JPH05337178A - オートディスペンサ - Google Patents

オートディスペンサ

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JPH05337178A
JPH05337178A JP4150414A JP15041492A JPH05337178A JP H05337178 A JPH05337178 A JP H05337178A JP 4150414 A JP4150414 A JP 4150414A JP 15041492 A JP15041492 A JP 15041492A JP H05337178 A JPH05337178 A JP H05337178A
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Takeki Oshikubo
雄樹 押久保
Makoto Kawagoe
誠 川越
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NICHIRIYOO KK
SAIMETSUKU KK
Nichiryo Co Ltd
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NICHIRIYOO KK
SAIMETSUKU KK
Nichiryo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 液体の逆流、シリンジの破損等の誤動作を確
実に防止する。 【構成】 弁駆動機構のモータ31とピストン駆動機構
のモータ41とを制御する、マイクロコンピュータを有
した、制御手段50と、切換弁の切換位置を検知する位
置センサと、モータ41の回転方向を検知する回転方向
センサと、位置センサの検知信号と回転方向センサ70
の検知信号とに基づき、切換弁の切換位置とモータ41
の回転方向とを判定する判定手段80と、判定手段80
の判定結果から、切換弁の切換位置に対するモータ41
の回転方向が正常か否かを監視し、正常でないとき、マ
イクロコンピュータの指令にかかわらず、モータ41を
停止すべく、そのモータ駆動回路に停止信号を出力す
る、停止保持手段90とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希釈液又は試薬等の液
体を高精度に分注でき、しかも液体の逆流等の誤動作を
確実に防止することが出来る、オートディスペンサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、試薬等の液体を分注するのに
使用するオートディスペンサとして種々の装置が開発さ
れている。
【0003】例えば、液体を吸入する吸入管と液体を排
出する排出管とに択一的に切換連通する切換弁を介して
液体を吸入・排出するシリンジ装置と、前記切換弁の切
り換え動作を行う弁駆動機構と、前記シリンジ装置のピ
ストンの後退・前進動作を行うピストン駆動機構とを具
備してなる、装置が提案されている。
【0004】前記装置では、前記弁駆動機構と前記ピス
トン駆動機構とを、例えば8ビットのマイクロコンピュ
ータからなる、制御手段で制御している。すなわち、予
めマイクロコンピュータに読み込ませたプログラムにし
たがって、まず弁駆動機構により切換弁を吸入管側に切
り換え、この終了後にピストン駆動機構によりシリンジ
装置のピストンを後退させてシリンジ内に液体を吸引
し、次いで弁駆動機構により切換弁を排出管側に切り換
え、この終了後にピストン駆動機構によりシリンジ装置
のピストンを前進させてシリンジ内の液体を排出し、必
要に応じて以上の操作を繰り返すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置は、マイクロコンピュータにより制御されてはいる
が、エラー状態における動作の保証まではされておら
ず、例えばプログラムバグがある場合や、ウオッチドッ
グタイマで防げない事故が生じた場合に、切換弁が吸引
側に切換っている状態でいったんシリンジ装置内に液体
を吸引して即ちピストンが下降して吸引作業を続けるべ
き所を、何らかの不都合により誤ってピストンが前進
(上昇)してすでにある程度吸引した液体を吸引側へ逆
流させてしまったり、あるいは切換弁が吸引側でもなく
排出管側でもないその途中の閉塞状態になっているのに
かかわらずピストンが前進(上昇)してシリンジ装置の
シリンダ内を許容範囲以上の高圧にして破損してしまう
等のおそれがあった。
【0006】このような事故を防止するには、例えば、
8ビットに比して能力の大きい16ビットのマイクロコ
ンピュータを使用し、該マイクロコンピュータに、切換
弁とピストンの制御プログラムの他に、エラー状態にお
ける動作の保証のためのプログラムを読み込ませれば良
いが、コスト高の問題が生じる。
【0007】従って、本発明の目的は、コスト高となら
ず、液体の逆流、シリンジの破損等の誤動作を確実に防
止することが可能な、オートディスペンサを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、シリンダ内に後退・前進自在にピストン
を挿入してなり、液体を吸入する吸入管と液体を排出す
る排出管とに択一的に切換連通する切換弁を介して液体
を吸入・排出するシリンジ装置と、前記切換弁の切り換
え動作を行う弁駆動機構と、前記シリンジ装置のピスト
ンの後退・前進動作を行うピストン駆動機構と、前記弁
駆動機構のモータと前記ピストン駆動機構のモータとを
制御する、マイクロコンピュータを有した、制御手段
と、前記切換弁の切換位置を検知する位置センサと、前
記ピストン駆動機構のモータの回転方向を検知する回転
方向センサと、前記位置センサの検知信号と前記回転方
向センサの検知信号とに基づき、前記切換弁の切換位置
と前記ピストン駆動機構のモータの回転方向を判定する
判定手段と、前記判定手段の判定結果から、前記切換弁
の切換位置に対する前記ピストン駆動機構のモータの回
転方向が正常か否かを監視し、正常でないとき、前記マ
イクロコンピュータの指令にかかわらず、前記ピストン
駆動機構のモータを停止すべく、該モータのモータ駆動
回路に停止信号を出力する、停止保持手段とを具備して
構成されたことを特徴とするオートディスペンサを提供
するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、制御手段のマイクロコンピュ
ータに予め読み込ませたプログラムにしたがって弁駆動
機構のモータやピストン駆動機構のモータを制御する。
例えば、液体を吸引してこれを排出する場合には、まず
弁駆動機構のモータにより切換弁を吸入管側に切り換
え、この切り換え終了後にピストン駆動機構によりシリ
ンジ装置のピストンを後退させてシリンダ内に液体を吸
引し、次いで弁駆動機構により切換弁を排出管側に切り
換え、この切り換え終了後にピストン駆動機構によりシ
リンジ装置のピストンを前進させてシリンダ内の液体を
排出する。
【0010】そして、前記動作中、判定手段は、位置セ
ンサの検知信号と回転方向センサの検知信号とに基づき
切換弁の切換位置とピストン駆動機構のモータの回転方
向を判定する一方、停止保持手段は、前記判定手段の判
定結果から、前記切換弁の切換位置に対する前記ピスト
ン駆動機構のモータの回転方向が正しいか否かを監視す
る。前記切換弁の切換位置に対する前記ピストン駆動機
構のモータの回転方向が正しくないとき、例えば、切換
弁が吸引管側にあるのに、ピストンが前進したり、ある
いは切換弁が吸引管と排出管との間にあって、該排出管
側に未だ切り換わっていないのにピストンが前進したり
するときには、停止保持手段は、ピストン駆動機構のモ
ータ駆動回路に停止信号を出力する。これにより、ピス
トン駆動機構のモータは、マイクロコンピュータからの
指令をキャンセルして、停止保持手段からの信号にした
がって停止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0012】尚、図1乃至図9は本発明のオートディス
ペンサの一実施例を示すもので、図1は正面図、図2は
側断面図、図3は背面図、図4は吸入管側に切り換わっ
た状態における切換弁の断面図、図5は排出管側に切り
換わった状態における切換弁の断面図、図6はブロック
図、図7は切換弁の切換位置を検知する位置センサ部分
の側面図、図8は同位置センサの遮光板とセンサとの位
置関係を説明する説明図、図9はピストン駆動機構のモ
ータの回転方向を検知する回転方向センサの説明図、図
10は同回転方向センサの出力信号を示す波形図、図1
1は判定手段と停止保持手段の回路図である。
【0013】(オートディスペンサ全体の概略)本実施
例のオートディスペンサは、図1、図2、図3及び図4
に示すように、シリンダ部12及びピストン11からな
り、ピストン11の後退・前進動作により切換弁20を
介して液体を吸入・排出するシリンジ装置10と、前記
切換弁20の切り換え動作を行う弁駆動機構30と、前
記シリンジ装置10のピストン11の後退・前進動作を
行うピストン駆動機構40と、前記弁駆動機構30のD
Cモータ31と前記ピストン駆動機構40のステッピン
グモータ41とを制御する、マイクロコンピュータを有
した、制御手段50(図6)と、前記切換弁20の切換
位置を検知する位置センサ60(図2、7、8)と、前
記ピストン駆動機構40のステッピングモータ41の回
転方向を検知する回転方向センサ70(図2、9)と、
前記位置センサ60の検知信号と前記回転方向センサ7
0の検知信号とに基づき、前記切換弁20の切換位置と
前記ピストン駆動機構40のステッピングモータ41の
回転方向を判定する判定手段80(図6、11)と、前
記判定手段80の判定結果から、前記切換弁20の切換
位置に対する前記ピストン駆動機構40のステッピング
モータ41の回転方向が正常か否かを監視し、正常でな
いとき、前記マイクロコンピュータの指令にかかわら
ず、前記ピストン駆動機構40のステッピングモータ4
1を停止すべく、該ステッピングモータ41のモータ駆
動回路41aに停止信号を出力する、停止保持手段90
(図6)とを具備して構成されている。
【0014】(シリンダ装置10部分)前記シリンジ装
置10は、例えば、図1及び図2に示すように、前記ピ
ストン11と、該ピストン11が挿入されるシリンダ部
12と、該シリンダ部12の上端に設けたシリンダヘッ
ド13と、シリンダカバー14とを具備して構成され、
装置枠体100の正面パネル101に配置した台座10
2上に固定ネジ103を介して着脱自在に固定されてい
る。
【0015】(切換弁20部分)前記切換弁20は、例
えば、図1、図2及び図5に示すように、前記台座10
2上に、前記シリンジ装置10の上端に位置するように
して配置されるもので、左右側面に吸入管21と排出管
22がコネクタ21a、22aを介して接続され、底面
に前記シリンジ装置10のシリンダヘッド13が接続さ
れる弁ハウジング23と、該弁ハウジング23内に回転
自在に配置された円錘台状回転弁体24とから構成され
ている。
【0016】前記回転弁体24は、全体L字形で互いに
連通する通路24aと24bとを有しており、液体の吸
入時には、図4に示すように、一方の通路24aが前記
吸入管21側に、また他方の通路24bが前記シリンダ
ヘッド13にそれぞれ連通する。この図4に示す状態は
液体の吸入終了時まで続行する。また、液体の排出時に
は、前記回転弁体24は、図4に示す状態から、同図の
反時計方向に90度回転して、図5に示すように、一方
の通路24aが前記シリンダ部12のヘッド13に、ま
た他方の通路24bが前記排出管22側にそれぞれ連通
する。この図5に示す状態も液体の排出終了時まで続行
する。尚、前記回転弁体24は耐薬品性のある材料によ
って構成されているので、各種液体に適用することがで
きる。
【0017】(弁駆動機構30部分)前記弁駆動機構3
0は、例えば、図2に示すように、前記正面パネル10
1の背面側に配置された前記モータ31と、減速機32
とから構成され、該減速機32の駆動軸(弁切換軸)3
2aに前記回転弁体24が連結され、該回転弁体24を
直接回転駆動するようにしている。
【0018】(ピストン駆動機構40部分)前記ピスト
ン駆動機構40は、例えば、図2に示すように、前記装
置枠体100内の支持台103に固定された前記ステッ
ピングモータ41と、前記正面パネル101の背面側に
起立した状態で回転自在に配置され、前記ステッピング
モータ41からタイミングベルト42を介して回転が伝
達される駆動ネジ軸43と、中心に該駆動ネジ軸43を
螺合貫通される雌ネジ穴を有した移動体44とを具備し
て構成されている。
【0019】前記移動体44の周面には、前記正面パネ
ル101に設けた上下方向のスリット104から外に水
平に延びる連結アーム45が固定され、該連結アーム4
5の先端に前記ピストン11の下端部が連結されてい
る。前記移動体44は、これにより回転運動しないよう
に規制され、前記駆動ネジ軸43の回転時に、該駆動ネ
ジ軸43に沿って昇降して前記ピストン11を前進・後
退(上昇・下降)させるものである。すなわち、前記駆
動ネジ軸43と前記移動体44は、前記ステッピングモ
ータ41の回転運動を上下方向の昇降運動(直線運動)
に変換する、回転−直線運動変換機構を構成している。
【0020】なお、前記タイミングベルト42は、前記
ステッピングモータ41の駆動軸に固定したプーリ46
と前記駆動ネジ軸43の上端に固定したプーリ47との
間に架け渡されている。
【0021】(制御手段50部分)前記制御手段50
は、図示しないが、8ビットのマイクロコンピュータ、
すなわちマイクロプロセッサ(CPU)とROMとRA
MとI/Oポート等を具備して構成されており、該RO
M部分に前記モータ31、41の制御プログラムが予め
読み込まれている。
【0022】液体を吸引してこれを排出する場合には、
図6に示すように、制御手段50のCPUからの指令に
より、I/Oポートを介して前記弁切換用モータ31の
駆動回路31aに、前記切換弁20を吸入管21側に切
り換えるように、駆動命令を出力し、この切り換え動作
終了後に、前記ピストン駆動用ステッピングモータ41
の駆動回路41aに、前記ピストン11を後退(下降)
させて前記シリンダ部12内に液体を吸引するように、
駆動命令を出力し、次いで前記弁切換用モータ31の駆
動回路31aに、前記切換弁20を排出管22側に切り
換えるように、駆動命令を出力し、この切り換え動作終
了後に、前記ピストン駆動用ステッピングモータ41の
駆動回路41aに、前記ピストン11を前進(上昇)さ
せて前記シリンダ部12内の液体を排出するように、駆
動命令を出力する。
【0023】なお、前記マイクロコンピュータは、8ビ
ット形式であるため、その能力上エラー状態における動
作の保証のためのプログラムは読み込まれていない。
【0024】(位置センサ60部分)前記位置センサ6
0は、例えば、図2、図3、図7及び図8に示すよう
に、前記弁切換軸32aに固定した四分の一円状(扇形
状)の大小二枚の垂直方向遮光板61、62と、該遮光
板61、62により光が遮断される、発光素子と受光素
子との組み合わせからなる四個の透過型のフォトセンサ
63、64、65、66とから構成されている。
【0025】前記フォトセンサ64、65は、図3及び
図8に示す配列状態で、前記モータ31の減速機32の
前面に固定され、また前記フォトセンサ63、66は、
図3及び図8に示す配列状態で前記フォトセンサ64、
65より更に前方の正面パネル101の背面に固定され
ている。
【0026】前記切換弁20が前記排出管22側にある
ときには、前記センサフォト63、64は夫々前記遮光
板61、62により遮光されてLOW状態(以下L状態
と略記)で、また前記切換弁20が前記吸入管21側に
あるときには、前記フォトセンサ65、66は夫々前記
遮光板61、62により遮光されてL状態であるが、前
記切換弁20が前記排出管22と前記吸入管21との間
にあるときには、前記フォトセンサ63、64、65、
66は前記遮光板61、62によりいずれも遮光され
ず、すべてHIGH状態(以下H状態と略記)なる。
【0027】なお、前記位置センサ60は、前記モータ
31の制御にも使用される。
【0028】(回転方向センサ70部分)前記回転方向
センサ70は、例えば、図2及び図9に示すように、前
記プーリ46に固定された水平方向円盤71と、該円盤
71に多数形成した同心円状の検出穴71aを介して光
が透過する、発光素子と受光素子との組み合わせからな
る透過型のフォトセンサ72、73とから構成されてい
る。
【0029】前記ステッピングモータ41が時計方向に
回転するときには、前記フォトセンサ72は、図10A
に示す波形の信号を出力し、また前記フォトセンサ73
は、該信号と位相がずれた、図10Bに示す波形の信号
を出力する。また、前記ステッピングモータ41が反時
計方向に回転するときには、前記フォトセンサ72は、
図10Aに示す波形の信号と位相が反転した、図10C
に示す波形の信号を出力し、また前記フォトセンサ73
は、図10Dに示す波形の信号を出力する。
【0030】(判定手段80と停止保持手段90部分)
前記判定手段80は、例えば、図11に示すように、前
記フォトセンサ63、64、65、66の出力を反転す
るインバータ81a、81b、81c、81dと、前記
インバータ81a、81bの信号を入力するNAND回
路82aと、前記インバータ81c、81dの信号を入
力するNAND回路82bと、前記NAND回路82a
のL能動出力端子と前記フォトセンサ72が接続され
る、L能動入力端子とL能動出力端子をもつOR回路
(AND回路)83aと、前記NAND回路82bのL
能動出力端子と前記フォトセンサ73が接続される、L
能動入力端子とL能動出力端子をもつOR回路(AND
回路)83bと、データ入力端子Dに前記OR回路83
aのL能動出力端子が接続され、クロック入力端子CK
に前記フォトセンサ73が接続される、四個のDフリッ
ププロップからなる、直列入力並列出力形のシフトレジ
スタ84aと、データ入力端子Dに前記OR回路83b
のL能動出力端子が接続され、クロック入力端子CKに
前記フォトセンサ72が接続される、四個のDフリップ
プロップからなる、直列入力並列出力形のシフトレジス
タ84bと、前記シフトレジスタ84aのQ1、Q2、Q
3、Q4出力端子が接続されるNAND回路85aと、前
記シフトレジスタ84bのQ1、Q2、Q3、Q4出力端子
が接続されるNAND回路85bと、前記NAND回路
85aのL出力端子と前記NAND回路85bのL出力
端子が接続される、L入力端子を有するOR回路(NA
ND回路)86とを具備して構成されている。
【0031】また、停止保持手段90は、例えば、図1
1に示すように、Dフリップフロップにより構成され、
データ入力端子Dに+5Vの定電圧電源が接続され、ま
たクロック入力端子CKに前記OR回路86の出力端子
が接続され、またQ出力端子は前記制御手段50のマイ
クロコンピュータに接続され、またQ出力端子は前記ス
テッピングモータ41の駆動回路41aに接続されてい
る。
【0032】(オートディスペンサの作用) ── 次に前記オートディスペンサの作用を説明する。
【0033】例えば、液体を吸引してこれを排出する場
合には、まず、制御手段50のCPUからの指令によ
り、I/Oポートを介して弁切換用モータ31の駆動回
路31a(図6)に、切換弁20を吸入管21側に切り
換えるように、駆動信号を出力する。これにより、モー
タ31が作動し、切換弁20の回転弁体24は、図4に
示すように、一方の通路24aが吸入管21側に、また
他方の通路24bがシリンダヘッド13にそれぞれ連通
する位置に切り換わる。
【0034】この切り換え動作終了後に、制御回路50
からピストン駆動用ステッピングモータ41の駆動回路
41aに、ピストン11を後退(下降)させて前記シリ
ンダ部12内に液体を吸引するように、制御信号を出力
する。これにより、ステッピングモータ41は反時計方
向に回転し、ピストン11を下限位置まで下降させ、シ
リンダ部12内に液体を所定量吸引する。
【0035】次いで、前記弁切換用モータ31の駆動回
路31aに、前記切換弁20を排出管22側に切り換え
るように、駆動信号を出力する。これにより、モータ3
1は前回とは逆の方向に90度回転し、切換弁20の回
転弁体24は、図5に示すように、一方の通路24aが
前記シリンダ部12のヘッド13に、また他方の通路2
4bが排出管22側にそれぞれ連通する位置に切り換わ
る。
【0036】この切り換え動作終了後に、ピストン駆動
用ステッピングモータ41の駆動回路41aに、ピスト
ン11を前進(上昇)させて前記シリンダ部12内の液
体を排出するように、駆動信号を出力する。これによ
り、ステッピングモータ41は時計方向に回転し、ピス
トン11を上限位置まで上昇させ、シリンダ部12内の
液体を排出管22に排出する。
【0037】以上の動作中、制御手段50のCPUは、
フォトセンサ63、64、65、66の信号を入力し、
モータ31の駆動回路31aに制御信号を出力し、該モ
ータ31を制御する。
【0038】次に、例えば、ステッピングモータ41が
時計方向に回転するとき、すなわち切換弁20が排出管
22側に切り換わり、ピストン11が上昇し、シリンダ
部12内の液体を排出するときの、判定手段80と停止
保持手段90の作用を図11を参照して説明する。
【0039】切換弁20が排出管22側に切り換わって
いるときは、図8の如く、フォトセンサ63、64は遮
光板61、62により遮光され、出力はともにL状態
で、インバータ81a、81bによりH状態に反転さ
れ、NAND回路82aの両入力端子は共にH状態で、
該NAND回路82aの出力端子はL状態になる。この
ため、OR回路83aの一方のL能動入力端子はL状態
である。また、OR回路83aの他方のL能動入力端子
にはフォトセンサ72の出力信号(図10A参照)が入
力されるが、一方のL能動入力端子がL状態なので、O
R回路83aのL能動出力端子はL状態のままである。
したがって、シフトレジスタ84aのデータ入力端子D
はL状態で、変化がなく、クロック入力端子CKにフォ
トセンサ73の出力信号(図10B参照)が入力されて
も、Q1、Q2、Q3、Q4出力端子はすべてL状態にあ
り、NAND回路85aの出力端子はH状態のままであ
り、OR回路86の出力はNAND回路85bの出力に
より決まる。
【0040】一方、フォトセンサ65、66は遮光板6
1、62により遮光されておらず、出力はともにH状態
で、インバータ81c、81dにより反転されてL状態
になり、NAND回路82bの両入力端子は共にL状態
で、該NAND回路82bの出力端子はH状態になる。
このため、OR回路83bの一方のL能動入力端子はH
状態である。また、OR回路83bの他方のL能動入力
端子にはフォトセンサ73の出力信号(図10B参照)
が入力され、該出力信号によりOR回路83bのL能動
出力端子が変化し、またシフトレジスタ84bのデータ
入力端子Dが変化する。一方、シフトレジスタ84bの
クロック入力端子CKはフォトセンサ72の出力信号
(図10A参照)により変化する。しかし、シフトレジ
スタ84bのクロック入力端子がL状態からH状態に立
ち上がるときには、データ入力端子Dは常にL状態であ
り、Q1、Q2、Q3、Q4出力端子はL状態のままで、N
AND回路85bの出力端子はH状態となる。
【0041】したがって、OR回路86の両入力端子は
共にH状態で、出力端子はL状態となる。
【0042】これにより、停止保持手段90を構成す
る、Dフリップフロップのクロック入 り、ステッピングモータ41は時計方向への回転を続行
する。
【0043】また、ステッピングモータ41が反時計方
向に回転するとき、すなわち切換弁20が吸入管21側
に切り換わり、ピストン11が下降し、シリンダ部12
内に液体を吸引するときも、判定手段80と停止保持手
段90は略同様に作用する。
【0044】しかし、切換弁20が吸入管21側にある
とき、ピストン駆動用ステッピングモータ41が反時計
方向に回転してピストン11を下動させるべき所を、誤
って該モータ41が時計方向に回転したとすると、ピス
トン11を上昇させて、シリンダ部12内の液体を吸入
管21側に逆流させてしまう。この場合、切換弁20は
吸入管21側に切換っているので、図8中、フォトセン
サ63、64は遮光板61、62により遮光されておら
ず、出力はともにH状態で、インバータ81a、81b
によりL状態に反転され、NAND回路82aの両入力
端子は共にL状態で、該NAND回路82aの出力端子
はH状態になる。このため、OR回路83aの一方のL
能動入力端子はH状態である。また、OR回路83aの
他方のL能動入力端子にはフォトセンサ72の出力信号
(図10A参照)が入力され、該出力信号によりOR回
路83aのL能動出力端子は変化し、またシフトレジス
タ84aのデータ入力端子Dも変化する。一方、シフト
レジスタ84aのクロック入力端子CKはフォトセンサ
73の出力信号(図10B参照)により変化する。すな
わち、シフトレジスタ84aのクロック入力端子CKが
L状態からH状態に立ち上がるとき、データ入力端子D
はH状態であり、このためQ1、Q2、Q3、Q4出力端子
は順次H状態になり、フォトセンサ73の四個めのパル
スでNAND回路85aの出力端子はL状態となる。
【0045】一方、図8中、フォトセンサ65、66は
遮光板61、62により遮光され、出力はともにL状態
で、インバータ81c、81dにより反転されてH状態
になり、NAND回路82bの両入力端子は共にH状態
で、該NAND回路82bの出力端子はL状態になる。
このため、OR回路83bの一方のL能動入力端子はL
状態である。また、OR回路83bの他方のL能動入力
端子にはフォトセンサ73の出力信号(図10B参照)
が入力されるが、一方のL能動入力端子がL状態である
ため、OR回路83bのL能動出力端子は変化せず、L
状態のままで、また、シフトレジスタ84bのデータ入
力端子DがL状態のままである。したがって、シフトレ
ジスタ84bのクロック入力端子CKにフォトセンサ7
2の出力信号(図10A参照)が入力されても、Q1
2、Q3、Q4出力端子はL状態のままで、NAND回
路85bの出力端子はH状態となる。
【0046】以上のように、OR回路86の一方の入力
端子はL状態であるのに、他方の入力端子はH状態で、
出力端子はH状態となる。
【0047】これにより、停止保持手段90を構成す
る、Dフリップフロップのクロック入力端子はL状態か
らH状態に立ち上がり、Q出力端子はH状態となり、制
御手段50のマイクロプロセッサ(CPU)にステッピ
ングモータ41の停止を要求す グモータ41の駆動回路41aに駆動停止信号を出力す
る。このため、ステッピングモータ41が停止して、液
体の吸引側への逆流を未然に防止することができる。
【0048】なお、Dフリップフロップをリセットすれ
ば、該Dフリップフロップを元の状態に復帰させること
が出来る。
【0049】また、切換弁20が吸入管21と排出管2
2との間にあるときに、ステッピングモータ41が時計
方向に回転する場合にも、同様に、制御手段50のマイ
クロプロセッサにピストン駆動用のステッピングモータ
41の停止を要求するためのモータ停止要求信号を出力
し、同時に、該ステッピングモータ41の駆動回路41
aに駆動停止信号を出力する。
【0050】また、遮光板61、62がずれて、フォト
センサ64は検知状態であるが、フォトセンサ63は非
検知の状態になっても同様に、制御手段50のマイクロ
プロセッサに前記ステッピングモータ41の停止を要求
するためのモータ停止要求信号を出力し、また、ステッ
ピングモータ41の駆動回路41aに駆動停止信号を出
力する。
【0051】以上のように、本実施例では、16ビット
のマイクロコンピュータを使用せず、該16ビットのマ
イクロコンピュータに切換弁とピストンの制御プログラ
ムの他に、エラー状態における動作の保証のためのプロ
グラムを読み込ませなくても、液体の逆流、シリンジの
破損等の誤動作を確実に防止することができる。また、
判定手段80にシフトレジスタ84a、84bを使用し
ているので、震動などによって回転方向センサ70の信
号にグリッジが生じても、これを除去し、動作を確実な
ものとすることが出来る。
【0052】尚、本発明は、前記実施例に示すものに限
定されるものではなく、要は位置センサの検知信号と回
転方向センサの検知信号とに基づき、切換弁の切換位置
とピストン駆動機構のモータの回転方向を判定する判定
手段と、該判定手段の判定結果から、前記切換弁の切換
位置に対する前記ピストン駆動機構のモータの回転方向
が正常か否かを監視し、正常でないとき、マイクロプロ
セッサの指令にかかわらず、前記ピストン駆動機構のモ
ータを停止すべく、該モータのモータ駆動回路に停止信
号を出力する、停止保持手段とを具備してあればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
6ビットのマイクロコンピュータを使用しなくても済
み、コスト高とならず、液体の逆流、シリンジの破損等
の誤動作を確実に防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートディスペンサの一実施例を示す
正面図である。
【図2】同側断面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】吸入管側に切り換わった状態における切換弁の
断面図である。
【図5】排出管側に切り換わった状態における切換弁の
断面図である。
【図6】制御回路系統のブロック図である。
【図7】切換弁の切換位置を検知する位置センサ部分の
側面図である。
【図8】同位置センサの遮光板とセンサとの位置関係を
説明する説明図である。
【図9】ピストン駆動機構のモータの回転方向を検知す
る回転方向センサの説明図である。
【図10】図10Aはピストン駆動機構のモータが時計
方向に回転したときの、一方の回転方向センサ(フォト
センサ72)の出力信号を示す波形図である。図10B
はピストン駆動機構のモータが時計方向に回転したとき
の、他方の回転方向センサ(フォトセンサ73)の出力
信号を示す波形図である。図10Cはピストン駆動機構
のモータが反時計方向に回転したときの、一方の回転方
向センサ(フォトセンサ72)の出力信号を示す波形図
である。図10Dはピストン駆動機構のモータが反時計
方向に回転したときの、他方の回転方向センサ(フォト
センサ73)の出力信号を示す波形図である。
【図11】判定手段と停止保持手段の回路図である。
【符号の説明】
10 シリンジ装置 11 ピストン 12 シリンダ部 20 切換弁 21 吸引菅 22 排出菅 30 弁駆動機構 31 弁切換用モータ(DCモータ) 31a 駆動回路 40 ピストン駆動機構 41 ピストン駆動用モータ(ステッピングモータ) 41a 駆動回路 50 制御手段 60 切換位置センサ 70 回転方向センサ 80 判定手段 90 停止保持手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に後退・前進自在にピストン
    を挿入してなり、液体を吸入する吸入管と液体を排出す
    る排出管とに択一的に切換連通する切換弁を介して液体
    を吸入・排出するシリンジ装置と、 前記切換弁の切り換え動作を行う弁駆動機構と、 前記シリンジ装置のピストンの後退・前進動作を行うピ
    ストン駆動機構と、 前記弁駆動機構のモータと前記ピストン駆動機構のモー
    タとを制御する、マイクロコンピュータを有した、制御
    手段と、 前記切換弁の切換位置を検知する位置センサと、 前記ピストン駆動機構のモータの回転方向を検知する回
    転方向センサと、 前記位置センサの検知信号と前記回転方向センサの検知
    信号とに基づき、前記切換弁の切換位置と前記ピストン
    駆動機構のモータの回転方向とを判定する判定手段と、 判定手段の判定結果から、前記切換弁の切換位置に対す
    る前記ピストン駆動機構のモータの回転方向が正常か否
    かを監視し、正常でないとき、前記マイクロコンピュー
    タの指令にかかわらず、前記ピストン駆動機構のモータ
    を停止すべく、該モータのモータ駆動回路に停止信号を
    出力する、停止保持手段と、 を具備して構成されたことを特徴とするオートディスペ
    ンサ。
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