JPH05337690A - 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤInfo
- Publication number
- JPH05337690A JPH05337690A JP17490592A JP17490592A JPH05337690A JP H05337690 A JPH05337690 A JP H05337690A JP 17490592 A JP17490592 A JP 17490592A JP 17490592 A JP17490592 A JP 17490592A JP H05337690 A JPH05337690 A JP H05337690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- resistance
- cored wire
- wire
- wear resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れた肉盛
ロール等を容易に製造するのに適したサブマージアーク
溶接用フラックス入りワイヤを提供する。 【構成】 鋼製外皮にフラックスを充填してなるフラッ
クス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対し、C:0.
2〜0.7%、Si:0.2〜1.5%、Mn:0.5〜3.0
%、Cr:8〜15%及びW:2.5〜8.5%を含み、か
つ、Mo、V、Nb及びTiを(2/3Mo+V+2Nb+2
Ti)≦1.0%の関係を満足するように抑制してなるこ
とを特徴としている。このワイヤと組み合わせるフラッ
クスには適宜のフラックスを使用できる。熱間圧延ライ
ンにおけるブロッカーロールやピンチロールなどの肉盛
ロールの製造に適している。
ロール等を容易に製造するのに適したサブマージアーク
溶接用フラックス入りワイヤを提供する。 【構成】 鋼製外皮にフラックスを充填してなるフラッ
クス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対し、C:0.
2〜0.7%、Si:0.2〜1.5%、Mn:0.5〜3.0
%、Cr:8〜15%及びW:2.5〜8.5%を含み、か
つ、Mo、V、Nb及びTiを(2/3Mo+V+2Nb+2
Ti)≦1.0%の関係を満足するように抑制してなるこ
とを特徴としている。このワイヤと組み合わせるフラッ
クスには適宜のフラックスを使用できる。熱間圧延ライ
ンにおけるブロッカーロールやピンチロールなどの肉盛
ロールの製造に適している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延ラインにおけ
るブロッカーロールやピンチロールなど、耐摩耗性や耐
ビードマーク性が必要な各種ロールの肉盛溶接に好適な
サブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する
ものである。
るブロッカーロールやピンチロールなど、耐摩耗性や耐
ビードマーク性が必要な各種ロールの肉盛溶接に好適な
サブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延ラインのブロッカーロールやピ
ンチロールなどは、高温の金属ストリップと繰り返し接
触するために摩耗が生じ易く、更に冷却水や水蒸気に曝
されることから腐食も起こり易い。このために、これら
のロールには耐摩耗性、耐食性及び耐ビードマーク性を
付与し易く、更に補修溶接により繰り返し使用すること
ができる肉盛ロールが適用されてきた。
ンチロールなどは、高温の金属ストリップと繰り返し接
触するために摩耗が生じ易く、更に冷却水や水蒸気に曝
されることから腐食も起こり易い。このために、これら
のロールには耐摩耗性、耐食性及び耐ビードマーク性を
付与し易く、更に補修溶接により繰り返し使用すること
ができる肉盛ロールが適用されてきた。
【0003】これらのロールの肉盛溶接には、従来よ
り、合金元素の添加が容易なことから主にフラックス入
りワイヤを用いたサブマージアーク溶接が適用されてお
り、Cを0.15〜1.20%、Crを2〜13%、更に
Mo、V、Nb及びTiなどを適量含んだフラックス入り
ワイヤが広く用いられている。
り、合金元素の添加が容易なことから主にフラックス入
りワイヤを用いたサブマージアーク溶接が適用されてお
り、Cを0.15〜1.20%、Crを2〜13%、更に
Mo、V、Nb及びTiなどを適量含んだフラックス入り
ワイヤが広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記フラック
ス入りワイヤと組合せフラックスにより得られる溶接金
属は、適度の硬度が必要なことから、マルテンサイト系
のものがほとんどである。しかし、このような溶接金属
では、次パス以降の熱影響を受けた溶接金属中の熱影響
部に選択的に炭化物が析出したり、場合によっては焼戻
し熱処理と同様な作用を受けてこの部分の組織が焼戻し
マルテンサイトになるなど、他の部分とは異なるミクロ
組織になり易い。そして、この部分と熱影響を受けてい
ない部分で耐摩耗性や耐食性に差が生じ、熱影響部が選
択的に腐食されビードマークの原因となり易いという問
題があった。
ス入りワイヤと組合せフラックスにより得られる溶接金
属は、適度の硬度が必要なことから、マルテンサイト系
のものがほとんどである。しかし、このような溶接金属
では、次パス以降の熱影響を受けた溶接金属中の熱影響
部に選択的に炭化物が析出したり、場合によっては焼戻
し熱処理と同様な作用を受けてこの部分の組織が焼戻し
マルテンサイトになるなど、他の部分とは異なるミクロ
組織になり易い。そして、この部分と熱影響を受けてい
ない部分で耐摩耗性や耐食性に差が生じ、熱影響部が選
択的に腐食されビードマークの原因となり易いという問
題があった。
【0005】本発明者等は、このビードマークを防止す
るために、先に、予熱・パス間温度の管理(特願平2−
245127号)や、溶体化処理の適用(特願平2−26
2242号)などの新たな施工技術を提案した。
るために、先に、予熱・パス間温度の管理(特願平2−
245127号)や、溶体化処理の適用(特願平2−26
2242号)などの新たな施工技術を提案した。
【0006】しかしながら、径や長さが大きい上記ロー
ルにおいて、肉盛溶接の開始から終了まで予熱・パス間
温度を一定範囲に維持するためには、通常の肉盛溶接用
の設備以外に簡易炉を用意し、この簡易炉の中で溶接を
行ったり、簡易炉は用いないまでも常にオペレータがロ
ールの温度に注意を払う必要があった。また、溶体化処
理は通常の肉盛ロールの製作工程にはないものであり、
製作工数の増加につながる問題があった。
ルにおいて、肉盛溶接の開始から終了まで予熱・パス間
温度を一定範囲に維持するためには、通常の肉盛溶接用
の設備以外に簡易炉を用意し、この簡易炉の中で溶接を
行ったり、簡易炉は用いないまでも常にオペレータがロ
ールの温度に注意を払う必要があった。また、溶体化処
理は通常の肉盛ロールの製作工程にはないものであり、
製作工数の増加につながる問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れた肉盛ロール
等を容易に製造できるサブマージアーク溶接用フラック
ス入りワイヤを提供することを目的とするものである。
し、耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れた肉盛ロール
等を容易に製造できるサブマージアーク溶接用フラック
ス入りワイヤを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の問題点を解決する
手段として、本発明は、鋼製外皮にフラックスを充填し
てなるフラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に
対し、重量%で、C:0.2〜0.7%、Si:0.2〜1.
5%、Mn:0.5〜3.0%、Cr:8〜15%及びW:2.
5〜8.5%を含み、かつ、Mo、V、Nb及びTiを(2
/3Mo+V+2Nb+2Ti)≦1.0%の関係を満足す
るように抑制してなることを特徴とする耐摩耗性及び耐
ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤを要旨とするものである。
手段として、本発明は、鋼製外皮にフラックスを充填し
てなるフラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に
対し、重量%で、C:0.2〜0.7%、Si:0.2〜1.
5%、Mn:0.5〜3.0%、Cr:8〜15%及びW:2.
5〜8.5%を含み、かつ、Mo、V、Nb及びTiを(2
/3Mo+V+2Nb+2Ti)≦1.0%の関係を満足す
るように抑制してなることを特徴とする耐摩耗性及び耐
ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤを要旨とするものである。
【0009】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0010】
【0011】前述のように、従来のフラックス入りワイ
ヤには、Crの他にMo、Vなどの炭化物形成元素が適量
含まれており、溶接金属中に炭化物を形成し、このため
に溶接金属は適度な硬さとなり、溶接金属の良好な耐摩
耗性の維持に寄与していた。しかし、これらの炭化物は
次パス以降の熱影響を受けた溶接金属の熱影響部に選択
的に析出し易く、溶接のまま或いは熱処理後の溶接金属
のミクロ組織を不均一にし、熱影響部と他の部分の間に
耐摩耗性や耐ビードマーク性の差を生じさせる原因とな
っていた。
ヤには、Crの他にMo、Vなどの炭化物形成元素が適量
含まれており、溶接金属中に炭化物を形成し、このため
に溶接金属は適度な硬さとなり、溶接金属の良好な耐摩
耗性の維持に寄与していた。しかし、これらの炭化物は
次パス以降の熱影響を受けた溶接金属の熱影響部に選択
的に析出し易く、溶接のまま或いは熱処理後の溶接金属
のミクロ組織を不均一にし、熱影響部と他の部分の間に
耐摩耗性や耐ビードマーク性の差を生じさせる原因とな
っていた。
【0012】そこで、本発明者等は、溶接金属中の熱影
響部と他の部分の耐摩耗性及び耐ビードマーク性に差を
生じることなく、溶接金属全体でも良好な耐摩耗性が得
られるフラックス入りワイヤの成分系について検討を行
った。
響部と他の部分の耐摩耗性及び耐ビードマーク性に差を
生じることなく、溶接金属全体でも良好な耐摩耗性が得
られるフラックス入りワイヤの成分系について検討を行
った。
【0013】その結果、C及びCrを主体とした成分系
においては、Moは熱影響によりM2C型の炭化物を非常
に形成し易く、ビードマークの主因となり易いこと、更
にV、Nb及びTiはMoより炭化物形成傾向が強く、や
はりビードマークの原因となり易いことがわかった。そ
して、その対策について研究した結果、これらの合金元
素量を一定値以下にすることで、熱影響部の組織的な不
均一性に起因するビードマークを防止できることを見い
出した。
においては、Moは熱影響によりM2C型の炭化物を非常
に形成し易く、ビードマークの主因となり易いこと、更
にV、Nb及びTiはMoより炭化物形成傾向が強く、や
はりビードマークの原因となり易いことがわかった。そ
して、その対策について研究した結果、これらの合金元
素量を一定値以下にすることで、熱影響部の組織的な不
均一性に起因するビードマークを防止できることを見い
出した。
【0014】しかし、前述のような耐摩耗性及び耐ビー
ドマーク性を必要とするロールには適度の硬さがないと
使用早期に著しい摩耗が生じ、長期間にわたる連続使用
が行えなくなる。そこで、耐ビードマーク性を損なうこ
となく、適度の硬さを付与できる合金元素について調査
を行った。
ドマーク性を必要とするロールには適度の硬さがないと
使用早期に著しい摩耗が生じ、長期間にわたる連続使用
が行えなくなる。そこで、耐ビードマーク性を損なうこ
となく、適度の硬さを付与できる合金元素について調査
を行った。
【0015】その結果、Wは炭化物形成傾向がMoより
も高く、VやNb、Tiよりは低いが、C及びCrを主体
とした鉄基溶接金属においては溶接熱影響により溶接熱
影響部に選択的な炭化物を形成しにくいことがわかっ
た。しかも、適量のW添加により、焼戻し軟化抵抗を高
める効果があることも確認できた。すなわち、耐ビード
マーク性を改善し、耐摩耗性を維持するには、Wを2.
5〜8.5%含有させ、かつ、(2/3Mo+V+2Nb+
2Ti)≦1.0%とすることが有効であることを見い出
した。
も高く、VやNb、Tiよりは低いが、C及びCrを主体
とした鉄基溶接金属においては溶接熱影響により溶接熱
影響部に選択的な炭化物を形成しにくいことがわかっ
た。しかも、適量のW添加により、焼戻し軟化抵抗を高
める効果があることも確認できた。すなわち、耐ビード
マーク性を改善し、耐摩耗性を維持するには、Wを2.
5〜8.5%含有させ、かつ、(2/3Mo+V+2Nb+
2Ti)≦1.0%とすることが有効であることを見い出
した。
【0016】以下に本発明のフラックス入りワイヤの各
成分の限定理由を示す。
成分の限定理由を示す。
【0017】C:0.2〜0.7% Cは溶接金属の硬度を高くし耐摩耗性の向上に寄与する
が、0.2%未満ではその効果が不十分であり、また0.
7%を超えると高温割れや低温割れが生じ易くなるの
で、C量はワイヤ全重量に対して0.2〜0.7%とす
る。
が、0.2%未満ではその効果が不十分であり、また0.
7%を超えると高温割れや低温割れが生じ易くなるの
で、C量はワイヤ全重量に対して0.2〜0.7%とす
る。
【0018】Si:0.2〜1.5% Siは脱酸作用があるが、0.2%未満ではその効果が十
分ではなく、また1.5%を超えても効果は飽和すると
共に、かえって高温割れが生じる可能性がある。よっ
て、Si量はワイヤ全重量に対して0.2〜1.5%とす
る。
分ではなく、また1.5%を超えても効果は飽和すると
共に、かえって高温割れが生じる可能性がある。よっ
て、Si量はワイヤ全重量に対して0.2〜1.5%とす
る。
【0019】Mn:0.5〜3.0% Mnは、Siと同様に脱酸作用があり、更には焼入性を向
上させる効果がある。しかし、0.5%未満ではその効
果が不十分であり、また3.0%を超えても効果は飽和
してしまう。よって、Mn量はワイヤ全重量に対して0.
5〜3.0%とする。
上させる効果がある。しかし、0.5%未満ではその効
果が不十分であり、また3.0%を超えても効果は飽和
してしまう。よって、Mn量はワイヤ全重量に対して0.
5〜3.0%とする。
【0020】Cr:8〜15% Crは耐食性及び耐酸化性を維持するために不可欠であ
り、更に炭化物を形成して硬さの向上に寄与するが、8
%未満ではこれらの効果が十分に得られず、また15%
を超えると硬さが低下すると共に操業時に焼付きが発生
し易くなる。よって、Cr量はワイヤ全重量に対して8
〜15%とする。
り、更に炭化物を形成して硬さの向上に寄与するが、8
%未満ではこれらの効果が十分に得られず、また15%
を超えると硬さが低下すると共に操業時に焼付きが発生
し易くなる。よって、Cr量はワイヤ全重量に対して8
〜15%とする。
【0021】W:2.5〜8.5% Wは本発明の根幹をなす合金成分であり、耐ビードマー
ク性を損なうことなく、硬さ及び焼戻し軟化抵抗を高め
るのに効果がある。しかし、2.5%未満では効果が十
分ではなく、また8.5%を超えても効果は飽和する。
よって、W量はワイヤ全重量に対して2.5〜8.5%と
する。
ク性を損なうことなく、硬さ及び焼戻し軟化抵抗を高め
るのに効果がある。しかし、2.5%未満では効果が十
分ではなく、また8.5%を超えても効果は飽和する。
よって、W量はワイヤ全重量に対して2.5〜8.5%と
する。
【0022】 (2/3Mo+V+2Nb+2Ti):≦1.0% Mo、V、Nb、Tiは溶接熱影響部においてより簡単に
炭化物を形成し、溶接金属中の熱影響部と他の部分の組
織的な不均一性の原因となる。この影響を防止するに
は、(2/3Mo+V+2Nb+2Ti)の量(ワイヤ全重量
対する割合)を1.0%以下とする必要があることが判明
した。
炭化物を形成し、溶接金属中の熱影響部と他の部分の組
織的な不均一性の原因となる。この影響を防止するに
は、(2/3Mo+V+2Nb+2Ti)の量(ワイヤ全重量
対する割合)を1.0%以下とする必要があることが判明
した。
【0023】勿論、これらの成分は、鋼製外皮並びにこ
の外皮に充填するフラックスの一方又は両方から含有さ
せることができ、また各々金属単体として或いは合金の
形で添加できる。
の外皮に充填するフラックスの一方又は両方から含有さ
せることができ、また各々金属単体として或いは合金の
形で添加できる。
【0024】なお、この他にも、耐食性などの特性を向
上させるためにNiやCuなどの合金成分を添加してもよ
いが、過度の添加は高温割れの原因となることから、ワ
イヤ全重量対して各々1%程度、好ましくは0.5%程
度までに抑える方がよい。更にアーク安定性やビード外
観などを向上させるために各種の弗化物(CaF2、NaF
など)や酸化物(SiO2、TiO2など)等をワイヤ全重量
対して0.1〜5%程度添加してもよい。
上させるためにNiやCuなどの合金成分を添加してもよ
いが、過度の添加は高温割れの原因となることから、ワ
イヤ全重量対して各々1%程度、好ましくは0.5%程
度までに抑える方がよい。更にアーク安定性やビード外
観などを向上させるために各種の弗化物(CaF2、NaF
など)や酸化物(SiO2、TiO2など)等をワイヤ全重量
対して0.1〜5%程度添加してもよい。
【0025】上述の成分を含有するフラックス入りワイ
ヤは鋼製外皮内に適当な充填率でフラックスを充填して
製造されるが、外皮としては炭素鋼、13Cr系ステン
レス鋼など、種々様々な鋼種が可能であることは云うま
でもない。
ヤは鋼製外皮内に適当な充填率でフラックスを充填して
製造されるが、外皮としては炭素鋼、13Cr系ステン
レス鋼など、種々様々な鋼種が可能であることは云うま
でもない。
【0026】また、上述のフラックス入りワイヤと組み
合わせるフラックスとしては、溶融タイプ、ボンドタイ
プ及び焼結タイプのいずれでも使用できる。
合わせるフラックスとしては、溶融タイプ、ボンドタイ
プ及び焼結タイプのいずれでも使用できる。
【0027】次に本発明の実施例を示す。
【0028】
【実施例】炭素鋼製外皮にフラックスを充填して、表1
【表1】 に示す成分組成のフラックス入りワイヤを試作した。こ
のフラックス入りワイヤを用い、以下の条件でサブマー
ジアーク溶接による肉盛により、318mmφ(外径)×2
250mmL寸法のブロッカーロールを製造した。
のフラックス入りワイヤを用い、以下の条件でサブマー
ジアーク溶接による肉盛により、318mmφ(外径)×2
250mmL寸法のブロッカーロールを製造した。
【0029】・予熱・パス間温度:200〜350℃ ・溶接条件:380A−30V−40cpm(5層盛:片側
7.0mm仕上がり) ・組合せフラックス:市販ボンドフラックス(PF−2
00S) ・母材:ブロッカーロール(304mmφ×2250mmL)
7.0mm仕上がり) ・組合せフラックス:市販ボンドフラックス(PF−2
00S) ・母材:ブロッカーロール(304mmφ×2250mmL)
【0030】得られたブロッカーロールを実機熱間圧延
ラインに組み込んで使用し、3カ月後の最大減肉量(径)
を測定した。最大減肉量(径)が1mm径以下の場合を良好
な耐摩耗性と判定した。また、3カ月使用後の選択腐食
状況も調べた。それらの結果を表1に併記する。
ラインに組み込んで使用し、3カ月後の最大減肉量(径)
を測定した。最大減肉量(径)が1mm径以下の場合を良好
な耐摩耗性と判定した。また、3カ月使用後の選択腐食
状況も調べた。それらの結果を表1に併記する。
【0031】表1より明らかなように、本発明例は、い
ずれも良好な耐ビードマーク性及び耐摩耗性を有してい
る。一方、比較例のうちNo.5は、C量が多いため、ビ
ードマークが発生した。No.6は、C量が少なく、Cr
量が多いため、耐摩耗性が不足し、著しい摩耗が発生し
た。No.7は、(2/3Mo+V+2Nb+2Ti)量が2.
3%と多く、使用早期にビードマークが発生した。No.
8は、W量が少なく、耐摩耗性が不足し、大きな摩耗が
発生した。
ずれも良好な耐ビードマーク性及び耐摩耗性を有してい
る。一方、比較例のうちNo.5は、C量が多いため、ビ
ードマークが発生した。No.6は、C量が少なく、Cr
量が多いため、耐摩耗性が不足し、著しい摩耗が発生し
た。No.7は、(2/3Mo+V+2Nb+2Ti)量が2.
3%と多く、使用早期にビードマークが発生した。No.
8は、W量が少なく、耐摩耗性が不足し、大きな摩耗が
発生した。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のサブマー
ジアーク溶接用フラックス入りワイヤによれば、耐摩耗
性及び耐ビードマーク性に優れた肉盛ロール等を容易に
製造することができる。
ジアーク溶接用フラックス入りワイヤによれば、耐摩耗
性及び耐ビードマーク性に優れた肉盛ロール等を容易に
製造することができる。
【図1】実施例で得られた肉盛ロールの形状寸法を示す
説明図である。
説明図である。
a 肉盛層 b 母材
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼製外皮にフラックスを充填してなるフ
ラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対し、重
量%で(以下、同じ)、C:0.2〜0.7%、Si:0.2〜
1.5%、Mn:0.5〜3.0%、Cr:8〜15%及びW:
2.5〜8.5%を含み、かつ、Mo、V、Nb及びTiを
(2/3Mo+V+2Nb+2Ti)≦1.0%の関係を満足
するように抑制してなることを特徴とする耐摩耗性及び
耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラ
ックス入りワイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17490592A JPH05337690A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17490592A JPH05337690A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337690A true JPH05337690A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15986755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17490592A Pending JPH05337690A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05337690A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100262668B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2000-08-01 | 홍상복 | 고효율 크롬탄화물형 표면경화 육성용 용접와이어 |
| CN101804530A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-08-18 | 邯郸市永固冶金备件有限公司 | 一种bd轧辊堆焊修复专用药芯焊丝 |
| WO2015005002A1 (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 肉盛溶接用フラックス入りワイヤ |
| CN104708234A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 北京有色金属研究总院 | 一种铁基自保护药芯焊丝及其所制备的堆焊合金和方法 |
| CN109719425A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-05-07 | 江苏南通瑞舶莱焊业科技有限公司 | 一种耐磨药芯焊丝 |
| CN112191990A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-08 | 常州宝菱重工机械有限公司 | 连铸辊的堆焊方法 |
| CN114055011A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-18 | 四川国鑫机械制造有限公司 | 一种埋弧焊药芯焊丝和bd2轧辊及它们的制备方法 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP17490592A patent/JPH05337690A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100262668B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2000-08-01 | 홍상복 | 고효율 크롬탄화물형 표면경화 육성용 용접와이어 |
| CN101804530A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-08-18 | 邯郸市永固冶金备件有限公司 | 一种bd轧辊堆焊修复专用药芯焊丝 |
| WO2015005002A1 (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 肉盛溶接用フラックス入りワイヤ |
| CN104708234A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 北京有色金属研究总院 | 一种铁基自保护药芯焊丝及其所制备的堆焊合金和方法 |
| CN109719425A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-05-07 | 江苏南通瑞舶莱焊业科技有限公司 | 一种耐磨药芯焊丝 |
| CN112191990A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-08 | 常州宝菱重工机械有限公司 | 连铸辊的堆焊方法 |
| CN114055011A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-18 | 四川国鑫机械制造有限公司 | 一种埋弧焊药芯焊丝和bd2轧辊及它们的制备方法 |
| CN114055011B (zh) * | 2021-11-18 | 2023-02-28 | 四川国鑫机械制造有限公司 | 一种埋弧焊药芯焊丝和bd2轧辊及它们的制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4110514A (en) | Weld metal deposit coated tool steel | |
| US6340396B1 (en) | Flux cored wire for welding duplex stainless steel | |
| US4143258A (en) | Welding microstructure control | |
| JPS5886974A (ja) | 耐摩耗性ロ−ル | |
| JPH05375A (ja) | 鋼管のサブマージアーク溶接方法および装置 | |
| JPS61283489A (ja) | 肉盛溶接用複合ワイヤ | |
| JPH05337690A (ja) | 耐摩耗性及び耐ビードマーク性に優れたサブマージアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
| JP2981915B2 (ja) | 熱間圧延用複合ロール | |
| JP6715622B2 (ja) | ソリッドワイヤ | |
| CN1147377C (zh) | 辊面堆焊用硬面合金管丝 | |
| JP5935792B2 (ja) | フェライト系ステンレス鋼 | |
| JP3251351B2 (ja) | 肉盛溶接方法 | |
| US3929428A (en) | Wearing member having a pad-welded surface layer high in wear-resistance and heat crack-resistance | |
| JPH028337A (ja) | 電気めっき用通電ロールおよびその製造方法 | |
| JP2002521204A (ja) | 低合金鋼 | |
| JP2001129683A (ja) | パルスco2溶接用鋼ワイヤ | |
| CN117399839A (zh) | 一种耐热钢用金属粉芯型无缝药芯焊丝 | |
| JP3308058B2 (ja) | 棒鋼圧延用ロール | |
| JPH07214376A (ja) | 鋳鉄の硬化肉盛溶接用フラックス入りワイヤおよび硬化肉盛溶接方法 | |
| RU2124962C1 (ru) | Бандажное кольцо ролика и способ его изготовления | |
| KR100581027B1 (ko) | 마르텐사이트계 스테인레스강 용접용 플럭스 충전 와이어 | |
| KR102179620B1 (ko) | 마르텐사이트계 서브머지드 아크 육성 용접용 플럭스 충전 와이어 | |
| JPH04123872A (ja) | 耐ビードマーク性に優れた肉盛ロールの製造方法 | |
| US2888344A (en) | Hard facing weld metal deposits | |
| JPH02151392A (ja) | 硬化肉盛用溶接材料及び硬化肉盛用サブマージアーク溶接施工法 |