JPH0540008U - パワーウインドレギユレータの制御装置 - Google Patents

パワーウインドレギユレータの制御装置

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JPH0540008U
JPH0540008U JP9937091U JP9937091U JPH0540008U JP H0540008 U JPH0540008 U JP H0540008U JP 9937091 U JP9937091 U JP 9937091U JP 9937091 U JP9937091 U JP 9937091U JP H0540008 U JPH0540008 U JP H0540008U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインドガラスのオートモード動作時におけ
る自動停止機能を、周囲温度の如何に拘らず常に正常に
発揮させること。 【構成】 トランジスタ10は、オート動作モード時に
第2のコンパレータ17の出力によりオンされて電磁ソ
レノイド4を通電状態に保持し、これによりスイッチ要
素2、3をオン状態のまま保持してモータ6の通電路形
成状態を保持する。シャント抵抗5はモータ6の負荷電
流に応じたレベルの検出電圧Vdを出力する。第1のコ
ンパレータ12は、検出電圧Vdが第1の分圧回路13
からの基準電圧Vs以上となったときに、第2のコンパ
レータ17の出力をローレベル信号に反転させ、これに
よりトランジスタ10をオフさせて電磁ソレノイド4を
断電し、スイッチ要素2、3を介したモータ6の通電路
形成状態を解除する。第1の分圧回路13は、サーミス
タ16を含んで成り、周囲温度が高くなるのに応じて基
準電圧Vsのレベルを低下させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウインドガラスをモータによって開閉動作させるようにしたパワー ウインドレギュレータの制御装置、特には自動復帰形のオートモードスイッチが 一旦オンされたときに、そのオン操作解除後においてもウインドガラスを開放位 置或は閉鎖位置まで自動的に移動させる機能を備えたパワーウインドレギュレー タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の運転席側ドア用のウインドガラスをモータによって上下動させ るためのパワーウインドレギュレータの制御装置にあっては、自動復帰形のマニ ュアル動作用操作スイッチのオン期間中のみウインドガラスを上下動させるマニ ュアルモードと、自動復帰形のオート動作用操作スイッチが一旦オン操作された ときにはオン操作解除後においてもウインドガラスを全開放位置或は全閉鎖位置 まで自動的に移動させるオートモードとの2つの制御態様が設定される。
【0003】 上述のようなオートモード制御を行うために、従来装置では、オート動作用ス イッチが一旦オンされたときにはモータの通電路を形成した状態を保持する保持 手段と、モータの通電路に流れる負荷電流に応じたレベルの検出電圧を発生する サンプリング用抵抗と、抵抗による分圧回路により構成されて所定の基準電圧を 発生する基準電圧発生回路と、上記サンプリング用抵抗からの検出電圧が前記基 準電圧以上となったときに前記保持手段による保持状態を解除する比較手段とを 設けることが行われている。これにより、保持手段によりモータへの通電が保持 された状態において、モータにロック電流が流れたとき、つまりウインドガラス が全開放位置或は全閉鎖位置へ移動されたときには、上記サンプリング用抵抗か らの検出電圧が所定の基準電圧以上になるのに応じて、前記保持手段による保持 状態が解除されるようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来構成では、周囲温度が高くなった場合には、モータの巻線抵抗が増大 する結果、そのモータのロック電流のレベルが低下することになり、従ってモー タがロック状態となった場合におけるサンプリング用抵抗からの検出電圧のレベ ルも低下することになる。ところが、抵抗による分圧回路により構成された基準 電圧発生回路からの基準電圧のレベルは、周囲温度が高くなった場合でもそれ程 変動しないものである。
【0005】 このため、周囲温度が高い状態では、モータにロック電流が流れたときにおい ても検出電圧が基準電圧以上に上昇しないことがあり、このような事態に陥った 場合には、保持手段によるモータ通電路の保持状態が何時まで経っても解除され なくなるという不具合を生じ、モータの過熱やバッテリ上りなどの二次的なトラ ブルを招く虞があった。尚、モータは、これの過熱を防止するためのサーマルリ レーを内蔵していることが多いが、このようなサーマルリレーを内蔵していた場 合でも、上述のような事態に陥ったときにはサーマルリレーがオンオフを繰り返 すことになるため、車載バッテリの消耗が増大する。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウインドガラス のオートモード動作時における自動停止機能を、周囲温度の如何に拘らず常に正 常に発揮させることができ、以てウインドガラス移動用のモータがロック電流に 起因して過熱状態となったり、或は車載バッテリが不用意に消耗したりするなど の事態を未然に防止できるなどの効果を奏するパワーウインドレギュレータの制 御装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、自動復帰形のオートモードスイッチが一 旦オンされたときにはウインドガラスを移動させるためのモータの通電路を形成 した状態を保持する保持手段、前記モータに流れる負荷電流の大きさに応じた検 出電圧を発生するサンプリング手段、基準電圧を発生する基準電圧発生手段、前 記検出電圧が前記基準電圧以上となったときに前記保持手段による通電路形成状 態を解除する比較手段を備えたパワーウインドレギュレータの制御装置において 、周囲温度が高くなるのに応じて前記基準電圧を低下させる温度補償手段を前記 基準電圧発生手段に付随させて設ける構成としたものである。
【0008】
【作用】
オートモードスイッチが一旦オンされたときには、そのオフ後においても保持 手段がモータの通電路を形成した状態を保持するようになり、ウインドガラスが 開放方向或は閉鎖方向へ自動的に移動される。このとき、サンプリング手段から は、モータに流れる負荷電流の大きさに応じた検出電圧が出力される。
【0009】 モータへの通電が継続されて、ウインドガラスが全開放位置或は全閉鎖位置ま で移動されたときには、モータがロック状態となって大きな負荷電流が流れ、サ ンプリング手段からの検出電圧のレベルが基準電圧以上になる。すると、比較手 段が、保持手段によるモータ通電路形成状態を解除するため、その保持手段が前 記スイッチング回路による通電路形成状態を解除するようになる。つまり、オー トモードスイッチが一旦オンされたときには、ウインドガラスが全開放位置或は 全閉鎖位置まで移動された時点でモータが自動的に断電されるというオートモー ド動作が行なわれる。
【0010】 しかして、周囲温度が高くなった状況下、つまりモータの巻線抵抗が増大して モータのロック電流のレベルが低下した状態となったときには、サンプリング手 段からの検出電圧のレベルも低下することになるが、このような状況下では、温 度補償手段が前記基準電圧を低下させるようになるから、モータがロック状態と なったときに、サンプリング手段からの検出電圧のレベルが確実に基準電圧以上 になるものであり、保持手段によるモータ通電路形成状態の解除機能が確実に働 くようになる。
【0011】
【実施例】 以下、本考案を自動車の運転席側ドア用のパワーウインドレギュレータに適用 した第1実施例について図1及び図2を参照しながら説明する。
【0012】 図1において、オートモードスイッチ及びマニュアルモードスイッチを兼用す るスイッチ装置1は、例えば実公昭64−1722号公報に見られるシーソース イッチによって構成されたもので、概略次のような構成となっている。
【0013】 即ち、スイッチ装置1は、スイッチ要素2、3、プランジャ付きの電磁ソレノ イド4、中立位置から前後方向へ揺動操作可能なスイッチノブ(図示せず)、こ のスイッチノブの操作に節度感を与えるための節度機構(図示せず)などを含ん で成るもので、スイッチ要素2、3はスイッチノブが中立位置にある状態でオフ 状態を呈している。スイッチ要素2、3は、スイッチノブが上記中立位置より前 方の第1の操作位置及びこれよりさらに前方の第2の操作位置へ揺動操作された 状態で接点(c−a)間及び(c′−a′)間をオンし、スイッチノブが後方の 第3の操作位置及びこれよりさらに後方の第4の操作位置へ揺動操作された状態 で接点(c−b)間及び(c′−b′)間をオンする構成となっている。
【0014】 また、スイッチ装置1は、スイッチノブが第2の操作位置及び第4の操作位置 まで操作された各状態で電磁ソレノイド4に通電されたときには、その通電期間 中は、上述した接点(c−a)間及び接点(c′−a′)間或は接点(c−b) 間及び接点(c′−b′)間のオン状態を、スイッチノブの操作が解除された後 においても保持する構成となっているが、スイッチノブが第1の操作位置及び第 3の操作位置まで操作された各状態では、電磁ソレノイド4へ通電されたときで も上述のような保持動作を行わない構成となっている。
【0015】 さて、上記スイッチ装置1にあっては、スイッチ要素2、3の各接点b、a′ が、サンプリング手段たるシャント抵抗5を介して零電位レベルのグランド端子 GNDに接続されていると共に、スイッチ要素2、3の各接点a、b′が直流電 源端子+Bに接続されている。また、スイッチ要素2、3の各接点c、c′は、 ウインドレギュレータ駆動用の直流モータ6の両端に接続されている。
【0016】 このような接続の結果、モータ6の負荷電流は、スイッチ要素2、3及びシャ ント抵抗5を通じて流れるものであり、シャント抵抗5の電源側端子(接点b、 a′側の端子)からは、モータ6に流れる負荷電流に比例したレベルの検出電圧 Vdが出力されることになる。
【0017】 尚、上記直流モータ6は、正方向(図中矢印H方向)に通電されたときに図示 しない運転席側ドア用のウインドガラスを下方向(開放方向)へ移動させると共 に、逆方向(反矢印H方向)に通電されたときにウインドガラスを上方向(閉鎖 方向)へ移動させる構成となっている。
【0018】 また、前記スイッチ要素2、3の各接点c、c′は、ダイオードOR回路7を 介して電源ラインL1に接続されており、この電源ラインL1と対をなす電源ラ インL2は前記グランド端子GNDに接続されている。さらに、電源ラインL1 は、抵抗8、補助電源ラインL3及び図示極性の定電圧ダイオード9を介して電 源ラインL2に接続されており、これによって補助電源ラインL3及び電源ライ ンL2間で得られる電圧の安定化が図られている。
【0019】 前記スイッチ装置1が有する電磁ソレノイド4は、その一端が電源ラインL1 に接続され、他端が保持手段たるnpn形トランジスタ10のコレクタ・エミッ タ間を介して電源ラインL2に接続されている。また、この電磁ソレノイド4の 両端には、図示極性のフライホイールダイオード11が接続されている。
【0020】 比較手段としての第1のコンパレータ12は、補助電源ラインL3及び電源ラ インL2間から給電される構成となっており、前記シャント抵抗5からの検出電 圧Vdと基準電圧発生手段たる第1の分圧回路13からの基準電圧Vs1 とを比 較する。具体的には、この第1のコンパレータ12は、例えばオープンコレクタ 出力タイプのもので、その出力端子がプルアップ抵抗14を介して補助電源ライ ンL3に接続されており、検出電圧Vdと基準電圧Vs1 とが、Vd≧Vs1 の 関係にあるときにハイレベル信号を出力し、Vd<Vs1 の関係にあるときにロ ーレベル信号を出力する構成となっている。
【0021】 上記第1の分圧回路13は、補助電源ラインL3及び電源ラインL2間に抵抗 15及び温度補償手段たるサーミスタ16を直列に接続することにより構成され ており、従って、この分圧回路13から出力される基準電圧Vs1 は、周囲温度 が高くなるのに追随して低下することになる。尚、シャント抵抗5からの検出電 圧Vdは、モータ6の定常動作状態では上記基準電圧Vs1 より十分に低く、モ ータ6にロック電流が流れた状態で基準電圧Vs1 より高くなるように設定され ている。
【0022】 前記トランジスタ10のベースは第2のコンパレータ17の出力端子に接続さ れている。この第2のコンパレータ17も、第1のコンパレータ12と同様に給 電される構成となっており、第1のコンパレータ12からCR遅延回路18を介 して与えられる信号電圧Vcと、抵抗19、20の直列回路より成る第2の分圧 回路21からの基準電圧Vs2 とを比較する。具体的には、この第2のコンパレ ータ17も、オープンコレクタ出力タイプのもので、その出力端子がプルアップ 抵抗22を介して補助電源ラインL3に接続されており、信号電圧Vcと基準電 圧Vs2 とが、Vc≦Vs2 の関係にあるときにハイレベル信号を出力し、Vc >Vs2 の関係にあるときにローレベル信号を出力する構成となっている。
【0023】 尚、この第2のコンパレータ17の出力端子及び入力端子(+)間には、その 比較動作にヒステリシスを付与するための帰還抵抗23が接続されている。
【0024】 次に、上記構成の作用について説明する。今、操作スイッチ1において、中立 位置にある状態の図示しないスイッチノブが前方の第1の操作位置に揺動操作さ れたときには、スイッチ要素2、3の接点(c−a)間、接点(c′−a′)間 がオンされる。これにより、モータ6の正方向(矢印H方向)通電路がシャント 抵抗5を介して形成されるようになり、図示しないウインドガラスが開放方向た る下方向へ移動される。この後にスイッチノブの揺動操作を解除してこれを中立 位置に戻すと、スイッチ要素2、3がオフ状態に戻されてモータ6の通電路が遮 断されるため、ウインドガラスの移動が停止される。
【0025】 尚、スイッチ要素2、3の接点(c−a)間、接点(c′−a′)間がオンさ れた状態では、電源ラインL1、L2間に給電されて、第1及び第2のコンパレ ータ12及び17、第1及び第2の分圧回路13及び21などが機能するように なる。このとき、上述のようなモータ6の定常動作状態では、シャント抵抗5か らの検出電圧Vdが第1の分圧回路13からの基準電圧Vs1 より低くなるよう に設定されているから、第1のコンパレータ12はローレベル信号を出力してお り、第2のコンパレータ17にCR遅延回路18を通じて与えられる信号電圧V cは、第2の分圧回路21からの基準電圧Vs2 より低い状態(略零レベル)に ある。
【0026】 これにより、第2のコンパレータ17がハイレベル信号を出力してトランジス タ10がオンされるため、電磁ソレノイド4に通電された状態となる。しかし、 この場合のように、スイッチノブが第1の操作位置へ操作された状態では、電磁 ソレノイド4の通電に応じたスイッチ要素2、3のオン状態の保持動作が行われ ないから、スイッチノブの揺動操作の解除に伴いスイッチ要素2、3がオフされ るものであり、モータ6の通電路が遮断されるようになる。
【0027】 また、操作スイッチ1において、スイッチノブが第1の操作位置よりさらに前 方の第2の操作位置へ揺動操作されたときには、そのスイッチノブの揺動操作が 解除された後においても、スイッチ要素2、3の接点(c−a)間、接点(c′ −a′)間のオン状態が、上述のように通電された状態にある電磁ソレノイド4 によって保持されるようになる。このため、スイッチノブの揺動操作解除後にお いてもモータ6の正方向通電路が形成されたままとなって、ウインドガラスの下 方向への移動が自動的に継続される。
【0028】 このような移動によりウインドガラスが全開放位置まで移動されたときには、 モータ6がロック状態となって大きな負荷電流が流れ、シャント抵抗5からの検 出電圧Vdが第1の分圧回路13に設定された基準電圧Vs1以上になる。
【0029】 すると、第1のコンパレータ12がハイレベル信号を出力するようになるため 、第2のコンパレータ17に与えられる信号電圧Vcのレベルが、CR遅延回路 18に設定された所定の増し締め時間経過後に第2の分圧回路21からの基準電 圧VS2 のレベルを越えるようになり、その第2のコンパレータ17の出力がロ ーレベル信号に反転する。これに応じて、トランジスタ10がオフして電磁ソレ ノイド4が断電されるため、スイッチ要素2、3の接点(c−a)間、接点(c ′−a′)間のオン状態が解除されるようになり、モータ6の通電路形成状態が 解除される。つまり、ウインドガラスが全開放位置まで移動された時点で、所定 時間の増し締めが行われた後にモータ6が自動的に断電されると共に、スイッチ 装置1が初期状態に戻されるようになる。
【0030】 尚、操作スイッチ1において、スイッチノブが中立位置から後方の第3の操作 位置に揺動操作され、以てスイッチ要素2、3の接点(c−b)間、接点(c′ −b′)間がオンされときの動作、並びにこの状態からスイッチノブがさらに後 方の第4の操作位置に揺動操作されたときの動作は、モータ6の通電方向つまり ウインドガラスの移動方向が上述した動作(スイッチノブが第1の操作位置及び 第2の操作位置に揺動操作されときの各動作)と逆になるだけであるから、その 説明を省略した。
【0031】 しかして、モータ6の巻線抵抗は周囲温度の上昇に応じて増加するという性質 があるから、モータ6に流れる負荷電流のレベルは、周囲温度の上昇に応じて低 下することになる。従って、シャント抵抗5からの検出電圧Vdのレベルも、モ ータ6に定常動作電流及びロック電流が流れた各状態において、図2に実線で示 すように周囲温度の上昇に応じて低下することになる。このように周囲温度が上 昇した状況下では、第1の分圧回路13内のサーミスタ16の抵抗値が周囲温度 の上昇に応じて減少するようになるから、図2に二点鎖線で示すように、基準電 圧Vs1 に対応した負荷電流のレベルも周囲温度の上昇に応じて減少するように なる。
【0032】 つまり、基準電圧Vs1 のレベルは、周囲温度の如何に拘らずモータ6にロッ ク電流が流れたときの検出電圧Vdのレベルより常に低くなるものであり、従っ て、モータ6がロック状態となったときには、検出電圧Vdのレベルが確実に基 準電圧Vs1 以上になり、トランジスタ10によるモータ6の通電路形成状態の 解除機能が確実に働くようになる。
【0033】 尚、図2には、従来構成のパワーウインドレギュレータの制御装置による基準 電圧Vs1 の上限電圧値Vmax 及び下限電圧値Vmin (回路素子の特性ばらつき を考慮した範囲)を破線で示した。これから明らかなように従来構成の制御装置 においては、周囲温度が上昇した状況下では、検出電圧Vdが上限電圧値Vmax を越えない場合(図2中に斜線帯Aで示した)があり、このような場合にはモー タ6がロック状態になったときにその通電状態がいつまで経っても解除されない ことになる。また、周囲温度が低下した状況下では、検出電圧Vdが下限電圧値 Vmin を越えてしまう場合(図2中に斜線帯Bで示した)があり、このような場 合にはモータ6に定常動作電流が流れただけでそのモータ6が断電されてしまう ことになる。
【0034】 以上要するに、上記した本実施例によれば、周囲温度が高くなってモータ6の ロック電流のレベルが低下した状況下においても、ウインドガラスが全開放位置 或は全閉鎖位置まで移動されるのに応じてモータ6のロック電流が流れたときに 、そのモータ6の通電路形成状態が確実に解除されるものである。従って、従来 のように、モータ6にロック電流が流れたままになることがなくなり、モータ6 の過熱やシャント抵抗5の発熱を招いたり、車載バッテリの消耗が増大する事態 を招く虞がなくなるものである。
【0035】 尚、上記した実施例では、第1の分圧回路13からの基準電圧Vs1 の温度補 償手段としてサーミスタ16を用いる構成としたが、本考案の第2実施例を示す 図3のような構成としても良い。
【0036】 即ち、図3において、基準電圧発生手段たる第1の分圧回路13′は、補助電 源ラインL3と電源ラインL2との間に、抵抗15及び温度補償手段たる図示極 性のダイオード24を接続すると共に、このダイオード24と並列に抵抗25及 び26の直列回路を接続して構成されており、その抵抗25及び26の共通接続 点から基準電圧VS1 を出力するようになっている。
【0037】 この場合、ダイオード24の順方向電圧降下は温度に対して負特性を有してい るから、上記のような構成とした本実施例においても、基準電圧Vs1 が周囲温 度の上昇に応じて低下するようになり、前記第1実施例と同様の作用効果を得る ことができる。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば以上の説明によって明らかなように、ウインドガラスのオート モード動作時の自動停止機能をモータのロック電流に基づいて得る構成のもので ありながら、その自動停止機能を周囲温度の如何に拘らず常に正常に発揮させる ことができ、以てウインドガラス移動用のモータがロック電流に起因して過熱状 態となったり、或は車載バッテリが不用意に消耗したりするなどの事態を未然に 防止できるなどの優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す回路構成図
【図2】作用説明用の温度特性図
【図3】本考案の第2実施例を示す要部の回路構成図
【符号の説明】
図中、1はスイッチ装置(オートモードスイッチ)、
2、3はスイッチ要素、5はシャント抵抗(サンプリン
グ手段)、6はモータ、10はトランジスタ(保持手
段)、12は第1のコンパレータ(比較手段)、13、
13′は第1の分圧回路(基準電圧発生手段)、16は
サーミスタ(温度補償手段)、17は第2のコンパレー
タ、21は第2の分圧回路、24はダイオード(温度補
償手段)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスを移動させるためのモー
    タと、自動復帰形のオートモードスイッチと、このオー
    トモードスイッチが一旦オンされたときには前記モータ
    の通電路を形成した状態を保持する保持手段と、前記モ
    ータに流れる負荷電流の大きさに応じた検出電圧を発生
    するサンプリング手段と、基準電圧を発生する基準電圧
    発生手段と、前記検出電圧が前記基準電圧以上となった
    ときに前記保持手段による通電路形成状態を解除する比
    較手段とを備えたものであって、前記基準電圧発生手段
    は、周囲温度が高くなるのに応じて前記基準電圧を低下
    させる温度補償手段を備えて構成されていることを特徴
    とするパワーウインドレギュレータの制御装置。
JP9937091U 1991-11-05 1991-11-05 パワーウインドレギユレータの制御装置 Pending JPH0540008U (ja)

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