JPH0537760A - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH0537760A
JPH0537760A JP3189065A JP18906591A JPH0537760A JP H0537760 A JPH0537760 A JP H0537760A JP 3189065 A JP3189065 A JP 3189065A JP 18906591 A JP18906591 A JP 18906591A JP H0537760 A JPH0537760 A JP H0537760A
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equalizer
signal
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JP3189065A
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Takao Otsuka
隆雄 大▲塚▼
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、相手通信端末の設置地域毎に伝送路
の伝送特性を補正する補正情報を学習情報として記憶
し、該学習情報を参照して補正し、補正内容が変更され
たときは、学習情報を変更し、また、伝送路にテスト信
号を送出したときの応答結果により最適なイコライザを
選択し、相手通信端末の設置地域毎に最適な伝送補正を
短時間に設定するファクシミリ装置を提供することを目
的とする。 【構成】送信処理と受信処理に際して相手通信端末の設
置地域毎に最適なモデムレートとハイブリットIC10内
の送・受信用ケーブルイコライザ及び送・受信用リンク
イコライザの選択内容が学習情報としてメモリ8に格納
されるとともに、同一地域への送・受信処理に際して該
学習情報が参照されてセットされ、最適なモデムレー
ト、ケーブルイコライザ及びリンクイコライザが直ちに
選択されてセットされ、最速のモデムレートになるよう
に各イコライザの補正内容で学習情報が固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、詳細には、伝送品質に応じてケーブルイコライザや
リンクイコライザの値を設定して通信を行なうファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置通信においては、呼が
設定され、所定の制御手順が完了すると、画像データの
交信に先立ってモデムの伝送速度が決定される。このモ
デム伝送速度の決定は、従来、送信側のファクシミリ装
置から所定の伝送速度でTCF(トレーニングチェッ
ク)信号(通常“0”の連続信号)が送出され、受信側
がこのTCF信号のエラービット数を検出して、エラー
ビット数が所定の基準値以下かどうかにより通信の成功
・失敗を判断して、CFR信号(受信準備確認信号)あ
るいはFTT信号(トレーニング失敗信号)を送出する
ことにより行なう。すなわち、送信側のファクシミリ装
置は、通常、まず、一番速い伝送速度(例えば、9600bp
s )でTCF信号を送出し、受信側のファクシミリ装置
は、TCF信号のエラービット数を検出する。受信側の
ファクシミリ装置は、エラービット数が所定の基準値以
下であると、CFR信号を送出し、そのときの伝送速度
が採用される。また、エラービット数が所定の基準値以
上であると、受信側のファクシミリ装置は、FTT信号
を送出し、送信側のファクシミリ装置は、FTT信号を
受け取ると、伝送速度を一段階下げて再度TCF信号を
送出する。上記処理を受信側ファクシミリ装置からCF
R信号が送出されてくるまで繰り返す。
【0003】一方、ファクシミリ装置は、伝送速度をで
きるだけ高速に設定できるように従来ケーブルイコライ
ザ機能を用いて、通過帯域特性の影響をできるだけ低く
抑えている。すなわち、アナログ回線を利用してデータ
通信を行なう場合、回線の振幅歪や遅延歪等の劣化要因
により、データに歪が発生し、エラーの原因となる。そ
こで、本出願人は、先に送信相手先毎の送信履歴情報に
基づいて、送信相手先毎にケーブルイコライザの値を自
動設定するデータ通信装置を提案している(特願平1−
172704号)。このデータ通信装置は、送信履歴情
報に基づいて、モデムトレーニングを行なうに際し、ケ
ーブルイコライザの値を前もって設定する。
【0004】また、従来、ファクシミリ通信において
は、画像データを正確に送・受信するために、HDLC
(ハイレベルデータリンク)方式により、画像データを
ブロック毎に分割して、各ブロック毎にECM(誤り訂
正方式)によりエラーチェックを行いつつ送・受信し、
エラーの発生したブロックの画像データを再送してエラ
ーの発生に対応するものがある。すなわち、画像データ
をブロック毎に分割して送・受信し、ブロック毎にエラ
ーの発生の有無をチェックして、ブロック内でエラーが
発生していると、当該ブックの画像データを再送する。
したがって、トランジェントな障害(回線の遮断やイン
パルスノイズなど)に対して大きな効果がある。
【0005】しかしながら、このような従来のケーブル
イコライザ機能を有しないファクシミリ装置にあって
は、モデムの伝送速度を決定するのに、単に、一番速い
伝送速度からTCF信号の送出を始め、その都度エラー
ビット数を検出し、エラービット数が所定の基準値以下
になるまで、一段階ずつ伝送速度を下げて伝送速度を決
定していたため、伝送速度を決定するまでに長時間を要
し、通信費が高くなるだけでなく、回線状態が悪いとき
には遅い伝送速度が設定されるという問題があった。
【0006】また、先に本出願人が先に出願したデータ
通信装置にあっては、モデムトレーニングを行なうのに
先だってケーブルイコライザの値を設定していたため、
モデムの伝送速度を決定するために順次伝送速度を下げ
ていった場合、各伝送速度に適切なケーブルイコライザ
の値を設定することができず、結局、遅い伝送速度に設
定されるおそれがあり、改良の余地があった。
【0007】さらに、本出願人が先に出願したデータ通
信装置にあっては、ケーブルイコライザのみを調整して
いたため、群遅延歪の無視し得ない回線については、回
線状態に十分対応した伝送状態の調整を行なうことがで
きず、さらに改良の余地があった。また、画像データを
HDLCにより送・受信し、ECM通信方式でエラーの
チェックを行なう場合に対しては、本出願人が先に出願
したデータ通信装置をそのまま適用すると、ECM通信
方式により画像データにエラーが発生して再送される場
合でも、ケーブルイコライザやディレイイコライザは調
整されず、画像データを再送してもエラーが再度発生す
るおそれがあった。これは、画像データの伝送において
エラーが発生するのは、上記トランジェットな障害がな
くても、伝送路の劣化状態が通信中に変化することによ
り発生することがあるからである。このような場合に
は、画像データの再送が何回も行なわれ、通信費が嵩む
という問題があった。
【0008】そこで、本出願人は、さらにこれらの問題
を解決するため先に出願したファクシミリ装置(特願平
3−40351号参照)では、通信速度を順次シフトダ
ウンして伝送速度を設定するに際し、通信速度をシフト
ダウンする度にその通信速度の設定置に対応して、伝送
路の通過帯域特性を補正するケーブルイコライザの設定
置を変更することにより、通信速度に最適なケーブルイ
コライザを設定し、速やかに通信速度を設定するととも
に、可能なかぎり速い通信速度を設定するようにして、
ファクシミリ装置のランニングコストや通信費を低減す
るようにしている。
【0009】また、同出願では、ファクシミリ装置にお
いて、伝送路の通過帯域特性を補正する設定値が異なる
少なくとも2以上のケーブルイコライザと伝送路の群遅
延歪を補正する設定値が異なる少なくとも2以上のディ
レイイコライザを通信状態に応じて最適なケーブルイコ
ライザとディレイイコライザとを適宜選択しているの
で、通信を行なっている途中においても、伝送路の通過
帯域特性と群遅延歪に応じて、常に最適のケーブルイコ
ライザとディレイイコライザとを設定し、エラーの発生
を抑制しつつ、可能な限り速い通信速度に設定して、通
信費を低減している。
【0010】さらに、同出願では、ECM通信方式によ
りエラーの発生したブロックの画像データを再送信する
ファクシミリ装置において、画像データの再送時に、ケ
ーブルイコライザとディレイイコライザとを適宜選択し
て、画像データの再送信時におけるエラーの発生を防止
し、可能な限り速い通信速度に設定しつつ、エラーの発
生を抑えて、通信費を低減するようにしている。
【0011】一方、従来、多段回に設定可能なケーブル
イコライザをモデムに内蔵するファクシミリ装置も実用
化されており、このようなファクシミリ装置では、サー
ビスマンが、ファクシミリ装置設置の際に、あらかじめ
多くファクシミリ通信が行われる地域の交換機との間の
信号劣化を補正するようにケーブルイコライザの設定を
行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本出願人が
先に出願したケーブルイコライザとディレイイコライザ
を通信状態や画像データの再送時に適宜選択するファク
シミリ装置にあっては、最終的な画像データの転送速度
は早くなるものの、その通信速度を選択する際には、従
来通りに順次通信速度をシフトダウンして通信速度を設
定する通信制御手順に際してケーブルイコライザとディ
レイイコライザを選択するようになっていたため、その
選択のための通信時間は従来通りか、それ以上に長引く
可能性があり、この選択の際の通信時間を短縮する必要
がある。
【0013】また、サービスマンによって設置の際に、
あらかじめ多くファクシミリ通信が行われる地域の交換
機との間の信号劣化を補正するようにケーブルイコライ
ザを設定するファクシミリ装置にあっては、信号の劣化
を補正する範囲がファクシミリ装置と交換機が設置され
た地域の間だけであったため、他の地域との通信に際し
ては、適切に信号補正が行われないという問題があっ
た。
【0014】すなわち、ファクシミリ装置の普及に伴っ
て、通信相手のファクシミリ装置の設置場所が国内に留
まらず海外にも広がっているため、信号劣化が小さい地
域と大きい地域に大別され、単一のケーブルイコライザ
の設定だけでは、一方の地域に対して最適な補正が他方
の地域に対して過補正になるため、信号劣化状態の極端
に異なる地域には対処できない。
【0015】そこで本願各発明は、相手通信端末の設置
地域毎に伝送路の伝送特性を補正する補正情報を学習情
報として記憶し、同一地域への通信に際して該学習情報
を参照して補正するとともに、補正内容が変更されたと
きは、学習情報を変更し、また、伝送路にテスト信号を
送出したときの相手通信端末からの応答結果により最適
なイコライザを選択し、該選択結果を蓄積して統計処理
し、該統計結果に基づいて伝送路の信号劣化傾向を把握
して最適なイコライザを選択することにより、相手通信
端末の設置地域毎に最適な伝送補正を短時間に設定する
ファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
公衆回線を介して接続された相手通信端末との間で、フ
ァクシミリ通信制御手順を実行して、ファクシミリ通信
を行なうファクシミリ装置において、前記相手通信端末
の電話番号に基づいて該相手通信端末の設置地域を解析
する解析手段と、伝送路の伝送特性を補正する設定値が
異なる複数の伝送特性補正手段と、該相手通信端末との
間の通信状態に応じて伝送特性補正手段を選択する選択
手段と、解析手段で解析された設置地域情報と選択手段
で選択された伝送特性補正手段情報を関連付けて学習情
報として記憶するとともに、該学習内容を同一設置地域
とのファクシミリ通信時に選択される伝送特性補正内容
が変更されたときに更新する記憶手段と、を設け、接続
された相手通信端末の設置地域が既に記憶手段に学習情
報として記憶されているとき、該学習情報を参照して伝
送特性を補正するとともに、補正結果に応じて学習情報
を更新してファクシミリ通信を実行することを特徴と
し、請求項2記載の発明は、公衆回線を介して接続され
た相手通信端末との間で、ファクシミリ通信制御手順を
実行して、ファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置
において、前記相手通信端末が接続された公衆回線に複
数周波数のテスト信号を送出する送出手段と、該テスト
信号の受信結果に基づいて伝送路の信号伝達特性を判別
する判別手段と、伝送路の信号伝達特性を補正する信号
送出レベルの設定値が異なる複数のイコライザと、判別
手段の判別結果に基づいてイコライザを選択する選択手
段と、を設けたことを特徴とし、請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明において、あらかじめ前記イコ
ライザが設定されると、該イコライザの信号送出レベル
分を差し引いて前記テスト信号を送出して伝送路の信号
伝達特性を判別することを特徴とし、請求項4記載の発
明は、請求項2記載の発明において、前記信号伝達特性
の判別結果を蓄積し、所定通信回数分の判別結果を統計
処理し、該統計結果に基づいて伝送路の信号劣化傾向を
把握する統計処理手段と、該把握した信号劣化傾向に基
づいて前記イコライザの選択を固定する固定手段と、を
設けたことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、公衆回線を介して接
続された相手通信端末との間で、ファクシミリ通信制御
手順を実行して、ファクシミリ通信を行なうファクシミ
リ装置において、相手通信端末との間の通信状態に応じ
て設定値の異なる伝送特性補正手段が選択されるととも
に、相手通信端末の設置地域情報と選択された伝送特性
補正情報が関連付けて学習情報として記憶され、接続さ
れた相手通信端末の設置地域が既に記憶手段に学習情報
として記憶されているとき、該学習情報を参照して伝送
特性が補正されるとともに、補正結果に応じて学習情報
が更新される。
【0018】したがって、相手通信端末の設置地域に応
じて最適な伝送特性の補正を短時間で行うことができ、
ファクシミリ装置の通信費用を低減することができ、通
信機能を向上させることができる。請求2項記載の発明
では、公衆回線を介して接続された相手通信端末との間
で、ファクシミリ通信制御手順を実行して、ファクシミ
リ通信を行なうファクシミリ装置において、相手通信端
末が接続された公衆回線に複数周波数のテスト信号が送
出され、該テスト信号の受信結果に基づいて伝送路の信
号伝達特性が判別され、該判別結果に基づいて伝送路の
信号伝達特性を補正する信号送出レベルの設定値が異な
る複数のイコライザが選択される。
【0019】したがって、相手通信端末の設置地域によ
らず接続される回線品質に応じて信号の伝達特性を最適
に補正して対処することができ、設置される地域によら
ず適切な補正によって伝送速度を必要以上に落さずによ
り高速なモデムレートで画質を良好な状態で画像データ
の送・受信処理を実行することができ、ファクシミリ装
置の通信コストを低減することができるとともに、信頼
性を向上させることができる。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
ファクシミリ装置において、あらかじめ前記イコライザ
が設定されると、該イコライザの信号送出レベル分を差
し引いて前記テスト信号が送出されて伝送路の信号伝達
特性が判別され、該判別結果に基づいて伝送路の信号伝
達特性を補正する信号送出レベルの設定値が異なる複数
のイコライザが選択される。
【0021】したがって、回線品質を判断する時間を短
縮することができ、ファクシミリ装置の通信コストをさ
らに低減することができる。請求項4記載の発明では、
請求項2記載のファクシミリ装置において、前記信号伝
達特性の判別結果が蓄積され、所定通信回数分の判別結
果が統計処理され、該統計結果に基づいて伝送路の信号
劣化傾向が把握されると、該把握した信号劣化傾向に基
づいて前記イコライザの選択が固定される。
【0022】したがって、相手通信端末毎に最適な補正
内容を学習して設定することができ、補正内容を設定す
る時間を短縮することができ、ファクシミリ装置の通信
コストをさらに低減することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図9は、請求項1記載のファクシミリ装
置の一実施例を示す図である。図1は、ファクシミリ装
置1のブロック図であり、ファクシミリ装置1は、回線
電流検出回路2、オフフックスイッチ3、ダイヤルスイ
ッチ4、ライントランス5、リンギング検出回路6、フ
ァクシミリ制御部7、メモリ8、モデム9及びハイブリ
ッドIC10等により構成されている。
【0024】回線電流検出回路(LC)2は、回線(L
INE)がオフフックされていることを回線電流によっ
て検出してファクシミリ制御部7に伝達する。オフフッ
クスイッチ3は、ファクシミリ制御部7によってオン/
オフ制御され、モデム9側の直流ループを閉結する。ダ
イヤルスイッチ(DI)4は、ダイヤルパルス信号を発
生する。
【0025】ライントランス5は、回線とハイブリッド
IC10の間でアナログ信号の絶縁・カップリングを行な
う。リンギング検出回路6は、相手通信端末からの着呼
により交換機から送信されるリンギング信号を検出して
ファクシミリ制御部7に伝達する。ファクシミリ制御部
(解析手段、選択手段)7は、CPU(Central Proces
s-ing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRA
M(Random Access Memory)等を備えており、ROM内
にはファクシミリ装置1としての基本プログラムや本発
明のファクシミリ通信処理プログラム等が格納されてい
る。また、RAMには、ファクシミリ装置1としてのシ
ーケンスを実行する際に各種データが記憶される。ファ
クシミリ制御部7は、ROM内のプログラムに従ってフ
ァクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミリ装置
1としてのシーケンスを実行するとともに、ファクシミ
リ通信処理に際して本発明のイコライザ選択処理及び学
習情報のメモリ8への読込書込処理を実行する。
【0026】メモリ(記憶手段)8は、ファクシミリ制
御部7で通信処理毎に選択されるイコライザの選択内容
を相手通信端末の設置地域情報と関連付けて学習情報と
して格納するメモリエリアを形成しており、格納された
学習情報は、後述するファクシミリ通信処理のイコライ
ザ選択処理に際して参照され、また、学習情報の読込書
込処理に際して変更される。メモリ8のメモリエリア
は、図2に示すように形成されており、メモリアドレス
(0000H 〜)の範囲に国内専用サービス時の補正値(イ
コライザ選択内容、モデムレートの設定)、メモリアド
レス(0300H 〜)の範囲に海外の国別コードによるアド
レス指定データ、メモリアドレス(1000H〜)の範囲に
国内地域コード別のアドレス指定データ、メモリアドレ
ス(2000H〜)の範囲に送信用国内市外局番毎の補正設
定値、メモリアドレス(2A00H 〜)の範囲に送信用海外
の補正設定値、メモリアドレス(3000H 〜)の範囲に受
信用国内市外局番毎の補正設定値、メモリアドレス(3A
00H 〜)の範囲に受信用海外の補正設定値を格納する。
【0027】モデム9は、送信信号の変調を行い、ま
た、受信信号の復調を行う。ハイブリットIC(HI
C)10は、図3に示すように、バッファ11、12、ローパ
スフィルタ(LPF)13、ハイパスフィルタ(HPF)
14、送信用リンクイコライザ群15、マルチプレクサ16〜
19、送信用ケーブルイコライザ群20、受信用ケーブルイ
コライザ群21、受信用リンクイコライザ群22及びレジス
タ23により構成されている。
【0028】バッファ11、12は、それぞれ送信信号と受
信信号を所定レベルに変換して授受する。ローパスフィ
ルタ13は、送信信号の高周波ノイズ成分をカットし、ハ
イパスフィルタは14、受信信号及び商用電源からの低周
波ノイズをカットする。マルチプレクサ16〜19は、後述
するイコライザ選択処理に際してファクシミリ制御部7
により切り換え制御され、送信用リンクイコライザ群1
5、送信用ケーブルイコライザ群20、受信用ケーブルイ
コライザ群21及び受信用リンクイコライザ群22内の各リ
ンクイコライザとリンクイコライザが切り換えられる。
【0029】送信用リンクイコライザ群15及び受信用リ
ンクイコライザ群22は、それぞれ2リンク、3リンクの
リンクイコライザが用意されており、これらの設定は、
相手通信端末との間に接続される回線と交換機の接続数
に対応している。送信用リンクイコライザ群15及び受信
用リンクイコライザ群22は、回線(伝送路)の伝送遅延
歪み、すなわち、信号の低周波数域と高周波数域が信号
が伝送される際に遅れる歪みを、あらかじめ低周波数域
と高周波数域を早めて出力することにより補正するもの
であり、どの値のリンクコライザを使用するかは、後述
するファクシミリ通信時のイコライザ選択処理に際して
マルチプレクサ16、19により選択される。
【0030】送信用ケーブルイコライザ群20及び受信用
ケーブルイコライザ群21は、それぞれスルー、4dB、8d
B、12dBのケーブルイコライザが用意されており、回線
(伝送路)の通過帯域特性を補正するものであり、どの
値のケーブルイコライザを使用するかは、後述するファ
クシミリ通信時のイコライザ選択処理に際してマルチプ
レクサ17、18により選択される。
【0031】送信用リンクイコライザ群15、送信用ケー
ブルイコライザ群20、受信用ケーブルイコライザ群21及
び受信用リンクイコライザ群22は、伝送特性補正手段を
構成する。レジスタ23は、ファクシミリ制御部7から入
力される送信用リンクイコライザ群15、送信用ケーブル
イコライザ群20、受信用ケーブルイコライザ群21及び受
信用リンクイコライザ群22の各リンクイコライザ及びケ
ーブルイコライザを選択するイコライザ選択データD0〜
D7をラッチ信号LATにより保持してマルチプレクサ16
〜19に出力し、リンクイコライザ及びケーブルイコライ
ザを選択させる。
【0032】次に、作用を説明する。本実施例では、回
線を介して接続された相手通信端末の設置地域を電話番
号から解析し、相手通信端末とのモデムトレーニングの
結果選択したリンクイコライザとケーブルイコライザの
設定内容及び設定したモデムレートとともに解析した設
置地域情報に関連付けて学習情報としてメモリ8に記憶
し、同一地域への通信処理に際して記憶した学習情報を
参照して回線の信号伝達特性に対応してイコライザの選
択処理を実行するとともに、補正内容に応じて学習情報
を更新処理するところにその特徴がある。以下、このイ
コライザ選択処理について送信処理と受信処理に分けて
説明する。
【0033】まず、送信処理の際のイコライザ選択処理
について図4に示すフローチャートに基づいて説明す
る。ファクシミリ装置1において、オペレータにより送
信原稿が図示しないスキャナにセットされ、テンキー操
作等により送信先電話番号が入力されてからスタートキ
ーが操作されると、ファクシミリ制御部7は、これら一
連の操作を認識し(ステップS1〜S3)、オフフック
スイッチ3及びダイヤルスイッチ4をオンして回線の直
流ループを閉結し、通常のファクシミリ通信手順により
呼の接続処理を開始する(ステップS4、S5)。次い
で、補正データの読み込みフローを実行して送信用リン
クイコライザ群15及び送信用ケーブルイコライザ群20を
選択する学習情報を読み込む。
【0034】ここで、補正データの読み込みフローにつ
いて図4に示すフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、入力された電話番号により海外通信かどうかを判別
し(ステップT1)、海外通信のときは、国別コードを
判断し(ステップT2)、メモリ8の上記図2に示した
メモリアドレス(2A00H 〜)の範囲から該当する送信用
国別コードの補正設定値を読み込み(ステップT3)、
レジスタ23にセットする(ステップT4)。
【0035】また、ステップT1で送信先が海外でない
ときは、国内専用サービスに指定されているかどうかを
判別し(ステップT5)、国内線用サービスのときは、
市外局番を判断し(ステップT6)、同様にメモリ8の
メモリアドレス(0000H 〜)の範囲から該当する国内専
用サービス補正値を読み込み(ステップT7)、この読
み込んだ補正値と実際の通信による学習結果から所定の
演算により補正値を求めてレジスタ23にセットする(ス
テップT8、T4)。
【0036】市外局番のとき、演算により補正設定内容
を求めるのは、例えば、最近、遠距離通信時に利用され
る高速通信網等の異なる回線品質の通信網が接続される
ことを考慮するためである。すなわち、高速通信網で
は、従来の長距離通信網よりも回線品質が良くモデムレ
ートも早くなるため、高速通信を利用する通信端末の場
合は、あらかじめ高速通信網利用による回線品質の改善
量を考慮して補正量を少なくすることが望ましい。
【0037】そこで、高速通信を利用する場合の演算式
の一例を以下に示す。 (補正値)=(高速通信を行なわない場合の補正量) −(高速通信を利用した場合の補正量) として補正設定を行なうようにすると、過補正を防止す
ることができる。また、ステップT5で送信先が国内専
用サービスでないときは、市外かどうかを判別し(ステ
ップT9)、市外のときは、市外局番を判断し(ステッ
プT10)、同様にメモリ8のメモリアドレス(2000H
〜)の範囲から該当する送信用国内市外局番の補正設定
値を読み込み(ステップT11)、レジスタ23にセットす
る(ステップT4)。
【0038】また、ステップT9で送信先が市外でない
ときは、市内局番であると判断し、同様にメモリ8のメ
モリアドレス(2000H 〜)の範囲から該当する送信用市
内局番の補正値を読み込み(ステップT12)、レジスタ
23にセットする(ステップT4)。以上の補正値読み込
み処理によってレジスタ23にデータがセットされるが、
図6に示すように、8ビット構成で設定され、上位4ビ
ット(b7〜b4)にモデムレートの設定情報として、b7に
設定変更の禁止情報、b6に同じモデムレートが設定され
た場合の連続回数情報、b5とb4に前回の通信で設定され
たモデムレート情報が格納され、下位4ビットに前回の
イコライザ設定内容が格納され、各ビットは、“1”あ
るいは“0”がセットされて設定内容が示される。
【0039】再び、図4のステップS7に戻って読み込
んだ補正設定値のビットb7が“1”にセットされている
かどうかをチェックし、“1”にセットされていないと
きは、まず、モデム9のモデムレートを最高速9600bps
にセットして相手通信端末との間の通常の通信プロトコ
ルでモデムトレーニングを開始し、すなわち、送信側フ
ァクシミリ装置1は、受信側ファクシミリ装置からのC
ED信号(被呼端末識別信号)やDIS信号(ディジタ
ル識別信号)を受けると、DCS信号(ディジタル命令
信号)を送出した後、TCF信号(トレーニングチェッ
ク)を送出して、以下に示すように、モデムレートを徐
々にシフトダウンしてモデムトレーニングを行なう。 9600bps(CCITT.V29)→7200bps(CCITT.
V29)→4800bps(V27ter)→2400bps(V27te
r) このモデムトレーニングとともに、送信用リンクイコラ
イザ群15及び送信用ケーブルイコライザ群20の選択をマ
ルチプレクサ15、16によりそれぞれスルー状態から2リ
ンク→3リンク及び4dB →8dB →12dBと順次補正量が大
きくなるように変更して回線の信号伝送特性に対応した
リンクイコライザとケーブルイコライザをセットする
(ステップS8)。モデムレートのセットを終了する
と、通常の通信プロトコルにより画像データの送信を開
始し(ステップS9、S10)、画像データの送信を終了
すると、オフフックスイッチ3とダイヤルスイッチ4を
オフして送信処理を終了し(ステップS11)、今回の送
信処理で選択された送信用リンクイコライザ群15及び送
信用ケーブルイコライザ群20の選択内容を学習結果とし
てメモリ8の該当するエリアに書き込むフローを実行す
る(ステップS12)。
【0040】本発明によるこのモデムレート及びリンク
イコライザとケーブルイコライザの選択処理では、モデ
ムレートが9600bps に近付くように行なわれるが、初め
ての送信先に対しては、学習情報がメモリ8に格納され
ていないので、リンクイコライザとケーブルイコライザ
の補正を加えない状態からモデムレートを順次シフトダ
ウンしていく通常のモデムトレーニングが行なわれ、相
手通信端末の応答状態に対応してモデムレートとともに
リンクイコライザとケーブルイコライザが選択され、設
置地域情報とともに、補正設定内容が学習情報としてメ
モリ8内の該当するメモリアドレスに格納される。
【0041】このモデムトレーニングの結果、例えば、
モデムレートが9600bps に設定され、リンクイコライザ
とケーブルイコライザの補正が加えられなかった場合
は、上記学習結果を格納した補正データのビットb7が、
“1”にセットされて補正内容の変更の禁止が指示さ
れ、次回の送信に際しても同一のモデムレートが直ちに
選択される。
【0042】また、モデムトレーニングの結果、例え
ば、モデムレートが4800bps までシフトダウンされ、リ
ンクイコライザとケーブルイコライザの補正が加えられ
なかった場合は、次回の送信では、同一のモデムレート
で2リンクイコライザ+4db のケーブルイコライザが選
択された状態からモデムトレーニングが開始され、3回
目以降の送信では、徐々にリンクイコライザとケーブル
イコライザの補正量が多く設定されて、より高速なモデ
ムレートに変更可能な場合は、モデムレートが9600bps
になるようにリンクイコライザとケーブルイコライザの
補正量が送信毎に変更されて学習結果が更新される。
【0043】しかし、3リンクイコライザ及び12dBのケ
ーブルイコライザを設定してもモデムレートが9600bps
に達しない回線の場合は、その回線で最終的に連続して
選択されたモデムレートと各イコライザ設定に学習結果
が固定される。また、前回の通信より低いモデムレート
が選択された場合は、過補正であるため前回の補正設定
内容に固定される。
【0044】以上のようにして海外及び国内の市外局番
毎に最適なモデムレート、リンクイコライザ及びケーブ
ルイコライザ設定が学習され、以後は、この学習情報を
参照して送信時のモデムトレーニングが実行される。一
方、ステップS7で読み込んだ補正設定値のビットb7が
“1”にセットされているときは、モデムレートの設定
変更が禁止であるため、上記図6に示した補正設定デー
タのビットb5とb4に設定されたモデムレートに固定して
モデムトレーニングを行ない(ステップS13)、通常の
通信プロトコルにより画像データの送信を開始し(ステ
ップS14、S15)、画像データの送信を終了すると、オ
フフックスイッチ3とダイヤルスイッチ4をオフして送
信処理を終了する(ステップS16)。
【0045】次いで、上記ステップS12における補正デ
ータの書き込みフローについて図7に示すフローチャー
トに基づいて説明する。まず、学習結果からモデムレー
トが前回と同じかどうかをチェックし(ステップU
1)、同じときは、上記図6に示したデータのビットb6
が“1”にセットされているかどうかをチェックする
(ステップU2)。ビットb6が“1”にセットされてい
るときは、連続して同じモデムレートがセットされてい
るため、以後のモデムレートを固定するように、ビット
b7を“1”にして設定変更の禁止を有効にしてメモリ8
内の該当するメモリアドレスに格納して処理を終了する
(ステップU3)。ステップU2でビットb6が“1”に
セットされていないときは、あらためてビットb6を
“1”にしてモデムレートの連続設定を有効にしてメモ
リ8内の該当するメモリアドレスに格納して処理を終了
する(ステップU4)。
【0046】また、ステップU1で前回のモデムレート
と異なるときは、新しくセットされたモデムレートの情
報をビットb5とb4に書き込み(ステップU5)、そのモ
デムレートが9600bps かどうかをチェックする(ステッ
プU6)。9600bps でないときは、そのままデータをメ
モリ8内の該当するメモリアドレスに格納し、9600bps
のときは、ビットb7を“1”にして設定変更の禁止を有
効にしてメモリ8内の該当するメモリアドレスに格納し
て処理を終了する(ステップU7)。
【0047】ここで、ビットb5とb4にモデムレートを書
き込む場合の一例を以下に示す。 ビットb5、b4が、“1”、“1”のとき、9600bps ビットb5、b4が、“1”、“0”のとき、7200bps ビットb5、b4が、“0”、“1”のとき、4800bps ビットb5、b4が、“0”、“0”のとき、2400bps 以上のようにして補正データが、相手通信端末の電話番
号に該当するメモリ8内のメモリアドレス毎に格納され
るが、送信先が海外の場合は、メモリアドレス(0300H
〜0FFFH)に格納された国別コードアドレス指定が参照
され、ここでは、送信用の場合はメモリアドレス(2A00
H〜 )、受信用の場合はメモリアドレス(3A00H〜 )が
指定されて格納される。また、送信先が国内市外局番の
場合は、メモリアドレス(1000H〜1FFFH)に格納された
国内市外局番地域アドレス指定が参照され、ここでは、
送信用の場合はメモリアドレス(2000H〜 )、受信用の
場合はメモリアドレス(3000H〜 )が指定されて格納さ
れる。
【0048】アドレス指定の具体例を示すと、市外局番
の場合は、頭から2、3、4番目の数字に当たるアドレ
スに格納し、例えば、“0462”ならば、送信用で
は、メモリアドレス2462H に、受信用では、3462H に格
納される。5桁以上の市外局番の場合は、上位4桁の地
域と近い地域と思われるので、4桁までの範囲で判別す
れば良い。
【0049】次に、受信処理について受信処理の際のイ
コライザ選択処理について図8に示すフローチャートに
基づいて説明する。ファクシミリ装置1において、外部
電話回線(TEL)に着呼があると、リンギング検出回
路6により着呼信号を検出し、ファクシミリ制御部7が
着呼を認識すると(ステップV1)、オフフックスイッ
チ3とダイヤルスイッチ4をオンして回線の直流ループ
を閉結し、通常のファクシミリ通信手順により呼の接続
処理を開始する(ステップV2、V3)。次いで、相手
通信端末から受信したCIG信号(発呼端末識別信号)
に示される識別コードから送信側の設置地域を判断する
(ステップV4)。次いで、補正データの読み込みフロ
ーを実行して受信用ケーブルイコライザ群21及び受信用
リンクイコライザ群22を選択する学習情報を読み込む
(ステップV5)。
【0050】この学習情報の読み込みフローは、上記図
5に示したフローチャートと同一であるため、その処理
の詳細な説明は省略する。次いで、読み込んだ補正設定
値のビットb7が“1”にセットされているかどうかをチ
ェックし(ステップV6)、“1”にセットされていな
いときは、上記送信処理と同様に、モデム9のモデムレ
ートを最高速9600bps にセットして相手通信端末との間
の通常の通信プロトコルでモデムトレーニングを開始
し、モデムレートを徐々にシフトダウンしてモデムトレ
ーニングを行なう。
【0051】このモデムトレーニングとともに、受信用
ケーブルイコライザ群21及び受信用リンクイコライザ群
22の選択をマルチプレクサ18、19によりそれぞれスルー
状態から2リンク→3リンク及び4dB →8dB →12dBと順
次補正量が大きくなるように変更して回線の信号伝送特
性に対応したリンクイコライザとケーブルイコライザを
セットする(ステップV7)。モデムレートのセットを
終了すると、通常の通信プロトコルにより画像データの
受信を開始し(ステップV8)、画像データの受信を終
了すると、オフフックスイッチ3とダイヤルスイッチ4
をオフして送信処理を終了し(ステップV9)、今回の
受信処理で選択された受信用ケーブルイコライザ群21及
び受信用リンクイコライザ群22の選択内容を学習結果と
してメモリ8の該当するエリアに書き込むフローを実行
する(ステップV10)。
【0052】この学習結果の書き込みフローも上記図8
に示したフローチャートと同一であるため、その処理の
詳細な説明は省略する。したがって、受信処理の結果が
補正内容が変更されたときは、メモリ8内の受信用補正
データ格納エリアの学習内容が更新され、各設置地域の
モデムレートが9600bps にセットされたとき、あるい
は、受信用ケーブルイコライザ21及び受信用リンクイコ
ライザ群22の選択が、12dBと3リンクになった時点での
モデムレートが最終補正データとして学習内容が固定さ
れる。
【0053】一方、ステップV6でレジスタ23にセット
されたデータのビットb7が“1”にセットされていると
きは、上記図6に示したように、前回の同一相手先から
の受信による学習結果によりモデムレートの変更が禁止
されているので、さらに、レジスタ23にセットされたデ
ータのビットb5とb4のセット内容に基づいて前回の受信
でセットされたモデムレートに固定してモデムトレーニ
ングを行なって、画像データの受信処理を実行する(ス
テップV11、V12)。画像データの受信を終了すると、
オフフックスイッチ3とダイヤルスイッチ4をオフして
受信処理を終了する(ステップV13)。
【0054】なお、図9にレジスタ23に保持される受信
用補正設定データと送信用補正データのデータ構成の一
例を示すが、これらのデータ構成は、限定されるもので
はなく、ファクシミリ装置1内のシステム構成に合わせ
て変更しても良い。これらの受信用補正設定データと送
信用補正データは、レジスタ23にファクシミリ制御部7
から入力されるラッチ信号LATにより保持され、マル
チプレクサ16〜19が切り換えら、送信用リンクイコライ
ザ群15、送信用ケーブルイコライザ群20、受信用ケーブ
ルイコライザ群21及び受信用リンクイコライザ群22内の
各ケーブルイコライザとリンクイコライザが選択され
る。
【0055】以上のように、送信処理と受信処理に際し
て相手通信端末の設置地域毎に最適なモデムレートとケ
ーブルイコライザ及びリンクイコライザの選択内容が学
習情報としてメモリ8に格納されるとともに、同一地域
への送・受信処理に際して該学習情報が参照されてセッ
トされ、最適なモデムレート、ケーブルイコライザ及び
リンクイコライザが直ちに選択されてセットされる。
【0056】したがって、ファクシミリ装置1に接続さ
れる相手通信端末の回線状態に応じて最適なモデムレー
ト、ケーブルイコライザ及びリンクイコライザを選択す
る時間を短縮することができ、通信端末の設置地域毎に
画像データの送・受信時間を確実に短縮することがで
き、ファクシミリ装置1の通信コストをより一層低減す
ることができる。
【0057】図10〜図17は、請求項2記載のファクシミ
リ装置の一実施例を示す図である。図10は、ファクシミ
リ装置31のブロック図であり、図10において、上記図1
に示したファクシミリ装置1と同一の構成部分には同一
番号を符して説明を省略する。図10において、ファクシ
ミリ装置31は、受信用アンプ32、送信用アンプ33、ハイ
パスフィルタ(HPF)34、リレー35、36、ローパスフ
ィルタ(LPF)37、ハイパスフィルタ回路38、テスト
信号送出回路39、回線診断回路40及びファクシミリコン
トロール41等を備えている。
【0058】受信用アンプ32は、ライントランス5を介
して入力される受信信号を所定レベルに増幅してハイパ
スフィルタ34に出力し、送信用アンプ33は、モデムから
入力される送信信号を所定レベルに増幅してライントラ
ンス5に出力する。ハイパスフィルタ34は、商用電源ラ
インからのノイズ をカットする。リレー35、36は、フ
ァクシミリコントロール41によって切換制御され、テス
ト信号送出回路39及び回線診断回路40を回線側に接続あ
るいは回線から分離する。
【0059】ローパスフィルタ37は、受信信号の高周波
ノイズをカットする。ハイパスフィルタ回路(イコライ
ザ)38は、ファクシミリコントロール41によってそのQ
値が切り換え制御され、回線の信号劣化を多段階に補正
するため、Q値を可変可能なハイパスフィルタで構成さ
れており、図11に示すように、所定のOPアンプ38aと
Q値を切り換えるスイッチ38bとそれぞれ値の異なる抵
抗とコンデンサの組み合わせによってQ値を多段階に設
定するQ値設定群38c等から構成されている。ハイパス
フィルタ回路38は、Q値を切り換えることによって回線
によって異なる信号伝達特性を補正する。
【0060】テスト信号送出回路(送出手段)39は、フ
ァクシミリコントロール41によってオン/オフ制御さ
れ、図12に示すように、クロック発生回路39aと加算器
39bにより構成されている。テスト信号送出回路39は、
クロック発生回路39aから発生される700Hz 、900Hz 、
〜2500Hzと10種の異なる周波数信号を加算器39bで合成
してテスト信号として回線に送出する。
【0061】回線診断回路(判別手段)40は、図13に示
すように、10個の周波数通過特性の異なるバンドパスフ
ィルタBPF1〜BPF10を有するバンドパスフィルタ
群40aとバンドパスフィルタBPF1〜BPF10毎に入
力される各周波数信号レベルをそれぞれ16段階に判定
するレベル判定回路SL1〜SL10を有するレベル判定
回路40bにより構成されている。回線診断回路40は、送
信側通信端末から送信されるテスト信号をバンドパスフ
ィルタ群40a内のバンドパスフィルタBPF1〜BPF
10でその周波数毎の信号に分離し、分離した各周波数信
号をレベル判定回路SL1〜SL10でそれぞれ16段階
のレベルに判定し、その判定結果をファクシミリコント
ロール41に4ビットのバイナリデータとして伝達する。
【0062】また、レベル判定回路SL1〜SL10は、
図14に示すように、ゲイン(増幅率)を段階的に設定す
るアンプ回路AMPと、アンプ回路AMPのゲインを切
り換えるスイッチSW1、SW2と、ファクシミリコン
トロール41から入力されるスイッチSW1、SW2切り
換え命令を一時的に格納して切り換え信号を出力すると
ともに、そのゲイン設定データをラッチレジスタに出力
するプログラマブルカウンタと、プログラマブルカウン
タから入力されるゲイン設定データを4ビットのバイナ
リデータとして出力するラッチレジスタを有するオート
ゲインアンプ部42と-15dBmのスレッシュレベルを持つ比
較器43とから構成されている。
【0063】ファクシミリコントロール41は、CPU
(CentralProcessing Unit )、ROM(Read Only Mem
ory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えて
おり、ROM内にはファクシミリ装置31としての基本プ
ログラムや本発明のファクシミリ通信処理プログラム等
が格納されている。また、RAMには、ファクシミリ装
置31としてのシーケンスを実行する際に各種データが記
憶される。ファクシミリコントロール41は、ROM内の
プログラムに従ってファクシミリ装置31の各部を制御し
て、ファクシミリ装置31としてのシーケンスを実行する
とともに、ファクシミリ通信処理に際して本発明の伝達
特性補正処理を実行する。
【0064】次に、作用を説明する。本実施例では、フ
ァクシミリ通信処理に際して回線を介して接続された相
手通信端末との間で所定の回線劣化を判定するためのテ
スト信号を交信し、このテスト信号の受信レベルにより
回線の伝達特性(信号劣化状態)を判別し、該判別結果
に基づいてその伝達特性を補正するハイパスフィルタ回
路38のQ値設定(通過帯域特性)を変更するところにそ
の特徴がある。以下、このファクシミリ通信処理につい
て説明する。なお、本実施例では、本発明の機能を有す
るファクシミリ装置31が送信側と受信側の双方に設置さ
れているものとし、その送信側と受信側のファクシミリ
装置における通信処理動作について説明する。
【0065】まず、送信側ファクシミリ装置における通
信処理動作について説明する。ファクシミリ装置31にお
いて、オペレータにより送信原稿が図示しないスキャナ
にセットされ、テンキー操作等により送信先電話番号が
入力されてからスタートキーが操作されると、ファクシ
ミリコントロール41によりオフフックスイッチ3及びダ
イヤルスイッチ4がオンされて回線(LINE)が閉結
されてループが形成される。次いで、相手通信端末との
間で通常のファクシミリ通信手順により呼の接続処理が
開始されるが、送信側からNSS信号(非標準機能設定
信号)を送出することによって本発明の回線テスト信号
を送出する回線テストモードが開始される。
【0066】回線テストモードが開始されると、ファク
シミリコントロール41によりテスト信号送出回路39内の
クロック発生回路39aがオンされ、リレー36がテスト信
号送出回路39側に切り換えられてテスト信号が回線に送
出される。クロック発生回路39aから発信される10種
(700Hz 、900Hz 、〜2500Hz)の信号は、それぞれ-15d
Bmになるように加算器39bで合成される。ここで、テス
ト信号を-15dBmになるように設定する理由としては、回
線端600Ω 終端での信号レベルを考慮したためである。
したがって、加算器39b内の抵抗値は、ライントランス
5、モデム9の周波数特性により定められる。
【0067】このときのテスト信号の送出時間は、ファ
クシミリコントロール41内のタイマ設定により制御され
る。例えば、5秒間の間に受信側からの応答(例えば、
2100Hzのトーナル信号)を受信しなければ、3秒後に、
もう一度5秒間テスト信号を送出する。このテスト信号
送出のオン/オフは、クロック発生回路39aに入力され
るオン/オフ信号で行なわれる。受信側からの応答信号
を受信すると、再び、リレー36がモデム9側に切り換え
られ、通常の画像データ送信処理がG3ファクシミリ通
信手順により実行されて送信処理が終了される。
【0068】次に、受信側ファクシミリ装置における通
信処理動作について説明する。上記送信側ファクシミリ
装置からの着呼を回線に受信すると、その着呼によるリ
ンギング信号がリンギング信号検出回路6で検出されて
ファクシミリコントロール41に伝達されて認識される。
着呼が認識されると、ファクシミリコントロール41によ
りオフフックスイッチ3及びダイヤルスイッチ4がオン
され、回線が閉結されてループが形成される。次いで、
送信側ファクシミリ装置との間で通常のファクシミリ通
信手順による呼の接続処理が開始され、モデム9からD
IS信号(ディジタル識別信号)が送出されるが、送信
側から受信した上記NSS信号により本発明の回線テス
ト信号を受信する回線テストモードが開始される。
【0069】回線テストモードが開始されると、ファク
シミリコントロール41によりリレー35が回線診断回路40
側に切り換えられ、受信したテスト信号が回線診断回路
40に入力される。テスト信号は、バイパスフィルタ群40
aの各バイパスフィルタBPF1〜BPF10により各通
過帯域周波数毎に分離され、各周波数信号としてレベル
判定回路SL1〜SL10に入力される。レベル判定回路
SL1〜SL10に入力された各周波数信号は、0dB から
16段階までオートゲイン回路42内のアンプ回路AMP
でゲインが上げられて比較器43でレベル判定される。例
えば、2dB ステップ毎に判定するとすると、-47dBm ま
でのレベルが検出される。各周波数信号のレベルが比較
器43のスレッシュレベル-15dBm を越えたとき、ゲイン
設定がストップされ、このときのゲイン設定とレベル判
定結果が各ラッチレジスタに保持され、この各ゲイン設
定とレベル判定結果がバイナリデータ(D0〜D10 )とし
てファクシミリコントロール41に出力される。レジスタ
へのデータ保持が終了すると、各オートゲインアンプ42
内のプログラマブルカウンタのカウントがファクシミリ
コントロール41から入力されるリセット信号によリセッ
トされる。
【0070】ファクシミリコントロール41では、レベル
判定回路SL1〜SL10からゲイン設定及びレベル判定
結果を示すバイナリデータ(D0〜D10 )が入力される
と、そのテスト信号の各周波数域でのレベルが認識され
る。このバイナリデータ(D0〜D10 )としては、例え
ば、図15に示すように、8ビット構成とした場合、上位
4ビット(b7〜b4)に各周波数域を示すデータを格納
し、下位4ビット(b3〜b0)にオートゲインアンプ42に
よるレベル判定結果を格納する。
【0071】次いで、10個のバイナリデータ(D0〜D1
0 )で示された回線の周波数特性に対応した補正が実行
されるが、本実施例では、簡単な補正方法を示す。例え
ば、半二重のファクシミリ通信信号では、500Hz〜2700H
z の範囲が主に用いられる周波数領域であり、この周波
数領域で信号レベルがフラットになるように送信され
る。また、回線における信号劣化は、この周波数領域で
は、図16に示すような周波数特性を持つことが一般的に
知られている。
【0072】そこで本実施例では、バイナリデータ(D0
〜D10 )を用いて図16に示す特性の近似線を求めること
にする。例えば、データD1、D2の平均とデータD3とデー
タD4、D5の平均の3つの平均をとり、図17に示す点α
(1100Hz)を求め、データD5とデータD6の平均をとり点
β(1600Hz)とし、同様に、点γ(2200Hz)を求める。
この各点α、β、γにおけるレベルをDα、Dβ、Dγ
とすると、個の各点を結ぶ回線の信号劣化特性(信号伝
達特性)が求められる。
【0073】したがって、このような信号劣化特性を補
正するようにハイパスフィルタ回路38のQ値設定群38c
の定数が設定され、この信号劣化特性を補正するQ値を
持つハイパスフィルタ回路38のQ値設定群38cがファク
シミリコントロール41により選択される。次いで、ファ
クシミリコントロール41では、このハイパスフィルタ回
路38のQ値設定群38cの選択が終了すると、リレー35
が、再び、モデム9側に切り換えられ、モデム9により
送信側に応答信号(例えば、2100Hzのトナール信号)が
送出される。次いで、送信側から送信される画像データ
の受信処理が通常のG3ファクシミリ通信手順により実
行され、受信処理が終了される。
【0074】以上のように、ファクシミリ通信処理に際
して送信側ファクシミリ装置31から回線テスト信号が送
信されると、受信側ファクシミリ装置31でそのテスト信
号の各周波数信号のレベルが判定されて回線の信号劣化
特性が判断され、該信号劣化特性を補正するようにハイ
パスフィルタ回路38のQ値が選択される。したがって、
ファクシミリ装置の送信する相手通信端末が設置される
地域が国内や海外であっても、接続される回線品質に応
じて信号の伝達特性を最適に補正して対処することがで
き、設置される地域によらず適切な補正によって伝送速
度を必要以上に落さずにより高速なモデムレートで画質
を良好な状態で画像データの送・受信処理を実行するこ
とができ、ファクシミリ装置の通信コストを低減するこ
とができるとともに、信頼性を向上させることができ
る。
【0075】また、上記実施例では、回線の信号劣化特
性の判定は、オートゲインアンプ42のゲインを0dB から
段階的に上げていく方法をとっていた。このときの信号
劣化は、送信端末〜交換機、交換機〜交換機及び交換機
〜受信端末の各区間における劣化の和である。ファクシ
ミリ通信規格(CCITT等)では、交換機〜通信端末
間の線路損失は、0dB〜15dB (1dB ステップ)の範囲で
補正して信号送出レベルを調整しても良いことになって
いる。ここで、線路損失をL(dB)とし、受信側の交換
機〜通信端末間の線路損失もL(dB)と考えられる。
【0076】そこで、従来のファクシミリ装置では、上
記従来で述べたように設置の際に、サービスマンが、あ
らかじめ多く通信が行なわれる地域に合わせて送出レベ
ルを設定して線路損失L(dB)分の補正設定分が固定さ
れている場合がある。例えば、L=7dB と設定されてい
るとすると、この設定分をファクシミリコントロール41
で認識できるので、上記オートゲインアンプ42の16段
階でステップアップ(2dB ステップ)を行なう際に、請
求項3記載の発明を適用して固定された補正設定分を考
慮して差し引いて設定することにより、ステップアップ
の設定回数を減らすことができる。
【0077】例えば、L=7dB であるとき、3段階目の
6dB<L=7dB <4段階目の8dBの関係となり、オートゲ
インアンプ42の設定を0dB からでなく、4段目の8dB か
ら開始することができる。すなわち、待機状態のとき、
ファクシミリコントロール41が、オートゲインアンプ42
のゲインを3段階まで上げておき、受信処理に際してプ
ログラマブルカウンタのクロック信号を止めておくこと
により、可能である。
【0078】したがって、あらかじめ線路損失分が補正
値が設定されているファクシミリ装置では、回線劣化特
性を判定する際の処理数を減らすことができ、通信時間
をさらに短くすることができ、さらに、ファクシミリ装
置の通信コストを低減することができる。さらに、上記
実施例では、回線の信号劣化特性を近似するときに用い
たデータDα、Dβ、Dγは、大きいほど劣化程度が大
きいことを示していた。また、ファクシミリコントロー
ル41は、これらのデータDα、Dβ、Dγをメモリに記
憶させておくことで、以後の通信に際して参考データと
して用いることも可能である。そこで請求項4記載の発
明を適用して通信毎に記憶したデータDα、Dβ、Dγ
の統計処理を行ない、通信が行なわれる回線の信号劣化
特性の傾向を把握してハイパスフィルタ回路39で設定す
るQ値を固定させることができる。
【0079】具体的には、例えば、100回の受信後の
データDα、Dβ、Dγの統計を取り、最小の値で5回
以上のデータをDα、Dβ、Dγを検索し、101回目
以降の受信では、これらの統計処理により求められた値
に対応するハイパスフィルター回路38のQ値に固定す
る。また、このような条件を満たすデータDα、Dβ、
Dγが取れないときは、さらに、200回まで、300
回までと統計処理を継続して1/20頻度で発生するデ
ータDα、Dβ、Dγが検索できるまで続行する。この
ように、小さい値を検索するのは、データDα、Dβ、
Dγに基づく信号伝達特性の過補正を防止するためであ
る。
【0080】このようにして統計処理によりハイパスフ
ィルター回路38のQ値を固定するようにすれば、相手通
信端末毎に最適な補正内容を学習して設定することがで
き、補正内容を設定する時間を短縮することができる。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、公衆回線
を介して接続された相手通信端末との間で、ファクシミ
リ通信制御手順を実行して、ファクシミリ通信を行なう
ファクシミリ装置において、相手通信端末との間の通信
状態に応じて設定値の異なる伝送特性補正手段を選択す
るとともに、相手通信端末の設置地域情報と選択した伝
送特性補正情報を関連付けて学習情報として記憶し、接
続された相手通信端末の設置地域が既に記憶手段に学習
情報として記憶されているとき、該学習情報を参照して
伝送特性を補正するとともに、補正結果に応じて学習情
報を更新しているので、相手通信端末の設置地域に応じ
て最適な伝送特性の補正を短時間で行うことができ、フ
ァクシミリ装置の通信費用を低減することができ、通信
機能を向上させることができる。
【0082】請求2項記載の発明によれば、公衆回線を
介して接続された相手通信端末との間で、ファクシミリ
通信制御手順を実行して、ファクシミリ通信を行なうフ
ァクシミリ装置において、相手通信端末が接続された公
衆回線に複数周波数のテスト信号を送出し、該テスト信
号の受信結果に基づいて伝送路の信号伝達特性を判別
し、該判別結果に基づいて伝送路の信号伝達特性を補正
する信号送出レベルの設定値が異なる複数のイコライザ
を選択しているので、相手通信端末の設置地域によらず
接続される回線品質に応じて信号の伝達特性を最適に補
正して対処することができ、設置される地域によらず適
切な補正によって伝送速度を必要以上に落さずにより高
速なモデムレートで画質を良好な状態で画像データの送
・受信処理を実行することができ、ファクシミリ装置の
通信コストを低減することができるとともに、信頼性を
向上させることができる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のファクシミリ装置において、あらかじめ前記イコラ
イザが設定されると、該イコライザの信号送出レベル分
を差し引いて前記テスト信号を送出して伝送路の信号伝
達特性を判別し、該判別結果に基づいて伝送路の信号伝
達特性を補正する信号送出レベルの設定値が異なる複数
のイコライザを選択しているので、回線品質を判断する
時間を短縮することができ、ファクシミリ装置の通信コ
ストをさらに低減することができる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載のファクシミリ装置において、前記信号伝達特性の判
別結果を蓄積し、所定通信回数分の判別結果を統計処理
し、該統計結果に基づいて伝送路の信号劣化傾向を把握
すると、該把握した信号劣化傾向に基づいて前記イコラ
イザの選択を固定しているので、相手通信端末毎に最適
な補正内容を学習して設定することができ、補正内容を
設定する時間を短縮することができ、ファクシミリ装置
の通信コストをさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明によるファクシミリ装置の
ブロック図。
【図2】図1のメモリ内のメモリアドレス構成を示す
図。
【図3】図1のハイブリットICのブロック図。
【図4】請求項1記載の発明によるファクシミリ装置の
送信処理のフローチャート。
【図5】請求項1記載の発明によるファクシミリ装置の
補正データ読込処理のフローチャート。
【図6】図3のレジスタに保持される補正設定データの
構成図。
【図7】請求項1記載の発明によるファクシミリ装置の
補正データ書込処理のフローチャート。
【図8】請求項1記載の発明によるファクシミリ装置の
受信処理のフローチャート。
【図9】図3のレジスタに保持される送・受信用の補正
設定データの構成を示す図。
【図10】請求項2記載の発明によるファクシミリ装置の
ブロック図。
【図11】図10のハイパスフィルタ回路の回路構成を示す
図。
【図12】図10のテスト信号送出回路の回路構成を示す
図。
【図13】図10の回線診断回路の回路構成を示す図。
【図14】図13のレベル判定回路の回路構成を示す図。
【図15】図14のラッチレジスタに保持されるレベル判定
結果を示すバイナリデータの構成を示す図。
【図16】従来の回線における信号劣化の周波数特性を示
す図。
【図17】請求2項記載の発明により図16の信号劣化の周
波数特性をゲイン補正したときの周波数特性を示す図。
【符号の説明】
1、31 ファクシミリ装置 7 ファクシミリ制御部 8 メモリ 9 モデム 10 ハイブリットIC 15 送信用リンクイコライザ群 16〜19 マルチプレクサ 20 送信用ケーブルイコライザ群 21 受信用ケーブルイコライザ群 22 受信用リンクイコライザ群 23 レジスタ 38 ハイパスフィルタ回路 39 テスト信号送出回路 40 回線診断回路 41 ファクシミリコントロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆回線を介して接続された相手通信端末
    との間で、ファクシミリ通信制御手順を実行して、ファ
    クシミリ通信を行なうファクシミリ装置において、 前記相手通信端末の電話番号に基づいて該相手通信端末
    の設置地域を解析する解析手段と、 伝送路の伝送特性を補正する設定値が異なる複数の伝送
    特性補正手段と、 該相手通信端末との間の通信状態に応じて伝送特性補正
    手段を選択する選択手段と、 解析手段で解析された設置地域情報と選択手段で選択さ
    れた伝送特性補正手段情報を関連付けて学習情報として
    記憶するとともに、該学習内容を同一設置地域とのファ
    クシミリ通信時に選択される伝送特性補正内容が変更さ
    れたときに更新する記憶手段と、 を設け、接続された相手通信端末の設置地域が既に記憶
    手段に学習情報として記憶されているとき、該学習情報
    を参照して伝送特性を補正するとともに、補正結果に応
    じて学習情報を更新してファクシミリ通信を実行するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】公衆回線を介して接続された相手通信端末
    との間で、ファクシミリ通信制御手順を実行して、ファ
    クシミリ通信を行なうファクシミリ装置において、 前記相手通信端末が接続された公衆回線に複数周波数の
    テスト信号を送出する送出手段と、 該テスト信号の受信結果に基づいて伝送路の信号伝達特
    性を判別する判別手段と、 伝送路の信号伝達特性を補正する信号送出レベルの設定
    値が異なる複数のイコライザと、 判別手段の判別結果に基づいてイコライザを選択する選
    択手段と、 を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の発明において、 あらかじめ前記イコライザが設定されると、該イコライ
    ザの信号送出レベル分を差し引いて前記テスト信号を送
    出して伝送路の信号伝達特性を判別することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の発明において、 前記信号伝達特性の判別結果を蓄積し、所定通信回数分
    の判別結果を統計処理し、該統計結果に基づいて伝送路
    の信号劣化傾向を把握する統計処理手段と、 該把握した信号劣化傾向に基づいて前記イコライザの選
    択を固定する固定手段と、 を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
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