JPH053749A - 自動食品加熱焼成方法 - Google Patents

自動食品加熱焼成方法

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JPH053749A
JPH053749A JP18307791A JP18307791A JPH053749A JP H053749 A JPH053749 A JP H053749A JP 18307791 A JP18307791 A JP 18307791A JP 18307791 A JP18307791 A JP 18307791A JP H053749 A JPH053749 A JP H053749A
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Fumihiko Masuda
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 連続的または間欠的に走行する無終端軌道の
上におかれた食品を、この無終端軌道をはさんで形成さ
れた上下焼成ゾ−ン内に配置された加熱素子によって焼
成する際に自動的に操業できる方法の提供。 [構成] これら上下焼成ゾ−ンをそれぞれ少なくとも
2つのブロックに分け、これら各ブロックに、焼成すべ
き食品の焼成条件に応じて基準温度ならびに基準温度に
関連して定められたバッファ温度域を設定しかつ温度情
報として制御記憶装置に入力する一方、前記各ブロック
の加熱素子についてその作動態様または使用条件を個別
に定めると共に、情報として前記制御記憶装置に入力
し、このバ−ナ情報ならびに前記温度情報に基ずいて前
記制御記憶装置で計算制御し、この制御記憶装置からの
指令により前記無終端軌道ならびに前記各ガスバ−ナを
作動させて食品を焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動食品加熱焼成方法に
係り、詳しくは、従来例の焼成装置にあまり改修しなく
とも自動的に焼成できる方法に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に云って、和菓子、洋菓子食品を問
わず、大部分の菓子や食品は生地調整後、量産焼成装置
によって連続的に加熱焼成され、自動的に量産されてい
る。この量産焼成装置としては種々の形式のものが提案
実施されているが、一般的なものは例えば特公昭61−
36883号公報に記載されるような形式のものであ
る。この形式のものは連続または間欠的に走行する無終
端軌道の上に焼板を取付けたもの、または焼板そのもの
を無終端状に構成したものであって、連続または間欠的
に走行させる無終端軌道の上に生地をのせ、この無終端
軌道をはさんで上下に焼成ゾ−ンを配置する。この焼成
ゾ−ンは電熱素子またはガスバ−ナを取付けたものであ
って、無終端軌道の上にのせられた生地が連続または間
欠的に走行する間に上下の焼成ゾ−ンより加熱されて生
地を自動的に焼成される。
【0003】このように焼成する場合、菓子や食品の種
類に応じて焼成条件が相違し、この焼成条件を設定する
ために種々の工夫がなされているが、これら焼成条件は
すべて職人的手法により手作業で行なわれている。この
ため、焼成すべき菓子や食品が変化したときにはそれぞ
れ定常条件に達するまでの間や、その後の操作はすべて
焼成ゾ−ンのガスバ−ナや電熱素子の条件を調整するこ
とになり、このように作業がきわめて煩雑でとくにこの
作業は高温にさらされることもあるのできわめて疲労度
が大きく、その改善が望まれている。
【0004】このようなところから、本発明者は先に特
公昭63−66496号公報に示すように、上下の焼成
ゾ−ンを少なくとも3つに区分し、それぞれの焼成ゾ−
ンの加熱素子を変化させる焼成装置を提案した。すなわ
ち、この焼成装置とは、共通の移動帯の進行方向に沿っ
て菓子焼成帯を少なくとも3つに区切って第1、第2な
らびに第3の各焼成室を形成し、この移動帯にのせられ
て菓子生地が各焼成室を順次に通過する間に焼成される
菓子焼成装置において、この第1焼成室では移動帯の上
部ならびに下部にガスバ−ナを配設し、第2焼成室では
移動帯の上部に電熱素子を配設する一方、下部にガスバ
−ナを配設し、更に、第3焼成室では移動帯の上部なら
びに下部に電熱素子を設けた菓子焼成装置である。
【0005】しかしながら、この装置は各焼成ゾ−ンの
加熱素子をかえてそれぞれの特徴をいかしつつ菓子の種
類に応じて焼成するものであって、1つの焼成装置によ
り多数の菓子が焼成できること、つまり対象とすべき菓
子の範囲を拡大することにおいてはきわめて大きな利点
がある。しかし、1つの菓子を例にとると、その菓子の
焼成すべき条件の設定はすべて手作業に依存し、このと
ころでは先に示したものとかわるところがなくその改善
が求められている。
【0006】そこで、これらの手作業を電気的なコンピ
ュ−タ−技術を適用し、無人化又は自動化することが考
えられる。それらの適用において、焼成装置そのものを
改善しその改善に応じて適用することが必要になる。し
かしながら、従来例の焼成装置は上記の如くすべて職人
的手作業を前提として開発されているため、そのままの
状態で適用することは不可能に近い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点の解
決を目的とし、従来例の焼成装置においてもあまり改修
しなくとも十分に適用でき、しかも、焼成すべき食品あ
るいは菓子の焼成条件に応じて手作業にほとんど依存せ
ず、コンピュ−タ−技術を利用して制御できる自動食品
加熱焼成方法を提案する。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明方法
は、連続的または間欠的に走行する無終端軌道の上にお
かれた食品を、この無終端軌道をはさんで形成された上
下焼成ゾ−ン内に配置された加熱素子によって焼成する
ものであって、この際に、これら上下焼成ゾ−ンをそれ
ぞれ少なくとも2つのブロックに分け、これら各ブロッ
クにおいて焼成すべき食品の焼成条件に応じて定められ
る基準温度と、この基準温度に関連して定められるバッ
ファ温度域とを設定するとともに、これらを温度情報と
して制御記憶装置に入力するほか、各ブロックの加熱素
子についてその作動態様または使用条件を個別に定める
とともに、これらをバ−ナ情報として制御記憶装置に入
力し、このバ−ナ情報ならびに温度情報に基ずいて各ブ
ロックの最適操業条件を制御記憶装置で計算制御し、こ
の制御記憶装置からの指令により無終端軌道ならびに各
加熱素子を作動させて食品を焼成することを特徴とす
る。
【0009】以下、本発明の手段たる構成ならびにその
作用について説明すると、次の通りである。
【0010】まず、図1において符号1は焼成炉を示
し、この焼成炉1の内部に焼成ゾ−ンが形成される。焼
成ゾ−ンの中を通って無終端軌道2が配設され、この無
終端軌道2は、例えば、図1の矢印方向に連続的または
間欠的に走行し、この上に菓子又は食品の生地がのせら
れて焼成される。焼成炉1内において、走行する無終端
軌道2をはさんで上下にそれぞれ焼成ゾ−ン3、4が形
成され、これら各焼成ゾ−ン3、4は走行方向に向って
少なくとも2つのブロック、図1に示す例においては3
つのブロック31、32、33、41、42、43に分
けられている。このように分けられた上下の各ブロック
31、32、33、41、42、43にはそれぞれ加熱
素子311、312、321、322、323、32
4、331、332、333、411、412、41
3、414、421、422、431、432を配し、
これら各加熱素子により無終端軌道2上にのせられた菓
子、食品などの生地は連続的に焼成される。
【0011】また、このような各ブロック31、32、
33、41、42、43において、例えば、ガスバ−ナ
や電熱素子の如き各加熱素子の作動態様や、使用条件な
どを個別的に設定し、これらを加熱素子の情報の1つと
して制御記憶装置5に予め入力させておく。
【0012】すなわち、各ブロック31、32、33、
41、42、43においてその内部に設けられた加熱素
子について設定される作動態様または使用条件は、焼成
すべき菓子や食品に要請される温度カ−ブから求められ
る各ブロック31、32、33、41、42、43の基
準温度と関連させて定める。例えば、シュ−クリ−ムの
シュ−を焼成する場合、各ブロック31、32、33、
41、42、43の設定温度をそれぞれ160℃、17
0℃、200℃、200℃、180℃、160℃にす
る。このときに、各ブロックにおいてその基準温度を中
心にしてバッファゾ−ンを定める。バッファゾ−ンは調
整すべき菓子や食品に応じて定められるが、通常は±5
℃若しくはそれ以下に定める。また、このようにバッフ
ァゾ−ンをとって、各ブロック内の個々の加熱素子につ
いて、その作動態様や使用条件を次の通りA、B、C、
D、Gに分類し、これらを各加熱素子の情報として設定
し、この情報を予め制御記憶装置5に入力させておく。 A……各ゾ−ンの検出温度がいかなる値であっても、常
時加熱作動を続けるもの、 B……各ゾ−ンの検出温度が基準温度のバッファゾ−ン
に達したときにオフされて加熱作動を停止するもの、 C……各ゾ−ンの検出温度が基準温度のバッファゾ−ン
内に入っているときに、オフされて加熱作動を停止する
もの、 D……温度調整上の要請から各ゾ−ンの検出温度にかか
わらずオンオフするもの、 G……作業中全く加熱作動を停止しているもの、 例えば、シュ−の焼成においては、はじめの上ゾ−ン3
1ではあまり強く加熱する必要がなく、下ゾ−ン41か
らの予熱で十分であるため、上ブロック31内の各加熱
素子311、312の作動態様はGとし、このG情報を
予め制御記憶装置5に入力しておく。これに対し、シュ
−の下側は、はじめから、強く加熱する必要があるた
め、ブロック41内で2つの加熱素子411、412な
らびに414の作動態様はともにAとし、加熱素子41
3の作動態様をCとし、これらA、C情報を予め制御記
憶装置5に入力させる。
【0013】また、このような各加熱素子の情報のほか
に、焼成すべき食品や菓子に応じて定められる焼き時間
と各ブロック31、32、33、41、42、43の基
準温度、更に、無終端軌道2の走行速度を制御記憶装置
5に予め入力する。このように入力しておくと、次の通
り、制御記憶装置5からの指令によって各加熱素子がオ
ンオフされて、菓子や食品は自動的に焼成される。
【0014】すなわち、無終端軌道2上に生地をのせ、
無終端軌道2を移動させて各加熱素子を所定にプログラ
ムに応じてオンオフする。
【0015】更に詳しく説明すると、操業中は、各ブロ
ック31、32、33、41、42、43から温度検出
素子61、62、63、64、65、66によって各ブ
ロックの操業温度を検出し、この測定温度を操業情報と
して制御記憶装置5に入力する。制御記憶装置5には、
上記情報が予め入力記憶されているために、制御記憶装
置5においては、これら記憶情報ならびに測定情報にも
とずいで計算し、各加熱素子に操業指令を与え、各加熱
素子は、予め分類入力された作動態様や使用条件、例え
ば、A、B、C、D、Gで定められる範囲でオンオフさ
れる。
【0016】例えば、焼成時間を15分とし、シュ−ク
リ−ム用シュ−を焼成する場合に、図1に示す通りの焼
成装置を用い、この無終端軌道の移動速度は、焼成時間
から定め、表1に示す如く、各ブロックの基準温度や、
各加熱素子の作動態様等のパタ−ンを決めて、これらの
条件を情報として制御記憶装置に予め入力する。
【0017】そこで、スタ−トのときには加熱素子31
1、321、432、433を除く全ての加熱素子をオ
ンとして点火加熱し、その後、各ゾ−ンが基準温度に近
づいたことを見はからって、自動操作に移行する。自動
操作に移行すると、例えば、入口側の下ゾ−ンにおい
て、はじめのブロック31の基準温度が200℃であ
り、バッファ温度域が±2℃にとられているため、温度
検素子64によって検出される温度が198℃になる
と、加熱素子413のみが制御記憶装置5から送られる
信号によってオフとなり、他の加熱素子411、41
2、414はそのままオンとし、基準温度の200℃に
保持できる。これに反し、ブロック31の検出温度が基
準温度によって定められるバッファ温度域以下、例えば
197℃になると、加熱素子413はオンになり、温度
は再び上昇し、基準温度に保持される。なお、この間、
上ゾ−ンの入口側のブロック31の温度は、直下の下ブ
ロック41からの上昇流により基準温度160℃に保持
できるが、どうしても保持されないときには、加熱素子
411、412、414の作動態様等のパタ−ンや、他
の加熱素子の作動態様等のパタ−ンを変更する。
【0018】なお、各加熱素子はガスバ−ナであっても
電熱素子であっても用いることができ、一部にガスバ−
ナ、一部に電熱素子を用い、他にガスバ−ナ又は電熱素
子を用いることができる。
【0019】また、焼成すべき食品や菓子の種類に応じ
て各ブロックの基準温度は決めることができる。なお、
図1で符号71、72は各加熱素子のエネルギ−調整装
置である。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明方法
は、連続的または間欠的に走行する無終端軌道の上にお
かれた食品を、この無終端軌道をはさんで形成された上
下焼成ゾ−ン内に配置された加熱素子によって焼成する
ものである。
【0022】また、この際に、これら上下焼成ゾ−ンを
それぞれ少なくとも2つのブロックに分け、これら各ブ
ロックにおいて焼成すべき食品の焼成条件に応じて定め
られる基準温度と、この基準温度に関連して定められる
バッファ温度域とを設定するとともに、これらを温度情
報として制御記憶装置に入力するほか、各ブロックの加
熱素子についてその作動態様または使用条件を個別に定
めるとともに、これらをバ−ナ情報として制御記憶装置
に入力し、このバ−ナ情報ならびに温度情報に基ずいて
各ブロックの最適操業条件を制御記憶装置で計算制御
し、この制御記憶装置からの指令により無終端軌道なら
びに各加熱素子を作動させて食品を焼成することを特徴
とする。
【0023】従って、本発明方法によると、従来例の焼
成装置においてもあまり改修しなくとも十分に適用で
き、しかも、焼成すべき食品あるいは菓子の焼成条件に
応じて手作業にほとんど依存せず、コンピュ−タ−技術
を利用して制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する際に使用する装置の配置
図である。
【符号の説明】
1 焼成炉 2 無終端軌道 3 上部焼成ゾ−ン 4 下部焼成ゾ−ン 5 制御記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的または間欠的に走行する無終端軌
    道の上におかれた食品を、この無終端軌道をはさんで形
    成された上下焼成ゾ−ン内に配置された加熱素子によっ
    て焼成する際に、これら上下焼成ゾ−ンをそれぞれ少な
    くとも2つのブロックに分け、これら各ブロックにおい
    て焼成すべき食品の焼成条件に応じて定められる基準温
    度とこの基準温度に関連して定められるバッファ温度域
    とを設定するとともに、これらを温度情報として制御記
    憶装置に入力するほか、前記各ブロックの加熱バ−ナの
    作動態様または使用条件を個別に定めると共に、これら
    を加熱素子情報として前記制御記憶装置に入力し、この
    加熱素子情報ならびに前記温度情報に基ずいて前記制御
    記憶装置で前記各ブロックの最適温度条件を計算制御
    し、この制御記憶装置からの指令により前記各ガスバ−
    ナを作動させることを特徴とする自動食品加熱焼成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記バッファ温度域を前記基準温度を中
    心として上下に±5℃若しくはそれ以下の温度巾に設定
    することを特徴とする請求項1記載の自動食品加熱焼成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記各ブロック内の加熱素子について定
    められる前記作動態様または使用条件を前記基準温度な
    らびに前記バッファ温度域と関連させて定め、これらを
    加熱素子情報として前記制御記憶装置に入力することを
    特徴とする請求項1記載の自動食品加熱焼成方法。
  4. 【請求項4】 前記各ブロック内の加熱素子の作動態様
    にまたは使用条件から個別的に定められて前記制御記憶
    装置に入力される加熱素子情報のうちの少なくとも一部
    を、常時燃焼作動する情報、前記バッファ温度域下限に
    達するまで燃焼作動しかつ下限をこえたところで燃焼作
    動を停止する情報、前記バッファ温座域上限に達するま
    で燃焼作動しかつ上限をこえたところで燃焼作動を停止
    する情報、または前記バッファ温度域内でのみ燃焼作動
    し若しくは燃焼作動を停止する情報とすることを特徴と
    する請求項1又は3記載の自動食品加熱焼成方法。
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