JPH05338248A - 溶融型多階調熱転写印刷装置 - Google Patents
溶融型多階調熱転写印刷装置Info
- Publication number
- JPH05338248A JPH05338248A JP17616692A JP17616692A JPH05338248A JP H05338248 A JPH05338248 A JP H05338248A JP 17616692 A JP17616692 A JP 17616692A JP 17616692 A JP17616692 A JP 17616692A JP H05338248 A JPH05338248 A JP H05338248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- gradation
- ink
- heat
- thermal head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010023 transfer printing Methods 0.000 title claims abstract description 30
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 168
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims description 20
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 19
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 12
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 8
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 15
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 98
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 23
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 7
- 239000010408 film Substances 0.000 description 6
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱溶融性のインクを用いて実用的な多階調表
現を行うことができる溶融型多階調熱転写印刷装置を提
供する。 【構成】 バッファメモリ12は画像データを記憶し、
それぞれの階調毎にその画像データを出力する。並列/
直列変換回路15は階調カウンタ16より出力される階
調信号STと画像データとを比較し、比較信号Ciを出
力する。直線性変換テーブル17はそれぞれの階調毎の
加熱時間を設定するための加熱時間設定信号SBを出力
する。シフトレジスタ19,ラッチ回路20,ゲート回
路21は比較信号Ciと加熱時間設定信号SBとによっ
てそれぞれの階調毎にサーマルヘッド18の発熱抵抗体
を加熱するためのパルスを出力する。このパルスを制御
し、また、発熱抵抗体を選択的に加熱することにより、
多階調表現を行うことができる。
現を行うことができる溶融型多階調熱転写印刷装置を提
供する。 【構成】 バッファメモリ12は画像データを記憶し、
それぞれの階調毎にその画像データを出力する。並列/
直列変換回路15は階調カウンタ16より出力される階
調信号STと画像データとを比較し、比較信号Ciを出
力する。直線性変換テーブル17はそれぞれの階調毎の
加熱時間を設定するための加熱時間設定信号SBを出力
する。シフトレジスタ19,ラッチ回路20,ゲート回
路21は比較信号Ciと加熱時間設定信号SBとによっ
てそれぞれの階調毎にサーマルヘッド18の発熱抵抗体
を加熱するためのパルスを出力する。このパルスを制御
し、また、発熱抵抗体を選択的に加熱することにより、
多階調表現を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融性のインクを用
いて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置に関
する。
いて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱転写印刷装置において、多階調表現を
行う場合、一般的には高価な昇華性のインクと特殊な記
録紙とが用いられている。一方、安価な熱溶融性のイン
クと通常の記録紙とを用いる場合、熱溶融性のインクは
表現階調数が少ないので、入力データを2値データとし
て表現階調数を0(インクを転写しない)と所定の階調
(例えば、最大表現階調)との2値階調表現を行うこと
により、画素数を犠牲にして多階調表現を行っている。
また、発熱抵抗体を複数に分割した熱溶融性インク多階
調表現専用のサーマルヘッドを用いることにより、多階
調表現を行うこともなされている。
行う場合、一般的には高価な昇華性のインクと特殊な記
録紙とが用いられている。一方、安価な熱溶融性のイン
クと通常の記録紙とを用いる場合、熱溶融性のインクは
表現階調数が少ないので、入力データを2値データとし
て表現階調数を0(インクを転写しない)と所定の階調
(例えば、最大表現階調)との2値階調表現を行うこと
により、画素数を犠牲にして多階調表現を行っている。
また、発熱抵抗体を複数に分割した熱溶融性インク多階
調表現専用のサーマルヘッドを用いることにより、多階
調表現を行うこともなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、昇華性
のインクを用いる場合にはインク及び記録紙共に材料費
が高価となるので、材料費が安価な熱溶融性のインクを
用いて多階調表現を行いたいという要望があるが、従来
の熱転写印刷装置では画素数を犠牲にした多階調表現が
行われたり、特殊で高価なサーマルヘッドを用いること
により多階調表現が行われている。そこで、本発明はこ
のような問題点に鑑みなされたものであり、一般に使用
されている安価なサーマルヘッドを用い、画素数を犠牲
にすることなく実用的な多階調表現を行うことができる
溶融型多階調熱転写印刷装置を提供することを目的とす
る。
のインクを用いる場合にはインク及び記録紙共に材料費
が高価となるので、材料費が安価な熱溶融性のインクを
用いて多階調表現を行いたいという要望があるが、従来
の熱転写印刷装置では画素数を犠牲にした多階調表現が
行われたり、特殊で高価なサーマルヘッドを用いること
により多階調表現が行われている。そこで、本発明はこ
のような問題点に鑑みなされたものであり、一般に使用
されている安価なサーマルヘッドを用い、画素数を犠牲
にすることなく実用的な多階調表現を行うことができる
溶融型多階調熱転写印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1) 薄膜フィルム上に熱
溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、中央部で
温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数
の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドと
を有し、前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性のイ
ンクを加熱すると共に加熱量を制御することにより記録
媒体に転写される前記熱溶融性のインクの転写面積を変
化させて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置
であって、印刷する画像に対応した階調数を表す画像デ
ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段よりそれぞれ
の階調毎に出力される前記画像データと、前記それぞれ
の階調の階調数とを比較して比較信号を出力する比較手
段と、前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定するため
の加熱時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出力手
段と、前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによっ
て、前記それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前記
複数の発熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパ
ルス出力手段と、前記サーマルヘッドの前記複数の発熱
抵抗体を選択的に加熱するための発熱抵抗体選択手段と
を備え、前記発熱抵抗体選択手段によって前記複数の発
熱抵抗体を選択的に加熱することによって前記記録媒体
に前記熱溶融性のインクを転写して多階調表現を行うよ
う構成したことを特徴とする溶融型多階調熱転写印刷装
置を提供し、(2) 薄膜フィルム上に透明溶融性バインダ
と熱溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、中央
部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する
複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマルヘッ
ドとを有し、前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性
のインクを加熱すると共に加熱量を制御することにより
記録媒体に転写される前記熱溶融性のインクの転写面積
を変化させて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷
装置であって、印刷する画像に対応した階調数を表す画
像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段よりそれ
ぞれの階調毎に出力される前記画像データと、前記それ
ぞれの階調の階調数とを比較して比較信号を出力する比
較手段と、前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定する
ための加熱時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出
力手段と、前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによ
って、前記それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前
記複数の発熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力する
パルス出力手段と、前記サーマルヘッドの前記複数の発
熱抵抗体を選択的に加熱するための発熱抵抗体選択手段
とを備え、前記サーマルヘッドの前記複数の発熱抵抗体
全てを加熱することによって前記透明溶融性バインダを
前記記録媒体に転写した後、前記発熱抵抗体選択手段に
よって前記複数の発熱抵抗体を選択的に加熱することに
よって前記記録媒体に転写された前記透明溶融性バイン
ダ上に前記熱溶融性のインクを転写して多階調表現を行
うよう構成したことを特徴とする溶融型多階調熱転写印
刷装置を提供し、(3) 前記薄膜フィルム上に塗布された
前記熱溶融性のインクの塗布量が2.5g/m2 以下で
あることを特徴とする(1) または(2) 記載の溶融型多階
調熱転写印刷装置を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、(1) 薄膜フィルム上に熱
溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、中央部で
温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数
の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドと
を有し、前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性のイ
ンクを加熱すると共に加熱量を制御することにより記録
媒体に転写される前記熱溶融性のインクの転写面積を変
化させて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置
であって、印刷する画像に対応した階調数を表す画像デ
ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段よりそれぞれ
の階調毎に出力される前記画像データと、前記それぞれ
の階調の階調数とを比較して比較信号を出力する比較手
段と、前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定するため
の加熱時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出力手
段と、前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによっ
て、前記それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前記
複数の発熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパ
ルス出力手段と、前記サーマルヘッドの前記複数の発熱
抵抗体を選択的に加熱するための発熱抵抗体選択手段と
を備え、前記発熱抵抗体選択手段によって前記複数の発
熱抵抗体を選択的に加熱することによって前記記録媒体
に前記熱溶融性のインクを転写して多階調表現を行うよ
う構成したことを特徴とする溶融型多階調熱転写印刷装
置を提供し、(2) 薄膜フィルム上に透明溶融性バインダ
と熱溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、中央
部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する
複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマルヘッ
ドとを有し、前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性
のインクを加熱すると共に加熱量を制御することにより
記録媒体に転写される前記熱溶融性のインクの転写面積
を変化させて多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷
装置であって、印刷する画像に対応した階調数を表す画
像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段よりそれ
ぞれの階調毎に出力される前記画像データと、前記それ
ぞれの階調の階調数とを比較して比較信号を出力する比
較手段と、前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定する
ための加熱時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出
力手段と、前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによ
って、前記それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前
記複数の発熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力する
パルス出力手段と、前記サーマルヘッドの前記複数の発
熱抵抗体を選択的に加熱するための発熱抵抗体選択手段
とを備え、前記サーマルヘッドの前記複数の発熱抵抗体
全てを加熱することによって前記透明溶融性バインダを
前記記録媒体に転写した後、前記発熱抵抗体選択手段に
よって前記複数の発熱抵抗体を選択的に加熱することに
よって前記記録媒体に転写された前記透明溶融性バイン
ダ上に前記熱溶融性のインクを転写して多階調表現を行
うよう構成したことを特徴とする溶融型多階調熱転写印
刷装置を提供し、(3) 前記薄膜フィルム上に塗布された
前記熱溶融性のインクの塗布量が2.5g/m2 以下で
あることを特徴とする(1) または(2) 記載の溶融型多階
調熱転写印刷装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の溶融型多階調熱転写印刷装置
について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明
の溶融型多階調熱転写印刷装置の一実施例を示すブロッ
ク図、図2は図1中の直線性変換テーブル17の具体的
構成を示すブロック図、図3及び図4は本発明の溶融型
多階調熱転写印刷装置を説明するための図、図5は本発
明の溶融型多階調熱転写印刷装置における階調数と加熱
時間との関係を示す図、図6は本発明の溶融型多階調熱
転写印刷装置におけるサーマルヘッド18の発熱抵抗体
の部分拡大図、図7は本発明の溶融型多階調熱転写印刷
装置における加熱パターンを示す図、図8はサーマルヘ
ッド18の発熱抵抗体上の温度分布を示す図、図9は本
発明の溶融型多階調熱転写印刷装置を説明するための
図、図10はインク塗布量を変化させた時のインクリボ
ンの加熱量とインク転写面積との関係を示す図、図11
は記録紙として合成紙,熱転写印刷用紙,コピー紙を用
いた時のインクリボンの加熱量とインク転写面積との関
係を示す図、図12は本発明の溶融型多階調熱転写印刷
装置に用いるインクリボンを示す図、図13は透明溶融
性バインダを塗布した時と塗布しない時の加熱量とイン
ク転写面積との関係を示す図、図14はサーマルヘッド
18の発熱抵抗体を全数印字した時と交互印字した時の
加熱量とインク転写面積との関係を示す図である。
について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明
の溶融型多階調熱転写印刷装置の一実施例を示すブロッ
ク図、図2は図1中の直線性変換テーブル17の具体的
構成を示すブロック図、図3及び図4は本発明の溶融型
多階調熱転写印刷装置を説明するための図、図5は本発
明の溶融型多階調熱転写印刷装置における階調数と加熱
時間との関係を示す図、図6は本発明の溶融型多階調熱
転写印刷装置におけるサーマルヘッド18の発熱抵抗体
の部分拡大図、図7は本発明の溶融型多階調熱転写印刷
装置における加熱パターンを示す図、図8はサーマルヘ
ッド18の発熱抵抗体上の温度分布を示す図、図9は本
発明の溶融型多階調熱転写印刷装置を説明するための
図、図10はインク塗布量を変化させた時のインクリボ
ンの加熱量とインク転写面積との関係を示す図、図11
は記録紙として合成紙,熱転写印刷用紙,コピー紙を用
いた時のインクリボンの加熱量とインク転写面積との関
係を示す図、図12は本発明の溶融型多階調熱転写印刷
装置に用いるインクリボンを示す図、図13は透明溶融
性バインダを塗布した時と塗布しない時の加熱量とイン
ク転写面積との関係を示す図、図14はサーマルヘッド
18の発熱抵抗体を全数印字した時と交互印字した時の
加熱量とインク転写面積との関係を示す図である。
【0006】本発明は、サーマルヘッド,インクリボ
ン,記録紙,加熱制御方法等のさまざまな角度から検討
を行うことにより、一般に使用されているサーマルヘッ
ドを用いて実用的な多階調表現を行うことができる溶融
型多階調熱転写印刷装置を提供するものである。まず、
図8を用いて熱溶融性のインクを用いた多階調表現の原
理について説明する。図8はサーマルヘッドの発熱抵抗
体を加熱した時の発熱抵抗体の温度分布を、加熱量が
大,中,小の3つの場合について示している。発熱抵抗
体の温度分布は発熱抵抗体の中央部が最も高く、周辺に
なるに従って低くなる温度勾配を持っており、インクの
溶融温度以上の部分が溶融することになる。この温度勾
配を利用してインクの溶融面積を制御することができ
る。即ち、発熱抵抗体に流す電流を表現階調に応じて変
化させ、その結果、インクの記録紙(記録媒体)への転
写面積を制御して多階調表現を行う。
ン,記録紙,加熱制御方法等のさまざまな角度から検討
を行うことにより、一般に使用されているサーマルヘッ
ドを用いて実用的な多階調表現を行うことができる溶融
型多階調熱転写印刷装置を提供するものである。まず、
図8を用いて熱溶融性のインクを用いた多階調表現の原
理について説明する。図8はサーマルヘッドの発熱抵抗
体を加熱した時の発熱抵抗体の温度分布を、加熱量が
大,中,小の3つの場合について示している。発熱抵抗
体の温度分布は発熱抵抗体の中央部が最も高く、周辺に
なるに従って低くなる温度勾配を持っており、インクの
溶融温度以上の部分が溶融することになる。この温度勾
配を利用してインクの溶融面積を制御することができ
る。即ち、発熱抵抗体に流す電流を表現階調に応じて変
化させ、その結果、インクの記録紙(記録媒体)への転
写面積を制御して多階調表現を行う。
【0007】周知のように、熱転写印刷装置では、図9
(A)に示すように、記録紙とインクリボンとサーマル
ヘッド発熱抵抗体を密着させ、このサーマルヘッド発熱
抵抗体を押圧加熱してインクリボンのインクを記録紙に
転写する。図9(B)は図9(A)におけるa点(発熱
抵抗体の表面)とb点(記録紙の表面)の温度分布を示
している。記録紙の表面b点の温度はインクリボンの厚
さにより変動し、薄いほど発熱抵抗体の温度分布に近付
き温度勾配が急になるので、インク溶融面積の制御が容
易となる。従って、インクリボンの厚さは薄いほうがよ
い。インクリボンのフィルムの実用上の薄さの限界は
3.5μm程度であるので、一般的に、インクリボンに
は厚さ3.5μmの薄膜フィルムが用いられている。イ
ンクリボンの厚さは、フィルムとこのフィルム上に塗布
されたインクとにより決まる。従って、インクの塗布量
が少ないほど記録紙の表面温度分布を発熱抵抗体の温度
分布に近付けることができる。
(A)に示すように、記録紙とインクリボンとサーマル
ヘッド発熱抵抗体を密着させ、このサーマルヘッド発熱
抵抗体を押圧加熱してインクリボンのインクを記録紙に
転写する。図9(B)は図9(A)におけるa点(発熱
抵抗体の表面)とb点(記録紙の表面)の温度分布を示
している。記録紙の表面b点の温度はインクリボンの厚
さにより変動し、薄いほど発熱抵抗体の温度分布に近付
き温度勾配が急になるので、インク溶融面積の制御が容
易となる。従って、インクリボンの厚さは薄いほうがよ
い。インクリボンのフィルムの実用上の薄さの限界は
3.5μm程度であるので、一般的に、インクリボンに
は厚さ3.5μmの薄膜フィルムが用いられている。イ
ンクリボンの厚さは、フィルムとこのフィルム上に塗布
されたインクとにより決まる。従って、インクの塗布量
が少ないほど記録紙の表面温度分布を発熱抵抗体の温度
分布に近付けることができる。
【0008】図10は厚さは3.5μmのフィルムにイ
ンクを塗布したインクリボンの加熱量と記録紙上のイン
ク転写面積との関係を、インク塗布量2.0g/m2 ,
2.5g/m2 ,3.0g/m2 の場合について示して
いる。これにより、3.5μmのフィルムに塗布するイ
ンクの塗布量は2.5g/m2 以下とすれば、実用的な
多階調表現ができることが分かった。
ンクを塗布したインクリボンの加熱量と記録紙上のイン
ク転写面積との関係を、インク塗布量2.0g/m2 ,
2.5g/m2 ,3.0g/m2 の場合について示して
いる。これにより、3.5μmのフィルムに塗布するイ
ンクの塗布量は2.5g/m2 以下とすれば、実用的な
多階調表現ができることが分かった。
【0009】さらに、図11は加熱量と記録紙上のイン
ク転写面積との関係を、合成紙,熱転写用紙,コピー紙
の場合について示している。合成紙は表面性がよく弾力
性もよいためインク転写状態がよく、多階調表現がで
き、また、ワードプロセッサ等に用いられている熱転写
用紙も多階調表現ができる程度のインク転写状態である
ことが分かった。また、図12に示すように、透明溶融
性バインダ,Y(イエロ)インク,M(マゼンタ)イン
ク,C(シアン)インクを順に配列させたインクリボン
を用い、透明溶融性バインダを転写して表面性及び弾力
性を改善した後、Yインク,Mインク,Cインクを用い
て画像を印刷するよう試みた。すると、図13に示すよ
うに、記録紙へのインク転写状態が改善され、熱転写用
紙ではより実用的な多階調表現ができ、コピー紙でも実
用的な多階調表現ができることが分かった。
ク転写面積との関係を、合成紙,熱転写用紙,コピー紙
の場合について示している。合成紙は表面性がよく弾力
性もよいためインク転写状態がよく、多階調表現がで
き、また、ワードプロセッサ等に用いられている熱転写
用紙も多階調表現ができる程度のインク転写状態である
ことが分かった。また、図12に示すように、透明溶融
性バインダ,Y(イエロ)インク,M(マゼンタ)イン
ク,C(シアン)インクを順に配列させたインクリボン
を用い、透明溶融性バインダを転写して表面性及び弾力
性を改善した後、Yインク,Mインク,Cインクを用い
て画像を印刷するよう試みた。すると、図13に示すよ
うに、記録紙へのインク転写状態が改善され、熱転写用
紙ではより実用的な多階調表現ができ、コピー紙でも実
用的な多階調表現ができることが分かった。
【0010】図6はサーマルヘッドの発熱抵抗体の部分
拡大図である。発熱抵抗体にはそれぞれ電極が取り付け
られており、この発熱抵抗体がライン状に配列されてい
る。このライン状に配列された発熱抵抗体の個数をn
(即ち、R1〜Rn)とし、これを用いて印刷する縦方
向の列をL1,L2…と呼ぶこととする。なお、例えば
nは512であり、縦方向480列である。図7におい
て、●は印字(加熱)、○は非印字(非加熱)を示して
いる。図7(A)は全ての発熱抵抗体を加熱する、いわ
ゆる全数印字であり、図7(B)は横方向でR1,R
3,R5…のように1つおきに加熱し、縦方向でもL
1,L3…のように1つおきに加熱する交互印字、図7
(C)はL1,L3…ではR1,R3,R5…を加熱
し、L2,L4…ではR2,R4,6…を加熱する交互
印字である。そして、図14は加熱量と記録紙上のイン
ク転写面積との関係を、全数印字と交互印字の場合につ
いて示している。図7(B),(C)に示すように交互
印字とし、発熱抵抗体加熱時に隣接した発熱抵抗体の影
響をなくすことにより、表現階調数を増加させることが
できるということが分かった。これは、加熱量に対して
インク転写面積が徐々に増加し、結果として表現階調数
が増加するのである。
拡大図である。発熱抵抗体にはそれぞれ電極が取り付け
られており、この発熱抵抗体がライン状に配列されてい
る。このライン状に配列された発熱抵抗体の個数をn
(即ち、R1〜Rn)とし、これを用いて印刷する縦方
向の列をL1,L2…と呼ぶこととする。なお、例えば
nは512であり、縦方向480列である。図7におい
て、●は印字(加熱)、○は非印字(非加熱)を示して
いる。図7(A)は全ての発熱抵抗体を加熱する、いわ
ゆる全数印字であり、図7(B)は横方向でR1,R
3,R5…のように1つおきに加熱し、縦方向でもL
1,L3…のように1つおきに加熱する交互印字、図7
(C)はL1,L3…ではR1,R3,R5…を加熱
し、L2,L4…ではR2,R4,6…を加熱する交互
印字である。そして、図14は加熱量と記録紙上のイン
ク転写面積との関係を、全数印字と交互印字の場合につ
いて示している。図7(B),(C)に示すように交互
印字とし、発熱抵抗体加熱時に隣接した発熱抵抗体の影
響をなくすことにより、表現階調数を増加させることが
できるということが分かった。これは、加熱量に対して
インク転写面積が徐々に増加し、結果として表現階調数
が増加するのである。
【0011】次に、本発明の溶融型多階調熱転写印刷装
置の構成及び動作について説明する。図1において、イ
ンターフェイス回路11には、テレビカメラ等の画像入
力装置により得られた画像データをパソコン等で処理し
た入力データIdが入力される。この入力データIdは
画像データに印刷装置で必要な制御データを付加したも
のであり、印刷する画像に対応した階調数を表すもので
ある。インターフェイス回路11に入力された入力デー
タIdの内、画像データはバッファメモリ12に入力さ
れ、制御データは印刷制御回路13に入力される。印刷
制御回路13は印刷装置の動作に従って種々の制御信号
を発生する。ここで、印刷装置とはサーマルヘッド18
及びインクリボン等より構成される印刷手段をいう。
置の構成及び動作について説明する。図1において、イ
ンターフェイス回路11には、テレビカメラ等の画像入
力装置により得られた画像データをパソコン等で処理し
た入力データIdが入力される。この入力データIdは
画像データに印刷装置で必要な制御データを付加したも
のであり、印刷する画像に対応した階調数を表すもので
ある。インターフェイス回路11に入力された入力デー
タIdの内、画像データはバッファメモリ12に入力さ
れ、制御データは印刷制御回路13に入力される。印刷
制御回路13は印刷装置の動作に従って種々の制御信号
を発生する。ここで、印刷装置とはサーマルヘッド18
及びインクリボン等より構成される印刷手段をいう。
【0012】印刷制御回路13は印刷装置の動作に合わ
せてアドレスカウンタ14に開始信号を供給し、印刷装
置の動作状態、即ち、使用しているインクリボンの種
類、使用している記録紙の種類、また、いずれの加熱パ
ターンで印刷するか等に応じた選択信号TCを直線性変
換テーブル17に供給する。アドレスカウンタ14はそ
の開始信号によってアドレスADを生成し、バッファメ
モリ12に供給する。バッファメモリ12はそのアドレ
スADに従って、入力された画像データから、図3及び
図4に示すように、サーマルヘッド18の1ライン分の
データDi(D1〜Dn)を並列/直列変換回路15に
順次出力する。なお、図3は図4の一部分を拡大して示
すものである。
せてアドレスカウンタ14に開始信号を供給し、印刷装
置の動作状態、即ち、使用しているインクリボンの種
類、使用している記録紙の種類、また、いずれの加熱パ
ターンで印刷するか等に応じた選択信号TCを直線性変
換テーブル17に供給する。アドレスカウンタ14はそ
の開始信号によってアドレスADを生成し、バッファメ
モリ12に供給する。バッファメモリ12はそのアドレ
スADに従って、入力された画像データから、図3及び
図4に示すように、サーマルヘッド18の1ライン分の
データDi(D1〜Dn)を並列/直列変換回路15に
順次出力する。なお、図3は図4の一部分を拡大して示
すものである。
【0013】ここで、バッファメモリ12より出力され
るサーマルヘッド18の1ライン分のデータDiについ
て説明する。上記のように、ライン状に形成された発熱
抵抗体を有するサーマルヘッド18を用いて階調数mを
表現する場合を考える。階調数mを表現する場合には、
それぞれの発熱抵抗体R1〜Rnには過熱量(加熱パル
ス)がm段階で与えられることになる。従って、バッフ
ァメモリ12より出力される1ライン分のデータDi
は、図4に示すように、それぞれの発熱抵抗体R1〜R
nに対応したデータD1〜Dnが、第1階調から第m階
調まで順次出力されることになる。そして、これらのデ
ータDiがそれぞれのライン(L1,L2,…)毎に順
次出力される。なお、表現階調数mは一般的に256が
よく用いられる。
るサーマルヘッド18の1ライン分のデータDiについ
て説明する。上記のように、ライン状に形成された発熱
抵抗体を有するサーマルヘッド18を用いて階調数mを
表現する場合を考える。階調数mを表現する場合には、
それぞれの発熱抵抗体R1〜Rnには過熱量(加熱パル
ス)がm段階で与えられることになる。従って、バッフ
ァメモリ12より出力される1ライン分のデータDi
は、図4に示すように、それぞれの発熱抵抗体R1〜R
nに対応したデータD1〜Dnが、第1階調から第m階
調まで順次出力されることになる。そして、これらのデ
ータDiがそれぞれのライン(L1,L2,…)毎に順
次出力される。なお、表現階調数mは一般的に256が
よく用いられる。
【0014】また、アドレスカウンタ14は、バッファ
メモリ12からサーマルヘッド18の1ライン分のデー
タDiが読み出される毎に、階調カウンタ16にパルス
を出力する。階調カウンタ16は入力されたパルスを基
に、図3及び図4に示すように、階調信号STを発生
し、並列/直列変換回路15及び直線性変換テーブル1
7に供給する。この階調信号STは、図4より分かるよ
うに、第1階調のデータDiであれば1、第2階調のデ
ータDiであれば2、第m階調のデータDiであればm
という数を表す信号である。
メモリ12からサーマルヘッド18の1ライン分のデー
タDiが読み出される毎に、階調カウンタ16にパルス
を出力する。階調カウンタ16は入力されたパルスを基
に、図3及び図4に示すように、階調信号STを発生
し、並列/直列変換回路15及び直線性変換テーブル1
7に供給する。この階調信号STは、図4より分かるよ
うに、第1階調のデータDiであれば1、第2階調のデ
ータDiであれば2、第m階調のデータDiであればm
という数を表す信号である。
【0015】そして、並列/直列変換回路15は、デー
タDi(D1〜Dn)のそれぞれのデータと階調信号S
Tとを比較し、図3及び図4に示すように、D1〜Dn
が階調信号STより大きいか等しければ(Di≧ST)
1、データDiが階調信号STより小さければ(Di<
ST)0なる比較信号Ciを発生し、サーマルヘッド1
8内のシフトレジスタ19に入力する。シフトレジスタ
19にはアドレスカウンタ14から図3に示すようなク
ロックCKが入力されており、シフトレジスタ19に入
力された比較信号CiはこのクロックCKによりシフト
され、シフトレジスタ19には1ライン分の比較信号C
iが配列される。図3及び図4においては、それぞれの
階調数を、D1=m,D2=3,D3=2,D4=1,
…,Dn−1=m−2,Dn=m−3とした場合の例で
ある。第4階調ではD1〜Dnの階調数列と“4”とを
比較するので、第4階調での比較信号Ciは、図3に示
すように、“1000…11”となる。
タDi(D1〜Dn)のそれぞれのデータと階調信号S
Tとを比較し、図3及び図4に示すように、D1〜Dn
が階調信号STより大きいか等しければ(Di≧ST)
1、データDiが階調信号STより小さければ(Di<
ST)0なる比較信号Ciを発生し、サーマルヘッド1
8内のシフトレジスタ19に入力する。シフトレジスタ
19にはアドレスカウンタ14から図3に示すようなク
ロックCKが入力されており、シフトレジスタ19に入
力された比較信号CiはこのクロックCKによりシフト
され、シフトレジスタ19には1ライン分の比較信号C
iが配列される。図3及び図4においては、それぞれの
階調数を、D1=m,D2=3,D3=2,D4=1,
…,Dn−1=m−2,Dn=m−3とした場合の例で
ある。第4階調ではD1〜Dnの階調数列と“4”とを
比較するので、第4階調での比較信号Ciは、図3に示
すように、“1000…11”となる。
【0016】また、アドレスカウンタ14は、図3及び
図4に示すように、バッファメモリ12からサーマルヘ
ッド18の1ライン分のデータDiが読み出される毎
に、ラッチ回路20及び直線性変換テーブル17にロー
ドパルスLDを出力する。シフトレジスタ19に配列さ
れた1ライン分の比較信号CiはこのロードパルスLD
によりラッチ回路20に記憶される。ラッチ回路20よ
り出力された比較信号Ciはゲート回路21に入力され
る。
図4に示すように、バッファメモリ12からサーマルヘ
ッド18の1ライン分のデータDiが読み出される毎
に、ラッチ回路20及び直線性変換テーブル17にロー
ドパルスLDを出力する。シフトレジスタ19に配列さ
れた1ライン分の比較信号CiはこのロードパルスLD
によりラッチ回路20に記憶される。ラッチ回路20よ
り出力された比較信号Ciはゲート回路21に入力され
る。
【0017】ところで、ゲート回路21はこの比較信号
Ciによって発熱抵抗体R1〜Rnを加熱する(オン)
か加熱しない(オフ)かを表す信号を生成する。即ち、
比較信号Ciが1の時はオン、0の時はオフである。図
4に示す第1階調から第m階調までの発熱抵抗体R1〜
Rnそれぞれに対応した比較信号Ciにより、それぞれ
の発熱抵抗体R1〜Rnの加熱状態が決定される。図4
には、発熱抵抗体R1,R2,R3,R4,Rn−1,
Rnそれぞれの加熱期間tR1,tR2,tR3,tR
4,tRn−1,tRnを示している。発熱抵抗体R1
〜Rnに加熱が開始されるのは、次の階調のデータDi
が出力される時点であるので、第1階調による加熱は第
2階調から始まっている。例えば、発熱抵抗体R1では
比較信号Ciが“1111…11”であるので、発熱抵
抗体R1は第1階調〜第4階調、第m−1階調及び第m
階調で加熱(オン)、発熱抵抗体R2では比較信号Ci
が“1110…00”であるので、発熱抵抗体R2は第
1階調から第3階調までは加熱(オン)、第m−1階調
及び第m階調では非加熱(オフ)である。
Ciによって発熱抵抗体R1〜Rnを加熱する(オン)
か加熱しない(オフ)かを表す信号を生成する。即ち、
比較信号Ciが1の時はオン、0の時はオフである。図
4に示す第1階調から第m階調までの発熱抵抗体R1〜
Rnそれぞれに対応した比較信号Ciにより、それぞれ
の発熱抵抗体R1〜Rnの加熱状態が決定される。図4
には、発熱抵抗体R1,R2,R3,R4,Rn−1,
Rnそれぞれの加熱期間tR1,tR2,tR3,tR
4,tRn−1,tRnを示している。発熱抵抗体R1
〜Rnに加熱が開始されるのは、次の階調のデータDi
が出力される時点であるので、第1階調による加熱は第
2階調から始まっている。例えば、発熱抵抗体R1では
比較信号Ciが“1111…11”であるので、発熱抵
抗体R1は第1階調〜第4階調、第m−1階調及び第m
階調で加熱(オン)、発熱抵抗体R2では比較信号Ci
が“1110…00”であるので、発熱抵抗体R2は第
1階調から第3階調までは加熱(オン)、第m−1階調
及び第m階調では非加熱(オフ)である。
【0018】一方、直線性変換テーブル17には選択信
号TC,アドレスAD,階調信号ST,ロードパルスL
Dが入力され、加熱時間設定信号SBを出力する。直線
性変換テーブル17の具体的構成の一例を図2に示す。
判別信号発生回路171には選択信号TCが入力され、
透明溶融性バインダ,Yインク,Mインク,Cインクに
応じた判別信号を加熱データ選択回路172及び加熱パ
ターン選択回路174に入力する。加熱データ選択回路
172には階調信号STが入力され、加熱データ選択回
路172はそれぞれの階調信号ST毎に設定してあるカ
ウント数をカウンタ173に入力する。カウンタ173
は入力されるロードパルスLDによりカウントを開始
し、加熱データ選択回路172により設定されたカウン
ト数をカウントする。加熱パターン選択回路174には
アドレスADが入力され、加熱パターン選択回路174
は、図7に示すそれぞれの加熱パターンとなるような信
号をゲート回路175に出力する。ゲート回路175は
カウンタ173より出力される信号をそれぞれの加熱パ
ターンに応じてゲートし、図6に示すように、加熱時間
設定信号SBを出力する。
号TC,アドレスAD,階調信号ST,ロードパルスL
Dが入力され、加熱時間設定信号SBを出力する。直線
性変換テーブル17の具体的構成の一例を図2に示す。
判別信号発生回路171には選択信号TCが入力され、
透明溶融性バインダ,Yインク,Mインク,Cインクに
応じた判別信号を加熱データ選択回路172及び加熱パ
ターン選択回路174に入力する。加熱データ選択回路
172には階調信号STが入力され、加熱データ選択回
路172はそれぞれの階調信号ST毎に設定してあるカ
ウント数をカウンタ173に入力する。カウンタ173
は入力されるロードパルスLDによりカウントを開始
し、加熱データ選択回路172により設定されたカウン
ト数をカウントする。加熱パターン選択回路174には
アドレスADが入力され、加熱パターン選択回路174
は、図7に示すそれぞれの加熱パターンとなるような信
号をゲート回路175に出力する。ゲート回路175は
カウンタ173より出力される信号をそれぞれの加熱パ
ターンに応じてゲートし、図6に示すように、加熱時間
設定信号SBを出力する。
【0019】ここで、加熱パターン選択回路174は次
の如く加熱パターンを決定する。即ち、記録紙に透明溶
融性バインダを転写する場合は図7(A)に示す全数印
字とし、Yインク,Mインク,Cインクを転写する場合
は図7(B)あるいは図7(C)に示す交互印字とす
る。なお、上記の如く、合成紙のように透明溶融性バイ
ンダを転写する必要がない場合は、Yインク,Mイン
ク,Cインクのみ転写すればよいし、記録紙を透明溶融
性バインダを転写する必要がない合成紙に限定してしま
えば、インクリボンは透明溶融性バインダが塗布されて
いないものとしてもよい。さらに、透明溶融性バインダ
をYインク,Mインク,Cインクが塗布されたインクリ
ボンとは別のフィルムに塗布したものを用いてもよい。
の如く加熱パターンを決定する。即ち、記録紙に透明溶
融性バインダを転写する場合は図7(A)に示す全数印
字とし、Yインク,Mインク,Cインクを転写する場合
は図7(B)あるいは図7(C)に示す交互印字とす
る。なお、上記の如く、合成紙のように透明溶融性バイ
ンダを転写する必要がない場合は、Yインク,Mイン
ク,Cインクのみ転写すればよいし、記録紙を透明溶融
性バインダを転写する必要がない合成紙に限定してしま
えば、インクリボンは透明溶融性バインダが塗布されて
いないものとしてもよい。さらに、透明溶融性バインダ
をYインク,Mインク,Cインクが塗布されたインクリ
ボンとは別のフィルムに塗布したものを用いてもよい。
【0020】図5は、それぞれの階調数と加熱時間との
関係を示す図である。第1階調から第m階調までの加熱
時間はそれぞれの階調毎に濃度を測定し、できるだけ直
線に近い濃度特性となるよう設定する。なお、一般に、
熱溶融性インクの溶融温度中心は約60℃で使用され
る。そして、前述の加熱データ選択回路172に設定し
てあるカウント数は、図5に示すそれぞれの階調毎の加
熱時間を基に設定する。従って、ゲート回路175より
出力される加熱時間設定信号SBのオン期間はそれぞれ
の階調毎に応じた期間で設定されることになる。
関係を示す図である。第1階調から第m階調までの加熱
時間はそれぞれの階調毎に濃度を測定し、できるだけ直
線に近い濃度特性となるよう設定する。なお、一般に、
熱溶融性インクの溶融温度中心は約60℃で使用され
る。そして、前述の加熱データ選択回路172に設定し
てあるカウント数は、図5に示すそれぞれの階調毎の加
熱時間を基に設定する。従って、ゲート回路175より
出力される加熱時間設定信号SBのオン期間はそれぞれ
の階調毎に応じた期間で設定されることになる。
【0021】それゆえ、前述の発熱抵抗体R1〜Rnそ
れぞれの加熱期間tR1〜tRnは、それぞれの階調内
で加熱時間設定信号SBのオン・オフによりゲートさ
れ、発熱抵抗体R1〜Rnが実際に加熱されるのは、比
較信号Ciにより決定される加熱期間内の加熱時間設定
信号SBがオンの期間である。例えば、発熱抵抗体R1
の加熱期間は、図4に破線で示す如く設定される。この
ように、発熱抵抗体R1〜Rnそれぞれの加熱期間は、
第1階調〜第m階調それぞれで加熱時間設定信号SBに
より細かく設定される。
れぞれの加熱期間tR1〜tRnは、それぞれの階調内
で加熱時間設定信号SBのオン・オフによりゲートさ
れ、発熱抵抗体R1〜Rnが実際に加熱されるのは、比
較信号Ciにより決定される加熱期間内の加熱時間設定
信号SBがオンの期間である。例えば、発熱抵抗体R1
の加熱期間は、図4に破線で示す如く設定される。この
ように、発熱抵抗体R1〜Rnそれぞれの加熱期間は、
第1階調〜第m階調それぞれで加熱時間設定信号SBに
より細かく設定される。
【0022】そして、ゲート回路21は、上記のよう
に、ラッチ回路20より入力された比較信号Ciと直線
性変換テーブル17より入力された加熱信号設定信号S
Bとにより決定されるそれぞれの発熱抵抗体の加熱期間
でオンのパルスを発生し、このパルスをドライバ回路2
2に供給する。従って、シフトレジスタ19,ラッチ回
路20,ゲート回路21は、サーマルヘッド18の発熱
抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパルス出力手
段として動作する。ドライバ回路22はこのパルスに基
づいて発熱抵抗体R1〜Rnに電流を流し、インクリボ
ンを加熱して塗布されたインクを記録媒体に転写して画
像を印刷する。これにより、インクリボンに加える加熱
量を細かく設定でき、熱溶融性インクを用いて多階調表
現が実現できる。
に、ラッチ回路20より入力された比較信号Ciと直線
性変換テーブル17より入力された加熱信号設定信号S
Bとにより決定されるそれぞれの発熱抵抗体の加熱期間
でオンのパルスを発生し、このパルスをドライバ回路2
2に供給する。従って、シフトレジスタ19,ラッチ回
路20,ゲート回路21は、サーマルヘッド18の発熱
抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパルス出力手
段として動作する。ドライバ回路22はこのパルスに基
づいて発熱抵抗体R1〜Rnに電流を流し、インクリボ
ンを加熱して塗布されたインクを記録媒体に転写して画
像を印刷する。これにより、インクリボンに加える加熱
量を細かく設定でき、熱溶融性インクを用いて多階調表
現が実現できる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の溶
融型多階調熱転写印刷装置は、薄膜フィルム上に透明溶
融性バインダとイエロ,シアン,マゼンタの熱溶融性の
インクが塗布されたインクリボンと、中央部で温度が高
く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数の発熱抵
抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドとを用い、
このサーマルヘッドによって熱溶融性のインクを加熱す
ると共に加熱量を制御することにより記録媒体に転写さ
れる熱溶融性のインクの転写面積を変化させ、さらに、
発熱抵抗体選択手段によってその複数の発熱抵抗体を選
択的に加熱するよう構成し、また、表面性及び弾力性が
よくない記録媒体に対しては、透明溶融性バインダを転
写して表面性及び弾力性を改善した後、インクを転写す
るよう構成したので、解像度を犠牲にすることなく実用
的な多階調表現を行うことができるという特徴を有す
る。
融型多階調熱転写印刷装置は、薄膜フィルム上に透明溶
融性バインダとイエロ,シアン,マゼンタの熱溶融性の
インクが塗布されたインクリボンと、中央部で温度が高
く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数の発熱抵
抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドとを用い、
このサーマルヘッドによって熱溶融性のインクを加熱す
ると共に加熱量を制御することにより記録媒体に転写さ
れる熱溶融性のインクの転写面積を変化させ、さらに、
発熱抵抗体選択手段によってその複数の発熱抵抗体を選
択的に加熱するよう構成し、また、表面性及び弾力性が
よくない記録媒体に対しては、透明溶融性バインダを転
写して表面性及び弾力性を改善した後、インクを転写す
るよう構成したので、解像度を犠牲にすることなく実用
的な多階調表現を行うことができるという特徴を有す
る。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1中の直線性変換テーブル17の具体的構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】本発明を説明するため図である。
【図4】本発明を説明するため図である。
【図5】本発明における階調数と加熱時間との関係を示
す図である。
す図である。
【図6】図1中のサーマルヘッド18の発熱抵抗体の部
分拡大図である。
分拡大図である。
【図7】本発明における加熱パターンを示す図である。
【図8】本発明におけるサーマルヘッド18の発熱抵抗
体上の温度分布を示す図である。
体上の温度分布を示す図である。
【図9】本発明の溶融型多階調熱転写印刷装置を説明す
るための図である。
るための図である。
【図10】インク塗布量を変化させた時のインクリボン
の加熱量とインク転写面積との関係を示す図である。
の加熱量とインク転写面積との関係を示す図である。
【図11】記録紙として合成紙,熱転写印刷用紙,コピ
ー紙を用いた時のインクリボンの加熱量とインク転写面
積との関係を示す図である。
ー紙を用いた時のインクリボンの加熱量とインク転写面
積との関係を示す図である。
【図12】本発明の溶融型多階調熱転写印刷装置に用い
るインクリボンを示す図である。
るインクリボンを示す図である。
【図13】透明溶融性バインダを塗布した時の塗布しな
い時の加熱量とインク転写面積との関係を示す図であ
る。
い時の加熱量とインク転写面積との関係を示す図であ
る。
【図14】サーマルヘッド18の発熱抵抗体を全数印字
した時と交互印字した時の加熱量とインク転写面積との
関係を示す図である。
した時と交互印字した時の加熱量とインク転写面積との
関係を示す図である。
11 インターフェイス回路 12 バッファメモリ(記憶手段) 13 印刷制御回路 14 アドレスカウンタ 15 並列/直列変換回路(比較手段) 16 階調カウンタ 17 直線性変換テーブル(加熱時間設定信号出力手
段) 18 サーマルヘッド 19 シフトレジスタ 20 ラッチ回路(パルス出力手段) 21 ゲート回路(パルス出力手段) 22 ドライバ回路(パルス出力手段)
段) 18 サーマルヘッド 19 シフトレジスタ 20 ラッチ回路(パルス出力手段) 21 ゲート回路(パルス出力手段) 22 ドライバ回路(パルス出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 袴田 芳郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】薄膜フィルム上に熱溶融性のインクが塗布
されたインクリボンと、 中央部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有
する複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマル
ヘッドとを有し、 前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性のインクを加
熱すると共に加熱量を制御することにより記録媒体に転
写される前記熱溶融性のインクの転写面積を変化させて
多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置であっ
て、 印刷する画像に対応した階調数を表す画像データを記憶
する記憶手段と、 前記記憶手段よりそれぞれの階調毎に出力される前記画
像データと、前記それぞれの階調の階調数とを比較して
比較信号を出力する比較手段と、 前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定するための加熱
時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出力手段と、 前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによって、前記
それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前記複数の発
熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパルス出力
手段と、 前記サーマルヘッドの前記複数の発熱抵抗体を選択的に
加熱するための発熱抵抗体選択手段とを備え、 前記発熱抵抗体選択手段によって前記複数の発熱抵抗体
を選択的に加熱することによって前記記録媒体に前記熱
溶融性のインクを転写して多階調表現を行うよう構成し
たことを特徴とする溶融型多階調熱転写印刷装置。 - 【請求項2】薄膜フィルム上に透明溶融性バインダと熱
溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、 中央部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有
する複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマル
ヘッドとを有し、 前記サーマルヘッドによって前記熱溶融性のインクを加
熱すると共に加熱量を制御することにより記録媒体に転
写される前記熱溶融性のインクの転写面積を変化させて
多階調表現を行う溶融型多階調熱転写印刷装置であっ
て、 印刷する画像に対応した階調数を表す画像データを記憶
する記憶手段と、 前記記憶手段よりそれぞれの階調毎に出力される前記画
像データと、前記それぞれの階調の階調数とを比較して
比較信号を出力する比較手段と、 前記それぞれの階調毎の加熱時間を設定するための加熱
時間設定信号を出力する加熱時間設定信号出力手段と、 前記比較信号と前記加熱時間設定信号とによって、前記
それぞれの階調毎に前記サーマルヘッドの前記複数の発
熱抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパルス出力
手段と、 前記サーマルヘッドの前記複数の発熱抵抗体を選択的に
加熱するための発熱抵抗体選択手段とを備え、 前記サーマルヘッドの前記複数の発熱抵抗体全てを加熱
することによって前記透明溶融性バインダを前記記録媒
体に転写した後、前記発熱抵抗体選択手段によって前記
複数の発熱抵抗体を選択的に加熱することによって前記
記録媒体に転写された前記透明溶融性バインダ上に前記
熱溶融性のインクを転写して多階調表現を行うよう構成
したことを特徴とする溶融型多階調熱転写印刷装置。 - 【請求項3】前記薄膜フィルム上に塗布された前記熱溶
融性のインクの塗布量が2.5g/m2 以下であること
を特徴とする請求項1または2記載の溶融型多階調熱転
写印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17616692A JPH05338248A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溶融型多階調熱転写印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17616692A JPH05338248A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溶融型多階調熱転写印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338248A true JPH05338248A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16008823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17616692A Pending JPH05338248A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溶融型多階調熱転写印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338248A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03221465A (ja) * | 1990-01-29 | 1991-09-30 | Victor Co Of Japan Ltd | 多階調カラープリント方法 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP17616692A patent/JPH05338248A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03221465A (ja) * | 1990-01-29 | 1991-09-30 | Victor Co Of Japan Ltd | 多階調カラープリント方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2850930B2 (ja) | 溶融型熱転写プリントシステム | |
| EP0095380A2 (en) | Thermal transfer printing method | |
| US6034705A (en) | Thermal printer control system | |
| US4555714A (en) | Apparatus and method for thermal ink transfer printing | |
| US4704616A (en) | Apparatus for electrothermal printing | |
| US4556891A (en) | Printing apparatus and method | |
| JPH05338248A (ja) | 溶融型多階調熱転写印刷装置 | |
| US5166701A (en) | Recording density correction apparatus in printer | |
| JPS63120667A (ja) | 熱転写型印刷装置 | |
| JPS642076B2 (ja) | ||
| JP2663795B2 (ja) | 兼用型熱転写印刷装置 | |
| JPH0691915A (ja) | 溶融型熱転写印刷装置 | |
| JPS6256076A (ja) | カラ−プリンタ | |
| JP2832192B2 (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPH01135663A (ja) | サーマルヘッドの駆動方法 | |
| JPH04269562A (ja) | サーマルヘッド式印字装置 | |
| JPH06127002A (ja) | サーマルプリンタ | |
| JPS62119060A (ja) | 感熱記録装置 | |
| JPH01216860A (ja) | 感熱記録装置 | |
| JPH0651592A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH02286357A (ja) | 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置 | |
| JPH07117251A (ja) | 多色感熱記録装置 | |
| JPH0761012A (ja) | 溶融型熱転写プリントシステム | |
| JPH0785935B2 (ja) | 感熱転写階調制御装置 | |
| JP2000085171A (ja) | 溶融型熱転写記録装置および溶融型熱転写記録方法 |