JPH0533823B2 - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は半導体装置、特に銅系のワイヤをボ
ンデイングワイヤとして用いる半導体装置の電極
の改良に関する。
ンデイングワイヤとして用いる半導体装置の電極
の改良に関する。
(従来の技術)
トランジスタ、ダイオード等の個別半導体装置
は、チツプ上の半導体素子をリードフレーム上に
ダイボンデイングし、かつチツプ上の電極パツド
に対して金属ワイヤをボンデイングすることによ
り配線される。
は、チツプ上の半導体素子をリードフレーム上に
ダイボンデイングし、かつチツプ上の電極パツド
に対して金属ワイヤをボンデイングすることによ
り配線される。
第2図aはワイヤボンデイングが行われる前の
従来の半導体装置の断面図である。リードフレー
ム10上に半導体素子(チツプ)11が接合され
ている。上記素子11には絶縁膜12が形成され
ており、この絶縁膜12の開口部にはアルミニウ
ム層による電極パツド13が形成されている。さ
らにこの電極パツド13の周辺上にはリン・ケイ
酸ガラス膜(PSG膜)からなるパツシベーシヨ
ン膜14が形成されている。このような電極パツ
ド13上に第2図bに示すように例えば銅ワイヤ
15がボンデイングされる。
従来の半導体装置の断面図である。リードフレー
ム10上に半導体素子(チツプ)11が接合され
ている。上記素子11には絶縁膜12が形成され
ており、この絶縁膜12の開口部にはアルミニウ
ム層による電極パツド13が形成されている。さ
らにこの電極パツド13の周辺上にはリン・ケイ
酸ガラス膜(PSG膜)からなるパツシベーシヨ
ン膜14が形成されている。このような電極パツ
ド13上に第2図bに示すように例えば銅ワイヤ
15がボンデイングされる。
ところで、従来装置では電極パツド13がアル
ミニウムによる層のみで構成されている。このた
め、ワイヤボンデイング時の圧力により、パツド
13が変形し、銅ワイヤが直接、素子11に接合
される恐れがある。このような場合には、接合部
における電気的特性の劣化、長時間の使用による
電気的特性の変動、等の致命的な不良が生じる。
ミニウムによる層のみで構成されている。このた
め、ワイヤボンデイング時の圧力により、パツド
13が変形し、銅ワイヤが直接、素子11に接合
される恐れがある。このような場合には、接合部
における電気的特性の劣化、長時間の使用による
電気的特性の変動、等の致命的な不良が生じる。
さらに、ワイヤボンデイング時に位置ずれが生
じ、銅ワイヤ15がパツシベーシヨン膜14に乗
つた状態でボンデイングが行われると、銅ワイヤ
15が硬いためにパツシベーシヨン膜14が破壊
されやすく、半導体素子11自体にダメージが発
生してしまう。これは、パツシベーシヨン膜14
を構成するリン・ケイ酸ガラス膜と半導体素子1
1を構成するシリコンとの線膨脹係数が異なつて
いるためであり、このような構成では、熱サイク
ルを繰返すことにより、半導体素子11自体にダ
メージやクラツクが発生するという欠点がある。
じ、銅ワイヤ15がパツシベーシヨン膜14に乗
つた状態でボンデイングが行われると、銅ワイヤ
15が硬いためにパツシベーシヨン膜14が破壊
されやすく、半導体素子11自体にダメージが発
生してしまう。これは、パツシベーシヨン膜14
を構成するリン・ケイ酸ガラス膜と半導体素子1
1を構成するシリコンとの線膨脹係数が異なつて
いるためであり、このような構成では、熱サイク
ルを繰返すことにより、半導体素子11自体にダ
メージやクラツクが発生するという欠点がある。
(発明が解決しようとする課題)
従来の半導体装置の電極パツドの構成ではワイ
ヤボンデイング時の圧力により、電極パツドが変
形して銅ワイヤが直接、半導体素子に接合される
恐れがある。これにより、接合部における電気的
特性の劣化、長時間の使用による電気的特性の変
動、等の致命的な不良が生じる欠点がある。ま
た、ワイヤボンデイング時の位置ずれにより、銅
ワイヤがパツシベーシヨン膜に乗つた状態でボン
デイングが行われると、従来のパツシベーシヨン
膜では、銅ワイヤによる破損が生じやすく、半導
体素子自体にもダメージを与えやすい。従つて、
熱サイクルを繰返すことにより、半導体素子自体
にダメージやクラツクが発生するという欠点があ
る。
ヤボンデイング時の圧力により、電極パツドが変
形して銅ワイヤが直接、半導体素子に接合される
恐れがある。これにより、接合部における電気的
特性の劣化、長時間の使用による電気的特性の変
動、等の致命的な不良が生じる欠点がある。ま
た、ワイヤボンデイング時の位置ずれにより、銅
ワイヤがパツシベーシヨン膜に乗つた状態でボン
デイングが行われると、従来のパツシベーシヨン
膜では、銅ワイヤによる破損が生じやすく、半導
体素子自体にもダメージを与えやすい。従つて、
熱サイクルを繰返すことにより、半導体素子自体
にダメージやクラツクが発生するという欠点があ
る。
この発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的は、ワイヤボンデイング時に半導体
素子にダメージを与えない半導体装置を提供する
ことにある。
で、その目的は、ワイヤボンデイング時に半導体
素子にダメージを与えない半導体装置を提供する
ことにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明の半導体装置は、半導体素子と、この
半導体素子上に電極パツドとして形成されるアル
ミニウム層もしくはアルミニウム合金層の層間に
ボンデイング時の衝撃を止めるために介在する
0.1〜1μmの厚さを有するバナジウム層もしくは
バナジウム合金層あるいはチタン層もしくはチタ
ン合金層と、上記電極パツド上に形成され、線膨
脹係数が上記素子を構成する部材とほぼ等しい部
材で構成されたパツシベーシヨン膜とから構成さ
れる。
半導体素子上に電極パツドとして形成されるアル
ミニウム層もしくはアルミニウム合金層の層間に
ボンデイング時の衝撃を止めるために介在する
0.1〜1μmの厚さを有するバナジウム層もしくは
バナジウム合金層あるいはチタン層もしくはチタ
ン合金層と、上記電極パツド上に形成され、線膨
脹係数が上記素子を構成する部材とほぼ等しい部
材で構成されたパツシベーシヨン膜とから構成さ
れる。
(作用)
半導体素子の電極を3層構造にすることによ
り、ワイヤボンデイング時において、3層目は銅
ワイヤとの接合層、2層目は銅ワイヤ接合時のダ
メージ防止層、1層目は歪み緩和層として作用す
る。さらに、線膨脹係数を考慮したパツシベーシ
ヨン膜は、ワイヤボンデイング時の位置ずれに対
する半導体素子へのダメージ防止を図つている。
り、ワイヤボンデイング時において、3層目は銅
ワイヤとの接合層、2層目は銅ワイヤ接合時のダ
メージ防止層、1層目は歪み緩和層として作用す
る。さらに、線膨脹係数を考慮したパツシベーシ
ヨン膜は、ワイヤボンデイング時の位置ずれに対
する半導体素子へのダメージ防止を図つている。
(実施例)
以下、図面を参照してこの発明を実施例により
説明する。
説明する。
第1図aはこの発明の半導体装置の断面図であ
り、ワイヤボンデイングが行われる前のものであ
る。リードフレーム1上に半導体素子(チツプ)
2が接合されている。上記素子2には絶縁膜3が
形成されており、この絶縁膜3の開口部には第1
層目がアルミニウム層4、第2層目がバナジウム
層5、第3層目がアルミニウム層6で構成された
電極パツド7が形成されている。さらにこの電極
パツド7の周辺上にはシリコン窒化膜からなるパ
ツシベーシヨン膜8が形成されている。
り、ワイヤボンデイングが行われる前のものであ
る。リードフレーム1上に半導体素子(チツプ)
2が接合されている。上記素子2には絶縁膜3が
形成されており、この絶縁膜3の開口部には第1
層目がアルミニウム層4、第2層目がバナジウム
層5、第3層目がアルミニウム層6で構成された
電極パツド7が形成されている。さらにこの電極
パツド7の周辺上にはシリコン窒化膜からなるパ
ツシベーシヨン膜8が形成されている。
上記3層構造の電極パツド7は蒸着法により形
成し、厚さはそれぞれ、アルミニウム層4は0.3
〜2.0μm程度、バナジウム層5は0.1〜1μm程度、
そして、アルミニウム層6は0.5〜3.5μm程度に
形成する。一方、アルミニウム層6上のパツシベ
ーシヨン膜8(シリコン窒化膜)はプラズマ
CVD(化学気相成長)法により、厚さ0.5〜1.6μm
程度に形成する。このような工程後、半導体素子
ごとにカツトした後、リードフレーム1に接合す
る。
成し、厚さはそれぞれ、アルミニウム層4は0.3
〜2.0μm程度、バナジウム層5は0.1〜1μm程度、
そして、アルミニウム層6は0.5〜3.5μm程度に
形成する。一方、アルミニウム層6上のパツシベ
ーシヨン膜8(シリコン窒化膜)はプラズマ
CVD(化学気相成長)法により、厚さ0.5〜1.6μm
程度に形成する。このような工程後、半導体素子
ごとにカツトした後、リードフレーム1に接合す
る。
次に、上記電極パツド7上に第1図bに示すよ
うに例えば銅ワイヤ9がボンデイングされる。こ
の工程では、上記リードフレーム1を200〜450℃
に加熱し、銅ワイヤ9が熱圧着もしくは超音波振
動により、電極パツド7と接合される。このと
き、図示のように最上層のアルミニウム層6は変
形するが、バナジウム層5はほとんど変形しな
い。しかも、バナジウム層5下にはアルミニウム
層3が一定厚さを維持しているので、接合時のダ
メージが緩和できる。また、ワイヤボンデイング
時に位置ずれを起こしても、パツシベーシヨン膜
8はシリコン窒化膜により形成され、線膨脹係数
がシリコンとほぼ同一であるので、耐熱、耐衝撃
性が従来のものより向上している。従つて、半導
体素子2に与えるダメージは大幅に減少される。
うに例えば銅ワイヤ9がボンデイングされる。こ
の工程では、上記リードフレーム1を200〜450℃
に加熱し、銅ワイヤ9が熱圧着もしくは超音波振
動により、電極パツド7と接合される。このと
き、図示のように最上層のアルミニウム層6は変
形するが、バナジウム層5はほとんど変形しな
い。しかも、バナジウム層5下にはアルミニウム
層3が一定厚さを維持しているので、接合時のダ
メージが緩和できる。また、ワイヤボンデイング
時に位置ずれを起こしても、パツシベーシヨン膜
8はシリコン窒化膜により形成され、線膨脹係数
がシリコンとほぼ同一であるので、耐熱、耐衝撃
性が従来のものより向上している。従つて、半導
体素子2に与えるダメージは大幅に減少される。
上記発明の半導体装置を従来のものと比較した
テスト結果を述べる。同一条件で高温及び低温に
対する熱サイクルテストを行つた結果、従来の半
導体装置では200回で約20%が不良となり、さら
に400回では約40%が不良となつたのに対し、こ
の発明の半導体装置では400回でも不良が発生し
なかつた。一方、電極パツド7と銅ワイヤ9を接
合する際、ワイヤのボンデイング位置を正常位置
から50%ずらして接合した結果、従来の半導体装
置では20〜50%の電気的不良が発生したが、この
発明の半導体装置の不良発生率は0.1%以下であ
つた。さらに、高温高湿放置1000時間での電気的
特性不良発生率を比較した結果、従来の半導体装
置では70%程度であるのに対し、この発明の半導
体装置では0.2%以下であつた。
テスト結果を述べる。同一条件で高温及び低温に
対する熱サイクルテストを行つた結果、従来の半
導体装置では200回で約20%が不良となり、さら
に400回では約40%が不良となつたのに対し、こ
の発明の半導体装置では400回でも不良が発生し
なかつた。一方、電極パツド7と銅ワイヤ9を接
合する際、ワイヤのボンデイング位置を正常位置
から50%ずらして接合した結果、従来の半導体装
置では20〜50%の電気的不良が発生したが、この
発明の半導体装置の不良発生率は0.1%以下であ
つた。さらに、高温高湿放置1000時間での電気的
特性不良発生率を比較した結果、従来の半導体装
置では70%程度であるのに対し、この発明の半導
体装置では0.2%以下であつた。
このように電極パツド7の構成をアルミニウム
層4、バナジウム層5、アルミニウム層6の3層
構造にすることによつて、銅ワイヤ9接合時の半
導体素子へのダメージの影響が大幅に減少する。
しかも、電気抵抗は従来のものと比べてほとんど
変わらない。また、パツシベーシヨン膜8を形成
するシリコン窒化膜は銅ワイヤ9のダメージ防止
だけでなく、アルカリイオン等の外部汚染防止に
も効果があるという利点がある。
層4、バナジウム層5、アルミニウム層6の3層
構造にすることによつて、銅ワイヤ9接合時の半
導体素子へのダメージの影響が大幅に減少する。
しかも、電気抵抗は従来のものと比べてほとんど
変わらない。また、パツシベーシヨン膜8を形成
するシリコン窒化膜は銅ワイヤ9のダメージ防止
だけでなく、アルカリイオン等の外部汚染防止に
も効果があるという利点がある。
なお、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能であることはいうまで
もない。上記実施例ではアルミニウム層の間に形
成する金属層としてバナジウムを用いたが、この
金属層はアルミニウムより硬く、しかも電気抵抗
に影響のないものであればよく、例えばバナジウ
ム合金、チタンもしくはチタン合金を用いてもよ
い。また、パツシベーシヨン膜8もシリコン窒化
膜に限定されるものではなく、例えば、炭化ケイ
素や炭化ジルコニウムにより形成してもよい。
ではなく種々の変形が可能であることはいうまで
もない。上記実施例ではアルミニウム層の間に形
成する金属層としてバナジウムを用いたが、この
金属層はアルミニウムより硬く、しかも電気抵抗
に影響のないものであればよく、例えばバナジウ
ム合金、チタンもしくはチタン合金を用いてもよ
い。また、パツシベーシヨン膜8もシリコン窒化
膜に限定されるものではなく、例えば、炭化ケイ
素や炭化ジルコニウムにより形成してもよい。
[発明の効果]
以上詳述したようにこの発明によれば、ワイヤ
ボンデイングによるダメージが少ない半導体装置
が提供できる。
ボンデイングによるダメージが少ない半導体装置
が提供できる。
第1図a及びbはこの発明にかかる半導体装置
の断面図、第2図a及びbは従来の半導体装置の
断面図である。 1…リードフレーム、2…半導体素子、3…シ
リコン酸化膜、4,6…アルミニウム層、5…バ
ナジウム層、7…電極パツド、8…パツシベーシ
ヨン膜、9…銅ワイヤ。
の断面図、第2図a及びbは従来の半導体装置の
断面図である。 1…リードフレーム、2…半導体素子、3…シ
リコン酸化膜、4,6…アルミニウム層、5…バ
ナジウム層、7…電極パツド、8…パツシベーシ
ヨン膜、9…銅ワイヤ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体素子と、 上記半導体素子上に電極パツドとして形成され
るアルミニウム層もしくはアルミニウム合金層の
層間にボンデイング時の衝撃を止めるために介在
する0.1〜1μmの厚さを有するバナジウム層もし
くはバナジウム合金層あるいはチタン層もしくは
チタン合金層と、 上記電極パツド上に形成され、線膨脹係数が上
記素子を構成する部材とほぼ等しい部材で構成さ
れたパツシベーシヨン膜と を具備したことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63083802A JPH01255234A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63083802A JPH01255234A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01255234A JPH01255234A (ja) | 1989-10-12 |
| JPH0533823B2 true JPH0533823B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=13812792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63083802A Granted JPH01255234A (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01255234A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6790757B1 (en) * | 1999-12-20 | 2004-09-14 | Agere Systems Inc. | Wire bonding method for copper interconnects in semiconductor devices |
| DE102006044691B4 (de) | 2006-09-22 | 2012-06-21 | Infineon Technologies Ag | Verfahren zum Herstellen einer Anschlussleitstruktur eines Bauelements |
| JP2010258286A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP5978587B2 (ja) * | 2011-10-13 | 2016-08-24 | 日立化成株式会社 | 半導体パッケージ及びその製造方法 |
| JP2014021065A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | Denso Corp | 物理量センサ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58212169A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-09 | Toshiba Corp | 三層電極構造を有する半導体装置 |
-
1988
- 1988-04-05 JP JP63083802A patent/JPH01255234A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01255234A (ja) | 1989-10-12 |
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