JPH05340452A - ベルト式無段変速装置 - Google Patents
ベルト式無段変速装置Info
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- JPH05340452A JPH05340452A JP17492392A JP17492392A JPH05340452A JP H05340452 A JPH05340452 A JP H05340452A JP 17492392 A JP17492392 A JP 17492392A JP 17492392 A JP17492392 A JP 17492392A JP H05340452 A JPH05340452 A JP H05340452A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メカロスが少なく、変速動作のスムーズなベ
ルト式無段変速装置を得る。 【構成】 入力軸1と出力軸2にそれぞれ固定プーリ片
3、17と、このプーリ片に対向して軸上の長手方向に
移動可能に可動プーリ片4、18を設けた変速プーリV
1 、V2 を有するベルト式無段変速装置において、前記
入力軸2に配設した可動プーリ片4の背部に該背部後方
の軸に固着した固定片8と前記可動プーリ片の背面から
突出した内外延設部7a、7bによって油密性の空間部
9を形成し、この空間部内に複数の放射状のガイド溝9
aを設け、該ガイド溝内にはガイド溝中を移動可能な遠
心力付与材10を収設し、更に該空間部に油導入孔7c
を設け該油導入孔は外部の油送手段Pに接続されてい
る。
ルト式無段変速装置を得る。 【構成】 入力軸1と出力軸2にそれぞれ固定プーリ片
3、17と、このプーリ片に対向して軸上の長手方向に
移動可能に可動プーリ片4、18を設けた変速プーリV
1 、V2 を有するベルト式無段変速装置において、前記
入力軸2に配設した可動プーリ片4の背部に該背部後方
の軸に固着した固定片8と前記可動プーリ片の背面から
突出した内外延設部7a、7bによって油密性の空間部
9を形成し、この空間部内に複数の放射状のガイド溝9
aを設け、該ガイド溝内にはガイド溝中を移動可能な遠
心力付与材10を収設し、更に該空間部に油導入孔7c
を設け該油導入孔は外部の油送手段Pに接続されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルト式無段変速装
置に係わり、特に自動車などの無段変速装置に使用され
るもので、即ち、推力を車体の速度と負荷条件に応じて
変化させ、所定の変速比をタイムリーに自動調節できる
上記ベルト式無段変速装置に関するものである。
置に係わり、特に自動車などの無段変速装置に使用され
るもので、即ち、推力を車体の速度と負荷条件に応じて
変化させ、所定の変速比をタイムリーに自動調節できる
上記ベルト式無段変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二輪車や自動車などのベルト式無段変速
装置としては固定プーリ片と可動プーリ片が夫々平行に
配置された入力軸と出力軸に装着され、夫々のプーリ片
によって形成されるV溝にVベルトが掛架された構成か
らなり、各可動プーリ片がベルトを押圧する推力を発生
する機構としては、一般に油圧あるいはスプリング力と
ともに遠心力付与材をテーパに付いた空間部内に収設し
て軸の回転数が増えるとともに可動プーリ片に与える推
力が増すような機構が使われていた。
装置としては固定プーリ片と可動プーリ片が夫々平行に
配置された入力軸と出力軸に装着され、夫々のプーリ片
によって形成されるV溝にVベルトが掛架された構成か
らなり、各可動プーリ片がベルトを押圧する推力を発生
する機構としては、一般に油圧あるいはスプリング力と
ともに遠心力付与材をテーパに付いた空間部内に収設し
て軸の回転数が増えるとともに可動プーリ片に与える推
力が増すような機構が使われていた。
【0003】遠心力付与材を使用するものとしては空間
部内にボール状の遠心力付与材を一つ収設したもの、ま
た、遠心力による推力をより大きな推力とした空間部内
を自在に移動可能な多数のボールを収設したものがあ
る。これらの、無段変速装置は構造自体が簡単で推力を
与える手段も簡単な構造であることから、装置をよりコ
ンパクトに設計できるとともに、故障の心配も少ない。
また故障したとしてもその故障の原因をつかむのは簡単
で修理も容易なもので済むという利点がある。
部内にボール状の遠心力付与材を一つ収設したもの、ま
た、遠心力による推力をより大きな推力とした空間部内
を自在に移動可能な多数のボールを収設したものがあ
る。これらの、無段変速装置は構造自体が簡単で推力を
与える手段も簡単な構造であることから、装置をよりコ
ンパクトに設計できるとともに、故障の心配も少ない。
また故障したとしてもその故障の原因をつかむのは簡単
で修理も容易なもので済むという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の無段変
速装置で油圧の推力のみで可動プーリ片を動かしていた
ものは、油圧のみで所定の推力を得ようとすると、大出
力のオイルポンプを必要とするため、メカロスが大きく
なり、自動車の燃費が悪くなる。また遠心力付与材を用
いたもののうちでも遠心推力付与材が遠心推力付与材を
収容するための空間部中に1つであるものは遠心力が十
分に得られないという問題があった。そして、遠心力付
与材を収容する空間部中のほとんどに多数の遠心力付与
材を収設したものは遠心力は十分な大きさのものが得ら
れるが、軸の回転数の高い状態から低い状態へ移ったと
き多数の遠心力付与材が空間部の外周部でブリッジを形
成してしまい可動プーリ片が動けなくなってしまうとい
う問題が発生している。
速装置で油圧の推力のみで可動プーリ片を動かしていた
ものは、油圧のみで所定の推力を得ようとすると、大出
力のオイルポンプを必要とするため、メカロスが大きく
なり、自動車の燃費が悪くなる。また遠心力付与材を用
いたもののうちでも遠心推力付与材が遠心推力付与材を
収容するための空間部中に1つであるものは遠心力が十
分に得られないという問題があった。そして、遠心力付
与材を収容する空間部中のほとんどに多数の遠心力付与
材を収設したものは遠心力は十分な大きさのものが得ら
れるが、軸の回転数の高い状態から低い状態へ移ったと
き多数の遠心力付与材が空間部の外周部でブリッジを形
成してしまい可動プーリ片が動けなくなってしまうとい
う問題が発生している。
【0005】そこで、本発明は上記の課題を解決しメカ
ロスが少なく故障が起こりにくく、遠心推力も十分なも
のが得られ、しかも変速動作がスムーズなベルト式無段
変速装置の提供を目的とする。
ロスが少なく故障が起こりにくく、遠心推力も十分なも
のが得られ、しかも変速動作がスムーズなベルト式無段
変速装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のような
目的を達成するために入力軸と出力軸にそれぞれ固定プ
ーリ片と、このプーリ片に対向して軸上の長手方向に移
動可能に可動プーリ片を設け、これら両プーリ片によっ
て形成された両V状溝に動力伝動ベルトを掛架したベル
ト式無段変速装置において、前記入力軸に配設した可動
プーリ片の背部に該背部後方の軸に固着した固定片と前
記可動プーリ片の背面から突出した内外延設部によって
油密性の空間部を形成し、この空間部内に複数の放射状
のガイド溝を設け、該ガイド溝内にはガイド溝中を移動
可能な遠心力付与材を収設し、更に該空間部に油導入孔
を設け該油導入孔は外部の油送手段に接続されているこ
とを特徴とする。
目的を達成するために入力軸と出力軸にそれぞれ固定プ
ーリ片と、このプーリ片に対向して軸上の長手方向に移
動可能に可動プーリ片を設け、これら両プーリ片によっ
て形成された両V状溝に動力伝動ベルトを掛架したベル
ト式無段変速装置において、前記入力軸に配設した可動
プーリ片の背部に該背部後方の軸に固着した固定片と前
記可動プーリ片の背面から突出した内外延設部によって
油密性の空間部を形成し、この空間部内に複数の放射状
のガイド溝を設け、該ガイド溝内にはガイド溝中を移動
可能な遠心力付与材を収設し、更に該空間部に油導入孔
を設け該油導入孔は外部の油送手段に接続されているこ
とを特徴とする。
【0007】また、油送手段が、入力軸または出力軸と
ともに回転する流体溜め部と、該流体溜め部内にその開
口部を挿入されたピトー管であることが装置のコンパク
トかにおいてより好ましい。
ともに回転する流体溜め部と、該流体溜め部内にその開
口部を挿入されたピトー管であることが装置のコンパク
トかにおいてより好ましい。
【0008】
【作用】本発明では、遠心力付与材によって得た遠心力
および油圧を可動プーリ片の推力として使用しており、
遠心推力と組み合わせることによって油圧の発生はより
簡単なもので済むことからメカロスの少ない装置が得ら
れ、また遠心推力付与材は空間部の中に複数収設されお
り遠心力は十分なものが得られる上に、夫々の遠心力付
与材は一つ一つが放射状のガイド溝内でしか動かず互い
が接触することがないのでブリッジを形成することもな
く、また、遠心推力付与材の収容される空間部を油密性
にして油圧シリンダーとしても使用しており、このこと
はコンパクト化につながるだけでなく、遠心力付与材の
ガイド溝内の動きを潤滑しスムーズにすることにも役立
つ。
および油圧を可動プーリ片の推力として使用しており、
遠心推力と組み合わせることによって油圧の発生はより
簡単なもので済むことからメカロスの少ない装置が得ら
れ、また遠心推力付与材は空間部の中に複数収設されお
り遠心力は十分なものが得られる上に、夫々の遠心力付
与材は一つ一つが放射状のガイド溝内でしか動かず互い
が接触することがないのでブリッジを形成することもな
く、また、遠心推力付与材の収容される空間部を油密性
にして油圧シリンダーとしても使用しており、このこと
はコンパクト化につながるだけでなく、遠心力付与材の
ガイド溝内の動きを潤滑しスムーズにすることにも役立
つ。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明に係るベルト式無段変速装置の断
面図である。入力軸1および出力軸に夫々変速プーリV
1 、V2 間にベルトB1 を巻き掛けてなる装置におい
て、特にその入力側変速プーリV1 および出力側変速プ
ーリV 2 に下記の如き各構成を有する変速プーリを配し
た点にある。入力側の変速プーリV1 においては、これ
に設けられたスプラインに固定プーリ片3が嵌入され固
着されており、他方これに対向するように可動プーリ片
4が固定プーリ片3のシーブ軸5上に設けられたスプラ
インまたはキー6に嵌入され、両プーリ片3、4に掛架
するV状溝が形成されている。
明する。図1は本発明に係るベルト式無段変速装置の断
面図である。入力軸1および出力軸に夫々変速プーリV
1 、V2 間にベルトB1 を巻き掛けてなる装置におい
て、特にその入力側変速プーリV1 および出力側変速プ
ーリV 2 に下記の如き各構成を有する変速プーリを配し
た点にある。入力側の変速プーリV1 においては、これ
に設けられたスプラインに固定プーリ片3が嵌入され固
着されており、他方これに対向するように可動プーリ片
4が固定プーリ片3のシーブ軸5上に設けられたスプラ
インまたはキー6に嵌入され、両プーリ片3、4に掛架
するV状溝が形成されている。
【0011】そして前記可動プーリ片4は固定プーリ片
3のシーブ軸5の長手方向に対して移動可能に装設され
ており、この可動プーリ片4の背部には突出した内外延
設部7a、7bが設けられ、それとともに該背部後方の
軸上には固定片8が設けられて前記内外延設部7a、7
bと該固定され固定片8によって空間部9が形成され、
該空間部9内に複数個の遠心力付与材10、たとえば鋼
球のような剛球が収設されている。この遠心力付与材1
0は図 に示すように空間部9内に放射状に複数本設け
たガイド溝9a中に収設され、該ガイド溝9a中を自由
に移動できるようになっている。また遠心力付与材の数
をできるだけ多くするために径の大きなボール10aと
小さなボール10bの二種類をガイド溝の長さを変えて
交互に設けるようにしている。
3のシーブ軸5の長手方向に対して移動可能に装設され
ており、この可動プーリ片4の背部には突出した内外延
設部7a、7bが設けられ、それとともに該背部後方の
軸上には固定片8が設けられて前記内外延設部7a、7
bと該固定され固定片8によって空間部9が形成され、
該空間部9内に複数個の遠心力付与材10、たとえば鋼
球のような剛球が収設されている。この遠心力付与材1
0は図 に示すように空間部9内に放射状に複数本設け
たガイド溝9a中に収設され、該ガイド溝9a中を自由
に移動できるようになっている。また遠心力付与材の数
をできるだけ多くするために径の大きなボール10aと
小さなボール10bの二種類をガイド溝の長さを変えて
交互に設けるようにしている。
【0012】更に、空間部9の固定片8の外延設部7b
との接触部にはパッキング12が取り付けられ空間部9
内は油密性が保たれており、可動プーリ片の内延設部7
aには空間部9に通ずる油導入孔7cが設けられ、油送
手段であるオイルポンプPからハウジング13の軸受け
部14に設けられた空洞部15、入力軸1内、そして固
定プーリ片3のシーブ軸5に設けた流体通路16を通っ
た油が前記油導入孔7cを通って油圧シリンダーとなる
空間部9内に取り込まれる。入力軸1に可動プーリ片4
はこの油圧シリンダーの作用と遠心力付与材10から与
えられる遠心力によって移動することになるので、油圧
を発生する手段は油圧のみに頼った機構よりは油圧発生
源を小さくすることができるとともに、空間部内9は油
で満たされることから遠心力付与材10はその動きは充
分に潤滑されておりスムーズになる。
との接触部にはパッキング12が取り付けられ空間部9
内は油密性が保たれており、可動プーリ片の内延設部7
aには空間部9に通ずる油導入孔7cが設けられ、油送
手段であるオイルポンプPからハウジング13の軸受け
部14に設けられた空洞部15、入力軸1内、そして固
定プーリ片3のシーブ軸5に設けた流体通路16を通っ
た油が前記油導入孔7cを通って油圧シリンダーとなる
空間部9内に取り込まれる。入力軸1に可動プーリ片4
はこの油圧シリンダーの作用と遠心力付与材10から与
えられる遠心力によって移動することになるので、油圧
を発生する手段は油圧のみに頼った機構よりは油圧発生
源を小さくすることができるとともに、空間部内9は油
で満たされることから遠心力付与材10はその動きは充
分に潤滑されておりスムーズになる。
【0013】また一方、前記出力軸2に取り付けられた
変速プーリV2 においては出力軸2に固定プーリ片17
が嵌入されボルトによって固着され、他方これに相対向
して可動プーリ片18が固定プーリ片17のシーブ軸1
9に摺動可能に嵌め込まれている。更に、図3に示すよ
うに可動プーリ片の延長筒状部20には少なくとも1つ
以上の突出部21があり、この突出部の側面は長手方向
に対して角度θ1 、θ2 (夫々約20°〜70°)の傾
斜面21aになっている。なお、θ1 、θ2 は通常は差
を有するが、等しくなってもよい。一方、ストッパーの
延長筒状部22aには前記突出部21の側面の傾斜面2
1aに当接する傾斜面23aを持った窪み部23を有す
る。前記可動プーリ片とストッパーの延長筒状部20、
22aは突出部21と窪み部23が噛み合った状態にな
り、しかも夫々の傾斜面21a、23aが当接すること
により、可動プーリ片18が出力軸2にトルクを伝える
カム機構付のトルク伝達部24を備えている。各カム片
21、23の歯部がその傾斜面で互いに係合し、可動プ
ーリ片18が回転するとトルクが出力軸2へ伝達され、
またこの噛み合いから生じる軸方向に分力が可動プーリ
片18に効率的な推力を与えるようになっている。
変速プーリV2 においては出力軸2に固定プーリ片17
が嵌入されボルトによって固着され、他方これに相対向
して可動プーリ片18が固定プーリ片17のシーブ軸1
9に摺動可能に嵌め込まれている。更に、図3に示すよ
うに可動プーリ片の延長筒状部20には少なくとも1つ
以上の突出部21があり、この突出部の側面は長手方向
に対して角度θ1 、θ2 (夫々約20°〜70°)の傾
斜面21aになっている。なお、θ1 、θ2 は通常は差
を有するが、等しくなってもよい。一方、ストッパーの
延長筒状部22aには前記突出部21の側面の傾斜面2
1aに当接する傾斜面23aを持った窪み部23を有す
る。前記可動プーリ片とストッパーの延長筒状部20、
22aは突出部21と窪み部23が噛み合った状態にな
り、しかも夫々の傾斜面21a、23aが当接すること
により、可動プーリ片18が出力軸2にトルクを伝える
カム機構付のトルク伝達部24を備えている。各カム片
21、23の歯部がその傾斜面で互いに係合し、可動プ
ーリ片18が回転するとトルクが出力軸2へ伝達され、
またこの噛み合いから生じる軸方向に分力が可動プーリ
片18に効率的な推力を与えるようになっている。
【0014】更に、上記のほか可動プーリ片18に推力
を与える補助手段として、可動プーリ片18の背部とス
トッパ7間に両プーリ片17、18によって形成するV
状溝が縮まる方向に作用するコイルスプリング25が介
設されている。このように構成された入力側変速プーリ
V1 と出力側変速プーリV2 のあいだにベルトB1 を巻
き掛けることによって変速プーリV1 より変速プーリV
2 にベルトBを介して動力を伝達する本発明に係わる変
速装置が構成される。
を与える補助手段として、可動プーリ片18の背部とス
トッパ7間に両プーリ片17、18によって形成するV
状溝が縮まる方向に作用するコイルスプリング25が介
設されている。このように構成された入力側変速プーリ
V1 と出力側変速プーリV2 のあいだにベルトB1 を巻
き掛けることによって変速プーリV1 より変速プーリV
2 にベルトBを介して動力を伝達する本発明に係わる変
速装置が構成される。
【0015】図4は本発明ベルト式無段変速装置の請求
項2に係わる実施例である。本実施例も前記の実施例と
同様、エンジンなどのクランク軸に間接的に連結された
入力軸32と出力軸33とが平行に配置され、これらの
軸32、33に取り付けられた変速プーリV3 、V4 間
にはベルトB2 が掛架されている。前記入力軸32に取
り付けられた変速プーリV3 においては、固定プーリ片
36がボルト37(または図示しないがスプライン、キ
ーその他の手段でもよい)によって入力軸32に固定さ
れ、他方これに対向する位置には可動プーリ片38が固
定プーリ片のシーブ軸39上に嵌入され、同時にスプラ
インまたはキー40に嵌め込まれ、入力軸2とともに回
転するするとともに軸方向には摺動可能になっている。
この固定プーリ片36の背部外周部にはリング状の流体
溜め部41が設けられ、少なくとも1つ以上のピトー管
42がその先端開口部43をこの流体溜め部41内に挿
入され油送手段を形成している。上記ピトー管42は固
定プーリ片36の回転数に応じて変化する流体溜め部4
1内の流体の速度および圧力を感知するものであり、ベ
ルト式無段変速装置31のハウジング44に固定され固
定プーリ片36の背面にあって固定プーリ片36の平面
に対して平行である面に管を回転することができるロー
タリージョイント45に接続されている。
項2に係わる実施例である。本実施例も前記の実施例と
同様、エンジンなどのクランク軸に間接的に連結された
入力軸32と出力軸33とが平行に配置され、これらの
軸32、33に取り付けられた変速プーリV3 、V4 間
にはベルトB2 が掛架されている。前記入力軸32に取
り付けられた変速プーリV3 においては、固定プーリ片
36がボルト37(または図示しないがスプライン、キ
ーその他の手段でもよい)によって入力軸32に固定さ
れ、他方これに対向する位置には可動プーリ片38が固
定プーリ片のシーブ軸39上に嵌入され、同時にスプラ
インまたはキー40に嵌め込まれ、入力軸2とともに回
転するするとともに軸方向には摺動可能になっている。
この固定プーリ片36の背部外周部にはリング状の流体
溜め部41が設けられ、少なくとも1つ以上のピトー管
42がその先端開口部43をこの流体溜め部41内に挿
入され油送手段を形成している。上記ピトー管42は固
定プーリ片36の回転数に応じて変化する流体溜め部4
1内の流体の速度および圧力を感知するものであり、ベ
ルト式無段変速装置31のハウジング44に固定され固
定プーリ片36の背面にあって固定プーリ片36の平面
に対して平行である面に管を回転することができるロー
タリージョイント45に接続されている。
【0016】そして、該ロータリージョイント45は、
一端にマイタ歯車90、91が設けられ、マイタ歯車9
1には一端がハウジング44外に突出された回転軸92
が設けられている。そして、ハウジング44外に突出さ
れた回転軸92の端にはレバー93が固定され、該レバ
ー93はワイヤー(図示しない)でエンジンのスロット
ルに連結されており、アクセルの踏み角に関係してレバ
ー93が揺動し、回転軸92、マイタ歯車90を経てロ
ータリージョイント45が回転し、図5に示すようにピ
トー管90が回転して、その開口97の位置が移動す
る。ピトー管90はスロットルを浅く踏んだ状態のとき
図5中の実線で描かれた最も油に深く浸かった位置にあ
り、スロットルを踏み込むに連れて浸かり方が浅い二点
鎖線の位置に移動し、更にスロットルを踏み込みフルス
ロットルの時には油に全く浸かっていない破線の位置に
移動する。つまり、フルスロットルのときピトー管で得
られる圧力すなわちピトー管により可動プーリ片38を
押圧する推力はゼロになり、キックダウンがスムーズに
行えるようになる。また一方、可動プーリ片38の背部
には油圧シリンダー46が設けられている。この油圧シ
リンダー46は固定プーリ片のシーブ軸39に固着され
た固定板47と可動プーリ片の筒状側壁48から構成さ
れ、圧力媒体となる作動油その他の流体の供給と排出に
よって内圧が変化している可動プーリ片38を矢印方向
へ移動可能にしている。、もちろん、上記固定板47の
頂面にパッキングを装着してもよい。
一端にマイタ歯車90、91が設けられ、マイタ歯車9
1には一端がハウジング44外に突出された回転軸92
が設けられている。そして、ハウジング44外に突出さ
れた回転軸92の端にはレバー93が固定され、該レバ
ー93はワイヤー(図示しない)でエンジンのスロット
ルに連結されており、アクセルの踏み角に関係してレバ
ー93が揺動し、回転軸92、マイタ歯車90を経てロ
ータリージョイント45が回転し、図5に示すようにピ
トー管90が回転して、その開口97の位置が移動す
る。ピトー管90はスロットルを浅く踏んだ状態のとき
図5中の実線で描かれた最も油に深く浸かった位置にあ
り、スロットルを踏み込むに連れて浸かり方が浅い二点
鎖線の位置に移動し、更にスロットルを踏み込みフルス
ロットルの時には油に全く浸かっていない破線の位置に
移動する。つまり、フルスロットルのときピトー管で得
られる圧力すなわちピトー管により可動プーリ片38を
押圧する推力はゼロになり、キックダウンがスムーズに
行えるようになる。また一方、可動プーリ片38の背部
には油圧シリンダー46が設けられている。この油圧シ
リンダー46は固定プーリ片のシーブ軸39に固着され
た固定板47と可動プーリ片の筒状側壁48から構成さ
れ、圧力媒体となる作動油その他の流体の供給と排出に
よって内圧が変化している可動プーリ片38を矢印方向
へ移動可能にしている。、もちろん、上記固定板47の
頂面にパッキングを装着してもよい。
【0017】そして油圧シリンダー46は入力軸32内
に設けられた流体通路49を介して入力軸32の一端に
連通され、ハウジング44の軸受け部に設けられた空洞
95に開口している。そして、ハウジング44の空洞部
95は油圧ホース96またはケース内通路によって、ロ
ータリージョイント45に接続されており、油圧シリン
ダー46のピトー管42は流体通路49、空洞95、油
圧ホース96、ロータリージョイント45よりなる一連
の油圧回路によってピトー管42および流体溜め部41
に接続されている。そのため、流体溜め部41内の流体
はピトー管42の先端開口部43から流入、排出され、
常時入力軸32の回転数に応じて油圧シリンダー46の
内圧を調節している。
に設けられた流体通路49を介して入力軸32の一端に
連通され、ハウジング44の軸受け部に設けられた空洞
95に開口している。そして、ハウジング44の空洞部
95は油圧ホース96またはケース内通路によって、ロ
ータリージョイント45に接続されており、油圧シリン
ダー46のピトー管42は流体通路49、空洞95、油
圧ホース96、ロータリージョイント45よりなる一連
の油圧回路によってピトー管42および流体溜め部41
に接続されている。そのため、流体溜め部41内の流体
はピトー管42の先端開口部43から流入、排出され、
常時入力軸32の回転数に応じて油圧シリンダー46の
内圧を調節している。
【0018】また、前記流体溜め部41には、流体を常
に補給する流体供給部50があって、これは本装置31
のハウジング44内に溜められた流体、すなわち油など
をパイプ52を介して、タンク53内へ回収し、ポンプ
54によって流体供給口55から流体溜め部41へ補給
するもので、流体は常にリサイクルされている。尚、流
体溜め部41から溢れ出た流体は自然に落下する。更
に、油圧シリンダー46内には入力軸32を中心とする
放射状にガイド溝56が複数本設けられており、そのガ
イド溝56内には遠心推力付与材となるボール57が収
設されている。固定板47は可動プーリ片38側へ傾い
たテーパが付いており、この入力軸32の可動プーリ片
38は入力軸32の回転数が上がると前記のようにピト
ー管43によって得られた油圧の推力で押されるととも
にボール57が発生する遠心力によっても押されること
になる。
に補給する流体供給部50があって、これは本装置31
のハウジング44内に溜められた流体、すなわち油など
をパイプ52を介して、タンク53内へ回収し、ポンプ
54によって流体供給口55から流体溜め部41へ補給
するもので、流体は常にリサイクルされている。尚、流
体溜め部41から溢れ出た流体は自然に落下する。更
に、油圧シリンダー46内には入力軸32を中心とする
放射状にガイド溝56が複数本設けられており、そのガ
イド溝56内には遠心推力付与材となるボール57が収
設されている。固定板47は可動プーリ片38側へ傾い
たテーパが付いており、この入力軸32の可動プーリ片
38は入力軸32の回転数が上がると前記のようにピト
ー管43によって得られた油圧の推力で押されるととも
にボール57が発生する遠心力によっても押されること
になる。
【0019】また、一方出力軸33に取り付けられた変
速プーリV4 においては、固定プーリ片66が出力軸3
3に一体的に固着され、他方これに対向するように可動
プーリ片68固定プーリ片のシーブ軸69上に嵌入され
ているベルトB2 を係合するV状溝を形成している。前
記可動プーリ片68は固定プーリ片のシーブ軸69上を
摺動自在で軸方向に対して移動可能なようになっている
が、この固定プーリ片66のシーブ軸69上にはフラン
ジ状のストッパー70がボルト71によって固定され、
また該ストッパー70と可動プーリ片68の間には反発
弾性を有するコイルスプリング72が常に可動プーリ片
68を固定プーリ片66の方向へ押圧する状態に取り付
けられている。
速プーリV4 においては、固定プーリ片66が出力軸3
3に一体的に固着され、他方これに対向するように可動
プーリ片68固定プーリ片のシーブ軸69上に嵌入され
ているベルトB2 を係合するV状溝を形成している。前
記可動プーリ片68は固定プーリ片のシーブ軸69上を
摺動自在で軸方向に対して移動可能なようになっている
が、この固定プーリ片66のシーブ軸69上にはフラン
ジ状のストッパー70がボルト71によって固定され、
また該ストッパー70と可動プーリ片68の間には反発
弾性を有するコイルスプリング72が常に可動プーリ片
68を固定プーリ片66の方向へ押圧する状態に取り付
けられている。
【0020】更に、可動プーリ片68とストッパー70
の延長筒状部73、76の間には傾斜面を有するトルク
伝達部80が形成されている。すなわち、可動プーリ片
68が回転すると可動プーリ片の突出部73とストッパ
ー80から出力軸33へ伝達される。また、前記トルク
伝達部80の傾斜面同志の噛み合い力から生じる軸方向
の分力とスプリング力は可動プーリ片68に効率的な推
力を与えている。この実施例では、油圧発生源として変
速プーリに組み込んだピトー管で得られる油圧を使用し
ているので特別に油圧ポンプを設けなくて済み、装置を
コンパクト化するのに寄与する。
の延長筒状部73、76の間には傾斜面を有するトルク
伝達部80が形成されている。すなわち、可動プーリ片
68が回転すると可動プーリ片の突出部73とストッパ
ー80から出力軸33へ伝達される。また、前記トルク
伝達部80の傾斜面同志の噛み合い力から生じる軸方向
の分力とスプリング力は可動プーリ片68に効率的な推
力を与えている。この実施例では、油圧発生源として変
速プーリに組み込んだピトー管で得られる油圧を使用し
ているので特別に油圧ポンプを設けなくて済み、装置を
コンパクト化するのに寄与する。
【0021】
【発明の効果】本発明のベルト式無段変速装置は以上の
ような構成を取り、可動プーリ片を押圧する推力として
油圧による推力と遠心力による推力を併用しているの
で、それぞれが推力を分け合えるために大掛かりな油圧
発生装置を設ける必要がなくメカロスを少なくすること
ができる。また、遠心力を発生する遠心力付与材は多数
使用しているので充分な遠心力が得られるとともにその
一つ一つを互いが接触しないようにガイド溝に収設して
いるので遠心推力付与材がブリッジを形成することもな
く、また遠心推力付与材を油で潤滑していることからそ
の動きは滑らかであり、変速動作もスムーズである。
ような構成を取り、可動プーリ片を押圧する推力として
油圧による推力と遠心力による推力を併用しているの
で、それぞれが推力を分け合えるために大掛かりな油圧
発生装置を設ける必要がなくメカロスを少なくすること
ができる。また、遠心力を発生する遠心力付与材は多数
使用しているので充分な遠心力が得られるとともにその
一つ一つを互いが接触しないようにガイド溝に収設して
いるので遠心推力付与材がブリッジを形成することもな
く、また遠心推力付与材を油で潤滑していることからそ
の動きは滑らかであり、変速動作もスムーズである。
【図1】本発明に係るベルト式無段変速装置の部分断面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】出力軸に設けたカム機構付のトルク伝達部の斜
視図である。
視図である。
【図4】本発明の別の実施例に係わるベルト式無段変速
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
1 入力軸 2 出力軸 3 固定プーリ片 4 可動プーリ片 5 シーブ軸 7a 内延設部 7b 外延設部 8 固定片 9 ガイド溝 10 遠心力付与材 12 パッキング 13 ハウジング 16 流体通路 31 ベルト式無段変速装置 32 入力軸 33 出力軸 36 固定プーリ片 38 可動プーリ片 41 流体溜め部 42 ピトー管 43 開口部 B1 ベルト B2 ベルト V1 変速プーリ V2 変速プーリ V3 変速プーリ V4 変速プーリ
Claims (2)
- 【請求項1】 入力軸と出力軸にそれぞれ固定プーリ片
と、このプーリ片に対向して軸上の長手方向に移動可能
に可動プーリ片を設け、これら両プーリ片によって形成
された両V状溝に動力伝動ベルトを掛架したベルト式無
段変速装置において、前記入力軸に配設した可動プーリ
片の背部に該背部後方の軸に固着した固定片と前記可動
プーリ片の背面から突出した内外延設部によって油密性
の空間部を形成し、この空間部内に複数の放射状のガイ
ド溝を設け、該ガイド溝内にはガイド溝中を移動可能な
遠心力付与材を収設し、更に該空間部に油導入孔を設け
該油導入孔は外部の油送手段に接続されていることを特
徴とするベルト式無段変速装置。 - 【請求項2】 油送手段が、入力軸または出力軸ととも
に回転する流体溜め部と該流体溜め部内にその開口部を
挿入されたピトー管である請求項1記載のベルト式無段
変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17492392A JPH05340452A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | ベルト式無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17492392A JPH05340452A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | ベルト式無段変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05340452A true JPH05340452A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15987083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17492392A Pending JPH05340452A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | ベルト式無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05340452A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275288A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-12 | Sanyang Industry Co Ltd | 動力伝達機構 |
| JP2008540943A (ja) * | 2005-05-02 | 2008-11-20 | パーデュー・リサーチ・ファウンデーション | 無段変速機を電子的に補助し及び作動させるための装置 |
| JP2009168198A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
| CN101900191A (zh) * | 2010-08-31 | 2010-12-01 | 胡福喜 | 节能自动调节无级变速装置 |
| JP2015500966A (ja) * | 2011-12-13 | 2015-01-08 | ピアッジオ・アンド・シー.・エス.ピー.エー.Piaggio & C. S.P.A. | ギアチェンジカーブ調整用装置付きのトランスミッションシステム |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP17492392A patent/JPH05340452A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275288A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-12 | Sanyang Industry Co Ltd | 動力伝達機構 |
| JP2008540943A (ja) * | 2005-05-02 | 2008-11-20 | パーデュー・リサーチ・ファウンデーション | 無段変速機を電子的に補助し及び作動させるための装置 |
| JP2009168198A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
| CN101900191A (zh) * | 2010-08-31 | 2010-12-01 | 胡福喜 | 节能自动调节无级变速装置 |
| JP2015500966A (ja) * | 2011-12-13 | 2015-01-08 | ピアッジオ・アンド・シー.・エス.ピー.エー.Piaggio & C. S.P.A. | ギアチェンジカーブ調整用装置付きのトランスミッションシステム |
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