JPH0537444U - 棒材加工装置 - Google Patents

棒材加工装置

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JPH0537444U
JPH0537444U JP8516991U JP8516991U JPH0537444U JP H0537444 U JPH0537444 U JP H0537444U JP 8516991 U JP8516991 U JP 8516991U JP 8516991 U JP8516991 U JP 8516991U JP H0537444 U JPH0537444 U JP H0537444U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 加工送り中の棒材の送り異常を監視できる
とともに、棒材の残材長さを短縮でき、これらを安価な
構造で達成し得る棒材加工装置を提供する。 【構成】 棒材加工装置の棒材供給機1は、棒材Wの前
進量を常時検出するためのエンコーダ18を備えてお
り、エンコーダ18の出力Saは、棒材加工機2のコン
トローラ25に直に入力される。コントローラ25は、
棒材加工機2の各駆動機構の作動を制御する作動制御部
と、選択可能な複数の加工プログラムを記憶する加工プ
ログラム記憶部と、実行すべき加工プログラムをエンコ
ーダ18の検出結果に基づいて選択する加工プログラム
選択制御部とを備えている。この加工プログラム選択制
御部は、エンコーダ18の検出結果に基づいて、棒材W
の加工残長LRを検出し、可成り短い加工残長の棒材W
に対して末端まで加工を施すプログラムを選択するとと
もに、エンコーダ18の検出結果に基づいて、送り矢1
3による加工送りの異常を判定し、異常警報を発するよ
うに警報装置に指令する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は棒材加工装置に関するものであり、より詳細には、棒材を無駄なく加 工できるとともに、棒材の送り異常を簡単な構成で常に監視できる棒材加工装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
予め設定されたプログラムに基づいて棒材に切削加工を施すNC旋盤などの棒 材加工機が広く実用に供されている。また、棒材加工機による切削加工に追随し て棒材を順次前進させ、これによって、比較的長尺の棒材を棒材加工機に対し自 動的に供給するように構成された自動棒材供給機が知られている。このような棒 材加工機及び棒材供給機は一般に、互いに組み合わせられた状態で使用されてお り、全体として棒材加工装置を構成する。
【0003】 かかる棒材加工装置では、棒材の末端まで完全に切削加工し難く、棒材の加工 終了時に或る長さの残材が残される。かかる残材は、もはや棒材加工装置による 自動加工に供することができず、廃棄等により処分されてしまう。このような廃 棄材料を減少させるべく、棒材の末端まで極力切削加工を施す努力が長く払われ てきた。
【0004】 仮に、同じ定尺長さの複数の棒材が棒材加工装置に常に補給され、棒材供給機 は、これらの棒材の各々を順次自動的に棒材加工機に供給するとすれば、棒材の 全長に亘る効率的な加工を行えるように棒材の各加工長さを予め適当に割り付け るとともに、この割り付けに応じて棒材加工機の複数の製品加工プログラムを予 め組合わせ、これによって、略長さ全体に亘って棒材に切削加工を施すことが理 論的に可能となる。しかし、実際には、定尺の棒材の全長にかなりの製品誤差が あることから、このような手法は、実用的に採用し難い。しかも、実際に行われ ている製品加工では、しばしば、異なる定尺の棒材が混在する所謂乱尺材が棒材 供給機に補給される。かかる乱尺材を加工する際には、上記手法を全く採用でき ない。
【0005】 この種の棒材加工装置において、送り矢の位置を検出する位置検出手段と、位 置検出手段により検出された送り矢の位置に基づき、残材の材長に応じた加工プ ログラムを選択するように構成されたものが提案されている(実公平3─992 1号公報)。この棒材加工装置は、送り矢の前進を検出することにより棒材が所 定の長さまで短縮したことを検出すると、これ以降の加工工程を実行するための 加工プログラムを適宜選択し、これにより、極力末端まで無駄なく棒材を加工し ようとする。
【0006】 また、棒材加工装置では、棒材供給機は、棒材加工機が要求する加工量に応じ て棒材を所定の距離だけ正確に前進させる必要がある。このような棒材の前進は 、例えば、棒材供給機が所定の推進力を棒材に常時付与し、旋盤の棒材停止機構 が棒材の前端部の前進を阻止又は許可することによってなされる。しかるに、棒 材の加工送り中に棒材が所望の如く前進しない場合、棒材加工機によって加工さ れる製品に長さ不良が生じたり、或いは、製品の加工自体が不能となる状態が生 じる。このような事態を回避するために、本出願人は、正常な加工送りがなされ たことを確認するための送り矢一定量移動確認装置を備えた棒材供給機を提案し ている(特開昭62─130104号公報参照)。この移動確認装置は、棒材を 前進させるための送り矢の移動量を検出するロータリーエンコーダと、該ロータ リーエンコーダの出力(パルス信号)を計数するカウンタと、カウンタの計数値 と加工送りに要した時間とを対比するように構成された電気回路とを備えている 。この移動確認装置は、故障の原因となり易い接触型のセンサ、例えば、リミッ トスイッチを使用しておらず、また、加工送り中の送り矢の移動を常に監視でき ることから、従来の移動確認装置に比べて優れている。
【0007】
【考案が解決しよとうする課題】
しかしながら、送り矢の位置を検出する位置検出手段と、加工プログラムの選 択手段とを備えた前述の棒材加工装置では、棒材の送り異常を簡単な構成で常に 監視することはできない。また、上記移動確認装置を備えた棒材加工装置では、 上記移動確認装置を構成する比較的複雑な電気回路を備えたコントローラを備え る必要があることから、棒材供給機の価格、ひいては、棒材加工装置全体の価格 を高める傾向がある。また、かかる移動確認装置を備えた棒材供給機では、上記 停止機構の破損又は機能不良や、コレットチャックの把持不良などによる加工送 りの異常を監視することができるものの、残材の長さを効率良く短縮するように 加工工程を制御することはできない。
【0008】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 棒材の残材長さを極力短縮できるとともに、加工送り中の棒材の送り異常を常に 監視でき、しかも、これらを安価な構造で達成し得る棒材加工装置を提供するこ とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、加工プログラムに従って棒材に旋削加 工を施す棒材加工機と、該棒材を所定の加工長さづつ前記棒材加工機に供給する 棒材供給機とを有する棒材加工装置において、前記棒材供給機は、棒材を前進さ せる棒材送り部材と、該棒材送り部材を駆動する駆動装置と、前記棒材送り部材 の移動量を常時検出する移動量検出装置とを有し、前記棒材加工機は、加工プロ グラムに従って該棒材加工機の各駆動機構を制御する作動制御部と、選択可能な 複数の加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記移動量検出装置の検 出結果が入力される加工プログラム選択制御部とを備えた制御装置を有し、前記 加工プログラムは、材長が異なる棒材に加工を施すことができる複数の加工プロ グラムを含み、前記加工プログラム選択制御部は、前記移動量検出装置の検出結 果に基づいて棒材の残長を演算し、棒材の末端まで加工を施すべく、棒材の残長 に応じた適当な加工プログラムを選択し、前記作動制御部は、選択された加工プ ログラムに基づいて、棒材を加工すべく前記駆動機構を制御し、前記加工プログ ラム制御部は更に、前記移動量検出装置の検出結果に基づいて、前記送り矢によ る加工送りの異常を判定し、異常警報を発するように警報装置に指令することを 特徴とする棒材加工装置を提供する。
【0010】 上記構成の棒材加工装置によれば、棒材供給機に設けられた移動量検出装置は 、棒材送り部材の移動量を常時検出し、この検出結果は、棒材加工機の制御手段 のプログラム選択制御部に入力される。プログラム選択制御部は、この検出結果 に基づき棒材の残長を演算し、棒材の末端まで極力加工を施すことができる適当 な加工プログラムを選択する。また、作動制御部は、選択された加工プログラム に基づき、棒材加工機の各駆動機構を制御する。従って、上記棒材加工装置では 、棒材の残長を検出しつつ、効率良く棒材を加工するように複数の加工プログラ ムを適宜組み合わせるので、棒材の初期の長さに関わりなく、棒材の略全長に亘 って加工を施すことができる。
【0011】 また、プログラム選択制御部には、移動量検出装置の検出結果が常に入力され 、棒材加工機の制御装置は、棒材送り部材の移動量を常に監視し、送り矢の加工 送りの異常が生じたときに、制御装置自体に設けられた警報装置が警報を発する ように指令するか、或いは、他の監視装置に警報装置の作動を指令することがで きる。かくして、上記棒材加工装置の使用者は、棒材の送り異常を容易に知るこ とができる。
【0012】 本考案の好ましい実施態様においては、上記棒材加工機の駆動装置は、電動モ ータを有し、上記移動量検出装置は、電動モータの出力軸の回転量を検出するロ ータリーエンコーダを有し、該ロータリーエンコーダの出力は、前記制御装置の 加工プログラム選択制御部に直に入力される。この構成によれば、極めて簡単な 構成で、棒材の残長を監視することができる。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案に係る棒材加工装置の好ましい実施例につ いて、詳細に説明する。 図1は、本考案の実施例に係る棒材加工装置の概略平面図である。 図1に示すように、棒材加工装置は、棒材供給機1と、棒材加工機2とから構 成される。
【0014】 棒材供給機1は、本体フレーム11と、本体フレーム11の側部に配置された 材料棚12とを備えている。材料棚12は、補給すべき所定の本数の棒材Wを支 持することができる複数の棚部材12aを有する。各棚部材12aは、棒材供給 機1の長手方向に所定の間隔を隔てて配置され、本体フレーム11から側方に突 出している。材料棚12上には、複数の棒材Wを側方向に並べて載置することが できるが、図1では、図を簡略化するために、1本の棒材Wだけが材料棚12上 に置かれた状態が示されている。
【0015】 棒材供給機1は又、棒材Wを棒材加工機2に対して供給するための送り矢13 を備えている。送り矢13は、本体フレーム11に設けられたガイド11aによ って、棒材Wの加工軸線X−X上に前後方向に往復動可能に支持されている。送 り矢13の前端部には、棒材Wの後端部を把持するためのフィンガーチャック1 3aが回転自在に取付けられている。図1には、棒材Wがフィンガーチャック1 3aに把持され、その前端部分が、棒材加工機2の主軸21に挿通された状態が 示されている。
【0016】 送り矢13を前進させるために、無端チェーン14が、送り矢13の後端部1 3bに係止される。従動スプロケット15及び駆動スプロケット16が本体フレ ーム11の前端部及び後端部に夫々支持されており、チェーン14は、これらス プロケット15、16に巻き掛けられる。従動スプロケット15は、本体フレー ム11の前端部に回転自在に支持され、他方、駆動スプロケット16は、駆動モ ータ17の出力軸に、図示しない電磁クラッチ等を介して連結されている。駆動 モータ17は、駆動スプロケット16を介して、チェーン14に駆動トルクを付 与し、チェーン14を走行させる。
【0017】 棒材加工機2は主軸移動型のNC旋盤であり、加工軸線X─Xに沿って往復動 可能な主軸21を有する。主軸21は、棒材Wを把持するためのコレットチャッ ク22を備え、コレットチャック22に把持された棒材Wに回転力を付与する。 主軸21の前方には、棒材Wに切削加工を施すためのバイト24が配置されてい る。バイト24は、図示しないツールホルダに支持され、ツールホルダの運動に よって加工軸線X─Xと接近又は離間するように移動される。図1には、バイト 24が加工軸線X─Xから退避した状態が示されている。
【0018】 このような棒材加工装置では、棒材Wの加工送りの際に、まず、ストッパ27 が棒材Wの前進を阻止するように棒材Wの先端に当接され、主軸21のコレット チャック22が開放される。次いで、主軸21は後退され、コレットチャック2 2を閉じて、棒材Wを把持する。ストッパ27が退避位置に移動されると、主軸 21は、所定量だけ前進させられる。棒材供給機1の電動モータ17は、送り矢 13が棒材Wを常時前方に押圧するように、チェーン14に対して、常時、所定 の前進トルクを付与しているので、送り矢13及び棒材Wは、主軸21の前進に 伴って、円滑に前進する。かくして加工送りが終了すると、棒材加工機2は、主 軸21によって棒材Wを回転させつつ、バイト24によって棒材Wに切削加工を 施す。
【0019】 かかる加工送り時に、ストッパ27の破損、或いは、棒材加工機2の作動不良 などにより棒材加工機2が所望の如く棒材Wの前進を制御できないとき、棒材W は、所定の前進量を越えて前進してしまう。このため、このような棒材Wの送り 異常を監視するための装置が必要とされる。また、このような加工送り及び切削 加工が棒材Wの末端付近までなされると、棒材Wに対する加工が終了し、フィン ガーチャック13aの先端に把持された残材は排出されるが、この残材の長さを 極力短縮することが望まれる。本実施例では、このような送り異常を監視すると ともに、棒材Wの末端に出来る限り切削加工を施すために、棒材Wの前進量を常 時検出するためのロータリーエンコーダ(以下、単にエンコーダと称する)18 が設けられる。
【0020】 エンコーダ18は、電動モータ17の回転軸の回転を検出するように配設され 、エンコーダ18の出力Saは、棒材加工機2のコントローラ25に直に入力さ れる。コントローラ25は、一般に、主軸21及びバイト24の作動を制御する ためのものであり、主軸21、バイト24のツールホルダ及びストッパ27の各 駆動機構に対して、所定の動作制御信号Sb、Sc、Sdを夫々出力する作動制 御部を備えている。コントローラ25は又、選択可能な複数の加工プログラムを 記憶する加工プログラム記憶部と、これらの加工プログラムをエンコーダ18の 検出結果に基づいて選択する加工プログラム選択制御部(以下単に、制御部と称 する)とを備えている。
【0021】 図2及び図3は、コントローラ25において実行される加工制御の態様を示す フローチャートである。 このコントローラ25の制御は、棒材供給機1の材料棚12から未加工の棒材 W、即ち、新材が送り矢13の前方に投入されることにより開始する。 コントローラ25の制御部は、出力Saに基づいて、送り矢13のフィンガー チャック13aが棒材Wの後端部を把持した時点の送り矢13の位置、即ち、送 り矢13の初期位置Y0を検出する(S1)。制御部は更に、送り矢13の初期 的な前進を検出し、送り矢13が少なくとも3秒間静止したとき、送り矢13の 位置Y1を検出する(S2、S3、S4)。位置Y1では、送り矢13は、図1 に示すように未加工の棒材Wの前端がストッパ27に当接するまで棒材Wを前進 させている。なお、送り矢13が前進せず、或いは、所定の初期的な前進量を越 えて前進すると、コントローラ25の警報装置に警報を発するように指令する( S5、S6)。
【0022】 次いで、コントローラ25の制御部は、エンコーダ18の出力Saに基づいて 決定される送り矢13の後端とストッパ27の間の距離Lから、送り矢13の長 さAを減算し、これにより、棒材Wの長さLMを演算する(S7)。もし、棒材 Wの長さLMが、所望の加工プログラムである第1加工プログラムにより加工可 能な長さP1よりも既に小さいならば、コントローラ25は、異常に短い長さの 棒材Wが供給されたものとして、警報を発する(S8、S9)。
【0023】 引き続いて、制御部は、所望の製品を加工すべく第1加工プログラムを選択し (S10)、コントローラ25の作動制御部は、ストッパ27を退避させ、棒材 Wを把持するようにコレットチャック22を閉じ、更に、主軸21を前進させる 。これに伴って、送り矢13及び棒材Wは、所定の送り量だけ前進される(S1 1)。送り矢13が停止し、少なくとも3秒間静止すると、制御部は、エンコー ダ18の出力Saに基づいて、送り矢13の位置Y2を検出する(S12、S1 3)。次いで、制御部は、初期位置Y1と、加工送り後の位置Y2との差、即ち 、2つの位置の間の距離を演算する(S14)。演算の結果、所定の範囲内の長 さXが得られない場合、加工送りの異常が生じたものとして、警報が発せられる (S15、16)。制御部は更に、上記長さLMから長さXを減算し、これを棒 材Wの加工残長LRとして記憶する(S17)。
【0024】 引き続き、作動制御部は、第1加工プログラムに基づいて、主軸21及びバイ ト24に所定の切削加工動作を指令し(S18)、一つの製品が加工され、これ が棒材Wの前端部分から突切りされると、加工残長LRと長さP1とを比較する 。未加工の棒材Wの長さLMは、一般に、所望の製品を複数回に亘って加工する のに十分なものであるので、制御部及び作動制御部は、通常、ストッパ27及び 主軸21による棒材Wの前進動作(S11、S12)、送り矢13の位置Y2の 検出(S13)、棒材の加工残長LRの演算及び記憶(S14〜S17)、及び 長さp1の製品の加工(S18)の各工程を繰り返し実行する(S19)。コン トローラ25がかかる動作が繰り返すにつれて、棒材Wの加工材長LRが徐々に 短縮する。
【0025】 加工残長LRが、もはや第1加工プログラムでは加工できない長さに短縮する と、制御部は、第1加工プログラムの材長P1よりも小さい材長P2の棒材Wを 加工できる第2プログラムを選択し(S20、S21)、コントローラ25は、 第2加工プログラムに従って棒材加工機2の各駆動機構を制御し、棒材加工機2 は、材長p2の製品の加工を行う。もし、加工残長LRが、材長P2よりも小さ く、第3加工プログラムで加工できる材長P3よりも大きいならば、制御部は、 第3加工プログラムを選択し(S22、S23)、棒材加工機2は、第3加工プ ログラムに従って、棒材Wの加工を行う。棒材Wが、第3加工プログラムによっ て加工できない長さに短縮したとき、制御部は、残材排出動作の実行を作動制御 部に指令し(S24)、作動制御部は、所定の排出動作を各駆動機構に指令する 。かくして、一本の棒材Wに対する加工が完了し、コントローラ25は、上記一 連の制御を終了する。
【0026】 このように、棒材供給機1は、棒材Wの前進量を常時検出するためのエンコー ダ18を備えており、エンコーダ18の出力Saは、棒材加工機2のコントロー ラ25に直に入力される。コントローラ25は、加工プログラムに従って棒材加 工機2の各駆動機構の作動を制御する作動制御部と、選択可能な複数の加工プロ グラムを記憶する加工プログラム記憶部と、実行すべき加工プログラムをエンコ ーダ18の検出結果に基づいて選択する制御部とを備えている。この制御部は、 エンコーダ18の検出結果に基づいて、棒材Wの加工残長LRを検出し、この加 工残長LRに基き、殊に加工の最終段階において、可成り短い加工残長の棒材W に対して末端まで加工を施すことができる適当なプログラムを選択する。従って 、かかる棒材供給機1及び棒材加工機2を備えた棒材加工装置では、未加工時の 棒材Wの材長に関わらず、棒材Wの略末端まで加工することができ、これによっ て、廃棄される残材の長さを確実に低減できる。
【0027】 また、コントローラ25は、エンコーダ18により、送り矢13の位置を常に 検出できるので、棒材加工装置は、加工送り中の棒材Wの送り異常を比較的容易 に検知し、これをコントローラ25の警報により使用者に知らせることができる 。 しかも、上記棒材加工装置1では、棒材加工機2に設けられる一般に大容量の コントローラ25を利用して、棒材残長の検出及び送り異常の検出を行っている 。従って、この構成によれば、従来の棒材加工機に設けられたコントローラを若 干改造することにより、棒材供給機1に残長検出及び異常検出用のコントローラ を格別に設けることなく、即ち、棒材加工装置の製造コストを大きく高めること なく、棒材残長の検出及び送り異常の監視を行うことが可能となるので、実用的 に極めて有利である。
【0028】 以上、本考案の好ましい実施例について詳細に説明したが、本考案は上記実施 例に限定されることなく実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で種 々の変形又は変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に含まれるものである ことはいうまでもない。 例えば、上記棒材加工装置1のコントローラ25は、3つの加工プログラムを 適宜選択するように構成されているが、より多数の加工プログラムを選択するよ うにコントローラ25を構成しても良い。
【0029】 また、コントローラ25は、コントローラ25以外の制御装置、例えば、遠隔 監視盤などの警報装置を作動させるように構成しても良い。
【0030】
【考案の効果】
本考案の上記構成によれば、棒材加工装置は、棒材送り部材の移動量を常時検 出する移動量検出装置と、移動量検出装置の検出結果が入力される加工プログラ ム選択制御部を備えた棒材加工機の制御装置とを備えることにより、移動量検出 装置の検出結果に基づいて棒材の残長を演算し、棒材の末端まで加工を施すべく 、棒材の残長に応じた適当な加工プログラムを適宜選択できるので、乱尺材など が棒材加工機に補給され、棒材の初期的な材長を予測できないときに、棒材加工 装置は、棒材の略全長に亘る加工を行うことができ、これにより、残材の長さを 確実に短縮できる。そして、加工プログラム選択制御部は、棒材送り部材の移動 量に基づいて、加工送り中の棒材の送り異常を常に監視することができる。しか も、かかる制御を棒材加工機の制御装置を利用して行うことができるので、棒材 加工装置全体の製造コストを高めることなく、上記制御を安価に達成することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る棒材加工装置の概略平面
図である。
【図2】棒材加工機のコントローラにおいて実行される
加工制御の態様を部分的に示すフローチャートである。
【図3】棒材加工機のコントローラにおいて実行される
加工制御の態様を部分的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 棒材供給機 2 棒材加工機 11 本体フレーム 12 材料棚 13 送り矢 14 無端チェーン 15 従動スプロケット 16 駆動スプロケット 17 駆動モータ 18 ロータリーエンコーダ 21 主軸 22 コレットチャック 23 スピンドル 24 バイト 25 コントローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工プログラムに従って棒材に旋削加工
    を施す棒材加工機と、該棒材を所定の加工長さづつ前記
    棒材加工機に供給する棒材供給機とを有する棒材加工装
    置において、 前記棒材供給機は、棒材を前進させる棒材送り部材と、
    該棒材送り部材を駆動する駆動装置と、前記棒材送り部
    材の移動量を常時検出する移動量検出装置とを有し、前
    記棒材加工機は、加工プログラムに従って該棒材加工機
    の各駆動機構を制御する作動制御部と、選択可能な複数
    の加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記
    移動量検出装置の検出結果が入力される加工プログラム
    選択制御部とを備えた制御装置を有し、前記加工プログ
    ラムは、材長が異なる棒材に加工を施すことができる複
    数の加工プログラムを含み、 前記加工プログラム選択制御部は、前記移動量検出装置
    の検出結果に基づいて棒材の残長を演算し、棒材の末端
    まで加工を施すべく、棒材の残長に応じた適当な加工プ
    ログラムを選択し、前記作動制御部は、選択された加工
    プログラムに基づいて、棒材を加工すべく前記駆動機構
    を制御し、 前記加工プログラム制御部は更に、前記移動量検出装置
    の検出結果に基づいて、前記送り矢による加工送りの異
    常を判定し、異常警報を発するように警報装置に指令す
    ることを特徴とする棒材加工装置。
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