JPH0533986B2 - - Google Patents
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- JPH0533986B2 JPH0533986B2 JP59044072A JP4407284A JPH0533986B2 JP H0533986 B2 JPH0533986 B2 JP H0533986B2 JP 59044072 A JP59044072 A JP 59044072A JP 4407284 A JP4407284 A JP 4407284A JP H0533986 B2 JPH0533986 B2 JP H0533986B2
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- JP
- Japan
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- plasmid
- bacillus
- pwt481
- erythromycin
- medium
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/74—Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora
- C12N15/75—Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora for Bacillus
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、バチルス・ブレビス(Bacillus
brevis)を宿主とするプラスミドに関し、詳しく
は第1図に示した制限酵素切断パターンを有する
バチルス・ブレビス由来のプラスミドに関する。 鵜高によつて土壌中から分離されたバチルス・
ブレビス47は最適培養条件下で12g/もの蛋白
質を培地中へ分泌する(S.Udaka,Agr.Biol.
Chem.40;523−528(1976),S,Miyashiro,H.
Enei,K.Takanami,Y.Hirose,T.Tsuchida
and S.Udaka,Agr.Biol.Chem.44;2297−2303
(1980))。 バチルス・ブレビス47のこのような蛋白質分泌
能力を利用して、組み換えDNA技法によりバチ
ルス・ブレビス47に導入した異種有用遺伝子の生
産物を大量に培地中に蓄積することができれば、
その応用的価値は大きい。 本発明は、バチルス・ブレビス47において安定
に保持されるコピー数の少ないプラスミドに関す
るものである。一般にコピー数の少ないプラスミ
ドはコピー数の大幅な増加が宿主にとつて致死的
となるような遺伝子のクローニングを行う場合に
有利であるが、その保持のためには選択的薬剤の
培地への添加が必要であることが多い。本発明の
プラスミドはコピー数が少ないにも関わらずバチ
ルス・ブレビス47において非常に安定に保持され
るという点が特徴である。 このピラスミドの発見、精製およびその性質の
解明は以下のようにして行われた。 1 プラスミドpWT481の分離 バチルス・ブレビス47(FERM P−7224)の
類縁菌12株をT2培地(1%ペプトン,0.5%肉エ
キス,0.2%酵母エキス,1%グリコース,PH7)
を用いて37℃で振盪し静止期まで生育させた後、
Birnboimと Dolyの急速アルカリ変性抽出法
(H.C.Birnboim and J.Doiy,Nucleic Acids
Res.,7;1513−1523(1979))によつてプラスミ
ドの有無を試験した。その結果、バチルス・ブレ
ビス481(FERM BP−1224)(S.Udaka,Agr.
Biol.Chem.40;523−528(1976))においてプラ
スミドを発見し、これをpWT481と命名した。 2 ブラスミドpWT481 DNAの精製 T2培地を用いて37℃で振盪し、静止期まで
生育させたバチルス・ブレビス481から田中らの
方法(T.Tanaka,N.Kuroda and K.
Sakaguchi,J.Bacteriol.129;1487−1494
(1977))によつて純粋なpWT481 DNA 約
100μgを得た。制限酵素を用いた解析の結果、第
1図に示すとおり、pWT481 は分子量1.6×106
ダルトンの比較的小さなプラスミドであり、3個
所のHind ,2個所のEcoR Iおよび1個所
のBg1 制限部位を持つていることが判明し
た。 3 pWT481のバチルス・ブレビス47への導入と
安定性試験 pWT481には選択マーカーがないため、以下の
ような間接的な方法でpWT481をバチルス・ブレ
ビス47に導入した。pWT481 DNA(1μg)とエリ
スロマイシン耐性遺伝子を持つプラスミドPHW1
(S.Horinouchi & B.Weisbium,J.Bacteriol.
150,804−814(1982))のDNA(0.002μg)とを混
合し、トリス・REG法(W.Takahashi,H.
Yamagata,K.Yamaguchi,N.Tsukagoshi
and S.Udaka,J.Bacteriol.156,1130−1134
(1983))によるバチルス・ブレビス47の形質転換
に使用した。 エリスロマイシン(10μg/ml)を含むT2寒天
培地(T2培地に1.5%の寒天を加えて固型培地)
上に37℃で生育した形質転換株をエリスロマイシ
ン(10μg/ml)を含むT2培地中で37℃で振盪し、
静止期まで生育させBirnboimとDolyの方法(前
述)によりプラスミドの検定を行つた。調べた形
質転換株の約10分の1がPHW1と同時にpWT481
を保持していることが判明した。 次にこれらの形質転換株をT2培地およびエリ
スロマイシン(10μg/ml)を含むT2培地で37℃
において、それぞれ50世代継代培養した後、
BirnboimとDolyの方法によりプラスミドを抽出
し解析した。プラスミドのアガロースゲル電気泳
動(P.A.Sharp,B.Sugden and J.Sambrook,
Biochemistry.12;3055−3063(1973))による解
析の結果、、エリスロマイシンを添加した培地中
では両プラスミドともに安定に保持されたが、エ
リスロマイシンを添加しないT2培地中ではPHW1
は速やかに失われPHT481のみが安定に保持され
た。 以上のように、バチルス・ブレビス481におい
て発見されたプラスミドpWT481はバチルス・ブ
レビス47において複製を行い、選択的薬剤のない
培養条件下でも安定に保持されるコピー数の少な
いプラスミドであることが判明した。このプラス
ミド上に既知の薬剤耐性遺伝子、例えばPHW1(前
述)のエリスロマイシン耐性遺伝子であるいは
pUB110上のネオマイシン耐性遺伝子(T.J.
Giyczan,S.Contente and D.Dubnau,J.
Bacteriol.134;318−329(1978))などを導入し、
直接形質転換体を選択できるプラスミドを作製す
ることが可能である。実施例1に詳しく示したよ
うにpWT481にPHW1上のエリスロマイシン耐性
遺伝子を導入して作製されたプラスミドPHY481
(第2図)はエリスロマイシンによつて形質転換
体の選択が可能である。 第3図に示したように、バチルス・ブレビス47
に導入されたPHY481はpWT481と同様エリスロ
マイシンを添加しないT2培地における50世代以
上の培地を通じて安定に保持され、かつコピー数
も少ないことが判明した。pWT481およびPH
Y481上にクローン化された異種遺伝子はこれら
のプラスミドの性質から他のプラスミド上にクロ
ーン化された異種遺伝子よりもバチルス・ブレビ
ス47において安定に保持されることが予想される
が、このような実施例としてバチルス・メガテリ
ウムのα−アミラーゼ遺伝子をPHY481上にクロ
ーン化し(第4図)バチルス・ブレビス47におけ
る安定性を試験した。 第4図に示したように、バチルス・メガテリウ
ムのα−アミラーゼ遺伝子をPHY481に導入して
作製されたプラスミドPHY482は、同じ遺伝子を
PHW1上に導入して作製されたプラスミドpKN11
(第4図)よりもバチルス・ブレビス47において
はるかに安定に保持された。 以上の結果は、この発明のプラスミドpWT481
のバチルス・ブレビス47におけるクローニングベ
クターとしての有用性を示すものである。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 pWT481へのエリスロマイシン耐性遺伝子の導
入PHW1DNAをHpa およびTaq Iで切断
し、生ずるDNA断片の中からエリスロマイシン
耐性遺伝子を含む1.2Kbの断片を分離した。この
断片の両末端をT4DNAポリメラーゼにより平滑
末端として、Hind リンカーを付着し、Hind
で部分的に切断したpWT481DNAとT4リガ
ーゼにより連結した(第2図)。このDNAを用い
てバチルス・ブレビス47を形質転換し、エリスロ
マイシン耐性形質転換株を得た。 これらの形質転換株の約25%がエリスロマイシ
ンを含まぬT2培地中でも安定にプラスミドを保
持した。このような形質転換株の1つから田中ら
の方法(前述)によりプラスミドを精製し、PH
Y481と命名した。第2図にPHY481の制限地図を
示した。次にPHY481を持つバチルス・ブレビス
47株をエリスロマイシンを含まないT2培地にお
いて37℃で継代培養し、各時間にその一部をとり
適当に希釈し、T2寒天培地に散布した。生じた
コロニーをエリスロマイシン(10μg/ml)を含
むT2寒天培地へレプリカし、プラスミドの保持
率を測定した(第3図)。PHY481はこの条件にお
ける50世代以上の継代培養を通じて安定に保持さ
れることが判明した(プラスミド保持率95%以
上)。一方、対照として用いたPHW1を持つバチル
ス・ブレビス47はこの条件における50世代の培養
によつて、99%以上の細胞がプラスミドを失つた
(第3図)。 実施例 2 バチルス・メガテリウムのα−アミラーゼ遺伝
子のPHY481上へのクローニングとバチルス・ブ
レビス47における安定性 1 バチルス・メガテリウムα−アミラーゼ遺伝
子の大腸菌へのクローニング。 斉藤、三浦の方法(H.Saito and K.Miura,
Biochim.Biophys.Acta,72;619−629(1963))
によつて調製したバチルス・メガテリウムの
DNAをHind で切断し、Hind で切断
したpBR322DNAと1:1の割合で混合し、
T4リガーゼにより連結して大腸菌HB101を形
質転換した。。可溶性澱粉(0.3%)およびアン
ピシリン(50μg/ml)を添加したM9合成寒天
培地(0.6%Na2HPO4,0.3%KH2PO4,0.02%
MgSO4・7H2O,0.05%NaC,0.1%NH4C
,0.2%グルコース,0.01%プロリン,0。
01%ロイシン,1.5%寒天)上に生育した形質
転換株の中からヨード澱粉反応でコロニーの周
辺を透明とする株1株を得た。 この株よりプラスミドを田中らの方法(前
述)により精製し、pKN1と命名した。制限酵
素を用いた解析の結果、pKN1上の2.3Kbの
Hind 断片の上にアミラーゼ遺伝子が存在
するこたが示された(第4図)。 2 バチルス・メガテリウムのα−アミラーゼ遺
伝子のPHY481への導入 pKN1をHind で切断し、Hind で部
分的に切断したpHY481DNAと混合し、T4リ
ガーゼにより連結してバチルス・ブレビス47の
形質転換に用いて(第4図)。エリスロマイシ
ン(10μg/ml)および可溶性澱粉(0.3%)を
添加したT2寒天培地上に生育した形質転換株
の中からヨード澱粉反応によりコロニーの周辺
を透明とする株を得た。この株より田中らの方
法(前述)によりプラスミドを精製し、PH
Y482と命名した。対照として用いるため、PH
W1DNA上に同様の操作によりバチルス・メガ
テリウムのα−アミラーゼ遺伝子を含むHind
断片を導入し、pKN11を得た(第4図)。 3 PHY481上にクローン化されたバチルス・メ
ガテリウムのα−アミラーゼ遺伝子のバチル
ス・ブレビス47における安定性 PHY482およびpKN11を有するバチルス・ブ
レビス47をそれぞれエリスロマイシンを含まな
いT2培地において37℃で継代培養した。各時
間にその一部をとり、希釈し可溶性澱粉(0.3
%)を含むT2寒天培地へ散布した。生じたコ
ロニーをエリスロマイシン(10μg/ml)を含
むT2寒天培地へレプリカすることにより、ま
たヨード澱粉反応によりプラスミドの保持率を
測定した。第5図に示すように、pKN11はこ
の条件における30世代の培養で99%以上の細胞
から失われる(保持率1%以下)のに対してPH
Y482は50世代の培養においても約50%の細胞
において保持されていた。PHY482は、バチル
ス・ブレビス47/PHY482(FERM P−7535)
として寄託されている。
brevis)を宿主とするプラスミドに関し、詳しく
は第1図に示した制限酵素切断パターンを有する
バチルス・ブレビス由来のプラスミドに関する。 鵜高によつて土壌中から分離されたバチルス・
ブレビス47は最適培養条件下で12g/もの蛋白
質を培地中へ分泌する(S.Udaka,Agr.Biol.
Chem.40;523−528(1976),S,Miyashiro,H.
Enei,K.Takanami,Y.Hirose,T.Tsuchida
and S.Udaka,Agr.Biol.Chem.44;2297−2303
(1980))。 バチルス・ブレビス47のこのような蛋白質分泌
能力を利用して、組み換えDNA技法によりバチ
ルス・ブレビス47に導入した異種有用遺伝子の生
産物を大量に培地中に蓄積することができれば、
その応用的価値は大きい。 本発明は、バチルス・ブレビス47において安定
に保持されるコピー数の少ないプラスミドに関す
るものである。一般にコピー数の少ないプラスミ
ドはコピー数の大幅な増加が宿主にとつて致死的
となるような遺伝子のクローニングを行う場合に
有利であるが、その保持のためには選択的薬剤の
培地への添加が必要であることが多い。本発明の
プラスミドはコピー数が少ないにも関わらずバチ
ルス・ブレビス47において非常に安定に保持され
るという点が特徴である。 このピラスミドの発見、精製およびその性質の
解明は以下のようにして行われた。 1 プラスミドpWT481の分離 バチルス・ブレビス47(FERM P−7224)の
類縁菌12株をT2培地(1%ペプトン,0.5%肉エ
キス,0.2%酵母エキス,1%グリコース,PH7)
を用いて37℃で振盪し静止期まで生育させた後、
Birnboimと Dolyの急速アルカリ変性抽出法
(H.C.Birnboim and J.Doiy,Nucleic Acids
Res.,7;1513−1523(1979))によつてプラスミ
ドの有無を試験した。その結果、バチルス・ブレ
ビス481(FERM BP−1224)(S.Udaka,Agr.
Biol.Chem.40;523−528(1976))においてプラ
スミドを発見し、これをpWT481と命名した。 2 ブラスミドpWT481 DNAの精製 T2培地を用いて37℃で振盪し、静止期まで
生育させたバチルス・ブレビス481から田中らの
方法(T.Tanaka,N.Kuroda and K.
Sakaguchi,J.Bacteriol.129;1487−1494
(1977))によつて純粋なpWT481 DNA 約
100μgを得た。制限酵素を用いた解析の結果、第
1図に示すとおり、pWT481 は分子量1.6×106
ダルトンの比較的小さなプラスミドであり、3個
所のHind ,2個所のEcoR Iおよび1個所
のBg1 制限部位を持つていることが判明し
た。 3 pWT481のバチルス・ブレビス47への導入と
安定性試験 pWT481には選択マーカーがないため、以下の
ような間接的な方法でpWT481をバチルス・ブレ
ビス47に導入した。pWT481 DNA(1μg)とエリ
スロマイシン耐性遺伝子を持つプラスミドPHW1
(S.Horinouchi & B.Weisbium,J.Bacteriol.
150,804−814(1982))のDNA(0.002μg)とを混
合し、トリス・REG法(W.Takahashi,H.
Yamagata,K.Yamaguchi,N.Tsukagoshi
and S.Udaka,J.Bacteriol.156,1130−1134
(1983))によるバチルス・ブレビス47の形質転換
に使用した。 エリスロマイシン(10μg/ml)を含むT2寒天
培地(T2培地に1.5%の寒天を加えて固型培地)
上に37℃で生育した形質転換株をエリスロマイシ
ン(10μg/ml)を含むT2培地中で37℃で振盪し、
静止期まで生育させBirnboimとDolyの方法(前
述)によりプラスミドの検定を行つた。調べた形
質転換株の約10分の1がPHW1と同時にpWT481
を保持していることが判明した。 次にこれらの形質転換株をT2培地およびエリ
スロマイシン(10μg/ml)を含むT2培地で37℃
において、それぞれ50世代継代培養した後、
BirnboimとDolyの方法によりプラスミドを抽出
し解析した。プラスミドのアガロースゲル電気泳
動(P.A.Sharp,B.Sugden and J.Sambrook,
Biochemistry.12;3055−3063(1973))による解
析の結果、、エリスロマイシンを添加した培地中
では両プラスミドともに安定に保持されたが、エ
リスロマイシンを添加しないT2培地中ではPHW1
は速やかに失われPHT481のみが安定に保持され
た。 以上のように、バチルス・ブレビス481におい
て発見されたプラスミドpWT481はバチルス・ブ
レビス47において複製を行い、選択的薬剤のない
培養条件下でも安定に保持されるコピー数の少な
いプラスミドであることが判明した。このプラス
ミド上に既知の薬剤耐性遺伝子、例えばPHW1(前
述)のエリスロマイシン耐性遺伝子であるいは
pUB110上のネオマイシン耐性遺伝子(T.J.
Giyczan,S.Contente and D.Dubnau,J.
Bacteriol.134;318−329(1978))などを導入し、
直接形質転換体を選択できるプラスミドを作製す
ることが可能である。実施例1に詳しく示したよ
うにpWT481にPHW1上のエリスロマイシン耐性
遺伝子を導入して作製されたプラスミドPHY481
(第2図)はエリスロマイシンによつて形質転換
体の選択が可能である。 第3図に示したように、バチルス・ブレビス47
に導入されたPHY481はpWT481と同様エリスロ
マイシンを添加しないT2培地における50世代以
上の培地を通じて安定に保持され、かつコピー数
も少ないことが判明した。pWT481およびPH
Y481上にクローン化された異種遺伝子はこれら
のプラスミドの性質から他のプラスミド上にクロ
ーン化された異種遺伝子よりもバチルス・ブレビ
ス47において安定に保持されることが予想される
が、このような実施例としてバチルス・メガテリ
ウムのα−アミラーゼ遺伝子をPHY481上にクロ
ーン化し(第4図)バチルス・ブレビス47におけ
る安定性を試験した。 第4図に示したように、バチルス・メガテリウ
ムのα−アミラーゼ遺伝子をPHY481に導入して
作製されたプラスミドPHY482は、同じ遺伝子を
PHW1上に導入して作製されたプラスミドpKN11
(第4図)よりもバチルス・ブレビス47において
はるかに安定に保持された。 以上の結果は、この発明のプラスミドpWT481
のバチルス・ブレビス47におけるクローニングベ
クターとしての有用性を示すものである。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 pWT481へのエリスロマイシン耐性遺伝子の導
入PHW1DNAをHpa およびTaq Iで切断
し、生ずるDNA断片の中からエリスロマイシン
耐性遺伝子を含む1.2Kbの断片を分離した。この
断片の両末端をT4DNAポリメラーゼにより平滑
末端として、Hind リンカーを付着し、Hind
で部分的に切断したpWT481DNAとT4リガ
ーゼにより連結した(第2図)。このDNAを用い
てバチルス・ブレビス47を形質転換し、エリスロ
マイシン耐性形質転換株を得た。 これらの形質転換株の約25%がエリスロマイシ
ンを含まぬT2培地中でも安定にプラスミドを保
持した。このような形質転換株の1つから田中ら
の方法(前述)によりプラスミドを精製し、PH
Y481と命名した。第2図にPHY481の制限地図を
示した。次にPHY481を持つバチルス・ブレビス
47株をエリスロマイシンを含まないT2培地にお
いて37℃で継代培養し、各時間にその一部をとり
適当に希釈し、T2寒天培地に散布した。生じた
コロニーをエリスロマイシン(10μg/ml)を含
むT2寒天培地へレプリカし、プラスミドの保持
率を測定した(第3図)。PHY481はこの条件にお
ける50世代以上の継代培養を通じて安定に保持さ
れることが判明した(プラスミド保持率95%以
上)。一方、対照として用いたPHW1を持つバチル
ス・ブレビス47はこの条件における50世代の培養
によつて、99%以上の細胞がプラスミドを失つた
(第3図)。 実施例 2 バチルス・メガテリウムのα−アミラーゼ遺伝
子のPHY481上へのクローニングとバチルス・ブ
レビス47における安定性 1 バチルス・メガテリウムα−アミラーゼ遺伝
子の大腸菌へのクローニング。 斉藤、三浦の方法(H.Saito and K.Miura,
Biochim.Biophys.Acta,72;619−629(1963))
によつて調製したバチルス・メガテリウムの
DNAをHind で切断し、Hind で切断
したpBR322DNAと1:1の割合で混合し、
T4リガーゼにより連結して大腸菌HB101を形
質転換した。。可溶性澱粉(0.3%)およびアン
ピシリン(50μg/ml)を添加したM9合成寒天
培地(0.6%Na2HPO4,0.3%KH2PO4,0.02%
MgSO4・7H2O,0.05%NaC,0.1%NH4C
,0.2%グルコース,0.01%プロリン,0。
01%ロイシン,1.5%寒天)上に生育した形質
転換株の中からヨード澱粉反応でコロニーの周
辺を透明とする株1株を得た。 この株よりプラスミドを田中らの方法(前
述)により精製し、pKN1と命名した。制限酵
素を用いた解析の結果、pKN1上の2.3Kbの
Hind 断片の上にアミラーゼ遺伝子が存在
するこたが示された(第4図)。 2 バチルス・メガテリウムのα−アミラーゼ遺
伝子のPHY481への導入 pKN1をHind で切断し、Hind で部
分的に切断したpHY481DNAと混合し、T4リ
ガーゼにより連結してバチルス・ブレビス47の
形質転換に用いて(第4図)。エリスロマイシ
ン(10μg/ml)および可溶性澱粉(0.3%)を
添加したT2寒天培地上に生育した形質転換株
の中からヨード澱粉反応によりコロニーの周辺
を透明とする株を得た。この株より田中らの方
法(前述)によりプラスミドを精製し、PH
Y482と命名した。対照として用いるため、PH
W1DNA上に同様の操作によりバチルス・メガ
テリウムのα−アミラーゼ遺伝子を含むHind
断片を導入し、pKN11を得た(第4図)。 3 PHY481上にクローン化されたバチルス・メ
ガテリウムのα−アミラーゼ遺伝子のバチル
ス・ブレビス47における安定性 PHY482およびpKN11を有するバチルス・ブ
レビス47をそれぞれエリスロマイシンを含まな
いT2培地において37℃で継代培養した。各時
間にその一部をとり、希釈し可溶性澱粉(0.3
%)を含むT2寒天培地へ散布した。生じたコ
ロニーをエリスロマイシン(10μg/ml)を含
むT2寒天培地へレプリカすることにより、ま
たヨード澱粉反応によりプラスミドの保持率を
測定した。第5図に示すように、pKN11はこ
の条件における30世代の培養で99%以上の細胞
から失われる(保持率1%以下)のに対してPH
Y482は50世代の培養においても約50%の細胞
において保持されていた。PHY482は、バチル
ス・ブレビス47/PHY482(FERM P−7535)
として寄託されている。
第1図はプラスミドpWT481の制限酵素切断地
図である。第2図はプラスミドPHY481の造成経
過説明図である。第3図は形質転換株のプラスミ
ド保持率を示すグラフである。実線はPHY481形
質転換株、点線はPHW1形質転換株を示す。第4
図はプラスミドPHY482およびpKN11の造成経過
説明図である。第5図は形質転換株のプラスミド
保持率を示すグラフである。実線はPHY482形質
転換株、点線はpKN11形質転換株を示す。
図である。第2図はプラスミドPHY481の造成経
過説明図である。第3図は形質転換株のプラスミ
ド保持率を示すグラフである。実線はPHY481形
質転換株、点線はPHW1形質転換株を示す。第4
図はプラスミドPHY482およびpKN11の造成経過
説明図である。第5図は形質転換株のプラスミド
保持率を示すグラフである。実線はPHY482形質
転換株、点線はpKN11形質転換株を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下式の制限酵素切断パターンを有するバチル
ス・ブレビス由来のプラスミド。 2 抗生物質耐性化遺伝子を含むDNA断片が挿
入された特許請求の範囲第1項記載のプラスミ
ド。 3 所望の蛋白質の生産能を付与することができ
るDNA断片が挿入された特許請求の範囲第1項
あるいは第2項記載のプラスミド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59044072A JPS60188073A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | バチルス・ブレビスを宿主とするプラスミド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59044072A JPS60188073A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | バチルス・ブレビスを宿主とするプラスミド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188073A JPS60188073A (ja) | 1985-09-25 |
| JPH0533986B2 true JPH0533986B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=12681423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59044072A Granted JPS60188073A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | バチルス・ブレビスを宿主とするプラスミド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188073A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07108224B2 (ja) * | 1985-11-07 | 1995-11-22 | 重三 鵜高 | バチルス・ブレビスを用いる遺伝子の発現方法 |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP59044072A patent/JPS60188073A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188073A (ja) | 1985-09-25 |
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