JPH0536209Y2 - - Google Patents

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JPH0536209Y2
JPH0536209Y2 JP1986106974U JP10697486U JPH0536209Y2 JP H0536209 Y2 JPH0536209 Y2 JP H0536209Y2 JP 1986106974 U JP1986106974 U JP 1986106974U JP 10697486 U JP10697486 U JP 10697486U JP H0536209 Y2 JPH0536209 Y2 JP H0536209Y2
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sample gas
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、試料を加熱したときにそのコンク
リートからなる試料から発生するガスの定量分析
を行う熱分析装置に関するものである。
「従来の技術」 この種の熱分析装置としては、示差熱天秤装置
が広く用いられている。これは、天秤の試料皿を
電気炉内に吊り下げ、試料を加熱しながらその温
度変化に伴う重量変化を天秤のさおの傾きから計
測するようにしたものである。この示差熱天秤装
置では、試料を細かい粉末あるいは薄片にする必
要があり、また試料の大きさや重量にも制限があ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで近年、コンクリート材料の熱に対する
影響を調査するために、コンクリート材料が加熱
されたときに発生してくるガス(主として水蒸気
と炭酸ガス)の発生量を加熱温度との関連におい
て定量的に把握したいという要望がある。
そのようなコンクリート材料に対する熱分析に
おいては、その試料は実際の使用状態に近い形態
すなわち比較的大きな塊状とすることが望ましい
のであるが、その場合には上述したような制限か
ら従来の示差熱天秤装置を用いることはできない
ものである。
また、上記のような試料に対してはガスクロマ
トグラフを用いて分析を行うことが考えられる
が、ガスクロマトグラフでは連続的な計測を行う
ことはできないので、加熱温度を変化させながら
連続的に計測するような場合には使用できないも
のである。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、試料の大きさや形態には限定されることがな
く、しかも連続的に熱分析を行うことの可能な装
置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、コンクリートからなる試料を加熱
しつつそのコンクリートからなる試料から発生す
る炭酸ガスと水蒸気とからなる試料ガスの定量分
析を行う熱分析装置であつて、前記試料を加熱す
る加熱手段と、加熱に伴つて試料から発生する試
料ガスの発生量を計測する計測手段と、試料ガス
をキヤリアガスによつて前記加熱手段から前記計
測手段に連続的に導く気体導入手段と、この試料
ガス導入手段に接続されて、水蒸気が過飽和状態
の試料ガス中から過飽和状態の水蒸気を捕集する
水分捕集装置とを具備し、前記計測手段として、
この計測手段に導かれる前記キヤリアガスと前記
試料ガスの混合ガスの熱伝導率を検出することに
よつて、混合ガス中の試料ガス濃度を検出する熱
伝導率検出器を用いたことを特徴としている。
「作用」 この考案の熱分析装置は、試料を加熱手段によ
つて加熱して試料ガスを発生させ、その試料ガス
をキヤリアガスによつて熱伝導率検出器からなる
計測手段に連続的に導く。熱伝導率検出器は、キ
ヤリアガスと試料ガスとの混合ガスの熱伝導率を
キヤリアガスのみのそれと比較することによつ
て、混合ガス中の試料ガスの濃度を計測し、その
濃度から試料ガスの発生量を定量的に計測する。
「実施例」 以下、この考案の実施例を第1図および第2図
を参照して説明する。第1図は第1実施例の熱分
析装置の概略構成図、第2図は第2実施例の熱分
析装置の概略構成図であるが、これらの実施例は
いずれもコンクリート材料を加熱したときに発生
することが知られている水蒸気と炭酸ガスの定量
分析を行うものである。
まず第1図を参照して第1実施例の装置の構成
を説明する。図中符号1は電気炉(加熱手段)で
あり、2はこの電気炉1の内部に配置されている
反応管である。電気炉1は加熱温度を適宜設定で
きるようにされており、また反応管2は石英ガラ
スによつて形成されていて内部に試料3が収納で
きるようになつている。
反応管2の上部にはキヤリアガス導入管4が接
続されており、また下端には冷却管5が接続さ
れ、この冷却管5にはフラスコ6およびコールド
トラツプ7が接続されていて、導入管4から反応
管2に導入されたキヤリアガスは、図中の矢印で
示すように冷却管5、フラスコ6、コールドトラ
ツプ7を順次通過して放出されるようになつてい
る。これら冷却管5、フラスコ6、コールドトラ
ツプ7は、水蒸気が過飽和状態の試料ガス中から
過飽和状態の水蒸気を捕集する水分捕集装置を構
成するものである。そして、試料3から発生した
試料ガスはキヤリアガスによつて運ばれ、試料ガ
スのうち水蒸気は冷却管5内で凝縮してフラスコ
6内に捕集され、さらに凝縮せずにフラスコ6を
通過した水蒸気はコールドトラツプ7に導かれ
て、ここで凝縮して捕集されるようになつてい
る。これらの冷却管5、フラスコ6、コールドト
ラツプ7は、試料3から発生する試料ガス中の水
蒸気が過飽和状態となつていてそのままでは計測
することができないので、試料ガス中から余剰の
水蒸気を取り除いて飽和状態のガスとするための
ものである。なお、上記のキヤリアガスとしては
窒素ガス、ヘリウムガス等を用いれば良い。
また、反応管2の下端部には試料ガス導入管8
が接続され、この導入管8は2本の分岐管9,1
0に分岐されている。一方の分岐管9は炭酸ガス
吸着装置11、熱伝導率検出器(計測手段)12
を経て吸引ポンプ13に接続され、また他方の分
岐管10は水蒸気吸着装置14、熱伝導率検出器
(計測手段)15を経て吸引ポンプ16に接続さ
れている。これらの導入管8、分岐管9,10、
吸引ポンプ13,16は、試料ガスをキヤリアガ
スとともに熱伝導率検出器12,15に連続的に
導く試料ガス導入手段17を構成するものであ
る。
上記の炭酸ガス吸着装置11は、吸引ポンプ1
3によつて反応管2内からキヤリアガスとともに
吸引した試料ガスのうちから炭酸ガスのみを吸着
するもので、たとえば炭酸ガスを選択的に吸着す
る充填材を充填したカラムを用いれば良い。また
水蒸気吸着装置14は、同じく反応管2内からキ
ヤリアガスとともに吸引した試料ガスのうちから
水蒸気のみを吸着するもので、モレキユラーシー
ブの充填層や上記のコールドトラツプ7と同様の
コールドトラツプを用いれば良い。
また、上記の各熱伝導率検出器12,15は恒
温槽18,19内に配置されており、それぞれ試
料側検出器12a,15aと標準側検出器12
b,15bとにより構成されている。そして、そ
れぞれの試料側検出器12a,15aに上記の分
岐管9,10が接続され、標準側検出器12b,
15bにはそれぞれキヤリアガスの導入管20,
21が接続されていて、キヤリアガスが導入され
るようになつている。これらの熱伝導率検出器1
2,15には、それぞれ計測結果を記録する記録
計22,23が接続されている。
これらの熱伝導率検出器12,15は、試料側
検出器12a,15aに導かれた試料ガスとキヤ
リアガスとの混合ガスと、標準側検出器12b,
15bに導かれたキヤリアガスとの熱伝導率の差
を比較検出することによつて、混合ガス中の試料
ガスの濃度を計測するものであり、従来よりガス
クロマトグラフにおいて広く用いられている熱伝
導セルと同様のものである。すなわちこれらの熱
伝導率検出器12,15は、試料側検出器12
a,15aと標準側検出器12b,15bの双方
にブリツジ回路に組まれたタングステンあるいは
白金等のフイラメント(図示せず)が張られてお
り、これらフイラメントに電流を流して加熱でき
るようにされている。このフイラメントの周囲を
ガスが通過すると、フイラメントはそのガスの熱
伝導作用によつて冷却されて温度が低下し、その
電気抵抗が減少するが、この電気抵抗の変化度合
はガスの熱伝導率に左右されるものである。した
がつて、キヤリアガス中に熱伝導率の異なる成分
が含まれていると、電気抵抗がキヤリアガスのみ
の場合に比して変化するので、その変化度合を電
気的に検出することによつてキヤリアガス中に混
入している試料ガスの濃度を計測するものであ
る。
以上でこの第1実施例の装置の構成を説明した
が、次にその使用方法を説明する。まずコンクリ
ート材料の試料3を所定の形状たとえば直径45
mm、高さ44mmの円柱状に形成して、これを反応管
2内に収納し、電気炉1によつて加熱する。それ
とともに、キヤリアガス導入管4から所定流量の
キヤリアガスを連続的に供給し、かつ各吸引ポン
プ13,16を駆動して反応管2内から所定流量
の混合ガス(試料ガスとキヤリアガスの混合ガ
ス)とを連続的に各熱伝導率検出器12,15に
吸引する。
こうすることにより、反応管2から吸引された
混合ガスは分岐管9,10のそれぞれに吸引さ
れ、分岐管9に吸引された混合ガスは炭酸ガス吸
着装置11において炭酸ガスが吸着された後に熱
伝導率検出器12に導かれる。一方、分岐管10
に吸引された混合ガスは水蒸気吸着装置14にお
いて水蒸気が吸着された後に熱伝導率検出器15
に導かれる。そして、熱伝導率検出器12によつ
て混合ガス中の水蒸気濃度を、また熱伝導率検出
器15によつて混合ガス中の炭酸ガス濃度をそれ
ぞれ計測し、計測結果を記録計22,23に記録
する。
このように、この第1実施例の装置によれば、
コンクリート試料3から加熱に伴つて発生する水
蒸気と炭酸ガスの発生量をそれぞれ別に、しかも
連続的に計測することができるので、これらのガ
スの発生量を加熱温度や加熱時間との関連におい
て長時間にわたつて計測することができる。そし
て、試料3の大きさや形態は、反応管2内に収納
できるものであれば特に制約されることはない。
なお、コンクリートから発生するガスは水蒸気と
炭酸ガス以外には殆どないことが知られているの
で、この装置でコンクリートからの発生ガスのほ
ぼ全量を定量できることになる。
以上で第1実施例の装置を説明したが、次に第
2図を参照して第2実施例を説明する。この第2
実施例においては、2台の熱伝導率検出器30,
31を直列的に配置するとともに、両熱伝導率検
出器30,31の間に水蒸気吸着装置32を配置
し、試料ガス導入手段33は1台の吸引ポンプ3
4によつて混合ガスを前段の検出器30を通過さ
せた後に後段の検出器31に導くように構成した
他は、上記第1実施例と同様に構成されている。
この第2実施例の装置では、試料3から発生した
試料ガスをそのままキヤリアガスとともに前段の
検出器30に導いて水蒸気と炭酸ガス量を同時に
計測し、その後、水蒸気吸着装置32において試
料ガス中から水蒸気を除去し、後段の検出器31
で炭酸ガス濃度を計測するようになつている。
この装置によれば、水蒸気の発生量は直接的に
は計測できないが、両検出器30,31の計測結
果を差し引きすることによつて水蒸気の発生量も
知り得るものである。そして、吸引ポンプ34は
1台で済むので第1実施例に比して構成が簡便で
あるという利点を有する。なお、この第2実施例
においては、水蒸気吸着装置32に代えて炭酸ガ
ス吸着装置を設け、後段の熱伝導率検出器31で
水分の濃度を計測するようにしても同様である。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれ
ば、加熱手段によつて試料から発生させた試料ガ
スを連続的に熱伝導率検出器からなる計測手段に
導くようにしたので、試料の大きさや形態は適宜
で良く、示差熱天秤装置を用いる場合のような制
約はないし、また連続的な定量分析を行うことが
できるという効果を奏する。
また、加熱手段によつて試料から発生した高温
の試料ガスが、試料ガス導入手段に導入される際
に冷却されて水蒸気が過飽和状態になつても、試
料ガス導入手段に、水分捕集装置を接続して水蒸
気が過飽和状態の試料ガス中から過飽和状態の水
蒸気を捕集するようにしたので、水蒸気が飽和状
態の試料ガスを試料ガス導入手段に導入すること
ができる。したがつて、試料ガス中の水蒸気が試
料ガス導入手段、熱伝導率検出器等において、凝
縮して水滴として残ることがないので、正確に試
料ガスの定量分析を行うことができる。
さらに、試料ガスをキヤリアガスによつて強制
的に流すようにしたので、該試料ガスを熱伝導率
検出器に連続的かつ確実に導くことができる。し
たがつて、試料の加熱温度の変化に伴う連続的な
定量分析を容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の熱分析装置の
概略構成図、第2図はこの考案の第2実施例の熱
分析装置の概略構成図である。 1……電気炉(加熱手段)、3……試料、12,
15……熱伝導率検出器(計測手段)、17……
試料ガス導入手段、30,31……熱伝導率検出
器(計測手段)、33……試料ガス導入手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリートからなる試料を加熱しつつその試
    料から発生する炭酸ガスと水蒸気とからなる試料
    ガスの定量分析を行う熱分析装置であつて、前記
    試料を加熱する加熱手段と、加熱に伴つて試料か
    ら発生する試料ガスの発生量を計測する計測手段
    と、試料ガスをキヤリアガスによつて前記加熱手
    段から前記計測手段に連続的に導く試料ガス導入
    手段と、この試料ガス導入手段に接続されて、水
    蒸気が過飽和状態の試料ガス中から過飽和状態の
    水蒸気を捕集する水分捕集装置とを具備し、前記
    計測手段として、この計測手段に導かれる試料ガ
    スとキヤリアガスとの混合ガスの熱伝導率を、キ
    ヤリアガスのみの熱伝導率と比較することによつ
    て、混合ガス中の試料ガス濃度を計測する熱伝導
    率検出器を用いたことを特徴とするコンクリート
    用熱分析装置。
JP1986106974U 1986-07-12 1986-07-12 Expired - Lifetime JPH0536209Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050916A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 ネッチ ゲレーテバウ ゲーエムベーハー ガス分析装置、及びガス分析方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5979149A (ja) * 1982-10-28 1984-05-08 Yokogawa Hokushin Electric Corp 熱伝導度検出器

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JP2021050916A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 ネッチ ゲレーテバウ ゲーエムベーハー ガス分析装置、及びガス分析方法

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