JPH0539602A - 車両用軌道及び車両 - Google Patents

車両用軌道及び車両

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JPH0539602A
JPH0539602A JP22228091A JP22228091A JPH0539602A JP H0539602 A JPH0539602 A JP H0539602A JP 22228091 A JP22228091 A JP 22228091A JP 22228091 A JP22228091 A JP 22228091A JP H0539602 A JPH0539602 A JP H0539602A
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Kusuo Shiratori
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軌道支持ロープを使用したモノレール方式の
軌道上に、車両が確実に支持され、走行できる信頼性の
ある車両用軌道及び車両を提供すること。 【構成】 複数の支柱10と、駆動装置を内蔵する車両
50が吊り下げられた状態で走行できるよう、前記複数
の支柱10間を通して設けられた第1軌条14と、該第
1軌条14の上方に沿って配設され、支柱10間で懸垂
曲線を描いて設けられた第1軌条支持ロープ18と、該
第1軌条支持ロープ18と前記第1軌条14とを連結し
て、第1軌条14を支持するトラス構造からなる第1支
持部材20と、前記第1軌条14の下方に平行に設けら
れた第2軌条24と、該第2軌条24の下方に沿って配
設され、支柱10間で懸垂曲線を描いて設けられた第2
軌条支持ロープ28と、該第2軌条支持ロープ28と前
記第2軌条24とを連結して、第2軌条24を支持する
トラス構造を形成する第2支持部材30とを具備する車
両用軌道及びその車両用軌道を走行する車両。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用軌道及び車両に関
する。
【0002】
【従来の技術】二本の軌条上を走行する車両は走行安定
性が優れているため、交通システムの要をなす車両とし
て汎用されている。しかし、かかる車両を走行させるに
は、二本の軌道を敷設しなければならず、その敷設する
面積を確保することは、最近のように土地の値段の急騰
や環境保全の意識の高まりと共に極めて困難になりつつ
ある。特に、この傾向は都市部ほど顕著であり、車両用
軌道の敷設費用が著しく高騰してきている。一方、従来
の二本の軌条に対して一本の軌条から成る軌道方式、い
わゆるモノレール方式の交通システムがある。
【0003】前期モノレール方式によれば、従来の二本
の軌条を敷設する場合に比較して軌条の敷設面積を少な
くすることができる。しかしながら、モノレール方式の
車両は、一般的に、駆動車輪によって軌条を挟み込んで
走行するものであるため、軌条を幅広のコンクリート製
等の頑強な構造としなければならず、前記頑強な軌条を
支承するために支柱等の頑強に構築することを要する。
このため、軌道の敷設面積を充分に減少させることがで
きず、軌道が高架である場合においても、軌道の下方の
土地は日光が遮光され易く有効な利用を図ることができ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
先に出願した特願平1-314064号に記載したように、軌道
に軌条支持ロープを使用した車両用軌道及びその軌道を
走行する車両を提供している。この発明によれば、軌道
の敷設面積を可及的に少なくすることができるため、軌
道の下方の土地を有効に利用することができる。また、
構造が簡略化されるため、車両用軌道の建設費用を節約
することができる。ところで、この発明では、上方及び
下方の軌条によって、車両が挟み込まれて軌道上に支持
されているが、車両が確実に軌道上に支持され、走行で
きるためには、より信頼性のある車両の支持機構が求め
られる。
【0005】そこで、本発明の目的は、軌道支持ロープ
を使用したモノレール方式の軌道上に車両が確実に支持
され、走行できるよう、より信頼性のある車両用軌道及
び車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するには、車両を軌条に吊り下げることが有効では
ないかと考え、鋭意検討した本発明に到達したのであ
る。すなわち、本発明は、所定間隔を置いて立設されて
いる複数の支柱と、駆動装置を内蔵する車両が吊り下げ
られた状態で走行できるよう、該車両の重量を受ける吊
り下げ受け部を備え、前記複数の支柱間を通して設けら
れた第1軌条と、該第1軌条の上方に沿って配設され、
前記複数の支柱の各々に固定され、支柱間で懸垂曲線を
描いて設けられた第1軌条支持ロープと、該第1軌条支
持ロープと前記第1軌条とを連結して、第1軌条が滑ら
かに連続するよう第1軌条を支持するトラス構造からな
る第1支持部材と、前記第1軌条の下方に平行に設けら
れ、車両を該車両の下部で支持するべく前記複数の支柱
間を通して設けられた第2軌条と、該第2軌条の下方に
沿って配設され、前記複数の支柱の各々に固定され、支
柱間で懸垂曲線を描いて設けられた第2軌条支持ロープ
と、該第2軌条支持ロープと前記第2軌条とを連結し
て、第2軌条が滑らかに連続するよう第2軌条を支持す
るトラス構造を形成する第2支持部材とを具備すること
を特徴とする車両用軌道にある。
【0007】また、本発明は、請求項1記載の車両用軌
道を走行する車両であって、該車両が第1軌条の吊り下
げ受け部に吊り下がるよう車両の上部に懸吊部を設け、
第2軌条に支持されて横振れを防止するよう車両の下部
に横振れ防止部を設けたことを特徴とする車両。でもあ
る。
【0008】
【作用】本発明にかかる車両用軌道によれば、複数の支
柱間を通して設けられた第1軌条に具備された車両の重
量を受ける吊り下げ受け部に、駆動装置を内蔵する車両
が吊り下げられた状態で走行できる。また、本発明にか
かる車両によれば、前記第1軌条の吊り下げ受け部に懸
吊部で吊り下がり、内蔵された駆動装置によって第1軌
道に沿って走行することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を添付図
面と共に詳細に説明する。図1は本発明による車両用軌
道及び車両の一実施例を示す正面図であり、支柱10の
上部に剛性体であるリング状の枠体12が支持・固定さ
れている。この支柱10は、所定の間隔をおいて複数個
が配設されており、その支柱10の上部の各々にはリン
グ状の枠体12が固定されいる。このため、この複数の
リング状の枠体12がトンネル状に連ねられた状態とな
っている。
【0010】14は第1軌条であり、断面が逆T字形に
リング状の枠体12の上部内壁に固定されている。この
第1軌条は、駆動装置を内蔵する車両50が吊り下げら
れた状態で走行できるよう、該車両50の重量を受ける
吊り下げ受け部15を備え、前記複数の支柱10間を通
して連続して設けられている。上記吊り下げ受け部15
は、リング状体の枠体12の中心について対称に設けら
れた二筋のフック状に形成されている。
【0011】18は第1軌条支持ロープであり、前記軌
条14の上方でリング状枠体12の上端部に固定されて
いる。この第1軌条支持ロープ18は、前記各支柱10
にリング状の枠体12を介して固定されている。また、
この第1軌条支持ロープは、高張力を有する多数本のワ
イヤが束ねられた構造となっており、支柱10と支柱1
0との間で、その自重による懸垂曲線を描くように配設
されている。
【0012】20は第1支持部材であり、第1軌条支持
ロープ18と前記第1軌条14とを連結して、第1軌条
14が滑らかに連続するよう第1軌条14を支持するト
ラス構造を形成している。この第1支持部材20は第1
軌条支持ロープ18が懸垂曲線を描くように固定されて
いるため、支柱10の近傍に配設されるものは長く、支
柱と支柱の中間部に配設されるものは短くなる。この様
な構造を採用することによって、第1軌条が滑らかに連
続するように支持されるのである。
【0013】24は第2軌条であり、前記第1軌条14
の下方に平行に位置し、複数の支柱10の上端面上を通
り、連続して張設されている。この第2軌条24は車両
を該車両の下部で支持する。28は第2軌条支持ロープ
であり、前記軌条24の下方で前記支柱10の上端部に
固定されている。この第2軌条支持ロープは、前記第1
軌条支持ロープと同様に高張力を有する多数本のワイヤ
が束ねられた構造となっており、支柱10と支柱10と
の間では、その自重による懸垂曲線を描くように配設さ
れている。30は第2支持部材であり、第2軌条支持ロ
ープ28と前記第2軌条24とを連結して、第2軌条2
4が滑らかに連続するよう第2軌条24を支持するトラ
ス構造を形成している。この第2支持部材30は第2軌
条支持ロープ28が懸垂曲線を描くように固定されてい
るため、支柱10の近傍に配設されるものは短く、支柱
と支柱の中間部に配設されるものは長くなる。この様な
構造を採用することによって、第2軌条が滑らかに連続
するように支持されるのである。
【0014】50は車両であり、上述した車両用軌道を
走行する。この車両50には、車両50が第1軌条14
の吊り下げ受け部15に吊り下がるよう車両50の上部
に懸吊部32が設けられている。この懸吊部32には、
図2に示す実施例のように、第1軌条14の両側から吊
り下げ受け部15上に掛けられて回転可能な二つの車輪
34が軸受け部35に支持されて、車両50に固定され
ている。また、この軸受け部35はスプリング36に当
接しており、このスプリング36によって、車両に与え
られた衝撃等を吸収することができる。なお、車輪34
をモータ等の動力に連結して、車両50を走行させても
良い。42は駆動輪であり、車両50の下部に回転駆動
可能に固定されており、この駆動輪42の動力によっ
て、車両50が走行できる。この駆動輪42には、モー
タによって発生した動力が与えられることが一般的であ
り、他の動力または補助動力として、駆動輪42に所定
の間隔をおいて放射線状に設けられた羽43に圧縮空気
を当てることで駆動輪42を回転させても良い。また、
この駆動輪42は横振れ防止部40としても作用する。
【0015】吊り下げ部及び懸吊部の他の実施例を、図
3に示す。112はリング状の枠体であり、120は第
1支持部材である。リング状の枠体112の上部内壁に
第1軌条114が固定されており、この第1軌条114
の下部に外側方から内方へ鉤状に形成された二片の吊り
下げ受け部115が設けられている。この吊り下げ受け
部115上に、車両150の上部中央付近に固定された
懸吊部132が回転走行可能に配設されている。これに
よっても、車両が軌条から吊り下げられた状態で走行で
きる。
【0016】図4及び図5には、図1に示した車両50
の上部に設けられた懸吊部32に動力が与えられて、車
両50が走行する場合に、第2軌条124との取り合い
関係で車両50の横振れを防止する車両50の下部に設
けられた横振れ防止部40の構造の実施例を示す。図4
に示すように、144は横振れ防止回転体であり、第2
軌条124の左右に接するよう、水平面上で回転可能に
車両50に固定して設けられ、第2軌条124に両側面
から当接して、車両50の揺れを防止する。また、14
6は縦振れ防止球体であり、車両50が上下方向に振れ
た場合にその振れを防止し、かつ、第2軌条124のに
接触した際には回転して接触抵抗を減少させる。なお、
図4に示した断面図は、支柱10上に位置する第2軌条
124を示しており、第2軌条124と第2軌条支持ロ
ープ28が接して固定されている。これは、第2軌条1
24と第2軌条支持ロープ28の間隔を最も狭く設定で
きる位置であるためある。このため、本実施例では第2
支持部材30の長さがゼロとなっている。
【0017】次に、図5に基づいて横振れ防止部の他の
実施例について説明する。125は第2軌条であり、そ
の上部に横振れ防止回転体148が水平面内で回転自在
に固定されている。この横振れ防止回転体148は、第
2軌条の中央から交互に左右に若干寸法ずれて、所定の
間隔をおいて回転自在に固定されている。このため、車
両50が揺れた際には車両50の下部に設けられた凹部
の左右の側壁のどちらかに、横振れ防止回転体の半数ず
つが接触して、車両50の横振れを防止できる。このと
き、各々の横振れ防止回転体148は、一方向にのみ回
転するため、エネルギーの損失を防止することができ
る。なお、図5に示した断面図は、支柱10上に位置す
る第2軌条125を示しており、第2軌条125と第2
軌条支持ロープ28が接して固定されている。
【0018】図6は本発明の実施例を示す斜視図であ
り、軌道上を車両50が走行しているところを示してい
る。上述してきたように複数の支柱10の各々にリング
状の枠体12が固定されており、その上部には複数のワ
イヤによって構成された直径の太い第1軌条支持ロープ
18が固定され、支柱10と支柱10との間の各々に懸
垂曲線を描いて設けられている。その第1軌条ロープ1
8の下方に沿って第1軌条14が連続して滑らかな軌道
を描いて、第1支持部材20によって固定されている。
この第1軌条14の下部には車両50が吊り下がるよう
に受ける吊り下げ受け部15が設けられている。またリ
ング状の枠体12の下部であり、支柱10の上面部には
複数のワイヤによって構成された直径の太い第2軌条支
持ロープ28が固定されており、支柱10と支柱10と
の間の各々に懸垂曲線を描いて設けられている。その第
2軌条支持ロープ28の上方に沿って第2軌条24が連
続して滑らかな軌道を描いて、第2支持部材20によっ
て固定されている。上記の構成によって、車両50の軌
道を構成することができ、その建設にかかる費用を節減
すことができると共に、軌道を可及的に小さく建設でき
ることから、土地を有効に活用することができる。ま
た、この軌条が軌条支持ロープによって支持されている
構造の軌道は、支柱と支柱との間がコンクリートによっ
て形成された従来のものと比べ、軽量であり、その構造
上から振動を吸収し易く、地震等の災害に対して強い構
造となっている。さらに、この本発明にかかる軌道によ
れば、従来のコンクリートの軌道と異なり、軌道が軽量
で簡単な構造をしているため、部分的な改修を容易に行
うことができるという効果もある。
【0019】図7は本発明の車両用軌道を複線とし、二
層から成る高速道路の上方に建設した状態を示す説明図
である。上述したように、第1軌条14は第1軌条支持
ロープ18によって、第2軌条24は第2軌条支持ロー
プ28によって支持され、形成された軌道を車両50が
吊り下げられた状態で走行できる。なお、110は二層
からなる高速道路をを支持し、かつ、本発明の車両用軌
道を支持する支柱である。また、軽量の車両50を走行
させる場合には、この支柱110の構造を簡易化するこ
とが可能であり、土地利用及び建設費用の削減が可能で
ある。
【0020】以上の実施例においては、リング状の枠体
12を使用した場合を中心に説明したが、上下の軌条を
有効に固定することができれば、三角形の枠体等、地形
等によって任意の形状が利用できるのは勿論である。ま
た、図7のように軌条支持ロープによって軌条が有効に
支持できば、リング状等の枠体の中を車両50が走行す
るように軌道を建設する必要はない。また、本実施例の
車両用軌道には、磁気による浮遊車両を応用し、磁気に
よって車両を若干持ち上げる方向へ付勢した状態に保て
ば、車両を効率良く走行させることができる。さらに、
本発明の車両用軌道が建設される地形等の条件によっ
て、上述した軌条の形状及び車両の懸吊部、横振れ防止
部の実施例を適宜に組み合わせて利用できるのは勿論で
ある。以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説
明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのは勿論のことである。
【0021】
【発明の効果】本発明の車両用軌道及び車両によれば、
軌条支持ロープを利用して軌道を建設することができ、
その建設にかかる費用を節減すことができると共に、軌
道を可及的に小さく建設できることから、土地を有効に
活用することができる。そして、車両が軌条支持ロープ
に支持された軌条に設けられた吊り下げ受け部に吊り下
げられた状態で、その軌条上を走行することができる。
このため、軌条支持ロープによって支持された軌条上
に、車両が確実に支持され、走行できるという著効を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用軌道及び車両の
一部断面正面図である。
【図2】図1の第1軌条及び車両の懸吊部を示す一部断
面正面図である。
【図3】第1軌条及び車両の懸吊部の他の実施例を示す
一部断面正面図である。
【図4】第2軌条及び車両下部の横振れ防止部の一実施
例を示す一部断面正面図である。
【図5】第2軌条及び車両下部の横振れ防止部の他の実
施例を示す一部断面正面図である。
【図6】本発明の実施例を示す車両用軌道及び車両の斜
視図である。
【図7】本発明の実施例の応用例を示す車両用軌道及び
車両の正面図である。
【符号の説明】
10 支柱 12 リング状の枠体 14 第1軌条 15 吊り下げ受け部 18 第1軌条支持ロープ 20 第1支持部材 24 第2軌条 28 第2軌条支持ロープ 30 第2支持部材 32 懸吊部 40 横振れ防止部 50 車両
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】前期モノレール方式によれば、従来の二本
の軌条を敷設する場合に比較して軌条の敷設面積を少な
くすることができる。しかしながら、モノレール方式の
車両は、一般的に、駆動車輪によって軌条を挟み込んで
走行するものであるため、軌条を幅広のコンクリート製
等の頑強な構造としなければならず、そうした頑強な軌
条を支承するためには支柱等も頑強に構築することを要
する。このため、軌道の敷設面積を充分に減少させるこ
とができず、軌道が高架である場合においても、軌道の
下方の土地は日光が遮光され易く有効な利用を図ること
ができなかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図4及び図5には、図1に示した車両50
の上部に設けられた懸吊部32に動力が与えられて、車
両50が走行する場合に、第2軌条との取り合い関係で
車両50の横振れ及び縦振れを防止する車両50の下部
に設けられた横振れ防止部40の構造の実施例を示す。
図4に示すように、144は横振れ防止回転体であり、
第2軌条124の左右に接するよう、水平面上で回転可
能に車両50に固定して設けられ、第2軌条124に両
側面から当接して、車両50の揺れを防止する。また、
146は縦振れ防止球体であり、車両50が上下方向に
振れた場合にその振れを防止し、かつ、第2軌条12
接触した際には回転して接触抵抗を減少させる。な
お、図4に示した断面図は、支柱10上に位置する第2
軌条124を示しており、第2軌条124と第2軌条支
持ロープ28が接して固定されている。これは、第2軌
条124と第2軌条支持ロープ28の間隔を最も狭く設
定できる位置であるためある。このため、本実施例では
第2支持部材30の長さがゼロとなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図7は本発明の車両用軌道を複線とし、二
層から成る高速道路の上方に建設した状態を示す説明図
である。上述したように、第1軌条14は第1軌条支持
ロープ18によって、第2軌条24は第2軌条支持ロー
プ28によって支持され、形成された軌道を車両50が
吊り下げられた状態で走行できる。なお、110は二層
からなる高速道路を支持し、かつ、本発明の車両用軌道
を支持する支柱である。また、軽量の車両50を走行さ
せる場合には、この支柱110の構造を簡易化すること
が可能であり、有効な土地利用及び建設費用の削減が可
能である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以上、軌条を支持する(多数本のワイヤが
束ねられた)軌条支持ロープが、各軌条に対応して一本
ずつ設けられている場合を主に説明してきたが、例えば
軌条支持ロープを二本として、その二本の軌条支持ロー
プと軌条とを支持部材で連結することで、軌道の構造を
強化できるのは勿論である。また、図4及び図5に示す
ように、軌道支持ロープ28の両側に補助の軌条支持ロ
ープを配設することで、横揺れを防止するように軌道の
構造を強化することもできる。 ところで、以上の実施例
においては、リング状の枠体12を使用した場合を中心
に説明したが、上下の軌条を有効に固定することができ
れば、三角形の枠体等、地形等によって任意の形状が利
用できるのは勿論である。また、図7のように軌条支持
ロープによって軌条が有効に支持できば、リング状等
の枠体の中を車両50が走行するように軌道を建設する
必要はない。また、本実施例の車両用軌道には、磁気に
よる浮遊車両を応用し、磁気によって車両を若干持ち上
げる方向へ付勢した状態に保てば、車両を効率良く走行
させることができる。なお、将来的には超電導モーター
を使用することにより、エネルギー効率を高めることも
可能である。さらに、本発明の車両用軌道が建設される
地形等の条件によって、上述した軌条の形状及び車両の
懸吊部、横振れ防止部の実施例を適宜に組み合わせて利
用できるのは勿論である。このような構成による本発明
の車両用軌道によれば、従来の鉄道等の軌道に比べ、都
市部の密集地帯または山岳部等においても容易に建設可
能である。そして、本発明の車両によれば、自動車が排
出する排気ガスのような問題もなく、自然環境の保護た
めの交通システムとしても有効である。以上、本発明に
つき好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のこ
とである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を置いて立設されている複数の
    支柱と、 駆動装置を内蔵する車両が吊り下げられた状態で走行で
    きるよう、該車両の重量を受ける吊り下げ受け部を備
    え、前記複数の支柱間を通して設けられた第1軌条と、 該第1軌条の上方に沿って配設され、前記複数の支柱の
    各々に固定され、支柱間で懸垂曲線を描いて設けられた
    第1軌条支持ロープと、 該第1軌条支持ロープと前記第1軌条とを連結して、第
    1軌条が滑らかに連続するよう第1軌条を支持するトラ
    ス構造からなる第1支持部材と、 前記第1軌条の下方に平行に設けられ、車両を該車両の
    下部で支持するべく前記複数の支柱間を通して設けられ
    た第2軌条と、 該第2軌条の下方に沿って配設され、前記複数の支柱の
    各々に固定され、支柱間で懸垂曲線を描いて設けられた
    第2軌条支持ロープと、 該第2軌条支持ロープと前記第2軌条とを連結して、第
    2軌条が滑らかに連続するよう第2軌条を支持するトラ
    ス構造を形成する第2支持部材とを具備することを特徴
    とする車両用軌道。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用軌道を走行する車
    両であって、 該車両が第1軌条の吊り下げ受け部に吊り下がるよう車
    両の上部に懸吊部を設け、第2軌条に支持されて横振れ
    を防止するよう車両の下部に横振れ防止部を設けたこと
    を特徴とする車両。
JP3222280A 1991-08-07 1991-08-07 車両用軌道及び車両 Expired - Lifetime JPH07107243B2 (ja)

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