JPH0536014Y2 - - Google Patents

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JPH0536014Y2
JPH0536014Y2 JP13474486U JP13474486U JPH0536014Y2 JP H0536014 Y2 JPH0536014 Y2 JP H0536014Y2 JP 13474486 U JP13474486 U JP 13474486U JP 13474486 U JP13474486 U JP 13474486U JP H0536014 Y2 JPH0536014 Y2 JP H0536014Y2
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layer
insulation
waterproof layer
heat insulating
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築物の躯体表面に断熱材層並びに
防水層を積層形成した露出断熱防水構造におい
て、防水層にふくれが発生することにより、防水
層に引張力が作用し劣化だ促進されることを防止
して、長期にわたつて良好な防水効果を維持しう
るようにするとともに、良好な断熱効果をも維持
しうるようにした建築物の露出断熱防水構造に関
する。
〔従来の技術〕
建築物の躯体表面に断熱材層並びに防水層を積
層形成した露出断熱防水構造において、例えば躯
体の屋上に適用するときには防水層下面は夏期に
は太陽の輻射熱の影響により略80℃にまで昇温す
ることから、断熱材として耐熱性に優れたウレタ
ンフオームやポリエチレンフオーム等を用い、こ
の断熱材を板状の規格寸法に形成し、屋上スラブ
上面に敷設して断熱材層を構成するとともに、そ
の表面にアスフアルトルーフイング等により防水
層を形成したものが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このように構成された露出断熱
防水構造にあつて、とりわけ前記のように建築物
の躯体屋上に適用したときにおいて、防水層下面
が膨張して防水層にふくれが発生し、波打ち状と
なつて見栄えが悪くなつたり、防水層に引張力が
作用して劣化が促進され、最悪の場合には亀裂が
生じ、所望の防水効果が期待できないという問題
点があつた。
また、この点に対処すべく防水層と断熱材層の
界面に空気の流通が可能な特殊ルーフイングを使
用し、かつ湿気が防水層の外側に抜けるような換
気装置を設けることが考えだされたが、施工工程
を変更することにともない、施工費が割高になる
という別の問題点があつた。
従来のこのような問題点に鑑みて考案されたの
が本考案の建築物の露出断熱防水構造であつて、
特殊な施工工程を必要とすることなく、簡易に防
水層にふくれが発生するのを防止しうるようにす
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 現在まで、前記した防水層にふくれが発生する
原因は未だ明確に究明されていないのであるが、
本考案者らは、これらふくれの発生原因を次のよ
うに推測し本考案に到達したのである。
即ち、夏期における太陽の輻射熱の影響により
防水層下面は瞬間的には略80℃にまで昇温し、こ
れにともない屋上スラブや断熱材層中に蓄積され
た水分や室内側及び室外側から移行してきた水分
が断熱材層と防水層界面に集中して気化すること
により防水層にふくれが発生したり、また各板状
断熱材は片面のみ照射されて寸法変化を生じて反
りが発生し、端部が屋上スラブから剥離し、とり
わけ断熱材層の目地上面の防水層にふくれが発生
するためと考えた。
加えて、従来多用されているウレタンフオーム
やポリエチレンフユームは透湿係数が大きいこと
から水分蓄積が多く、また水分が透過しやすいこ
とから、このことが防水層にふくれが発生する原
因であると想到したのであつて、このことから本
考案者らは、板状断熱材として水分蓄積が少な
く、水分が透過しにくいもの、即ち透湿係数が小
さいもの、また略80℃における寸法変化率が小さ
いものを用いたならば、防水層に前記したふくれ
が発生することを防止できるものと想定し、鋭意
研究・実験した結果、良好な効果が確認でき本考
案に到達したのである。
具体的には、建築物の躯体表面に、スチレンと
アルフア・メチル・スチレンを含有する共重合体
又はスチレンと無水マレイン酸の共重合体を樹脂
素材として、透湿係数が0.07g/m2・h・mmHg
以下で、しかも温度80℃における寸法変化率が−
0.15%から0.15%間の範囲内になるように発泡成
形された板状断熱材を敷設して、断熱材層を設
け、更に断熱材層表面に防水層を積層形成したも
のを用いることにより所望の効果が期待できるこ
とが判明したのである。
〔作用〕
しかして、この建築物の露出断熱防水構造を、
例えば躯体の屋上に適用するときには、スチレン
とアルフア・メチル・スチレンを含有する共重合
体又はスチレンと無水マレイン酸の共重合体を樹
脂素材として、透湿係数が0.07g/m2・h・mm
Hg以下で、しかも温度80℃における寸法変化率
が−0.15%から0.15%間の範囲内になるように発
泡成形された板状の規格寸法の板状断熱材を、屋
上スラブ上面に敷設して断熱材層を構成するとと
もに、該断熱材層表面にアスフアルトルーフイン
グ、ゴムアスフアルトルーフイング等により防水
層を形成してなるものである。
〔実施例〕
以下添付の図面にもとづいて本考案の建築物の
露出断熱防水構造の詳細を建築物躯体の屋上に適
用したときを例示して説明する。
本考案では合成樹脂発泡体よりなる板状断熱材
に、スチレンとアルフア・メチル・スチレンを含
有する共重合体又はスチレンと無水マレイン酸の
共重合体を樹脂素材として、透湿係数が0.07g/
m2・h・mmHg以下で、しかも温度80℃における
寸法変化率が−0.15%から0.15%間の範囲内にな
るように発泡成形させたものが用いられ、この素
材からなるものを板状の規格寸法に形成してな
る。
しかして、第1図に示す建築物躯体の屋上スラ
ブ1上面に、前記板状断熱材2……を敷設して断
熱材層3を構成するとともに、該断熱材層3表面
にアスフアルトピツチよりなる接着剤層4を介し
てアスフアルトルーフイングよりなる防水層5を
形成して躯体表面に断熱材層並びに防水層を積層
形成してなる建築物の露出断熱防水構造が構成さ
れる。
ここで透湿係数を0.07g/m2・h・mmHg以下
としたのは雨水等の室外側から移行してくる水分
や水蒸気等の室内側から移行してくる水分をここ
で確実に遮断するためである。
また温度80℃における寸法変化率を−0.15%か
ら0.15%間の範囲内としたのは、通常この種の露
出断熱防水構造で用いる板状断熱材は、一辺900
mmの正方形の板状のものが一般的であつて、板状
断熱材の±1.35mm程度の伸縮に対してなら接着剤
が共に伸縮しうるためである。
なお図中6は太陽の輻射熱を軽減すべく防水層
5上面に白色塗料や銀色塗料を塗付した塗料層で
ある。
板状断熱材2を敷設して断熱材層3を構成した
のち防水層5を形成するに際し、作業者が板状断
熱材2上を歩行することを考慮すれば、歩行時に
は床に鉛直方向に体重の1.0〜1.8倍の荷重がかか
ることが知られており、仮に作業者の体重を55Kg
として、かかとまたはつま先と床との接触面積を
5cm×10cm=50cm2とすると、 床にかかる荷重は55×1.8/55=1.98Kg/cm2 となることから、板状断熱材2として圧縮強度が
2.0Kg/cm2以上のものを用いることが考慮される。
第2図には、断熱材層3を構成する各板状断熱
材2……間の目地表面に帯状のアルミニウムテー
プ、鉄製テープ等よりなる目地シート7を接着し
てなるものを示している。
このように各板状断熱材2……間の目地表面に
帯状の目地シート7を接着すれば板状断熱材2が
反つて端部が屋上スラブ1上面から剥離すること
を防止する上で有効である。
また80℃における飽和水蒸気圧が0.48Kg/cm2で
あることに鑑み、自己接着による接着強度が略80
℃においてそれ以上となる防水層形成素材として
ゴムアスフアルトルーフイングを用い、接着剤層
4を省略して、このゴムアスフアルトルーフイン
グを断熱材層3への接着面側の融点を低くしてお
き接着時に離型紙を除去して断熱材層3表面へ自
己接着して防水層5を形成することが考慮され
る。
更に接着強度が80℃においても0.48Kg/cm2以上
である接着材としてウレタン系接着剤を用いて、
各板状断熱材2……間の目地表面に目地シート7
を、断熱材層3表面並びに目地シート7表面にゴ
ムアスフアルトルーフイングを接着して防水層5
を形成することも考慮される。
このように断熱材層3と防水層4間の接着強度
を80℃において80℃における飽和水蒸気圧0.48
Kg/cm2以上とすれば防水層にふくれが発生するこ
とを防止する上で一層有効である。
なお、図示した実施例では建築物躯体の屋上に
本考案の露出断熱防水構造を適用したものを示し
たが、勿論建築物躯体の側壁に適用するのを防げ
るものではない。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、次に記載する
効果を奏する。板状断熱材に、透湿係数が0.07
g/m2・h・mmHg以下と小さいものを用いるこ
とから、雨水等の室外側から移行してくる水分や
水蒸気等の室内側から移行してくる水分をここで
確実に遮断し、又板状断熱材中に水分が入り込ん
で蓄積されることがないので、従来のように、太
陽の輻射熱によつて板状断熱材中から気化膨張し
た水蒸気が断熱材層と防水層との界面に集中して
防水層を押し上げてふくれが発生するとともに、
波打ち状になり、且つ亀裂が生じることがなく、
更に板状断熱材に、いわゆる高含水現象が発生す
ることもないから、断熱効果が損なわれることが
なく、しかも板状断熱材の劣化を防止し耐久性を
向上させるのである。
また板状断熱材に、温度80℃における寸法変化
率が−0.15%から0.15%間の範囲内のものを用い
ることから、太陽の輻射熱の影響により略80℃に
まで昇温された場合でも、板状断熱材と防水層を
接着する接着材が追随できる範囲内の伸縮しかせ
ず、防水層が板状断熱材の伸縮に追随できずに破
断することが少なくなる。
また、板状断熱材に、スチレンとアルフア・メ
チル・スチレンを含有する共重合体又はスチレン
と無水マレイン酸の共重合体を樹脂素材として、
発泡成形させたものを用いるから、従来多用され
ているウレタンフオームやポリエチレンフオーム
よりも透湿係数が小さくなり、前述した作用効果
を達成する他、コスト低減にも寄与するのであ
る。
更に乾式工法で、施工が外部環境に影響され
ず、工期が一定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の建築物の露出断熱防水構造を
躯体の屋上に適用した例を示す縦断説明図、第2
図は同じく他の実施例を示す縦断説明図である。 1……屋上スラブ、2……板状断熱材、3……
断熱材層、4……接着剤層、5……防水層、6…
…塗料層、7……目地シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建築物の躯体表面に、スチレンとアルフア・メ
    チル・スチレンを含有する共重合体又はスチレン
    と無水マレイン酸の共重合体を樹脂素材として、
    透湿係数が0.07g/m2・h・mmHg以下で、しか
    も温度80℃における寸法変化率が−0.15%から
    0.15%間の範囲内になるように発泡成形された板
    状断熱材を敷設して、断熱材層を設け、更に断熱
    材層表面に防水層を積層形成した建築物の露出断
    熱防水構造。
JP13474486U 1986-09-02 1986-09-02 Expired - Lifetime JPH0536014Y2 (ja)

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JP13474486U JPH0536014Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

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JPS6340417U JPS6340417U (ja) 1988-03-16
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