JPH0538274Y2 - - Google Patents

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JPH0538274Y2
JPH0538274Y2 JP3008489U JP3008489U JPH0538274Y2 JP H0538274 Y2 JPH0538274 Y2 JP H0538274Y2 JP 3008489 U JP3008489 U JP 3008489U JP 3008489 U JP3008489 U JP 3008489U JP H0538274 Y2 JPH0538274 Y2 JP H0538274Y2
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fixing ring
transmission device
planetary
power transmission
fixed ring
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、固定リングと、この固定リングに対
して同心状に配置された太陽ローラと、この太陽
ローラと前記固定リングとの間に圧接状態で内挿
された複数個の遊星ローラとを備えた遊星ローラ
式動力伝達装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の遊星ローラ式動力伝達装置にお
いては、高速伝動時に伝動摩擦によつて固定リン
グが高温となり、熱膨張によつて固定リング内径
が増大して遊星ローラのしめしろが減少し、その
結果、トルク伝達能力が減少する傾向がある。
そこで、一般的には固定リングの熱膨張を抑制
するためにエアー冷却あるいはオイル冷却を行つ
ている。しかし、固定リングの冷却手段を備える
ことは装置の大型化やコストアツプを招くもので
あり、冷却手段を用いることなく上記不具合を解
消することが望まれる。
このような要望に応じて、本件出願人は、実開
昭54−145775号公報に開示される遊星ローラ式動
力伝達装置を提案している。この装置は、遊星ロ
ーラを薄肉円筒状に形成するとともに、この遊星
ローラの内周に該遊星ローラよりも熱膨張率の大
きな材料の筒状体を圧入し、伝動中の発熱によつ
て遊星ローラ自体の外径を増大させることで固定
リングの内径増大と相殺し、遊星ローラのしめし
ろの減少を抑制するようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来技術によると、熱膨張
による遊星ローラのしめしろ減少を抑制する効果
を発揮するものの、遊星ローラに内嵌した高熱膨
張率材料の熱膨張によつて遊星ローラ外径を増大
させるものであるため、遊星ローラの外周表面に
引張応力が発生し、耐久性が大きく低下する欠点
があり、長時間の連続運転や高負荷運転が困難と
なるものであつた。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたも
ので、耐久性を低下させることなく熱膨張による
トルク伝達効率の低下を抑制することを目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、固定リ
ングと、この固定リングに対して同心状に配置さ
れた太陽ローラと、この太陽ローラと前記固定リ
ングとの間に圧接状態で内挿された複数個の遊星
ローラとを備えた遊星ローラ式動力伝達装置にお
いて、次のような構成をとる。
本考案の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記固
定リングが、当該固定リングより熱膨張率の小さ
い材料からなる外囲部材に内嵌支持させられてい
る構成に特徴を有する。
〈作用〉 上記構成によると、伝動中の発熱により固定リ
ングが熱膨張しようとしても、これを外囲する低
熱膨張率の外囲部材によつて固定リングの熱膨張
が抑制される。その際、固定リングには、圧縮応
力が発生するが、この圧縮応力は固定リングの疲
労寿命の向上に役立つ。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図および第2図に本考案の一実施
例を示している。
図中、1は高速軸、2は低速軸、3は高速軸1
の一端に一体形成した太陽ローラ、4は太陽ロー
ラ3と同心状にハウジング5に支持された固定リ
ング、6は太陽ローラ3と固定リング4との間に
圧接状態に内挿された複数個(図では四個)の遊
星ローラであり、各遊星ローラ6は出力軸2の一
端に植設した遊星軸7に回転自在に支承されてい
る。言うまでもなく、高速軸1を入力とした場合
には減速機として、また、低速軸2を入力とした
場合には増速機として機能する。
そして、固定リング4は、熱膨張率が固定リン
グ4の熱膨張率よりも充分に小さい材料からなる
リング状の外囲部材8に圧入内嵌された上で前記
ハウジング5に内嵌支持されている。具体的に、
固定リング4を軸受鋼とした場合、外囲部材8と
しては、例えば、36%Ni−Fe合金(インバー),
32%Ni−5%Co−Fe合金(スーパーインバー)
や窒化けい素などを選定するのが望ましいが、
種々な組み合わせが可能であることは言うまでも
ない。
ところで、稼働により昇温した場合、固定リン
グ4が熱膨張して径大化しようとするが、固定リ
ング4に比べて熱膨張が小さい外囲部材8によつ
て前記固定リング4が締めつけられるので、この
固定リング4の径大化が縮小される。一方、固定
リング4より昇温が小さい太陽ローラ3および遊
星ローラ6は若干量の熱膨張があるため、遊星ロ
ーラのしめしろが組立当初の値とほぼ同等に維持
されることになる。
なお、わざわざ外囲部材8を用いずに、ハウジ
ング5自体を上記した低熱膨張率の材料で構成し
て、このハウジング5に固定リング4を直接内嵌
してもよく、その場合にも上記実施例と同様の機
能を発揮する。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、固定リ
ングの熱膨張による径大化を外囲部材によつて阻
止することになるから、遊星ローラのしめしろ減
少を抑制できてトルク伝達能力の低下を阻止でき
る。しかも、固定リングの径大化の阻止によつて
当該固定リングに圧縮応力が発生することになる
ので、この固定リングの耐久性が高まることにな
り、その結果として長時間の連続運転や高負荷運
転をも良好に行うことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例にかか
り、第1図は遊星ローラ式動力伝達装置の縦断側
面図、第2図は第1図の−線断面矢視図であ
る。 1……高速軸、2……低速軸、3……太陽ロー
ラ、4……固定リング、6……遊星ローラ、8…
…外囲部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定リングと、この固定リングに対して同心状
    に配置された太陽ローラと、この太陽ローラと前
    記固定リングとの間に圧接状態で内挿された複数
    個の遊星ローラとを備えた遊星ローラ式動力伝達
    装置において、 前記固定リングが、当該固定リングより熱膨張
    率の小さい材料からなる外囲部材に内嵌支持させ
    られていることを特徴とする遊星ローラ式動力伝
    達装置。
JP3008489U 1989-03-15 1989-03-15 Expired - Lifetime JPH0538274Y2 (ja)

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JP3008489U JPH0538274Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15

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JP3008489U JPH0538274Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15

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Publication Number Publication Date
JPH02121655U JPH02121655U (ja) 1990-10-03
JPH0538274Y2 true JPH0538274Y2 (ja) 1993-09-28

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ID=31254833

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