JPH0538459Y2 - - Google Patents

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JPH0538459Y2
JPH0538459Y2 JP5083488U JP5083488U JPH0538459Y2 JP H0538459 Y2 JPH0538459 Y2 JP H0538459Y2 JP 5083488 U JP5083488 U JP 5083488U JP 5083488 U JP5083488 U JP 5083488U JP H0538459 Y2 JPH0538459 Y2 JP H0538459Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気テープカセツトに関し、さらに詳
しくは磁気テープの走行を安定化するためのガイ
ド部材に関する。
〔従来技術〕
オーデイオおよびビデオ等に使用されている磁
気テープカセツトには、磁気テープと摺接してテ
ープ走行を案内する固定式のテープガイドや磁気
テープと接して回転しながらテープ走行を案内す
るガイドローラ等のガイド部材が設けられてい
る。これらのガイド部材は、テープ裏面(ベース
側)あるいはテープ裏面(磁性層側)と接するよ
うに設けられており、特に、ガイドローラは回転
して磁気テープとの不要の摩擦摺接を避けること
が出来るなどの理由で採用されている。
前記ガイド部材は円筒形状であり、また下方端
もしくは上下端にフランジを備えているものもあ
り、その材質は一般にPOM樹脂などのように比
較的に耐摩耗性を有したプラスチツク材料で構成
されている。又、前記ガイド部材は磁気テープが
ある程度の角度で周接(巻き付くように)するよ
うに接するので、テープ走行性への影響は比較的
大きいものである。近年においては、記録再生の
高密度化に伴い、記録再生装置ならびに磁気テー
プカセツトの高性能化がなされて来ており、必然
的に前記ガイド部材の性能向上が要求されてい
る。特に、デジタル方式により記録再生を行うビ
デオテープカセツトにあつては、テープ走行性の
課題は大きなウエイトを占めるようになつて来て
いる。
なお、前記ガイド部材を備えた磁気テープカセ
ツトについては、例えば、「テレビ技術、1986年
12月号、第45頁、第20図、発行所電子技術出版
(株)」に記載されている。
前記ガイド部材については、上述の如くPOM
樹脂を用いたものであるが、POM樹脂の如く耐
摩耗性の高い樹脂を用いた場合は高価になるとい
う問題を抱えている。そこで、更に安価な合成樹
脂を用いて円筒体或いは円柱を成形するととも
に、耐摩耗性を向上させるために、テープと接す
る外側面(円周面)に紫外線を照射することによ
つて硬化できるUV硬化塗料を塗布し、耐磨耗性
のあるガイド部材を低コストで生産することがで
きるように見える。
(考案が解決しようとする課題) しかし、UV硬化処理を施した樹脂の表面電気
抵抗は非常に高くなるため、ガイド部材の外側面
に磁気テープが摺動すると静電気が発生し易くな
る。そして、前記静電気の帯電により、磁気テー
プがガイド表面に吸着されるような不測の事態を
生じ、テープ走行を不安定にするという問題を抱
えていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記課題を解消することにあ
り、安価で、且つ磁気テープとの摺接による帯電
を防止することができ、磁気テープの安定走行を
行うことの出来るガイド部材を備えた磁気テープ
カツトを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る上記目的は、磁気テープに接して
該磁気テープを安定に走行させるためのガイド部
材を具備した磁気テープカセツトにおいて、前記
ガイド部材は、合成樹脂を用いて成形された円筒
体又は円筒体の円周外側面に電気抵抗が小さい帯
電防止UV硬化被膜と高硬度UV硬化被膜とがほ
ぼガイド軸方向に沿つた縞状に混じり合うように
形成されたことを特徴とする磁気テープカセツト
により達成することができる。
すなわち、前記磁気テープと前記高硬度UV樹
脂との摺接で発生した静電気は、前記高硬度UV
樹脂に隣接して形成された前記帯電防止UV樹脂
を介して放電されることになり、前記磁気テープ
と前記ガイド部材との吸着がなく、しかも前記ガ
イド部材の実質的な硬さ(耐摩耗性)が高くな
り、該磁気テープの安定走行を長期にわたつて保
障することができる。
〔実施態様〕
以下、添付図面にもとづいて本考案の実施態様
を説明する。
第1図はビデオテープカセツトに用いられるテ
ープガイドの斜視図、第2図は高硬度UV樹脂と
帯電防止UV樹脂の形成を示す為にテープガイド
の表面を便宜的に展開した表面展開図である。
テープガイド1は、成形性が良く比較的安価な
ABS樹脂を用いて円筒体に一体成形したもので
ある。そして前記テープガイド1の外側面2に
は、第1図及び第2図に示すように高硬度UV樹
脂と帯電防止UV樹脂軸とを方向に沿つた縦縞状
に形成してある。すなわち、櫛歯形に前記帯電防
止UV硬化樹脂を塗布し、紫外線を照射して硬化
処理した帯電防止UV硬化被膜3が形成されてお
り、また、前記帯電防止UV硬化被膜3と円周方
向に交互にそれぞれが独立して前記高硬度UV硬
化樹脂によりなる高硬度UV硬化被膜4が形成さ
れている。前記高硬度UV硬化被膜4は、前記ガ
イドローラ1の外側面2に、長方形状で高硬度
UV硬化樹脂を塗布し、かつ紫外線を照射して硬
化処理を施して形成する。
なお、紫外線の照射は二度行う必要はなく、高
硬度UV樹脂と帯電防止UV樹脂とを塗布してか
ら一度に行うことが出来る。
そして前記帯電防止UV硬化被膜3の電気抵抗
は、1×1011Ω/cm以下に設定され、前記高硬度
UV硬化被膜4の硬度は、例えば鉛筆硬度の5H
以上に相当するように設定される。
前記高硬度UV硬化樹脂としては、例えば、
1,6ヘキサンジオールジアクリレート、ネオベ
ンチルグリコールジアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート等のポリオールアクリレート
樹脂、α,ω−テトラアクリル・ビストリメチロ
ールプロパンテトラヒドロフタレート、α,ω−
ジメタクリル・ビスジエチレングリコールフタレ
ート等のポリエステルアクリレート樹脂、トリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジインシアネー
トなどに2−ヒドロキシエチルアクリレート
(HEA)を反応させた化合物、ヘキサンジオール
とイソホロジンイソシアネートとHEEAを反応
させた化合物等のウレタンアクリレート樹脂、ビ
スフエノールAジグリシジルエーテルのジアクリ
レート、トリメチロールプロパンポリグリシルエ
ーテルポリアクリレート等のエポキシアクリレー
ト樹脂、その他スピログリコールジグリシジルエ
ーテルジアクリレート、シリコーンアクリレー
ト、トリスアクリロイルオキシエチルイソシアヌ
レート等を用いることができる。又、前記帯電防
止UV硬化樹脂としては、上記の各種多官能アク
リレートにカーボン粒子や繊維などの導電性の部
材を適宜含有させることによつて上記電気抵抗値
にすることができる。
前記テープガイド1は、第3図及び第4図に示
すようにして、ビデオテープカセツトに利用され
る。
なお、ビデオテープカセツト11の全体構造に
ついては、公知例に開示されているので、本実施
態様においてはテープガイド1が適用される要部
について説明する。
ビデオテープカセツト11を構成するケース1
2には、一対のテープリール13が回転自在に取
り付けられている。そして、一方のテープリール
13(この場合は供給リールとする)に巻回され
ている磁気テープ14は、テープパツド15によ
つてガイドローラ16に圧接され、次いで前記テ
ープガイド1の外側面2を摺接しながら、カセツ
トテープ外にて記録再生時には図示しない磁気ヘ
ツドに接しながら走行する。
ここで前記磁気テープ14と前記テープガイド
1との摺接についてみると、該磁気テープ14は
前記高硬度UV被膜4と前記帯電防止UV被膜3
とに交互に摺接しながら走行することになる。
故に、前記高硬度UV被膜4との摺接時に帯電
しても、次に表われる導電性の良い前記帯電防止
UV被膜3に摺接することにより放電される。
しかも、前記帯電防止UV被膜3は、その基部
(第1図において上部)において櫛状に接続され
ているので、前記放電作用は確実に行われる。
従つて、前記磁気テープ14の走行中に、帯電
により該磁気テープ14が前記テープガイド1の
外側面2に吸着し走行不安定になる。等の不所望
な事故を未然に防止することができる。
また、高硬度UV被膜4が所定間隔で交互に形
成されているので、前記ガイドローラ1の側面2
の耐摩耗性が向上し、長期間の使用が可能にな
る。
更に、耐摩耗性の向上は、前記外側面2の削り
取られる量が低減することを意味するから、削り
粉の発生がなく、前記磁気テープ14の防塵対策
ともなり得る。
従つて、本考案を適用したビデオテープカセツ
トは、生産コストを低減できる上に、テープ走行
性など信頼性が向上したものになる。
以上に本考案の一実施態様を説明したが、本考
案は前記実施態様に限定されるものではなく、
種々の変形が可能である。
例えば、耐摩耗性の優先、或いは帯電防止を優
先するかによつて、前記高硬度UV被膜4と帯電
防止UV被膜3の面積比を変更してもよい。
また前記実施態様では、高硬度UV被膜と帯電
防止UV被膜とが円周方向に交互に前記テープガ
イド1の軸方向に平行な縞状に形成されている
が、この形状に代えて、例えば、軸方向に対し平
行でなく適宜傾斜させた形状、更に進めてらせん
状に形成してもよい。このように傾斜した構成に
よれば、前記テープガイド1の径が小さい場合や
前記テープ14の巻き付き角度が小さい場合であ
つても、前記高硬度UV被膜4と前記帯電防止
UV被膜3とがテープ幅方向に於いて同時に前記
磁気テープ14に接することができ、帯電防止及
び耐摩耗性の双方の効果を確実に達成することが
できる。
更に、本考案の適用については、前記実施態様
に示した円筒もしくは円柱形状の部材に限るもの
ではなく、オーデオテープカセツト、DAT用テ
ープカセツト、8ミリビデオ用テープカセツトな
どに用いられる他のガイド部材に広く適用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、合成樹脂を素材として所望の
形状に成形された、例えば円筒体または円柱体の
外側面、すなわち円周側面に低電気抵抗の帯電防
止UV硬化被膜と、耐摩耗性を向上させる高硬度
UV硬化被膜を交互に縞状に形成してなるガイド
部材を用いたので、該ガイド部材は静電気の帯電
防止とともに、耐摩耗性の向上という相反する課
題を同時に解決することができ、磁気テープの安
定走行を保障することができる。従つて、前記ガ
イド部材を具備する磁気テープカセツトにおいて
は、前記磁気テープと前記ガイド部材との帯電に
よる吸着がなく、該磁気テープの走行が安定化さ
れる上に、耐摩耗性が向上することによつて、テ
ープ走行性の安定のみならずガイド部材の削れ粉
の発生をも抑制でき、磁気テープカセツトの信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施態様を示すテープガイド
の斜視図、第2図は高硬度UV被膜と帯電防止
UV被膜の形状を示す展開図、第3図は前記テー
プガイドの利用を示すビデオテープカセツトの要
部の平面図、第4図は前記テープガイドと磁気テ
ープとの摺接状況を示す要部の斜視図である。 図中符号、1……テープガイド、2……外側
面、3……帯電防止UV硬化被膜、4……高硬度
UV硬化被膜。11……ビデオテーブカセツト、
14……磁気テープ、15……パツド、16……
ガイドローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープに接して該磁気テープを安定に走行
    させるためのガイド部材を具備した磁気テープカ
    セツトにおいて、前記ガイド部材は、合成樹脂を
    用いて成形された円筒体又は円柱体の円周外側面
    に電気抵抗が小さい帯電防止UV硬化被膜と高硬
    度UV硬化被膜とがほぼガイド軸方向に沿つた縞
    状に混じり合うように形成されたことを特徴とす
    る磁気テープカセツト。
JP5083488U 1988-03-15 1988-04-18 Expired - Lifetime JPH0538459Y2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5083488U JPH0538459Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18
US07/323,926 US5041938A (en) 1988-03-15 1989-03-15 Magnetic tape cassette
US07/697,560 US5101307A (en) 1988-03-15 1991-05-09 Magnetic tape cassette
US07/799,204 US5175661A (en) 1988-03-15 1991-11-27 Magnetic tape cassette having positioning holes with wear-resistant coatings
US07/889,434 US5219074A (en) 1988-03-15 1992-05-28 Magnetic tape cassette
US07/889,244 US5184268A (en) 1988-03-15 1992-05-28 Magnetic tape cassette
US07/936,658 US5189584A (en) 1988-03-15 1992-08-28 Magnetic tape cassette
US07/991,290 US5346736A (en) 1988-03-15 1992-12-15 Magnetic tape cassette

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JPH01154581U JPH01154581U (ja) 1989-10-24
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