JPH0539241A - α,β−不飽和ケトエステル誘導体 - Google Patents
α,β−不飽和ケトエステル誘導体Info
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- JPH0539241A JPH0539241A JP19546291A JP19546291A JPH0539241A JP H0539241 A JPH0539241 A JP H0539241A JP 19546291 A JP19546291 A JP 19546291A JP 19546291 A JP19546291 A JP 19546291A JP H0539241 A JPH0539241 A JP H0539241A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記一般式で表わされるα,β−不飽和ケト
エステル誘導体。 【化1】 [R,R′は同一又は異なって低級アルキル基又は置換
されていてもよいフェニル基を、Xはハロゲン原子を示
す。] 【効果】 抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内
分解酵素阻害剤である2,4−ジヒドロキシピリジン誘
導体を緩かな条件下で、かつ短工程で製造するための中
間体として有用である。
エステル誘導体。 【化1】 [R,R′は同一又は異なって低級アルキル基又は置換
されていてもよいフェニル基を、Xはハロゲン原子を示
す。] 【効果】 抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内
分解酵素阻害剤である2,4−ジヒドロキシピリジン誘
導体を緩かな条件下で、かつ短工程で製造するための中
間体として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なα,β−不飽和ケ
トエステル誘導体に関する。本発明化合物は抗悪性腫瘍
剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵素阻害剤として
有用な一般式[IV]
トエステル誘導体に関する。本発明化合物は抗悪性腫瘍
剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵素阻害剤として
有用な一般式[IV]
【0002】
【化2】
【0003】[式中、Xはハロゲン原子を示す]で表わ
される2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体の製造中間
体として有用である。
される2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体の製造中間
体として有用である。
【0004】
【従来の技術】2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体
は、抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵
素を阻害し(特開昭62−155215)、その製造法
としては次の報告がある。尚、以下の記載において、
「Ac」はアセチル基を、「Et」はエチル基を示す。
は、抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵
素を阻害し(特開昭62−155215)、その製造法
としては次の報告がある。尚、以下の記載において、
「Ac」はアセチル基を、「Et」はエチル基を示す。
【0005】(a)レクエー ドゥ トラボー シミク
ドゥ ペイ−バス(Recueil Des Travaux Chimiques
Des Pays-Bas),73,704(1954)
ドゥ ペイ−バス(Recueil Des Travaux Chimiques
Des Pays-Bas),73,704(1954)
【0006】
【化3】
【0007】(b)レクエー ドゥ トラボー シミク
ドゥ ペイ−バス(Recueil Des Travaux Chimiques
Des Pays-Bas),72,285(1953)
ドゥ ペイ−バス(Recueil Des Travaux Chimiques
Des Pays-Bas),72,285(1953)
【0008】
【化4】
【0009】しかしながら、これらの方法は、酸性条件
下にてオートクレーブ中200℃という過激な反応条件
を採用しなければならない、或いは非常に多くの工程を
要する等の問題点があり、工業的な方法としては満足す
べき製造法とはいえない。
下にてオートクレーブ中200℃という過激な反応条件
を採用しなければならない、或いは非常に多くの工程を
要する等の問題点があり、工業的な方法としては満足す
べき製造法とはいえない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抗悪
性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵素阻害剤
である2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体を緩かな条
件下で、かつ短工程で製造するための中間体を提供する
ことである。
性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内分解酵素阻害剤
である2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体を緩かな条
件下で、かつ短工程で製造するための中間体を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、2,4−
ジヒドロキシピリジン誘導体を緩かな条件下で、かつ短
工程で製造する方法について研究する過程で、下記一般
式[I]で表わされるα,β−不飽和ケトエステル誘導
体が文献未収載の新規化合物であり、2,4−ジヒドロ
キシピリジン誘導体の製造中間体として有用であること
を見出し、本発明を完成した。
ジヒドロキシピリジン誘導体を緩かな条件下で、かつ短
工程で製造する方法について研究する過程で、下記一般
式[I]で表わされるα,β−不飽和ケトエステル誘導
体が文献未収載の新規化合物であり、2,4−ジヒドロ
キシピリジン誘導体の製造中間体として有用であること
を見出し、本発明を完成した。
【0012】即ち本発明は、一般式[I]
【0013】
【化5】
【0014】[式中、R及びR′は、同一又は異なっ
て、それぞれ低級アルキル基又は置換されていてもよい
フェニル基を示し、Xはハロゲン原子を示す]で表わさ
れるα,β−不飽和ケトエステル誘導体に係わる。
て、それぞれ低級アルキル基又は置換されていてもよい
フェニル基を示し、Xはハロゲン原子を示す]で表わさ
れるα,β−不飽和ケトエステル誘導体に係わる。
【0015】本発明において一般式[I]で表わされる
化合物はオレフィン結合の幾何異性に関してE体又はZ
体又はE体とZ体との任意の比率の混合物であり、また
下記の互変異性体[I′]及び[I″]が存在する。下
記式中、R、R′及びXは前記に同じである。
化合物はオレフィン結合の幾何異性に関してE体又はZ
体又はE体とZ体との任意の比率の混合物であり、また
下記の互変異性体[I′]及び[I″]が存在する。下
記式中、R、R′及びXは前記に同じである。
【0016】
【化6】
【0017】本発明においてR及びR′で示される低級
アルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル基、例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等を例示できる。R及びR′
で示される置換されていてもよいフェニル基としては、
炭素数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル基等又は炭素数1〜6のアルコキシ基、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert
−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の置
換基を1〜3個有していてもよいフェニル基を例示でき
る。Xで示されるハロゲン原子としては、弗素、塩素、
臭素及び沃素原子を例示できる。
アルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル基、例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等を例示できる。R及びR′
で示される置換されていてもよいフェニル基としては、
炭素数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル基等又は炭素数1〜6のアルコキシ基、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert
−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の置
換基を1〜3個有していてもよいフェニル基を例示でき
る。Xで示されるハロゲン原子としては、弗素、塩素、
臭素及び沃素原子を例示できる。
【0018】本発明の一般式[I]の化合物は次の反応
工程式に従って、1)アシル化反応に次いで2)エステ
ル化反応を行うことにより合成される。下記式中、R、
R′及びXは前記に同じである。
工程式に従って、1)アシル化反応に次いで2)エステ
ル化反応を行うことにより合成される。下記式中、R、
R′及びXは前記に同じである。
【0019】
【化7】
【0020】上記反応行程式におけるアシル化反応およ
びエステル化反応の各工程は、より詳細には、以下の如
くして実施される。
びエステル化反応の各工程は、より詳細には、以下の如
くして実施される。
【0021】1)アシル化反応 原料である一般式[II]のビニールエーテル誘導体は、
例えば下記反応式に従い、クロロアセタールなどのハロ
アセタールから容易に合成される[レクエードゥ トラ
ボー シミク ドゥ ペイーバス(Recueil Des Trava
ux Chimiques Des Pays-Bas ),77,753(1
958)]。下記式中、R及びXは前記に同じである。
尚、上記ハロアセタールは、いずれも公知の化合物であ
るか、又は公知方法に従い容易に合成できる。
例えば下記反応式に従い、クロロアセタールなどのハロ
アセタールから容易に合成される[レクエードゥ トラ
ボー シミク ドゥ ペイーバス(Recueil Des Trava
ux Chimiques Des Pays-Bas ),77,753(1
958)]。下記式中、R及びXは前記に同じである。
尚、上記ハロアセタールは、いずれも公知の化合物であ
るか、又は公知方法に従い容易に合成できる。
【0022】
【化8】
【0023】マロニルジクロリドと一般式[II]の化合
物とのアシル化反応については無溶媒下あるいは溶媒中
で行われる。溶媒中でこの反応を行うときに使用できる
溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に限定
されないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳
香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素類等が例示できる。
物とのアシル化反応については無溶媒下あるいは溶媒中
で行われる。溶媒中でこの反応を行うときに使用できる
溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に限定
されないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳
香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素類等が例示できる。
【0024】反応物の使用割合は、マロニルジクロリド
に対して一般式[II]の化合物を好ましくは1〜20当
量程度、より好ましくは3〜10当量程度使用する。反
応温度は、−78℃〜溶媒の沸点程度であり、好ましく
は−78℃〜室温程度である。反応時間は1〜96時間
程度であり、より好ましくは3〜24時間程度である。
に対して一般式[II]の化合物を好ましくは1〜20当
量程度、より好ましくは3〜10当量程度使用する。反
応温度は、−78℃〜溶媒の沸点程度であり、好ましく
は−78℃〜室温程度である。反応時間は1〜96時間
程度であり、より好ましくは3〜24時間程度である。
【0025】2)エステル化反応 次にエステル化反応は、前記のアシル化反応の反応混合
物中に、一般式[III]のアルコール又はフェノール誘
導体及び塩基を添加することにより進行する。一般式
[III ]の化合物及び塩基は、無溶媒下あるいは溶液と
して添加される。溶液として添加する場合に使用できる
溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に限定
されるものではなく、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類が例示できる。塩基として
は、特に限定されるものではないが、例えばピリジン、
トリエチルアミン等の有機アミン類、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド等のアルコキシド類及びナ
トリウムフェノキシド等のフェノキシド類が例示でき
る。
物中に、一般式[III]のアルコール又はフェノール誘
導体及び塩基を添加することにより進行する。一般式
[III ]の化合物及び塩基は、無溶媒下あるいは溶液と
して添加される。溶液として添加する場合に使用できる
溶媒としては、反応に関与しないものであれば特に限定
されるものではなく、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類が例示できる。塩基として
は、特に限定されるものではないが、例えばピリジン、
トリエチルアミン等の有機アミン類、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド等のアルコキシド類及びナ
トリウムフェノキシド等のフェノキシド類が例示でき
る。
【0026】反応物の使用割合は、マロニルジクロリド
に対して一般式[III ]の化合物を2〜20当量程度使
用する。塩基は、マロニルジクロリドに対して、好まし
くは1〜5当量程度、より好ましくは2〜3当量程度使
用する。反応温度は−78℃〜室温程度であり、好まし
くは−20℃〜0℃程度である。反応時間は0.5〜6
時間程度であり、より好ましくは0.5〜2時間程度で
ある。
に対して一般式[III ]の化合物を2〜20当量程度使
用する。塩基は、マロニルジクロリドに対して、好まし
くは1〜5当量程度、より好ましくは2〜3当量程度使
用する。反応温度は−78℃〜室温程度であり、好まし
くは−20℃〜0℃程度である。反応時間は0.5〜6
時間程度であり、より好ましくは0.5〜2時間程度で
ある。
【0027】このようにして得られた本発明の一般式
[I]で表わされるα,β−不飽和ケトエステル誘導体
は、通常の分離精製法、例えばカラムクロマトグラフィ
ー、蒸留、抽出等により容易に単離精製できる。
[I]で表わされるα,β−不飽和ケトエステル誘導体
は、通常の分離精製法、例えばカラムクロマトグラフィ
ー、蒸留、抽出等により容易に単離精製できる。
【0028】さらに本発明の一般式[I]の化合物を一
般式[IV]で表わされる2,4−ジヒドロキシピリジン
誘導体に誘導するには、前記エステル化反応で得られた
一般式[I]の化合物を無溶媒下あるいは溶媒中でアン
モニアと閉環反応させるという一工程で足りる。溶媒中
でこの反応を行うときに使用できる溶媒としては、反応
に関与しないものであれば特に限定されるものではな
く、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジ
クロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒類、水
等が例示できる。
般式[IV]で表わされる2,4−ジヒドロキシピリジン
誘導体に誘導するには、前記エステル化反応で得られた
一般式[I]の化合物を無溶媒下あるいは溶媒中でアン
モニアと閉環反応させるという一工程で足りる。溶媒中
でこの反応を行うときに使用できる溶媒としては、反応
に関与しないものであれば特に限定されるものではな
く、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジ
クロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒類、水
等が例示できる。
【0029】閉環反応に使用するアンモニアは、液体ア
ンモニア、ガス状アンモニア又は溶媒に溶かしたものを
反応系中に導入するか、あるいは反応系中でinsit
uに発生させる。アンモニアを溶媒に溶かして使用する
ときの溶媒としては、反応に関与しないものであれば特
に限定されるものではなく、メタノール、エタノール等
のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
非プロトン性極性溶媒類、水等が例示できる。in s
ituにアンモニアを発生させるには、従来公知の方法
を採用すればよい。その場合の代表的試薬としては、塩
化アンモニウム等のアンモニウム塩類と水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の塩基との組み合わせが例示でき
るが、これらに限定されるものではない。なお、液体ア
ンモニアを使用する場合、これを過剰に用いて、反応物
兼溶媒として使用してもよい。
ンモニア、ガス状アンモニア又は溶媒に溶かしたものを
反応系中に導入するか、あるいは反応系中でinsit
uに発生させる。アンモニアを溶媒に溶かして使用する
ときの溶媒としては、反応に関与しないものであれば特
に限定されるものではなく、メタノール、エタノール等
のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
非プロトン性極性溶媒類、水等が例示できる。in s
ituにアンモニアを発生させるには、従来公知の方法
を採用すればよい。その場合の代表的試薬としては、塩
化アンモニウム等のアンモニウム塩類と水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の塩基との組み合わせが例示でき
るが、これらに限定されるものではない。なお、液体ア
ンモニアを使用する場合、これを過剰に用いて、反応物
兼溶媒として使用してもよい。
【0030】反応物の使用割合は、一般式[I]の化合
物に対して、アンモニアを2〜30当量程度使用する。
反応温度は、広い範囲の温度が使用でき、例えば、−7
8〜300℃程度の温度が採用できるが、本発明では、
通常、−20℃〜室温程度が好ましく、穏やかな条件下
で反応を行うことができるので、有利である。必要に応
じ、封管系を用いて反応を行なうこともできる。反応時
間は、一般に0.5〜48時間程度であり、好ましくは
1〜24時間程度である。
物に対して、アンモニアを2〜30当量程度使用する。
反応温度は、広い範囲の温度が使用でき、例えば、−7
8〜300℃程度の温度が採用できるが、本発明では、
通常、−20℃〜室温程度が好ましく、穏やかな条件下
で反応を行うことができるので、有利である。必要に応
じ、封管系を用いて反応を行なうこともできる。反応時
間は、一般に0.5〜48時間程度であり、好ましくは
1〜24時間程度である。
【0031】また本閉環反応は、前記エステル化反応の
終了後、一般式[I]の化合物を単離精製することなく
続けて行うことも可能である。すなわち、連続するアシ
ル化反応、エステル化反応及び閉環反応をワンポットで
行うことも可能であるという利点を有する。このときの
各反応の条件は前記の各反応工程の条件と同様である。
終了後、一般式[I]の化合物を単離精製することなく
続けて行うことも可能である。すなわち、連続するアシ
ル化反応、エステル化反応及び閉環反応をワンポットで
行うことも可能であるという利点を有する。このときの
各反応の条件は前記の各反応工程の条件と同様である。
【0032】以上のようにして得られた一般式[IV]の
2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体は、通常の分離精
製法、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィー、抽出
等により容易に単離精製できる。
2,4−ジヒドロキシピリジン誘導体は、通常の分離精
製法、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィー、抽出
等により容易に単離精製できる。
【0033】
【発明の効果】上記のように、本発明の一般式[I]の
化合物は、抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内
分解酵素阻害剤である一般式[IV]の2,4−ジヒドロ
キシピリジン誘導体を、緩かな条件下で且つ短工程で製
造するための中間体として極めて有用である。
化合物は、抗悪性腫瘍剤5−フルオロウラシルの生体内
分解酵素阻害剤である一般式[IV]の2,4−ジヒドロ
キシピリジン誘導体を、緩かな条件下で且つ短工程で製
造するための中間体として極めて有用である。
【0034】
【実施例】以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0035】実施例1 4−クロロ−5−エトキシ−3−オキソ−4−ペンテン
酸エチルの合成
酸エチルの合成
【0036】
【化9】
【0037】エチル−β−クロロビニールエーテル5.
3g(50mmol)の無水ジエチルエーテル(5m
l)溶液に、氷冷下マロニルジクロリド1.4g(10
mmol)を滴下した。この反応溶液を室温にて24時
間撹拌後、トリエチルアミン2.02g(20mmo
l)、エタノール3ml(50mmol)のジエチルエ
ーテル(5ml)溶液を氷冷下滴下し、同温にて1時間
撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られる残渣にジ
エチルエーテル20mlを加え、晶出物を濾別した。濾
液を減圧下濃縮し、得られる残渣を減圧蒸留して沸点1
32〜135℃/1mmHgの標記化合物1.58g
(収率72%)を得た。
3g(50mmol)の無水ジエチルエーテル(5m
l)溶液に、氷冷下マロニルジクロリド1.4g(10
mmol)を滴下した。この反応溶液を室温にて24時
間撹拌後、トリエチルアミン2.02g(20mmo
l)、エタノール3ml(50mmol)のジエチルエ
ーテル(5ml)溶液を氷冷下滴下し、同温にて1時間
撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られる残渣にジ
エチルエーテル20mlを加え、晶出物を濾別した。濾
液を減圧下濃縮し、得られる残渣を減圧蒸留して沸点1
32〜135℃/1mmHgの標記化合物1.58g
(収率72%)を得た。
【0038】NMR(CDCl3) δ:1.28(3
H,t,J=7Hz),1.42(3H,t,J=7H
z),3.71(2H,s),4.24(4H,m),
7.75(1H,s)。
H,t,J=7Hz),1.42(3H,t,J=7H
z),3.71(2H,s),4.24(4H,m),
7.75(1H,s)。
【0039】参考例1 5−クロロ−2,4−ジヒドロキシピリジンの合成
【0040】
【化10】
【0041】4−クロロ−5−エトキシ−3−オキソ−
4−ペンテン酸エチル2.2g(10mmol)のエタ
ノール溶液(10ml)に、0℃にて28%アンモニア
水5ml(82mmol)を加え、3時間撹拌した。こ
の反応溶液を0℃にて24時間静置後、晶析物を濾取し
てエタノール−水より再結晶し、融点265℃以上(分
解)の標記化合物754mg(収率52%)を得た。濾
液は減圧下に濃縮後、エタノール−水の混合溶媒で洗浄
し、さらに123mg(収率8%)の標記化合物を得
た。
4−ペンテン酸エチル2.2g(10mmol)のエタ
ノール溶液(10ml)に、0℃にて28%アンモニア
水5ml(82mmol)を加え、3時間撹拌した。こ
の反応溶液を0℃にて24時間静置後、晶析物を濾取し
てエタノール−水より再結晶し、融点265℃以上(分
解)の標記化合物754mg(収率52%)を得た。濾
液は減圧下に濃縮後、エタノール−水の混合溶媒で洗浄
し、さらに123mg(収率8%)の標記化合物を得
た。
【0042】
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 [式中、R及びR′は、同一又は異なって、それぞれ低
級アルキル基又は置換されてもよいフェニル基を示し、
Xはハロゲン原子を示す。]で表わされるα,β−不飽
和ケトエステル誘導体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19546291A JP2805114B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | α,β−不飽和ケトエステル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19546291A JP2805114B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | α,β−不飽和ケトエステル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539241A true JPH0539241A (ja) | 1993-02-19 |
| JP2805114B2 JP2805114B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=16341481
Family Applications (1)
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| JP19546291A Expired - Fee Related JP2805114B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | α,β−不飽和ケトエステル誘導体 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2805114B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006080339A1 (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-03 | Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. | 5-クロロ-2,4-ジヒドロキシピリジンの製造方法 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP19546291A patent/JP2805114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006080339A1 (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-03 | Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. | 5-クロロ-2,4-ジヒドロキシピリジンの製造方法 |
| US7557216B2 (en) | 2005-01-26 | 2009-07-07 | Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. | Process for production of 5-chloro-2,4-dihydroxypyridine |
| JP4892472B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2012-03-07 | 大鵬薬品工業株式会社 | 5−クロロ−2,4−ジヒドロキシピリジンの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2805114B2 (ja) | 1998-09-30 |
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