JPH073334Y2 - モータの回転停止判定回路 - Google Patents

モータの回転停止判定回路

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JPH073334Y2
JPH073334Y2 JP1990039871U JP3987190U JPH073334Y2 JP H073334 Y2 JPH073334 Y2 JP H073334Y2 JP 1990039871 U JP1990039871 U JP 1990039871U JP 3987190 U JP3987190 U JP 3987190U JP H073334 Y2 JPH073334 Y2 JP H073334Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば自動車のウインドウを昇降させるモータ
が回転しているか、停止しているかを判定するモータの
回転停止判定回路に関する。
[従来の技術] 第3図は、例えば実願平1-148271号に示されている従来
の車載用パワーウインドウ昇降制御回路を示す回路であ
る。
図において、10は例えばウインドウ昇降用のスイッチ、
12は例えばウインドウ下降用のスイッチである。スイッ
チ10、12は一体型のスイッチであり、昇降用のモータ14
に接続されている。
16は電流センサとしての抵抗で、電源18から見てモータ
14の下流側に接続されており、モータ14に流れる電流に
対して起電出力する。この起電出力、すなわち抵抗16の
端子電圧は、比較器20の反転入力端子(以下、−端子と
いう)、及び比較器22の非反転入力端子(以下、+端子
という)の各々に印加される。ここで、比較器20は前記
端子電圧の上限監視用として設けられており、比較器22
は同端子電圧の下限監視用(モータの回転停止判定用)
として設けられている。
比較器20,22の出力は、比較器24の+端子に入力され
る。比較器24は、その出力によってトランジスタ26をON
/OFF制御する。トランジスタ26がONすることによりソレ
ノイド28が励磁され、スイッチ10または12のON動作(電
源18への接続状態)が保持される。なお、このようなス
イッチ保持(及び解除)回路30への電源は、電源供給用
ダイオード回路32を介して供給されている。
上記回路において、モータの回転停止判定は、比較器22
によって行われる。比較器22は、スイッチ10または12が
保持された通常動作時、+端子に印加される抵抗16の端
子電圧が、−端子に印加される基準電圧よりも高く設定
されている。このような状態でスイッチ10,12の両方
が電源18側に接続されたとき、あるいはモータ14に内
蔵された加熱防止スイッチ(例えばバイメタル)が働い
たとき、通電ラインが遮断されてモータは停止する。そ
の結果、比較器22の入力端子電位は逆転し+端子電圧<
−端子電圧となり、比較器22の出力はHiからLoになる。
このLo出力によりコンデンサC1の電荷が放電されて比較
器24の+端子電圧が低下し、比較器24において+端子電
圧<−端子電圧となる。従って、トランジスタ26がOFF
になり、ソレノイド28の励磁が解除されて、スイッチ10
または12のON動作は解除される。
ところで、上記のような昇降制御回路にあっては、ウイ
ンドウを持ち上げる(閉じる)場合よりも、降ろす(開
ける)場合のほうが、モータ14にかかる負荷が軽くな
る。そして、モータ14の負荷が軽くなった場合には、モ
ータ14に流れる電流が少なくなる。
このようなモータ14の負荷変動に対処するため、従来は
比較器22の−端子に印加される基準電圧を、軽負荷時に
最小となる抵抗16の端子電圧よりも小さく設定してい
た。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のようなモータ14の下流側に接続した抵
抗16の電圧降下分(端子電圧)を、基準電圧と比較する
従来技術にあっては、次のような問題がある。
まず、抵抗16の抵抗値が小さい場合には、比較器22の+
端子における電流/電圧の変化は、第4図中Aで示すよ
うに、比較的傾きが大きい特性を示す。このようなモー
タ回路において、例えばモータ14の負荷が低下して電流
がI1まで下がると、比較器22の+端子に印加される電圧
はVAとなり、基準電圧VRとの差が小さくなってしまう。
このため、そのわずかな差を確実に比較できる高精度の
比較器が必要となり、回路のコストアップにつながる。
また、回路設計時の予測以上に電流値I1が小さくなり、
比較器22の+端子電圧が基準電圧よりも小さくなってし
まった場合には、比較器22は回路遮断と判断し、ウイン
ドウ昇降動作途中であってもモータ14がを停止させてし
まう虞があった。
なお、比較器22の+端子における電圧変動は、電源18で
あるバッテリ自体の電圧変動、あるいはウインドウ昇降
動作時の摺動負荷変動等によっても発生する。
次に、抵抗16の抵抗値が大きい場合には、比較器16の+
端子における電流/電圧の変化は、第4図中Bで示すよ
うに、比較的傾きが小さい特性を示す。このようなモー
タ回路においては、電流I1まで下がっても電圧はVBであ
り、基準電圧VRとの差が大きいので上記のような問題は
ない。しかし、抵抗16の抵抗値が大きいと、抵抗16で消
費するエネルギーが大きくなり、モータ回路としては望
ましくない。
考案の目的 本考案は上記のような従来技術の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、負荷変動に対して誤
動作することがなく、確実に通電ライン遮断によるモー
タ停止を判定することができるモータの回転停止判定回
路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係るモータの回転
停止判定回路は、直流モータへの通電ライン上に設けら
れ、順方向に所定値以上の電圧が印加されるまでオフ抵
抗特性を有するダイオードと、このダイオードに並列に
接続され、ダイオードの電圧降下分を起電出力するダイ
オード電圧検知用抵抗と、このダイオード電圧検知用抵
抗の起電出力を、前記ダイオードがオフ抵抗特性を示す
電圧値に設定された基準電圧と比較し、起電出力の有無
を判定する比較器と、を含み、起電出力の有無判定に対
応させて前記モータの回転、停止を判定することを特徴
とする。
[作用] 上記構成を有する本考案のモータの回転停止判定回路に
おいては、オフ抵抗特性を有するダイオードにより、モ
ータ回転時には所定値以上の電圧が発生され、通電ライ
ン遮断によるモータ停止時には電流が一切流れなくなる
ため電圧は0になる。比較器の基準電圧は、ダイオード
に電流が流れ始める所定電圧値以下で0までの値に設定
される。従って、基準電圧に対して、モータ回転時には
必ず大きな電圧が、またモータ停止時には必ず小さな電
圧が、ダイオード電圧検知用抵抗から起電出力される。
この結果、比較器は上記起電出力と基準電圧を比較する
ことにより、起電出力の有無を判定することができ、こ
の起電出力の有無判定に対応させてモータの回転、停止
を判定することができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例について説
明する。
第1図は本考案の一実施例に係るモータの回転停止検出
回路を適用したパワーウインドウ昇降制御回路を示す回
路図である。なお、第3図と同一または相当部分には同
じ符号を付し説明は省略する。
第1図において、40は本考案の第1の特徴的構成要素で
あるダイオードで、直流モータ(以下、モータという)
14への通電ライン上の、例えばモータ14と抵抗16との間
に設けられている。このダイオード40は、第2図の電流
/電圧特性Cに示すように、順方向にVX以上の電圧が印
加されなければ電流が流れないオフ抵抗特性を有する。
従って、電流が流れてモータ14が回転しているとき、ダ
イオード40の単独の端子電圧は必ずVX以上となる。な
お、VXは数100mV程度である。また、第2図中の特性A,B
は第4図と同じものである。
42は本考案の第2の特徴的構成要素であるダイオード電
圧検知用抵抗(以下、検知用抵抗という)で、ダイオー
ド40に並列に接続され、ダイオード40の電圧降下分(端
子電圧)を起電出力する。すなわち、検知用抵抗42の両
端電圧は、第2図の電流/電圧特性Cに示す電圧値が出
力される。
44は本考案の第3の特徴的構成要素である比較器で、そ
の+端子には検知用抵抗42から起電出力されるダイオー
ド40の端子電圧が印加される。比較器44の−端子には、
分圧抵抗46,48により設定された基準電圧VRが印加され
る。基準電圧VRは、第2図に示すように、ダイオード40
がオフ抵抗特性を示す0〜VXまでの電圧値に設定され
る。
比較器44は、従来例で説明した比較器22と同様に、モー
タ14の回転停止判定を行う。すなわち、比較器44の+端
子には、モータ14が回転し通電ラインに電流が流れる
と、VX以上の電圧が印加される。一方、通電ラインが遮
断されることによりモータ14が停止すると、電流は0に
なり比較器44の+端子電圧は0になる。従って、比較器
44の比較判定により、検知用抵抗42の起電出力有りと、
起電出力無しの判定が可能となる。この結果、比較器44
による起電出力の有無判定に対応させて、モータ14の回
転・停止を判定することが可能になる。
上記のような比較判定は、第2図に示すように、VXとVR
との差を比較的大きく設定できるため、ある程度精度の
低い比較器を用いても可能である。従って、コストダウ
ンが可能になる。
また、電流の変化に対して電圧の変化が小さいため、エ
ネルギーの損失がそれほど大きくはならない。従って、
消費電力を抑えることができる。
さらに、本考案の場合、電流が流れている限り、すなわ
ち通電ラインが遮断されない限り、+端子にかかる電圧
はVXより小さくならない。このため、基準電圧VRをVX
も小さく設定しておけば、回路設計予測以上に電流が小
さくなっても誤った停止判定によりソレノイド28が解除
されることがなく、意に反してモータ14が止ってしまう
ということはなくなる。
以下、第1図の作動を追いながら本考案の作動を説明す
る。
[1]モータ通常運転 まず、上昇用のスイッチ10をa側に倒し電源18に接続す
ると、モータ14への電流供給がなされる。すなわち、そ
の通電ラインは、電源18→スイッチ10→モータ14→スイ
ッチ12→ダイオード40(検知用抵抗42)→抵抗16→接地
端子Eとなる。
モータ14への電流供給によって、モータ14はウインドウ
ガラスを上昇させる方向に回転する。そして、電源供給
用ダイオード回路32を介して、スイッチ保持回路30にも
電流が供給される。スイッチ保持回路30によってスイッ
チ10のON動作が保持される。
このとき、比較器44は、+端子電圧(ダイオード順方向
電圧)>−端子電圧(基準電圧VR)であるから、Hiを出
力する。また、このとき比較器20もHi出力であるため、
コンデンサC1は充電され、比較器24では+端子電圧>−
端子電圧となる。このため、比較器24はHi出力となり、
従来技術で説明したように、スイッチ10のON動作が保持
される。
[2]軽負荷時のモータ運転 軽負荷によりモータ14に流れる電流が低下しても、第2
図中Cで示すように、ダイオード40の順方向電圧が基準
電圧VR以下になることはない。従って、モータ14に電流
が流れている限り、比較器44はモータ14が回転している
と判定することができ、低電流域までの正確な判定動作
が可能となる。
[3]通電ライン遮断によるモータ停止判定 スイッチ10のON動作が保持されている状態でスイッチ
12をa側に倒した場合(ストップ操作)、 モータ14及びダイオード40に電流が流れなくなり、ダイ
オード順方向電圧が0になる。このため、比較器44は、
+端子電圧<−端子電圧となり、Lo出力する。従って、
ソレノイド28がOFFし、スイッチ10のON動作が解除さ
れ、初期状態となる。
モータ14内部のブレーカが動作した場合 モータ14及びダイオード40に電流が流れなくなり、上記
の場合と同様にスイッチ10のON動作が解除され、初期
状態となる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るモータの回転停止判定
回路によれば、ダイオード電圧検知用抵抗から起電出力
されるダイオードの端子電圧の有無判定に対応させて、
モータの回転、停止を判定することができ、モータ電流
の変化に影響されない確実な回転、停止判定が可能にな
る。
また、ダイオード電圧の最小値と基準電圧との差を大き
く設定できるため、精度的に劣る比較器を用いることが
でき、回路を安価に構成することができる。
さらに、モータ電流変化に対して、ダイオードの電圧変
化が小さいことから、ダイオードは電流が流れ始めると
その抵抗が急激に小さくなることがわかる。このため、
モータの通常動作時における抵抗損を抑えることがで
き、エネルギー消費を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るモータの回転停止回路
を適用したパワーウインドウ昇降制御回路を示す回路
図、 第2図はダイオードの電流/電圧特性図、 第3図は従来の車載用パワーウインドウ昇降制御回路を
示す回路図、 第4図は電流センサとしての抵抗における電流/電圧特
性図である。 40……ダイオード 42……ダイオード電圧検知用抵抗 44……比較器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流モータへの通電ライン上に設けられ、
    順方向に所定値以上の電圧が印加されるまでオフ抵抗特
    性を有するダイオードと、 このダイオードに並列に接続され、ダイオードの電圧降
    下分を起電出力するダイオード電圧検知用抵抗と、 このダイオード電圧検知用抵抗の起電出力を、前記ダイ
    オードがオフ抵抗特性を示す電圧値に設定された基準電
    圧と比較し、起電出力の有無を判定する比較器と、を含
    み、 起電出力の有無判定に対応させて前記モータの回転、停
    止を判定することを特徴とするモータの回転停止判定回
    路。
JP1990039871U 1990-04-13 1990-04-13 モータの回転停止判定回路 Expired - Fee Related JPH073334Y2 (ja)

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