ので薬剤のキヤリアー(Drug Carrier)等の生
体に関わる用途には使用できない。
一方、レシチンは生物の生体膜成分なので安全
性にはほぼ問題がないが、リポソーム等の微粒子
製剤とした場合の酸化安定性などの化学的安定性
や生物的安定性、さらにコロイド化学的安定性に
欠け、また臭気を有するという欠点がある。また
前記のように微粒子製剤化した場合肝臓、脾臓及
びリンパ節などに集積するなど特定の臓器集積性
を示す。それ故、組織指向性等レシチンと全く異
なる性向を有するリポソーム新材料の開発が待た
れていた。
性にはほぼ問題がないが、リポソーム等の微粒子
製剤とした場合の酸化安定性などの化学的安定性
や生物的安定性、さらにコロイド化学的安定性に
欠け、また臭気を有するという欠点がある。また
前記のように微粒子製剤化した場合肝臓、脾臓及
びリンパ節などに集積するなど特定の臓器集積性
を示す。それ故、組織指向性等レシチンと全く異
なる性向を有するリポソーム新材料の開発が待た
れていた。
(問題点を解決するための手段)
このような事情に鑑み、本発明者らは従来の欠
点を克服した新規なリポソーム材料を開発するた
め鋭意研究を行つた結果、意外にもシヨ糖の特定
の、ポリ脂肪酸エステルを壁膜として安定なリポ
ソームを形成させることができ、該リポソームに
薬剤を封入することが可能であり、しかも毒性を
示さないなど極めて安全性が高いのでドラツグキ
ヤリア用の超マイクロカプセル材料として好適で
あることを見出し、本発明を完成するに至つた。
点を克服した新規なリポソーム材料を開発するた
め鋭意研究を行つた結果、意外にもシヨ糖の特定
の、ポリ脂肪酸エステルを壁膜として安定なリポ
ソームを形成させることができ、該リポソームに
薬剤を封入することが可能であり、しかも毒性を
示さないなど極めて安全性が高いのでドラツグキ
ヤリア用の超マイクロカプセル材料として好適で
あることを見出し、本発明を完成するに至つた。
すなわち本発明は、シヨ糖の脂肪酸ジエステル
の含量が20重量%以上で、脂肪酸ジエステルの脂
肪酸の炭素原子数が8〜22である、シヨ糖の脂肪
酸エステルからなり、リン脂質を必要としない壁
膜を有してなることを特徴とするリポソームを提
供するものである。
の含量が20重量%以上で、脂肪酸ジエステルの脂
肪酸の炭素原子数が8〜22である、シヨ糖の脂肪
酸エステルからなり、リン脂質を必要としない壁
膜を有してなることを特徴とするリポソームを提
供するものである。
本発明においてシヨ糖ジ脂肪酸エステルを構成
する脂肪酸としては通常炭素原子数8〜22のもの
が用いられ、好ましくは炭素原子数10〜18の飽和
もしくは不飽和の高級脂肪酸が用いられる。この
場合ジエステルとしては必ずしも高純度品である
必要はなく、シヨ糖脂肪酸のモノもしくはトリエ
ステルとの混合物も使用可能である。ジエステル
含量が20重量%以上であればよい。
する脂肪酸としては通常炭素原子数8〜22のもの
が用いられ、好ましくは炭素原子数10〜18の飽和
もしくは不飽和の高級脂肪酸が用いられる。この
場合ジエステルとしては必ずしも高純度品である
必要はなく、シヨ糖脂肪酸のモノもしくはトリエ
ステルとの混合物も使用可能である。ジエステル
含量が20重量%以上であればよい。
本発明のリポソームの形成方法は、特に制限は
なく、従来公知の方法を採用できる。このような
方法の詳細は例えば、菊池寛、井上圭三、細胞工
学、2、1136(1983)に記載されている。
なく、従来公知の方法を採用できる。このような
方法の詳細は例えば、菊池寛、井上圭三、細胞工
学、2、1136(1983)に記載されている。
このリポソームの形成方法を述べると、水中で
ラメラ液晶を形成するような二鎖型界面活性剤の
中には、条件により水中で二分子膜構造を有する
閉鎖小胞体が安定系となるものである。このよう
なものの代表例がリン脂質である。したがつて、
水中でリン脂質分子(本発明の場合はシヨ糖脂肪
酸エステル)が並びやすいような条件を整えてや
ると速やかにもつれやほつれのない整然とした構
造の閉鎖小胞体を形成する。このような閉鎖小胞
体の調製法には、ボルテツクスイング法や超音波
法の他、プレベシクル法、エタノール注入法、フ
レンチプレス法及びコール酸除去法などがある。
ラメラ液晶を形成するような二鎖型界面活性剤の
中には、条件により水中で二分子膜構造を有する
閉鎖小胞体が安定系となるものである。このよう
なものの代表例がリン脂質である。したがつて、
水中でリン脂質分子(本発明の場合はシヨ糖脂肪
酸エステル)が並びやすいような条件を整えてや
ると速やかにもつれやほつれのない整然とした構
造の閉鎖小胞体を形成する。このような閉鎖小胞
体の調製法には、ボルテツクスイング法や超音波
法の他、プレベシクル法、エタノール注入法、フ
レンチプレス法及びコール酸除去法などがある。
リポソームの調製において、まずシヨ糖脂肪酸
エステルの薄膜を形成するが、有機溶媒として
は、低沸点の良溶媒ならば何でも使用できるが、
通常クロロホルム・メタノール混合溶媒が好都合
である。
エステルの薄膜を形成するが、有機溶媒として
は、低沸点の良溶媒ならば何でも使用できるが、
通常クロロホルム・メタノール混合溶媒が好都合
である。
次いで、リポソーム形成に際し使用されるシヨ
糖脂肪酸エステルの濃度は、水に対し5〜
100mM/がよい。
糖脂肪酸エステルの濃度は、水に対し5〜
100mM/がよい。
その他の製造条件としては当該糖エステルは非
イオン性なのでPHや共存する無機塩などの影響を
受けないが、調製時に緩衝液を用いた時、その後
はすべてこの緩衝液と等張の溶液を用いる必要が
ある。またボルテツクスや超音波処理に際しては
相転移温度以上の温度で行わねばならない。
イオン性なのでPHや共存する無機塩などの影響を
受けないが、調製時に緩衝液を用いた時、その後
はすべてこの緩衝液と等張の溶液を用いる必要が
ある。またボルテツクスや超音波処理に際しては
相転移温度以上の温度で行わねばならない。
(発明の効果)
本発明のリポソームは天然物由来の物質から成
る壁膜を有し生体安全性が高く、臭味がなく、化
学的安定性、生物的安定性さらにはコロイド化学
的安定性に優れる。また、このリポソームにおい
ては適宜に封入物の徐放性を制御でき、水溶性、
油溶性の薬剤等を封入した徐放性新剤型として、
また超マイクロカプセル材料や生体膜類似の反応
場などとして好適である。本発明のリポソームは
消化液によつては破壊されず薬剤等の体内におけ
る安定保護に好適であり、薬剤による副作用の軽
減を図ることができる。さらに本発明のリポソー
ムはレシチンからなるものとは異なり、肝臓集積
性を示さない。
る壁膜を有し生体安全性が高く、臭味がなく、化
学的安定性、生物的安定性さらにはコロイド化学
的安定性に優れる。また、このリポソームにおい
ては適宜に封入物の徐放性を制御でき、水溶性、
油溶性の薬剤等を封入した徐放性新剤型として、
また超マイクロカプセル材料や生体膜類似の反応
場などとして好適である。本発明のリポソームは
消化液によつては破壊されず薬剤等の体内におけ
る安定保護に好適であり、薬剤による副作用の軽
減を図ることができる。さらに本発明のリポソー
ムはレシチンからなるものとは異なり、肝臓集積
性を示さない。
(実施例)
次に本発明をを実施例に基づきさらに詳細に説
明する。なお、以下の例中特にことわらない限り
組成を表す%は重量%を意味する。
明する。なお、以下の例中特にことわらない限り
組成を表す%は重量%を意味する。
実施例 1
純シヨ糖ジラウリン酸エステル10.8mgを50ml容
ナス型フラスコに取り、クロロホルム・メタノー
ル混合溶媒(容積比4対1)5mlを加えて溶解さ
せた。つぎに、このナス型フラスコをロータリー
エバポレーターに接続して溶剤をゆつくり蒸発さ
せることによりフラスコの内壁にシヨ糖ジラウリ
ン酸エステルの薄膜を張つた後、ナス型フラスコ
をデシケーターに入れ減圧下1時間乾燥した。こ
の後、蒸留水3mlを加え、65℃に加温しながら20
分間ボルテツクスミキサーにて振盪してやや濁つ
た水懸濁液を得た。フラスコ底部には凝集物が見
られた。この原液を親水化処理したカーボングリ
ツド上に付着させた後、2%酢酸ウラニル水溶液
中にグリツドを2分間浸漬することによりネガテ
イブ染色したものを日立HU−12A型透過型電子
顕微鏡を用いて3〜15万倍で観察するとおよそ
0.1〜3μの多数の閉鎖小胞体(ベシクル)すなわ
ち、リポソームが観察された。コールターN−4
サブミクロンパーチクルアナライザーによる測定
法では平均粒子径は、Cumulant法で434nm、ヒ
ストグラム法(SDP法)で453nmであつた。
ナス型フラスコに取り、クロロホルム・メタノー
ル混合溶媒(容積比4対1)5mlを加えて溶解さ
せた。つぎに、このナス型フラスコをロータリー
エバポレーターに接続して溶剤をゆつくり蒸発さ
せることによりフラスコの内壁にシヨ糖ジラウリ
ン酸エステルの薄膜を張つた後、ナス型フラスコ
をデシケーターに入れ減圧下1時間乾燥した。こ
の後、蒸留水3mlを加え、65℃に加温しながら20
分間ボルテツクスミキサーにて振盪してやや濁つ
た水懸濁液を得た。フラスコ底部には凝集物が見
られた。この原液を親水化処理したカーボングリ
ツド上に付着させた後、2%酢酸ウラニル水溶液
中にグリツドを2分間浸漬することによりネガテ
イブ染色したものを日立HU−12A型透過型電子
顕微鏡を用いて3〜15万倍で観察するとおよそ
0.1〜3μの多数の閉鎖小胞体(ベシクル)すなわ
ち、リポソームが観察された。コールターN−4
サブミクロンパーチクルアナライザーによる測定
法では平均粒子径は、Cumulant法で434nm、ヒ
ストグラム法(SDP法)で453nmであつた。
なお、高圧セルを用いてDSC測定を行うと66.0
℃に強い吸熱ピークが見出された。
℃に強い吸熱ピークが見出された。
なお、純シヨ糖ジラウリン酸ジエステル11.3mg
を熱水循環ジヤケツト付の保温容器に入れ前記の
クロロホルム・メタノール5mlに溶解し、水3ml
を加えて60℃に加温しながら3分間超音波処理
し、溶媒を蒸発させた後、ボルテツクスをかける
方法(逆相蒸発法)によつても同様のリポソーム
の形成が認められた。この時もやはりフラスコ底
部に凝集塊が認められた。
を熱水循環ジヤケツト付の保温容器に入れ前記の
クロロホルム・メタノール5mlに溶解し、水3ml
を加えて60℃に加温しながら3分間超音波処理
し、溶媒を蒸発させた後、ボルテツクスをかける
方法(逆相蒸発法)によつても同様のリポソーム
の形成が認められた。この時もやはりフラスコ底
部に凝集塊が認められた。
実施例 2
シヨ糖ラウリン酸モノエステル30.2%、ジエス
テル39.3%、トリ以上のエステル30.5%(脂肪酸
純度はラウリン酸として99.4%)から成るシヨ糖
ラウリン酸混合エステル100mgを100ml容ナス型フ
ラスコに入れ、クロロホルム・メタノール混合溶
媒10mlを加えて溶解し、水10mlを加えて超音波処
理するなど実施例1の後段と同様にして逆相蒸発
法によりリポソームを形成させた。酢酸ウラニル
によりネガテイブ染色して電子顕微鏡で観察した
ところ、直径0.1〜3μのリポソームの生成を認め
た。また、生成したリポソーム懸濁液には沈殿を
生じないので実施例1の純シヨ糖ジエステルより
もコロイド化学的に安定であることが分る。な
お、本例で使用したシヨ糖ラウリン酸混合エステ
ルの粉末はDSC測定により44.1℃に明瞭な吸熱ピ
ークが見出された。これに対して上記の懸濁液を
高圧セルに入れてDSC測定を行うと76.3℃に吸熱
ピークが見出された。
テル39.3%、トリ以上のエステル30.5%(脂肪酸
純度はラウリン酸として99.4%)から成るシヨ糖
ラウリン酸混合エステル100mgを100ml容ナス型フ
ラスコに入れ、クロロホルム・メタノール混合溶
媒10mlを加えて溶解し、水10mlを加えて超音波処
理するなど実施例1の後段と同様にして逆相蒸発
法によりリポソームを形成させた。酢酸ウラニル
によりネガテイブ染色して電子顕微鏡で観察した
ところ、直径0.1〜3μのリポソームの生成を認め
た。また、生成したリポソーム懸濁液には沈殿を
生じないので実施例1の純シヨ糖ジエステルより
もコロイド化学的に安定であることが分る。な
お、本例で使用したシヨ糖ラウリン酸混合エステ
ルの粉末はDSC測定により44.1℃に明瞭な吸熱ピ
ークが見出された。これに対して上記の懸濁液を
高圧セルに入れてDSC測定を行うと76.3℃に吸熱
ピークが見出された。
実施例 3
シヨ糖ラウリン酸モノエステル30.2%、ジエス
テル39.3%、トリ以上のエステル30.5%(脂肪酸
純度はラウリン酸として99.4%)から成るシヨ糖
ラウリン酸混合エステル40mgを100ml容ナス型フ
ラスコに取り、実施例1と同様にしてフラスコ内
壁に膜を張つた。この後、PBS緩衝液
(NaH2PO4・12H2O2.9g、KH2PO40.2g、
KCl0.2g、NaCl8.0gを1の蒸留水に溶解して
調製した。PH7.2)5mlと0.1M5,6−ジカルボ
キシフルオレツセン(以下CFという)1mlを入
れて60℃に加温しながらボルテツクスイングに付
した。生成した水懸濁液を冷凍遠心機を用いて4
℃にて15000rpmで20分間遠心分離にかけた。上
澄を除き、沈殿物をPBS緩衝液で洗い流し、さ
らにPBS緩衝液を加えてかきまぜた後再び遠心
した。この操作を4回くり返してリポソーム外水
相のCFを除き、沈殿物にPBS緩衝液を加えて2
mlの原液を得た。
テル39.3%、トリ以上のエステル30.5%(脂肪酸
純度はラウリン酸として99.4%)から成るシヨ糖
ラウリン酸混合エステル40mgを100ml容ナス型フ
ラスコに取り、実施例1と同様にしてフラスコ内
壁に膜を張つた。この後、PBS緩衝液
(NaH2PO4・12H2O2.9g、KH2PO40.2g、
KCl0.2g、NaCl8.0gを1の蒸留水に溶解して
調製した。PH7.2)5mlと0.1M5,6−ジカルボ
キシフルオレツセン(以下CFという)1mlを入
れて60℃に加温しながらボルテツクスイングに付
した。生成した水懸濁液を冷凍遠心機を用いて4
℃にて15000rpmで20分間遠心分離にかけた。上
澄を除き、沈殿物をPBS緩衝液で洗い流し、さ
らにPBS緩衝液を加えてかきまぜた後再び遠心
した。この操作を4回くり返してリポソーム外水
相のCFを除き、沈殿物にPBS緩衝液を加えて2
mlの原液を得た。
つぎに、リポソーム内水相にCFが封入された
ことを確認するためにこの中から100μを取つ
てPBS緩衝液を加えて3mlとしたもの(対照)
と、原液100μに10%トリトンX−100(ポリオ
キシエチレンイソオクチルフエニルエーテル)水
溶液500μを加え、さらにPBS緩衝液を加えて
3mlとしたもの(内水相から流出したCFの検定
試料)とを調製し、蛍光強度の測定を行つたとこ
ろ(励起光490nmとし、520nmのCFの極大吸収
波長での蛍光強度を測定した。両者の蛍光強度に
差があればリポソームの内水相中にCFが封入さ
れたことを示す。)、本実験によつて内水相にCF
の0.19μmolが封入されていることが確認できた。
この測定の原理はリポソーム内水相に封入されて
いる場合はCFが内水相内に濃厚に存在するため
に520nmのCFの特性吸収が観察されないのに対
して、リポソームが破壊されることにより洩れ出
したCFが希薄であるため520nmでの蛍光が観察
されることを利用したものである。
ことを確認するためにこの中から100μを取つ
てPBS緩衝液を加えて3mlとしたもの(対照)
と、原液100μに10%トリトンX−100(ポリオ
キシエチレンイソオクチルフエニルエーテル)水
溶液500μを加え、さらにPBS緩衝液を加えて
3mlとしたもの(内水相から流出したCFの検定
試料)とを調製し、蛍光強度の測定を行つたとこ
ろ(励起光490nmとし、520nmのCFの極大吸収
波長での蛍光強度を測定した。両者の蛍光強度に
差があればリポソームの内水相中にCFが封入さ
れたことを示す。)、本実験によつて内水相にCF
の0.19μmolが封入されていることが確認できた。
この測定の原理はリポソーム内水相に封入されて
いる場合はCFが内水相内に濃厚に存在するため
に520nmのCFの特性吸収が観察されないのに対
して、リポソームが破壊されることにより洩れ出
したCFが希薄であるため520nmでの蛍光が観察
されることを利用したものである。
さらに、前記のリポソーム懸濁液を1日放置し
た後、同様に蛍光強度の測定を行つて同様の結果
を得たが、経時的にリポソーム内水相のCFが外
部へ洩れ出すことが認められた。
た後、同様に蛍光強度の測定を行つて同様の結果
を得たが、経時的にリポソーム内水相のCFが外
部へ洩れ出すことが認められた。
実施例 4
実施例2と同じ組成の混合シヨ糖ラウリン酸エ
ステル40mgとコレステロール11.4mgを100ml容ナ
ス型フラスコに取り(モル比2対1)、クロロホ
ルム・メタノール混合溶媒を加えて溶解させた
後、PBS緩衝液5mlと0.1M CF1を加えてボル
テツクス法によりリポソーム懸濁液を得た。実施
例3と同様に遠心した後沈殿物の2ml懸濁液を調
製した。実施例3と同様にして、リポソーム内水
相に封入されたCF量を求めたところ、CFの保持
量は0.32μMであつた。また、6日間経過後も封
入されたCFはリポソーム外に洩れ出さなかつた。
ステル40mgとコレステロール11.4mgを100ml容ナ
ス型フラスコに取り(モル比2対1)、クロロホ
ルム・メタノール混合溶媒を加えて溶解させた
後、PBS緩衝液5mlと0.1M CF1を加えてボル
テツクス法によりリポソーム懸濁液を得た。実施
例3と同様に遠心した後沈殿物の2ml懸濁液を調
製した。実施例3と同様にして、リポソーム内水
相に封入されたCF量を求めたところ、CFの保持
量は0.32μMであつた。また、6日間経過後も封
入されたCFはリポソーム外に洩れ出さなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シヨ糖の脂肪酸ジエステルの含量が20重量%
以上で、脂肪酸ジエステルの脂肪酸の炭素原子数
が8〜22である、シヨ糖の脂肪酸エステルからな
り、リン脂質を必要としない壁膜を有してなるこ
とを特徴とするリポソーム。 2 脂肪酸エステルを構成する脂肪酸がラウリン
酸である特許請求の範囲第1項記載のリポソー
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4634785A JPS61207324A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | リポソ−ム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4634785A JPS61207324A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | リポソ−ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61207324A JPS61207324A (ja) | 1986-09-13 |
| JPH0533684B2 true JPH0533684B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=12744605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP4634785A Granted JPS61207324A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | リポソ−ム |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS61207324A (ja) |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59106423A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-20 | Hiroshi Kiwada | リポソ−ム |
-
1985
- 1985-03-11 JP JP4634785A patent/JPS61207324A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61207324A (ja) | 1986-09-13 |
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