JPH0538841U - コイルの放熱構造 - Google Patents

コイルの放熱構造

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JPH0538841U
JPH0538841U JP6249091U JP6249091U JPH0538841U JP H0538841 U JPH0538841 U JP H0538841U JP 6249091 U JP6249091 U JP 6249091U JP 6249091 U JP6249091 U JP 6249091U JP H0538841 U JPH0538841 U JP H0538841U
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coil
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一三 小林
勉 小谷
道之 梅原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コイルを使用する製品間で放熱性がばらつくこ
となく、放熱が確実に行われるコイルの放熱構造を提供
する。 【構成】放熱板1に注型樹脂溜め部1bを形成する。周
囲に立ち上がり縁2aを有する絶縁板2を注型樹脂溜め
部1bに入れる。電子部品搭載用ベース3がある場合
は、その底面に開口部3bを有するコイル収容部3a
を、注型樹脂溜め部1bに絶縁板2を介して入れる。コ
イル4をコイル収容部3a内に入れ、かつ注型樹脂5を
コイル収容部3a内および注型樹脂溜め部1bに注入す
る。絶縁板1の立ち上がり縁2aに凹凸2bまたは切欠
き2cを設けるか、あるいは絶縁板2に凹凸2bを設け
る代わりに、または凹凸2bに加えて、コイル収容部3
aおよびまたは注型樹脂溜め部1bの絶縁板2の立ち上
がり縁2aとの対向面に凹凸1g、3fを設ける。絶縁
板2の底部に凹凸2dを設ける場合もある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ノイズフィルタやトランス等のコイル使用の電気機器あるいは部品 において、コイルの放熱を図るため、放熱板に絶縁紙を介してコイルを載置し、 樹脂を注型してなるコイルの放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電源に備えられるノイズフィルタやトランス等に使用されるコイルの放熱を良 好に行なうため、本考案者等は、図7(B)に示す注型樹脂による放熱構造を開 発している。すなわち、アース板を兼ねた金属製放熱板1の上面に、円形等の隆 起部1aにより注型樹脂溜め部1bを形成し、注型樹脂溜め部1b内に成形樹脂 材でなるシート状の絶縁板2を入れ、続いて端子(図示せず)を固定した樹脂成 形材でなるベース3を、該ベース3に設けたコイル収容部3aの外周が注型樹脂 溜め部1bにおさまるように組合わせる。前記コイル収容部3aの底部には開口 部3bが設けられ、該開口部3aに露出している絶縁板2上にコイル4を載置し 、上方より樹脂5を注入し、硬化させる。この構造により、ノイズフィルタやト ランス等の作動時にコイル4に発生する熱は、注型樹脂5を介して放熱板1に伝 達され、放熱される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記絶縁板2の周囲には、コイル4と放熱板1との間の電気的絶縁が確保され るように、周囲に立ち上がり縁2aを有し、この立ち上がり縁2aを放熱板1の 注型樹脂溜め部1bの内周面とベース3のコイル収容部3aとの間に介在させる 。そして、注型の際には、流動状態の注型樹脂がコイル収容部3aの外周面と立 ち上がり縁2aとの間、および立ち上がり縁2aと放熱板1の注型樹脂溜め部1 bの内周面との間の隙間を流れて充填されるが、この注型の際、注型樹脂5に粘 りがあるため、絶縁板2のセットの具合等によっては立ち上がり縁2aが注型樹 脂溜め部1bの内周面あるいはコイル収容部3aの外周面に密着し、注型樹脂5 の流れが悪くなり、注型樹脂5の充填がなされない空洞部Vが発生することがあ る。そしてこの空洞部Vの発生により、放熱性のばらつきが大きいという問題点 があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑み、コイルを使用する製品間で放熱性がばらつくこ となく、放熱が確実に行われるコイルの放熱構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、注型樹脂溜め部を形成した放熱板と、周 囲に立ち上がり縁を有し前記注型樹脂溜め部に入れる絶縁板と、前記放熱板に組 合わされ、前記注型樹脂溜め部内に前記絶縁板を介して入れるコイル収容部を有 し、かつコイル収容部の底面が開口された電子部品搭載用ベースとを備え、コイ ルを前記コイル収容部内に入れ、かつ注型樹脂を前記コイル収容部内および前記 注型樹脂溜め部に注入したコイルの放熱構造において、前記絶縁板の前記立ち上 がり縁に凹凸を設けるか、あるいは前記絶縁板に凹凸を設ける代わりに、または 該凹凸に加えて、前記コイル収容部およびまたは前記注型樹脂溜め部の絶縁板の 立ち上がり縁との対向面に凹凸を設けたことを特徴とする。また本考案は、前記 ベースを設けないものにも採用できる。
【0006】
【作用】
本考案は、上記構成を有するので、ベースのコイル収容部と絶縁板の立ち上が り縁との間、注型樹脂溜め部と絶縁板の立ち上がり縁との間に注型樹脂の通路が 確保され、注型樹脂の欠落した空胴部の発生がない。
【0007】
【実施例】
図1(A)は本考案によるコイルの放熱構造の一実施例を示す縦断面図、同( B)はその一部拡大横断面図、同(C)は(B)のE−E断面図、図2、図3( A)はそれぞれ本実施例のコイル放熱構造を適用したノイズフィルタの分解斜視 図および組立後の斜視図である。
【0008】 図1ないし図3において、図7(B)と同じ符号は同じ構成部品または部分を 示す。本実施例においては、絶縁板2の立ち上がり縁2aに複数の凹凸2bを形 成することにより、図1(B)、(C)に示すように、放熱板1の注型樹脂溜め 部1b内に絶縁板2を入れて、ベース3を組合わせる時、コイル収容部3aの外 周面と絶縁板2の立ち上がり縁2aとの間に樹脂通路aが確保され、また、立ち 上がり縁2aと放熱板1の注型樹脂溜め部1bの内周面との間にも樹脂通路bが 確保され、これにより、図1(C)に示すように、注型樹脂注入の際には、矢印 c、dに示すように、注型樹脂の回り込みが良好に行われ、注型樹脂5が充填さ れないことによる空洞部の発生のおそれがなくなり、放熱性が確保される。実際 に製作しているノイズフィルタの一例についていえば、従来製品について装置作 動時には停止時より温度上昇幅が40℃〜60℃の範囲でばらつくものが、本考 案を適用した場合には、温度上昇幅が40℃〜50℃の範囲におさまり、−10 ℃のばらつき低減効果があった。
【0009】 本実施例のノイズフィルタは、一例として図3(B)に示す回路を構成するも ので、各種電気機器の電源において、電源端子6と電気機器回路7との間に本考 案のノイズフィルタ8が挿入され、該ノイズフィルタ8は、前記コイル4と、コ ンデンサ9と、グランドと電源ラインとの間に設けられる一対のコンデンサ10 とからなる。(なお、コンデンサ10の代わりにバリスタまたはこれらを組合わ せたものを用いる場合もある。) 本実施例のベース3は、放熱板1のベース3に対する組合わせを容易にするた め、図2に示すように、打抜きおよび折り曲げ形成により、放熱板1の周囲に穴 1cを有する結合片1dを立設し、一方、ベース3の外周面に係止用突起3cを 形成し、図3に示すように、結合片1dの弾性により複数本の結合片1dでベー ス3を挟んで押し嵌め、穴1cに突起3cを弾性的に嵌めることにより、ワンタ ッチで結合できるようにしている。また、ベース3の穴3eに嵌着して取付ける 端子11の数を減少させ、部品点数の減少、工数低減ならびにこれらによる価格 の低減を図るため、放熱板1に切起こしによりアース片1eを形成し、該アース 片1eをベース3に設けた透穴3dに貫通し、該アース片1eにコンデンサ10 等の構成部品のリード10aを接続し半田付けしている。このノイズフィルタ8 は、放熱板1の両側に突出させて形成した取付け片1fを電気機器の基板やケー ス等にねじ付けする等の手段で取付けられる。
【0010】 図4は本考案の他の実施例を示す分解斜視図、図5(A)は本実施例の一部拡 大横断面図、図5(B)は図5(A)のF−F断面図である。本実施例において は、放熱板1の注型樹脂溜め部1bの内周面に凹凸1gを設け、ベース3のコイ ル収容部3aの外周面にも凹凸3fを形成したものである。
【0011】 本実施例においても、注型の際、図5(A)に示すように、コイル収容部3a の外周面と絶縁板2の立ち上がり縁2aとの間に樹脂通路aが確保され、また、 立ち上がり縁2aと放熱板1の注型樹脂溜め部1b内周面との間にも樹脂通路b が確保され、これにより、図5(B)に示すように、注型樹脂注入の際には、矢 印c、dに示すように、注型樹脂の回り込みが良好に行われ、注型樹脂5が充填 されないことによる空洞部の発生のおそれがなくなり、放熱性が確保される。
【0012】 図6(A)は本考案による放熱板の他の実施例を示す縦断面図、同(B)はそ の一部分解斜視図であり、絶縁板2の前記コイル4を巻いたコア12のコイル4 を巻装していない部分e、fに対応する立ち上がり縁2aに切欠き2cを設ける ことにより、該切欠き2cを通しての注型樹脂5の注入時の回り込みが良好に行 われるようにしたものである。また、本実施例においては、絶縁板2の底部に線 状あるいは図示のようなエンボス状等の凹凸2dを設けることにより、絶縁板2 と放熱板1との間にも注型樹脂の回り込みが良好に行われるようにしている。
【0013】 図6に示した実施例の切欠き2cや底部の凹凸2dは図1〜図5に示した実施 例にも適用でき、また、図1〜3の実施例と図4、5の実施例を組合わせた構造 も採用できる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、絶縁板の立ち上がり縁あるいはベースもしくは注型樹脂溜め 部に設けた凹凸により、注型樹脂の注入、充填が注入流路が閉塞されることなく 良好に行われ、空洞部が発生せず、放熱性の悪いものが製作されるおそれがなく なり、性能向上が達成できる。また、本考案は、製作する金型等の若干の変更で すみ、ほとんどコストアップを要せずに安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案によるコイルの放熱構造の一実
施例を示す縦断面図、(B)はその一部拡大横断面図、
(C)は(B)のE−E断面図である。
【図2】本実施例のコイル放熱構造を適用したノイズフ
ィルタの分解斜視図である。
【図3】(A)は本実施例のコイル放熱構造を適用した
ノイズフィルタの組立て後の斜視図、(B)はその電気
回路図である。
【図4】本考案の他の実施例のコイル放熱構造を適用し
たノイズフィルタの分解斜視図である。
【図5】(A)は図4の実施例の一部拡大横断面図、
(B)は(A)のF−F断面図である。
【図6】(A)は本考案によるコイルの放熱構造の他の
実施例を示す縦断面図、(B)はその一部を示す分解斜
視図である。
【図7】(A)は本考案によるコイルの放熱構造の他の
実施例を示す縦断面図、(B)は先に開発したコイルの
放熱構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 放熱板 1b 注型樹脂溜め部 1g 凹凸 2 絶縁板 2a 立ち上がり縁 2b、2d 凹凸 2c 切欠き 3 ベース 3a コイル収容部 3b 開口部 3f 凹凸 4 コイル 5 注型樹脂

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注型樹脂溜め部を形成した放熱板と、周囲
    に立ち上がり縁を有し前記注型樹脂溜め部に入れる絶縁
    板と、前記放熱板に組合わされ、前記注型樹脂溜め部内
    に前記絶縁板を介して入れるコイル収容部を有し、かつ
    コイル収容部の底面が開口された電子部品搭載用ベース
    とを備え、コイルを前記コイル収容部内に入れ、かつ注
    型樹脂を前記コイル収容部内および前記注型樹脂溜め部
    に注入したコイルの放熱構造において、前記絶縁板の前
    記立ち上がり縁に凹凸を設けたことを特徴とするコイル
    の放熱構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記絶縁板の立ち上が
    り縁に凹凸を設ける代わりに、または該凹凸に加えて、
    前記コイル収容部およびまたは前記注型樹脂溜め部の前
    記立ち上がり縁との対向面に凹凸を設けたことを特徴と
    するコイルの放熱構造。
  3. 【請求項3】注型樹脂溜め部を形成した放熱板と、周囲
    に立ち上がり縁を有し前記注型樹脂溜め部に入れる絶縁
    板とを備え、前記注型樹脂溜め部内に前記絶縁板を介し
    てコイルを入れ、注型樹脂を前記注型樹脂溜め部に注入
    したコイルの放熱構造において、前記絶縁板の前記立ち
    上がり縁、およびまたは前記注型樹脂溜め部の該立ち上
    がり縁との対向面に凹凸を設けたことを特徴とするコイ
    ルの放熱構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
    記絶縁板の立ち上がり縁に凹凸を設ける代わりに、また
    は該凹凸に加えて、前記立ち上がり縁に切欠きを設けた
    ことを特徴とするコイルの放熱構造。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかにおいて、前
    記絶縁板の底部に凹凸を設けたことを特徴とするコイル
    の放熱構造。
JP6249091U 1991-07-12 1991-07-12 コイルの放熱構造 Expired - Lifetime JPH08733Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07272941A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Okaya Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07272941A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Okaya Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ

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JPH08733Y2 (ja) 1996-01-10

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