JPH0540633U - ピストンロツドの基端部構造 - Google Patents

ピストンロツドの基端部構造

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JPH0540633U
JPH0540633U JP9673291U JP9673291U JPH0540633U JP H0540633 U JPH0540633 U JP H0540633U JP 9673291 U JP9673291 U JP 9673291U JP 9673291 U JP9673291 U JP 9673291U JP H0540633 U JPH0540633 U JP H0540633U
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piston rod
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cylinder
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lateral hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ力が作用する機会が多いフロントフォー
ク等への利用に最適となるピストンロッドの基端部構造
を提供すること。 【構成】 先端側をシリンダ1内に出没可能に挿通する
と共に基端にキャップ部材3等を固定ナット5の配在下
に連設してなり、軸芯部にシリンダ1内の油室Rに連通
する透孔2bを有すると共に基端部に透孔2bとシリン
ダ1外のリザーバ室R1等との連通を可能にする横孔2
cを有してなるピストンロッド2の基端部構造におい
て、固定ナット5の一端に連設されてピストンロッド2
の基端部外周に隣接される筒状のガイド部5bがピスト
ンロッド2の横孔2cとシリンダ1外のリザーバ室R1
等との連通を可能にするポート5cを有してなるとす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フロントフォーク等への利用に最適となるピストンロッドの基端 部構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
フロントフォーク等に利用されるピストンロッドの基端部構造としては、従来 から、種々の提案があるが、例えば、図2に示すような構造のフロントフォーク にあっては、図3に示すような基端部構造とされている。
【0003】 即ち、図2に示すフロントフォークは、シリンダ1内に出没可能に挿通される ピストンロッド2の図中上端となる基端がキャップ部材3に連設されてなるとす るが、該連設部分は、一般には、図3に示すように、固定ナット4の配在下にピ ストンロッド2の基端がキャップ部材3に連設されるとしている。
【0004】 この連設に際しては、ピストンロッド2の基端部の外周に螺条2aを形成する と共に、該螺条2aに固定ナット4を螺装するとしている。
【0005】 それ故、ピストンロッド2の基端部には、固定ナット4の螺装によって言わば 増強された部分と、螺条2aの形成によって言わば弱体化された部分と、が隣設 される構造となり、該隣設部分が応力集中部分となって該隣設部分における曲げ 強度に対する信頼性を確保できなくなる。
【0006】 そこで、以上の不都合を避けるために、図4に示すようなピストンロッドの基 端部構造の提案をなし得る。
【0007】 即ち、固定ナット4は、その本体部4aの図中下端となる一端にピストンロッ ド2の基端部外周に隣接されるように延設された筒状のガイド部4bを有してな るとするものである。
【0008】 この提案の場合には、上記ガイド部4bがピストンロッド2の基端部の外周に 形成されて固定ナット4の螺装によってもなお露出することがある螺条2a部分 を適宜の肉厚で覆うことになり、螺条2aの形成によって弱体化された部分が補 強されることになる。
【0009】 その結果、応力集中部分がガイド部4bに被覆された部分と被覆されていない 部分との境界部分に移行されることになり、従って、該境界部分は横孔2cを有 しない所定の肉厚部分であるから、ピストンロッド2の曲げ強度に対する信頼性 を確保できることになる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図4に示すピストンロッドの基端部構造にあってもなお、 ピストンロッド2の曲げ強度に対する信頼性を確保できない危惧がある。
【0011】 即ち、上記提案に係るピストンロッドの基端部構造は、図2に示すように、ピ ストンロッド2がその軸芯部にシリンダ1内の油室Rに連通する透孔2bを有し てなると共に、図4に示すように、その基端部に透孔2bとシリンダ1外のリザ ーバ室R1との連通を可能にする横孔2cを有してなるとする場合に利用される ものである。
【0012】 それ故、該ピストンロッド2にあっては、所謂ソリッドタイプに形成されてい るものに比較して全体的に弱体化されている上に、横孔2cの形成で該横孔2c 部分において一層弱体化される傾向にある。
【0013】 従って、固定ナット4の一端に延設のガイド部4bが螺条2aの形成によって 弱体化された部分を補強するとしても、上記横孔2c部分における曲げ強度に対 する信頼性を確保できるないことになる。
【0014】 その結果、図4に示すようなピストンロッドの基端部構造にあっては、曲げ力 が作用する機会が多いフロントフォーク等にこれを利用することが好ましくない ことになる。
【0015】 この考案は、前記した事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とする ところは、曲げ力が作用する機会が多いフロントフォーク等への利用に最適とな るピストンロッドの基端部構造を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この考案の構成を、先端側をシリンダ内に出 没可能に挿通すると共に基端にキャップ部材等を固定ナットの配在下に連設して なり、軸芯部にシリンダ内の油室に連通する透孔を有すると共に基端部に透孔と シリンダ外のリザーバ室等との連通を可能にする横孔を有してなるピストンロッ ドの基端部構造において、固定ナットの一端に延設されてピストンロッドの基端 部外周に隣接される筒状のガイド部がピストンロッドの横孔とシリンダ外のリザ ーバ室等との連通を可能にするポートを有してなるとするものである。
【0017】 そして、より具体的には、ガイド部の内周にはポートの内周側端を開口させる と共に横孔に連通する環状溝を有してなるとする。
【0018】
【作用】
それ故、固定ナットの一端に延設された筒状のガイド部がピストンロッドに開 穿の横孔部分を適宜の肉厚で覆うことになり、従って、該横孔を有するピストン ロッドの軸部分が補強された状態になり、ピストンロッドにおける設定の曲げ強 度の維持が可能になる。
【0019】
【実施例】
以下、図示したところに基づいて説明するが、この考案に係るピストンロッド の基端部構造も、従来例と同様に、図2に示すような構造のフロントフォークへ の利用に適するもので、図1に示すように、図中で上端となるピストンロッド2 の基端にキャップ部材3を連設した状態を固定する固定ナット4の一端に筒状の ガイド部4bを延設してなるとする。
【0020】 即ち、固定ナット4は、前記した従来例と同様に、ピストンロッド2の基端部 の外周に形成の螺条2aに螺装されてその螺合時にピストンロッド2のキャップ 部材3に対する螺合状態を維持する本体部4aと、該本体部4aの図中下端とな る一端から図中下方となるピストンロッドの軸線方向に延設されてピストンロッ ド2の基端部外周に隣接される筒状のガイド部4bと、を有してなる。
【0021】 そして、該筒状のガイド部4bは、ピストンロッド2に開穿の横孔2bを覆う に充分な軸方向長さを有するように形成されてなるもので、その肉厚部には上記 横孔2bとシリンダ1外のリザーバ室R1との連通を可能にするポート4cを有 してなるとし、かつ、その内周にポート4cの内周側端(図中左方端)を開口さ せると共に上記横孔2cに連通する環状溝4dを有してなるとする。
【0022】 因に、該環状溝4dは、上記ポート4cの直径より大なる所謂縦幅を有するよ うにように設定されていること勿論で、さらには、本体部4aがピストンロッド 2に形成の螺条2aに殆ど螺装された状態になったときには、上記横孔2cに連 通される状態になり、本体部4aの螺合が終了した状態になったときには、上記 横孔2cを全面的に開口させるに充分な縦幅を有するように形成されてなる。
【0023】 それ故、この実施例に係るピストンロッドの基端部構造にあっては、固定ナッ ト4を所定位置に螺装するのみで、該固定ナット4の一端に延設された筒状のガ イド部4bが横孔2cを開穿されたピストンロッド2の軸部分を適宜の肉厚で覆 うことになり、従って、該横孔2c部分が補強された状態になり、ピストンロッ ド2における設定の曲げ強度の維持が可能になる。
【0024】 前記したところは、この考案が図示された所謂正立型とされるフロントフォー クについて実施されるとするが、この考案の構成からすれば、所謂倒立型とされ るフロントフォークについても実施可能であること勿論である。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、軸芯部に透孔を有するが故に所謂ソリッド タイプに形成されたものに比較して全体的に弱体化されている上に、横孔の形成 で該横孔部分において一層弱体化される傾向にあるピストンロッドを有する場合 にあって、固定ナットの利用でピストンロッドの基端のキャップ等に対する連設 状態を維持するに際して、該固定ナットの一端に延設のガイド部が上記横孔を有 するピストンロッドの軸部分を補強することになるので、該ピストンロッドにお ける所定の曲げ強度を設定通りに確保できることになり、ピストンロッドに対す る曲げ力が作用する機会が多いフロントフォーク等への利用に最適となる利点が ある。
【0026】 そして、この考案によれば、固定ナットについての設計変更をするだけでその 実施化が可能になり、フロントフォーク自体に対する設計変更を必要としないの は勿論のこと、それまでのフロントフォークの組み立てラインの変更を招来する こともなく、しかも、既存のフロントフォークへの利用も可能になる等、幾多の 効果を奏する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るピストンロッドの基
端部構造を一部破断して示す部分断面図である。
【図2】フロントフォークの一例を示す概略断面図であ
る。
【図3】従来例としてのピストンロッドの基端部構造を
一部破断して示す部分断面図である。
【図4】他の従来例としてのピストンロッドの基端部構
造を一部破断して示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド 2b 透孔 2c 横孔 3 キャップ 4 固定ナット 4b ガイド部 4c ポート 4d 環状溝 R 油室 R1 リザーバ室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側をシリンダ内に出没可能に挿通す
    ると共に基端にキャップ部材等を固定ナットの配在下に
    連設してなり、軸芯部にシリンダ内の油室に連通する透
    孔を有すると共に基端部に透孔とシリンダ外のリザーバ
    室等との連通を可能にする横孔を有してなるピストンロ
    ッドの基端部構造において、固定ナットの一端に延設さ
    れてピストンロッドの基端部外周に隣接される筒状のガ
    イド部がピストンロッドの横孔とシリンダ外のリザーバ
    室等との連通を可能にするポートを有してなることを特
    徴とするピストンロッドの基端部構造。
JP1991096732U 1991-10-29 1991-10-29 ピストンロッドの基端部構造 Expired - Lifetime JP2575155Y2 (ja)

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JP2575155Y2 JP2575155Y2 (ja) 1998-06-25

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