JPH05337635A - 金属溶湯保持容器 - Google Patents
金属溶湯保持容器Info
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- JPH05337635A JPH05337635A JP14587392A JP14587392A JPH05337635A JP H05337635 A JPH05337635 A JP H05337635A JP 14587392 A JP14587392 A JP 14587392A JP 14587392 A JP14587392 A JP 14587392A JP H05337635 A JPH05337635 A JP H05337635A
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- Japan
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- heating element
- molten metal
- passage
- electrode portion
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】凝固金属による出湯通路20の詰まりを防止
し、出湯通路20からの出湯を良好にし得、更に、金属
溶湯を汚染する充填材の使用を廃止し得る金属溶湯保持
容器を提供する。 【構成】この金属溶湯保持容器は、金属溶湯を保持する
保持室12をもつ有底形状の容器本体1と、金属溶湯を
吐出する出湯通路20を内壁面2aで形成した筒形状の
発熱体2と、発熱体2の外側に装備され発熱体2に給電
する炭素系の電極部3とで構成されている。発熱体2は
マグネシアとジルコニアとアルミナとの混合体で構成さ
れている。発熱体2、電極部3は容器本体1の耐火物層
11に埋設され、電気絶縁されている。電極部3を介し
て発熱体2に給電し、発熱体2を発熱させれば、出湯通
路20における金属は加熱される。
し、出湯通路20からの出湯を良好にし得、更に、金属
溶湯を汚染する充填材の使用を廃止し得る金属溶湯保持
容器を提供する。 【構成】この金属溶湯保持容器は、金属溶湯を保持する
保持室12をもつ有底形状の容器本体1と、金属溶湯を
吐出する出湯通路20を内壁面2aで形成した筒形状の
発熱体2と、発熱体2の外側に装備され発熱体2に給電
する炭素系の電極部3とで構成されている。発熱体2は
マグネシアとジルコニアとアルミナとの混合体で構成さ
れている。発熱体2、電極部3は容器本体1の耐火物層
11に埋設され、電気絶縁されている。電極部3を介し
て発熱体2に給電し、発熱体2を発熱させれば、出湯通
路20における金属は加熱される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属溶湯保持容器に関す
る。この金属溶湯保持容器は、例えば、溶鋼を保持する
取鍋に利用できる。
る。この金属溶湯保持容器は、例えば、溶鋼を保持する
取鍋に利用できる。
【0002】
【従来の技術】金属溶湯保持容器例えば取鍋は、金属溶
湯を保持する保持室と、底部に設けられた出湯通路とを
もつ。ここで、出湯通路付近は温度が低くなるため、溶
湯が出湯通路付近で凝固することがある。この場合、出
湯通路が詰まって出湯通路の開口が困難となり、出湯で
きなくなる問題がある。
湯を保持する保持室と、底部に設けられた出湯通路とを
もつ。ここで、出湯通路付近は温度が低くなるため、溶
湯が出湯通路付近で凝固することがある。この場合、出
湯通路が詰まって出湯通路の開口が困難となり、出湯で
きなくなる問題がある。
【0003】これを防止するため、粉粒状の充填材(挂
砂、クローム鉄鉱等又はこれらのカーボンコート材)を
出湯通路に予め詰めておくことが行われている。そし
て、出湯時に、出湯通路の開閉プレートを開き、出湯通
路内の充填材とともに保持室内の溶湯を出湯通路から落
下する。しかしこの場合には、出湯通路に詰められた充
填材が熱でしばしば焼結することがある。この場合、開
閉プレートを開いても、溶湯を出湯できなくなる。更
に、出湯通路から吐出される金属溶湯が充填材で汚染さ
れ、溶湯の清浄化、高品質化の面で好ましくない。
砂、クローム鉄鉱等又はこれらのカーボンコート材)を
出湯通路に予め詰めておくことが行われている。そし
て、出湯時に、出湯通路の開閉プレートを開き、出湯通
路内の充填材とともに保持室内の溶湯を出湯通路から落
下する。しかしこの場合には、出湯通路に詰められた充
填材が熱でしばしば焼結することがある。この場合、開
閉プレートを開いても、溶湯を出湯できなくなる。更
に、出湯通路から吐出される金属溶湯が充填材で汚染さ
れ、溶湯の清浄化、高品質化の面で好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑み開発されたものであり、凝固金属による出湯通路
の詰まりを防止し、出湯通路からの出湯を良好にし得、
更に、溶湯を汚染する充填材の使用を廃止し得る金属溶
湯保持容器を提供することを目的とするにある。
に鑑み開発されたものであり、凝固金属による出湯通路
の詰まりを防止し、出湯通路からの出湯を良好にし得、
更に、溶湯を汚染する充填材の使用を廃止し得る金属溶
湯保持容器を提供することを目的とするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の金属溶湯保持容
器は、金属溶湯を保持する保持室をもつ有底形状の容器
本体と、容器本体に装備され、保持室の金属溶湯を該保
持室外に吐出する出湯通路を内壁面で形成し給電に伴い
発熱する筒形状の発熱体と、発熱体に給電する少なくと
も2個の電極部とで構成されていることを特徴とするも
のである。
器は、金属溶湯を保持する保持室をもつ有底形状の容器
本体と、容器本体に装備され、保持室の金属溶湯を該保
持室外に吐出する出湯通路を内壁面で形成し給電に伴い
発熱する筒形状の発熱体と、発熱体に給電する少なくと
も2個の電極部とで構成されていることを特徴とするも
のである。
【0006】容器本体は、有底形状をなし、金属溶湯を
保持する保持室をもつ。発熱体は容器本体に装備されて
おり、その内壁面で出湯通路を形成する。発熱体は導電
性をもつセラミックスを主成分として形成できる。保持
室に保持される金属溶湯が溶鋼の場合においては、発熱
体は、一般的に、マグネシア(MgO)、ジルコニア
(ZrO2 )、アルミナ(Al2 O3 )、あるいは、マ
グネシアとジルコニアとの混合体、マグネシアとジルコ
ニアとアルミナとの混合体で構成できる。なお、マグネ
シアは常温度域では電気絶縁材料であるが、鋼の融点付
近の1500°C付近では導電性をもち、所要の固有抵
抗値が得られる。
保持する保持室をもつ。発熱体は容器本体に装備されて
おり、その内壁面で出湯通路を形成する。発熱体は導電
性をもつセラミックスを主成分として形成できる。保持
室に保持される金属溶湯が溶鋼の場合においては、発熱
体は、一般的に、マグネシア(MgO)、ジルコニア
(ZrO2 )、アルミナ(Al2 O3 )、あるいは、マ
グネシアとジルコニアとの混合体、マグネシアとジルコ
ニアとアルミナとの混合体で構成できる。なお、マグネ
シアは常温度域では電気絶縁材料であるが、鋼の融点付
近の1500°C付近では導電性をもち、所要の固有抵
抗値が得られる。
【0007】ここで、発熱体を形成するセラミックスと
して、マグネシアとジルコニアとアルミナとの混合体を
用いる場合には、アルミナは、発熱体の抵抗値を制御す
るのに有効であり、ジルコニアは発熱体の耐熱性、衝撃
性、熱間特性の向上に有効であり、また抵抗値の制御に
も有効である。この場合には、熱衝撃性、熱膨張性、固
有抵抗値等を考慮すると、その配合割合は例えば、重量
%で、マグネシアが60〜99%、特に85〜95%が
好ましく、ジルコニアが1〜40%。特に5〜2.5%
が好ましく、アルミナが1〜40%、特に2.5〜15
%が好ましい。
して、マグネシアとジルコニアとアルミナとの混合体を
用いる場合には、アルミナは、発熱体の抵抗値を制御す
るのに有効であり、ジルコニアは発熱体の耐熱性、衝撃
性、熱間特性の向上に有効であり、また抵抗値の制御に
も有効である。この場合には、熱衝撃性、熱膨張性、固
有抵抗値等を考慮すると、その配合割合は例えば、重量
%で、マグネシアが60〜99%、特に85〜95%が
好ましく、ジルコニアが1〜40%。特に5〜2.5%
が好ましく、アルミナが1〜40%、特に2.5〜15
%が好ましい。
【0008】溶鋼を保持する場合において、発熱体の固
有抵抗値は1500℃付近で、20Ωcm以上であるこ
とが望ましく、特に200Ωcm以上であることが望ま
しい。なお、発熱体を形成するセラミックスの粒度は抵
抗値、電流の偏流化に影響を与えることがあり、そのた
めセラミックス粉末の最大粒径は0.5mm〜5mm程
度が望ましく、特に0.7mm〜3mm程度が望まし
い。
有抵抗値は1500℃付近で、20Ωcm以上であるこ
とが望ましく、特に200Ωcm以上であることが望ま
しい。なお、発熱体を形成するセラミックスの粒度は抵
抗値、電流の偏流化に影響を与えることがあり、そのた
めセラミックス粉末の最大粒径は0.5mm〜5mm程
度が望ましく、特に0.7mm〜3mm程度が望まし
い。
【0009】電極部は発熱体に給電するためのものであ
る。電極部の材質は導電率、熱伝達率等を考慮して選択
し、例えば、カーボンペーパー、固形アルミナグラファ
イト系材料、ポーラスな炭素系耐火物を採用できる。電
極部の配置、形状、強度は、発熱体の熱膨張の影響を回
避できる様にすることが好ましい。なお、発熱体の熱膨
張を吸収するためには、電極部の圧縮強度は弱いものが
よい。
る。電極部の材質は導電率、熱伝達率等を考慮して選択
し、例えば、カーボンペーパー、固形アルミナグラファ
イト系材料、ポーラスな炭素系耐火物を採用できる。電
極部の配置、形状、強度は、発熱体の熱膨張の影響を回
避できる様にすることが好ましい。なお、発熱体の熱膨
張を吸収するためには、電極部の圧縮強度は弱いものが
よい。
【0010】
【作用】電極部を介して発熱体に給電し、発熱体を発熱
させれば、出湯通路における金属は加熱され、出湯通路
における金属溶湯の凝固は回避される。
させれば、出湯通路における金属は加熱され、出湯通路
における金属溶湯の凝固は回避される。
【0011】
【実施例】本発明にかかる金属溶湯保持容器の実施例に
ついて図1〜図3を参照して説明する。この例は、溶鋼
を300kg程度保持できる取鍋に適用した場合であ
る。本実施例にかかる金属溶湯保持容器の主要部を図1
に示す。この保持容器は、有底形状の容器本体1と、ノ
ズル型の発熱体2と、発熱体2に給電する炭素系の電極
部3とで構成されている。
ついて図1〜図3を参照して説明する。この例は、溶鋼
を300kg程度保持できる取鍋に適用した場合であ
る。本実施例にかかる金属溶湯保持容器の主要部を図1
に示す。この保持容器は、有底形状の容器本体1と、ノ
ズル型の発熱体2と、発熱体2に給電する炭素系の電極
部3とで構成されている。
【0012】容器本体1は、底壁部に開口10aをもつ
鋼製の鉄皮10と、鉄皮10の内壁面に内張された所要
厚みの耐火物層11と、断熱と鉄皮10の保護のための
ロー石質レンガからなる裏張材15と、耐火物層11に
埋設されたマスレンガ14とで構成されている。耐火物
層11はマグネシアカーボンを主成分とし、その厚みは
100〜150mm程度である。耐火物層11は、溶湯
を保持する保持室12を形成している。マスレンガ14
は、マグネシアカーボンを主成分とし、ノズル型の発熱
体2を装着するために設けられている。容器本体1の開
口10aの下方にはスライド式の開閉プレート13が設
けられている。
鋼製の鉄皮10と、鉄皮10の内壁面に内張された所要
厚みの耐火物層11と、断熱と鉄皮10の保護のための
ロー石質レンガからなる裏張材15と、耐火物層11に
埋設されたマスレンガ14とで構成されている。耐火物
層11はマグネシアカーボンを主成分とし、その厚みは
100〜150mm程度である。耐火物層11は、溶湯
を保持する保持室12を形成している。マスレンガ14
は、マグネシアカーボンを主成分とし、ノズル型の発熱
体2を装着するために設けられている。容器本体1の開
口10aの下方にはスライド式の開閉プレート13が設
けられている。
【0013】発熱体2は、開口10a付近のマスレンガ
14内に装着されている。発熱体2の内壁面2aで出湯
通路20が形成されている。発熱体2は、重量%で、マ
グネシア90%、ジルコニア5%、アルミナ5%、不可
避の不純物を含有する混合セラミックスで形成されてい
る。ここで本実施例では、発熱体2は、軸長が120m
m程度、外径が70mm、内径が30mmである。
14内に装着されている。発熱体2の内壁面2aで出湯
通路20が形成されている。発熱体2は、重量%で、マ
グネシア90%、ジルコニア5%、アルミナ5%、不可
避の不純物を含有する混合セラミックスで形成されてい
る。ここで本実施例では、発熱体2は、軸長が120m
m程度、外径が70mm、内径が30mmである。
【0014】この発熱体2は次のように製造した。即
ち、原料をロールクラッシャー、インペラーブレーカー
等の粉砕により粗、中粒子とし、更にボールミルや振動
ミル等で粉砕し微粒子材料を得て、それぞれを適正な粒
度構成が得られるよう配合して混合し、その粉末に水を
加えてスラリーを形成する調整工程、スラリーを型のキ
ャビティに流し込んで成形する成形工程、成形した成形
体を型から外した後に養生し、乾燥する乾燥工程、乾燥
した成形体を焼結する焼結工程とを順に実施して製造し
た。
ち、原料をロールクラッシャー、インペラーブレーカー
等の粉砕により粗、中粒子とし、更にボールミルや振動
ミル等で粉砕し微粒子材料を得て、それぞれを適正な粒
度構成が得られるよう配合して混合し、その粉末に水を
加えてスラリーを形成する調整工程、スラリーを型のキ
ャビティに流し込んで成形する成形工程、成形した成形
体を型から外した後に養生し、乾燥する乾燥工程、乾燥
した成形体を焼結する焼結工程とを順に実施して製造し
た。
【0015】電極部3は発熱体2の外周面に互いに背向
する様に装備されている。電極部3は給電線3aを介し
て容器外方に配置されている単相電源4に接続されてい
る。この電極部3及び給電線3aは耐火物層11に埋設
されて電気絶縁性が確保されている。なお、給電線3a
の電気絶縁性を高めるべく、給電線3aが挿通されたセ
ラミックスパイプを耐火物層11に埋設することにして
も良い。
する様に装備されている。電極部3は給電線3aを介し
て容器外方に配置されている単相電源4に接続されてい
る。この電極部3及び給電線3aは耐火物層11に埋設
されて電気絶縁性が確保されている。なお、給電線3a
の電気絶縁性を高めるべく、給電線3aが挿通されたセ
ラミックスパイプを耐火物層11に埋設することにして
も良い。
【0016】次に使用する場合について説明する。開閉
プレート13を閉じた状態で、保持室12に高温度(1
550〜1600°C程度)の金属溶湯つまり溶鋼を保
持する。この状態で、単相電源4から給電線3a、電極
部3を介して発熱体2に給電する。この場合、一般的
に、電圧は200〜400V程度、電流は200〜80
0A程度に設定する。この結果、発熱体2が出湯通路2
0内の溶湯が凝固していた場合でも発熱体2が発熱して
適温に加熱することにより溶湯を溶解するため、発熱を
開始し、溶解に必要な時間経過した後に開閉プレート1
3を開くことにより、溶湯をスムーズに出湯することが
できる。なお、溶湯の吐出が終了するまで、発熱体2を
発熱させれば、溶湯の降温を防止できる。
プレート13を閉じた状態で、保持室12に高温度(1
550〜1600°C程度)の金属溶湯つまり溶鋼を保
持する。この状態で、単相電源4から給電線3a、電極
部3を介して発熱体2に給電する。この場合、一般的
に、電圧は200〜400V程度、電流は200〜80
0A程度に設定する。この結果、発熱体2が出湯通路2
0内の溶湯が凝固していた場合でも発熱体2が発熱して
適温に加熱することにより溶湯を溶解するため、発熱を
開始し、溶解に必要な時間経過した後に開閉プレート1
3を開くことにより、溶湯をスムーズに出湯することが
できる。なお、溶湯の吐出が終了するまで、発熱体2を
発熱させれば、溶湯の降温を防止できる。
【0017】なお、溶湯を保持室12に保持する前に、
発熱体2に通電して予熱しておけば、溶湯との接触によ
る発熱体2の急熱を防止でき、急熱に起因する発熱体2
の亀裂を防止するのに有利である。また、上記した予熱
により、マグネシアを主成分とし高温度領域で導電性を
帯びる発熱体2の導電性を確保できる。以上説明した様
に本実施例では、発熱体2で出湯通路20内の金属を加
熱できるので、出湯通路20内の詰まりを防止できる。
従って、従来より使用していた充填材を廃止できる。
発熱体2に通電して予熱しておけば、溶湯との接触によ
る発熱体2の急熱を防止でき、急熱に起因する発熱体2
の亀裂を防止するのに有利である。また、上記した予熱
により、マグネシアを主成分とし高温度領域で導電性を
帯びる発熱体2の導電性を確保できる。以上説明した様
に本実施例では、発熱体2で出湯通路20内の金属を加
熱できるので、出湯通路20内の詰まりを防止できる。
従って、従来より使用していた充填材を廃止できる。
【0018】(他の例)上記した実施例において、保持
室12内の溶湯を出湯通路20から出湯する際に、出湯
通路20に不活性ガスまたは酸素ガスをバブリングして
出湯通路20の開口を助けるようにしても良い。また上
記した実施例において、保持室12に溶湯を保持する前
の状態で、発熱体2の出湯通路20内に粒状銑鉄(融点
1200°C程度)を詰めておき、その後、保持室12
に溶湯を保持し、出湯直前に発熱体2で粒状銑鉄を加熱
溶融して出湯通路20を開口するようにしても良い。な
お、粒状銑鉄の融点は鋼よりも低いので、出湯通路20
の開口の際における発熱体2の発熱を抑え得る。
室12内の溶湯を出湯通路20から出湯する際に、出湯
通路20に不活性ガスまたは酸素ガスをバブリングして
出湯通路20の開口を助けるようにしても良い。また上
記した実施例において、保持室12に溶湯を保持する前
の状態で、発熱体2の出湯通路20内に粒状銑鉄(融点
1200°C程度)を詰めておき、その後、保持室12
に溶湯を保持し、出湯直前に発熱体2で粒状銑鉄を加熱
溶融して出湯通路20を開口するようにしても良い。な
お、粒状銑鉄の融点は鋼よりも低いので、出湯通路20
の開口の際における発熱体2の発熱を抑え得る。
【0019】また上記した実施例において、出湯通路2
0の下部は温度がアルミの融点以下であるので、酸化鉄
とアルミ粉末とを混合した混合粉末を発熱体2の出湯通
路20の下部に予め詰めておき、発熱体2の発熱の他に
テルミット反応による発熱も利用して、出湯通路20内
の金属を加熱溶融する様にしても良い。本発明の第2実
施例を図4、図5に示す。この場合には、2個1組の電
極部3と2個1組の電極部5を用い、電極部3を発熱体
2の外周面に互いに背向する様に装備するとともに、電
極部5を発熱体2の外周面に位相をずらせて互いに背向
する様に装備している。そして、2個1組の電極部3を
給電線3aを介して単相電源4に接続し、残りの2個1
組の電極部5を給電線5aを介して単相電源6に接続し
ている。この例では、発熱体2の全体加熱に有利であ
る。
0の下部は温度がアルミの融点以下であるので、酸化鉄
とアルミ粉末とを混合した混合粉末を発熱体2の出湯通
路20の下部に予め詰めておき、発熱体2の発熱の他に
テルミット反応による発熱も利用して、出湯通路20内
の金属を加熱溶融する様にしても良い。本発明の第2実
施例を図4、図5に示す。この場合には、2個1組の電
極部3と2個1組の電極部5を用い、電極部3を発熱体
2の外周面に互いに背向する様に装備するとともに、電
極部5を発熱体2の外周面に位相をずらせて互いに背向
する様に装備している。そして、2個1組の電極部3を
給電線3aを介して単相電源4に接続し、残りの2個1
組の電極部5を給電線5aを介して単相電源6に接続し
ている。この例では、発熱体2の全体加熱に有利であ
る。
【0020】本発明の第3実施例を図6、図7に示す。
この場合には、3個1組の電極部3を用い、各電極部3
を発熱体2の外周面にほぼ均等間隔で装備している。そ
して、各電極部3を給電線3aを介して三相電源4に接
続している。この例では、発熱体2の全体加熱に有利で
ある。本発明の第4実施例を図8、図9に示す。この場
合には、発熱体2の外周面に筒形の電極部60を配置
し、発熱体2の出湯通路20内に棒状の電極部61を配
置している。そして、電極部60、61を給電線3aを
介して単相電源4に接続している。この例では、電極部
60は発熱体2の全周に配置されているので、発熱体2
の全体加熱に有利である。
この場合には、3個1組の電極部3を用い、各電極部3
を発熱体2の外周面にほぼ均等間隔で装備している。そ
して、各電極部3を給電線3aを介して三相電源4に接
続している。この例では、発熱体2の全体加熱に有利で
ある。本発明の第4実施例を図8、図9に示す。この場
合には、発熱体2の外周面に筒形の電極部60を配置
し、発熱体2の出湯通路20内に棒状の電極部61を配
置している。そして、電極部60、61を給電線3aを
介して単相電源4に接続している。この例では、電極部
60は発熱体2の全周に配置されているので、発熱体2
の全体加熱に有利である。
【0021】本発明の第5実施例を図10に示す。この
場合には、発熱体2の上部の外周面に電極部70を配置
し、発熱体2の中央の外周面に電極部71を配置し、発
熱体2の下部の外周面に電極部72を配置している。そ
して、電極部70を給電線70aを介して単相電源40
に接続し、電極部71を給電線71aを介して単相電源
41に接続し、電極部72を給電線72aを介して単相
電源42に接続していている。この例では、発熱体2の
上部、中央、下部の発熱を独立して調整できる。例え
ば、電極70、71、72の順に給電を開始すれば、発
熱体2の上部、中央、下部の順に発熱できる。この場合
には、出湯通路20における凝固金属をその上部から順
に加熱溶融できるので、出湯通路20内における凝固金
属の熱膨張に起因する発熱体2の割れを回避できる。
場合には、発熱体2の上部の外周面に電極部70を配置
し、発熱体2の中央の外周面に電極部71を配置し、発
熱体2の下部の外周面に電極部72を配置している。そ
して、電極部70を給電線70aを介して単相電源40
に接続し、電極部71を給電線71aを介して単相電源
41に接続し、電極部72を給電線72aを介して単相
電源42に接続していている。この例では、発熱体2の
上部、中央、下部の発熱を独立して調整できる。例え
ば、電極70、71、72の順に給電を開始すれば、発
熱体2の上部、中央、下部の順に発熱できる。この場合
には、出湯通路20における凝固金属をその上部から順
に加熱溶融できるので、出湯通路20内における凝固金
属の熱膨張に起因する発熱体2の割れを回避できる。
【0022】本発明の第6実施例を図11に示す。この
場合には、発熱体2と電極部3との間には、炭素粉末等
を装填して形成した導電層80が介在している。導電層
80は、発熱体2と電極部3との間において電気的接触
性、熱的接触性を確保するのに役立つ。炭素粉末は例え
ば平均粒径が40μm〜60μmのものを採用できる。
本発明の第7実施例を図12に示す。この場合には、発
熱体2は筒形の外層25と筒形の内層26とからなり、
外層25と内層26との間には導電層80が介在し、電
気的接触性、熱的接触性を向上させている。この例の場
合には、外層25と内層26との材質、組成を異なるも
のにできる。例えば、外層25、内層26との材質、組
成を調整し、溶湯に直接触れる内層26の発熱性、耐溶
損性等を、外層25よりも高めることができる。
場合には、発熱体2と電極部3との間には、炭素粉末等
を装填して形成した導電層80が介在している。導電層
80は、発熱体2と電極部3との間において電気的接触
性、熱的接触性を確保するのに役立つ。炭素粉末は例え
ば平均粒径が40μm〜60μmのものを採用できる。
本発明の第7実施例を図12に示す。この場合には、発
熱体2は筒形の外層25と筒形の内層26とからなり、
外層25と内層26との間には導電層80が介在し、電
気的接触性、熱的接触性を向上させている。この例の場
合には、外層25と内層26との材質、組成を異なるも
のにできる。例えば、外層25、内層26との材質、組
成を調整し、溶湯に直接触れる内層26の発熱性、耐溶
損性等を、外層25よりも高めることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかる金属溶湯保持容器によれ
ば、出湯通路内の金属を発熱体で加熱できるので、凝固
金属による出湯通路の詰まりを防止でき、出湯通路から
の出湯を良好にし得る。また、出湯終了まで加熱するこ
とにより、出湯中の溶湯の温度低下を防止することもで
きる。
ば、出湯通路内の金属を発熱体で加熱できるので、凝固
金属による出湯通路の詰まりを防止でき、出湯通路から
の出湯を良好にし得る。また、出湯終了まで加熱するこ
とにより、出湯中の溶湯の温度低下を防止することもで
きる。
【0024】従って、溶湯を汚染するおそれがある従来
の充填材の使用を廃止でき、溶湯の清浄化、高品質化に
有利である。
の充填材の使用を廃止でき、溶湯の清浄化、高品質化に
有利である。
【図1】金属溶湯保持容器の主要部の縦断面図である。
【図2】電極部を備えた発熱体を模式的に示す縦断面図
である。
である。
【図3】電極部を備えた発熱体を模式的に示す横断面図
である。
である。
【図4】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第2実施
例に係る縦断面図である。
例に係る縦断面図である。
【図5】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第2実施
例に係る横断面図である。
例に係る横断面図である。
【図6】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第3実施
例に係る縦断面図である。
例に係る縦断面図である。
【図7】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第3実施
例に係る横断面図である。
例に係る横断面図である。
【図8】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第4実施
例に係る縦断面図である。
例に係る縦断面図である。
【図9】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第4実施
例に係る横断面図である。
例に係る横断面図である。
【図10】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第5実
施例に係る縦断面図である。
施例に係る縦断面図である。
【図11】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第6実
施例に係る縦断面図である。
施例に係る縦断面図である。
【図12】電極部を備えた発熱体を模式的に示す第7実
施例に係る縦断面図である。
施例に係る縦断面図である。
図中、1は容器本体、2は発熱体、20は出湯通路、3
は電極部を示す。
は電極部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 榮藏 愛知県東海市加木屋町小家ノ脇4−11
Claims (1)
- 【請求項1】金属溶湯を保持する保持室をもつ有底形状
の容器本体と、 該容器本体に装備され、該保持室の金属溶湯を該保持室
外に吐出する出湯通路を内壁面で形成し給電に伴い発熱
する筒形状の発熱体と、 該発熱体に給電する少なくとも2個の電極部とで構成さ
れていることを特徴とする金属溶湯保持容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14587392A JPH05337635A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 金属溶湯保持容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14587392A JPH05337635A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 金属溶湯保持容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337635A true JPH05337635A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15395028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14587392A Pending JPH05337635A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 金属溶湯保持容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05337635A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1332813A3 (de) * | 2002-02-01 | 2003-11-26 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Feuerfester Ausguss für ein metallurgisches Gefäss |
| CN108290211A (zh) * | 2015-12-01 | 2018-07-17 | 里弗雷克特里知识产权两合公司 | 冶金容器的喷口上的滑动封闭件 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14587392A patent/JPH05337635A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1332813A3 (de) * | 2002-02-01 | 2003-11-26 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Feuerfester Ausguss für ein metallurgisches Gefäss |
| US6832707B2 (en) | 2002-02-01 | 2004-12-21 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Refractory nozzle for a metallurgical vessel |
| CN108290211A (zh) * | 2015-12-01 | 2018-07-17 | 里弗雷克特里知识产权两合公司 | 冶金容器的喷口上的滑动封闭件 |
| CN108290211B (zh) * | 2015-12-01 | 2021-07-06 | 里弗雷克特里知识产权两合公司 | 冶金容器的喷口上的滑动封闭件 |
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