JPH0535751B2 - - Google Patents
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- JPH0535751B2 JPH0535751B2 JP7474285A JP7474285A JPH0535751B2 JP H0535751 B2 JPH0535751 B2 JP H0535751B2 JP 7474285 A JP7474285 A JP 7474285A JP 7474285 A JP7474285 A JP 7474285A JP H0535751 B2 JPH0535751 B2 JP H0535751B2
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- Japan
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- calcium oxide
- water
- heat
- digestion
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、水と酸化カルシウムとを混合して該
酸化カルシウムに消化反応を発生させる場合にお
いて、該消化反応を適宜遅延させる方法に関する
ものである。
酸化カルシウムに消化反応を発生させる場合にお
いて、該消化反応を適宜遅延させる方法に関する
ものである。
(従来技術)
近年、インスタントラーメン等のインスタント
食品は、その調理の手軽さが買われて大いに流行
し、市場には多種多様なインスタント食品が出回
つている。
食品は、その調理の手軽さが買われて大いに流行
し、市場には多種多様なインスタント食品が出回
つている。
ところが、これらインスタント食品は、そのほ
とんどがその調理に熱湯あるいは加熱を必要とす
るものであるところから、火とか電気とかの熱源
のない場所では調理することができないという不
便さがあり、このことから火とか電気とかの熱源
を使用しない手軽な加熱装置の開発が望まれてい
た。
とんどがその調理に熱湯あるいは加熱を必要とす
るものであるところから、火とか電気とかの熱源
のない場所では調理することができないという不
便さがあり、このことから火とか電気とかの熱源
を使用しない手軽な加熱装置の開発が望まれてい
た。
このような背景から、近年、水と酸化カルシウ
ムとの消化反応に伴う反応熱を熱源として利用す
ることが試みられている。
ムとの消化反応に伴う反応熱を熱源として利用す
ることが試みられている。
ところが、このような酸化カルシウムとの消化
反応に伴う反応熱を利用する加熱装置において
は、酸化カルシウムの性質が、水との混合により
瞬時にして消化反応を発生するようなものである
場合には、酸化カルシウムに水を加えた後、調理
準備が整なわないうちに発熱反応が開始されるた
め、その取扱い上に非常に危険があるばかりでな
く、酸化カルシウム全体に水が浸みわたらないう
ちに該酸化カルシウムの表層部のみで発熱反応が
起こつて消化反応発生用の水が蒸発してしまうと
ころから酸化カルシウムの未反応部分が多くなり
十分な発熱量が得られなくなるという等の問題が
あつた。
反応に伴う反応熱を利用する加熱装置において
は、酸化カルシウムの性質が、水との混合により
瞬時にして消化反応を発生するようなものである
場合には、酸化カルシウムに水を加えた後、調理
準備が整なわないうちに発熱反応が開始されるた
め、その取扱い上に非常に危険があるばかりでな
く、酸化カルシウム全体に水が浸みわたらないう
ちに該酸化カルシウムの表層部のみで発熱反応が
起こつて消化反応発生用の水が蒸発してしまうと
ころから酸化カルシウムの未反応部分が多くなり
十分な発熱量が得られなくなるという等の問題が
あつた。
(発明の目的)
そこで本発明は、特に水との混合により瞬時に
消化反応を起こす性状をもつ酸化カルシウムを使
用する場合において、該酸化カルシウムの消化反
応を適宜遅延させることにより、例えば、この消
化反応に伴う反応熱を加熱用熱源として利用する
場合における取り扱い性を向上させるとともに、
発熱量の増大及び熱効率の向上を図ることができ
るようにした酸化カルシウムの消化反応遅延方法
を提案せんとしてなされたものである。
消化反応を起こす性状をもつ酸化カルシウムを使
用する場合において、該酸化カルシウムの消化反
応を適宜遅延させることにより、例えば、この消
化反応に伴う反応熱を加熱用熱源として利用する
場合における取り扱い性を向上させるとともに、
発熱量の増大及び熱効率の向上を図ることができ
るようにした酸化カルシウムの消化反応遅延方法
を提案せんとしてなされたものである。
(目的を達成するための手段)
本発明は上記の目的を達成するための手段とし
て、酸化カルシウムと水とを反応室内において混
合させて該酸化カルシウムに反応熱を伴う消化反
応を生じさせるに際し、該酸化カルシムウとして
石灰石を食塩等の添加物を加えずにそのまま焼成
することにより得られる酸化カルシウムを用いる
とともに、該酸化カルシウムと混合される水の量
を、該酸化カルシウムと水との化学反応式に基づ
いて規定される理論必要量の1.0倍ないし2.5倍と
し、さらに上記酸化カルシウムと水との少なくと
も一方に1価アルコール、2価アルコールあるい
は3価アルコール又はそれらの混合物よりなる反
応遅延剤を添加することを特徴としている。
て、酸化カルシウムと水とを反応室内において混
合させて該酸化カルシウムに反応熱を伴う消化反
応を生じさせるに際し、該酸化カルシムウとして
石灰石を食塩等の添加物を加えずにそのまま焼成
することにより得られる酸化カルシウムを用いる
とともに、該酸化カルシウムと混合される水の量
を、該酸化カルシウムと水との化学反応式に基づ
いて規定される理論必要量の1.0倍ないし2.5倍と
し、さらに上記酸化カルシウムと水との少なくと
も一方に1価アルコール、2価アルコールあるい
は3価アルコール又はそれらの混合物よりなる反
応遅延剤を添加することを特徴としている。
(作用)
本発明では上記の手段により次のような作用が
得られる。
得られる。
酸化カルシウムを、石灰石を食塩等の添加物
を加えずにそのまま焼成して得られるものとし
たことから水との混合後、瞬時に消化反応を起
こして反応熱を発生する性質を有しているにも
かかわらず、該消化反応の反応速度が、1価ア
ルコール、2価アルコールあるいは3価アルコ
ール又はこれらの混合物よりなる遅延剤の作用
により遅延されることになる。
を加えずにそのまま焼成して得られるものとし
たことから水との混合後、瞬時に消化反応を起
こして反応熱を発生する性質を有しているにも
かかわらず、該消化反応の反応速度が、1価ア
ルコール、2価アルコールあるいは3価アルコ
ール又はこれらの混合物よりなる遅延剤の作用
により遅延されることになる。
酸化カルシウムとの反応に寄与する水の量が
両者の消化反応式に基づいて規定される水量の
1.0〜2.5倍とされているため、上記消化反応が
適正に行われるとともに発生した反応熱のうち
消化反応に寄与しない水の昇温に消費される無
駄な熱量が可及的に低減される。
両者の消化反応式に基づいて規定される水量の
1.0〜2.5倍とされているため、上記消化反応が
適正に行われるとともに発生した反応熱のうち
消化反応に寄与しない水の昇温に消費される無
駄な熱量が可及的に低減される。
(発明の効果)
従つて、本発明の酸化カルシウムの消化反応遅
延方法によれば、 (a) 酸化カルシウムの消化反応を遅延させること
ができることから、その取扱いが容易であると
ともに、酸化カルシウム全体に水が浸み込むま
で消化反応が遅延されるところから該酸化カル
シウム全体を発熱反応に寄与せしめて発熱量の
増大を図ることができる、 (b) 反応用水量が十分に確保されることから、消
化反応が適正に行なわれ且つ水の昇温にのみ消
費される熱量が低減され、それだけ熱効率が向
上する、 等の効果が得られる。
延方法によれば、 (a) 酸化カルシウムの消化反応を遅延させること
ができることから、その取扱いが容易であると
ともに、酸化カルシウム全体に水が浸み込むま
で消化反応が遅延されるところから該酸化カル
シウム全体を発熱反応に寄与せしめて発熱量の
増大を図ることができる、 (b) 反応用水量が十分に確保されることから、消
化反応が適正に行なわれ且つ水の昇温にのみ消
費される熱量が低減され、それだけ熱効率が向
上する、 等の効果が得られる。
(実施例)
以下、第1図ないし第3図を参照して本発明の
好適な実施例を説明する。
好適な実施例を説明する。
構 成
第1図には本発明の酸化カルシウムの消化反応
遅延方法を、該消化反応に伴う反応熱をインスタ
ントラーメンの調理用加熱装置に適用したものが
示されており、図中符号1は加熱装置の発熱容器
である。
遅延方法を、該消化反応に伴う反応熱をインスタ
ントラーメンの調理用加熱装置に適用したものが
示されており、図中符号1は加熱装置の発熱容器
である。
この発熱容器1は、発泡スチロール樹脂等の断
熱材料で形成された有底筒状の容器本体2と、該
容器本体2の上部開口2aを着脱自在に覆蓋する
蓋体3とを有しており、その内部は適宜容積をも
つ反応室10とされている。
熱材料で形成された有底筒状の容器本体2と、該
容器本体2の上部開口2aを着脱自在に覆蓋する
蓋体3とを有しており、その内部は適宜容積をも
つ反応室10とされている。
反応室10の底部10aには、水と混合するこ
とにより消化反応を起こして反応熱を発生する酸
化カルシウム5が収容されている。尚、この実施
例においては本発明を適用して酸化カルシウム5
として、石灰石を食塩等の添加物を加えることな
くそのまま重油バーナ等によつて焼成して得られ
る(いわゆる重油だき法)酸化カルシウムを使用
している。尚、この酸化カルシウム5は粉末ある
いは粒状体として用いられる。
とにより消化反応を起こして反応熱を発生する酸
化カルシウム5が収容されている。尚、この実施
例においては本発明を適用して酸化カルシウム5
として、石灰石を食塩等の添加物を加えることな
くそのまま重油バーナ等によつて焼成して得られ
る(いわゆる重油だき法)酸化カルシウムを使用
している。尚、この酸化カルシウム5は粉末ある
いは粒状体として用いられる。
さらに、この実施例においては、本発明を適用
して酸化カルシムウ5に混合される反応水中に予
じめ反応遅延剤として作用するエタノール等の1
価アルコール、プロピレングリコール等の2価ア
ルコールあるいはグリセリン等の3価アルコール
を単独であるいはこれらの混合体として添加混合
している。尚、この反応遅延剤の添加量は反応水
の水量に対して例えばグリセリンの場合には5重
量%〜15重量%が好適である。又、この反応遅延
剤は上記の如く反応水中に混合する外に、例えば
酸化カルシウム5側に添加することもできる。
尚、この加熱装置を食品加熱用熱源として用いる
場合には、上記反応遅延剤の性状として、無害で
あること、反応時に悪臭がないことが要求され、
この条件を満足するものとしては、1価アルコー
ルの中ではエタノール、2価アルコールの中では
プロピレングリコール、3価アルコールの中では
グリセリンがある。
して酸化カルシムウ5に混合される反応水中に予
じめ反応遅延剤として作用するエタノール等の1
価アルコール、プロピレングリコール等の2価ア
ルコールあるいはグリセリン等の3価アルコール
を単独であるいはこれらの混合体として添加混合
している。尚、この反応遅延剤の添加量は反応水
の水量に対して例えばグリセリンの場合には5重
量%〜15重量%が好適である。又、この反応遅延
剤は上記の如く反応水中に混合する外に、例えば
酸化カルシウム5側に添加することもできる。
尚、この加熱装置を食品加熱用熱源として用いる
場合には、上記反応遅延剤の性状として、無害で
あること、反応時に悪臭がないことが要求され、
この条件を満足するものとしては、1価アルコー
ルの中ではエタノール、2価アルコールの中では
プロピレングリコール、3価アルコールの中では
グリセリンがある。
一方、反応室10の上部10bには、その上部
開口部に鍔4aを有する適宜深さのアルミニウム
製鍋4が、該鍔4aを上記容器本体2の上端開口
部2aに形成した棚部2bに掛止させた状態でし
かも比較的両者間の気密性を保持し得るようにし
て取付けられている。さらに、この鍋4の内部に
は、乾燥麺6が収容されている。
開口部に鍔4aを有する適宜深さのアルミニウム
製鍋4が、該鍔4aを上記容器本体2の上端開口
部2aに形成した棚部2bに掛止させた状態でし
かも比較的両者間の気密性を保持し得るようにし
て取付けられている。さらに、この鍋4の内部に
は、乾燥麺6が収容されている。
尚、この鍋4の深さ寸法は、第2図に示す如く
上記反応室10内に反応水を投入して該反応水と
上記酸化カルシウム5とを混合させてスラリー状
の混合体15とした状態においても、該混合体1
5と上記鍋4の底面4bとの間に該混合体15か
らの水蒸気の発生を許容し得るような空間が形成
されるように適宜に設定される。
上記反応室10内に反応水を投入して該反応水と
上記酸化カルシウム5とを混合させてスラリー状
の混合体15とした状態においても、該混合体1
5と上記鍋4の底面4bとの間に該混合体15か
らの水蒸気の発生を許容し得るような空間が形成
されるように適宜に設定される。
使用法並びにその作用
次に、この加熱装置を使用して乾燥麺6を加熱
調理する場合における該加熱装置の使用法並びに
その作用を説明する。
調理する場合における該加熱装置の使用法並びに
その作用を説明する。
調理に際しては、先ず、発熱容器1の蓋体3を
取り外し、鍋4を該発熱容器1から外部に取り出
す。次に、この鍋4に調理用の水Wを入れる(第
2図参照)とともに、反応室10内に予じめ遅延
剤が添加混入された反応水を投与し、しかる後、
素早く上記鍋4を再び容器本体2に装着し、さら
にその上方から蓋体3を装着する(第2図の状
態)。これで、調理操作が完了する。
取り外し、鍋4を該発熱容器1から外部に取り出
す。次に、この鍋4に調理用の水Wを入れる(第
2図参照)とともに、反応室10内に予じめ遅延
剤が添加混入された反応水を投与し、しかる後、
素早く上記鍋4を再び容器本体2に装着し、さら
にその上方から蓋体3を装着する(第2図の状
態)。これで、調理操作が完了する。
反応水が反応室10内に投入されると、第2図
に示す如く該水と酸化カルシウム5とが相互に混
合してスラリー状の混合体15となり、該反応水
と酸化カルシウム5との間においてCaO+H2O
→Ca(OH)2+15.2Kcal/molで示される反応式に
基づいて発熱反応が行なわれる。
に示す如く該水と酸化カルシウム5とが相互に混
合してスラリー状の混合体15となり、該反応水
と酸化カルシウム5との間においてCaO+H2O
→Ca(OH)2+15.2Kcal/molで示される反応式に
基づいて発熱反応が行なわれる。
反応温度が上昇すると、該反応熱により上記反
応水が蒸発し、混合体15から盛んに水蒸気Vが
発生し、反応室10内はこの水蒸気Vで満たされ
る。反応室10の上方に上昇した水蒸気Vは、上
記鍋4の底面4b及び側面4cの外面に接触して
凝縮し、その凝縮潜熱によつて鍋4さらに該鍋4
内に収容された調理用水Wを加熱する。尚、鍋4
の底面4b及び側面4cの外表面において凝縮し
た水滴は、順次落下して再び発熱反応に寄与す
る。このように、発熱反応の反応熱を混合体15
から発生する水蒸気の凝縮潜熱として鍋4に伝達
するようにした場合には、該反応熱を直接伝導伝
熱により鍋4側に伝達する場合に比して、その伝
熱係数が大きく(凝縮する水蒸気の伝熱係数h=
4000〜15000Kcal/m2hr℃)、且つ伝熱面積も大
きくとれるところから熱効率がよく、それだけ急
速加熱が実現される。
応水が蒸発し、混合体15から盛んに水蒸気Vが
発生し、反応室10内はこの水蒸気Vで満たされ
る。反応室10の上方に上昇した水蒸気Vは、上
記鍋4の底面4b及び側面4cの外面に接触して
凝縮し、その凝縮潜熱によつて鍋4さらに該鍋4
内に収容された調理用水Wを加熱する。尚、鍋4
の底面4b及び側面4cの外表面において凝縮し
た水滴は、順次落下して再び発熱反応に寄与す
る。このように、発熱反応の反応熱を混合体15
から発生する水蒸気の凝縮潜熱として鍋4に伝達
するようにした場合には、該反応熱を直接伝導伝
熱により鍋4側に伝達する場合に比して、その伝
熱係数が大きく(凝縮する水蒸気の伝熱係数h=
4000〜15000Kcal/m2hr℃)、且つ伝熱面積も大
きくとれるところから熱効率がよく、それだけ急
速加熱が実現される。
この酸化カルシウム5と反応水との消化反応の
反応速度は酸化カルシウム5の性質によつて異な
る。即ち、この実施例のように酸化カルシウム5
として重油だき法により得られる酸化カルシウム
を用いた場合には、第3図において曲線L1で示
す如く該酸化カルシウムに反応水を混合した後
に、瞬時に発熱反応が開始されて反応温度が急激
に上昇するため、例えば調理準備が完了しない内
に高温の水蒸気が発生するなどして取扱い上危険
である。
反応速度は酸化カルシウム5の性質によつて異な
る。即ち、この実施例のように酸化カルシウム5
として重油だき法により得られる酸化カルシウム
を用いた場合には、第3図において曲線L1で示
す如く該酸化カルシウムに反応水を混合した後
に、瞬時に発熱反応が開始されて反応温度が急激
に上昇するため、例えば調理準備が完了しない内
に高温の水蒸気が発生するなどして取扱い上危険
である。
ところが、この実施例においては上述のように
本発明を適用して反応水中に反応遅延剤としてエ
タノール、プロピレングリコール等のアルコール
を添加しているため、酸化カルシウム5に反応水
を加えても、瞬時に消化反応が開始されるような
ことはなく、第3図において曲線L2で示す如く
反応水との混合後所定の時間差をもつて消化反応
を開始する。尚、本願発明者らの実験によれば、
酸化カルシウム100gと反応水48gとを混合して
発熱反応を起こさせる場合、反応遅延剤としてエ
タノールを4.05g添加した場合には酸化カルシウ
ム5と反応水との混合後、約17秒経過時点におい
て反応が開始され、プロピレングリコールを5.15
g添加した場合には約50秒経過後に反応が開始さ
れ、またグリセリンを5.30g添加した場合には約
23秒経過後に反応が開始された。従つて、発熱容
器1内に反応水を投入したあと、混合体15から
高温の水蒸気Vが発生するまでに十分に時間がと
れ、このため、反応水投入後における鍋4及び蓋
体3の装着作業等の調理準備作業を余裕をもつて
確実且つ安全に行なうことができる。
本発明を適用して反応水中に反応遅延剤としてエ
タノール、プロピレングリコール等のアルコール
を添加しているため、酸化カルシウム5に反応水
を加えても、瞬時に消化反応が開始されるような
ことはなく、第3図において曲線L2で示す如く
反応水との混合後所定の時間差をもつて消化反応
を開始する。尚、本願発明者らの実験によれば、
酸化カルシウム100gと反応水48gとを混合して
発熱反応を起こさせる場合、反応遅延剤としてエ
タノールを4.05g添加した場合には酸化カルシウ
ム5と反応水との混合後、約17秒経過時点におい
て反応が開始され、プロピレングリコールを5.15
g添加した場合には約50秒経過後に反応が開始さ
れ、またグリセリンを5.30g添加した場合には約
23秒経過後に反応が開始された。従つて、発熱容
器1内に反応水を投入したあと、混合体15から
高温の水蒸気Vが発生するまでに十分に時間がと
れ、このため、反応水投入後における鍋4及び蓋
体3の装着作業等の調理準備作業を余裕をもつて
確実且つ安全に行なうことができる。
さらに、このように酸化カルシウム5に反応水
を混合しても所定時間は両者間の消化反応がほと
んど行なわれないため(換言すれば、酸化カルシ
ウム5のほぼ全体が反応水と混合するまで両者間
の消化反応が遅延されるため)、反応水と酸化カ
ルシウムとの消化反応が該酸化カルシウムの表層
部分においてのみ行なわれ、その結果、反応水が
蒸発して該反応水の不足により多量の酸化カルシ
ウムが未反応状態のまま残るというようなことが
なく、該酸化カルシウム全体を発熱反応に寄与さ
せて発熱量の増大を図ることが可能となる。
を混合しても所定時間は両者間の消化反応がほと
んど行なわれないため(換言すれば、酸化カルシ
ウム5のほぼ全体が反応水と混合するまで両者間
の消化反応が遅延されるため)、反応水と酸化カ
ルシウムとの消化反応が該酸化カルシウムの表層
部分においてのみ行なわれ、その結果、反応水が
蒸発して該反応水の不足により多量の酸化カルシ
ウムが未反応状態のまま残るというようなことが
なく、該酸化カルシウム全体を発熱反応に寄与さ
せて発熱量の増大を図ることが可能となる。
さらに、この実施例においては本発明を適用し
て酸化カルシウム5と混合する反応水の量を上記
反応式によつて規定される理論必要量(即ち、酸
化カルシウム1モルに対して反応水1モルの割
合)の1倍〜2.5倍に設定している。このため、
発熱反応により水が水蒸気となつて飛散しても反
応終了時点まで上記消化反応に必要な反応水量が
十分に確保されるとともに、上記消化反応に寄与
しない水に奪われる熱量も少なくなり水温が迅速
に上昇するところから上記消化反応が促進され、
反応温度が急速に上昇せしめられる。因みに、本
願発明者らの実験によれば、上記水の酸化カルシ
ウムに対する混合割合を理論必要量の1.5倍程度
とした時に最も良好な結果が得られた。
て酸化カルシウム5と混合する反応水の量を上記
反応式によつて規定される理論必要量(即ち、酸
化カルシウム1モルに対して反応水1モルの割
合)の1倍〜2.5倍に設定している。このため、
発熱反応により水が水蒸気となつて飛散しても反
応終了時点まで上記消化反応に必要な反応水量が
十分に確保されるとともに、上記消化反応に寄与
しない水に奪われる熱量も少なくなり水温が迅速
に上昇するところから上記消化反応が促進され、
反応温度が急速に上昇せしめられる。因みに、本
願発明者らの実験によれば、上記水の酸化カルシ
ウムに対する混合割合を理論必要量の1.5倍程度
とした時に最も良好な結果が得られた。
さらに、この実施例のものにおいては、鍋4の
容器本体2への装着状態においては両者間の気密
性が比較的保持されるようにしているため、鍋4
内に長利用の水Wと乾燥麺6とを投入した調理状
態においては該鍋4、水W及び乾燥麺6の自重に
より反応室10の気密性が適度に保持され、その
内圧上昇により水蒸気の蒸気圧が高められる。こ
のため、上記反応室10が大気に開放されている
ような場合に比して反応室10内の水蒸気温度が
一層高められ、それだけ被加熱物に対する高温加
熱が実現される。このことは、特に本発明の加熱
装置を山岳地帯等の気圧の低い場所で使用する場
合に好適である。
容器本体2への装着状態においては両者間の気密
性が比較的保持されるようにしているため、鍋4
内に長利用の水Wと乾燥麺6とを投入した調理状
態においては該鍋4、水W及び乾燥麺6の自重に
より反応室10の気密性が適度に保持され、その
内圧上昇により水蒸気の蒸気圧が高められる。こ
のため、上記反応室10が大気に開放されている
ような場合に比して反応室10内の水蒸気温度が
一層高められ、それだけ被加熱物に対する高温加
熱が実現される。このことは、特に本発明の加熱
装置を山岳地帯等の気圧の低い場所で使用する場
合に好適である。
また、反応室10内における消化反応が進行し
て該反応室10の内圧が所定圧力以上になると該
圧力により鍋4が上方に押し上げられて上記反応
室10の気密性が解除され、該反応室10の内圧
がそれ以上に上昇するのが未然に防止される。即
ち、反応室10の圧力上昇に対して鍋4が一種の
安全装置として機能するものであり、調理操作上
の安全性が確保されることになる。
て該反応室10の内圧が所定圧力以上になると該
圧力により鍋4が上方に押し上げられて上記反応
室10の気密性が解除され、該反応室10の内圧
がそれ以上に上昇するのが未然に防止される。即
ち、反応室10の圧力上昇に対して鍋4が一種の
安全装置として機能するものであり、調理操作上
の安全性が確保されることになる。
第1図は本発明の酸化カルシウムの消化反応遅
延方法を適用した加熱装置の縦断面図、第2図は
第1図に示すインスタント食品の調理状態図、第
3図は酸化カルシウムと水との間における消化反
応の進行状態図である。 1……発熱容器、2……容器本体、3……蓋
体、4……鍋、5……酸化カルシウム、6……乾
燥麺、10……反応室、15……混合体。
延方法を適用した加熱装置の縦断面図、第2図は
第1図に示すインスタント食品の調理状態図、第
3図は酸化カルシウムと水との間における消化反
応の進行状態図である。 1……発熱容器、2……容器本体、3……蓋
体、4……鍋、5……酸化カルシウム、6……乾
燥麺、10……反応室、15……混合体。
Claims (1)
- 1 酸化カルシウム5と水Wとを反応室10内に
おいて混合させて該酸化カルシウム5に反応熱を
伴う消化反応を生じさせるに際し、該酸化カルシ
ウム5として石灰石を食塩等の添加物を加えずに
そのまま焼成することにより得られる酸化カルシ
ウムを用いるとともに、該酸化カルシウム5と混
合される水の量を、該酸化カルシウム5と水との
化学反応式に基づいて規定される理論必要量の
1.0倍ないし2.5倍とし、さらに上記酸化カルシウ
ム5と水との少なくとも一方に1価アルコール、
2価アルコールあるいは3価アルコール又はそれ
らの混合物よりなる反応遅延剤を添加することを
特徴とする酸化カルシウムの消化反応遅延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60074742A JPS61232818A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 酸化カルシウムの消化反応遅延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60074742A JPS61232818A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 酸化カルシウムの消化反応遅延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61232818A JPS61232818A (ja) | 1986-10-17 |
| JPH0535751B2 true JPH0535751B2 (ja) | 1993-05-27 |
Family
ID=13556000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60074742A Granted JPS61232818A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 酸化カルシウムの消化反応遅延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61232818A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01296051A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-29 | Yoshizawa Sekkai Kogyo Kk | 生石灰を利用した加熱システム |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP60074742A patent/JPS61232818A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61232818A (ja) | 1986-10-17 |
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