JPH05344346A - 画像圧縮装置 - Google Patents

画像圧縮装置

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JPH05344346A
JPH05344346A JP17480492A JP17480492A JPH05344346A JP H05344346 A JPH05344346 A JP H05344346A JP 17480492 A JP17480492 A JP 17480492A JP 17480492 A JP17480492 A JP 17480492A JP H05344346 A JPH05344346 A JP H05344346A
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JP
Japan
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filter
image
frequency component
image data
image compression
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Application number
JP17480492A
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Inventor
Hiroyasu Ide
博康 井手
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視覚的に目立たないようにフィルタをかける
ことができ、圧縮効率を上げる。 【構成】 プレフィルタ10は、画像データの高周波成
分を抽出するラプラシアンフィルタ12と、分散された
高周波成分を除去しエッジを保存するメディアンフィル
タ14と、残った高周波成分を所定の大きさのブロック
に細分化するとともに、各々のブロック毎に高周波成分
を合計し、その合計値に基づいて最適なフィルタを選択
するフィルタ選択部15と、フィルタ選択部15による
選択データに基づいて選択されるローパスフィルタ16
を設け、画面を細分化し、それぞれ場所ごとに画像に合
ったフィルタを選択してフィルタをかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮処理
等に用いられる画像圧縮装置に係り、詳細には、直交変
換を用いた画像圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮の国際標準としてJPEG(Jo
int Photographic Expert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group)がある。JPEGは、静止画像
を圧縮することを目的としており、すでにカラー静止画
像の符号化手法が決定し、国際標準規格として承認され
る予定である。JPEGについては、チップも製品化さ
れており、このチップを用いたボードも市場に出始めて
いる。JPEGアルゴリズムは、大きく2つの圧縮方式
に分けられる。第1の方式はDCT(Discrete Cosine
Transform:離散コサイン変換)を基本とした方式であ
り、第2の方式は2次元空間でDPCM(Differntial
PCM)を行なうSpatial(空間関数)方式である。DCT
方式は量子化を含むため一般には完全に元の画像は再現
されない非可逆符号化であるが、少ないビット数におい
ても十分な復号画像品質を得ることができ、本アルゴリ
ズムの基本となる方式である。一方、Spatial方式は、
圧縮率は小さいが元の画像を完全に再現する可逆符号化
であり、この特性を実現するために標準方式として付加
された方式である。
【0003】DCT方式はさらに必須機能であるベース
ライン・プロセス(Baseline System)とオプション機
能である拡張DCTプロセス(Extended System)の2
つに分類される。これらの方式と別に、上記の方式を組
み合わせてプログレッシブ・ビルドアップを実現するハ
イアラーキカル・プロセスがある。ベースライン・プロ
セスは、DCT方式を実現するすべての符号器/復号器
がもたなければならない最小限の機能で、ADCT方式
(Adaptive Descrete Cosine Transform Coding:適応
型離散コサイン変換)を基礎としたアルゴリズムであ
る。上記ベースライン・プロセスにおける画像圧縮では
画像データを8×8ピクセル単位のブロックで処理をす
る。処理プロセスは、以下の通りである。 (1)2次元DCT変換処理 (2)DCT係数の量子化処理 (3)エントロピー符号化処理 2次元DCT変換処理では、図7に示すように空間デー
タを周波数データに変換し、64個のDCT係数を出力
する。このとき、色成分は、(Y,CB,CR)としてい
る。この係数のうち行列の中の左上の係数はDC成分と
呼ばれ、ブロック・データの平均値である。また、残り
の63個の係数は、AC成分と呼ばれる。
【0004】DC成分の量子化処理では、図7に示すよ
うに量子化器で各係数ごとに大きさの異なった量子化ス
テップ・サイズを設定した量子化マトリクスを用いて、
DCT係数を線形量子化する。但し、符号量あるいは復
号画品質を制御可能とするために、外部から指定する係
数(スケーリング・ファクタ)を量子化マトリクスに乗
じた値を実際のマトリクス値として使用し、量子化を行
なう。このように、量子化テーブルを参照しながら64
個のDCT係数を整数値に量子化する。この量子化処理
によって非可逆圧縮となる。また、使用される参照テー
ブルの内容についてはJPEGでは規定していない。量
子化のテーブルは、人間の視覚特性を考慮して作成す
る。人間は、高周波数成分の視覚情報には鈍いので、こ
の高周波成分は粗く量子化する。
【0005】エントロピー符号化処理では、まずDC成
分と左隣ブロックにおける量子化されたDC成分との差
分を計算し、符号化する。この方法は、DPCMと呼ば
れる。また、AC成分は図7に示すようなジクザグ・ス
キャンにより1次元配列に変換される。ベースラインプ
ロセスのエントロピー符号化では、ハフマン符号化方式
を用いる。ハフマン符号化処理では各係数がゼロである
かどうかを判定し、連続するゼロの係数は、その長さが
ランレングスとして勘定される。ゼロでない係数が来る
と、その量子化結果とそれまでのゼロ係数のランレング
スを組み合わせて、2次元ハフマン符号化される。DC
/AC係数のハフマン符号化は、与えられたハフマン符
号テーブルに基づくが、量子化マトリクスおよびハフマ
ン符号テーブルは、使用する状況において最適なものに
なるようにするためデフォルト値はなく、必要に応じて
符号器から復号器へ転送して使用する。
【0006】このように、直交変換(一般には、DC
T)を用いた画像圧縮装置は、図7に示したようにフレ
ームメモリに蓄えられ画像データを8×8画素のブロッ
クに分割し、2次元直交変換後、量子化、ジクザグスキ
ャンを行って符号化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、写真等の自
然画像は、情報の殆どが低周波成分に集中することが知
られている。そのため、画像に多くの高周波成分が含ま
れているとDCTで変換したときに非常に圧縮効率が落
ちてしまうことになる。そこで、画面中の高周波成分を
取り除く方法としてローパスフィルタ(Low-pass filte
r)をかけることが考えられるが、画面一様にローパス
フィルタをかけてしまうと、画像全体がぼやけてしまい
視覚的に弱くなってしまうという問題点があった。しか
し、高周波成分にも残しておきたい高周波成分と必要な
い高周波成分が存在する。すなわち、一画面中には比較
的強いフィルタによって落としてもさほど違和感の出な
いノイズのような高周波成分と、物体の稜線のようにフ
ィルタによってぼやけてしまうとそれが気になる高周波
成分が混在している。1画面に同じ強さのフィルタをか
けると、強いフィルタではエッジのぼやけが気になり、
弱いフィルタでは高周波成分を落しきれないという欠点
があった。そこで本発明は、視覚的に目立たないように
フィルタをかけることができ、圧縮効率を上げることが
可能な画像圧縮装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、画像データに対しフィルタリング
処理を行なうフィルタ手段を備えた画像圧縮装置であっ
て、前記フィルタ手段は、画面を所定の部分画像毎に分
割する画面分割手段と、前記画面分割手段により分割さ
れた部分画像毎にフィルタを選択するフィルタ選択手段
と、前記部分画像毎に選択されたフィルタに基づいて画
像データに対してフィルタリング処理を実行するフィル
タ実行手段とを備えている。請求項2記載の発明は、画
像データに対しフィルタリング処理を行なうフィルタ手
段を備えた画像圧縮装置であって、前記フィルタ手段
は、画面を所定の部分画像毎に分割する画面分割手段
と、画像データから前記部分画像毎に所定の高周波成分
を抽出する高周波成分抽出手段と、前記高周波成分抽出
手段の出力に基づいて前記部分画像毎にフィルタを選択
するフィルタ選択手段と、前記部分画像毎に選択された
フィルタに基づいて画像データに対してフィルタリング
処理を実行するフィルタ実行手段とを備えている。前記
高周波成分抽出手段は、例えば請求項3に記載されてい
るように、画像データから圧縮の障害となる高周波成分
を抽出する抽出手段と、抽出された高周波成分のうち輪
郭部分を表わす高周波成分のみを保存する保存手段とを
備えるものであってもよく、前記高周波成分抽出手段
は、例えば請求項4に記載されているように、画像デー
タから圧縮の障害となる高周波成分を抽出するラプラシ
アンフィルタと、前記ラプラシアンフィルタにより抽出
された高周波成分のうち輪郭部分を表わす高周波成分の
みを保存するメディアンフィルタとを備えるものであっ
てもよい。また、前記フィルタ手段は、例えば請求項5
に記載されているように、画像データに対して直交変換
を実行する直交変換手段の前段に置かれるように構成さ
れていてもよく、前記画面分割手段は、例えば請求項6
に記載されているように、画像データを直交変換手段に
用いられるブロックと同様の大きさのブロックに分割す
るようにしたものであってもよい。また、前記直交変換
手段は、例えば、請求項7に記載されているように、離
散コサイン変換(DCT)を行なう離散コサイン変換手
段により構成してもよく、前記フィルタ選択手段は、例
えば請求項8に記載されているように、前記高周波成分
抽出手段の出力に対応するフィルタ種を記憶したテーブ
ルを有し、該テーブルを参照して最適なフィルタを選択
するようにしたものであってもよい。さらに、前記フィ
ルタリング処理は、例えば請求項9に記載されているよ
うに、ローパスフィルタにより実行されるものであって
もよい。
【0009】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。請求項
1、2、3、4、5、6、7、8及び9記載の発明で
は、例えば高周波成分抽出手段により画像データから所
定の高周波成分が部分画像毎に抽出される。この場合、
高周波成分の抽出は、まず、画像データから圧縮の障害
となる高周波成分を抽出し、抽出された高周波成分のう
ち輪郭部分を表わす高周波成分のみを保存するようにし
てもよい。上述のようにして抽出された高周波成分を、
画面分割手段により所定の部分画像毎に分割するととも
に、フィルタ選択手段によって部分画像毎の高周波成分
に基づいて部分画像毎に最適なフィルタが選択される。
そして、フィルタ実行手段により選択されたフィルタに
基づいて部分画像毎に画像データに対してフィルタリン
グ処理が実行される。従って、視覚的な画像の劣化を抑
えつつ高周波成分を取り除くことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図6は本発明に係る画像圧縮装置の一実施例を示す
図であり、直交変換処理の前段で画像データにフィルタ
をかけるプレフィルタを備えた画像圧縮装置に適用した
例である。先ず、構成を説明する。図1は画像圧縮装置
に設けられた分割型プレフィルタ10のフィルタをかけ
る手順を示す機能ブロック図であり、図中、矢印はデー
タの流れを示す。この図において、分割型プレフィルタ
10は、画像データを一時的に格納する画像データバッ
ファ11と、画像データの高周波成分を抽出するラプラ
シアンフィルタ12(図2及び図3)と、圧縮の障害と
なる高周波成分のみを残すために所定のしきい値により
値を切り捨てる値切捨処理部13と、分散された高周波
成分を除去しエッジを保存するメディアン(中央値)フ
ィルタ14と、メディアンフィルタ14後に残った高周
波成分を所定の大きさのブロックに細分化するととも
に、各々のブロック毎に高周波成分を合計し、その合計
値に基づいて最適なフィルタ(図6)を選択するフィル
タ選択部15と、フィルタ選択部15による選択データ
に基づいて選択され、画像データバッファ11から読出
した画像データにフィルタをかけるローパスフィルタ1
6とにより構成されている。
【0011】図2及び図3はラプラシアンフィルタのマ
スク(関数)を示す図であり、図2は1次元のラプラシ
アンフィルタ、図3は2次元のラプラシアンフィルタの
例である。上記ラプラシアンフィルタ12は、主に局所
的な濃度変化を検出する目的で設計された差分フィルタ
であり、ラプラシアンフィルタ12を用いると簡単な演
算で高周波成分を抽出することができる。ラプラシアン
フィルタ12は、一般に図2及び図3のようなマスクを
置いて、係数を対応する各画素の濃度値にかけて足し合
わせた値を中央の画素値とする。例えば、1次元フィル
タを高周波成分の存在する画素に適用した例を図4に示
すように高周波成分のあるところ(すなわち、段差があ
るところ)には値が出ないところは0となっている。
【0012】また、上記メディアンフィルタ14は主に
ランダム雑音の抑制を目的として設計された非線形な平
滑化フィルタであり、近傍領域内の画素の中央値(平均
値ではない)を求め、それを画素値とするフィルタであ
る。このメディアンフィルタ14によりエッジの部分を
鈍らせずに画面を平滑化することができる。本実施例で
は目的とする画素の近傍の9画素の中央値をとるものと
する。
【0013】次に、本実施例の動作を説明する。画面中
に存在している高周波成分のうち、個々が分散され、ち
らばっているものは、ノイズや複雑な模様であると考え
られる。また、連続しているものは輪郭や稜線である可
能性が高いと考えられる。そこで、本実施例では画像デ
ータからこれらの情報を抽出し、予め用意した複数のロ
ーパスフィルタ群の中から最適なものを選択し、選択し
たローパスフィルタでフィルタをかけるようにする。こ
の手順例は図1で示される。
【0014】図1において、まず、画像データバッファ
11からフィルタ選択用の画像データを読出し、読出し
た画像データからラプラシアンフィルタ12により高周
波成分だけを取り出す。これによって得られた値のう
ち、圧縮の障害となりやすい値だけを残すため、値切捨
処理部13によりあるしきい値によって値を切り捨て
る。すなわち、どの程度の高周波成分であるのかはラプ
ラシアンフィルタ12の値により知ることができるの
で、あるしきい値より小さい値は高周波成分としても中
低域の周波数成分は切捨てるようにして高い高周波成分
のみを残すようにする。次いで、高周波成分が点在して
いるか連続しているのか連続性を見るためにメディアン
フィルタ14により分散された高周波成分を除去しエッ
ジを保存する。このメディアンフィルタ14をかける
と、値が平滑化されることになり値が連続したところは
数値が残り、点在されているところは数値が残らなくな
る。上記操作によって得られた値は、その値が大きいほ
ど画面上でのはっきりした輪郭部分を表わしていると考
えられ、この部分はそのまま残した方がよいので強いフ
ィルタをかけないようにする一方、その他の部分は元々
平滑であったりノイズが乗っているところであるからそ
こには強いフィルタをかけるようにすることができる。
以下では、メディアンフィルタ14をかけた後に得られ
た数値によって各画面の場所毎にフィルタ(ローパスフ
ィルタ16)を選択する。
【0015】ここで、画面をどのように分割してフィル
タをかけるかであるが、本実施例ではDCT処理時のブ
ロック分割と同じ大きさの8×8画素毎のブロックに分
割する。算出され残った高周波成分を8×8画素に分割
し、それぞれブロック毎に高周波成分を合計し、その合
計値によってフィルタを選択する。この場合、ブロック
毎に算出した上記合計値が非常に大きいところはそのブ
ロックにエッジが存在していると考えられ、上記合計値
が小さいところでは元々平滑であったかノイズが消され
てしまっていると考えられる。また、選択に際しては、
フィルタ選択部15であらかじめいくつかのローパスフ
ィルタ16を用意しておき、各ローパスフィルタ16に
対応する値の範囲を示したテーブル(上記合計値とかけ
たいフィルタの対応テーブル)を作り参照する。
【0016】図5はフィルタの選択方法を説明するため
の図であり、この図において、20はフィルタ選択用テ
ーブルであり、各ローパスフィルタ16にはフィルタ1
〜フィルタnの名前がつけられていて、数字はフィルタ
の強さを表し、数字が大きい程取り除く高周波成分のレ
ンジが狭いことを示す。また、フィルタ選択用テーブル
20のf1〜fnはフィルタ選択のための基準値であり、
fk<fk+1の関係が成立している。ここで、フィルタk
が選択されるのは、8×8画素の1つの高周波成分のブ
ロックの各値の合計がfk+1以上、fk未満(fk-1≦Σ
|xij|<fk)である場合である。
【0017】以上により全てのブロックに対してフィル
タが選択されると、元の画像データに対し、ブロック毎
にそれぞれ選択されたフィルタを対象となるブロックに
かけて処理を終える。
【0018】実際の手順としては、画面全体に図3の2
次元のラプラシアンフィルタ12をかける。次いで、そ
れらの値の絶対値をとり、あるしきい値(例えば、1)
で切り捨てる。残った値の連続性を見るために、近傍9
画素でメディアンフィルタ14をかける。このようにし
て得られた値を、実際にフィルタをかける大きさ(8×
8)に分解して(図5参照)、そのブロック中の値を合
計する。そして、図5に示すようにその合計値とフィル
タ選択値を比較する。
【0019】図6はフィルタ選択値と対応するフィルタ
の例を示す図であり、例えば、選択値が0のときはフィ
ルタが最も強い最上段のフィルタが、また、選択値が0
〜2のときはその下のフィルタが選択される。また、こ
の図に示すフィルタ係数は、対応する画素にこの値を乗
じて加算し、256で割った値を求める画素の値とす
る。
【0020】これらの計算により画像の各ブロックにか
けるフィルタが選択されるので、それぞれのフィルタを
元の画像の対応する部分にかけていく。なお、図6に示
すフィルタは7タップの横1次元のフィルタであるか
ら、同様のフィルタを縦方向にかけることによって2次
元のフィルタリングを行なうようにする。
【0021】以上説明したように、本実施例に係るプレ
フィルタ10は、画像データの高周波成分を抽出するラ
プラシアンフィルタ12と、分散された高周波成分を除
去しエッジを保存するメディアンフィルタ14と、残っ
た高周波成分を所定の大きさのブロックに細分化すると
ともに、各々のブロック毎に高周波成分を合計し、その
合計値に基づいて最適なフィルタを選択するフィルタ選
択部15と、フィルタ選択部15による選択データに基
づいて選択されるローパスフィルタ16を設け、画面を
細分化し、それぞれ場所ごとに画像に合ったフィルタを
選択してフィルタをかけるようにしているので、視覚的
な画像の劣化を抑えて高周波成分を取り除くことがで
き、圧縮率を向上させることができる。すなわち、従
来、画像に多くの高周波成分があっても単に1画面に同
じ強さのフィルタをかけると、強いフィルタではエッジ
のぼやけが気になり、弱いフィルタでは高周波成分を落
しきれないという欠点があったため、フィルタをかけて
圧縮効率を上げることはできなかったが、本実施例では
側面を細分化し、その細分化された部分それぞれに適正
なフィルタを算出し、フィルタリングをしているので符
号化効率を高めることができる。
【0022】なお、本実施例では、圧縮率を高めるため
にDCTの前段にフィルタを置くプレフィルタ10とし
て適用しているが、これに限らず、圧縮された画像(例
えば、DCTをかけた画像)のノイズを低減して画像を
落ち着かせるポストフィルタとして利用することもでき
る。
【0023】また、本実施例では、画面をDCTをかけ
る8×8画素のブロックに分割してフィルタをかけるよ
うにしているのが、画面を細分化させ、細分化した部分
のそれぞれにフィルタをかけるものであればどのような
ものでもよく、例えば16×16画素のブロックでもよ
いし、DCTをかけるブロックの大きさと同じでなくて
もよい。
【0024】また、本実施例では、高周波成分の抽出や
連続性の検査にラプラシアンフィルタやメディアンフィ
ルタを用いているが、これは一例であり他のフィルタを
使用してもよいことは言うまでもない。また、ラプラシ
アンフィルタ、メディアンフィルタを用いると計算が簡
単に行えるという効果があるが、高周波成分を取り出す
場合にはハイパスフィルタを設計して用いるようにして
もよい。適当なハイパスフィルタを設計するようにすれ
ばより高精度のフィルタリングを行うことが可能にな
る。
【0025】また、本実施例ではフィルタをJPEGア
ルゴリズムに基づく画像圧縮装置に適用した例である
が、勿論これには限定されず、データを符号化する制御
を行なうものであれば全ての装置(例えば、動画像圧縮
装置)に適用可能であることは言うまでもない。
【0026】また、本実施例では、変換符号化方式にD
CTを適用しているが、このDCT方式には限定され
ず、例えば、アダマール変換、ハール(Harr)変換、傾
斜変換(スラント変換)、対称性サイン変換などを用い
た画像圧縮装置に適用することができる。
【0027】さらに、上記プレフィルタ10や選択用テ
ーブル、ローパスフィルタ等を構成する回路や部材の
数、種類などは前述した実施例に限られないことは言う
までもない。
【0028】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
及び9記載の発明によれば、フィルタ手段が、画面を所
定の部分画像毎に分割する画面分割手段と、前記画面分
割手段により分割された部分画像毎にフィルタを選択す
るフィルタ選択手段と、前記部分画像毎に選択されたフ
ィルタに基づいて画像データに対してフィルタリング処
理を実行するフィルタ実行手段とを備えているので、視
覚的に目立たないようにフィルタをかけることができ、
圧縮効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像圧縮装置の機能ブロック図である。
【図2】画像圧縮装置のラプラシアンフィルタのマスク
を示す図である。
【図3】画像圧縮装置のラプラシアンフィルタのマスク
を示す図である。
【図4】画像圧縮装置のラプラシアンフィルタの動作を
示す図である。
【図5】画像圧縮装置のフィルタの選択方法を説明する
ための図である。
【図6】画像圧縮装置のフィルタとフィルタ選択値の例
を示す図である。
【図7】画像圧縮装置の画像圧縮手順を示す図である。
【符号の説明】
10 プレフィルタ 11 画像データバッファ 12 ラプラシアンフィルタ 13 値切捨処理部 14 メディアンフィルタ 15 フィルタ選択部 16 ローパスフィルタ 20 フィルタ選択用テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに対しフィルタリング処理を
    行なうフィルタ手段を備えた画像圧縮装置であって、 前記フィルタ手段は、画面を所定の部分画像毎に分割す
    る画面分割手段と、 前記画面分割手段により分割された部分画像毎にフィル
    タを選択するフィルタ選択手段と、 前記部分画像毎に選択されたフィルタに基づいて画像デ
    ータに対してフィルタリング処理を実行するフィルタ実
    行手段と、 を具備したことを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 画像データに対しフィルタリング処理を
    行なうフィルタ手段を備えた画像圧縮装置であって、 前記フィルタ手段は、画面を所定の部分画像毎に分割す
    る画面分割手段と、 画像データから前記部分画像毎に所定の高周波成分を抽
    出する高周波成分抽出手段と、 前記高周波成分抽出手段の出力に基づいて前記部分画像
    毎にフィルタを選択するフィルタ選択手段と、 前記部分画像毎に選択されたフィルタに基づいて画像デ
    ータに対してフィルタリング処理を実行するフィルタ実
    行手段と、 を具備したことを特徴とする画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記高周波成分抽出手段は、画像データ
    から圧縮の障害となる高周波成分を抽出する抽出手段
    と、 抽出された高周波成分のうち輪郭部分を表わす高周波成
    分のみを保存する保存手段と、 を具備したことを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮
    装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波成分抽出手段は、画像データ
    から圧縮の障害となる高周波成分を抽出するラプラシア
    ンフィルタと、 前記ラプラシアンフィルタにより抽出された高周波成分
    のうち輪郭部分を表わす高周波成分のみを保存するメデ
    ィアンフィルタと、 を具備したことを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮
    装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ手段は、画像データに対し
    て直交変換を実行する直交変換手段の前段に置かれるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の
    画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記画面分割手段は、画像データを直交
    変換手段に用いられるブロックと同様の大きさのブロッ
    クに分割するようにしたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2の何れかに記載の画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記直交変換手段は、離散コサイン変換
    (DCT)を行なう離散コサイン変換手段であることを
    特徴とする請求項5又は請求項6の何れかに記載の画像
    圧縮装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ選択手段は、前記高周波成
    分抽出手段の出力に対応するフィルタ種を記憶したテー
    ブルを有し、該テーブルを参照して最適なフィルタを選
    択するようにしたことを特徴とする請求項1記載又は請
    求項2の何れかに記載の画像圧縮装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルタリング処理は、ローパスフ
    ィルタにより実行されることを特徴とする請求項1又は
    請求項2の何れかに記載の画像圧縮装置。
JP17480492A 1992-06-08 1992-06-08 画像圧縮装置 Pending JPH05344346A (ja)

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JP17480492A JPH05344346A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 画像圧縮装置

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