JPH0534809A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0534809A
JPH0534809A JP19322691A JP19322691A JPH0534809A JP H0534809 A JPH0534809 A JP H0534809A JP 19322691 A JP19322691 A JP 19322691A JP 19322691 A JP19322691 A JP 19322691A JP H0534809 A JPH0534809 A JP H0534809A
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JP
Japan
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film
camera
perforation
guide
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP19322691A
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English (en)
Inventor
Shosuke Haraguchi
彰輔 原口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0534809A publication Critical patent/JPH0534809A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム給送方向の長さが長くなるフォーカ
ルプレーンシャッター機構を備えたカメラにおいて、こ
のカメラに装填されたフィルムの装填姿勢が正しく保ち
易くする。 【構成】 フィルムのパーフォレーションの移動を光学
的に検知する光学検知機構を、該カメラの撮影画面枠と
フィルム巻上げ側のスプール室の間であって、かつこの
カメラに装填された状態のフィルムのリーダー部切欠き
が位置する側に配置し、更にこの光学検知機構近傍に設
けたフィルムガイド用の突起を、撮影光軸側に長く沿設
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの改良、特にカ
メラに装填されたフィルムの給送機構の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フォーカルプレーンシャッタ
ーを有するカメラは、フィルムパトローネ収納室から、
フィルム巻取りスプールまでの距離が長くなるために、
このカメラにフィルムを装填した際に、フィルムリーダ
ー部の先端が安定しない(装填したフィルムの姿勢が傾
き易い)という問題があった。
【0003】この問題は、例えばスプロケットを備えて
いるカメラでは、このカメラを取り扱う操作者がフィル
ムのパーフォレーションをスプロケットの歯に注意深く
合せるという操作を行なうことで避けることができ、オ
ートローディング方式を採用しているカメラでも、上記
の操作が行なわれれば、オートローディングの動作を確
実に行なわせることができる。
【0004】しかし、取り扱いの容易性を向上させるこ
とは一般的に求められているだけでなく、上記のような
オートローディング方式を採用しているカメラでは、そ
の取り扱いが容易でないと、オートローディング機構の
適切な稼動状態を確保できない結果として、「フィルム
装填ができない」というような需要者側からの苦情を多
くもたらす場合も考えられる。
【0005】そこで、このような装填フィルムの姿勢安
定に関する対策として、例えば実開昭62−30241
号により、通常のカメラが必須の構成として備えている
撮影画面枠(アパーチャー)に沿った外レールの中央付
近にフィルムガイド用の突起を設け、他方、この外レー
ルと対をなしてフィルムの平面性を保持するために設け
られている圧着板にこの突起の逃げを設けて、この突起
によって、カメラに装填されたフィルムの傾きを規制す
るという提案がされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案では
次のような問題が指摘され、課題解決が十分に達成でき
ない。
【0007】その一つは、上記突起が撮影画面枠(アパ
ーチャー)に沿った外レールの中央付近に設けられるた
めに、この位置がフィルムパトローネ室に比較的近く、
装填フィルムの姿勢が傾くことを規制する構成としては
あまり有利でないという問題にある。
【0008】また他の問題は、上記突起を撮影画面枠に
沿った外レールの中央付近に設けることに対応して、圧
着板にこの突起の逃げを設けることが必要になり、本
来、この外レールと圧着板が果たすべき作用、つまり撮
影画面枠に位置する部分のフィルムの平面性を保つとい
う作用が、上記の突起とその逃げという非係合な構造に
よって損なわれるという点にある。
【0009】本発明は、このような問題を解消すること
を目的としてなされたものであり、その目的の一つは、
フォーカルプレーンシャッター機構を備えているために
フィルムパトローネ収納室からフィルム巻取りスプール
までの距離が長くなるカメラにおいては、装填フィルム
の傾きがその分大きくなって、フィルム装填操作が容易
でないという問題を、簡易で周辺機構に悪影響がない構
造によって解消できる構造をもったカメラを提供するこ
とにある。
【0010】また本発明の他の目的は、オートローディ
ング機構を備えたカメラにおいて、その機構の機能を確
実に発揮させることに適し、したがってオートローディ
ング機構の信頼性を向上できるカメラを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を実現
するために、本発明者は、上記特許請求の範囲に記載し
た本発明を完成した。
【0012】このような本発明によれば、フォーカルプ
レーンシャッター機構を有するためにフィルムパトロー
ネ室からスプール室までの距離が長くなる傾向にあるカ
メラにおいて、装填フィルムの傾きを規制することがで
き、それ故に、オートローディング機構の信頼性を向上
できる。
【0013】
【実施例】第1図〜第12図は、本発明の実施例を示す
図である。
【0014】第1図は本発明の一実施例の一眼レフカメ
ラを示す背面図、第2図は同一部水平断面図である。以
下、第1図と第2図を用いて本例カメラの構成について
説明する。
【0015】1はカメラ本体、2はミラーボックス、3
はカメラマウントであり、不図示の交換レンズが着脱可
能である。4はグリップ部を示すカメラ外形線であり、
5は電池室である。6はフォーカルプレーンシャッター
ユニット、7は不図示の内蔵ストロボ発光用のコンデン
サー、8はストロボ撮影時の光量を測る調光センサーユ
ニット、9はオートフォーカスセンサーユニットを示
す。10は背蓋であり、回転軸10aを中心に開閉操作
が可能となっている。11はフィルム平面性を保持する
ための圧着板、12は圧着板バネであり、係止部10b
で背蓋10に係止されている。13はフィルム押えロー
ラであり、ローラガイド14に保持され、背蓋10に保
持された軸15を中心に回転可能であり、バネ15によ
り第2図の反時計回転方向にバネ付勢されている。10
cはフィルムガイドであり、背蓋10に一体的に形成さ
れ、フィルムの浮きを防止している。17はフィルム巻
取りスプールであり、第1の爪17a,第2の爪17b
が一体的に形成されている。18はモータであり、正方
向通電により不図示の伝達機構を介して前記フィルム巻
取りスプール17を反時計回転方向に回転させてフィル
ム巻上げ動作を行ない、また逆方向通電により不図示の
伝達機構を介してフィルム巻戻し動作を行う。図面の第
1図,第2図はパトローネ20を装填した状態を示して
おり、19はフィルム、19aは下部パーフォレーショ
ン、19bは上部パーフォレーションを示している、2
1はパトローネ規制部材であり、ビス22によりカメラ
本体へ取り付けられている。
【0016】フィルム巻取りスプール17に一体に設け
られた前記第1の爪17aは、下部パーフォレーション
19aの正規状態(フィルムが正しく装填された第1図
の状態)の位置に対応して配置されており、前記第2の
爪17bは、スプールの軸方向上方に若干ずれて配置さ
れている。これによりフィルム19のリーダー部が正規
位置にあるときは、下部パーフォレーション19aと前
記第1の爪17aが係合し、フィルム19のリーダー部
が上方にせりあがったときは下部パーフォレーション1
9aと前記第2の爪17bが係合することにより、オー
トローディングが可能となり、信頼性の高いフィルム装
填が実現できる。前述の2個の爪の位置関係については
本出願人による先の提案(特願平2−22539号)と
同様であるため詳細な説明は省略する。なお本実施例に
おいては、上記第1の爪17aと第2の爪17bの爪形
状を異ならしめているが、これについては後に詳しく述
べる。
【0017】23はフィルム先端指標であり、フィルム
19をセットするときの先端位置の目安を示すものであ
る。
【0018】1aは撮影画面枠、1b,1c,1d,1
eは外レールであり、圧着板11の突き当て面となり、
またフィルムの位置規制も行なう。1f,1gは内レー
ルであり、圧着板11に対して、フィルム19のピント
ズレを規制するための所定の隙間を有している。1h,
1i,1jはフィルムガイドであり、フィルムガイド突
起1oと共に、フィルム19の位置規制を行なう。この
フィルムガイド突起1oは、そのガイド部1k,1lが
第1図の紙面に垂直な面を形成しており、背蓋10を閉
めた状態においては、ガイド部1kによりフィルム19
の位置規制をしている。1m,1nはテーパー部であ
り、フィルムセット時にフィルム19が浮き上がって
も、背蓋10を示す動作に従ってフィルム19が正規位
置に矯正でき易いように設けたものである。
【0019】なお上記のフィルムガイド突起1oは。他
のフィルムガイド1h,1i,1jに比べ、撮影光軸側
に長く延長されている。
【0020】また上記圧着板11には、フィルムガイド
突起1oの逃げとしての切欠き部11aが設けられてい
る。この切欠き部11aは、圧着板11の端部に設けら
れていて、撮影光軸からも十分離れているため、圧着板
による撮影画面内のフィルム平面性保証には悪影響がな
く、また外観形状も素直であり、実開昭62−3024
1号に記載されているような撮影画面枠位置近傍に切欠
き部を有する圧着板に比べ、性能、外観共に優れてい
る。
【0021】次にフィルム19の移動量検知機構につい
て説明する。
【0022】24はガイド部材、25はカバー部材、2
6はフォトリフレクター、27はフィルムガイドローラ
であり、これらはガイド部材ユニット40の一部として
設けられていて、係合爪25によりこのガイド部材ユニ
ット40は本体1に係合されビス28で本体1に固定さ
れている。ガイド部材ユニット40の一部に設けられた
25bは検知窓であり、フォトリフレクター26により
フィルム19の上部パーフォレーション19bの移動を
検知してフィルムの送り量を検知するために利用され
る。フォトリフレクター26の詳細は後述する。
【0023】第2図で示すように、上記のガイド部材2
4は、カメラ本体1のフィルム巻取り室1pの壁面の一
部をなすガイド面24aを備えている。なおこのガイド
部材24を使用している本例では、ガイド部材ユニット
40内に、フォトリフレクター26を設けているため、
例えば本体1を一体モールド成形する方法ではアンダー
カット部となって利用できなかったデーッドスペース部
分が、上述のようにフォトリフレクター26を収容する
部分として利用できる利点がある。そのためフォーカル
プレーンシャッターユニット6の駆動部スペースに干渉
することもなく、フィルム巻取り室1pを光軸側に寄せ
ることができ、またコンデンサー7も配置可能となる。
【0024】以上述べたように、本例の一眼レフカメラ
は、フィルムの移動を検知する光学検知方式を採用する
にあたって、フィルム巻き取り室周囲において、従来は
アンダーカット部としてデッドスペースとなっていた部
分に光学検知部材を配置できるので、カメラ全体のコン
パクト化に優れた効果がある。
【0025】第3図はガイド部材ユニット40の構成を
説明するための図であり、第4図はフォトリフレクター
26の構成を示している。28aは投光部、26bは受
光部である。26c,26dは投光用素子のリード、2
6e,26fは受光用素子のリードである。このフォト
リフレクター26は、フィルム19の上部パーフォレー
ション19bに対応する位置に配置されていて、フィル
ム給送時に発光部26aよりフィルムに向けて赤外光を
投光し、フィルム面における反射光を受光部26bにて
検知する。つまり、給送されるフィルムのパーフォレー
ション19b部が通過する場合には反射光がなくなるた
め受光部26bの出力が無くなることを利用して、パー
フォレーションの移動を検知するのである。なお検知方
法の詳細については更に後述する。
【0026】次に第3図の説明をする。ガイド部材24
とカバー部材25は、フォトリフレクター26、フィル
ムガイドローラ27を挟み込んだ状態でガイド部材ユニ
ット40としてユニット化される。具体的には、位置決
めボス25f,25gと、位置決め穴24c,24dの
嵌合で位置決めし、ビス29を穴24eを介してセルフ
タップ下穴25hにねじ込んで上記のユニット40を形
成している。フォトリフレクター26は、位置決め穴2
5cへ嵌め込み、保持部材24bで固定している。ガイ
ド25d,25eは組み立て作業性を向上させるための
振れ止め部材である。またフィルムガイドローラ27
は、27a,27bが回転軸であるが、上下に設けられ
た軸受部25iとガイド部24fによりユニット状態で
脱落としないように保持される。
【0027】ガイド部材ユニット40の本体1への取付
けは、位置決めダボ25j,25kと本体1に設けた不
図示の位置決め穴で位置決めされ、係合爪25aを本体
1の不図示の係合穴に係合させ、ビス28(第1図参
照)を穴25lを介してカメラ本体1の不図示のセルフ
タップ下穴に締め付けることにより固着される。第2図
におけるリード線30,31,32,33は、フォトリ
フレクター26のリード26c,26d,26e,26
fに半田付けされる。なおこれらのリード線30,3
1,32,33は、不図示の内部部分でたるみを持たせ
ることで、半田付け作業時に引き出すことができるよう
にすることがよい。初期組込み時においては、リード線
30,31,32,33も第3図のユニット40に加え
て組込むことも可能である。
【0028】次に以上の構成をなすカメラへのフィルム
装填時のフィルム操作性について説明する。
【0029】上述した構成をもつ本例のカメラは、フォ
ーカルプレーンシャッターを有していて、上述のような
フィルム送りの光学検知手段を採用してコンパクト化を
達成しているが、フィルムリーダー部の引き出し長さが
長いと、フィルムセット時のフィルム先端の位置が定ま
りにくいという一般的な問題は避け難い。そのような問
題の対策として、従来例えば実開昭62−30241号
で記載されているように外レールの中央付近にフィルム
ガイド用の突起を設け、他方圧着板には該突起の逃げを
設けることにより、フィルムリーダー部の振れを規制す
る提案がされている。しかしこの従来例においては、フ
ィルムガイド突起の位置がパトローネ室に比較的近いた
め、フィルムリーダー部先端の傾き規制が十分でなく、
また撮影画面枠位置に近接してフィルム圧着板の切欠き
が必要になるため、フィルム平面性を保証するのに好ま
しいものではなかった。
【0030】これに対し本例においては、フォトリフレ
クター26をフィルムリーダー部の切欠き側(第1図の
上半部側)に配置し、その近傍のフィルムガイド突起1
oのガイド部1kを、他のガイド突起1h,1i,1j
より光軸側に撮影画面框1aにかからない範囲で延長し
たという特徴的な構成を採用した。これによりフィルム
セット時、フォトリフレクター26上にフィルム19が
覆らず、かつガイド部1kによるフィルムのせり上り規
制が行なわれる位置にフィルムをセットすることが容易
となった。この場合、フィルム19の先端が、フィルム
先端指標23に対して、リーダー部長さのバラツキによ
り多少前後することがあるが、フィルム送り量はフォト
リフレクター26により検知するためフィルム空送り量
には何等問題はなく、上部パーフォレーション19bの
所定番目を検知した時点で停止する。また途中でフィル
ムを一度巻戻した後、再度同一フィルムを装填した場合
においては、正確に前回と同じ撮影画面位置を割り出す
ことも可能となる。第1図のようにフィルム19をセッ
トした状態においては、ガイド部1kが、他のガイド部
1j,1iから十分離れているため、フィルム19の位
置規制能力が非常に優れており、先端の振れを少なくす
ることができ、第1の爪17aと下部パーフォレーショ
ン19aとの正確な係合が保証できる。
【0031】第5図は、フィルム装填時のセットが不十
分な状態(セットミス状態)を示した図であり、フィル
ムリーダー部の引き出し長さが比較的短く、フィルムガ
イド突起1oのガイド部1kによりフィルム19を規制
できない状態を示している。しかし本例においては、こ
の場合に第5図で示してているように、第2の爪17b
と下部パーフォレーション19aが係合することができ
る。ここで本実施例においては、第1の爪17aと第2
の爪17bの形状が異なっていて、このようなセットミ
ス状態での爪よる下部パーフォレーションの係合確実化
等が図られている。第6図は第1の爪17aの形状を示
し、第7図は第2の爪17bの形状を示した図である。
第1の爪の稜線17c,17dに対して、第2の爪17
bの稜線17e,17fは大きくRどり(曲率の小さな
曲面に)されている。なおこの第7図中の二点鎖線は稜
線部分が側面に連なる部分(Rじまい)を示している。
【0032】第8図は、第1の爪17aと下部パーフォ
レーション19aの関係を示した図であり、第9図は第
2の爪17bと下部パーフォレーション19aの関係を
示した図である。ここで第1の爪17aはフィルムの送
り方向に対して直角をなす係合面17gとパーフォレー
ションが均一な当たり方をするようにこの係合面17g
の長さを長くしてパーフォレーションにかかる面圧を弱
め、これによってパーフォレーションの切れを防止して
いる。また第2の爪17bのフィルム送り方向に対して
直角をなす係合面17hは、そのそもこの第2の爪17
bはフィルム19が傾いた時にパーフォレーション19
aと係合するものであるため、上述の如く稜線17eに
大きなRをとり、稜線のエッジによるパーフォレーショ
ン切れを防止するようにしている。また稜線17fにも
大きなRをとっているのは、フィルム19が更にせりあ
がった場合のパーフォレーションとの干渉を防ぐためで
ある。
【0033】以上説明した構成により、第1の爪17a
と第2の爪bの形状を異ならしめることで、それぞれの
パーフォレーション切れ防止の限界的な性能を発揮させ
ることができる。なお第1の爪17aの稜線17c,1
7dに関しては図ではRどりをしないものとして示して
いるが、これに小さなRどりをしてもよいことは当然で
ある。なおまた、第9図の状態は、第5図で説明したフ
ィルム装填時のセットミスが生じた時を救済する場合を
説明するものであるから、第8図の状態に比べてパーフ
ォレーション切れの恐れが高くなることは当然である。
【0034】第10図は本例のフィルム給送制御装置を
搭載したカメラの電気制御ブロック図を示している。
【0035】この図において51はマイクロコンピュー
タ(以下「マイコン」と略記する)であり、以下に述べ
るカメラ各部の動きを制御する。
【0036】52はレンズ制御回路であり、不図示の撮
影レンズの距離環と絞りの動作を制御するものである。
すなわちこのレンズ制御回路52は、マイコン51から
のLCOM信号を受けている間、DBUSを介してシリ
アル通信を行ない、この通信内容により不図示のモータ
ーを制御し、距離環と絞りを制御する。またマイコン5
1はレンズの焦点距離情報や、距離情報、その他の各種
補正情報などを受け取る。
【0037】52は液晶表示回路であり、シャッタース
ピード,絞り制御値などのカメラの買う撮影情報を表示
する。この液晶表示回路53は、マイコン51からのD
PCOM信号を受けている間、DBUSを介しシリアル
通信を行ない、この通信内容により液晶表示を行なう。
【0038】54はスイッチセンス回路であり、液晶表
示回路53と共に常に電源が供給されていて、カメラの
レリーズボタン(図示せず)の第1ストロークに連動し
ている周知の第1ストロークがスイッチSW1や、その
他の不図示の露出モードを決めるスイッチやAFモード
を決めるスイッチなどを常に読み取ることができるよう
に設けられている。スイッチが切り替わるとこのスイッ
チセンス回路54は不図示のDC/DCコンバータに信
号を送り、DC/DCコンバータを起動させる。DC/
DCコンバータは、マイコン51を初めとするその他の
回路に電源供給する。そしてこのスイッチセンス回路5
4は、マイコン51からのSWCOM信号を受けている
間、DBUSを介してシリアル通信を行ない、マイコン
51よりDC/DCオフの命令を受け取るとDC/DC
コンバータの出力をオフさせる。また、マイコン51は
各スイッチ情報を受け取る。
【0039】55はストロボの発光と調光を制御するス
トロボ発光制御回路であり、発光のための電荷を蓄える
ための回路、発光部であるキセノン管、トリガー回路、
発光を停止させる回路、フィルム面反射光測光回路、積
分回路などの既存の回路から成る。X接点はシャッター
ユニットの先幕走行によりオンする接点であり、ストロ
ボ発光制御回路55は、このX接点がオンすることでス
トロボの閃光を開始させる。
【0040】56は焦点検出ユニットであり、被写体が
撮影レンズによりどの位置に焦点を結んでいるかを既存
の位相差検出法で判別するための回路である。マイコン
51はこの焦点検出ユニット56を駆動しラインセンサ
ーに蓄積された信号を読み出し、AD変換を行ない、所
定の演算によって被写体の焦点状態を判別して、レンズ
距離環の駆動や合焦判別を行なう。
【0041】57は測光回路であり、例えば画面を複数
のエリアに分割し、各エリアの被写体の輝度をTTL測
光し、マイコン51に送る役目をする。
【0042】58はシャッター制御回路であり、マイコ
ン51の制御信号に従って、不図示のシャッターユニッ
トの制御を行なう。
【0043】59はモータードライバ回路であり、マイ
コン51の制御信号MS1,MS2に従って、フィルム
給送用モーター18を制御し、フィルムの巻上げ、巻戻
しを行なう。
【0044】またこの第10図に示した符号26のフォ
トリフレクターは、第1図等で説明したものであり、フ
ィルム給送時にフィルムの上部パーフォレーション19
a が通過する位置に対応して配置され、パーフォレーシ
ョンの孔部が通過するときは、リフレクターの発光部に
よる光が受光部に反射してこないために、AD変換器6
0に低い電圧が供給され、上記上部パーフォレーション
の非孔部が通過するときは、フォトリフレクターの発光
部による光が、受光部に反射してくるために、AD変換
器60に高い電圧が供給される。AD変換器60は、フ
ォトリフレクターからの光電変換信号をデジタルに変換
してマイコン51に送る。
【0045】61はDA変換器であり、マイコン51か
らのデジタルデータをアナログ信号に変換し、コンパレ
ータ62に送る。このコンパレータ62はフォトリフレ
クターからの光電変換信号とDA変換器61からの信号
を比較し、比較信号CMPを出力する。
【0046】マイコン51はフィルム給送時に、PRS
信号によりフォトリフレクターの発光部を発光させ、M
S1またはMS2信号によりフィルム給送モーターを始
動させ、AD変換器からの信号とCMP信号によりフィ
ルムの給送状態を判断し、MS1またはMS2信号によ
りモーターをストップさせ、所定のパーフォレーション
フィルムを巻上げたり、巻戻したりする制御を行なう。
【0047】第11図〜第13図は、本実施例のカメラ
の操作例を示すフロー図であり、第11図はオートロー
ディング時のフロー、第12図はフィルム制御モードの
フロー、第13図は撮影シーケンスのフローをそれぞれ
示している。
【0048】以下これらのフロー図に従って説明する。
【0049】まずステップ101で背蓋を閉めたことを
検知する。検知手段は不図示のスイッチによる。
【0050】ステップ102で、フィルムが装填されて
いることを不図示のスイッチにより検知すると、ステッ
プ103でモーター18をモータードライバ59を介し
て正転方向に回転させるように通電開始する。
【0051】ステップ104で、フィルム19の移動量
を計測するためのパルスカウンタをリセットする。
【0052】ステップ105では、AD変換器60から
の出力を微小時間間隔(例えば本例では128μs)き
ざみでモニターし、出力が低くなる方向に4回連続変化
していることを検知したら、ステップ106に進み、パ
ルスカウンタを1カウントアップする。いま第1図の状
態からオートローディングをスタートしたとすると、ス
テップ105においては、AD変換器60からの出力が
一度高くなった後、最初のパーフォレーションにより、
前記出力が低くなる方向に変化を開始したところを検知
する。上述の方法により、検知開始ポイントを正確に第
1パーフォレーションに合わせることが可能となる。こ
こで上記のように4回連続検知を行なうのは、ノイズ等
による誤検知を防ぎ、確実な検知を行なうためである。
【0053】次にステップ107に進み、ステップ10
5で検知したAD値の変化方向と逆方向に検知方向のセ
ットを反転する。
【0054】ステップ108では、ステップ105と同
様の検知方法によりステップ107でセットした方向へ
のAD値の変化を検知する。次にステップ109でパル
スカウンタを1カウントアップし、110でパルスカウ
ンタの値が29以上になっていればステップ111に進
む。パルスカウンタの値が29未満であれば、ステップ
107に戻り、パルスカウンタが29に達するまで、繰
り返して動作を行なう。なおここでカウンタ値を29と
したのはオートローディングスタート時のフィルムの挙
動の不安定な状態を避け、なるべく安定した状態でステ
ップ111以降のAD値サンプリングを行なうために設
定したものである。
【0055】ステップ111において、AD変換器60
から出力されるAD値のサンプリングを開始する。サン
プリング間隔は本例では上記の128μsである。
【0056】ステップ112において、ステップ105
と同様の方法でAD値のセット方向への変化を検知し、
ステップ113において、パルスカウンタを1カウント
アップする。ステップ114では、ステップ107と同
様に方向セットを反転し、ステップ115でステップ1
14におけるセット方向へのAD値の変化を検知し、ス
テップ116においてパルスカウンタを1カウントアッ
プする。
【0057】ステップ117においてパルスカウンタが
39以上であれば、ステップ118に進み、パルスカウ
ンタが39未満であればステップ114に戻って、パル
スカウンタが39に達するまで繰り返し動作を行なう。
ここでカウンタ値39としたのは、ステップ120のフ
ィルム制御モード(第12図のフロー)における1コマ
分のフィルム送りと合わせてオートローディングにおけ
る所定のフィルム送り量(約3.5コマ分相当)を実現
するためである。
【0058】ステップ118においては、ステップ11
1で開始したAD値サンプリングを終了する。AD値サ
ンプリングの結果は、予め設定した8段階のAD値レベ
ルにより分類し、各々のレベルのデータの数を記憶して
おく。この度数分布はフィルムの反射率の違いにより変
化する。
【0059】ステップ119において、AD値サンプリ
ングの総データ数をNとして、予め設定した8段階のA
Dレベルの小さいほうからデータ数をカウントし、N/
2番目のデータが存在する8段階のAD値エリアを中間
値として決定し、ステップ120のフィルム制御モード
におけるコンパレータ62の比較信号とする。
【0060】次に第12図により、フィルム制御モード
のフローを説明する。この図において、ステップ201
でスタートすると、ステップ202でパルスカウンタを
リセットし、ステップ203aでコンパレータ(CM
P)62の出力がHiになるのを検知した後、ステップ
203bでコンパレータ(CMP)62の出力がLo に
なるのを検知する。DA変換器61にはステップ119
で決定した中間値がマイコン51に入力され、DA変換
器61の出力とフォトリフレクター26の出力がコンパ
レータ62に入力され、DA変換器61の出力に対し、
フォトリフレクター26の出力が低い時はLo 、高い時
はHi の信号がコンパレータ62によりマイコン51に
入力される。つまりステップ203bにおいては、フォ
トリフレクター26のセンサ部がフィルム19で覆われ
ていた状態から、上部パーフォレーション19b部に顔
を出してきた状態を検知することになる。
【0061】ステップ203bで、コンパレータ62の
出力がLo になったことを検知すると、ステップ204
に進み、パルスカウンタを1カウントアップする、次に
ステップ205に進み、コンパレータ(CMP)62の
出力がHi になったことを検知すると、ステップ206
でパルスカウンタを1カウントアップする。
【0062】次にステップ207でコンパレータ62の
出力がLo になったことを検知するとステップ208で
パルスカウンタを1カウントアップしてステップ209
に進む。ステップ209でパルスカウンタが15以上で
あれば210に進み、パルスカウンタが15未満であれ
ば、ステップ205に戻りパルスカウンタが15に達す
るまで繰り返し動作を行なう。なおここでカウンタ値が
15というのは,8パーフォレーション相当のフィルム
1コマ送りを実現するために設定した数値である。
【0063】ステップ210においては、正転している
モーター18に対して、マイコン51からモータードラ
イバ59に逆通電命令を与え、モーター18への逆通電
を開始する。本例では、ステップ211で10ms待
ち、次にステップ212においてモータードライバ59
に短絡命令を与え、モーター18の端子間を短絡する。
以上の第12図に示すフィルム給送の制御モードは、モ
ーター18を正転方向に通電開始した後にこれをスター
トさせることで、8パーフォレーション分のフィルム送
りをより正確に制御することが可能となる。例えば従来
の特開昭57−85040号に記載の提案では、フィル
ムパーフォレーションの移動を光学的に検知する方式を
採用しかつフィルムの停止位置精度の向上策として、1
コマ送り分の8パーフォレーションのうちで6パーフォ
レーション目から減速を開始してフィルム給送スピード
を落とし、8パーフォレーションカウント時のブレーキ
によるオーバーランを少なくしているが、これでは減速
区間におけるフィルムスピード低下によりフィルム巻上
げ時間が長くなり、連写コマ速が遅くなることは既に述
べた。またパーフォレーションの移動を検知するタイプ
においては送り量検知のきざみが粗いため減速開始ポイ
ントの設定自由度が少なく、適切な減速ポイントの設定
も困難であった。
【0064】これに対して上述の本例構成で説明される
本発明のカメラによれば、ステップ209で所定量のパ
ーフォレーションの移動を検知した時点で、正転してい
るモーター18に対し所定時間逆方向に通電し、その後
端子間を短絡するという制御方式を採用しているので、
フィルム巻上げスピードを落すことなくブレーキ性能を
向上させることができ、フィルムの停止位置精度を向上
させることが可能となった。
【0065】なおステップ211のウエイト時間は、モ
ーター18が逆転開始しない範囲の長さ以内に設定する
のが好ましいが、フィルム巻上げと巻戻しに遊星ギアの
公転により噛み合いを切り換える方式を採用すれば、逆
通電時間が長すぎてモーターが逆転を開始したとして
も、遊星ギアの公転領域内でモーターが停止すればフィ
ルムの巻戻し動作に切り換わることがないので、ウエイ
ト時間についての上記の制約が緩和される利点がある。
【0066】次に第13図により撮影シーケンスのフロ
ーを説明する。
【0067】この図のステップ301で、不図示の電源
スイッチがオンされると、ステップ302で不図示のシ
ャッターレリーズボタンの第1ストロークでSW1がオ
ンされたことをスイッチセンス回路54で検知し、ステ
ップ303でオートフォーカス動作を行ない、ステップ
304で測光を行なう。次にステップ305でシャッタ
ーレリーズボタンの第2ストロークでSW2がオンされ
たことをスイッチセンス回路54が検知すると、ステッ
プ306でシャッターレリーズ動作を行ない、ステップ
307でモータードライバ59を介してモーター18の
正方向通電を開始し、ステップ308で第12図で示し
たフィルム制御モードのフローに進み、フィルムの1コ
マ分の巻上げを行なう。
【0068】以上のような本例の構成を有するカメラに
よれば、1コマ巻上げ操作の終期のブレーキ性能が向上
され、これによって途中の比較的早い段階でのフィルム
巻上げ速度の低下という制御が必要なくなり、従来より
も高速な連写操作が実現できる。
【0069】他の実施例 本実施例を説明するための第14図は、上記実施例の第
1図に相当するカメラの背面図であり、この図で説明さ
れる本例のカメラと上記第1図で説明されるカメラの構
成上の違いは、第14図で示されている圧着板401
が、第1図の例に比べてその長さ(フィルム給送方向の
長さ)が制限されているところにある。この第14図の
例に示される圧着板の長さが、撮影画面枠におけるフィ
ルムの平面性を確保するのに必要な最小限度の程度にさ
れることは当然である。
【0070】このような構成によれば、第14図に図示
の如く、圧着板401を単純な長方形とできるため、製
造上の自由度が増す利点がある。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラ
は、フォーカルプレーンシャッター機構を備えているた
めにフィルムパトローネ収納室からフィルム巻取りスプ
ールまでの距離が長いカメラにおいては、装填フィルム
が傾き易いという問題を、周辺機構に悪影響がなく、フ
ィルムの平面性を維持しつつ、簡易な構造によって抑制
できるという効果がある。
【0072】また、フォトリフレクター部に対して、フ
ィルムガイド用突起を撮影光軸側に撮影画面にかからな
い範囲で延長したことにより、フィルムセット時、フォ
トリフレクター上にフィルムがのらず、かつフィルムガ
イド用突起により、フィルムのせり上り規制が行なわれ
る位置にフィルムをセットすることが容易になり、オー
トローディング時の確実なフィルム送り及び再装填時も
再現性のある正確なフィルム送り量を保証できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラの構成概要を示す背
面図。
【図2】同水平断面図。
【図3】同ガイド部材ユニットの構成を説明する部品展
開図。
【図4】同フォトリフレクターの構成を示した図。
【図5】同フィルム装填時のセットミス状態を説明する
ための図。
【図6】第1の爪の形状を説明する斜視図。
【図7】第2の爪の形状を説明する斜視図。
【図8】第1の爪と下部パーフォレーションの関係を説
明するための図。
【図9】第2の爪と下部パーフォレーションの関係を説
明するための図。
【図10】本実施例のカメラにおける電気制御ブロック
図。
【図11】同実施例におけるオートローディング時のフ
ローを示した図。
【図12】同実施例におけるフィルム制御モードのフロ
ーを示した図。
【図13】同実施例における撮影シーケンスのフローを
示した図。
【図14】本発明の他の実施例のカメラの背面図であ
る。
【符号の説明】
1:カメラ本体(本体)、2:ミラーボックス、3:カ
メラマウント、5:電池室、6:フォーカルプレーンシ
ャッターユニット、7:内蔵ストロボ発光用コンデンサ
ー、10:背蓋、11:圧着板 12:圧着板バネ、13:フィルム押えローラ、14:
ローラガイド、15:軸16:バネ、17:フィルム巻
取りスプール、17a:第1の爪、17b:第2の爪、
18:モーター、19:フィルム、19a:下部パーフ
ォレーション、19b:上部パーフォレーション、2
0:パトローネ、21:パトローネ規制部材、22:ビ
ス、23:フィルム先端指標、24:ガイド部材、2
6:フォトリフレクター、26a:投光部、26b:受
光部、27:フィルムガイドローラ、28:ビス、2
9:ビス 30〜33:リード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 フォーカルプレーンシャッター機構と、
    フィルムのパーフォレーションの移動を光学的に検知す
    る光学検知機構とを備えたカメラにおいて、上記光学検
    知機構は、該カメラの撮影画面枠とフィルム巻上げ側の
    スプール室の間であって、かつこのカメラに装填された
    状態のフィルムのリーダー部切欠きが位置する側に配置
    し、更にこの光学検知機構近傍に設けたフィルムガイド
    用の突起を、撮影光軸側に長く沿設させたことを特徴と
    するカメラ。
JP19322691A 1991-08-01 1991-08-01 カメラ Pending JPH0534809A (ja)

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