JPH0538433U - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JPH0538433U
JPH0538433U JP9586691U JP9586691U JPH0538433U JP H0538433 U JPH0538433 U JP H0538433U JP 9586691 U JP9586691 U JP 9586691U JP 9586691 U JP9586691 U JP 9586691U JP H0538433 U JPH0538433 U JP H0538433U
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JP
Japan
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rod guide
cylinder
shock absorber
hydraulic shock
oil seal
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Pending
Application number
JP9586691U
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English (en)
Inventor
浩 保谷
哲也 岡村
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンロッド摺動部のシール構造の簡素化
を図りながら、安定したシール機能を得ることができる
油圧緩衝器を提供する。 【構成】 シリンダ1、2の上端部に、ピストンロッド
5を摺動可能に支持するロッドガイド6を取り付け、こ
のロッドガイド6の上側をオイルシール7で覆った油圧
緩衝器において、前記オイルシール7の下側面に設けら
れたチェックリップ部18を、先端部が前記ロッドガイ
ド6に設けた環状凹部11の底面11aと当接するよう
に先端に行くほど径方向の外側に広がる断面舌状に形成
された弾性片18aと、この湾曲した弾性片11aの外
側又は内側の周方向に間隔を置いて少なくとも2箇所に
形成された上下方向に沿う補強リブ11bとで構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のサスペンション等においてコイルスプリングと組 み合わせて使用される油圧緩衝器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の油圧緩衝器としては実開平2−87147号公報に記載された ものがある。この油圧緩衝器では、外筒シリンダの上端部に、ピストンロッドを 摺動可能に支持するロッドガイドが取り付けられ、このロッドガイドの上側はオ イルシールで覆われている。このオイルシールは、外筒シリンダの絞り部に外周 部が気密状態で圧接された円板状の金属製補強環部と、この補強環部の内周部に 設けられて前記ピストンロッドに気密状態で摺動可能に当接する内周シールリッ プ部と、補強環部の内周部に設けられて前記内周シールリップ部の上側でダスト の侵入を防止するダストリップ部と、前記補強環の下側面に設けられて前記ロッ ドガイドの上側面に形成した環状凹部の底面と当接するチェックリップ部とを備 えている。オイルシールとロッドガイドとの間の空間部は前記チェックリップ部 により内側と外側の2つの空間部に区画され、内側空間部はロッドガイドとピス トンロッドとの間の隙間を経て内筒シリンダ内と連通させられ、また外側空間部 はロッドガイドに設けた連通孔部を経て内筒シリンダと外筒シリンダとの間のリ ザーバ室内と連通させられている。そして、ロッドガイドに設けた環状凹部の底 面とオイルシールに設けたチェックリップ部とで、内筒シリンダ内からリザーバ 室内への緩衝油の還流は許容するが逆方向への圧縮気体の流れは許容しない一方 向弁が構成されている。つまり、ピストンロッド及びこれに固定されたピストン が下動し、内筒シリンダ室内の下部シリンダ室が圧縮されて緩衝油が押し出され 、この緩衝油が外筒シリンダ下端部とピストンに設けたバルブを経てそれぞれリ ザーバ室内と上部シリンダ室内に流入する時(油圧緩衝器に加わる衝撃の緩衝時 )、リザーバ室内に充填した圧縮気体は更に高圧化するが、ロッドガイドに設け た環状凹部の底面と当接するオイルシールに設けたチェックリップ部に遮断され て、前記圧縮気体はオイルシールとロッドガイドとの間の外側空間部を経て内側 空間部に流入しない。しかし、前記とは逆に、前記ピストンロッド及びピストン が上動し、内筒シリンダ室内の上部シリンダ室が圧縮されて緩衝油が押し出され た時、この緩衝油はロッドガイドとピストンロッドとの間の隙間、オイルシール とロッドガイドとの間の内側空間部に流れ、更にチェックリップ部に邪魔される ことなく外側空間部に流入し、ロッドガイドに設けた連通孔部を経てリザーバ室 内へ還流するようになっている。このような一方向弁の機能が得られるように、 前記チェックリップ部は、先端部がロッドガイドに設けた環状凹部の底面と当接 して全体が湾曲した先端側に行くほど径方向の外側に広がる断面舌状の弾性片に 形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の油圧緩衝器では、リザーバ室内の圧縮気体からチェ ックリップ部に高圧の背圧が働いた時、チェックリップ部の先端部が環状凹部の 底面の一定位置に押付け保持できれば良いが、チェックリップ部が変形して先端 部が環状凹部の底面に押し付けられながら径方向の内側に摺動して行き、遂には チェックリップ部の先端部が反転して環状凹部の底面から脱落するおそれがある 。チェックリップ部の先端部が環状凹部から脱落すると、逆流防止機能が働かな くなり、リザーバ室内の圧縮気体が上部シリンダ室内に逆流して油圧緩衝器の減 衰特性が損なわれるから、チェックリップ部が反転しないようにその曲げ剛性を 向上させることが必要となる。
【0004】 そこで、チェックリップ部の厚さを厚くすることも考えられるが、この方法に よれば、リザーバ室内の圧縮気体が上部シリンダ室内に逆流することは防止でき る反面、開弁圧が上がって内筒シリンダ内からリザーバ室内への緩衝油の還流が スムーズに行えなくなるという不都合を免れない。
【0005】 この考案は前記課題を解決するためになされたもので、ピストンロッド摺動部 のシール構造の簡素化を図りながら、安定したシール機能を得ることができる油 圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、シリンダ上端部に、ピストンロッドを摺動可能に支持するロッド ガイドを取り付け、このロッドガイドの上側をオイルシールで覆った油圧緩衝器 において、前記オイルシールの下側面に設けられたチェックリップ部を、先端部 が前記ロッドガイドに設けた環状凹部の底面と当接するように先端側に行くほど 径方向の外側に広がる断面舌状に形成された弾性片と、この湾曲した弾性片の外 側又は内側の周方向に間隔を置いて少なくとも2箇所に形成された上下方向に沿 う補強リブとで構成したものである。
【0007】
【作用】
補強リブを設けたところでは弾性片の曲げ剛性が大きくなっている。このよう に曲げ剛性が改善された弾性片を両側に一体に有する円周方向に湾曲した弾性片 は、半径方向の内側へ変形し難くなる。このため、チェックリップ部に高圧の背 圧が作用した時、弾性片は環状凹部の底面の所定位置に当接保持されて反転脱落 することはない。
【0008】 また、チェックリップ部に緩衝油の圧力が作用した時、補強リブ間の弾性片が 湾曲し、チェックリップ部の先端部と環状凹部の底面との間が開く。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0010】 外筒シリンダ1の下部はブラケット30を介して図示しない車輪に取り付けら れるもので、該外筒シリンダ1の内側には内筒シリンダ2が同心に設けられ、外 筒シリンダ1と内筒シリンダ2との間にはリザーバ室3が形成されている。また 、内筒シリンダ2内には図示しないピストンが摺動可能に嵌合され、このピスト ンにより内筒シリンダ2内が上部シリンダ室4と図示しない下部シリンダ室とに 区画されている。ピストンには、下部シリンダ室から上部シリンダ室4への緩衝 油の流動を規制する図示しないバルブが設けられている。
【0011】 前記ピストンが固定されたピストンロッド5は外筒シリンダ1の上方へ延出し て上端に形成したねじ部5aを介して図示しない車体に取り付けられるもので、 このピストンロッド5には図示しないアッパーリテーナが装着されている。
【0012】 また、外筒シリンダ1の下端部には、この部分を密閉する図示しないボトムプ レートが取り付けられ、このボトムプレートの内側には、リザーバ室3と内筒シ リンダ2内との間で緩衝油の流動を規制する図示しないボトムバルブが設けられ ている。この外筒シリンダ1の外部にはロアーリテーナ31が装着されている。
【0013】 そして、ピストンロッド5に設けたアッパーリテーナと外筒シリンダ1に設け たロアーリテーナ31との間には図示しないスプリングが縮設されている。
【0014】 前記外筒シリンダ1の上端部には、ピストンロッド5を摺動可能に支持するロ ッドガイド6が取り付けられ、このロッドガイド6の上側はオイルシール7で覆 われている。
【0015】 ロッドガイド6は、外筒シリンダ1の上端部に圧入される胴体部8を有し、こ の胴体部8の下側面には、内筒シリンダ2の上端部に圧入されて外筒シリンダ1 に対するその位置決め固定を行う圧入部9が形成され、上側面には、胴体部8と 同心に第一環状凹部10及び第二環状凹部11が形成され、側部には、前記第二 環状凹部11内とリザーバ室3内を連通させる連通孔部12が形成されている。 このロッドガイド6の内周部には、ピストンロッド5を摺動可能に支持するガイ ドブッシュ13が装着されている。
【0016】 オイルシール7は、その中心となる円板状の金属製補強環部14と、この補強 環部14の内周部に設けられて前記ピストンロッド5に気密状態で摺動可能に当 接する内周シールリップ部15と、補強環部14の内周部に設けられて前記内周 シールリップ部15の上側でダストの侵入を防止するダストリップ部16と、補 強環部14の外周部に設けられており、外筒シリンダ1の上端部を内周側へ屈曲 して形成した絞り部1aの全周に外周部を圧接保持させた際、気密状態を保持で きるように外筒シリンダ1の上端部の内面に圧接される外周シールリップ部17 と、前記補強環14の下側面に設けられて緩衝油の流動を規制する環状のチェッ クリップ部18とを備えている。
【0017】 このオイルシール7に設けた内周シールリップ部15とチェックリップ部18 はそれぞれ前記ロッドガイド6に設けた第一環状凹部10内と第二環状凹部11 内に挿入されている。
【0018】 チェックリップ部18は、先端部がロッドガイド6に設けた第二環状凹部11 の底面11aと当接するように先端に行くほど径方向の外側に広がる断面舌状に 形成された弾性片18aと、この弾性片18aの外側(図1、図2)又は内側( 図3、図4)の周方向に間隔を置いて4箇所に形成された上下方向に沿う補強リ ブ18bとで構成されている。そして、この弾性片18aの先端部がロッドガイ ド6に設けた第二環状凹部11の底面11aと当接している。
【0019】 ロッドガイド6とオイルシール7との間の空間部は前記チェックリップ部18 により内側と外側の2つの空間部19、20に区画されている。内側空間部19 はピストンロッド5とロッドガイド6(ガイドブッシュ13)との間の隙間を経 て内筒シリンダ2内と連通している。また、外側空間部20はロッドガイド6に 設けた連通孔部12を経て外筒シリンダ1と内筒シリンダ2との間のリザーバ室 3内と連通している。
【0020】 そして、ロッドガイド6に設けた第二環状凹部11の底面11aとオイルシー ル7に設けたチェックリップ部18とで、内筒シリンダ2内からリザーバ室3内 への緩衝油の還流は許容するが逆方向への圧縮気体の流れは許容しない一方向弁 Aが構成されている。
【0021】 このような油圧緩衝器において、ピストンロッド5側のアッパーリテーナと外 筒シリンダ1側のロアーリテーナ31との間に縮設したスプリングの弾発力によ りシリンダ1、2に対してピストンロッド5が持ち上げられて、車体と車輪との 距離が一定に保たれると共に、車輪側から車体側に衝撃が加わる時、ピストンロ ッド5及びピストンに対してシリンダ1、2が上動し、内筒シリンダ2内の下部 シリンダ室が圧縮されて緩衝油が押し出され、この緩衝油が外筒シリンダ1の下 端部とピストンに設けたバルブを経てそれぞれリザーバ室3内と上部シリンダ室 4内に流入することで前記衝撃の緩衝が行われる。
【0022】 この衝撃緩衝時、リザーバ室3内に充填した圧縮気体は更に高圧化し、ロッド ガイド6に設けた連通孔部12、ロッドガイド6とオイルシール7との間の外側 空間部20を介してチェックリップ部18に高圧の背圧が作用するが、補強リブ 18b、18b間の弾性片18aは補強リブ18bにより曲げ剛性が改善された 弾性片18aを両側に一体に有して円周方向に湾曲し、半径方向の内側へは変形 し難くなっているから、チェックリップ部18に高圧の背圧が作用しても、弾性 片18aは第二環状凹部11の底面11aの所定位置に当接保持されて反転脱落 することがない。このため、前記高圧の圧縮気体はチェックリップ部18により 遮断されてロッドガイド6とオイルシール7との間の内側空間部19に流入する ことがない。
【0023】 また、衝撃緩衝後の復帰時、前記とは逆に、ピストンロッド5及びピストンに 対してシリンダ1、2が下動し、上部シリンダ室4が圧縮されて緩衝油が押し出 され、この緩衝油はピストンロッド5とロッドガイド6(ガイドブッシュ13) との間の隙間を経てロッドガイド6とオイルシール7との間の内側空間部19に 流れ込み、緩衝油の圧力がチェックリップ部18に作用する。補強リブ18b、 18b間の弾性片18aは、緩衝油の圧力を受けて第二環状凹部11の底面11 aから離れるように弾性変形し、チェックリップ部18の先端部と第二環状凹部 11の底面11aとの間が開く。このため、緩衝油はチェックリップ部18に邪 魔されることなくロッドガイド6とオイルシール7との間の外側空間部20に流 入し、ロッドガイド6に設けた連通孔部12を経てリザーバ室3内へ還流する。
【0024】 上記のような一方向弁Aでは、チェックリップ部18が第二環状凹部11の大 きな幅を有する底面11aと当接しているから、半径方向の精度に関係なく、安 定した開閉弁圧が得られる。
【0025】 尚、実施例では、オイルシール7の下側面に設けられた環状のチェックリップ 部18を構成する弾性片18aの外側又は内側の周方向に間隔を置いて4箇所に 上下方向に沿う補強リブ18bを形成したが、補強リブ18bは弾性片18aの 外側又は内側の周方向に間隔を置いて少なくとも2箇所に形成していれば良く、 4箇所に限定されないことは言うまでもない。
【0026】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、オイルシールの下側面に設けられたチェックリップ 部を、先端部がロッドガイドに設けた環状凹部の底面と当接するように先端側に 行くほど径方向の外側に広がる断面舌状に形成された弾性片と、この湾曲した弾 性片の外側又は内側の周方向に間隔を置いて少なくとも2箇所に形成された上下 方向に沿う補強リブとで構成し、補強リブ間におけるチェックリップ部の弾性を 保持したため、開弁圧を上げずに済む。また、補強リブによりチェックリップ部 の先端部がロッドガイドとオイルシールとの間の外側空間部から内側空間部へ反 転し環状凹部の底面から脱落することを防ぐことができ、リザーバ室内の圧縮気 体がシリンダ室内に逆流して油圧緩衝器の減衰特性が損なわれることもない。従 って、油圧緩衝器におけるピストンロッド摺動部のシール構造の簡素化を図りな がら、更に安定したシール機能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の全体を要部を断面にして
示した側面図である。
【図2】図1の要部を拡大した断面図である。
【図3】図2中のオイルシールを拡大した図4の3−3
線に沿う断面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】この考案の他実施例の要部を示す側断面図であ
る。
【図6】図5中のオイルシールを拡大した図7の6−6
線に沿う断面図である。
【図7】図6の底面図である。
【符号の説明】
1 外筒シリンダ 2 内筒シリンダ 3 リザーバ室 5 ピストンロッド 6 ロッドガイド 7 オイルシール 11 第二環状凹部 11a 底面 18 チェックリップ部 18a 弾性片 18b 補強リブ 19 内側空間部 20 外側空間部 A 一方弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ上端部に、ピストンロッドを摺
    動可能に支持するロッドガイドを取り付け、このロッド
    ガイドの上側をオイルシールで覆った油圧緩衝器におい
    て、前記オイルシールの下側面に設けられたチェックリ
    ップ部を、先端部が前記ロッドガイドに設けた環状凹部
    の底面と当接するように先端側に行くほど径方向の外側
    に広がる断面舌状に形成された弾性片と、この湾曲した
    弾性片の外側又は内側の周方向に間隔を置いて少なくと
    も2箇所に形成された上下方向に沿う補強リブとで構成
    したことを特徴とする油圧緩衝器。
JP9586691U 1991-10-28 1991-10-28 油圧緩衝器 Pending JPH0538433U (ja)

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JPH0538433U true JPH0538433U (ja) 1993-05-25

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JP9586691U Pending JPH0538433U (ja) 1991-10-28 1991-10-28 油圧緩衝器

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JP (1) JPH0538433U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249902A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Hitachi Automotive Systems Ltd シリンダ装置
WO2025070131A1 (ja) * 2023-09-29 2025-04-03 カヤバ株式会社 シール部材及び緩衝器

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