JPH0535580U - 自転車用ブレーキ - Google Patents
自転車用ブレーキInfo
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- JPH0535580U JPH0535580U JP8610191U JP8610191U JPH0535580U JP H0535580 U JPH0535580 U JP H0535580U JP 8610191 U JP8610191 U JP 8610191U JP 8610191 U JP8610191 U JP 8610191U JP H0535580 U JPH0535580 U JP H0535580U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーキシューの調節の自由度を減少させる
ことなく、上記ブレーキシューの取付け調整およびブレ
ーキシューの交換を容易に行うことができる。 【構成】 ボルト体を、外周ねじ部にナットを螺合する
ことによって上記ブレーキアームに対して固定する一
方、上記ボルト体の取付け軸保持孔に通挿されるブレー
キシューの取付け軸を、上記ボルト体に設けた取付け軸
固定手段によって、上記ボルト体に対して固定してい
る。
ことなく、上記ブレーキシューの取付け調整およびブレ
ーキシューの交換を容易に行うことができる。 【構成】 ボルト体を、外周ねじ部にナットを螺合する
ことによって上記ブレーキアームに対して固定する一
方、上記ボルト体の取付け軸保持孔に通挿されるブレー
キシューの取付け軸を、上記ボルト体に設けた取付け軸
固定手段によって、上記ボルト体に対して固定してい
る。
Description
【0001】
本願考案は、自転車用ブレーキに関し、詳しくは、ブレーキシューの取付け位 置の調節を容易に行うことができるように構成されたものに関する。
【0002】
たとえば、キャリパブレーキの場合、ブレーキシューは、自転車フレーム(フ ロントフォークあるいはバックフォーク)に対して揺動可能に支持される一対の ブレーキアームに、車輪のリムに対向するようにして取付けられている。そして 、ブレーキレバーを操作して上記一対のブレーキアームを制動方向(ブレーキシ ューがリムに近接する方向)に揺動させることにより、各ブレーキシューによっ て車輪のリムの両側面を挟圧して、車輪を制動することができるように構成され ている。
【0003】 ところで、このような自転車のブレーキ装置においては、ブレーキシューと車 輪のリムとの位置関係が適切でないと、良好な制動性能を得ることができない。 ところが、ブレーキ装置が装着される自転車の種類によって、ブレーキアーム を回動可能に支持する支軸の自転車フレームに対する取付け位置や、上記フロン トフォークの傾斜角度が異なったりする。この場合には、同じブレーキ装置でも 、これが装着される自転車に応じて、ブレーキシューの取付け位置や取付け角度 を適宜調節して、ブレーキシューが車輪のリムに対して適切な位置関係を取るこ とができるようにする必要がある。また、ブレーキシューのブレーキゴムが磨耗 して、ブレーキシューとリムとの間隔が当初より大きくなった場合は、制動性能 の低下を防止するために、ブレーキシューの取付け位置をリム側に近づけてブレ ーキシューとリムとの位置関係を補正する必要がある。 このようなことから、ブレーキシューのブレーキアームへの取付けは、その取 付け位置を適宜調節できる取付け構造をもって行われることが多い。
【0004】 以下、上記取付け構造の一例を図7および図8に基づいて説明する。 図7および図8に示すように、ブレーキアーム1におけるブレーキシュー取付 け部1aには、車体前後方向に貫通する上下方向長穴状のボルト体通挿孔2が設 けられている。このボルト体通挿孔2には、大径状の前端部において直径方向に 貫通する取付け軸保持孔3を、後端部外周においてねじ部4をそれぞれ有するボ ルト体5が、上記取付け軸保持孔3と上記ねじ部4が上記ブレーキ取付け部1a の前後にそれぞれ露出するようにして遊挿される。
【0005】 そして、上記ボルト体5の上記取付け軸保持孔3に、ブレーキシュー6の背面 部に突設した取付け軸6aをその先端部が露出するようにして通挿するとともに 、上記ねじ部4にナット7を螺合させて、上記取付け軸6aをブレーキシュー取 付け部1aの前側面と上記取付け軸保持孔3の前方側の内周面とで実質的に挟圧 保持することにより、ブレーキシュー6をブレーキアーム1に対して固定するこ とができるように構成している。すなわち、ナット7の締めつけにより、取付け 軸6aは、取付け軸保持孔3の内周面の一側に押圧される一方、その取付け軸保 持孔3から露出する部位が、これとブレーキシュー取付け部1aの前側面との間 に介装された滑り座体8の側面に圧接させられる。そして、この取付け軸6aの 押圧により滑り座体8もブレーキシュー取付け部1aの前側面に圧接させられ、 これにより、取付け軸6aないしブレーキシュー6がブレーキアーム1に対して 固定されるのである。また、この場合、ボルト体5も、取付け軸保持孔3と上記 取付け軸6aとの係合により、ブレーキアーム1に対して固定されることになる 。
【0006】 上述した取付け構造においては、 (1) 上記ボルト体通挿孔2内においてボルト体5を上記ボルト体通挿孔2の長 穴に沿って上下方向にスライドさせることにより矢印A方向(図7参照)におけ るブレーキシュー6の取付け位置を、 (2) 前後方向に延びるボルト体5をボルト体通挿孔内で回転させることにより 、矢印B方向(図7参照)におけるブレーキシュー6の取付け位置を、 (3) 取付け軸6aを取付け軸保持孔3に対する差し込み量を調節することによ り、矢印C方向(図7参照)におけるブレーキシュー6の取付け位置を、 (4) 取付け軸6aを回転させることにより矢印D方向(図8参照)におけるブ レーキシュー6の傾きを、 それぞれ調節することができる。
【0007】 また、図7および図8に示されているように、本例においては、ブレーキシュ ー取付け部1aの前側面を、矢印E方向(図7参照)に湾曲する凹曲面状に、そ の背側面における取付け軸保持孔周辺部を矢印E方向に湾曲する凸曲面状にそれ ぞれ形成するとともに、上記滑り座体8、およびナット7とブレーキシュー取付 け部1aの背側面との間に介装される滑り座体9のブレーキシュー取付け部1a に対する各対向面もそれぞれ曲面状に形成することにより、 (5) 矢印E方向におけるボルト体5の取付け角度を調節できるように構成して いる。
【0008】 上記構成により、上記の4方向の調節に併せて、図7の矢印E方向についての ブレーキシュー6の傾きまでも調節することができ、計5方向の調節が可能とな るのである。なお、この場合、ボルト体通挿孔2の幅は、ボルト体5の小径軸部 5bの外径よりも大きく設定される。
【0009】
ところで、このような取付け構造において、ブレーキシュー6の位置調節を行 うに際には、ナット7をゆるめて、取付け軸6aないしブレーキシュー6のブレ ーキアーム1に対する固定を解除しなければならない。
【0010】 すなわち、ブレーキシューが磨滅した場合には、取付け軸6aを車輪のリムに 近接する方向に調節しなければならない。ところが、、上述のように、ナット7 をゆるめると、ブレーキシューのリムに対向する方向(矢印C方向)への移動が 許容されるばかりでなく、上述した他の全ての方向の固定までもが解除されてし まうのである。 すなわち、従来の取付け構造においては、上記ナット7をゆるめると、取付け 軸6aのボルト体5に対する固定、および、ボルト体5のブレーキアーム1に対 する固定の双方の固定も解除された状態となってしまう。このため、たとえば、 上述した位置調節のうち、ブレーキシューの磨滅に対する1方向の位置調節を行 う場合には、ブレーキシュー6の他の4方向の位置関係が狂わないように、また 、2方向の位置調節を行う場合には、他の3方向の位置関係が狂わないように、 ブレーキシュー6およびボルト体5を、いちいち保持した状態で調節作業を行わ なければならない。
【0011】 この結果、調節を行わない方向における位置関係を手指等で保持しない場合に は、せっかく調節した上記他方向のブレーキシュー6の位置が狂ってしまい、ま た最初から5方向全ての位置調節をやり直さなければならなくなるのである。こ の結果、上記従来の取付け構造の場合、ブレーキシューの位置調節を幅広く行い うる反面、調節作業が非常に面倒となる問題点があったのである。
【0012】 上記問題を一応解決するものとして、実公昭55−47740号公報に、ブレ ーキアームとブレーキシューの取付け軸との間に、取付け軸をボルト体の貫通孔 内周面に向けて押圧する弾性体を介装するように構成した自転車用カンチレバー 式ブレーキが開示されている。 しかしながら、上記公報のブレーキ装置の場合、上記弾性体の弾力によって保 持できるように構成されているため、調節作業中に誤って手が弾性体あるいはこ れと取付け軸との間に介装される座金に接触すると、弾性体の位置が狂ってしま い、取付け軸のボルト体に対する固定が解除されて、取付け軸とボルト体との位 置関係が変動したり、取付け軸がボルト体から抜け出てしまったりするという問 題が生じる。このため、調節作業中、弾性体を偏位させないように神経を使わな ければならないというわずらわしさがある。
【0013】 本願考案は上述の事情のもとで考え出されたものであって、上記従来の問題を 解決し、ブレーキシューの調節の自由度を減少させることなく、上記ブレーキシ ューの取付け調整およびブレーキシューの交換を容易に行うことのできるブレー キを提供することをその課題とする。
【0014】
本願考案は、上記課題を解決するため、次の技術的手段を講じている。 すなわち、本願考案は、自転車フレームに対して揺動可能に支持される一対の ブレーキアームにおける各ブレーキシュー取付け部に、貫通状のボルト体通挿孔 を設ける一方、 一端部に直径方向貫通状の取付け軸保持孔を、他端部に外周ねじ部を有するボ ルト体を、上記ボルト体通挿孔に、上記取付け軸保持孔と上記ねじ部とが上記ブ レーキシュー取付け部の前後にそれぞれ露出するように遊挿し、かつ、上記ボル ト体の上記取付け軸保持孔に、ブレーキシューの背面部に突設した取付け軸を挿 通保持させることにより、上記ブレーキアームにブレーキシューを調節可能に取 付けるように構成された自転車用ブレーキにおいて、 上記ボルト体を、上記外周ねじ部にナットを螺合することによって上記ブレー キアームに対して固定する一方、 上記取付け軸保持孔に通挿される上記取付け軸を、上記ボルト体に設けた取付 け軸固定手段によって、上記ボルト体に対して固定していることを特徴とする。
【0015】
本願考案に係るブレーキにおいては、ブレーキシューのボルト体に対する固定 、および、ボルト体のブレーキアームへの固定を別途に行うように構成している 。 したがって、上記ボルト体の小径部に、ブレーキアームをを挟圧するようにし て螺合されるナットをゆるめると、ボルト体のブレーキアームに対する固定が解 除されるが、上記ブレーキシューの上記ボルト体に対する固定は解除されない。
【0016】 一方、ブレーキシューをボルト体に対して固定する取付け軸固定手段を解除す ると、フレーキシューの取付け軸が取付け軸保持孔内で軸方向に摺動しあるいは 回転させることができ、ブレーキシューの車輪リムに対する調節を行うことがで きる。このとき、上記ブレーキシューの調節は、上記ボルト体のブレーキアーム に対する固定を解除しない状態で行うことができる。 上記構成のブレーキにおいては、ナットをゆるめて、ボルト体のブレーキアー ムに対する固定を解除することにより、上記ボルト体をボルト体通挿孔内におい て動かすことができる。
【0017】 これにより、 (1) 上記ボルト体をその軸周りに回動させることにより、ボルト体の軸回り方 向におけるブレーキシューの取付け位置の調節を、 (2) ボルト体を長穴状のボルト体通挿孔内において上下方向にずらすことによ り、ブレーキシューの上下方向位置の調節を、 (3) ボルト体を上記ボルト体通挿孔内で車幅方向水平平面内で回転させること により、ブレーキシューのリムに対する角度を それぞれ調整することができる。
【0018】 上記(1) ないし(3) の調節を行う際、上記取付け軸固定手段を解除しない状態 で行うことができるため、上記ブレーキシューの上記ボルト体に対する相対位置 を変化させることなく上記の調節を行うことができる。 したがって、上記ナットをゆるめても、取付け軸ないしブレーキシューとボル ト体との位置関係は変動することはない。これにより、たとえば、ボルト体のボ ルト体通挿孔内での位置を変えて、ブレーキシューのリムに対する上下方向位置 のみを調節するような場合において、従来のように、せっかく調節したブレーキ シューとボルト体との位置関係が狂うことはない。この結果、調節作業中に、ブ レーキシューとボルト体とをその相対位置が狂わないように保持する必要はなく なり、調節作業がきわめて容易化される。
【0019】 一方、上記取付け軸固定手段を解除することにより、 (4) ブレーキシューの上記取付け軸回りの回動位置の調節と、 (5) 上記ブレーキシューの上記取付け軸の取付け軸保持孔に対する突出量の調 節と、 を行うことができる。
【0020】 上記((4) および(5) )に記載したブレーキシューの調節は、ブレーキゴムが 磨耗したとき、あるいはブレーキシューを交換する場合に必要な調節であって、 上記調節を行うことにより、ブレーキ性能の低下を防止することができる。 上記調節を行う場合、ボルト体のブレーキアームに対する固定が解除されない 状態で行うことができるため、上記(1) ないし(3) の調節を行う必要がなくなる 。このため、ブレーキゴムの磨耗あるいはブレーキシューの交換の際の調節が格 段に容易になる。
【0021】 しかも、上記(1) ないし(3) のブレーキ装置のフレームに対する組付け段階に おける比較的難しい調節作業を行う必要がなくなるため、ブレーキシューの交換 作業をきわめて容易に行うことができる。 この結果、ブレーキシューの交換時に、全ての方向の調節を行う必要がなくな り、ブレーキシューの調節を確実に、かつ迅速に行うことができる。また、ブレ ーキシューの調節を行うことによって、角度等が狂ってしまい、かえってブレー キ性能が低下してしまうといったおそれもない。 さらに、調節作業がきわめて容易になるため、磨耗が速いがブレーキ性能がよ い素材を採用したブレーキシューを用いることも可能となり、走行安全性を高め ることも可能となる。
【0022】
以下、本願考案に係る自転車用ブレーキの実施例を図1ないし図6に基づいて 具体的に説明する。 図1は、本願考案をカンチレバー式の自転車用ブレーキ10に適用した一実施 例の正面図である。
【0023】 この図に示すように、カンチレバー式ブレーキにおいては、車輪11を挟むよ うにして上下に延びる左右一対のフレーム12,12(フロントフォークまたは バックフォーク)に形成された車体前後方向の支軸13,13に、作動アーム部 14,14にブレーキシュー15,15が取付けられた左右一対のブレーキアー ム16a,16bがそれぞれ揺動可能に支持されている。上記ブレーキアーム1 6a,16bと支軸13,13との間には、図2に示すように、戻しバネ17, 17が介装されており、この戻しバネ17,17によって、ブレーキアーム16 a,16bは、ブレーキシュー15,15が車輪のリム8の両側面から遠ざかる 方向(矢印F方向)に常時弾力付勢されている。
【0024】 本実施例においては、各ブレーキアーム16a,16bの外方に延びる各入力 アーム部19a,19bに、ワイヤ吊り金具20のワイヤ係止溝21に中間部を 係止されて二股状に延びる吊りワイヤ22の両端部がそれぞれ連結されている。 上記吊りワイヤ22は、その一端が図面右方のブレーキアーム16aの入力アー ム部19aに止着ねじ23によってねじ止めされる一方、その他端に設けられた ニップル24が左方の入力アーム部19bに形成された係止凹部25に係止され ることにより、その両端部がそれぞれ各ブレーキアーム16a,16bに連結さ れている。また、上記ワイヤ吊り金具20は、車輪11の上方において、図示し ないブレーキレバーから延出されたブレーキワイヤ26に止着ボルト27によっ て連結されている。
【0025】 図示しないブレーキレバーを操作すると、ブレーキワイヤ26を介して上記ワ イヤ吊り金具20が上方に牽引されるとともに、ワイヤ吊り金具20に中間部が 係止された吊りワイヤ22も牽引されて、上記各入力アーム部19a,19bが 引き上げられる。すると、各ブレーキアーム16a,16bが上記支軸13を中 心として互いに近接する方向(矢印S方向)に揺動させられ、これによって両作 動アーム部14,14のブレーキシュー15,15が車輪11のリム18の両側 面を挟圧して車輪11の制動を行う。 ブレーキレバーをゆるめると、上記戻しバネ17,17によってブレーキアー ム16a,16bが上記制動方向と反対方向(矢印F方向)に回動させられ、車 輪11の制動が解除される。
【0026】 さて、本実施例に係るブレーキにおけるブレーキシューの取付け構造において は、図3に示すように、ブレーキアーム16a,16bの中間部におけるブレー キシュー取付け部28に、車体前後方向に貫通する上下方向に長穴状のボルト体 通挿孔29が設けられており、このボルト体通挿孔29に、ブレーキシュー15 を保持したボルト体30が、通挿保持されている。
【0027】 上記ボルト体30は、上記ボルト体通挿孔29に通挿される小径部31と、上 記ブレーキシュー15を保持する前方大径部32とを備える。上記小径部31の 端部外周にはねじ33が形成されている。そして、上記小径部31を上記ボルト 体通挿孔29に座体34bよび34aを介して通挿するとともに、上記ねじ33 にナット35を螺合させ、上記ブレーキアーム16を上記大径部32と上記ナッ ト35との間で挟むようにして、上記ボルト体30が上記ブレーキアーム16a ,16bに対して固定されている。
【0028】 一方、上記大径部32には、ボルト体30の軸と直角方向に貫通状の取付け軸 支持孔36が形成されるとともに、この取付け軸支持孔36に通挿支持されるブ レーキシュー15の取付け軸37を所定位置で調節固定するための取付け軸固定 手段38が設けられている。 本実施例に係る上記取付け軸固定手段38は、図3および図4に示すように、 上記大径部32の先端から上記取付け軸支持孔の内周部に連通し、上記大径部3 2の上記取付け軸支持孔36より前方を中心軸に沿って2分する割り溝39を形 成するとともに、図4に示すように、この割り溝39によって分割される大径部 32の一方にねじ通挿孔32aを、他方に螺孔32bを、同一軸上に連通形成し ている。そして、上記ねじ通挿孔32aに通挿された締めつけねじ41を上記螺 孔32bに螺合させて構成されている。
【0029】 上記締め付けねじ41を締め付けると、上記割り溝39によって2分された大 径部32a,32bが互いに近接させられて上記割り溝39の幅がせばめられ、 これにより、上記取付け軸保持孔36の内径が強制的に縮径させられる。この結 果、上記取付け軸保持孔36に通挿されるブレーキシューの取付け軸37が取付 け軸保持孔36の内周壁に挟圧され、ブレーキシュー15が上記ボルト体30に 対して固定される。 また、本実施例においては図2および図3に示すように、ブレーキシュー取付 け部28の前側面および背側面のボルト体通挿孔29の周辺部は、矢印E方向に 湾曲する曲面状に形成されている。
【0030】 また、上記ブレーキシュー取付け部28の前側面と上記ボルト体30の大径部 32との間に介装される座体34a、および、上記ブレーキ取付け部28の背側 面とナット35との間に介装される座体34bの上記ブレーキシュー取付け部2 8に対する各対向面も、上記ブレーキシュー取付け部28の前側面および背側面 に対応した曲面状に形成されている。上記構成のブレーキ1において、上記ボル ト体30のねじ33に螺合されるナット35をゆるめると、 (1) ボルト体30をボルト体通挿孔29内で上下方向にスライドさせることに より、ブレーキシュー15の上下方向(図1における矢印A方向)の位置を調節 することができる。 (2) また、上記ボルト体30をその軸回りに回転させることにより、図1にお ける矢印B方向のブレーキシュー15の位置を調節することができる。 (3) さらに、上記ボルト体30を矢印E方向に回転させることにより、ブレー キシュー15の矢印E方向の傾きを調節することができる。
【0031】 上記(1) ないし(3) の調節作業は、上記ナット30をゆるめることによって行 われるが、このとき、上記取付け軸固定手段8を解除しない限り、上記ブレーキ シュー15と上記ボルト体30とが一体的に調節される。このため、上記ブレー キシュー15の上記ボルト体30に対する相対位置を変化させることなく作業を 行うことができる。
【0032】 一方、上記取付け軸固定手段38の締め付けねじ41をゆるめると、上記取付 け軸37の上記ボルト体30に対する固定が解除される。これにより、 (4) 上記取付け軸37の上記取付け軸保持孔36への差し込み量を調節するこ とにより、矢印C方向におけるブレーキシュー15の取付け位置を調節すること ができる。 (5) また、上記取付け軸をその軸周りに回転させることにより、図2における 矢印D方向におけるブレーキシューの傾きを調節することができる。 この場合、上記ボルト体30のナット35を締め付けておけば、上記(4) およ び(5) の調節作業のみを上述した他の調節作業と独立して行うことができる。
【0033】 したがって、ブレーキシュー15の位置調節を行うにあたり、従来のブレーキ のように、上記(1) ないし(5) の方向についての調節を同時に行わなければなら ないというようなことはなくなる。 このため、出荷段階等において、上記ボルト体30の固定を解除して、上記(1 ) ないし(5) に記載したブレーキ取付け時の初期調節操作を行う一方、上記取付 け軸固定手段38を解除することにより、上記(4) ないし(5) に記載した上記ブ レーキシュー15のブレーキゴムが磨耗した場合の調節、あるいは、ブレーキシ ュー15を交換する際の取付け調節を、上記(1) ないし(3) に記載した調節作業 とは独立して行うことができる。
【0034】 したがって、従来のブレーキの取付け構造のように、ブレーキゴムが磨耗した 際に、ブレーキの調節を行う場合、上記取付けボルト30のフレームに対する調 節位置までが動いてしまい、全ての位置調節を始めからやり直さなければならな いというようなことはなくなる。このため、ブレーキシューの位置調節をきわめ て容易に行うことが可能となる。
【0035】 本願考案の範囲は上述の実施例に限定されることはない。 実施例においては、本願考案に係るブレーキをカンチレバー式ブレーキに採用 したが、サイドプル式のキャリパブレーキに適用することもできる。 また、実施例においては、取付け軸保持孔36に連通する割り溝39を設け、 上記取付け軸保持孔36に通挿される取付け軸37を上記割り溝36を横断する ようにして締め付けられる締め付けねじ41によって挟圧するようにして固定し たが、図5および図6に示すように、上記取付け軸保持孔36が設けられた大径 部32の前方に固定ねじ部42を突出形成し、この固定ねじ部42に螺合される ナット43および固定座金44によって、上記取付け軸37の上記取付け軸保持 孔36から延出する部分を取付け軸保持孔内側面に対して押圧するようにして取 付け軸固定手段38を構成することもできる。 また、実施例においては、車体前後方向に貫通するボルト体通挿孔を設けたが 、他の方向に貫通するボルト体通挿孔を採用することもできる。
【図1】本願考案に係るブレーキをカンチレバー式ブレ
ーキに適用した場合の正面図である。
ーキに適用した場合の正面図である。
【図2】図1におけるブレーキを矢印II方向から見た側
面図である。
面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿う断面図であ
る。
る。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本願考案に係るブレーキの他の実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【図8】従来例を示す断面図であり、図3に相当する図
面である。
面である。
10 自転車用ブレーキ 12 フレーム 15 ブレーキシュー 16 ブレーキアーム 28 ブレーキシュー取付け部 29 ボルト体通挿孔 30 ボルト体 33 外周ねじ 35 ナット 36 取付け軸保持孔 37 取付け軸 38 取付け軸固定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 自転車フレームに対して揺動可能に支持
される一対のブレーキアームにおける各ブレーキシュー
取付け部に、貫通状のボルト体通挿孔を設ける一方、 一端部に直径方向貫通状の取付け軸保持孔を、他端部に
外周ねじ部を有するボルト体を、上記ボルト体通挿孔
に、上記取付け軸保持孔と上記ねじ部とが上記ブレーキ
シュー取付け部の前後にそれぞれ露出するように遊挿
し、かつ、上記ボルト体の上記取付け軸保持孔に、ブレ
ーキシューの背面部に突設した取付け軸を挿通保持させ
ることにより、上記ブレーキアームにブレーキシューを
調節可能に取付けるように構成された自転車用ブレーキ
において、 上記ボルト体を、上記外周ねじ部にナットを螺合するこ
とによって上記ブレーキアームに対して固定する一方、 上記取付け軸保持孔に通挿される上記取付け軸を、上記
ボルト体に設けた取付け軸固定手段によって、上記ボル
ト体に対して固定していることを特徴とする、自転車用
ブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8610191U JPH0535580U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自転車用ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8610191U JPH0535580U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自転車用ブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0535580U true JPH0535580U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=13877321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8610191U Pending JPH0535580U (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自転車用ブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0535580U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116330199A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-06-27 | 捷安特(中国)有限公司 | 刹把组立治具 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP8610191U patent/JPH0535580U/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116330199A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-06-27 | 捷安特(中国)有限公司 | 刹把组立治具 |
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