JPH0536823U - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
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- JPH0536823U JPH0536823U JP8389691U JP8389691U JPH0536823U JP H0536823 U JPH0536823 U JP H0536823U JP 8389691 U JP8389691 U JP 8389691U JP 8389691 U JP8389691 U JP 8389691U JP H0536823 U JPH0536823 U JP H0536823U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器に使用されるコイル部品におい
て、巻線自身に生じる浮遊容量を低減して、より高い高
周波インピーダンスを確保できるものを提供することを
目的とする。 【構成】 筒状のボビン1の外周面に平角導線2を2層
に巻装し、上記ボビン1の外周面に上記平角導線2の厚
みより大き目のピッチの溝3を設け、この溝3に2層の
平角導線2をはめ込んで位置決めすることで浮遊容量を
低減し、より高い高周波インピーダンスを有するコイル
部品を構成する。
て、巻線自身に生じる浮遊容量を低減して、より高い高
周波インピーダンスを確保できるものを提供することを
目的とする。 【構成】 筒状のボビン1の外周面に平角導線2を2層
に巻装し、上記ボビン1の外周面に上記平角導線2の厚
みより大き目のピッチの溝3を設け、この溝3に2層の
平角導線2をはめ込んで位置決めすることで浮遊容量を
低減し、より高い高周波インピーダンスを有するコイル
部品を構成する。
Description
【0001】
本考案は各種電子機器に使用されるコイル部品に関するものである。
【0002】
近年、コイル部品は電子機器の軽薄短小のニーズに対応するため低周波からよ り高周波まで適用可能なタイプに移行してきた。そしてより高周波化を図るため 従来からの磁心の改良に加え、最近では巻線自身に生じる浮遊容量をいかに低減 してより高い高周波インピーダンスを確保するか、またいかに低コストで実現す るかが課題となっている。最近開発されたもので、より高い高周波インピーダン スを確保するため巻線材および巻線方法に改良を加えた以下のものがある。
【0003】 以下に従来のコイル部品について説明する。図12は従来のコイル部品で平角 導線を用いたものの斜視図である。図13,図14は従来のコイル部品で平角導 線と磁心を用いたものの斜視図である。図15は従来のコイル部品で平角導線を 用いたコモンモードチョークコイルの分解斜視図である。図16は同斜視図であ る。図12〜図16において、5はフェライトでできた棒形磁心、2は絶縁被膜 付の平角導線、7はE形磁心、16はボビン、17はツバ、14は平角導線の両 端の絶縁被膜剥離部を示している。
【0004】 図12の構成は平角導線2を専用巻線治具を用いて、スパイラル状に一層にて 密着巻線を施す。その後絶縁被膜剥離部14の加工をして完成する。図13,図 14の構成は図12のコイル部品を完成した後、棒形磁心5、もしくはE形磁心 7を挿入固着して完成する。
【0005】 図15の構成は平角導線2を専用巻線治具を用いてスパイラル状に一層にて密 着巻線を施し、巻始め,巻終りの絶縁被膜14を除去加工してコイルを仕上げる 。次に他方のコイルを前記コイルと逆方向に別の逆方向巻線専用治具を用いて巻 線し、同様にコイルを仕上げる。この2つのコイルにボビン16およびツバ17 を挿入嵌合して固定しU形磁心8を両側から挿入固着して図16に示すように完 成する。
【0006】
しかしながら上記従来の構成は、図12に示す構成ではコイルに生じる浮遊容 量C0を低減するには巻数を確保する必要があり、巻数を増やせば浮遊容量C0 は低減できるが、コイル全長lが長くなり小形化に対し実用的でない。図13に 示す構成はコイルの小形化を目的として棒形磁心5を挿入したものであるが、透 磁率の高いマンガン系フェライト磁心を用いると、磁心が導電性を有するためコ イルと磁心間に新たな浮遊容量C1およびC2が生じ、コイルの高周波インピー ダンスが確保できなくなる。また比較的導電性の少ないニッケル系フェライト磁 心を用いた場合は、透磁率および飽和磁束密度の点でマンガン系フェライトコア に劣るためコイルの小形化に対する効果が少ない。また、図14に示す構成も図 13に示す構成と全く同一の欠点を有しており、高周波インピーダンスの低下は 言うまでもない。
【0007】 図15,図16に示す構成はボビン16とツバ17を用いることで、コイルと U形磁心8間の距離が離れるので浮遊容量C1およびC2を低減できるもののコ イルに生じる浮遊容量C0を低減するには、やはり巻数を確保する必要があり、 コイル全長が長くなるため実用的でないコモンモードチョークコイル部品になる 。
【0008】 上記従来例の構成において、平角導線2をスパイラル状に巻線するために、専 用巻線治具が必要となる。又、ボビンレス巻工法となるため、例えば幅1.0mm ,厚さ0.1mm以下の細線タイプの平角導線を用いて巻線する場合、巻線治具か ら巻線済コイルを抜取ると歪曲し易く取扱いが困難である等、製造上の課題も多 々あった。
【0009】 本考案は以上のような従来の問題点を解決するもので巻線自身に生じる浮遊容 量を低減して、より高い高周波インピーダンスを確保できるコイル部品を低コス ト,高品質で提供することを目的とするものである。
【0010】
上記課題を解決するために本考案は、筒状のボビンの外周面に平角導線を2層 に巻装し、上記ボビンの外周面に上記平角導線の厚みより大き目のピッチの溝に 上記平角導線をはめ込んで位置決めした構成とするものである。
【0011】
この構成によって、ボビンに直接平角導線を溝に巻線することが可能となるた め、平角導線専用治具が不要になり、しかもボビンへ直巻きできるため巻線作業 後のボビン挿入作業が不要で、巻線治具から巻線済コイルを抜取るとコイルが歪 曲するといった欠点がなく、作業工数が削減できる。また、平角導線の側面が密 着しないことからコイルに生じる浮遊容量が大幅に低減できるとともに1つの溝 に対して2層の巻線を行うため大幅な小形化が可能となる。上記平角導線の側面 方向のピッチが容易に位置が変化しないので、安定した品質の高い高周波インピ ーダンスが確保できる。さらにコイルに磁心を挿入する場合でも、ボビンにより コイルと磁心間の距離が離れて確保されるためコイルと磁心間に生じる浮遊容量 も低減されており高周波インピーダンスへの悪影響は除去される。
【0012】 以上の理由により小形で高い高周波インピーダンスを確保できるコイル部品を 低コストで且つ高品質で提供することができる。
【0013】
以下、本考案のコイル部品の一実施例を図面を参照しながら説明する。以下図 1〜図10において、図12〜図16における従来と同一の構成の部分には同一 番号を付して詳細な説明を省略する。図1は本考案の第1の実施例を示すコイル 部品の斜視図である。図2は同コイル部品の要部の断面図、図3は同コイル部品 のボビンの断面図である。図1〜図3において、1はボビン、2は平角導線、3 は溝部、14は絶縁被膜剥離部である。
【0014】 以下構成を説明すると、図1に示すボビン1は図2に示すように外周に溝3を 備えており、その溝3に平角導線2を図2に示すように2層にはめ込んで巻線し 、図3に示す溝ワタリ部4よりとなりの溝に渡る。図1に示すように巻始め部と 巻終り部の両端に絶縁被膜剥離部14を加工してコイル部品を完成する。
【0015】 以上のように本実施例によれば、ボビン1の外周に平角導線を2層に巻装しボ ビン1に設けた溝3にはめ込んで位置決めしているため、平角導線2の専用巻線 治具が不要になり、ボビン1を有するコイルとなるため巻線作業後のボビン挿入 作業が不要で作業工数が削減できる。また溝3のピッチにより平角導線2の側面 が互いに密着しないことからコイルに生じる浮遊容量を低減できる。さらに平角 導線2の側面が密着しないことでコイルの放熱性が向上し温度上昇が低減するな ど、作業工数がかからず高い高周波インピーダンスを確保することができるなど 多大な効果が得られる。
【0016】 次に本考案の第2の実施例を図面を参照しながら説明する。図4,図5は本考 案の第2の実施例を示すコイル部品の斜視図である。5は棒形磁心、1はボビン 、7はE形磁心である。図4の構成は図1のコイル部品に棒形磁心5をボビン1 内に挿入固着して完成したものである。また図5の構成は図4の棒形磁心5に替 って、E形磁心7を挿入固着して完成したものである。
【0017】 以上のように本実施例によれば図4,図5のコイル部品共にボビン1内に磁心 を挿入して使用する場合においても、ボビン1がコイルと磁心間の距離を離して 確保するため、コイルと磁心間の浮遊容量が低減できることにより、高いインピ ーダンスを確保しながら、且つ磁心挿入によりコイル部品の小形化が図れるなど の効果がある。
【0018】 次に、図6はコモンモードチョークコイル部品の分解斜視図である。図7はコ モンモードチョークコイル部品の斜視図である。図8〜図10は同コモンモード チョークコイル部品を樹脂モールドまたは樹脂注形した例の斜視図、図11は図 7の本考案のコモンモードチョークコイル部品と図16の従来例のコモンモード チョークコイル部品の高周波インピーダンス特性図である。図8〜図10におい て、9は樹脂、10は注形材、11,12はそれぞれのケースを示している。
【0019】 以下構成を説明するとボビン1に平角導線2を巻線する。次に前記コイルと逆 方向となるようにボビン1に平角導線を巻線し、この2つのコイルにU形磁心8 を挿入固着して完成する。さらに図8は図7のコイル部品を射出成形によりコイ ル部品のみ樹脂9をモールドしたコイル部品、また図9は図7のコイル部品をケ ース11を用いて注形材10を注入硬化させたもの。図10は図7のコイル部品 をケース12と注形材10を用いてU形磁心8も含めたコイル全体を注形したも のである。
【0020】 以上のように本実施例によれば、コモンモードチョークコイル部品の主要特性 である高周波インピーダンスを確保することについては、ボビン1に設けた溝3 に直接平角導線2を巻線するため、コイルに生じる浮遊容量およびコイルとU形 磁心8間に生じる浮遊容量共に低減することにより達成できる。
【0021】 本実施例による図7のコモンモードチョークコイル部品と従来例による図16 のコモンモードチョークコイル部品の高周波インピーダンス特性を図11に比較 して示している。
【0022】 この図11から明らかなように本実施例によるコモンモードチョークコイル部 品は高周波インピーダンス特性の点で優れた効果が得られる。さらに図8〜図1 0に示すように樹脂モールド9、およびケース11,12を用いた注形により、 高放熱による小形化,安全性,信頼性の向上を図っても、平角導線2の側面が離 れているため、樹脂9または注形材10の誘電率増加による高周波インピーダン スへの影響は少ない等、多大な効果が得られる。
【0023】 尚、前記コモンモードチョークコイル部品の実施例において、両者の巻線方向 が逆となる構成であるが、同一方向に巻線を施した構成であっても、コモンモー ドチョークコイル部品が形成できるのは言うまでもない。
【0024】
以上のように本考案は、筒状のボビンの外周面に平角導線を2層に巻装し、上 記ボビンの外周面に上記平角導線の厚みより大き目のピッチの溝を設け、この溝 に2層の平角導線をはめ込んで位置決めすることにより (1)高周波インピーダンスが高い。 (2)平角導線が専用巻線治具なしで巻線できる。 (3)巻線後のボビン挿入不要で作業工数が削減できる。 (4)コイルの放熱性が良好で温度上昇が低減できる。 (5)樹脂モールド,注形等による高周波インピーダンスの低下が少ない。
【0025】 また平角導線を1つの溝に対し2層巻回したボビンに磁心を組込むことで (6)高周波インピーダンスを確保しながらコイル部品の小形化が図れる。
【0026】 等の多大な効果が得られ、高い高周波インピーダンスが確保できるコイル部品 を低コスト、且つ高品質で提供することができ、工業的価値の大なるものである 。
【図1】本考案の第1の実施例を示すコイル部品の斜視
図
図
【図2】同コイル部品の断面図
【図3】本考案の第1の実施例を示すコイル部品のボビ
ンの断面図
ンの断面図
【図4】本考案の第2の実施例を示すコイル部品の斜視
図
図
【図5】同第2の実施例のコイル部品の斜視図
【図6】同第2の実施例のコモンモードチョークコイル
部品の分解斜視図
部品の分解斜視図
【図7】同コモンモードチョークコイル部品の斜視図
【図8】同コモンモードチョークコイル部品を樹脂モー
ルドした例の斜視図
ルドした例の斜視図
【図9】同コモンモードチョークコイル部品のケースを
用いて樹脂注形した例の斜視図
用いて樹脂注形した例の斜視図
【図10】同他の例の斜視図
【図11】図7に示す本考案のコモンモードチョークコ
イル部品と図16に示す従来例の同コイル部品の高周波
インピーダンス特性図
イル部品と図16に示す従来例の同コイル部品の高周波
インピーダンス特性図
【図12】従来のコイル部品の斜視図
【図13】従来のコイル部品の斜視図
【図14】従来のコイル部品の斜視図
【図15】従来のコモンモードチョークコイル部品の分
解斜視図
解斜視図
【図16】従来のコモンモードチョークコイル部品の斜
視図
視図
1 ボビン 2 平角導線 3 溝 5 棒形磁心 7 E形磁心 8 U形磁心 9 樹脂 10 注形材 11,12 ケース 14 絶縁被膜剥離部
Claims (2)
- 【請求項1】筒状のボビンの外周面に平角導線を2層に
巻装し、上記ボビンの外周面に上記平角導線の厚みより
大き目のピッチの溝を設け、この溝に2層の平角導線を
はめ込んで位置決めしたコイル部品。 - 【請求項2】平角導線を巻回したボビンに磁心を組み込
んでなる請求項1記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8389691U JP2548071Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | コイル部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8389691U JP2548071Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | コイル部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536823U true JPH0536823U (ja) | 1993-05-18 |
| JP2548071Y2 JP2548071Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13815397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8389691U Expired - Fee Related JP2548071Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548071Y2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003272933A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-26 | Tdk Corp | トランス |
| JP2009239076A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Toshiba Corp | インダクタおよびその製造方法並びに電子機器 |
| JP2010245458A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル用コイル部材及びリアクトル |
| JP2011124485A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル |
| JP2012253929A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Denso Corp | 昇圧型コンバータ |
| JP2019180218A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社豊田自動織機 | 車載用電動圧縮機 |
| WO2024005095A1 (ja) * | 2022-06-29 | 2024-01-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、磁性コア、コンバータ、および電力変換装置 |
| JP2024046847A (ja) * | 2022-09-26 | 2024-04-05 | 株式会社ダイヘン | 高電圧電気部品 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP8389691U patent/JP2548071Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2548071Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |