JPH05339738A - 過マンガン酸塩処理による樹脂質物品への無電解めっき被膜の密着性の改良法 - Google Patents
過マンガン酸塩処理による樹脂質物品への無電解めっき被膜の密着性の改良法Info
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- JPH05339738A JPH05339738A JP5007141A JP714193A JPH05339738A JP H05339738 A JPH05339738 A JP H05339738A JP 5007141 A JP5007141 A JP 5007141A JP 714193 A JP714193 A JP 714193A JP H05339738 A JPH05339738 A JP H05339738A
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C18/00—Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
- C23C18/16—Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
- C23C18/18—Pretreatment of the material to be coated
- C23C18/20—Pretreatment of the material to be coated of organic surfaces, e.g. resins
- C23C18/22—Roughening, e.g. by etching
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/18—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material
- H05K3/181—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating
-
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
- H05K3/381—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by special treatment of the substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリカーボネート−ABS樹脂基体等への金
属被覆の密着性の改良。 【構成】 約85重量%までのポリカーボネートを含有
するポリカーボネート−付加重合体基体、特にポリカー
ボネート−ABS基体上に無電解めっきによって付着さ
れた金属被覆の密着性を、まず該基体をアルカリ金属水
酸化物溶液と約1−2分間接触させ、ついでアルカリ性
過マンガン酸塩溶液と接触させそして存在し得るマンガ
ン残渣を還元剤との接触によって除去することによって
改善する方法を提供する。
属被覆の密着性の改良。 【構成】 約85重量%までのポリカーボネートを含有
するポリカーボネート−付加重合体基体、特にポリカー
ボネート−ABS基体上に無電解めっきによって付着さ
れた金属被覆の密着性を、まず該基体をアルカリ金属水
酸化物溶液と約1−2分間接触させ、ついでアルカリ性
過マンガン酸塩溶液と接触させそして存在し得るマンガ
ン残渣を還元剤との接触によって除去することによって
改善する方法を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック表面の金属
被覆法、特にポリカーボネートを主成分として含む熱可
塑性樹脂配合物について有用な金属被覆法に関する。
被覆法、特にポリカーボネートを主成分として含む熱可
塑性樹脂配合物について有用な金属被覆法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属被覆プラスチックスは電気器
具、電子オーブン、事務用機器等の外囲い(エンクロー
ジャー)のような物品において金属の代替品として関心
を集めるようになってきた。かゝる外囲いは、プラスチ
ックスのみで製造された場合には、その内側に包蔵され
る部品を外部の線源、たとえば電磁線の干渉、特に高周
波の干渉から遮蔽するには十分であり、また内部で発生
した輻射線の逃散を阻止するにも不十分である。かゝる
干渉源はプラスチック基体の表面上に金属被覆を、典型
的には無電解又は電解めっきによって、提供することに
よって遮蔽することができる。金属被覆はまた印刷回路
板の製造にも望ましいものであり、その場合その全表面
又はその一部分を金属被覆し、ついでマスク処理しそし
て金属トレースを望まない領域にエッチング処理を施
す。
具、電子オーブン、事務用機器等の外囲い(エンクロー
ジャー)のような物品において金属の代替品として関心
を集めるようになってきた。かゝる外囲いは、プラスチ
ックスのみで製造された場合には、その内側に包蔵され
る部品を外部の線源、たとえば電磁線の干渉、特に高周
波の干渉から遮蔽するには十分であり、また内部で発生
した輻射線の逃散を阻止するにも不十分である。かゝる
干渉源はプラスチック基体の表面上に金属被覆を、典型
的には無電解又は電解めっきによって、提供することに
よって遮蔽することができる。金属被覆はまた印刷回路
板の製造にも望ましいものであり、その場合その全表面
又はその一部分を金属被覆し、ついでマスク処理しそし
て金属トレースを望まない領域にエッチング処理を施
す。
【0003】プラスチックスの金属被覆に際して生ずる
もっとも重大な問題の一つは金属被覆層の基体への密着
性が不十分である点である。密着性は一般に“剥離強
さ”、すなわち密着性金属層を基体から制御された条件
下で剥離するのに要する力、として測定される。熱可塑
性プラスチック基体の表面への金属層の密着性を改善す
るために種々の方法が知られている。たとえば、一般に
ポリアミドに対して、特にポリエーテルイミドに対して
適用し得る方法は米国特許第4,959,121号及び
同第4,999,251号明細書に開示されている。本
出願人自身の米国特許出願SN.07/603,648
号明細書には重合体表面を濃硝酸及び濃硫酸の混合物の
ような強ニトロ化剤でニトロ化し、ついでニトロ化され
た重合体分子をアンモノリシスによって分裂させる工程
を含む芳香族重合体、特にポリカーボネートの表面に適
用し得る方法が記載されている。
もっとも重大な問題の一つは金属被覆層の基体への密着
性が不十分である点である。密着性は一般に“剥離強
さ”、すなわち密着性金属層を基体から制御された条件
下で剥離するのに要する力、として測定される。熱可塑
性プラスチック基体の表面への金属層の密着性を改善す
るために種々の方法が知られている。たとえば、一般に
ポリアミドに対して、特にポリエーテルイミドに対して
適用し得る方法は米国特許第4,959,121号及び
同第4,999,251号明細書に開示されている。本
出願人自身の米国特許出願SN.07/603,648
号明細書には重合体表面を濃硝酸及び濃硫酸の混合物の
ような強ニトロ化剤でニトロ化し、ついでニトロ化され
た重合体分子をアンモノリシスによって分裂させる工程
を含む芳香族重合体、特にポリカーボネートの表面に適
用し得る方法が記載されている。
【0004】前述した用途に現在使用されている熱可塑
性物質には芳香族ポリカーボネートとアクリロニトリル
のようなオレフィン性ニトリル及びブタジエンのような
ジエンから誘導される構造単位を含んでなる付加重合体
を包含する種々の付加重合体との配合物が含まれる。か
ゝる配合物に使用するに特に有用な付加重合体の一群は
以下においては“ABS樹脂”とも呼ぶアクリロニトリ
ル、ブタジエン及びスチレンの共重合体からなる。これ
らはスチレン単位及びアクリロニトリル単位を予め調製
されたポリブタジエンラテックス上にグラフト化する方
法を包含する種々の方法によって製造することができ
る。
性物質には芳香族ポリカーボネートとアクリロニトリル
のようなオレフィン性ニトリル及びブタジエンのような
ジエンから誘導される構造単位を含んでなる付加重合体
を包含する種々の付加重合体との配合物が含まれる。か
ゝる配合物に使用するに特に有用な付加重合体の一群は
以下においては“ABS樹脂”とも呼ぶアクリロニトリ
ル、ブタジエン及びスチレンの共重合体からなる。これ
らはスチレン単位及びアクリロニトリル単位を予め調製
されたポリブタジエンラテックス上にグラフト化する方
法を包含する種々の方法によって製造することができ
る。
【0005】前述した米国特許出願明細書に記載されて
いるニトロ化及びアンモノリシスによる分裂によってポ
リカーボネート基体の表面への金属被覆の密着性を改良
する方法はこのタイプの重合体配合物に使用するには不
満足なものである。すなわち、この方法は金属被覆され
た基体を金属めっき溶液と接触させる際に金属層の著し
いふくれ現象を惹起する。
いるニトロ化及びアンモノリシスによる分裂によってポ
リカーボネート基体の表面への金属被覆の密着性を改良
する方法はこのタイプの重合体配合物に使用するには不
満足なものである。すなわち、この方法は金属被覆され
た基体を金属めっき溶液と接触させる際に金属層の著し
いふくれ現象を惹起する。
【0006】かゝる配合物について使用されている別の
方法は典型的にはグリコール又はそのエーテルを用いる
溶剤膨潤処理及びそれに続くクロム酸によるエッチング
処理からなる方法である。しかしながら、この方法は亀
裂を生じやすいきわめて粗い表面を生じ、その結果衝撃
強さの低下をもたらす。さらに、クロム酸は処理後に環
境に悪影響を与えるという欠点をもつ。
方法は典型的にはグリコール又はそのエーテルを用いる
溶剤膨潤処理及びそれに続くクロム酸によるエッチング
処理からなる方法である。しかしながら、この方法は亀
裂を生じやすいきわめて粗い表面を生じ、その結果衝撃
強さの低下をもたらす。さらに、クロム酸は処理後に環
境に悪影響を与えるという欠点をもつ。
【0007】本出願人自身の1992年1月21日付米
国特許出願第822,771号明細書にはポリカーボネ
ート−ABS樹脂配合物及び類似の配合物を含んでなる
基体について有効な処理方法が開示されている。この方
法はアルカリによる処理工程及び濃硝酸による処理工程
を包含する。しかしながら、約75%未満の割合のポリ
カーボネートを含む基体について使用する場合、この方
法は金属めっきを施す場合しばしば基体表面の微視的な
ふくれ現象を惹起す。この現象は金属被覆の密着性には
影響を与えず、実際には単に外観上の問題である。しか
しながら、このタイプの基体について有用な別の方法を
開発することは興味あることである。
国特許出願第822,771号明細書にはポリカーボネ
ート−ABS樹脂配合物及び類似の配合物を含んでなる
基体について有効な処理方法が開示されている。この方
法はアルカリによる処理工程及び濃硝酸による処理工程
を包含する。しかしながら、約75%未満の割合のポリ
カーボネートを含む基体について使用する場合、この方
法は金属めっきを施す場合しばしば基体表面の微視的な
ふくれ現象を惹起す。この現象は金属被覆の密着性には
影響を与えず、実際には単に外観上の問題である。しか
しながら、このタイプの基体について有用な別の方法を
開発することは興味あることである。
【0008】本発明は前述したクロム酸処理法及びニト
ロ化−アンモノリシス法に比較して著しく温和であり、
またアルカリ−硝酸処理法と比較しても幾分より温和で
ある、ポリカーボネート−ABS樹脂基体等への金属被
覆の密着性を改良する方法を提供するものである。本発
明の方法は比較的簡単でありかつ無電解めっき及び電解
めっき処理操作に容易に組込むことができるものであ
る。本発明の方法によってめっきされた金属被覆は長期
間高湿度条件に暴露された場合でさえもそれらの高い密
着性を保有する。
ロ化−アンモノリシス法に比較して著しく温和であり、
またアルカリ−硝酸処理法と比較しても幾分より温和で
ある、ポリカーボネート−ABS樹脂基体等への金属被
覆の密着性を改良する方法を提供するものである。本発
明の方法は比較的簡単でありかつ無電解めっき及び電解
めっき処理操作に容易に組込むことができるものであ
る。本発明の方法によってめっきされた金属被覆は長期
間高湿度条件に暴露された場合でさえもそれらの高い密
着性を保有する。
【0009】
【発明の概要】本発明の一形態によれば、芳香族ポリカ
ーボネートを主割合で、及びオレフィン性ニトリル及び
共役ジエンから誘導された構造単位を含む少なくとも一
種の付加共重合体を少割合で含有してなる樹脂質基体
(たゞし該ポリカーボネートは該基体の約85重量%ま
でを構成するものとする)の表面上に密着性金属層をめ
っきする方法において、つぎの工程:該樹脂質基体の表
面の少なくとも一部を少なくとも約30重量%のアルカ
リ金属水酸化物濃度をもつアルカリ金属水酸化物水溶液
と少なくとも1分間接触させ;該表面を水溶性過マンガ
ン酸塩のアルカリ性水溶液と接触させ;マンガン化合物
の存在し得る残渣を還元剤と接触させることによって除
去し;そして該表面上に無電解金属層をめっきする;工
程を行なうことからなる、樹脂質基体の表面上に密着性
金属層をめっきする方法が提供される。
ーボネートを主割合で、及びオレフィン性ニトリル及び
共役ジエンから誘導された構造単位を含む少なくとも一
種の付加共重合体を少割合で含有してなる樹脂質基体
(たゞし該ポリカーボネートは該基体の約85重量%ま
でを構成するものとする)の表面上に密着性金属層をめ
っきする方法において、つぎの工程:該樹脂質基体の表
面の少なくとも一部を少なくとも約30重量%のアルカ
リ金属水酸化物濃度をもつアルカリ金属水酸化物水溶液
と少なくとも1分間接触させ;該表面を水溶性過マンガ
ン酸塩のアルカリ性水溶液と接触させ;マンガン化合物
の存在し得る残渣を還元剤と接触させることによって除
去し;そして該表面上に無電解金属層をめっきする;工
程を行なうことからなる、樹脂質基体の表面上に密着性
金属層をめっきする方法が提供される。
【0010】
【発明の詳細な開示】本発明の方法を適用し得る樹脂配
合物中に使用される芳香族ポリカーボネートは一般に
式: (式中、各R1 はそれぞれ独立的に二価芳香族有機基を
表わす)の構造単位を含んでなる。これらのR1 基は異
なってもよいが、通常は同一である。適当なR1基はm
−フェニレン、p−フェニレン、4,4′−ビフェニレ
ン、2,2−ビス(4−フェニレン)プロパン基及びこ
ゝに参考文献として引用する米国特許第4,217,4
38号明細書中に名稱又は式(一般的に又は特定的に)
によって開示された芳香族ジヒドロキシ化合物に対応す
る基のような類似の基を包含する。さらに、非炭化水素
分子部分を含む基も包含される。これらはクロル、ニト
ロ、アルコキシ基等のような置換基及びさらにチオ、ス
ルホキシ、スルホン、エステル、アミド、エーテル及び
カルボニル基のような連結基であることができる。しか
しながら、多くの場合、すべてのR1 基は炭化水素基で
ある。
合物中に使用される芳香族ポリカーボネートは一般に
式: (式中、各R1 はそれぞれ独立的に二価芳香族有機基を
表わす)の構造単位を含んでなる。これらのR1 基は異
なってもよいが、通常は同一である。適当なR1基はm
−フェニレン、p−フェニレン、4,4′−ビフェニレ
ン、2,2−ビス(4−フェニレン)プロパン基及びこ
ゝに参考文献として引用する米国特許第4,217,4
38号明細書中に名稱又は式(一般的に又は特定的に)
によって開示された芳香族ジヒドロキシ化合物に対応す
る基のような類似の基を包含する。さらに、非炭化水素
分子部分を含む基も包含される。これらはクロル、ニト
ロ、アルコキシ基等のような置換基及びさらにチオ、ス
ルホキシ、スルホン、エステル、アミド、エーテル及び
カルボニル基のような連結基であることができる。しか
しながら、多くの場合、すべてのR1 基は炭化水素基で
ある。
【0011】R1 基は好ましくは式: −A1 −Y−A2 − (II) (式中、A1 及びA2 の各々は単環式二価芳香族基であ
り、そしてYは1個又は2個の原子によってA1 をA2
から分離している架橋基である)を有する。式(II)中
の遊離原子価結合手は通常Yに関してA1 及びA2 のメ
タ位又はパラ位にある。
り、そしてYは1個又は2個の原子によってA1 をA2
から分離している架橋基である)を有する。式(II)中
の遊離原子価結合手は通常Yに関してA1 及びA2 のメ
タ位又はパラ位にある。
【0012】式(II)において、A1 及びA2 基は非置
換フェニレン基又はその置換誘導体であることができ、
代表的な置換基(1個又はそれ以上)はアルキル、アル
ケニル、ハロ(特にクロル及び/又はブロム)、ニト
ロ、アルコキシ基等である。非置換フェニレン基が好ま
しい。A1 及びA2 がともにp−フェニレン基であるこ
とが好ましいが、両者はともにo−又はm−フェニレン
基であってもよく、あるいは一方がo−又はm−フェニ
レン基で他方がp−フェニレン基であることもできる。
換フェニレン基又はその置換誘導体であることができ、
代表的な置換基(1個又はそれ以上)はアルキル、アル
ケニル、ハロ(特にクロル及び/又はブロム)、ニト
ロ、アルコキシ基等である。非置換フェニレン基が好ま
しい。A1 及びA2 がともにp−フェニレン基であるこ
とが好ましいが、両者はともにo−又はm−フェニレン
基であってもよく、あるいは一方がo−又はm−フェニ
レン基で他方がp−フェニレン基であることもできる。
【0013】架橋基Yは1個又は2個の原子、好ましく
は1個の原子がA1 をA2 から分離する基である。この
架橋基は多くの場合炭化水素基、特にメチレン、シクロ
ヘキシルメチレン、2−[2,2,1]−ビシクロヘプ
チルメチレン、エチレン、イソプロピリデン、ネオペン
チリデン、シクロヘキシリデン、シクロペンタデシリデ
ン、シクロドデシリデン又はアダマンチリデン基のよう
な飽和基、特に gem−アルキレン(アルキリデン)基で
ある。しかしながら、不飽和基及び炭素及び水素以外の
原子を含む基、たとえば2,2−ジクロルエチリデン、
カルボニル、フタリジリデン、オキシ、チオ、スルホキ
シ及びスルホン基、も包含される。入手容易性及び本発
明の目的のために特に適当であるという理由で、式(I
I)の好ましい基はビスフェノールAから誘導される
2,2−ビス(4−フェニレン)プロパン基、すなわち
Yがイソプロピリデン基でありそしてA1 及びA2 がそ
れぞれp−フェニレン基である基である。
は1個の原子がA1 をA2 から分離する基である。この
架橋基は多くの場合炭化水素基、特にメチレン、シクロ
ヘキシルメチレン、2−[2,2,1]−ビシクロヘプ
チルメチレン、エチレン、イソプロピリデン、ネオペン
チリデン、シクロヘキシリデン、シクロペンタデシリデ
ン、シクロドデシリデン又はアダマンチリデン基のよう
な飽和基、特に gem−アルキレン(アルキリデン)基で
ある。しかしながら、不飽和基及び炭素及び水素以外の
原子を含む基、たとえば2,2−ジクロルエチリデン、
カルボニル、フタリジリデン、オキシ、チオ、スルホキ
シ及びスルホン基、も包含される。入手容易性及び本発
明の目的のために特に適当であるという理由で、式(I
I)の好ましい基はビスフェノールAから誘導される
2,2−ビス(4−フェニレン)プロパン基、すなわち
Yがイソプロピリデン基でありそしてA1 及びA2 がそ
れぞれp−フェニレン基である基である。
【0014】本発明に従って処理されるプラスチック基
体のもう一方の必須成分はオレフィン性ニトリル及び共
役ジエンから誘導される構造単位を含む付加重合体であ
る。典型的なオレフィン性ニトリルはアクリロニトリル
及びメタクリロニトリルであり、入手が容易である点及
び特に適当であるという理由でアクリロニトリルが一般
に好ましい。適当なジエンはブタジエン、イソプレン、
クロロプレン及び1,3−ヘキサジエンを包含し、ブタ
ジエンが特に好ましい。
体のもう一方の必須成分はオレフィン性ニトリル及び共
役ジエンから誘導される構造単位を含む付加重合体であ
る。典型的なオレフィン性ニトリルはアクリロニトリル
及びメタクリロニトリルであり、入手が容易である点及
び特に適当であるという理由でアクリロニトリルが一般
に好ましい。適当なジエンはブタジエン、イソプレン、
クロロプレン及び1,3−ヘキサジエンを包含し、ブタ
ジエンが特に好ましい。
【0015】付加共重合体は通常さらに、スチレン、α
−メチルスチレン又は4−メチルスチレンのようなアル
ケニル芳香族化合物から誘導された構造単位を含有す
る。一般にスチレンが好ましい。簡単化のために、以下
の説明では使用される単量体としてしばしばアクリロニ
トリル、スチレン及びブタジエンを引用するが、前記定
義した各成分種の範囲内の他の単量体をそれが適切な場
合には置き換え得ることは勿論である。
−メチルスチレン又は4−メチルスチレンのようなアル
ケニル芳香族化合物から誘導された構造単位を含有す
る。一般にスチレンが好ましい。簡単化のために、以下
の説明では使用される単量体としてしばしばアクリロニ
トリル、スチレン及びブタジエンを引用するが、前記定
義した各成分種の範囲内の他の単量体をそれが適切な場
合には置き換え得ることは勿論である。
【0016】したがって、適当な付加重合体はABS樹
脂を包含し、その使用が本発明において一般に好まし
い。さきに述べたとおり、好ましいABS樹脂はスチレ
ン及びアクリロニトリルを予め調製されたポリブタジエ
ンラテックス上にグラフト化することによって製造され
たものである。かゝる製造法において生成し得る中間体
は以下場合によっては“SAN共重合体”と呼ぶスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体である。しかしながら、
ABS樹脂としては、SAN共重合体と以下“高ゴム含
量グラフト体”と呼ぶ比較的高割合のブタジエン単位、
典型的には約40−75重量%、好ましくは少なくとも
約50重量%のブタジエン単位をもつ予め形成されたA
BS重合体との配合物を使用することも本発明の範囲内
である。いずれにしても、ABS樹脂中のスチレン及び
アクリロニトリルの合計割合は多くの場合約60−90
重量%、好ましくは約70−80重量%である。
脂を包含し、その使用が本発明において一般に好まし
い。さきに述べたとおり、好ましいABS樹脂はスチレ
ン及びアクリロニトリルを予め調製されたポリブタジエ
ンラテックス上にグラフト化することによって製造され
たものである。かゝる製造法において生成し得る中間体
は以下場合によっては“SAN共重合体”と呼ぶスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体である。しかしながら、
ABS樹脂としては、SAN共重合体と以下“高ゴム含
量グラフト体”と呼ぶ比較的高割合のブタジエン単位、
典型的には約40−75重量%、好ましくは少なくとも
約50重量%のブタジエン単位をもつ予め形成されたA
BS重合体との配合物を使用することも本発明の範囲内
である。いずれにしても、ABS樹脂中のスチレン及び
アクリロニトリルの合計割合は多くの場合約60−90
重量%、好ましくは約70−80重量%である。
【0017】個々に使用されるアクリロニトリル及びス
チレンの割合は樹脂質物品に望まれる性質に応じて広範
囲に変動する。多くの場合、スチレンはこれら二種の単
量体の混合物の約60−90重量%を成す。特別の条件
を使用しない限り、スチレン−アクリロニトリル共重合
体は、一般に共重合に使われる混合物中の単量体の割合
に関係なく、スチレン構造単位約75%及びアクリロニ
トリル構造単位約25%からなり、したがってこれらが
最も頻繁に使用される割合である。
チレンの割合は樹脂質物品に望まれる性質に応じて広範
囲に変動する。多くの場合、スチレンはこれら二種の単
量体の混合物の約60−90重量%を成す。特別の条件
を使用しない限り、スチレン−アクリロニトリル共重合
体は、一般に共重合に使われる混合物中の単量体の割合
に関係なく、スチレン構造単位約75%及びアクリロニ
トリル構造単位約25%からなり、したがってこれらが
最も頻繁に使用される割合である。
【0018】ポリカーボネートはポリカーボネート−A
BS配合物の主割合を構成するが、該配合物の約85重
量%を超えないものとする。ポリカーボネートは通常該
配合物の約75−85%、ほとんどの場合約80−85
%を成す。これらの条件下では、ポリカーボネートは通
常該樹脂配合物中で連続相を構成し、この連続相中にA
BS樹脂が分散されている。通常、ポリカーボネート及
びABS樹脂間に共重合は認められないが、しかし共重
合は本発明の目的から除外されるものではない。
BS配合物の主割合を構成するが、該配合物の約85重
量%を超えないものとする。ポリカーボネートは通常該
配合物の約75−85%、ほとんどの場合約80−85
%を成す。これらの条件下では、ポリカーボネートは通
常該樹脂配合物中で連続相を構成し、この連続相中にA
BS樹脂が分散されている。通常、ポリカーボネート及
びABS樹脂間に共重合は認められないが、しかし共重
合は本発明の目的から除外されるものではない。
【0019】樹脂質基体は前述した樹脂のほかに他の物
質を含有し得る。これらは難燃化剤、開始剤、抑制剤、
安定剤、可塑剤、顔料、帯電防止剤、耐衝撃性改良剤、
充填剤及び離型剤を包含する。本発明の方法に先立っ
て、基体の表面を慣用の洗剤又は脱脂剤で清浄化するこ
とがしばしば好ましい。典型的な脱脂剤はハロ炭化水
素、特に1,1,2−トリクロルトリフルオルエタンの
ようなクロルフルオル炭化水素である。
質を含有し得る。これらは難燃化剤、開始剤、抑制剤、
安定剤、可塑剤、顔料、帯電防止剤、耐衝撃性改良剤、
充填剤及び離型剤を包含する。本発明の方法に先立っ
て、基体の表面を慣用の洗剤又は脱脂剤で清浄化するこ
とがしばしば好ましい。典型的な脱脂剤はハロ炭化水
素、特に1,1,2−トリクロルトリフルオルエタンの
ようなクロルフルオル炭化水素である。
【0020】本発明の方法の第一工程は樹脂質基体と少
なくとも約30重量%、好ましくは約40−50重量%
のアルカリ金属水酸化物濃度をもつ水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物の水溶
液とを接触させることからなる。典型的な接触温度は約
30−90℃の範囲、特に約70−80℃の範囲であ
る。
なくとも約30重量%、好ましくは約40−50重量%
のアルカリ金属水酸化物濃度をもつ水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物の水溶
液とを接触させることからなる。典型的な接触温度は約
30−90℃の範囲、特に約70−80℃の範囲であ
る。
【0021】該アルカリ溶液との接触時間は臨界的であ
る。1分未満の接触時間は無電解金属の第二の層をめっ
きにより形成した後に該基体と金属との密着性を助長す
るには不十分である。他方、2分を超える接触時間は基
体への金属の密着性に若干悪影響を与えるので、接触は
2分を超えないことがきわめて好ましい。したがって、
1−2分の処理時間が最適である。
る。1分未満の接触時間は無電解金属の第二の層をめっ
きにより形成した後に該基体と金属との密着性を助長す
るには不十分である。他方、2分を超える接触時間は基
体への金属の密着性に若干悪影響を与えるので、接触は
2分を超えないことがきわめて好ましい。したがって、
1−2分の処理時間が最適である。
【0022】次工程においては、該基体を水溶性過マン
ガン酸塩、通常過マンガン酸ナトリウム又はカリウムの
アルカリ性水溶液と接触させる。この場合、過マンガン
酸塩の濃度は通常約0.25−0.75Mであり、アル
カリ濃度は約1.0−1.5Nである。接触温度はアル
カリ処理工程の接触温度と同一範囲が通常好ましい。本
発明に従って採用されたアルカリ−過マンガン酸塩処理
の化学的効果は明確には判明していない。アルカリ性溶
液の効果はポリカーボネートの加水分解により芳香族ヒ
ドロキシル基を生成し、その後におそらくは重合体鎖中
のブタジエンから誘導される二重結合の部位で酸化が生
起するものと考えられる。他の生起し得る酸化部位はニ
トリル基及びアルカリ処理によって形成される芳香族ヒ
ドロキシル基である。
ガン酸塩、通常過マンガン酸ナトリウム又はカリウムの
アルカリ性水溶液と接触させる。この場合、過マンガン
酸塩の濃度は通常約0.25−0.75Mであり、アル
カリ濃度は約1.0−1.5Nである。接触温度はアル
カリ処理工程の接触温度と同一範囲が通常好ましい。本
発明に従って採用されたアルカリ−過マンガン酸塩処理
の化学的効果は明確には判明していない。アルカリ性溶
液の効果はポリカーボネートの加水分解により芳香族ヒ
ドロキシル基を生成し、その後におそらくは重合体鎖中
のブタジエンから誘導される二重結合の部位で酸化が生
起するものと考えられる。他の生起し得る酸化部位はニ
トリル基及びアルカリ処理によって形成される芳香族ヒ
ドロキシル基である。
【0023】過マンガン酸塩処理工程に続いて、該基体
を還元剤と接触させて存在し得るマンガン残渣を除去す
る。還元剤は水溶液の形であることが好ましい。この目
的のためにはヒドロキシルアミン塩の溶液が特に有用で
ある。これらは登録商標“シップレイ・サーキュポシッ
ト(Shipley Circuposit)”216
のような商品名で商業的に入手可能である。
を還元剤と接触させて存在し得るマンガン残渣を除去す
る。還元剤は水溶液の形であることが好ましい。この目
的のためにはヒドロキシルアミン塩の溶液が特に有用で
ある。これらは登録商標“シップレイ・サーキュポシッ
ト(Shipley Circuposit)”216
のような商品名で商業的に入手可能である。
【0024】最後に、該基体を、典型的には当該技術に
おいて認められている商業的に入手可能な試薬を用いる
慣用的な方法による無電解金属めっきにより処理する。
かゝる方法は一般に無電解めっき触媒の吸収を助長する
ために、典型的には有機化合物を含有するアルカリ性溶
液である“シップレイ”1175Aのような試薬を用い
る予備処理から開始される。これに続いてたとえば硫酸
水素ナトリウム及び種々の表面活性剤を含む登録商標
“シップレイ・キャタプレプ(ShipleyCata
prep)”404を使用する表面活性化を行ない、つ
いで触媒として酸性パラジウム含有溶液、たとえば錫及
びパラジウム化合物を含み、そのパラジウムを主触媒種
とする登録商標“シップレイ・キャタポシット(Shi
pleyCataposit)44、で処理することが
できる。
おいて認められている商業的に入手可能な試薬を用いる
慣用的な方法による無電解金属めっきにより処理する。
かゝる方法は一般に無電解めっき触媒の吸収を助長する
ために、典型的には有機化合物を含有するアルカリ性溶
液である“シップレイ”1175Aのような試薬を用い
る予備処理から開始される。これに続いてたとえば硫酸
水素ナトリウム及び種々の表面活性剤を含む登録商標
“シップレイ・キャタプレプ(ShipleyCata
prep)”404を使用する表面活性化を行ない、つ
いで触媒として酸性パラジウム含有溶液、たとえば錫及
びパラジウム化合物を含み、そのパラジウムを主触媒種
とする登録商標“シップレイ・キャタポシット(Shi
pleyCataposit)44、で処理することが
できる。
【0025】この基体を水洗した後、錫又はその等価物
を除去するために使用されるフルオロホウ酸含有組成物
である登録商標“シップレイ・キュポシット(Ship
ley Cuposit)”アクセラレーター(Acc
elerator)19の溶液中に浸漬し得る。つい
で、この基体をさらに水洗しそして一又はそれ以上の無
電解めっき溶液で処理し得る。
を除去するために使用されるフルオロホウ酸含有組成物
である登録商標“シップレイ・キュポシット(Ship
ley Cuposit)”アクセラレーター(Acc
elerator)19の溶液中に浸漬し得る。つい
で、この基体をさらに水洗しそして一又はそれ以上の無
電解めっき溶液で処理し得る。
【0026】無電解めっき浴は当該技術において周知で
あり、たとえばこゝにその記載を引用するKirk−O
thmerのEncyclopedia of Che
mical Technology,第3版、第8巻に
一般的に説明されている。個々特定の場合における無電
解めっき浴又は無電解めっき法は本発明にとって臨界的
ではない。めっき浴の内容物及びめっきに関するパラメ
ーター、たとえば温度、pH及び浸漬時間は勿論めっき
されるべき金属ならびに樹脂質基体の明確な種類に関係
するであろう。
あり、たとえばこゝにその記載を引用するKirk−O
thmerのEncyclopedia of Che
mical Technology,第3版、第8巻に
一般的に説明されている。個々特定の場合における無電
解めっき浴又は無電解めっき法は本発明にとって臨界的
ではない。めっき浴の内容物及びめっきに関するパラメ
ーター、たとえば温度、pH及び浸漬時間は勿論めっき
されるべき金属ならびに樹脂質基体の明確な種類に関係
するであろう。
【0027】適当なめっき浴は登録商標“シップレイ・
キュポシット”250及び251及び登録商標“エント
ーン(Enthone)”406及び426(すなわち
前者は無電解銅めっき溶液であり、後者は無電解ニッケ
ルめっき溶液である)を包含する。ニッケルがめっきさ
れる第一の金属である場合には、ニッケル層が少なくと
も約1.5ミクロン厚である場合に基体に対して最適の
密着性が与えられることがしばしば認められる。
キュポシット”250及び251及び登録商標“エント
ーン(Enthone)”406及び426(すなわち
前者は無電解銅めっき溶液であり、後者は無電解ニッケ
ルめっき溶液である)を包含する。ニッケルがめっきさ
れる第一の金属である場合には、ニッケル層が少なくと
も約1.5ミクロン厚である場合に基体に対して最適の
密着性が与えられることがしばしば認められる。
【0028】この基体は最初の無電解めっき操作の後さ
らに金属で処理され得る。かゝる追加の処理は種々の金
属の無電解めっき又は電解めっきによる処理であること
ができ、それらの詳細もまた当業者に既知のものであ
る。前述の方法による処理を施された樹脂質基体は本発
明の別の一形態を構成する。これらの樹脂質基体は非処
理の基体と比較して樹脂質表面への金属の実質的に改善
された密着性を有する。このことはASTM試験法D3
359から改良された網目付き(クロス−ハッチ)テー
プ試験の結果によって示される。この改良試験において
は、金属表面に網目(格子目)を形成するように一連の
垂直線の刻み目をつけるための工具を使用する。感圧性
テープ(3M社の“パーマセル(Permacel)3
10”)の一片を金属表面の格子目上に接着させそして
約90°の角度で引張ることによって素早く除去する。
ついでこの格子目帯域をその金属層の除去について肉眼
で検査しそして0−5の基準で評価した。この基準にお
いて、評点5は金属が本質的に除去されなかったことを
表わしそして評点0は多量の金属が除去されたことを表
わす。
らに金属で処理され得る。かゝる追加の処理は種々の金
属の無電解めっき又は電解めっきによる処理であること
ができ、それらの詳細もまた当業者に既知のものであ
る。前述の方法による処理を施された樹脂質基体は本発
明の別の一形態を構成する。これらの樹脂質基体は非処
理の基体と比較して樹脂質表面への金属の実質的に改善
された密着性を有する。このことはASTM試験法D3
359から改良された網目付き(クロス−ハッチ)テー
プ試験の結果によって示される。この改良試験において
は、金属表面に網目(格子目)を形成するように一連の
垂直線の刻み目をつけるための工具を使用する。感圧性
テープ(3M社の“パーマセル(Permacel)3
10”)の一片を金属表面の格子目上に接着させそして
約90°の角度で引張ることによって素早く除去する。
ついでこの格子目帯域をその金属層の除去について肉眼
で検査しそして0−5の基準で評価した。この基準にお
いて、評点5は金属が本質的に除去されなかったことを
表わしそして評点0は多量の金属が除去されたことを表
わす。
【0029】
【実施例の記載】つぎに本発明を実施例によって説明す
る(実施例中、特に示さない限り、すべてのパーセント
(%)表示は重量%である)。この実施例では、2.5
×15.2×0.3cmの寸法の試験基体を、ゲル透過ク
ロマトグラフィーによって測定して24,000の重量
平均分子量をもつビスフェノールAポリカーボネート8
0.4%、SAN共重合体10.4%、高ゴム含量グラ
フト体9.2%及び全樹脂含量に基づいて13.3%の
商業的に入手し得る難燃化添加剤を包含する種々の慣用
の添加剤からなる重合体配合物から成形した。この配合
物は合計で15.0%のSAN共重合体及び4.6%の
ブタジエン単位を含有していた。この試験片を1,1,
2−トリクロルトリフルオルエタン中に2分間浸漬する
ことによって脱脂し、この1,1,2−トリクロルトリ
フルオルエタンを蒸発により除去し、ついで水酸化カリ
ウムの45重量%水溶液中に75℃で90秒間、ついで
“シップレイ・サーキュポシット213”の水溶液(該
溶液は水酸化カリウム1.2N及びアルカリ金属過マン
ガン酸塩0.5Nを含む)中に15分間浸漬した。さら
に2分間水洗した後、マンガン残渣を“シップレイ・サ
ーキュポシット216”中に50℃で5分間浸漬するこ
とによって除去した。
る(実施例中、特に示さない限り、すべてのパーセント
(%)表示は重量%である)。この実施例では、2.5
×15.2×0.3cmの寸法の試験基体を、ゲル透過ク
ロマトグラフィーによって測定して24,000の重量
平均分子量をもつビスフェノールAポリカーボネート8
0.4%、SAN共重合体10.4%、高ゴム含量グラ
フト体9.2%及び全樹脂含量に基づいて13.3%の
商業的に入手し得る難燃化添加剤を包含する種々の慣用
の添加剤からなる重合体配合物から成形した。この配合
物は合計で15.0%のSAN共重合体及び4.6%の
ブタジエン単位を含有していた。この試験片を1,1,
2−トリクロルトリフルオルエタン中に2分間浸漬する
ことによって脱脂し、この1,1,2−トリクロルトリ
フルオルエタンを蒸発により除去し、ついで水酸化カリ
ウムの45重量%水溶液中に75℃で90秒間、ついで
“シップレイ・サーキュポシット213”の水溶液(該
溶液は水酸化カリウム1.2N及びアルカリ金属過マン
ガン酸塩0.5Nを含む)中に15分間浸漬した。さら
に2分間水洗した後、マンガン残渣を“シップレイ・サ
ーキュポシット216”中に50℃で5分間浸漬するこ
とによって除去した。
【0030】この試験片をついでつぎの操作順序によっ
て無電解銅−ニッケルめっき被膜で被覆した。 水洗−2分; “シップレイ・クリーナーコンディショナー”1175
A−5分、75℃; 水洗−2分; “シップレイ・キャタプレプ”404−1分; “シップレイ・キャタポシット”44−3分、44
℃; 水洗−2分; “シップレイ・アクセラレーター”19−3分; 水洗−2分; “エントーン”426無電解ニッケルめっき溶液−1
8分、55℃、pH6.2。 無電解ニッケル層を施した後、この試験片は網目付きテ
ープ試験に評点5で合格した。
て無電解銅−ニッケルめっき被膜で被覆した。 水洗−2分; “シップレイ・クリーナーコンディショナー”1175
A−5分、75℃; 水洗−2分; “シップレイ・キャタプレプ”404−1分; “シップレイ・キャタポシット”44−3分、44
℃; 水洗−2分; “シップレイ・アクセラレーター”19−3分; 水洗−2分; “エントーン”426無電解ニッケルめっき溶液−1
8分、55℃、pH6.2。 無電解ニッケル層を施した後、この試験片は網目付きテ
ープ試験に評点5で合格した。
【0031】さらにこの試験片の処理を“シップレイ”
251無電解銅めっき溶液と48℃で20分間接触させ
ることによって続けた。この操作後の試験片の網目付き
テープ試験も評点5を与えた。処理はつぎのごとく継続
した。 10%硫酸水溶液−1分; 水洗−2分; PdCl2 −HCl(0.1重量%/1.0容量%)水
溶液−1分; 水洗−2分; “エントーン”426無電解ニッケルめっき溶液−1
0分、55℃、pH6.2。 処理の完了後、この試験片は再び評点5で網目付きテー
プ試験に合格した。その表面抵抗率は0.03オーム/
平方であった。
251無電解銅めっき溶液と48℃で20分間接触させ
ることによって続けた。この操作後の試験片の網目付き
テープ試験も評点5を与えた。処理はつぎのごとく継続
した。 10%硫酸水溶液−1分; 水洗−2分; PdCl2 −HCl(0.1重量%/1.0容量%)水
溶液−1分; 水洗−2分; “エントーン”426無電解ニッケルめっき溶液−1
0分、55℃、pH6.2。 処理の完了後、この試験片は再び評点5で網目付きテー
プ試験に合格した。その表面抵抗率は0.03オーム/
平方であった。
【0032】この試験片を湿度100%及び65℃の条
件で4日間保持した。この試験後、試験片は評点5で網
目付きテープ試験に合格し、またその表面抵抗率は0.
04オーム/平方であった。
件で4日間保持した。この試験後、試験片は評点5で網
目付きテープ試験に合格し、またその表面抵抗率は0.
04オーム/平方であった。
Claims (18)
- 【請求項1】 芳香族ポリカーボネートを主割合で、及
びオレフィン性ニトリル及び共役ジエンから誘導された
構造単位を含む少なくとも一種の付加共重合体の少割合
で含有してなる樹脂質基体(たゞし該ポリカーボネート
は該基体の約85重量%までを占めるものとする)の表
面上に密着性金属層をめっきする方法において、つぎの
工程:該樹脂質基体の表面の少なくとも一部を少なくと
も約30重量%のアルカリ金属水酸化物濃度をもつアル
カリ金属水酸化物水溶液と少なくとも1分間接触させ;
該表面を水溶性過マンガン酸塩のアルカリ性水溶液と接
触させ;マンガン化合物の存在し得る残渣を還元剤と接
触させることによって除去し;そして該表面上に金属層
を無電解めっきする;工程を行なうことからなる、樹脂
質基体の表面上に密着性金属層をめっきする方法。 - 【請求項2】 無電解金属層が銅及びニッケルの少なく
とも一方を含んでなる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アルカリ金属水酸化物溶液との接触時間
が約1−2分でありかつ温度が約30−90℃の範囲で
ある請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 付加共重合体がさらにアルケニル芳香族
化合物から誘導される構造単位を含む請求項3記載の方
法。 - 【請求項5】 還元剤がヒドロキシルアミン塩の水溶液
である請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 無電解めっきされた金属の第一層が少な
くとも約1.5ミクロン厚のニッケル層である請求項4
記載の方法。 - 【請求項7】 ポリカーボネートがビスフェノールAポ
リカーボネートである請求項4記載の方法。 - 【請求項8】 付加共重合体がABS樹脂である請求項
4記載の方法。 - 【請求項9】 ABS樹脂中のスチレンとアクリロニト
リルとを合わせた割合が約60−90重量%である請求
項8記載の方法。 - 【請求項10】 スチレンがスチレン及びアクリロニト
リルの混合物の約60−90重量%を成す請求項9記載
の方法。 - 【請求項11】 ポリカーボネートがポリカーボネート
−ABS樹脂配合物の約75−85重量%を成す請求項
4記載の方法。 - 【請求項12】 アルカリ金属水酸化物溶液が約40−
50重量%の濃度をもつ請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 アルカリ金属水酸化物溶液が水酸化カ
リウム溶液である請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 基体とアルカリ金属水酸化物溶液との
接触温度が約70−80℃の範囲である請求項12記載
の方法。 - 【請求項15】 基体と過マンガン酸塩溶液との接触温
度が約70−80℃の範囲である請求項12記載の方
法。 - 【請求項16】 請求項1記載の方法によって処理され
た樹脂質基体を含んでなる物品。 - 【請求項17】 請求項8記載の方法によって処理され
た樹脂質基体を含んでなる物品。 - 【請求項18】 請求項11記載の方法によって処理さ
れた樹脂質基体を含んでなる物品。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US822773 | 1992-01-21 | ||
| US07/822,773 US5229169A (en) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | Adhesion of electroless coatings to resinous articles by treatment with permanganate |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339738A true JPH05339738A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=25236929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5007141A Pending JPH05339738A (ja) | 1992-01-21 | 1993-01-20 | 過マンガン酸塩処理による樹脂質物品への無電解めっき被膜の密着性の改良法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5229169A (ja) |
| EP (1) | EP0553985A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05339738A (ja) |
| CA (1) | CA2085678A1 (ja) |
Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| WO2008143190A1 (ja) * | 2007-05-22 | 2008-11-27 | Okuno Chemical Industries Co., Ltd. | 樹脂成形体に対する無電解めっきの前処理方法、樹脂成形体に対するめっき方法、及び前処理剤 |
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| EP0582411A3 (en) * | 1992-07-31 | 1995-02-22 | Gen Electric | Chemical metallization processes. |
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| US10260000B2 (en) | 2012-01-23 | 2019-04-16 | Macdermid Acumen, Inc. | Etching of plastic using acidic solutions containing trivalent manganese |
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