JPH0538105A - 電動機の固定子用積層鉄心の製造方法及びその積層金型装置 - Google Patents

電動機の固定子用積層鉄心の製造方法及びその積層金型装置

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JPH0538105A
JPH0538105A JP3209875A JP20987591A JPH0538105A JP H0538105 A JPH0538105 A JP H0538105A JP 3209875 A JP3209875 A JP 3209875A JP 20987591 A JP20987591 A JP 20987591A JP H0538105 A JPH0538105 A JP H0538105A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 特別に治具を要することなく各積層磁極が所
定間隔で保持され、巻線及びプレス作業も容易で、厚み
の偏差が大きな電磁鋼板を使用しても略均等な高さの積
層鉄心を得る。 【構成】 予め、角孔13を前工程で間欠的に打抜き形
成する角孔形成工程と、エアーギャップを打ち抜くと共
に第1の磁極鉄心片を間欠的に形成する第1の磁極鉄心
片成形工程と、エアーギャップを打ち抜くと共に第2の
磁極鉄心片を間欠的に形成する第2の磁極鉄心片成形工
程とを備え、前記工程を交互に動作させることによっ
て、全ての磁極間に間隙を有する主磁極部の打抜き形成
を行うことができると共に、該主磁極部の上下に第1の
磁極鉄心片と第2の磁極鉄心片とをカシメ用突起16で
連結磁極鉄心部を一体的に備えてなる積層磁極鉄心部材
を転積することなしに形成し、更に外側の積層ヨーク鉄
心部材を金型内で転積重合して組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の固定子に用いる
積層鉄心に係り、特に分離積層したそれぞれの積層磁極
鉄心部と、該積層磁極鉄心部を装着する積層ヨーク鉄心
部で構成された電動機の固定子用積層鉄心の製造方法及
びその積層金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の固定子鉄心は、プレス成
形によって内側の多数の磁極とカシメ用突起とをプレス
成形した固定子鉄心片を多数枚積層重合して形成されて
いたが、磁極が内側にあるので、巻線が困難となり、巻
線作業の自動化も困難となっていた。そこで、本出願人
は先に特公昭57−12378号公報に示すように、固
定子鉄心を外側の積層ヨーク鉄心部と、該積層ヨーク鉄
心部に装着されて各磁極毎に分割された積層磁極部とに
分離し、巻線の自動化を図れる回転電機の固定子の製造
方法を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭57−12378号公報において提案された回転電
機の固定子においては、内側の積層磁極部が全部バラバ
ラであるので、該積層磁極部を所定位置に保持する為に
治具を必要とし、コイル装着装置が複雑化し、更にはそ
の製造工程も複雑化するという問題点があった。そこ
で、本出願人は先に、分割した磁極鉄心片間のギャップ
を部分的に連結した連結磁極鉄心片を形成し、これを転
積重合して各磁極鉄心片間が部分的に連結磁極部を分割
した磁極鉄心の上下に設けて全体を一体化した積層磁極
鉄心部を構成するようにした電動機の固定子用積層鉄心
を提案したが、連結磁極鉄心片を形成する際に転積重合
するので、上部のパンチと回転する下部のダイの位置決
めが困難となり、位置決めピンが必要となって設備費が
高くなり、製品にバリが発生したり、あるいはパンチが
欠損する等の事故が発生し易いという問題点があった。
また、使用する電磁鋼板は規格で製造されたものであっ
ても厚みの偏差を有するので、シート状の電磁鋼板を順
次プレスしてそのまま積層すると、積層された鉄心にも
1〜3%の高さの偏差を生じる場合があり、これによっ
て積層ヨーク鉄心部の装着溝が傾き積層磁極部が装着し
難い場合があるという問題点があった。本発明はかかる
事情に鑑みてなされたもので、特別に治具を必要とする
ことなく、各積層磁極が所定間隔で保持され、しかも巻
線及びプレス作業も容易で、更には、場所によって厚み
の偏差の大きい電磁鋼板を使用しても略均等な高さを有
し装着溝の傾きの極めて少ない積層鉄心を得ることがで
きる電動機の固定子用積層鉄心の製造方法及びその積層
金型装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項第
1項記載の電動機の固定子用積層鉄心の製造方法は、金
属条材から放射状に配列した磁極鉄心片とそれらを保持
するヨーク鉄心片とを有する固定子用鉄心片の所定形状
を形成する加工を行い、該鉄心片に配したカシメ用突起
を用いて金型内で順次積層重合して、積層磁極鉄心部材
と積層ヨーク鉄心部材とを分割積層する積層組立工程と
を有する電動機の固定子用積層鉄心の製造方法であっ
て、前記磁極鉄心片間の全てに間隙を備えた形状に磁極
鉄心片を形成するに際して、予め前記間隙とエアギャッ
プに相当する領域の一部を形成する角孔を、予め、前工
程で間欠的に打抜き形成する角孔形成工程と、前記多数
の磁極鉄心片間の少なくとも2つの間隙を除く、他の磁
極鉄心片間の間隙を塞ぐ連結部を残すようにエアーギャ
ップを打ち抜くと共に第1の磁極鉄心片を間欠的に形成
する第1の磁極鉄心片成形工程と、前記第1の磁極鉄心
片に形成された少なくとも2つの間隙の位置と異なる位
置に少なくとも2つの間隙を形成するようにエアーギャ
ップを打ち抜くと共に第2の磁極鉄心片を間欠的に形成
する第2の磁極鉄心片成形工程と、前記第1の磁極鉄心
片と第2の磁極鉄心片を順次重合した連結磁極鉄心部の
打抜き形成と、該連結磁極鉄心部上にそれぞれ分割され
た第3の磁極鉄心片を順次重合して全ての磁極間に間隙
を備えた主磁極部の打抜き積層体の形成と、更に、該主
磁極部の上に前記第1の磁極鉄心片と第2の磁極鉄心片
を順次積層重合とを含み、分割された前記主磁極部を一
体化して積層鉄心部材を形成する積層磁極鉄心部材の積
層組立て工程と、内周に前記積層磁極鉄心部材を圧入す
る装着溝を備えたヨーク鉄心片を順次転積重合して積層
ヨーク鉄心部材を形成する積層ヨーク鉄心部材の積層組
立て工程とを有し、前記積層磁極鉄心部材と前記積層ヨ
ーク鉄心部材との分割組立形成を一貫してプレス加工で
行うようにして構成されている。
【0005】また、前記目的に沿う請求項第2項記載の
電動機の固定子用積層鉄心の積層金型装置は、金属条材
から放射状に配列した磁極鉄心部とそれを保持するヨー
ク鉄心部とを備えた固定子用鉄心片の所要形状を形成す
る打抜き加工手段と、該鉄心片に配したカシメ用突起を
用いて分割積層して、積層鉄心部材と積層ヨーク鉄心部
材とを形成する積層組立加工手段を備えた電動機の固定
子用積層鉄心の製造金型装置において、予め、前記磁極
鉄心片間の間隙とエアーギャップに相当する領域の一部
に角孔を形成するように所定の角孔パンチとダイを備
え、且つ、該角孔パンチを間欠的に作動するスライドプ
レートと、該プレートを作動する駆動部を具備して構成
された角孔形成手段と、前記固定子と回転子の間に間隙
を形成するエアーギャップ形成パンチの外周に等配列し
た少なくとも2個の突起を備えた第1のエアーギャップ
形成パンチと、該パンチを間欠的に作動するスライドカ
ムプレートと、該プレートを作動する駆動部とを有して
構成された第1の磁極鉄心形成手段と、前記第1のエア
ーギャップ形成パンチに備えた突起位置と異なる位置に
少なくとも2個の突起を備えた第2のエアーギャップ形
成パンチと、該パンチを間欠的に作動するスライドカム
プレートと、該プレートを作動する駆動部とで構成され
た第2の磁極鉄心形成手段と、前記第1の磁極鉄心と第
2の磁極鉄心を分割打ち抜くように外周に分割突起を備
えたパンチ、ダイ及びカシメ加圧機能を備え、前記第1
の磁極鉄心と第2の磁極鉄心を順次打抜き重合して連結
磁極鉄心の積層形成と、前記連結磁極鉄心に第3の磁極
鉄心を打抜き重合して主磁極部の積層形成と、前記主磁
極部に前記連結鉄心とを相互に固着して積層磁極鉄心部
材を形成する積層組立手段と、ヨーク鉄心片を順次積層
するパンチ、ダイと前記鉄心片を重合するカシメ加圧機
構と板厚偏差を解消する転積機構を備え、前記ヨーク鉄
心片を打抜き重合して積層ヨーク鉄心部材を形成する転
積組立手段とを有し、前記積層磁極鉄心部材と、前記積
層ヨーク鉄心部材とを金型内で分割組立形成するように
して構成されている。
【0006】
【作用】請求項第1項記載の電動機の固定子用積層鉄心
の製造方法においては、予め前記間隙に相当する領域の
一部を形成する角孔を前工程で間欠的に打抜き形成する
角孔形成工程と、前記多数の磁極鉄心片間の少なくとも
2つの間隙を除く、他の磁極鉄心片間の間隙を塞ぐ連結
部を残すようにエアーギャップを打ち抜くと共に第1の
磁極鉄心片を間欠的に形成する第1の磁極鉄心片成形工
程と、前記第1の磁極鉄心片に形成された少なくとも2
つの間隙の位置と異なる位置に少なくとも2つの間隙を
形成するようにエアーギャップを打ち抜くと共に第2の
磁極鉄心片を間欠的に形成する第2の磁極鉄心片成形工
程とを備えているので、前記工程を交互に動作させるこ
とによって、全ての磁極間に間隙を有する主磁極部の打
抜き形成を行うことができると共に、該主磁極部の上下
に第1の磁極鉄心片と第2の磁極鉄心片とをカシメ用突
起で連結重合した連結磁極鉄心部を一体的に備えてなる
積層磁極鉄心部材を転積すること無しに形成することが
できる。そして、積層ヨーク鉄心部材の組立てにあって
は、ヨーク鉄心片を順次転積重合しているので、仮に場
所によって厚みの偏差を有する電磁鋼板を使用しても、
全体厚みを一体に作ることができ、更には内側に形成さ
れる前記積層磁極鉄心部材を固定する溝を真っ直ぐに形
成することができる。
【0007】請求項第2項記載の電動機の固定子用積層
鉄心の積層金型装置においては、固定子と回転子の間に
間隙を形成するエアーギャップ形成パンチの外周に等配
列した少なくとも2つ突起を備えた第1のエアーギャッ
プ形成パンチと、該パンチを間欠的に作動するスライド
カムプレートと、該プレートを作動する駆動部とを有し
て構成された第1の磁極鉄心形成手段と、前記第1のエ
アーギャップ形成パンチに備えた突起位置と異なる位置
に少なくとも2つの前記突起を備えた第2のエアーギャ
ップ形成パンチと、該パンチを間欠的に作動するスライ
ドカムプレートと、該プレートを作動する駆動部とで構
成された第2の磁極鉄心形成手段とを有しているので、
前記駆動部を操作して前記スライドカムプレートを移動
させることによって、各々の磁極鉄心片間の全てに間隙
を有する磁極鉄心片を形成することができ、更には、前
記それぞれのスライドカムプレートを適宜駆動すること
によって、前記主磁極部の上下に設けられた連結磁極鉄
心部を形成する第1及び第2の磁極鉄心片を形成するこ
とができる。そして、前記積層組立手段においては、前
記第1の磁極鉄心と第2の磁極鉄心を分割打ち抜くよう
に外周に分割突起を備えたパンチとカシメ加圧機能を備
えているので、前記第1の磁極鉄心と第2の磁極鉄心を
順次打抜き重合して連結磁極鉄心の積層形成を行い、前
記主磁極部に前記連結鉄心とを相互に固着して積層磁極
鉄心部材を形成する作用を有する。また、前記積層ヨー
ク鉄心部材を形成する転積組立手段においては、ヨーク
鉄心片を順次積層するパンチと前記鉄心片を重合するカ
シメ加圧機構と、転積重合機構を備えているので、ヨー
ク鉄心片の板厚偏差が解消され、しかも積層ヨーク鉄心
部材の内側に設けられた装着溝も直線状となる作用を有
する。
【0008】
【実施例】続いて、本発明を具体化した実施例につき説
明し、本発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の
一実施例に係る電動機の固定子用積層鉄心の製造工程を
示す概略工程図、図2は同部分平面図、図3は該電動機
の固定子用積層鉄心の組立状態を示す斜視図、図4は積
層ヨーク鉄心部材の斜視図、図5は該電動機の固定子用
積層鉄心の組立て状態を示す中央部の平面図、図6は磁
極鉄心形成手段の主要断面図、図7は角孔形成手段の主
要断面図、図8は転積組立手段の主要断面図である。
【0009】図1にはプレス成形によって形成される全
体として12個の磁極鉄心を有する磁極鉄心片及びヨー
ク鉄心片の形成工程を示す金属条材の一例である硅素鋼
板からなるストッリップ10を示す。(A)ステーショ
ンにおいては図2(P)、図7にも示すようにパンチ1
1及び下部のダイ12によって磁極鉄心間に8個の隙間
を設ける角孔13が間欠的に形成される。なお、ここで
14はセンター孔、15はパイロット孔、16はカシメ
用突起を示す。
【0010】この後図示しないスロットパンチによって
12個のスロット17が打ち抜かれた後、(B)ステー
ションに搬送されるが(B)ステーションにおいては図
2(Q)及び図6にも示すようにパンチ18及び下部の
ダイ19によってローター及びステーター間のエアギャ
ップ抜きと4個の間隙形成が行われる。そして、(C)
ステーションにおいては図2(R)及び図6にも示すよ
うにパンチ20と下部のダイ21によって同じくロータ
ー及びステーター間のエアギャップ抜きと前記間隙の位
置とは異なる位置に4個の間隙形成を行うようになって
いる。
【0011】前記(A)ステーションは、図7に示すよ
うにパンチ11の背部には、駆動源の一例である電磁石
23によって摺動移動するスライドカムプレート24を
備えて、電磁石23によって駆動された該スライドカム
プレート24がパンチ11の後部の基端部22を固定保
持する場合には、該パンチ11が作動して、前記ストッ
リップ10に所定の孔を形成し、前記電磁石23を作動
させない場合にはスプリング25によって常時A方向に
付勢され、前記スライドカムプレート24の窪み26に
基端部22が嵌入し、パンチ11が作動しないようにな
っている。なお、27は該パンチ11を常時上方に付勢
するスプリング、28はパンチホルダーを、29はスト
リップホルダーを示し、図7に示す機構によって角孔形
成手段が構成されている。
【0012】図6に示すように、前記(B)ステーショ
ン及び(C)ステーションのパンチ18、20の背部に
は駆動源の一例である電磁石30によって摺動移動する
スライドカムプレート31を備えている。該スライドカ
ムプレート31はスプリング32によって常時C方向に
付勢され、該スライドカムプレート31には窪み33、
34を備え、該電磁石30を作動させてスライドカムプ
レート31をD方向に移動させた場合には、窪み34に
パンチ20の基端部35が嵌入して、パンチ20が作動
しないようになっていると共に、パンチ18の基端部3
6にはスライドカムプレート31の平面部が当接し、パ
ンチ18が作動するようになっている。また、電磁石3
0を作動させない場合には、スプリング32によってス
ライドカムプレート31がC方向に移動し、窪み33に
パンチ18の基端部36が嵌入し、パンチ20の基端部
35にはスライドカムプレート31の平面部が当接し
て、パンチ20が作動し、パンチ18が作動しないよう
になって、電磁石30を作動させることによってパンチ
18または20の何れかを選択的に作動させることがで
きるようになっている。なお、図において37はパンチ
ホルダーを、38はストリップホルダーを示し、図6に
示す機構によって第1及び第2の磁極鉄心形成手段が構
成されている。
【0013】この後、(D)ステーションにおいてはパ
ンチ39によって外側のヨーク鉄心片40との間に分割
線41を形成し、以下に説明する第1〜第3の磁極鉄心
片42、43、44を図8に示すように下部のブランク
ダイ45に抜き込むようになっている。(E)ステーシ
ョンはアイドルステーションであって、次の(F)ステ
ーションにてヨーク鉄心片40を切離し、下部のブラン
クダイ45に抜き込むようになっている。該ブランクダ
イ45にはスプロケット46が設けられ、モーター連結
されるチェーンによって所定ピッチ(この実施例におい
ては30度)毎に回転し、打ち込まれるヨーク鉄心片4
0が転積重合されるようになっている。なお、図8にお
いて47は昇降する受け台を、48は製品押出用のシリ
ンダーを、49はプレスボルスタを示し、以上の構成に
よって転積組立手段50が形成されている。また、図示
しないカシメ用突起を第1〜第3の磁極鉄心片42〜4
4に形成する工程が設けられ、(D)ステーションで各
磁極鉄心片42〜44を下部のブランクダイに抜き込む
際に、上下の磁極鉄心片42〜44が固着されるように
なっている。
【0014】従って、図3に示すように各磁極を4個の
間隙で分離し3個の磁極を連結部51で連結した第1の
磁極鉄心片42を形成する場合には、図7に示すように
電磁石23を切っててスライドカムプレート24をA方
向にスプリング25によって移動させ、(A)ステーシ
ョンの角孔用のパンチ11を作動させないようにしてお
く。そして、図6に示す電磁石30を作動させてスライ
ドカムプレート31をD方向に移動させ、(B)ステー
ションのエアギャップ抜き用のパンチ18を作動させ、
(C)ステーションのエアギャップ抜き用のパンチ20
を作動させない状態にしておく。これによって第1の磁
極鉄心片42を形成するようにする。ここで、該(B)
工程において、外周に等配列した少なくとも4個の突起
を備えた第1のエアーギャップ形成パンチ18と、該パ
ンチ18を間欠的に作動させるスライドカムプレート3
1と、該プレートを作動する電磁石30とを有して第1
の磁極鉄心形成手段が形成される。
【0015】そして、該第1の磁極鉄心片42の上に載
る第2の磁極鉄心片43を形成する場合には、(A)ス
テーションの角孔パンチ11及び(B)ステーションの
エアギャップ抜き用のパンチ18は動作しないようにス
ライドカムプレート24、31を移動させ(C)ステー
ションのパンチ20を作動させ、これによって第2の磁
極鉄心片43を形成するようにする。該(C)工程にお
いて、第1のエアーギャップ形成パンチ18に備えた突
起位置と異なる位置に4個の突起を備えた第2のエアー
ギャップ形成パンチ20と、該パンチ20を間欠的に作
動させるスライドカムプレート31と、該プレートを作
動する電磁石30とを有して第2の磁極鉄心形成手段が
形成される。
【0016】更に、隣合う各磁極が分離した第3の磁極
鉄心片44を形成する場合には、スライドカムプレート
24を作動させて(A)ステーションのパンチ11及び
(B)ステーションのパンチ18を駆動して図2(S)
に示すように、エアギャップ抜き用のパンチを作動さ
せ、これによって第3の磁極鉄心片44を形成するよう
にする。
【0017】前記第1〜第3の磁極鉄心片の形成順序は
図3に示すように、最初に第1の磁極鉄心片42及び第
2の磁極鉄心片43からなる連結磁極鉄心部52を、そ
して、所定枚数の第3の磁極鉄心片44を重合接合した
主磁極部53を、次に第1の磁極鉄心片42及び第2の
磁極鉄心片43を重合接合した連結磁極鉄心部54を形
成し、これらを(D)工程に配置される積層組立手段に
よって、それぞれを下部のブランクダイに抜き込み、図
示しないカシメ用突起を利用して、下部の連結磁極鉄心
部52、主磁極部53及び上部の連結磁極鉄心部54を
接合し、一体となった積層磁極鉄心部材55を形成して
いる。
【0018】前記(D)工程において、内側の磁極鉄心
片が打ち抜かれた残りは、ヨーク鉄心片40となるが、
(F)工程で切り離されて下部のブランクダイ(金型)
に抜き込まれる。ここで、下部のブランクダイには一枚
のヨーク鉄心片40の抜き込みを完了すると一ピッチ回
転するという転積機構が設けられ、抜き込まれたヨーク
鉄心片40を転積重合してカシメ用突起によって結合し
積層ヨーク鉄心部材56を形成するようになっている。
これによって、仮に周辺部と中央部が厚みの異なる金属
条材を使用しても、重合された厚みが平均化すると共
に、内側に設けられた装着溝57が直線状となり、図5
に示すように積層磁極鉄心部材55の外側突起58が円
滑に嵌入できることになる。なお、図5において積層磁
極鉄心部材に装着されるコイルは図示しておらず、図4
における破線は該積層ヨーク鉄心部材を転積重合しない
で積層した場合の装着溝の傾きを示す。
【0019】
【発明の効果】請求項第1項、第2項記載の電動機の固
定子用積層鉄心及びその積層金型装置は、以上の説明か
らも明らかなように、特別に治具を必要とすることなく
積層ヨーク鉄心部材と積層磁極鉄心部材とを分離し、そ
れぞれが一体化して組立てられるので、巻線作業が容易
である。また、内側の積層磁極鉄心部材の組立てにおい
ては、異なる位置にギャップを有する第1及び第2の磁
極鉄心片を形成して、転積重合しないようにしているの
で、金型の構造が簡略化されて正確に磁極鉄心片を形成
することができる。そして、積層ヨーク鉄心部材の形成
にあっては、各々のヨーク鉄心片を転積重合して組み立
てているので、場所によって厚みの偏差の大きい電磁鋼
板を使用しても略均等な高さを有し、内側に形成される
装着溝の傾きの極めて少ないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電動機の固定子用積層
鉄心の製造工程を示す概略工程図である。
【図2】同部分平面図である。
【図3】同電動機の固定子用積層鉄心の組立状態を示す
斜視図である。
【図4】積層ヨーク鉄心部材の斜視図である。
【図5】同電動機の固定子用積層鉄心の組立て状態を示
す中央部の平面図である。
【図6】磁極鉄心形成手段の主要断面図である。
【図7】角孔形成手段の主要断面図である。
【図8】転積組立手段の主要断面図である。
【符号の説明】
10 ストリップ(金属条材) 11 パンチ 12 ダイ 13 角孔 14 センター孔 15 パイロット孔 16 カシメ用突起 17 スロット 18 パンチ 19 ダイ 20 パンチ 21 ダイ 22 基端部 23 電磁石 24 スライドカムプレート 25 スプリング 26 窪み 27 スプリング 28 パンチホルダー 29 ストリップホルダー 30 電磁石 31 スライドカムプレート 32 スプリング 33 窪み 34 窪み 35 基端部 36 基端部 37 パンチホルダー 38 ストリップホルダー 39 パンチ 40 ヨーク鉄心片 41 分割線 42 第1の磁極鉄心片 43 第2の磁極鉄心片 44 第3の磁極鉄心片 45 ブランクダイ 46 スプロケット 47 受け台 48 シリンダー 49 プレスボルスタ 50 転積組立手段 51 連結部 52 連結磁極鉄心部 53 主磁極部 54 連結磁極鉄心部 55 積層磁極鉄心部材 56 積層ヨーク鉄心部材 57 装着溝 58 外側突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属条材から放射状に配列した磁極鉄心
    片とそれらを保持するヨーク鉄心片とを有する固定子用
    鉄心片の所定形状を形成する加工を行い、該鉄心片に配
    したカシメ用突起を用いて金型内で順次積層重合して、
    積層磁極鉄心部材と積層ヨーク鉄心部材とを分割積層す
    る積層組立工程とを有する電動機の固定子用積層鉄心の
    製造方法であって、 前記磁極鉄心片間の全てに間隙を備えた形状に磁極鉄心
    片を形成するに際して、予め前記間隙とエアギャップに
    相当する領域の一部を形成する角孔を、予め、前工程で
    間欠的に打抜き形成する角孔形成工程と、 前記多数の磁極鉄心片間の少なくとも2つの間隙を除
    く、他の磁極鉄心片間の間隙を塞ぐ連結部を残すように
    エアーギャップを打ち抜くと共に第1の磁極鉄心片を間
    欠的に形成する第1の磁極鉄心片成形工程と、 前記第1の磁極鉄心片に形成された少なくとも2つの間
    隙の位置と異なる位置に少なくとも2つの間隙を形成す
    るようにエアーギャップを打ち抜くと共に第2の磁極鉄
    心片を間欠的に形成する第2の磁極鉄心片成形工程と、 前記第1の磁極鉄心片と第2の磁極鉄心片を順次重合し
    た連結磁極鉄心部の打抜き形成と、該連結磁極鉄心部上
    にそれぞれ分割された第3の磁極鉄心片を順次重合して
    全ての磁極間に間隙を備えた主磁極部の打抜き積層体の
    形成と、更に、該主磁極部の上に前記第1の磁極鉄心片
    と第2の磁極鉄心片を順次積層重合とを含み、分割され
    た前記主磁極部を一体化して積層鉄心部材を形成する積
    層磁極鉄心部材の積層組立て工程と、 内周に前記積層磁極鉄心部材を圧入する装着溝を備えた
    ヨーク鉄心片を順次転積重合して積層ヨーク鉄心部材を
    形成する積層ヨーク鉄心部材の積層組立て工程とを有
    し、 前記積層磁極鉄心部材と前記積層ヨーク鉄心部材との分
    割組立形成を一貫してプレス加工で行うことを特徴とす
    る電動機の固定子用積層鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属条材から放射状に配列した磁極鉄心
    部とそれを保持するヨーク鉄心部とを備えた固定子用鉄
    心片の所要形状を形成する打抜き加工手段と、該鉄心片
    に配したカシメ用突起を用いて分割積層して、積層鉄心
    部材と積層ヨーク鉄心部材とを形成する積層組立加工手
    段を備えた電動機の固定子用積層鉄心の積層金型装置に
    おいて、 予め、前記磁極鉄心片間の間隙とエアーギャップに相当
    する領域の一部に角孔を形成するように所定の角孔パン
    チとダイを備え、且つ、該角孔パンチを間欠的に作動す
    るスライドプレートと、該プレートを作動する駆動部を
    具備して構成された角孔形成手段と、 前記固定子と回転子の間に間隙を形成するエアーギャッ
    プ形成パンチの外周に等配列した少なくとも2個の突起
    を備えた第1のエアーギャップ形成パンチと、該パンチ
    を間欠的に作動するスライドカムプレートと、該プレー
    トを作動する駆動部とを有して構成された第1の磁極鉄
    心形成手段と、 前記第1のエアーギャップ形成パンチに備えた突起位置
    と異なる位置に少なくとも2個の突起を備えた第2のエ
    アーギャップ形成パンチと、該パンチを間欠的に作動す
    るスライドカムプレートと、該プレートを作動する駆動
    部とで構成された第2の磁極鉄心形成手段と、 前記第1の磁極鉄心と第2の磁極鉄心を分割打ち抜くよ
    うに外周に分割突起を備えたパンチ、ダイ及びカシメ加
    圧機能を備え、前記第1の磁極鉄心と第2の磁極鉄心を
    順次打抜き重合して連結磁極鉄心の積層形成と、前記連
    結磁極鉄心に第3の磁極鉄心を打抜き重合して主磁極部
    の積層形成と、前記主磁極部に前記連結鉄心とを相互に
    固着して積層磁極鉄心部材を形成する積層組立手段と、 ヨーク鉄心片を順次積層するパンチ、ダイと前記鉄心片
    を重合するカシメ加圧機構と板厚偏差を解消する転積機
    構を備え、前記ヨーク鉄心片を打抜き重合して積層ヨー
    ク鉄心部材を形成する転積組立手段とを有し、 前記積層磁極鉄心部材と、前記積層ヨーク鉄心部材とを
    金型内で分割組立形成することを特徴とする電動機の固
    定子用積層鉄心の積層金型装置。
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