JPH0533713B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0533713B2
JPH0533713B2 JP8525485A JP8525485A JPH0533713B2 JP H0533713 B2 JPH0533713 B2 JP H0533713B2 JP 8525485 A JP8525485 A JP 8525485A JP 8525485 A JP8525485 A JP 8525485A JP H0533713 B2 JPH0533713 B2 JP H0533713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycloartenol
acid ester
cyclobranol
acid
methoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8525485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61243099A (ja
Inventor
Goro Kimura
Yoshihiko Hirose
Hisami Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amano Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP60085254A priority Critical patent/JPS61243099A/ja
Priority to CA000481808A priority patent/CA1265785A/en
Priority to US06/739,183 priority patent/US4748161A/en
Priority to DE8585303839T priority patent/DE3579064D1/de
Priority to EP85303839A priority patent/EP0166542B1/en
Priority to KR1019850003819A priority patent/KR920007235B1/ko
Priority to NO85852246A priority patent/NO852246L/no
Priority to SU853913136A priority patent/SU1538892A3/ru
Priority to FI852216A priority patent/FI852216A7/fi
Priority to DK246985A priority patent/DK246985A/da
Priority to ES544466A priority patent/ES8708125A1/es
Publication of JPS61243099A publication Critical patent/JPS61243099A/ja
Publication of JPH0533713B2 publication Critical patent/JPH0533713B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野: 本発明は抗高脂血症活性を有する新規な化合物
に関する。更に詳しくは、本発明は優れた抗高脂
血症活性と低い毒性即ち安全で新規なトリテルペ
ンアルコールの一置換基又は二置換基をベンゼン
核に結有するα−炭素数1〜4のアルキルケイヒ
酸エステル、又は炭素数1〜4のアルコキシ基と
ニトロ基、炭素数1〜4のアルコキシ基とアミノ
基又は炭素数1〜4のアルコキシ基と炭素数2〜
5のアシルアミノ基の二置換基をベンゼン核に結
有する安息香酸もしくはケイヒ酸エステルに関す
る。 従来の技術: 高脂血症は動脈硬化、特に冠状動脈硬化症の重
要な危険因子であることがよく知られている。
1975年、MillerとMiller〔G.J.Miller,N.E.
Miller;Lancet:Jan.4、16頁(1975)〕は血漿中
の高比重リポ蛋白コレステロール(以下HDL−
Cと称する。)と体の中のコレステロールプール
が負の相関を示すことを認め、血中の総コレステ
ロール(以下TCと称する。)や他のリポ蛋白濃度
との間には相関が認められないことから、血中
HDL−C濃度の低下によつて動脈壁からのコレ
ステロールのクリアランスが低下することが動脈
硬化を促進させるとの考えを提唱した。この報告
以後、数多くの疫学的研究〔例えばT.Gordon
等:Am.J.Med.,62巻、707頁(1977)〕により
虚血性心疾患の発生とHDL−C濃度との間に逆
相関のあることが証明され、血中HDL−C濃度
の低下が、抗高脂血症剤の有無にかかわらず、虚
血性心疾患発生の一つの大きな危険因子であるこ
とが確認された。 従前から植物ステロールが血清コレステロール
を低下させることは公知である。例えばβ−シト
ステロールとジヒドロ−β−シトステロールの混
合物(米国、Lilly社商品名・Cytellin);ソイス
テロール、植物ステロールとトコフエロールの混
合物(日本、森下製薬:商品名モリステロール)
等は高脂血症治療剤として市販されている。 一方、トリテルペンアルコールについては次の
文献が発表されている。 特開昭57−18617号公報には、植物ステロール
1部にシクロアルテノール又は24−メチレンシク
ロアルタノールを0.01〜0.1部併用すると相乗効
果により植物ステロール単独使用時よりも強い血
清コレステロール低下作用が認められている。 特開昭58−116415号公報には、植物ステロール
100部に対し、シクロアルテノール、24−メチレ
ンシクロアルタノール又はシクロラウデノールを
1〜20部(特に5部程度)を併用すると相乗効果
により植物ステロール単独使用時よりも相当に強
い血清コレステロール低下作用が認められたと記
載されている。特にシクロアルテノールは、植物
ステロールの血清コレステロール低下作用に対し
相乗効果を示し、24−メチレンシクロアルタノー
ル及びシクロラウデノールは、シクロアルテノー
ルよりもその相乗効果が劣ることを示している。 特開昭59−27824号公報には、コレステロール
0.5%添加食に対し、シクロアルテノール又は24
−メチレンシクロアルタノールを1%添加したと
き、高コレステロール摂取のコントロールに対し
TCの低下率は前者13.7%、後者10.2%(同公報
第2表の結果により本発明者等が計算)と報告さ
れている。 然し、上記三編の公報中には血清中TCの低下
作用について報告されているが、血清中のトリグ
リセライド(以下TGと称する。)、総リン脂質
(以下PLと称する。)、HDL−C、Atherogenic
Index〔TC−HDL−C/HDL−Cで求め、以下
AIと称する。我が国の医学者の内には、このAI
をコレステロール比又は動脈硬化指数と称する方
もおる。〕及び過酸化脂質(以下LPOと称する。)
に関しては何等の記載がない。シクロアルテノー
ル、24−メチレンシクロアルタノール及びシクロ
ラウデノールは、単独又は植物ステロールとの共
存下で血清TCを減少させたからと言つて、これ
以外の高脂血症の治療判定上の重要な項目である
血清脂質のTG、PL及びLPOに対しても低下作
用を有し、且つ最近、特に高脂血症の治療上重要
視されているHDL−Cを上昇させ、更にAIを低
下させる効果を有するか否かは不明である。又、
かかる全般的な薬理活性は類推不可能なことであ
る。 又、現在、我が国で頭・頚部損傷治療剤の医薬
品として市販されているγ−オリザノールは単品
ではなく、各種の植物ステロールとトリテルペン
アルコールのフエルラ酸エステルの混合物であ
る。この成分比率の一例を示すと、カンペステロ
ール14%、スチグマステロール1%、β−シトス
テロール4%、シクロアルタノール2%、シクロ
アルテノール35%、24−メチレンシクロアルタノ
ール44%の各フエルラ酸エステルの組成からな
り、シクロブラノールフエルラ酸エステルはほと
んど含有しない。 最近、高脂血症ラツトのコレステロール代謝に
及ぼすγ−オリザノールの影響について次の報告
がある。葛谷文男、吉峯徳、加藤庄志、藤田勝
成、牛込裕代ら〔Geriatric Medicine18巻、519
〜524頁(1980)〕は、高コレステロール食飼育ラ
ツトを用い、これを対照としてγ−オリザノール
を0.1、0.5及び1%添加の高コレステロール食摂
取ラツトではTCは明らかに低下し、その低下は
投与量依存性であつた。TCの低下率はPLの低下
率を上回るものであり、又、TCの低下率はHDL
−Cの低下率と同等であり、AIに対して作用は
認めなかつた。TGは上昇傾向を示し、LPOは明
らかに低下作用を示したと報告している。 三谷公瓦、木戸康博、清水精一、森田誠治ら
〔動脈硬化 11巻、No.2、June 411〜416頁
(1983)〕は、高コレステロール食摂取ラツトに比
較してγ−オリザノールを0.5、1.0及び2.0%添加
した高コレステロール食摂取ラツトでは、それぞ
れ血清TC値は8.1、23.4及び30.9%の低下率を示
した。一方血清TG値及び血清PL値に関しては有
意な低下を認めなかつた。 井上修二、江川正人、左藤忍ら〔動脈硬化 11
巻、No.2、June417〜428頁(1983)〕は、視床下
部性肥満ラツトの高脂血症に対するγ−オリザノ
ールの影響について検討し、γ−オリザノールは
血中TC低下作用を有するが、血中TGには有意
な低下を認めない。又血中PL、HDL−Cには影
響を与えなかつたと報告している。 一方、有機酸については、R.D.Sharma
〔Atherosclerosis 37巻、463〜468頁(1980)〕
は、高コレステロール食摂取ラツトに比較して有
機酸0.2%添加の高コレステロール食摂取ラツト
ではフエルラ酸(Ferulic acid)とp−クマル酸
(p−Coumaric acid)はTCの低下率は前者10.8
%、後者9.4%で有意に低下した。TGの低下はフ
エルラ酸18.7%、p−クマル酸19.8%と減少した
が有意な減少ではなかつた。PLは両者ともほと
んど低下が認められなかつた。バニリン酸
(Vanillic acid)、カフエ酸(Caffeic acid)、ケ
イヒ酸(Cinnamic acid)にはTC、TG及びLP
共に低下減少は認められなかつたと報告してい
る。 有機酸単独ではないが、α−メチルケイヒ酸誘
導体の抗高脂血症効果について、次の報告が発表
されている。 高島紘毅ら〔Biochemical Pharmacology27
巻、2631頁(1978)〕は、ラツトにおけるα−モ
ノ−p−ミリスチルオキシ−α′−メチルシンナモ
イルグリセロールの抗高脂血症効果について報告
した。 渡辺利郎ら〔Journal of Medicinal
Chemistry 23巻、50頁(1980)〕は、p−アルコ
キシケイヒ酸とp−アルコキシ−α−メチルケイ
ヒ酸(但し、アルコキシのアルキル基はメチレ
ン、ビニル及びC8〜C18;フエニル基);o−、p
−又はm−ミリスチルオキシケイヒ酸;m−メト
キシ−p−アルコキシ−α−メチルケイヒ酸(但
し、アルコキシのアルキル基はC12とC14);p−
アルコキシケイヒ酸とp−アルコキシ−α−メチ
ルケイヒ酸のエステル誘導体〔アルコキシのアル
キル基はメチレン、ビニル、メチル、ブチル、
C8〜C18;エステル基はクロルエチル、メタアク
リルオキシエチル、モノグリセライド、ジグリセ
ライド等〕の合成法及びこれらの抗高脂血症活性
について詳細に報告した。更に渡辺利郎ら(特公
昭51−45582号公報)はp−アルコキシ−α−メ
チルケイヒ酸(但しアルコキシのアルキル基は
C8〜C16)の製法を報告した。大田富夫ら(特開
昭57−80370号公報)は、α−メチル−p−〔ピリ
ジル(又はピリジルアルキル)オキシ〕−ケイヒ
酸(又はケイヒ酸のC1〜C3のアルキルエステル)
及びその製法並びにこれらを含有する抗高脂血症
剤について報告している。 最近、ヘルミユト・グリルら(特開昭60−
25953号公報)はN−カルボキシメチル−4−(2
−ヒドロキシ−4−フエニルブトキシ)ベンズア
ミド、4−〔4(4′−t−ブチルフエニル)−2−
オキソブトキシ〕安息香酸などのp−オキシ安息
香酸誘導体、その製法及び抗高脂血症剤について
報告した。 発明が解決しようとする問題点: 本発明者らはシクロアルテノール、24−メチレ
ンシクロアルタノール及びシクロブラノールの公
知化合物についての抗高脂血症効果の追試を行な
つた。抗高脂血症の薬理試験方法は後述に示すB
法(当初の体重100±1gのWistar系雄ラツトに
飼料、水を自由摂取とした飼育期間4週間の方法
−以下B法という。)で行なつた。なお、参考迄
に示すと、抗高脂血症の薬理試験方法のA法(当
初の体重100±1gのWistar系雄ラツト一匹に対
し、飼料の摂取量10g/日と制限した。但し、水
は自由摂取とし、飼育期間2週間の方法−以下A
法という。)は先願(特許出願59−115306号(特
開昭60−258198号公報)、出願日:昭和59年6月
4日)で採用した方法であり、これと区別のた
め、本発明ではB法という。又、血清中の各脂質
成分の測定方法は後述した。B法による公知のト
リテルペンアルコールの抗高脂血症試験結果は表
−1及び2に示した。 この表−1及び表−2からわかるように、高脂
血症飼料を投与したコントロール群に対し、シク
ロアルテノール及びシクロブラノール投与群は有
意(P<0.01)に血清中のTCの低下を認めた。
又、24−メチレンシクロアルタノール投与群も有
意(P<0.05)なTCの低下を認めた。HDL−C
については、シクロアルテノールは有意(P<
0.01)に低下し、24−メチレンシクロアルタノー
ルの低下は僅少で有意な低下ではなかつた。これ
に対し、シクロブラノールは僅かな増加傾向を示
すが有意な上昇ではなかつた。このHDL−Cに
ついては前記文献に示すように有意に増加するこ
とが望ましい。本発明化合物の抗高脂血症剤創製
の目的の1つは、血清中のTCを有意に低下させ
ると共にHDL−Cを有意に上昇させる点にある。
前記に示すように、従前の文献結果と同じく、シ
クロアルテノール、シクロブラノール、24−メチ
レンシクロアルタノールなどの公知のトリテルペ
ンアルコールの単味は、血清中のTCを有意に低
下させることを確認した。然し、HDL−Cにつ
いては、本発明者らが実施したA(特許出願昭59
−115306号参照)及びB法の両方法の飼育条件を
異にする抗高脂血症試験方法によつても有意な上
昇は確認されなかつた。AIについては、3種の
トリテルペンアルコールともに低下傾向を示し
た。TG、PL及びLPOについては、3種のトリ
テルペンアルコールは有意な変動を示さなかつ
た。ただし、これら3種のトリテルペンアルコー
ルの比較では、シクロブラノールはTC、AI、
TG、PL、LPOの低下傾向を示す一方、HDL−
Cを上昇させ、シクロアルテノール及び24−メチ
レンシクロアルタノールとは異なる作用挙動を示
した。即ち、シクロブラノールはシクロアルテノ
ール及び24−メチレンシクロアルタノールよりす
ぐれた抗高脂血症効果を有することがわかつた。 本発明者らは、トリテルペンアルコールの抗高
脂血症効果を改善するために詳細に検討した結
果、すぐれた抗高脂血症活性を持つた多数の新規
のトリテルペンアルコール有機酸エステル化合物
の存在を発見した。即ち、本発明者らは血清中の
TC、PL、TG含量を低下させる一方でHDL−C
含量を上昇させ、同時にAIを低下させ、更に血
清中のLPO含量も低下させる抗高脂血症剤の創
製を理想目標として研究した。次に6点の測定項
目の内、2乃至3点以上において出発原料の公知
のトリテルペンアルコール及びγ−オリザノール
よりも抗高脂血症効果の明らかな改善を示す抗高
脂血症剤の創製について鋭意検討した。その結
果、本発明に示すトリテルペンアルコールの有機
酸エステルがすぐれた抗高脂血症効果を有するこ
とを見い出した。この事実は従来の公知のトリテ
ルペンアルコール及び有機酸の単独又はγ−オリ
ザノールの性質からは想像することが困難なこと
である。 問題点を解決するための手段: 本発明の新規なトリテルペンアルコール有機酸
エステルは、シクロアルテノール、シクロブラノ
ール、24−メチレンシクロアルタノール、ラノス
テロール、ラノステノール、アグノステロール、
シクロサドール、ジヒドロアグノステロール、シ
クロラウデノール、シクロアルタノール、シクロ
ユーカレノール、ユーホール、ブチロスパーモー
ル、チルカロール、ユーホルボール又はダマラジ
エノールの有機酸エステルである。これらの内、
好ましいのはシクロアルテノール、シクロブラノ
ール、24−メチレンシクロアルタノールの有機酸
エステルである。その有機酸として好ましいの
は、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素数
2〜5のアシルアミノ基、炭素数1〜4のアルコ
キシ基又は炭素数2〜6のアルキルカルボキシ基
の一置換基をベンゼン核に結有するα−炭素数1
〜4のアルキルケイヒ酸;ヒドロキシ基と炭素数
1〜4のアルコキシ基、ヒドロキシ基と炭素数2
〜6のアルキルカルボキシ基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基と炭素数2〜6のアルキルカルボキシ
基、炭素数1〜4のアルコキシ基とニトロ基、炭
素数1〜4のアルコキシ基とアミノ基、炭素数1
〜4のアルコキシ基と炭素数2〜5のアシルアミ
ノ基、炭素数1〜4のアルコキシ基の2個、炭素
数2〜6のアルキルカルボキシ基の2個又はヒド
ロキシ基の2個の各二置換基をベンゼン核に結有
するα−炭素数1〜4のアルキルケイヒ酸;炭素
数1〜4のアルコキシ基とニトロ基、炭素数1〜
4のアルコキシ基とアミノ基又は炭素数1〜4の
アルコキシ基と炭素数2〜5のアシルアミノ基の
二置換基をベンゼン核に結有するケイヒ酸又は安
息香酸;炭素数4〜20の飽和脂肪酸である。 本発明化合物は安定な化合物である。実施例に
示した製法からも判明するようにPH0.5〜1.5の強
酸性水溶液で60〜70℃に3時間加温撹拌しても加
水分解は全く受けない安定な化合物である。 本発明化合物において好ましい3種のトリテル
ペンアルコールの有機酸エステルの構造式を以下
に示す。 一般式Ia、Ib、IcにおいてRがHのとき、式Ia
はシクロアルテノール、式Ibは24−メチレンシク
ロアルタノール、式Icはシクロブラノールであ
る。これら3種のトリテルペンアルコールは公知
である。 本発明においてIa、Ib及びIcのRは前記に示し
た各種の一塩基酸の有機酸の残基を表わす。これ
らの有機酸残基の内、C4〜C20好ましくはC6〜C16
の飽和一塩基脂肪酸の残基以外の有機酸残基から
なる本発明化合物を一般式、a〜d及びe
に示す。 一般式 但し、R1はα−C1〜C4アルキル−α,β−不
飽和カルボニル基〔−CH=C(R3)−CO−〕を
表わし、R2はアミノ基(−NH2)、アシルアミノ
基(−NHCOR3)、ニトロ基(−N02)、ヒドロ
キシ基(−OH)、炭素数1〜4のアルコキシ基
(−OR3)、又は炭素数2〜6のアルキルカルボキ
シ基(−OCOR4)を示す。R3は炭素数1〜4の
アルキル基、即ちメチル、エチル、プロピル、
iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、s−ブチ
ル又はt−ブチルである。R4は炭素数1〜5の
アルキル基、即ち、前記の炭素数1〜4のアルキ
ル基の外にペンチル、iso−ペンチル、s−ペン
チル、3−ペンチル又はt−ペンチルからなる。
即ち、一般式〔〕はR2の一置換基がベンゼン
核のオルト、メタ又はパラ位にそれぞれ結有する
α−炭素数1〜4のアルキルケイヒ酸のトリテル
ペンアルコールエステルである。 一般式 ただし、一般式a〜dのR1及びR3は前記と
同じ意味を表わす。 一般式 ただし、eのR5はα,β−不飽和カルボニ
ル基(−CH=CH−CO−)又はカルボニル基
(−CO−)を表わし、R3は前記と同じ意味を表
わす。 一般式aの化合物はベンゼン核にOH基と
OR3基又はOH基とOCOR4基の異種の二置換基、
一般式bの化合物はベンゼン核にOR3基と
OCOR4、NO2、NH2又はNHCOR3基の異種の二
置換基が結有するα−C1〜4アルキルケイヒ酸のト
リテルペンアルコールエステルである。以下a
とbの化合物について詳細に説明する。 即ち、一般式aに示した化合物においてOH
基がベンゼン核のオルト位(2位)に結合したと
きには、OR3又はOCOR4基は3,4,5又は6
位にそれぞれ結合した化合物である。同様にOH
基がベンゼン核のメタ位(3位)に結合したとき
には、OR3基又はOCOR4基はベンゼン核の2,
4,5又は6位にそれぞれ結合した化合物であ
る。又、同様にOH基がベンゼン核のパラ位(4
位)に結合したときには、OR3基又はOCOR4
はベンゼン核の2又は3位にそれぞれ結合した化
合物である。(以下これらを一般式aの化合物
と略称する。)。これらaの化合物群の個々の結
合様式を下記一般式a1〜a10に示す。 一般式 ただし一般式a1〜a10においてR1及びR3
前記と同じ意味を示す。 一般式bの化合物群についての結合様式は、
前記の一般式aの化合物群のOH基がOR3基に
代替され、且つベンゼン核にOR3基とOCOR4
NO2、NH2又はNHCOR3基の異種二置換基を結
合するα−C1〜4アルキルケイヒ酸のトリテルペン
アルコールエステルである。従つてb1は、a1
の化合物のOH基の代わりにOR3基、又a1の化
合物のOR3基又はOCOR4基の代わりにOCOR4
NO2、NH2又はNHCOR3基が代替結合した化合
物である。 以下b2〜b10は同様であり、これらb1
b10の一般式を下記に示す。以下b1〜b10
化合物群におけるOCOR4、NO2、NH2又は
NHCOR3基を総称し「X」と示す。 一般式 ただし一般式b1〜b10においてR1及びR3
前記と同じ意味を表わす。 一般式cの化合物は、ベンゼン核にOH基を
2個、一般式dの化合物はベンゼン核にOR3
を2個結有するα−C1〜4のアルキルケイヒ酸のト
リテルペンアルコールエステルである。即ち一般
式cの化合物は、ベンゼン核の2と3位、2と
4位、2と5位、2と6位、3と4位又は3と5
位にOH基を2個結有し、下記に示す6通りの結
合物からなる。 一般式 又、一般式dの化合物群の結合様式は、前記
一般式c化合物のOH基2個の代わりにOR3
2個が代替結合したものであり、c1〜c6と同
様にd1〜d6の6種の化合物が存在する。 一般式eの化合物群においてNO2、NH2
はNHCOR3基を総称し「Y」と示したときの結
合様式は、前記b1〜b10の一般式におけるR1
基の代わりにR5基、X基の代わりにY基がそれ
ぞれ置換結合したb1〜b10と同じ10種の化合
物が存在する。 以下、本発明化合物の製法について説明する。 前記したγ−オリザノールはシクロアルテノー
ル、24−メチレンシクロアルタノール及びシクロ
ブラノールの好適な原料である。即ち、現在我が
国で頭・頚部損傷治療剤として市販されているγ
−オリザノールは単品ではなく、各種のステロー
ルとトリテルペンアルコールのフエルラ酸エステ
ルの混合物である。この成分比率の一例を示すと
カンペステロール14%、スチグマステロール1
%、β−シトステロール4%、シクロアルタノー
ル2%、シクロアルテノール35%、24−メチレン
シクロアルタノール44%の各フエルラ酸エステル
の混合組成からなつている。 シクロアルテノールの単離法: 即ち、γ−オリザノールを遠藤、三栖、稲葉等
〔油化学 18巻、63〜67頁(1969)〕の方法を参考
として、アセトン−メタノール、アセトン、酢酸
エチルを用いて再結晶を繰り返し、シクロアルテ
ノールフエルラ酸エステルを得、これをケン化分
解することによりシクロアルテノール融点101〜
102℃、比旋光度〔α〕21.5 D+49.7゜(C1.01、CHCl3
を得た。このものはガスクロマトグラフイーで単
一ピークを示した。 24−メチレンシクロアルタノールの単離法: 前述の遠藤ら(油化学 18巻、63〜67頁
(1969)〕の方法に準じた。即ち、γ−オリザノー
ルからシクロアルテノールを分離した母液からの
結晶をピリジン−無水酢酸でアセチル化し、この
アセチル化物をクロロホルム−酢酸エチル−エタ
ノール(4:3:2)を用い再結晶を繰り返し、
脱アセチル化し、アセトン−メタノール混合溶媒
で再結晶し、24−メチレンシクロアルタノールフ
エルラ酸エステルを得、これをケン化分解するこ
とにより24−メチレンシクロアルタノール融点
123〜124℃、比旋光度〔α〕24 D+48.1゜(C1.00、
CHCl3)を得た。このものはガスクロマトグラフ
イーで単一ピークを示した。 シクロブラノールの単離法: γ−オリザノール1.1Kg(シクロブラノール含
量0%)をアセトン8に溶解し、ヨウ素40gを
加え溶解後1.5時間加熱還流した。放冷後、10%
チオ硫酸ナトリウム水溶液500mlを加え30分撹拌
したのち、さらに水550mlを加え析出した結晶を
ろ別した。これを2%チオ硫酸ナトリウム水溶液
700ml、続いて水4で洗浄し乾燥した。このγ
−オリザノールをガスクロマトグラフイーで分析
の結果、シクロブラノールを約23%含有するγ−
オリザノール1Kgを得た。この結晶1Kgを4%カ
セイカリ−エタノール溶液8に懸濁し、3時間
加熱還流した。放冷後、析出したγ−オリザノー
ルのカリウム塩をろ取し、続いてメタノール8
に懸濁し2時間加熱還流した。放冷後析出した黄
色結晶をろ取し乾燥後、γ−オリザノールのカリ
ウム塩260gを得た。この結晶をカセイカリ−エ
タノール溶液のアルカリ濃度3%及び2%で前記
処理を行い黄色結晶130gを得た。このものはシ
クロブラノールを88%含有していた。引続き、黄
色結晶130gを2Nカセイカリ−エタノール溶液
2.6でケン化分解したのち残渣をクロロホルム
1.2で抽出した。クロロホルム層を乾燥後、減
圧下に留去し粗シクロブラノール80g(純度88
%)を得た。この粗結晶80gをアセトン1.6で
再結晶を3回繰り返しシクロブラノールの結晶28
gを得た。融点165〜166℃、比旋光度〔α〕25 D
47.0゜(C1.00、クロロホルム)。このものは、ガス
クロマトグラフイーで単一のピークを示した。 本発明化合物のトリテルペンアルコール有機酸
エステルは一般のアルコールと有機酸との公知の
エステル化反応の利用により容易に得ることがで
きる。即ち、硫酸、P−トルエンスルホン酸、三
沸化硼素(BF3)などの触媒を用いる脱水による
有機酸とトリテルペンアルコールのエステル化反
応;硫酸、塩化亜鉛などの触媒の存在下で有機酸
無水物とトリテルペンアルコールの反応;有機酸
ハロゲナイド(有機酸ハロゲン化物ともいう。以
下同じ意味である。)とトリテルペンアルコール
との反応などが用いられる。これらの内、最も好
ましいのは有機酸ハロゲナイドとトリテルペンア
ルコールの反応による方法である。即ち、C616
の飽和脂肪酸の一塩基酸;前記本発明化合物一般
式の有機酸の内、置換基R2がNO2基、OR3基、
OCOR4基又はNHCOR3基の一置換基を結有する
α−C1〜4のアルキルケイヒ酸;前記一般式bの
化合物の有機酸でOR3基とOCOR4、NO2、NH2
又はNHCOR3基の計2個;前記eの化合物の
有機酸でOR3基とNO2、NH2又はNHCOR3基の
計2個又はdの化合物の有機酸のようにOR3
の2個の置換基を結合するケイヒ酸、安息香酸又
はα−C1〜4のアルキルケイヒ酸を出発原料の有機
酸とするときには、これらの有機酸のCOOH基
をハロゲン化試薬にて酸ハロゲナイドとしたの
ち、この酸ハロゲナイドをトリテルペンアルコー
ル、脱ハロゲン化水素剤の存在下で溶媒中温度10
〜100℃でエステル化反応させることにより目的
の構造のトリテルペンアルコール有機酸エステル
が容易且つ高収率で収得することができた。ハロ
ゲン化試薬としては塩化チオニル、塩化スルフリ
ル、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩化ベンゾイ
ル、塩化フタロイル、塩化水素又は臭化水素など
が好ましい。脱ハロゲン化水素剤としてはピリジ
ン、キノリン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、
マグネシウム、ジメチルアニリンなどが用いられ
る。 前記一般式の本発明化合物の有機酸の内、
R2がOH基又はNH2基の一置換基を結有するα−
炭素数1〜4のアルキルケイヒ酸;前記aの本
発明化合物の有機酸のようにOH基とOR3基、
OH基とOCOR3基の異種二置換基;cの化合物
の有機酸のようにOH基の二置換基をベンゼン核
に結有するα−炭素数1〜4のアルキルケイヒ酸
を出発原料とするときには、あらかじめOH基又
はNH2基をアシル化した有機酸を原料とし、こ
れを前記方法により酸ハロゲナイドとしたのち、
前記同様の操作法により目的構造のトリテルペン
アルコールの有機酸エステルを容易且つ高収率で
収得することができる。しかる後、脱アシル化反
応即ちアンモニア、カセイアルカリ(カセイソー
ダ、カセイカリ)又は無機酸(塩酸、硫酸、リン
酸)の濃厚水溶液と加温処理することにより、
OH基又はNH2基をベンゼン核に結有する本発明
化合物の一般式、a又はcの化合物を容易
に合成することができる。 前記に示したアシル化は酢酸、プロピオン酸、
酪酸又はカプロン酸などの低級脂肪酸の酸無水物
又は酸ハロゲナイドなどのアシル化剤を用いるこ
とにより容易に目的を達成することができる。 又、本発明化合物一般式、b及びeの
内、NH2基の1個;NH2基とOR3基又はNH2
とOCOR4基の2個を結有する本発明化合物群は、
それぞれ対応するNO2基をベンゼン核に結有す
るケイヒ酸、安息香酸又はα−C1〜C4のアルキル
ケイヒ酸のトリテルペンアルコールエステルを鉄
又は亜鉛と酸(塩酸、硫酸、酢酸)、スズ又は塩
化スズと濃硫酸などの還元法によりNO2基のみ
が選択的に還元されてNH2基となる。この金属
と酸の還元法のときには、トリテルペンアルコー
ル基中に存在する不飽和基は還元されないので最
良の還元法である。 次に、前記のアミノ化合物を通常の方法により
アシル化すると、それぞれ対応するところの
NHCOR3基の1個;NHCOR3基とOR3基又は
NHCOR3基とOCOR4基の2個を結有する本発明
化合物が容易に得られる。 作 用: 本発明化合物の毒性及び抗高脂血症の薬理試験
結果について、以下、詳細に説明する。 急性毒性試験: 体重30±2gのddy系雄マウス及び体重100±
2gのウイスター(Wistar)系雄ラツト各一群
5匹を用いて経口投与での急性毒性試験を行つ
た。 例えば、急性毒性試験を実施した本発明化合物
を下記に示す。 実施例 2 (シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3
−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 4 (シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 6 (24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒド
ロキシ−3−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エ
ステル)、 実施例 8 (シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−
メトキシ−α−エチルケイヒ酸エステル)、 実施例 28 (シクロブラノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 18 (シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−α−
エチルケイヒ酸エステル)、 実施例 34 (シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3
−プロポキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 55 (シクロアルテノール−4−アミノ−3−メ
トキシ安息香酸エステル)、 実施例 61 (シクロブラノール−5−アミノ−2−メト
キシ安息香酸エステル)、 実施例 77 (シクロアルテノール−4−アミノ−3−メ
トキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 65 (シクロアルテノール−4−アミノ−3−メ
トキシケイヒ酸エステル)、 実施例 93 (シクロアルテノール−p−アミノ−α−メ
チルケイヒ酸エステル)、 実施例 71 (シクロアルテノール−5−アミノ−2−エ
トキシケイヒ酸エステル)、 実施例 100 (シクロブラノール−m−アミノ−α−メチ
ルケイヒ酸エステル)、 実施例 79 (24−メチレンシクロアルタノール−4−ア
ミノ−3−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テル)、 実施例 85 (24−メチレンシクロアルタノール−5−ア
ミノ−2−プロポキシ−α−メチルケイヒ酸エ
ステル)、 実施例 59 (シクロアルテノール−5−アミノ−2−メ
トキシ安息香酸エステル)、 実施例 58 (シクロアルテノール−2−メトキシ−5−
ニトロ安息香酸エステル)、 実施例 66 (シクロブラノール−4−アミノ−3−メト
キシケイヒ酸エステル)、 実施例 83 (シクロアルテノール−5−アミノ−2−プ
ロポキシ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 101 (24−メチレンシクロアルタノール−m−ア
ミノ−α−メチルケイヒ酸エステル)、 実施例 1 (シクロアルテノール−3−メトキシ−4−
プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テル)、 実施例 5 (24−メチレンシクロアルタノール−3−メ
トキシ−4−プロピオニルオキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステル)、 の23種及び対照薬のシクロアルテノール、24−メ
チレンシクロアルタノール、シクロブラノール及
びγ−オリザノールの服用量を0.1g/Kgから6
g/Kgに増加して前記のマウス(0.1から5g/
Kg)及びラツト(2から6g/Kg)に咽喉さぐり
棒で強制投与によつて個々に投薬した。試験期間
中動物は動物室温度22〜23℃に維持し、投薬後14
日間観察した。投薬された服用量で死亡は全く認
められなかつた。投薬後の中毒症及び行動を経時
的に観察したが、正常動物群と何等の相違は認め
られなかつた。又、体重増加も正常動物群と差は
なかつた。試験後に実施した検視において主要器
管のいかなる部分にも何等巨視的障害は認められ
なかつた。従つて、本発明化合物は非常に低い毒
性のためにLD50値を決定することができなかつ
た。 抗高脂血症薬理試験のB方法: (1) 動物: 体重100±1gのWistar系雄性ラツトを使用
した。 (2) 飼 料: 普通食は日本クレア社製粉末飼料(CE−2)
とし、高脂血症食は普通食飼料にコレステロー
ル1%及びコール酸0.5%を添加した。薬物は
この高脂血症食飼料に各1%を添加してラツト
に投与した。 (3) 飼育条件: 1群8匹(ただし、高脂血症食コントロール
群のみ一群16匹)として各飼料で4週間飼育し
た。1ケージにラツト2匹を入れ、飼料及び水
は自由摂取とした。温度23±1℃及び湿度55±
5%の恒温恒湿で4週間飼育した。実験開始後
29日目(28日目の午後4時から29日の午前8時
までの16時間、水以外は絶食させた。)のラツ
トをペントバルビタールナトリウム〔商品名:
ネンブタール(Nembutal)〕を用いた麻酔下
で腹部下行大動脈より採血し、血清中のTC、
HDL−C、TG、PL、LPOを下記の方法によ
り測定した。 血清TC値の測定法: TCキツト−K(製造販売元:日本商事株式会
社)によつた。本測定原理は血清中のエステルコ
レステロールはコレステロールエステルヒドロラ
ーゼにより遊離コレステロールと脂肪酸に加水分
解し、遊離コレステロールのすべてをコレステロ
ールオキシダーゼにより酸化させてΔ4−コレス
テノンと過酸化水素を生成せしめる。生成した過
酸化水素とパーオキシダーゼによりフエノールと
4−アミノアンチピリンを酸化縮合させ、生成し
た赤色キノン色素を分光光度計500nmで比色定量
して吸光度を求めてTC値を測定する方法である。 使用呈色試液の調製: 呈色試薬:1バイアル(成分:コレステロールエ
ステラーゼ25000u、コレステロールオキシダ
ーゼ25u、パーオキシダーゼ3554u、4−アミ
ノアンチピリン20mg含む) 緩衝液:成分100ml中、フエノール33.3mg、リン
酸二水素カリウム489.9mg、無水リン酸一水素
ナトリウム908.5mgを精製水に溶解。 標準液:成分100ml中、コレステロール300mg含
む。 前記呈色試薬1バイアルを緩衝液160mlに溶解
したものを使用呈色試薬という。 検体の血清0.02mlに使用呈色試薬3.0mlを加え、
よく混和し、37℃で15分間加温後、分光光度計
500nmで吸光度を測定した値をEAとする。別個
に標準液0.02mlに使用呈色試液3.0mlを加え、よ
く混和し、37℃で15分間加温後、分光光度計
500nmで吸光度を測定した値をESとする。この
EA及びES共に使用呈色試液3.0mlの盲検を対照
に測定する。 TC値 mg/dl=EA/ES×300mg/dl 血清HDL−C値の測定法: HDL−Cキツト−N(製造販売元:日本商事株
式会社)によつて測定した。即ち血清中の超低比
重リポ蛋白(VLDL)、低比重リポ蛋白(LDL)
をカルシウムイオンの存在でヘパリンの作用によ
り沈澱物を形成せしめて、遠心分離し、上清中に
高比重リポ蛋白(HDL)を溶存させる。この分
画中のエステルコレステロールはコレステロール
エステルヒドロラーゼにより遊離コレステロール
と脂肪酸に加水分解し、すべての遊離コレステロ
ールはコレステロールオキシダーゼにより酸化し
てΔ4−コレステノンと過酸化水素を生成せしめ
る。生成した過酸化水素とパーオキシダーゼによ
りフエノールと4−アミノアンチピリンを酸化結
合させて生成した赤色キノン色素を分光光度計で
500nmにおける吸光度を測定することにより
HDL−Cの含量を求めた。 血清PL値の測定法: PLキツト−K(製造販売元:日本商事株式会
社)により測定した。血清中のレシチン、スフイ
ンゴミエリン、リゾレシチンはホスホリパーゼD
により、コリン、ホスフアチジン酸、N−アシル
スフインゴシルホスフエート及びリゾホスフアチ
ジン酸にそれぞれ分解される。生成したコリンは
コリンオキシダーゼにより酸化され定量的に過酸
化水素とベタインを生成する。この過酸化水素は
パーオキシダーゼによりフエノールと4−アミノ
アンチピリンを酸化縮合させて生成した赤色キノ
ン色素を分光光度計で500nmにおける吸光度を測
定することによりPLの含量を求めた。 血清TG値の測定法: 血清中のTGをアセチルアセトンを用いるトリ
グリセライドテストキツト(製造販売元:和光純
薬工業株式会社)により測定した。即ち、血清に
イソプロピルアルコールを加えて混合すると蛋白
は沈澱し、血清中の脂質ならびに糖などはイソプ
ロピルアルコールに移行させて吸着剤を加え、呈
色妨害物質を吸着させ、遠心分離したのち上清の
一部に水酸化カリウムを加えるとトリグリセライ
ドは鹸化され、グリセリンを遊離する。次に緩衝
液を加え、PH6にしたのち、メタ過ヨウ素ナトリ
ウム液を加えてグリセリンを1分子のギ酸と2分
子のホルムアルデヒドに酸化させる。生成したホ
ルムアルデヒドはアセチルアセトン及び緩衝液中
のアンモニアと反応して環状化合物の3,5−ジ
アセチル−1,4−ジヒドロルチジン(3,5−
diacetyl−1,4−dihydrolutidine)を生じ、こ
の黄色色素を分光光度計で410nmにおける吸光度
を測定することによりトリグリセライドの含量を
求めた。 血清LPO値の測定法: 八木式チオバルビツール酸法〔八木国夫
Biochem.Med.15巻、212頁(1976)、八木国夫
ビタミン49巻、403頁(1975)〕のLipoperoxide
テストキツト(製造販売元:和光純薬工業株式会
社)によつて測定した。即ち、生理食塩水1.0ml
に血清0.05mlを加え、ゆるやかに撹拌後、遠心分
離(3000rpm、10分間)し、上清0.5mlにN/12
硫酸4.0mlを加え、よく混合する。これに10%リ
ンタングステン酸水溶液0.5mlを加え、よく撹拌
し、室温に5分間放置したのち、遠心分離
(3000rpm、10分間)する。得た沈澱物をN/12
硫酸2.0mlと10%リンタングステン酸水溶液0.3ml
を加えて沈澱をミキサーでよく懸濁させる。次に
遠心分離(3000rpm、10分間)し、沈澱物に蒸留
水4.0mlを加えてミキサーでよく懸濁させる。次
にTBA試薬(50%酢酸溶液、2−チオバルビツ
ール酸を含有する)1.0mlを加えてよく混合し、
遠心管上端にガラス玉を置き、沸騰水浴中で60分
間加熱したのち、流水中で5分間冷却する。次に
n−ブタノール5.0mlを加え共栓をつけ、20秒間
ミキサーでよく混合し、抽出して遠心分離
(3000rpm、10分間)し、上層のn−ブタノール
層について螢光測定を行う。試薬盲検を用いて螢
光測定の零点を調整したのち、標準液(1,1,
3,3−テトラエトキシプロパン5nmol/ml)
0.1mlの螢光強度(F)ならびに検体の螢光強度(f)を
螢光光度計で励起波長515nm、螢光波長553nmに
よつて測定した。即ち、本法においてはLPOと
チオバルビツール酸との反応生成物がマロンジア
ルデヒドとチオバルビツール酸との反応生成物と
同じである。従つてLPOの濃度は、血清1ml中
のマロンジアルデヒド量として求めた。標準液は
定量的にマロンジアルデヒドを与える1,1,
3,3−テトラエトキシプロパン5nmol/mlの水
溶液であり、測定には標準液0.1mlを使用するの
で1,1,3,3−テトラエトキシプロパンは
0.5nmolを使用したことになり、従つてLPO含量
は次式により算出させる。 LPO含量(nmol/ml血清) =0.5×f/F×1.0/0.05×1.05/0.5=f/F×21 抗高脂血症の薬理試験結果: 高コレステロール食又は普通食負荷ラツトを用
い、血清脂質及び血清過酸化脂質に対する代表的
本発明化合物即ち、急性毒性と同じ化合物の活性
作用について報告する。 対照薬として用いたシクロアルテノール、24−
メチレンシクロアルタノール及びシクロブラノー
ルの抗高脂血症試験の結果は表−1及び表−2に
示した。これらの効果についての説明は前記し
た。 又、B法による本発明化合物及び対照薬として
シクロアルテノール、シクロブラノール、24−メ
チレンシクロアルタノール及びγ−オリザノール
の抗高脂血症効果を表−3〜表−8に示した。 普通食を投与したコントロール群は、高脂血症
飼料を投与したコントロール群に対し、TC、PL
及びLPOについて例外なく有意(P<0.001)な
低下を示し、一方、HDL−Cは有意(P<
0.001)な増加を示した。然し、TGについては低
下傾向を示したが、有意差は認められなかつた。 高脂血症飼料中に本発明化合物又は対照薬を添
加した群は、高脂血症飼料を投与したコントロー
ル群に対し明らかに血清脂質成分の改善が認めら
れた。特に、本発明化合物群は対照薬群より明ら
かに血清脂質のTC、HDL−C、PL、LPOの2
以上の成分を改善した。 即ちTCについては、対照薬のトリテルペンア
ルコール及びγ−オリザノールは高脂血症飼料を
投与したコントロール群に対し、有意(P<
0.01)な低下を認めた。これに対し、本発明化合
物の実施例2、4、6、77、93、100、79、85、
59、66、83及び101は、有意(P<0.001)な低下
を認め、又、実施例8、28、18、34、55、61、
65、71、58、1及び5の化合物は有意(P<
0.01)な低下を認めた。 HDL−Cについては、対照薬のシクロアルテ
ノールが有意(P<0.01)な低下を示したが、シ
クロブラノール、24−メチレンシクロアルタノー
ル及びγ−オリザノールは僅少な増加乃至減少傾
向を示したが、有意差は認められなかつた。これ
に対し、本発明化合物の実施例2、4、6、28、
34、55、61、77、65、93、100及び101は有意(P
<0.001)な上昇を認め、実施例8、18、71、79、
85、59、66、83、1及び5の化合物は有意(P<
0.01)な上昇を認め、実施例58の化合物は有意
(P<0.05)な上昇を認めた。特に注目すべきこ
とは、実施例4、6、28、55、61、58、66、83及
び101の化合物は普通食投与群よりも顕著な上昇
を認めたことである。 AIについては、対照薬及び本発明化合物とも
に低下傾向を示すが、特に本発明化合物は顕著な
低下を示した。 TGについては、対照薬及び本発明化合物とも
に僅少乃至ある程度の低下傾向を示したが、有意
差は認められなかつた。 PLについては、対照薬は僅少な低下傾向を示
したが、有意な低下ではなかつた。これに対し、
本発明化合物の実施例2、4、6、28、34、59、
83及び101の化合物は有意(P<0.001)な低下を
示し、実施例8、18、77、93、100、79、85、58、
66、1及び5の化合物は有意(P<0.01)な低下
を示し、実施例55、61、65及び71の化合物は有意
(P<0.05)な低下を認めた。 LPOについては、対照薬のγ−オリザノール
は有意(P<0.01)な低下を示し、3種のトリテ
ルペンアルコールは有意な低下ではないが、明ら
かな低下傾向を示した。これに対し、本発明化合
物の実施例2、4、6、8、28、18、34、77、
93、100、71、79、85、59、66、83及び101は有意
(P<0.001)な低下を認め、実施例55、61、65、
58、1及び5の化合物は有意(P<0.01)な低下
を認めた。 前記に示すように、本発明化合物は多くの場
合、HDL−Cが明らかに増加する一方、TC、
AI、PL、LPOについて明らかな低下傾向が認め
られた。即ち、本発明化合物は遊離のトリテルペ
ンアルコール単味投与に比較して、抗高脂血症活
性が相乗的効果であることは明らかである。 本抗高脂血症試験におけるラツトの体重増加例
を表−9及び10に示した。普通食投与群の体重増
加は、高脂血症食を投与したコントロール群に対
し有意(P<0.001)な上昇を示した。対照薬及
び本発明化合物を高脂血症食に添加した投与群
は、高脂血症食投与群よりも若干僅少な増加傾向
を示したが、有意差は認められなかつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明化合物を添加した飼料の消費量から略算
すると、本発明化合物をラツト1匹当り最大時
210mgを投与したことになる。例えばシクロアル
テノール−4−ヒドロキシ−3−メトキシ−α−
メチルケイヒ酸エステル(実施例2)、シクロブ
ラノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシ−α−
メチルケイヒ酸エステル(実施例28)、シクロブ
ラノール−5−アミノ−2−メトキシ安息香酸エ
ステル(実施例61)、シクロアルテノール−p−
アミノ−α−メチルケイヒ酸エステル(実施例
93)及びシクロブラノール−m−アミノ−α−メ
チルケイヒ酸エステル(実施例100)の各210mg中
に結合する遊離状の4−ヒドロキシ−3−メトキ
シ−α−メチルケイヒ酸は70.8mg、3−エトキシ
−4−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸は72.5
mg、5−アミノ−2−メトキシ安息香酸は59.4
mg、p−アミノ−α−メチルケイヒ酸は63.4mg、
m−アミノ−α−メチルケイヒ酸は62.0mgであ
る。 これらの各遊離有機酸を高脂血症飼料中に添加
した飼料を本抗高脂血症試験B法同様に投与して
効果をみたが、これらの有機酸は前記の62.0〜
72.5mgの投与量では抗高脂血症効果は全く認めら
れなかつた。即ち、本発明化合物の効果はトリテ
ルペンアルコール有機酸エステルが加水分解され
て遊離した有機酸に起因するものでないことが証
明された。 本発明化合物の内、抗高脂血症剤として最も好
ましいものは、ヒドロキシ基又はアミノ基の1個
をベンゼン核に結有するα−炭素数1〜4のケイ
ヒ酸;炭素数1〜4のアルコキシ基とヒドロキシ
基又は炭素数1〜4のアルコキシ基とアミノ基の
2個をベンゼン核に結有するα−炭素数1〜4の
ケイヒ酸、ケイヒ酸又は安息香酸のトリテルペン
アルコールのエステルである。 本発明の化合物群は臨床治療用として投与する
ときの形態は経口剤又は非経口剤のいずれでもよ
いが、特に経口投与が好ましい。本発明化合物の
経口用の剤形としては、適当な医薬担体と混合し
て錠剤、顆粒剤、散剤(粉剤)、コーテイング剤、
糖衣錠、カプセル剤、乳剤などの製剤が用いられ
る。医薬担体としては、例えば賦形剤として乳
糖、白糖、マニトール、ブトウ糖、デン粉、ソル
ビトール、グリシン、リン酸カリウム、微結晶セ
ルロースなど;結合剤としてデン粉、ゼラチン、
アラビアゴム、ブトウ糖、白糖、ソルビトール、
マニトール、トラガント、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロポキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、2−メチル−
5−ビニルピリジン−メタアクリル酸−アクリル
酸メチルエステル共重合体、ポリビニルピロリド
ン、アルギン酸ナトリウムなど;滑沢剤としてス
テアリン酸、硬化油、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ポリオキシエチレ
ンモノステアレート、タルク、酸化ケイ素、ポリ
エチレングリコールなど;崩壊剤としてバレイシ
ヨデン粉、界面活性剤などを含むデン粉;湿潤剤
としてラウリル硫酸ナトリウム等があげられる。
更に非経口的に投与する場合には、筋肉注射薬、
坐剤としても用いることができる。特に坐剤の基
剤としてカカオ脂、ウイテプソール
(Witepsol)、サバナール(Subanal)、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、グ
リセロゼラチン、ゼラチンカプセルなどが用いら
れる。その他、メチルパラヒドロキシベンゾエー
ト、プロピルパラヒドロキシベンゾエート、ブチ
ルパラヒドロキシベンゾエート、ブチルヒドロキ
シアニソールなど公知の安全な防腐剤、その他の
安全な色素を配合して用いる。 本発明の化合物の投与量は、投与方法、患者の
年齢、体重、状態及び疾患の種類によつても変動
するが、通常ヒトに一日当り0.01gから5g程度
が好ましい。最も好ましいのは0.02gから1.5g
である。 本発明に示す新規なトリテルペンアルコール有
機酸エステルは、好ましいトリテルペンアルコー
ル有機酸エステルの代表として前記したシクロア
ルテノール、シクロブラノール及び24−メチレン
シクロアルタノール有機酸エステルを用いたもの
であり、それら以外のラノステロール、ラノステ
ノール、アグノステロール、シクロサドール
(3β−ヒドロキシ−24−メチレン−9,19−シク
ロ−9β−ラノスタ−23−エン)、ジヒドロアグノ
ステロール、シクロラウデノール、シクロアルタ
ノール、シクロユーカレノール、ユーホール、ブ
チロスパーモール、チルカロール、ユーホルボー
ル、ダマラジエノールなどのトリテルペンアルコ
ールの本発明に示す構造の有機酸エステルも含
む。これらは、抗高脂血症剤として好ましい。又
トリテルペンアルコールと構造類似のステロール
類、例えばジヒドロ−β−シトステロール、ジヒ
ドロ−γ−シトステロール、カンペステロール、
β−シトステロール、γ−シトステロール、スチ
グマステロール、24−メチレンコレステロール、
エピステロール、22−ジヒドロエルゴステロール
などの本発明に示す有機酸のエステル類は抗高脂
血症剤として同じ効果を示すことが期待できる。
本発明化合物は単味で用いることが最も好まし
く、又、2種以上の混合物として用いることもで
きる。 実施例 1 シクロアルテノール−3−メトキシ−4−プロ
ピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステル
の製法 3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−
メチルケイヒ酸72.0g(0.272モル)にトルエン
400ml、塩化チオニル40.0ml(2当量)、ジメチル
ホルムアミド0.5mlを加え60℃にて1.5時間反応さ
せた。反応液を減圧濃縮後ジオキサン100mlを加
え0℃で撹拌し、そこへピリジン300mlに溶解さ
せたシクロアルテノール80.0g(0.187モル)を
加え、さらに60℃にて3時間加熱撹拌した。反応
終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣を800
mlのクロロホルムに溶解後、飽和重曹水500mlで
洗浄した。水層をクロロホルム500mlずつを用い
てさらに2回抽出し、得られた全クロロホルム層
を乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイー〔溶媒ヘキサン−塩化メチレン、
(5:1)〕にて精製することによりシクロアルテ
ノール−3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ
−α−メチルケイヒ酸エステル110gを得た。 収率87.1%、融点130〜131℃ 比旋光度〔α〕19 D+41.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H64O5 分子量672.95として 計算値(%):C 78.53 H 9.59 実測値(%):C 78.59 H 9.52 IRν、KBr(cm-1):2920、2850、1765、1710、
1630、1600、1510、1240、1140、1110. PMR(CDCl3)δ:0.39(1H、1/2ABq,4.2Hz)、
0.60(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.60〜2.20(27H,
m)、0.90(9H,s)、0.98(6H,s)、1.27(3H,
t,7.2Hz、1.58(3H,bs)、1.68(3H,bs)、
2.12(3H,d,1.2Hz)、2.62(2H,q,7.2Hz)、
3.80(3H,s)、4.50〜5.30(2H,m)、6.80〜
7.70(4H,m). 実施例 2 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシ−α−メチルケイヒ酸エステル(別名:
シクロアルテノール−α−メチルフエルラ酸エ
ステル)の製法 実施例1の方法により得たシクロアルテノール
−3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−
メチルケイヒ酸エステル84.0g(0.125モル)を
1000mlのジオキサンに溶解後、25%アンモニア水
200mlを加え50℃で2時間加熱撹拌した。反応終
了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣を500ml
のクロロホルムに溶解し、飽和食塩水500mlにて
洗浄した。水層をさらに300mlのクロロホルムに
て2回抽出し、全クロロホルム層を集め乾燥後、
減圧濃縮し、残渣を塩化メチレン−メタノール
(1:4)にて再結晶することによりシクロアル
テノール−4−ヒドロキシ−3−メトキシ−α−
メチルケイヒ酸エステル(シクロアルテノール−
α−メチルフエルラ酸エステル)を73.0g得た。 収率94.8%、融点143〜144℃ 比旋光度〔α〕19 D+44.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C41H60O4 分子量616.93として 計算値(%):C 79.82 H 9.80 実測値(%):C 79.88 H 9.81 IRν、KBr(cm-1):3400、2900、2850、1695、
1690、1625、1600、1510、1250、1110. PMR(CDCl3)δ:0.38(1H、1/2ABq,4.2Hz)、
0.59(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.60〜2.30(27H,
m)、0.88(6H,s)、0.97(6H,s)、1.60(3H,
bs)、1.66(3H,bs)、2.12(3H,d,1.2Hz)、
3.88(3H,s)、4.50〜5.30(2H,m)5.80(1H,
bs)、6.70〜7.70(4H,m). 実施例 3 シクロブラノール−3−メトキシ−4−プロピ
オニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの
製法 3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−
メチルケイヒ酸15.59g(0.59モル)をトルエン
50mlに懸濁し、、塩化チオニル20ml(4.6当量)と
ジメチルホルムアミド5滴を加え60℃にて2時間
撹拌した。反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣
を再びトルエン150mlと無水ピリジン30mlに懸濁
させ、シクロブラノール20g(0.045モル)を加
え60℃にて2時間撹拌した。反応終了後、減圧下
に溶媒を留去し、残渣をクロロホルム300mlで抽
出した。クロロホルム層を水洗後、乾燥し減圧留
去した。残渣をエタノール50mlで洗浄し、次にア
セトン−水(19:1)から再結晶し、シクロブラ
ノール−3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ
−α−メチルケイヒ酸エステル24.69gを得た。 収率79.2%、融点146〜147℃ 比旋光度〔α〕19 D+39.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H66O5 分子量686.98として 計算値(%):C 78.67 H 9.68 実測値(%):C 78.75 H 9.62 IRν、KBr(cm-1):3400、2590、2850、1760、
1710、1630、1600、1240、1150、1120. PMR(CDCl3)δ:0.37(1H、1/2ABq,4.8Hz)、
0.62(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.70〜2.22(27H,
m)、0.92(6H,s)、0.99(6H,s)、1.29(3H,
t,7.2Hz)、1.64(9H,s)、2.14(3H,d,1.2
Hz)、2.63(2H,q,7.2Hz)、3.84(3H,s)、
4.48〜4.88(1H,m)、6.80〜7.08(3H,m)、
7.59(1H,q,1.2Hz). 実施例 4 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−メト
キシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 実施例3の方法にて得たシクロブラノール−3
−メトキシ−4−プロピオニル−α−メチルケイ
ヒ酸エステル24.69g(0.036モル)をジオキサン
400mlに溶解し、25%アンモニア水40mlを滴下後、
50℃にて2時間撹拌した。反応終了後、減圧下に
溶媒を留去し、残渣をエタノールで洗浄し、次に
アセトン−水(19:1)から再結晶し、シクロブ
ラノール−4−ヒドロキシ−3−メトキシ−α−
メチルケイヒ酸エステル21.72gを得た。 収率95.8%、融点185〜186℃ 比旋光度〔α〕20 D+43.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C42H62O4 分子量630.92として 計算値(%):C 79.95 H 9.91 実測値(%):C 79.96 H 9.98 IRν、KBr(cm-1):3380、2920、2850、1693、
1600、1510、1285、1250、1120、 PMR(CDCl3)δ:0.36(1H、1/2ABq,4.8Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.76〜2.30(27H,
m)、0.91(6H,s)、0.99(6H,s)、1.63(9H,
s)、2.14(3H,d,1.2Hz)、3.90(3H,s)、
4.48〜4.84(1H,m)、5.84(1H,bs)、6.80〜
6.98(3H,m)、7.55(1H,q,1.2Hz). 実施例 5 24−メチレンシクロアルタノール−3−メトキ
シ−4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイ
ヒ酸の製法 3−メトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−
メチルケイヒ酸0.8g(0.003モル)をトルエン2
mlに懸濁し、塩化チオニル0.5ml(2.2当量)とジ
メチルホルムアミド2滴を加え60℃にて2時間撹
拌した。反応後、減圧下に溶媒を留去し残渣を再
びトルエン2mlと無水ピリジン1mlに懸濁させ、
24−メチレンシクロアルタノール1g(0.0023モ
ル)を加え60℃にて2時間撹拌した。反応終了
後、減圧下に溶媒を留去し残渣をクロロホルム20
mlで抽出した。クロロホルム層を洗浄後、乾燥
し、減圧留去した。残渣をエタノール5mlで洗浄
した後、アセトン−メタノール(1:1)から再
結晶し、24−メチンレシクロアルタノール−3−
メトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステル1.35gを得た。 収率86.1%、融点134〜135℃ 比旋光度〔α〕19 D+41.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析値 C45H66O5 (分子量686.98として) 計算値(%):C 78.67 H 9.68 実測値(%):C 78.75 H 9.62 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2850、1760、
1700、1240、1115. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H、1/2ABq,4.2Hz)、
0.61(1/2ABq,4.2Hz)、0.70〜2.22(34H,m)、
0.88(6H,s)、0.96(6H,s)、1.26(3H,t,
7.2Hz)、2.11(3H,d,1.2Hz)、2.60(2H,d,
7.2Hz)、3.80(3H,s)、4.44〜4.86(1H,m)、
4.86〜5.26(2H,m)、6.76〜7.08(3H,m)、
7.55(1H,q,1.2Hz). 実施例 6 24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロ
キシ−3−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テルの製法 実施例5の方法で得た24−メチレンシクロアル
タノール−3−メトキシ−4−プロピオニルオキ
シ−α−メチルケイヒ酸エステル1.35g(0.002
モル)をジオキサン20mlに溶解し、25%アンモニ
ア水2mlを滴下後、50℃にて2時間撹拌した。反
応終了後、減圧下に溶媒を留去し残渣をエタノー
ルで洗浄し、次ぎにエタノールから再結晶し、24
−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロキシ
−3−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エステル
1.02gを得た。 収率82.2%、融点144〜145℃ 比旋光度〔α〕20 D+44.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H62O4 (分子量630.92として) 計算値(%):C 79.95 H 9.91 実測値(%):C 79.99 H 9.84 IRν、KBr(cm-1):3400、2900、2850、1690、
1600、1510、1250、1110. PMR(CDCl3)δ:0.37(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.70〜2.21(34H,
m)、0.89(6H,s)、0.98(6H,s)、2.14(3H,
d,1.2Hz)、3.88(3H,s)、4.50〜4.88(1H,
m)、4.88〜5.28(2H,m)、5.80(1H,bs)、
6.82〜7.10(3H,m)、7.59(1H,q,1.2Hz). 実施例 7 シクロアルテノール−4−ブチリルオキシ−3
−メトキシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製
法 4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチ
ルケイヒ酸18.0g(0.062モル)のベンゼン40ml
溶液を0℃に冷やし、塩化チオニル15.0ml(3.3
当量)を滴下した。この混合物を60℃にて2時間
加熱した。反応後過剰の塩化チオニル及び溶媒を
減圧下に留去し、ピリジン10ml及びジオキサン40
mlを加え、0℃に冷やしながらシクロアルテノー
ル17.5g(0.041モル)を含むピリジン30ml溶液
を滴下した。この混合物を20℃にて一夜撹拌し
た。反応後溶媒を減圧下に留去し、残渣をクロロ
ホルム200mlで抽出し、クロロホルム層を減圧下
に濃縮し、得られた粗結晶をアセトン−メタノー
ル(1:1)より再結晶し、シクロアルテノール
−4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチ
ルケイヒ酸エステルを収量22.4gで得た。 収率77.9%、融点118.5〜119.5℃ 比旋光度〔α〕20 D+35.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C46H68O5 (分子量701.00として) 計算値(%):C 78.81 H 9.78 実測値(%):C 78.72 H 9.86 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2800、1700、
1600、1510、1230、1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.52〜2.26(29H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.90(6H,s)、0.96(6H,s)、1.04(3H,
t,7.2Hz)、1.18(3H,t,7.2Hz)、1.60(3H,
s)、1.66(3H,s)、2.26〜2.82(4H,m)、
3.79(3H,s)、4.50〜4.88(1H,m)、4.88〜
5.28(1H,m)、6.70〜7.12(3H,m)、7.48〜
7.68(1H,m). 実施例 8 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 実施例7の方法にて得たシクロアルテノール−
4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチル
ケイヒ酸エステル22.0g(0.0314モル)をジオキ
サン200mlに溶解させ、25%濃アンモニア水20ml
を滴下した。この混合物を50℃で5時間加熱し
た。反応後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をクロ
ロホルム200mlで抽出し、クロロホルム層を減圧
下に濃縮し、得られた粗結晶をアセトン−メタノ
ール(1:1)より再結晶し、シクロアルテノー
ル−4−ヒドロキシ−3−メトキシ−α−エチル
ケイヒ酸エステルを収量17.2gで得た。 収率86.8%、融点136〜137℃ 比旋光度〔α〕20 D+41.5゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C42H62O4 (分子量630.92として) 計算値(%):C 79.95 H 9.96 実測値(%):C 79.90 H 9.83 IRν、KBr(cm-1):3400、2830、1700、1595、
1510、1240、1120. PMR(CDCl3)δ:0.35(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.50〜2.18(27H,m)、0.60(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.89(6H,s)、0.95(6H,s)、1.19(3H,
t,7.2Hz)、1.57(3H,s)、1.65(3H,s)、
2.56(2H,bq,7.2Hz)、3.87(3H,s)、4.47〜
4.85(1H,m)、4.85〜5.24(1H,m)、5.76
(1H,bs)、6.96〜7.09(3H,m)、7.24〜7.64
(1H,m). 実施例 9 シクロブラノール−4−ブチリルオキシ−3−
メトキシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチ
ルケイヒ酸18.0g(0.062モル)をベンゼン40ml
に溶解した溶液を0℃に冷やし、塩化チオニル
15.0ml(3.3当量)を滴下した。この混合物を60
℃にて2時間加熱撹拌後、過剰の塩化チオニル及
び溶媒を減圧下に留去し、ピリジン40ml及びジオ
キサン40mlを加え、0℃に冷やしながらシクロブ
ラノール18.1g(0.041モル)を加えた。この混
合物を20℃にて一夜撹拌した。反応後溶媒を減圧
下に留去し、残渣をクロロホルム200mlで抽出し、
クロロホルム層を減圧下に濃縮し、得られた粗結
晶をアセトン−エタノール(1:1)より再結晶
し、シクロブラノール−4−ブチリルオキシ−3
−メトキシ−α−エチルケイヒ酸エステルを収量
22.3gで得た。 収率76.0%、融点138〜139℃ 比旋光度〔α〕20 D+33.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C47H70O5 (分子量715.03として) 計算値(%):C 78.94 H 9.87 実測値(%):C 78.89 H 9.88 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2850、1760、
1710、1625、1510、1230、1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.52〜2.22(29,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.8
Hz)、0.92(6H,s)、0.97(6H,s)、1.03(3H,
t,7.2Hz)、1.18(3H,t,7.2Hz)、1.60(9H,
s)、2.22〜2.82(4H,m)、3.81(3H,s)、4.48
〜4.90(1H,m)、6.70〜7.18(3H,m)、7.40〜
7.64(1H,m). 実施例 10 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−メト
キシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 実施例9の方法にて得たシクロブラノール−4
−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチルケ
イヒ酸エステル21.3g(0.0298モル)をジオキサ
ン200mlに溶解させ、25%濃アンモニア水20mlを
滴下した。この混合物を50で5時間加熱撹拌後、
溶媒を減圧下に留去し、残渣をクロロホルム200
mlで抽出した。クロロホルム層を減圧下に濃縮
し、得られた粗結晶をエタノールより再結晶し、
シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−メトキ
シ−α−エチルケイヒ酸エステルを収量17.1gで
得た。 収率88.9%、融点156〜157℃ 比旋光度〔α〕20 D+37.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.13 H 10.12 IRν、KBr(cm-1):3400、2930、1696、1235、
1130. PMR(CDCl3)δ:0.38(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.52〜2.22(27H,m)、0.62(1H,1/2ABq,4.8
Hz)、0.91(6H,s)、0.97(6H,s)、1.21(3H,
t,7.2Hz)、1.62(9H,s)、2.57(2H,bq,7.2
Hz)、3.98(3H,s)、4.48〜4.86(1H,m)、
5.78(1H,bs)、6.70〜7.00(3H,m)、7.53
(1H,m). 実施例 11 シクロアルテノール−4−プロピオニルオキシ
−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸
17.6g(0.075モル)をベンゼン40mlに溶解した
溶液を0℃に冷やし、それに塩化チオニル18.1ml
(3.3当量)及びジメチルホルムアルデヒド0.5ml
を滴下した。この混合物を60℃にて2時間加熱撹
拌後、過剰の塩化チオニル及び溶媒を減圧下に留
去し、ジオキサン40ml及びピリジン10mlを加え、
0℃に冷やしながらシクロアルテノール21.3g
(0.050モル)を溶解したピリジン40ml溶液を滴下
した。この混合物を20℃にて一夜撹拌した。反応
後溶媒を減圧下に留去し、残渣をクロロホルム
200mlで抽出し、クロロホルム層を減圧下に濃縮
し、得られた粗結晶をアセトン−エタノール
(1:2)より再結晶し、シクロアルテノール−
4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エ
ステルを収量27.0gで得た。 収率83.9%、融点87〜88℃ 比旋光度〔α〕19 D+45.9゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H62O4 (分子量642.93として) 計算値(%):C 80.33 H 9.72 実測値(%):C 80.31 H 9.79 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2850、1760、
1700、1260、1215、1115. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.52〜2.20(27H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.89(6H,s)、0.97(6H,s)、1.25(3H,
t,7.2Hz)、1.57(3H,s)、1.65(3H,s)、
2.10(3H,d,1.2Hz)、2.58(2H,q,7.2Hz)、
4.28〜4.84(1H,m)、4.92〜5.24(1H,m)、
6.92〜7.09(2H,m)、7.11〜7.50(2H,m)、
7.50〜7.70(1H,m). 実施例 12 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−α−メ
チルケイヒ酸エステルの製法 実施例11の方法で得たシクロアルテノール−4
−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テル27.0g(0.042モル)をジオキサン200mlに溶
解させ、25%アンモニア水20mlを滴下した。この
混合物を50℃で2時間加熱した。反応後、溶媒を
減圧下に留去し、残渣をクロロホルム200mlで抽
出し、クロロホルム層を減圧下に濃縮し、得られ
た粗結晶をエタノールより再結晶し、シクロアル
テノール−4−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸
エステルを収量20.5gで得た。 収率83.1%、融点190〜191℃ 比旋光度〔α〕19 D+45.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C40H58O3 (分子量586.86として) 計算値(%):C 81.86 H 9.96 実測値(%):C 81.77 H 9.99 IRν、KBr(cm-1):3400、2992、2985、1700、
1675、1600、1510、1260、1200、1170、1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.52〜2.24(27H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.90(6H,s)、0.98(6H,s)、1.61(3H,
s)、1.64(3H,s)、2.13(3H,d,1.2Hz)、
4.50〜4.88(1H,m)、4.88〜5.24(1H,m)、
5.88〜6.60(1H,m)、6.68〜7.12(2H,m)、
7.12〜7.50(1H,m)、7.50〜7.68(1H,m). 実施例 13 シクロブラノール−4−プロピオニルオキシ−
α−メチルケイヒ酸エステルの製法 4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸
17.6g(0.075モル)をベンゼン40mlに溶解し、
その溶液を0℃に冷却しながら、塩化チオニル
18.1ml(3.3当量)及びジメチルホルムアルデヒ
ド0.5mlを滴下した。この混合物を60℃にて2時
間加熱撹拌後、過剰の塩化チオニル及び溶媒を減
圧下に留去し、ジオキサン20ml及びピリジン40ml
を加え、0℃に冷却しながらシクロブラノール
22.0g(0.050モル)を加えた。この混合物を20
℃にて一夜撹拌した。反応後溶媒を減圧下に留去
し、クロロホルム200mlで抽出し、クロロホルム
層を減圧下に濃縮し、得られた粗結晶をアセトン
−メタノール(1:1)より再結晶し、シクロブ
ラノール−4−プロピオニルオキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステルを収量26.3gで得た。 収率80.0%、融点107〜108℃ 比旋光度〔α〕19 D+34.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H64O4 (分子量656.95として) 計算値(%):C 80.44 H 9.82 実測値(%):C 80.39 H 9.77 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2850、1860、
1710、1630、1260、1200、1165、1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.74〜2.32(27H,
m)、0.89(6H,s)、0.96(6H,s)、1.26(3H,
t,7.2Hz)、1.61(9H,s)、2.10(3H,d,1.2
Hz)、2.58(2H,q,7.2Hz)、4.46〜4.86(1H,
m)、6.90〜7.52(4H,m)、7.52〜7.70(1H,
m). 実施例 14 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−α−メチ
ルケイヒ酸エステルの製法 実施例13の方法で得たシクロブラノール−4−
プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステ
ル26.3g(0.040モル)をジオキサン200mlに溶解
させ、25%アンモニア水20mlを滴下した。この混
合物を50℃で2時間加熱撹拌後、溶媒を減圧下に
留去した。残渣をクロロホルム200mlで抽出し、
クロロホルム層を減圧下に濃縮し、得られた粗結
晶をアセトン−メタノール(1:1)より再結晶
し、シクロブラノール−4−ヒドロキシ−α−メ
チルケイヒ酸エステルを収量20.7gで得た。 収率83.1%、融点203〜204℃ 比旋光度〔α〕19 D+46.0゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C41H60O3 (分子量600.89として) 計算値(%):C 81.95 H 10.07 実測値(%):C 81.99 H 10.07 IRν、KBr(cm-1):3400、2920、2850、1780、
1605、1510、1265、1265、1170、1125. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.80〜2.33(27H,
m)、0.90(6H,s)、0.98(6H,s)、1.60(9H,
s)、2.12(3H,d,1.2Hz)、4.08〜4.88(1H,
m)、5.56〜5.80(1H,m)、6.70〜6.92(2H,
m)、7.12〜7.44(2H,m)、7.58(1H,q,1.2
Hz). 実施例 15 24−メチレンシクロアルタノール−4−プロピ
オニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの
製法 実施例13の方法にてシクロブラノールの代りに
24−メチレンシクロアルタノールを用いた以外
は、同じ操作法により24−メチレンシクロアルタ
ノール−α−メチルケイヒ酸エステル25.8gを得
た。 収率78.5%、融点94〜95℃ 比旋光度〔α〕19 D+44.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H64O4 (分子量656.95として) 計算値(%):C 80.44 H 9.82 実測値(%):C 80.48 H 9.78 実施例 16 24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロ
キシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 実施例15の方法で得た24−メチレンシクロアル
タノール−4−プロピオニルオキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステル24.0g(0.036モル)をジオキ
サン200mlに溶解させ、25%アンモニア水20mlを
滴下した。この混合物を50℃で2時間加熱撹拌
後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をクロロホルム
200mlで抽出し、クロロホルム層を減圧下に濃縮
し、得られた粗結晶をアセトン−メタノール
(1:1)から再結晶し24−メチレンシクロアル
タノール−4−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸
エステルを収量19.4gで得た。 収率89.6%、融点195〜196℃ 比旋光度〔α〕19 D+43.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C41H60O3 (分子量600.89として) 計算値(%):C 81.95 H 10.07 実測値(%):C 81.90 H 10.14 実施例 17 シクロアルテノール−4−ブチリルオキシ−α
−エチルケイヒ酸エステルの製法 4−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸3.50
g(0.0133モル)をベンゼン7mlに溶解した溶液
を0℃に冷却し、これに塩化チオニル4.8ml(5
当量)を滴下した。この混合物を60℃にて2時間
加熱撹拌後、過剰の塩化チオニル及び溶媒を減圧
下に留去し、ピリジン10mlを加え、0℃に冷却し
ながらシクロアルテノール2.85g(0.0067モル)
を含むピリジン10ml溶液を滴下した。この混合物
を20℃にて一夜撹拌した。反応後溶媒を減圧下に
留去し、残渣をクロロホルム40mlで抽出し、クロ
ロホルム層を減圧下に濃縮し、得られた粗結晶を
アセトン−エタノール(1:1)より再結晶し、
シクロアルテノール−4−ブチリルオキシ−α−
エチルケイヒ酸エステルを収量3.63gで得た。 収率80.7%、融点88〜89℃ 比旋光度〔α〕20 D+41.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H66O4 (分子量670.98として) 計算値(%):C 80.55 H 9.92 実測値(%):C 80.64 H 9.84 IRν、KBr(cm-1):3400、2940、2860、1760、
1710、、1240、1200、1170、1125. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.52〜2.22(29H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.90(6H,s)、0.96(6H,s)、1.03(3H,
t,7.2Hz)、1.18(3H,t,7.2Hz)、1.58(3H,
s)、1.66(3H,s)、2.22〜2.80(4H,m)、
4.42〜4.88(1H,m)、4.88〜5.24(1H,m)、
6.89〜7.18(2H,m)、7.18〜7.46(2H,m)、
7.46〜7.64(1H,m). 実施例 18 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−α−エ
チルケイヒ酸エステルの製法 実施例17の方法で得たシクロアルテノール−4
−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸エステル
2.00g(0.003モル)をジオキサン20mlに溶解さ
せ、25%アンモニア水2mlを滴下した。この混合
物を50℃で5時間加熱した。反応後、溶媒を減圧
下に留去し、残渣をクロロホルム20mlで抽出し、
クロロホルム層を減圧下に濃縮し、得られた粗結
晶をアセトンより再結晶し、シクロアルテノール
−4−ヒドロキシ−α−エチルケイヒ酸エステル
を収量1.68gで得た。 収率93.2%、融点162.5〜163℃ 比旋光度〔α〕20 D+46.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C41H60O3 (分子量600.89として) 計算値(%):C 81.95 H 10.07 実測値(%):C 81.88 H 10.12 IRν、KBr(cm-1):3300、2920、2800、1760、
1710、1625、1500、1280、1240、1200、1165、
1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.52〜2.22(27H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.2
Hz)、0.90(6H,s)、0.96(6H,s)、1.19(3H,
t,7.2Hz)、1.60(3H,s)、1.67(3H,s)、
2.57(2H,bq,7.2Hz)、4.47〜4.88(1H,m)、
4.92〜5.32(1H,m)、6.43〜6.67(1H,m)、
6.68〜7.04(2H,m)、7.12〜7.48(2H,m)、
7.52〜7.69(1H,m). 実施例 19 シクロブラノール−4−ブチリルオキシ−α−
エチルケイヒ酸エステルの製法 4−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸5.25
g(0.02モル)をベンゼン10mlに溶解し、その溶
液を0℃に冷却しながら、塩化チオニル7.3ml
(5当量)を滴下した。この混合物を60℃にて2
時間加熱撹拌後、過剰の塩化チオニル及び溶媒を
減圧下に留去し、残渣にピリジン40mlを加え、0
℃に冷却しながらシクロブラノール4.41g
(0.001モル)を加えた。この混合物を20℃にて一
夜撹拌した。反応後溶媒を減圧下に留去し、残渣
をクロロホルム60mlで抽出し、クロロホルム層を
減圧下に濃縮し、得られた粗結晶をアセトン−エ
タノール(1:1)より再結晶し、シクロブラノ
ール−4−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸
エステルを収量4.80gで得た。 収率70.1%、融点117.5〜118℃ 比旋光度〔α〕20 D+38.6゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C46H68O4 (分子量685.00として) 計算値(%):C 80.65 H 10.01 実測値(%):C 80.59 H 10.06 IRν、KBr(cm-1):3400、2900、2850、1770、
1710、1625、1510、1230、1120. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.52〜2.24(29H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.8
Hz)、0.90(6H,s)、0.96(6H,s)、1.03(3H,
t,7.2Hz)、1.18(3H,t,7.2Hz)、1.59(9H,
s)、2.24〜2.82(4H,m)、4.48〜4.84(1H,
m)、6.90〜7.18(2H,m)、7.18〜7.48(2H,
m)、7.48〜7.68(1H,m). 実施例 20 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−α−エチ
ルケイヒ酸エステルの製法 実施例19の方法にて得たシクロブラノール−4
−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸エステル
4.11g(0.0060モル)をジオキサン30mlに溶解さ
せ、25%濃アンモニア水3mlを滴下した。この混
合物を50℃で5時間加熱した。反応後溶媒を減圧
下に留去し、残渣をクロロホルム40mlで抽出し、
クロロホルム層を減圧下に濃縮し、得られた粗結
晶をアセトンより再結晶し、シクロブラノール−
4−ヒドロキシ−α−エチルケイヒ酸エステルを
収量3.39gで得た。 収率91.9%、融点202〜203℃ 比旋光度〔α〕20 D+44.0゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C42H62O3 (分子量614.92として) 計算値(%):C 82.03 H 10.16 実測値(%):C 81.97 H 10.18 IRν、KBr(cm-1):3350、2920、2860、1680、
1600、1510、1275、1245、1200、1170、1130. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.59〜2.24(27H,m)、0.61(1H,1/2ABq,4.8
Hz)、0.90(6H,s)、0.97(6H,s)、1.19(3H,
t,7.2Hz)、1.61(9H,s)、2.57(2H,bq,7.2
Hz)、4.52〜4.84(1H,m)、6.43〜6.64(1H,
m)、6.64〜7.02(2H,m)、7.12〜7.48(2H,
m)、7.48〜7.67(1H,m). 実施例 21 シクロアルテノール−3−メトキシ−4−バレ
リルオキシ−α−プロピルケイヒ酸エステルの
製法 原料として3−メトキシ−4−バレリルオキシ
−α−プロピルケイヒ酸17.9g(0.056モル)を
用いた以外は実施例7と同じ操作法によりシクロ
アルテノール−3−メトキシ−4−バレリルオキ
シ−α−プロピルケイヒ酸エステルを収量23.2g
で得た。 収率77.6%、融点113〜114℃ 比旋光度〔α〕20 D+34.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C48H72O5 (分子量729.06として) 計算値(%):C 79.07 H 9.95 実測値(%):C 79.13 H 9.88 実施例 22 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシ−α−プロピルケイヒ酸エステルの製法 原料として実施例21の方法で得たシクロアルテ
ノール−3−メトキシ−4−バレリルオキシ−α
−プロピルケイヒ酸エステル23.3g(0.032モル)
を用いた以外は実施例8と同じ操作法によりシク
ロアルテノール−4−ヒドロキシ−4−メトキシ
−α−プロピルケイヒ酸エステルを収量18.1gで
得た。 収率87.6%、融点122〜123℃ 比旋光度〔α〕20 D+41.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.14 H 9.97 実施例 23 シクロアルテノール−4−カプリルオキシ−3
−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸エステルの製
法 原料として4−カプリルオキシ−3−メトキシ
−α−ブチルケイヒ酸19.2g(0.0551モル)を用
いた以外は実施例7と同じ操作法によりシクロア
ルテノール−4−カプリルオキシ−3−メトキシ
−α−ブチルケイヒ酸エステルを収量22.7gで得
た。 収率54.4%、融点100〜101℃ 比旋光度〔α〕20 D+33.5゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C50H76O5 (分子量757.11として) 計算値(%):C 79.31 H 10.12 実測値(%):C 79.38 H 10.05 実施例 24 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシ−α−ブチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−4−カプリル
オキシ−3−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸24.4
g(0.032モル)を用いた以外は実施例8と同じ
操作法によりシクロアルテノール−4−ヒドロキ
シ−3−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸エステル
を収量17.8gで得た。 収率84.4%、融点110〜111℃ 比旋光度〔α〕20 D+40.6゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H66O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.19 H 10.10 実測値(%):C 80.24 H 10.05 実施例 25 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−メト
キシ−α−ブチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロブラノール−4−カプリルオ
キシ−3−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸26.2g
(0.034モル)を用いた以外は実施例8と同じ操作
法によりシクロブラノール−4−ヒドロキシ−3
−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸エステルを収量
18.4gで得た。 収率80.4%、融点132〜133℃ 比旋光度〔α〕20 D+37.0゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H68O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.31 H 10.18 実測値(%):C 80.39 H 10.04 実施例 26 24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロ
キシ−3−メトキシ−α−ブチルケイヒ酸エス
テルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール−
4−カプリルオキシ−3−メトキシ−α−ブチル
ケイヒ酸26.2g(0.034モル)を用いた以外は実
施例8と同じ操作法により24−メチレンシクロア
ルタノール−4−ヒドロキシ−3−メトキシ−α
−ブチルケイヒ酸エステルを収量18.1gで得た。 収率79.1%、融点124〜125℃ 比旋光度〔α〕20 D+39.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H68O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.31 H 10.18 実測値(%):C 80.25 H 10.22 実施例 27 シクロアルテノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−3−エトキシ
−4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸
エステル22.0g(0.032モル)を用いた以外は実
施例8と同じ操作法によりシクロアルテノール−
3−エトキシ−4−ヒドロキシ−α−メチルケイ
ヒ酸エステルを収量15.8gで得た。 収率78.2%、融点132〜133℃ 比旋光度〔α〕20 D+43.9゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C42H62O4 (分子量630.92として) 計算値(%):C 79.95 H 9.91 実測値(%):C 79.90 H 9.99 実施例 28 シクロブラノール−3−エトキシ−4−ヒドロ
キシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロブラノール−3−エトキシ−
4−プロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エ
ステル21.7g(0.031モル)を用いた以外は実施
例8と同じ操作法によりシクロブラノール−3−
エトキシ−4−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸
エステルを収量16.1gで得た。 収率80.5%、融点174〜175℃ 比旋光度〔α〕20 D+42.4゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.18 H 10.05 実施例 29 24−メチレンシクロアルタノール−3−エトキ
シ−4−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール−
3−エトキシ−4−プロピオニルオキシ−α−メ
チルケイヒ酸エステル22.2g(0.0317モル)を用
いた以外は実施例8と同じ操作法により24−メチ
レンシクロアルタノール−3−エトキシ−4−ヒ
ドロキシ−α−メチルケイヒ酸エステルを収量
16.7gで得た。 収率81.6%、融点134〜135℃ 比旋光度〔α〕20 D+40.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.13 H 9.92 実施例 30 シクロアルテノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−4−ブチリル
オキシ−3−エトキシ−α−メチルケイヒ酸エス
テル21.5g(0.030モル)を用いた以外は実施例
8と同じ操作法によりシクロアルテノール−3−
エトキシ−4−ヒドロキシ−α−エチルケイヒ酸
エステルを収量15.4gで得た。 収率79.6%、融点124〜125℃ 比旋光度〔α〕20 D+41.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.04 H 10.08 実施例 31 シクロアルテノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ−α−プロピルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−3−エトキシ
−4−バレリルオキシ−α−プロピルケイヒ酸エ
ステル26.0g(0.035モル)を用いた以外は実施
例8と同じ操作法によりシクロアルテノール−3
−エトキシ−4−ヒドロキシ−α−プロピルケイ
ヒ酸エステル16.8gを得た。 収率72.8%、融点111〜112℃ 比旋光度〔α〕20 D+40.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H66O4 (分子量658.97として) 計算値(%):C 80.19 H 10.10 実測値(%):C 80.26 H 10.02 実施例 32 シクロブラノール−3−エトキシ−4−ヒドロ
キシ−α−プロピルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロブラノール−3−エトキシ−
4−バレリルオキシ−α−プロピルケイヒ酸エス
テル24.2g(0.032モル)を用いた以外は実施例
8と同じ操作法によりシクロブラノール−3−エ
トキシ−4−ヒドロキシ−α−プロピルケイヒ酸
エステル16.7gを得た。 収率72.8%、融点134〜135℃ 比旋光度〔α〕20 D+37.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H68O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.31 H 10.18 実測値(%):C 80.25 H 10.24 実施例 33 シクロアルテノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ−α−ブチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−4−カプリル
オキシ−3−エトキシ−α−ブチルケイヒ酸エス
テル23.1g(0.030モル)を用いた以外は実施例
8と同じ操作法によりシクロアルテノール−3−
エトキシ−4−ヒドロキシ−α−ブチルケイヒ酸
エステル16.2gを得た。 収率80.2%、融点99〜100℃ 比旋光度〔α〕20 D+40.0゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H68O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.31 H 10.18 実測値(%):C 80.21 H 10.22 実施例 34 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−プ
ロポキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−4−プロピオ
ニルオキシ−3−プロポキシ−α−メチルケイヒ
酸エステル23.1g(0.033モル)を用いた以外は
実施例8と同じ操作法によりシクロアルテノール
−4−ヒドロキシ−3−プロポキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステル17.2gを得た。 収率80.8%、融点138〜139℃ 比旋光度〔α〕20 D+43.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.19 H 10.04 実施例 35 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−ブ
トキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロアルテノール−4−プロピオ
ニルオキシ−3−ブトキシ−α−メチルケイヒ酸
エステル22.9g(0.032モル)を用いた以外は実
施例8と同じ操作法によりシクロアルテノール−
4−ヒドロキシ−3−ブトキシ−α−メチルケイ
ヒ酸エステル16.5gを得た。 収率78.2%、融点126〜127℃ 比旋光度〔α〕29 D+39.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C44H66O4 (分子量658.97として) 計算値(%):C 80.19 H 10.10 実測値(%):C 80.24 H 10.03 実施例 36 24−メチレンシクロアルタノール−4−ブチリ
ルオキシ−3−メトキシ−α−エチルケイヒ酸
エステルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール
18.1g(0.041モル)を用いた以外は実施例9と
同じ操作法により24−メチレンシクロアルタノー
ル−4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エ
チルケイヒ酸エステル22.8gを得た。 収率77.8%、融点127〜128℃ 比旋光度〔α〕20 D+35.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C47H70O5 (分子量715.03として) 計算値(%):C 78.94 H 9.87 実測値(%):C 78.90 H 9.79 実施例 37 24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロ
キシ−3−メトキシ−α−エチルケイヒ酸エス
テルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール−
4−ブチリルオキシ−3−メトキシ−α−エチル
ケイヒ酸エステル21.5g(0.0301モル)を用いた
以外は実施例10と同じ操作法により24−メチレン
シクロアルタノール−4−ヒドロキシ−3−メト
キシ−α−エチルケイヒ酸エステル17.3gを得
た。 収率89.1%、融点137〜138℃ 比旋光度〔α〕20 D+40.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C43H64O4 (分子量644.94として) 計算値(%):C 80.07 H 10.00 実測値(%):C 80.11 H 9.93 実施例 38 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−プロ
ポキシ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 原料としてシクロブラノール−4−ブチリルオ
キシ−3−プロポキシ−α−エチルケイヒ酸エス
テル22.1g(0.0297モル)を用いた以外は実施例
8と同じ操作法によりシクロブラノール−4−ヒ
ドロキシ−3−プロポキシ−α−エチルケイヒ酸
エステル17.8gを得た。 収率89.1%、融点140〜141℃ 比旋光度〔α〕20 D+36.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C45H68O4 (分子量672.99として) 計算値(%):C 80.31 H 10.18 実測値(%):C 80.36 H 10.12 実施例 39 24−メチレンシクロアルタノール−4−ヒドロ
キシ−3−プロポキシ−α−プロピルケイヒ酸
エステルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール−
3−プロポキシ−4−バレリルオキシ−α−プロ
ピルケイヒ酸エステル23.5g(0.0305モル)を用
いた以外は実施例8と同じ操作法により24−メチ
レンシクロアルタノール−4−ヒドロキシ−3−
プロポキシ−α−プロピルケイヒ酸エステル17.2
gを得た。 収率82.1%、融点120〜121℃ 比旋光度〔α〕20 D+39.1゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C46H70O4 (分子量687.02として) 計算値(%):C 80.41 H 10.27 実測値(%):C 80.32 H 10.34 実施例 40〜42 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−プロピオ
ニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製
法 シクロアルテノール(21.3g)、シクロブラノ
ール(22.0g)又は24−メチレンシクロアルタノ
ール(22.0g)の各0.050モルと3−プロピオニ
ルオキシ−α−メチルケイヒ酸17.6g(0.075モ
ル)を用いた以外は、実施例11と同じ操作法によ
り、それぞれ表記の目的化合物を得た。これらの
収率(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕20 D
(C1.00、CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 43〜45 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−ヒドロキ
シ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 前記実施例40〜42の化合物をそれぞれ0.042モ
ルを用い、実施例12と同じ操作法により、表記の
目的化合物を得た。これらの収率(%)、融点
(℃)、比旋光度{〔α〕20 D(C1.00、CHCl3)}は次
のとおりであつた。
【表】 実施例 46〜48 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−ブチリル
オキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの製法 3−ブチリルオキシ−α−エチルケイヒ酸3.50
g(0.0135モル)とシクロアルテノール2.85g、
シクロブラノール2.95g又は24−メチレンシクロ
アルタノール2.95gの各0.0067モルを用いた以外
は、実施例17と同じ操作法により、それぞれ表記
の目的化合物を得た。これらの収率(%)、融点
(℃)、比旋光度{〔α〕24 D(C1.00、CHCl3)}は次
のとおりであつた。
【表】 実施例 49〜51 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−ヒドロキ
シ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 前記実施例46〜48の化合物をそれぞれ0.003モ
ルを用いた以外は実施例18と同じ操作法により、
表記の目的化合物を得た。これらの収率(%)、
融点(℃)、比旋光度{〔α〕20 D(C1.00、CHCl3)}
は次のとおりである。
【表】 実施例 52〜53 シクロアルテノール又はシクロブラノール−2
−ヒドロキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの
製法 シクロアルテノール21.3g又はシクロブラノー
ル22.0gの各0.050モルと2−プロピオニルオキ
シ−α−メチルケイヒ酸17.6g(0.075モル)を
用いた以外は、実施例11と同じ操作法により、シ
クロアルテノール又はシクロブラノール−2−プ
ロピオニルオキシ−α−メチルケイヒ酸エステル
をそれぞれ27.5g(収率85.5%)及び27.5g(収
率82.8%)を得た。これらを各24.5g用い実施例
12と同じ操作法によりシクロアルテノール又はシ
クロブラノール−2−ヒドロキシ−α−メチルケ
イヒ酸エステルを得た。これらの収率(%)、融
点(℃)、比旋光度{〔α〕20 D(1.00、CHCl3)}は
次のとおりである。
【表】 実施例 54 シクロアルテノール−3−メトキシ−4−ニト
ロ安息香酸エステルの製法 3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸15.0g
(0.076モル)に塩化チオニル34ml(6当量)とジ
メチルホルムアミド0.5mlを加え、60℃にて2時
間加熱撹拌した。反応液を減圧濃縮後ジオキサン
75mlを加え0℃で撹拌し、そこへピリジン110ml
に溶解させたシクロアルテノール25.0g(0.059
モル)を加え、70℃にて20分間撹拌した。反応終
了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣をクロロ
ホルムに溶解し、飽和重曹水で洗浄後、乾燥し
た。クロロホルム層を減圧濃縮し、残渣を塩化メ
チレン−メタノール(1:2)で再結晶すること
によりシクロアルテノール−3−メトキシ−4−
ニトロ安息香酸エステル30.5gを得た。 収率85.3%、融点182〜183℃ 比旋光度〔α〕25.5 D+57.7゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C38H55NO5 (分子量605.82として) 計算値(%):C 75.33 H 9.15 N 2.31 実測値(%):C 75.42 H 9.07 N 2.36 IRν、KBr(cm-1):2940、1720、1610、1530、
1410、、1350、1310、1290、1245. PMR(CDCl3)δ:0.38(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.62(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.50〜2.36(27H,
m)、0.95(6H,s)、0.97(3H,s)、1.04(3H,
s)、1.60(3H,s)、1.69(3H,s)、4.00(3H,
s)、4.50〜5.32(2H,m)、7.42〜8.01(3H,
m). 実施例 55 シクロアルテノール−4−アミノ−3−メトキ
シ安息香酸エステルの製法 実施例54で得たシクロアルテノール−3−メト
キシ−4−ニトロ安息香酸エステル40.0g
(0.066モル)に酢酸400mlとジオキサン400mlを加
え0℃にて撹拌しながらそこへ6N−塩酸ジオキ
サン22ml(2当量)と亜鉛末40gを加えて25℃に
て2時間撹拌を続けた。反応終了後、亜鉛末をろ
別し、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をクロロ
ホルムで抽出し、クロロホルム層を水、続いて飽
和重曹水で洗浄し、乾燥後濃縮し、残渣を塩化メ
チレン−メタノール(1:2)で再結晶すること
によりシクロアルテノール−4−アミノ−3−メ
トキシ安息香酸エステル32.0gを得た。 収率84.1%、融点186〜188℃ 比旋光度〔α〕26.5 D+64.3゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C38H57NO3 (分子量575.83として) 計算値(%):C 79.26 H 9.98 N 2.43 実測値(%):C 79.32 H 9.99 N 2.39 IRν、KBr(cm-1):3450、3350、2930、1700、
1620、1520、1460、1305、1285、1260、1220、
1180、1105. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.48〜2.39(27H,
m)、1.61(3H,s)、1.67(3H,s)、3.88(3H,
s)、4.20(2H,bs)、4.51〜5.31(2H,m)、
6.46〜6.77(1H,m)、7.30〜7.71(2H,m). 実施例 56 シクロブラノール−3−メトキシ−4−ニトロ
安息香酸エステルの製法 3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸50.0g
(0.254モル)に塩化チオニル60ml(3.2当量)と
ジメチルホルムアミド0.5mlを加え60℃にて2時
間加熱撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジオキサ
ン100mlを加え0℃にて撹拌し、そこへ150mlのピ
リジンに溶解させたシクロブラノール93.0g
(0.211モル)を加え70℃にて30分間撹拌した。反
応終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣をク
ロロホルムに溶解し、飽和重曹水で洗浄後乾燥し
た。クロロホルム層を減圧濃縮し残渣をクロロホ
ルム−エタノール(1:3)で再結晶することに
よりシクロブラノール−3−メトキシ−4−ニト
ロ安息香酸エステル94.4gを得た。 収率72.1%、融点213〜214℃ 比旋光度〔α〕25.5 D+53.9゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H57NO5 (分子量619.85として) 計算値(%):C 75.57 H 9.27 N 2.26 実測値(%):C 75.63 H 9.22 N 2.33 IRν、KBr(cm-1):2930、1715、1610、1530、
1410、1360、1310、1285、1240. PMR(CDCl3)δ:0.39(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.62(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.50〜2.28(27H,
m)、0.92(6H,s)、0.99(3H,s)、1.05(3H,
s)、1.63(9H,s)、4.01(3H,s)、4.62〜
5.03(1H,m)、7.48〜7.96(3H,m). 実施例 57 シクロブラノール−4−アミノ−3−メトキシ
安息香酸エステルの製法 実施例56の方法にて得たシクロブラノール−3
−メトキシ−4−ニトロ安息香酸エステル94.3g
(0.152モル)を酢酸1.2とテトラヒドロフラン
1.2に懸濁し、そこへ6N−塩酸−ジオキサン
100mlと亜鉛末94gを加えて25℃にて2時間撹拌
した。反応終了後、亜鉛末をろ別しろ液を減圧濃
縮して得られた残渣をクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を水、続いて飽和重曹水で洗浄
し、乾燥後濃縮し、残渣をクロロホルム−エタノ
ール(1:4)で再結晶することによりシクロブ
ラノール−4−アミノ−3−メトキシ安息香酸エ
ステル64.2gを得た。 収率71.5%、融点235〜236℃ 比旋光度〔α〕25 D+60.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H59NO3 (分子量589.86として) 計算値(%):C 79.41 H 10.08 N 2.37 実測値(%):C 79.49 H 10.12 N 2.42 IRν、KBr(cm-1):3450、3350、2900、1680、
1620、1310、1280、1260、1110. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.50〜2.20(27H,
m)、0.89(6H,s)、0.96(3H,s)、1.01(3H,
s)、3.85(3H,s)、3.92〜4.36(2H,bs)、
4.51〜4.91(1H,m)、6.42〜6.72(1H,m)、
7.26〜7.72(2H,m). 実施例 58 シクロアルテノール−2−メトキシ−5−ニト
ロ安息香酸エステルの製法 2−メトキシ−5−ニトロ安息香酸17.3g
(0.088モル)に塩化チオニル65ml(10当量)とジ
メチルホルムアミド0.3mlを加え、50℃にて1.5時
間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジオキサン
125mlを加え0℃で撹拌し、そこへピリジン125ml
に溶解させたシクロアルテノール25.0g(0.059
モル)を滴下後、60℃にて1.5時間撹拌した。反
応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホル
ムで抽出し、クロロホルム層を水、続いて飽和重
曹水にて洗浄し、乾燥、濃縮後、残渣を塩化メチ
レン−ヘキサン(1:3)にて再結晶し、シクロ
アルテノール−2−メトキシ−5−ニトロ安息香
酸エステル31.5gを得た。 収率88.7%、融点186〜187℃ 比旋光度〔α〕25 D+43.9゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C38H55NO5 (分子量605.82として) 計算値(%):C 75.33 H 9.15 N 2.31 実測値(%):C 75.30 H 9.22 N 2.29 IRν、KBr(cm-1):2930,1695,1610,1520,
1340,1280,1135. PMR(CDCl3)δ:0.39(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.62(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.50〜2.40(27H,
m)、0.90(3H,s)、0.96(6H,s)、1.01(3H,
s)、2.60(3H,bs)、2.68(3H,bs)、4.00(3H,
s)、4.65〜5.30(2H,m)、7.08(1H,d,9.4
Hz)、8.34(1H,dd,3.0Hz,9.4Hz)、8.64(1H,
d,3.0Hz). 実施例 59 シクロアルテノール−5−アミノ−2−メトキ
シ安息香酸エステルの製法 実施例58で得たシクロアルテノール−2−メト
キシ−5−ニトロ安息香酸エステル34.0g
(0.056モル)を酢酸1.2に、20℃で懸濁させ、
そこへ6N塩酸−ジオキサン19ml(2当量)と亜
鉛末68gを加え30℃にて1時間撹拌した。反応終
了後、亜鉛末をろ別し、ろ液を減圧濃縮したのち
クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を水、
続いて飽和重曹水で洗浄後、乾燥、濃縮し、残渣
を塩化メチレン−ヘキサン(1:4)にて再結晶
し、シクロアルテノール−5−アミノ−2−メト
キシ安息香酸エステル27.2gを得た。 収率84.4%、融点180〜182℃ 比旋光度〔α〕26.5 D+47.8゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C38H57NO3 (分子量575.83として) 計算値(%):C 79.26 H 9.98 N 2.43 実測値(%):C 79.32 H 9.94 N 2.41 IRν、KBr(cm-1):3450、3350、2900、2860、
1690、1630、1500、1440、1300、1270、1245. PMR(CDCl3)δ:0.38(1H,1/2ABq,4.2Hz)、
0.59(1H,1/2ABq,4.2Hz)、0.50〜2.30(27H,
m)、0.90(6H,s)、0.93(6H,s)、1.59(3H,
bs)、1.67(3H,bs)、3.55(2H,bs)、3.88(3H,
s)、4.50〜5.30(2H,m)、6.68〜7.24(3H,
m). 実施例 60 シクロブラノール−2−メトキシ−5−ニトロ
安息香酸エステルの製法 2−メトキシ−5−ニトロ安息香酸11.6g
(0.059モル)に塩化チオニル20mlとジメチルホル
ムアミド0.2mlを加え50℃にて2時間撹拌した。
反応液を減圧濃縮後、トルエン150mlとピリジン
30mlを加え、さらにシクロブラノール20g
(0.045モル)を加えて60℃にて2時間撹拌した。
反応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣をクロロホ
ルムで抽出した。クロロホルム層を水、続いて飽
和食塩水にて洗浄し、乾燥濃縮後、残渣をクロロ
ホルム−エタノール(1:3)で再結晶してシク
ロブラノール−2−メトキシ−5−ニトロ安息香
酸エステル25.9gを得た。 収率92.0%、融点207〜208℃ 比旋光度〔α〕25 D+32.5゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H57NO5 (分子量619.85として) 計算値(%):C 75.57 H 9.27 N 2.26 実測値(%):C 75.52 H 9.34 N 2.30 IRν、KBr(cm-1):2930、1700、1610、1520、
1345、1280、1130. PMR(CDCl3)δ:0.39(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.62(1H,1/2ABq,4.8Hz)、0.76〜2.24(27H,
m)、0.91(3H,s)、0.96(6H,s)、1.01(3H,
s)、1.63(9H,s)、4.01(3H,s)、4.64〜
5.02(1H,m)、7.06(1H,d,9.6Hz)、8.34
(1H,dd,9.6Hz,3.6Hz),8.67(1H,d,3.6
Hz). 実施例 61 シクロブラノール−5−アミノ−2−メトキシ
安息香酸エステルの製法 実施例60で得たシクロブラノール−2−メトキ
シ−5−ニトロ安息香酸エステル25.0g(0.040
モル)を酢酸1に懸濁させ、そこへ6N−塩酸
−ジオキサン21mlと亜塩末25.0gを加え30℃にて
2時間撹拌した。反応終了後、亜鉛末をろ別し、
ろ液を減圧濃縮したのち、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を水、続いて飽和重曹水で洗
浄後、乾燥、濃縮し残渣をクロロホルム−エタノ
ール(1:2)で再結晶することによりシクロブ
ラノール−5−アミノ−2−メトキシ安息香酸エ
ステル13.7gを得た。 収率57.5%、融点193〜195℃ 比旋光度〔α〕26.5D+41.5゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H59NO3 (分子量589.86として) 計算値(%):C 79.41 H 10.08 N 2.37 実測値(%):C 79.35 H 10.15 N 2.35 IRν、KBr(cm-1):3430、3350、2930、1690、
1500、1460、1430、1310、1270、1245. PMR(CDCl3)δ:0.36(1H,1/2ABq,4.8Hz)、
0.61(1H,1/2ABq,4.8Hz),0.50〜2.28(27H,
m)、0.92(3H,s)、0.96(6H,s)、1.00(3H,
s)、1.64(9H,s)、2.88〜3.26(2H,m)、
3.81(3H,s)、4.52〜5.02(1H,m)、6.74〜
6.90(1H,m)、7.08〜7.22(2H,m). 実施例 62〜64 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−メトキシ
−4−ニトロケイヒ酸エステルの製法 3−メトキシ−4−ニトロケイヒ酸17.0g
(0.076モル)とシクロアルテノール25.0g、シク
ロブラノール26.0g又は24−メチレンシクロアル
タノール26.0gの各0.059モルを用いた以外は、
実施例54と同じ操作により、表記目的化合物を得
た。これらの収率(%)、融点(℃)及び比旋光
度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)は次のとおりであ
つた。
【表】 実施例 65〜67 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−4−アミノ−
3−メトキシケイヒ酸エステルの製法 前記実施例62〜64で得たシクロアルテノール、
シクロブラノール又は24−メチレンシクロアルタ
ノール−3−メトキシ−4−ニトロケイヒ酸エス
テルの41.7g、42.6g又は42.6gの各0.066モルを
用い、実施例55と同じ操作により、表記目的化合
物を得た。これらの収率(%)、融点(℃)、比旋
光度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりで
あつた。
【表】 実施例 68〜70 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−2−エトキシ
−5−ニトロケイヒ酸エステルの製法 2−エトキシ−5−ニトロケイヒ酸19.5g
(0.082モル)とシクロアルテノール25.0g、シク
ロブラノール26.0g又は24−メチレンシクロアル
タノール26.0gの各0.059モルを用いた以外は、
実施例58と同じ操作により、表記目的化合物を得
た。これらの収率(%)、融点(℃)及び比旋光
度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりであ
つた。
【表】 実施例 71〜73 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−5−アミノ−
2−メトキシケイヒ酸エステルの製法 実施例68〜70で得たシクロアルテノール、シク
ロブラノール又は24−メチレンシクロアルタノー
ル−2−エトキシ−5−ニトロケイヒ酸エステル
の36.2g,37.0g又は37.0gの各0.056モルを用
い、実施例59と同じ操作により、表記目的化合物
を得た。これらの収率(%)、融点(℃)、比旋光
度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりであ
つた。
【表】 実施例 74〜76 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−3−メトキシ
−4−ニトロ−α−メチルケイヒ酸エステルの
製法 3−メトキシ−4−ニトロ−α−メチルケイヒ
酸17.3g(0.073モル)とシクロアルテノール25.0
g、シクロブラノール26.0g又は24−メチレンシ
クロアルタノール26.0gの各0.059モルを用いた
以外は、実施例54と同じ操作により、表記の目的
化合物を得た。これらの収率(%)、融点(℃)
及び比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次の
とおりであつた。
【表】 実施例 77〜79 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−4−アミノ−
3−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エステルの
製法 実施例74〜76で得たシクロアルテノール、シク
ロブラノール又は24−メチレンシクロアルタノー
ル−3−メトキシ−4−ニトロ−α−メチルケイ
ヒ酸エステルの43.6g、44.5g又は44.5gの各
0.066モルを用いた以外は、実施例55と同じ操作
により、表記の目的化合物を得た。これらの収率
(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C.100、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 80〜82 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−5−ニトロ−
2−プロポキシ−α−メチルケイヒ酸エステル
の製法 5−ニトロ−2−プロポキシ−α−メチルケイ
ヒ酸21.2g(0.080モル)とシクロアルテノール
25.0g、シクロブラノール26.0g又は24−メチレ
ンシクロアルタノール26.0gの各0.059モルを用
いた以外は、実施例58と同じ操作により、表記の
目的化合物を得た。これらの収率(%)、融点
(℃)及び比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}
は次のとおりであつた。
【表】 実施例 83〜85 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−5−アミノ−
2−プロポキシ−α−メチルケイヒ酸エステル
の製法 実施例80〜82で得たシクロアルテノール、シク
ロブラノール又は24−メチレンシクロアルタノー
ル−5−ニトロ−2−プロポキシ−α−メチルケ
イヒ酸エステルの37.7g、38.5g又は38.5gの各
0.056モルを用いた以外は、実施例59と同じ操作
により、表記の目的化合物を得た。これらの収率
(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 86〜87 シクロアルテノール又はシクロブラノール−3
−メトキシ−4−ニトロ−α−iso−プロピル
ケイヒ酸エステルの製法 3−メトキシ−4−ニトロ−α−iso−プロピ
ルケイヒ酸19.1g(0.072モル)とシクロアルテ
ノール25.0g又はシクロブラノール26.0gの各
0.059モルを用いた以外は、実施例54と同じ操作
により、表記の目的化合物を得た。これらの収率
(%)、融点(℃)及び比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 88〜89 シクロアルテノール又はシクロブラノール−4
−アミノ−3−メトキシ−α−iso−プロピル
ケイヒ酸エステルの製法 実施例86〜87で得たシクロアルテノール又はシ
クロブラノール−3−メトキシ−4−ニトロ−α
−iso−プロピルケイヒ酸エステルの44.5g、45.4
g又は45.4gの各0.066モルを用いた以外は、実
施例55と同じ操作により、表記目的化合物を得
た。これらの収率(%)、融点(℃)、比旋光度
{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりであつ
た。
【表】 実施例 90〜92 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−p−ニトロ−
α−メチルケイヒ酸エステルの製法 p−ニトロ−α−メチルケイヒ酸78.3g
(0.378モル)に塩化チオニル112ml(4.0当量)と
ジメチルホルムアミド1mlを加え、60℃にて2時
間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジオキサン
250mlとピリジン250mlを加え、続いてシクロアル
テノール125.0g、シクロブラノール129.1g又は
24−メチレンシクロアルタノール129.1gの各
0.293モルを加え60℃にて2時間撹拌した。反応
終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣をクロ
ロホルムで抽出した。クロロホルム層を水、続い
て飽和重曹水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮し、残渣
をクロロホルム−エタノール(1:3)で再結晶
し、それぞれ表記目的化合物を得た。これらの収
率(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 93〜95 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−p−アミノ−
α−メチルケイヒ酸エステルの製法 実施例90〜92で得たシクロアルテノール、シク
ロブラノール又は24−メチレンシクロアルタノー
ル−p−ニトロ−α−メチルケイヒ酸エステルの
16.6g、17.0g又は17.0gの各0.027モルを酢酸
150mlとジオキサン150mlの混合液に懸濁し、そこ
へ6N−塩酸−ジオキサン9.5mlと亜鉛末8gを加
え、4℃で3時間撹拌した。反応終了後、亜鉛末
をろ別し、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をク
ロロホルムで抽出した。クロロホルム層を水、続
いて飽和重曹水で洗浄し、乾燥後、濃縮し、残渣
をクロロホルム−エタノール(1:3)で再結晶
し、それぞれ表記目的化合物を得た。これらの収
率(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 96〜98 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−m−ニトロ−
α−メチルケイヒ酸エステルの製法 m−ニトロ−α−メチルケイヒ酸80.4g
(0.388モル)に塩化チオニル60ml(2.1当量)と
ジメチルホルムアミド1mlを加え、60℃で2時間
撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジオキサン300
mlとピリジン200mlを加え、続いてシクロアルテ
ノール125.9g、シクロブラノール130.0g又は24
−メチレンシクロアルタノール130.0gの各0.295
モルを加え、60℃にて2時間撹拌した。反応終了
後、減圧濃縮し、得られた残渣をクロロホルムで
抽出した。クロロホルム層を水、続いて飽和重曹
水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮し、残渣をクロロホ
ルム−エタノール(1:4)で再結晶し、それぞ
れ表示目的化合物を得た。これらの収率(%)、
融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}
は次のとおりであつた。
【表】 実施例 99〜101 シクロアルテノール、シクロブラノール又は24
−メチレンシクロアルタノール−m−アミノ−
α−メチルケイヒ酸エステルの製法 実施例96〜98で得たシクロアルテノール、シク
ロブラノール又は24−メチレンシクロアルタノー
ル−m−ニトロ−α−メチルケイヒ酸エステルの
16.6g、17.0g又は17.0gの各0.027モルを酢酸
150mlとテトラヒドロフラン200mlの混合液に懸濁
し、そこへ6N−塩酸−ジオキサン12.5mlと亜鉛
末16.5gを加え、20℃で2時間撹拌した。反応終
了後、亜鉛末をろ別し、ろ液を減圧濃縮して得ら
れた残渣をクロロホルムで抽出した。クロロホル
ム層を水、続いて飽和重曹水で洗浄し、乾燥後、
濃縮し、残渣をクロロホルム−エタノール(1:
2)で再結晶し、それぞれ表記目的化合物を得
た。これらの収率(%)、融点(℃)、比旋光度
{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりであつ
た。
【表】 実施例 102〜103 シクロアルテノール又はシクロブラノール−p
−ニトロ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 p−ニトロ−α−エチルケイヒ酸8.9g(0.040
モル)にジオキサン30ml、塩化チオニル6ml
(2.0当量)とジメチルホルムアミド0.1mlを加え、
60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジ
オキサン30mlとピリジン20mlを加え、続いてシク
ロアルテノール12.8g又はシクロブラノール13.2
gの各0.030モルを加え、60℃で2時間撹拌した。
反応後、減圧濃縮し、得られた残渣をクロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を水、続いて飽和
重曹水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮し、残渣をクロ
ロホルム−エタノール(1:3)で再結晶し、そ
れぞれ表記目的化合物を得た。これらの収率
(%)、融点(℃)、比旋光度{〔α〕25 D(C1.00、
CHCl3)}は次のとおりであつた。
【表】 実施例 104〜105 シクロアルテノール又はシクロブラノール−p
−アミノ−α−エチルケイヒ酸エステルの製法 実施例102〜103で得たシクロアルテノール又は
シクロブラノール−p−ニトロ−α−エチルケイ
ヒ酸エステルの17.0g又は17.4gの各0.027モルを
酢酸150mlとテトラヒドロフラン200mlの混合液に
懸濁し、そこへ6N−塩酸−ジオキサン12.5mlと
亜鉛末16.5gを加え、22℃で2時間撹拌した。反
応後、悪鉛末をろ別し、ろ液を減圧濃縮して得ら
れた残渣をクロロホルムで抽出した。クロロホル
ム層を水、続いて飽和重曹水で洗浄し、乾燥し、
減圧濃縮後、残渣をクロロホルム−エタノール
(1:3)で再結晶し、それぞれ表記の目的化合
物を得た。これらの収率(%)、融点(℃)、比旋
光度{〔α〕25 D(C1.00、CHCl3)}は次のとおりで
あつた。
【表】 実施例 106 24−メチレンシクロアルタノール−3−メトキ
シ−4−ニトロ安息香酸エステルの製法 24−メチレンシクロアルタノール93.0g
(0.211モル)を用いた以外は、実施例56と同じ操
作法により24−メチレンシクロアルタノール−3
−メトキシ−4−ニトロ安息香酸エステル93.7g
を得た。 収率71.6%、融点205〜206℃ 比旋光度〔α〕25.5 D+56.5゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H57NO5 (分子量619.85として) 計算値(%):C 75.57 H 9.27 N 2.26 実測値(%):C 75.51 H 9.38 N 2.28 実施例 107 24−メチレンシクロアルタノール−4−アミノ
−3−メトキシ安息香酸エステルの製法 実施例106の方法にて得た24−メチレンシクロ
アルタノール−3−メトキシ−4−ニトロ安息香
酸エステル92.2g(0.149モル)を用いた以外は、
実施例57と同じ操作法により24−メチレンシクロ
アルタノール−4−アミノ−3−メトキシ安息香
酸エステル62.8gを得た。 収率71.5%、融点222〜223℃ 比旋光度〔α〕25 D+63.2゜(C1.00、CHCl3) 元素分析結果 C39H59NO3 (分子量859.86として) 計算値(%):C 79.41 H 10.08 N 2.37 実測値(%):C 79.38 H 10.14 N 2.35 実施例 108 シクロアルテノール−4−アミノ−3−メトキ
シ安息香酸エステルの製法 4−アセタミド−3−メトキシ安息香酸6.5g
(0.031モル)をジオキサン110mlに溶解した。こ
の溶液を20℃で撹拌し、そこへ塩化チオニル21.0
mlを滴下し、次いで0.5mlのピリジンを加え50℃
で5分間反応させた。反応液を減圧濃縮し塩化チ
オニルを除去後、ジオキサン50mlとベンゼン50ml
の混合液に溶解したシクロアルテノール10.0g
(0.023モル)を20℃で加え、さらにピリジン20ml
を加えた。これを70℃で3時間反応させた後、溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣をクロロホルム
100mlに溶解後、飽和重曹水で洗浄した。さらに
飽和重曹水をクロロホルム100mlで5回抽出した。
クロロホルム層をあわせて乾燥、減圧濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイー〔溶媒クロロ
ホルム−酢酸エチル、(1:6)〕により精製を行
うことによりシクロアルテノール−4−アセタミ
ド−3−メトキシ安息香酸エステル10.8gを得
た。 収率76.5%、融点224〜225℃ 比旋光度〔α〕25 D+61.5゜(C1.00、CHCl3) 前記で得たシクロアルテノール−4−アセタミ
ド−3−メトキシ安息香酸エステル10.0g
(0.016モル)にテトラヒドロフラン200mlと30%
塩酸酸20mlを加え2時間加熱還流を行つた。反応
終了後、溶媒を減圧留去し、クロロホルム300ml
に溶解し、クロロホルム層を1Nカセイソーダ水
200ml、次に飽和食塩水で洗浄した。次いで飽和
食塩水をクロロホルムで3回抽出した。クロロホ
ルム層をあわせて乾燥後減圧濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフイー〔溶媒 酢酸エチル−
ヘキサン、(1:6)〕で精製することによりシク
ロアルテノール−4−アミノ−3−メトキシ安息
香酸エステル5.4gを得た。 収率58.7%、融点186〜187℃ 比旋光度〔α〕26 D+64.4゜(C1.00、CHCl3) 実施例 109 シクロブラノール−4−アミノ−3−メトキシ
−α−メチルケイヒ酸の製法 4−アセタミド−3−メトキシ−α−メチルケ
イヒ酸21.93g(0.088モル)をジオキサン150ml
に溶解し、これに塩化チオニル25.7mlを加えて60
℃で2時間加温撹拌した。反応終了後減圧下にて
溶媒を留去した。この残渣を再びジオキサン150
ml、続いてピリジン50mlに溶解し、これにシクロ
ブラノール30g(0.068モル)を加え、60℃で2
時間撹拌した。反応終了後、減圧下に溶媒を濃縮
し残渣に酢酸エチル300mlを加え、析出した結晶
をろ取した。結晶をシリカゲルクロマトグラフイ
ー〔溶媒 クロロホルム−酢酸エチル、(1:
6)〕により精製することによりシクロブラノー
ル−4−アセタミド−3−メトキシ−α−メチル
ケイヒ酸エステル38.5gを得た。 収率84.2%、融点248〜249℃ 比旋光度〔α〕26 D+38.2゜(C1.00、CHCl3) 上記のシクロブラノール−4−アセタミド−3
−メトキシ−α−メチルケイヒ酸エステル34.4g
(0.051モル)をテトラヒドロフラン300mlに溶解
し、30%塩酸60mlを加えて70℃で2時間撹拌し
た。反応終了後、溶媒を減圧留去し、その残渣を
シリカゲルクロマトグラフイー〔溶媒 クロロホ
ルム−酢酸エチル、(1:6〕により2回精製し
シクロブラノール−4−アミノ−3−メトキシ−
α−メチルケイヒ酸エステル18.9gを得た。 収率58.8%、融点225〜226℃ 比旋光度〔α〕25 D+42.0゜(C1.00、CHCl3) 実施例 110 24−メチレンシクロアルタノール−4−アミノ
−3−メトキシケイヒ酸エステルの製法 実施例109の方法において4−アセタミド−3
−メトキシ−α−メチルケイヒ酸の代りに4−プ
ロピオアミド−3−メトキシ−ケイヒ酸21.93g
(0.088モル)、シクロブラノールの代りに24−メ
チレンシクロアルタノール30g(0.068モル)を
用いる以外は同じ操作法により24−メチレンジク
ロアルタノール−4−プロピオアミド−3−メト
キシ−ケイヒ酸エステル38.4gを得た。 収率83.8%、融点210〜211℃ 比旋光度〔α〕26 D+39.4゜(C1.00、CHCl3) 又、シクロブラノール−4−アセタミド−3−
メトキシ−α−メチルケイヒ酸の代りに24−メチ
レンシクロアルタノール−4−プロピオアミド−
3−メトキシケイヒ酸エステル35.2g(0.052モ
ル)を用いたほかは、実施例109と同じ操作法に
より24−メチレンシクロアルタノール−4−アミ
ノ−3−メトキシケイヒ酸エステル18.7gを得
た。 収率57.1%、融点227〜228℃ 比旋光度〔α〕25 D+41.8゜(C1.00、CHCl3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 以下の化学式[a]、[b]又は[c]
    で表されるトリテルペンアルコール有機酸エステ
    ル。 [但し、Rは 又は (R2はアミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基又
    は炭素数2乃至6のアルキルカルボキシ基を表
    し、R3、R4は炭素数1乃至4のアルキル基を表
    し、R5はアミノ基又はニトロ基を表す。)を表
    す。
JP60085254A 1984-06-04 1985-04-19 トリテルペンアルコール有機酸エステル Granted JPS61243099A (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60085254A JPS61243099A (ja) 1985-04-19 1985-04-19 トリテルペンアルコール有機酸エステル
CA000481808A CA1265785A (en) 1984-06-04 1985-05-17 Triterpenyl esters of organic acids, process for their production, and hypolipidemic agents composed of them
US06/739,183 US4748161A (en) 1984-06-04 1985-05-30 Triterpenyl esters of organic acids and hypolipidemic agents composed of them
DE8585303839T DE3579064D1 (de) 1984-06-04 1985-05-30 Triterpene ester von organischer saeure, verfahren zu ihrer herstellung und hypolipeinische zusammenstellungen die sie enthalten.
EP85303839A EP0166542B1 (en) 1984-06-04 1985-05-30 Triterpenyl esters of organic acids, process for their production, and hypolipidemic agents composed of them
KR1019850003819A KR920007235B1 (ko) 1984-06-04 1985-05-31 유기산의 트리테르페닐 에스테르의 제조방법
NO85852246A NO852246L (no) 1984-06-04 1985-06-03 Fremgangsmaate ved fremstilling av terapeutisk aktive triterpenylestere av organiske syrer.
SU853913136A SU1538892A3 (ru) 1984-06-04 1985-06-03 Способ получени тритерпениловых эфиров органических кислот
FI852216A FI852216A7 (fi) 1984-06-04 1985-06-03 Menetelmä terapeuttisesti aktiivisten orgaanisten happojen triterpenyyliesterien valmistamiseksi.
DK246985A DK246985A (da) 1984-06-04 1985-06-03 Triterpenylestere af organiske syrer, fremgangsmaade til fremstilling deraf samt farmaceutiske praeparater indeholdende saadanne triterpenylestere
ES544466A ES8708125A1 (es) 1984-06-04 1985-06-04 Procedimiento para la fabricacion de esteres de triterpenilode acidos organicos

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60085254A JPS61243099A (ja) 1985-04-19 1985-04-19 トリテルペンアルコール有機酸エステル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61243099A JPS61243099A (ja) 1986-10-29
JPH0533713B2 true JPH0533713B2 (ja) 1993-05-20

Family

ID=13853435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60085254A Granted JPS61243099A (ja) 1984-06-04 1985-04-19 トリテルペンアルコール有機酸エステル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61243099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058795A1 (ja) 2008-11-19 2010-05-27 森永乳業株式会社 抗酸化剤

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG93823A1 (en) * 1998-02-13 2003-01-21 Givaudan Roure Int Aryl-acrylic acid esters

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058795A1 (ja) 2008-11-19 2010-05-27 森永乳業株式会社 抗酸化剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61243099A (ja) 1986-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5552313B2 (ja) 脂質化合物
KR920007235B1 (ko) 유기산의 트리테르페닐 에스테르의 제조방법
EP1089968B1 (en) Thyroid hormone analogues and methods for their preparation
FR2599739A1 (fr) Acides biphenyl hydroxamiques a action therapeutique
JP2002519340A5 (ja)
RU2230750C2 (ru) Способы получения сложных эфиров станолов/стеринов
CN112771063A (zh) 氟化胆汁酸衍生物
JPH0533713B2 (ja)
US4689326A (en) Process for controlling hyperlipidemia
CN116375582A (zh) 异甜菊醇衍生物及其应用
US4645858A (en) Pentanedioic acid derivatives
DE3103144C2 (ja)
JP3688337B2 (ja) ピリピロペン誘導体
JPH0140040B2 (ja)
JPH0140014B2 (ja)
CZ301199A3 (cs) Příprava esterů sterolů a stanolů
JPS61243022A (ja) 高脂血症治療剤
US5055613A (en) Metabolites of pentanedioic acid derivatives
JPH043377B2 (ja)
SU1538892A3 (ru) Способ получени тритерпениловых эфиров органических кислот
KR870001937B1 (ko) 7위에 치환된 3-케토 △₄또는 △₁,₄스테로이드 유도체의 제조방법
AU598724B2 (en) Triterpenyl esters of organic acids, process for their production, and hypolipidemic agents composed of them
BE830534A (fr) O-acyl-acrylaldoximes substituees, leur preparation et leurs applications
US5233063A (en) Metabolites of pentanedioic acid derivatives
EP0040433B1 (en) Nicotinic derivatives of glucosamine, process for their preparation and related pharmaceutical compositions