JPH0541303A - サーミスタ - Google Patents
サーミスタInfo
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- JPH0541303A JPH0541303A JP19556791A JP19556791A JPH0541303A JP H0541303 A JPH0541303 A JP H0541303A JP 19556791 A JP19556791 A JP 19556791A JP 19556791 A JP19556791 A JP 19556791A JP H0541303 A JPH0541303 A JP H0541303A
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Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きなB定数を有し、引出電極との間の接触
特性が良好なオーミック性を示し、しかも、製造段階で
の抵抗値のバラツキの少ないサーミスタを提供する。 【構成】 基板4表面に半導体薄膜1が設けられている
とともに、この半導体薄膜1に接触する引出電極2,3
を備え、前記半導体薄膜1が、基板温度を低く保って製
膜されてなるp型アモルファスシリコン薄膜であるサー
ミスタ。
特性が良好なオーミック性を示し、しかも、製造段階で
の抵抗値のバラツキの少ないサーミスタを提供する。 【構成】 基板4表面に半導体薄膜1が設けられている
とともに、この半導体薄膜1に接触する引出電極2,3
を備え、前記半導体薄膜1が、基板温度を低く保って製
膜されてなるp型アモルファスシリコン薄膜であるサー
ミスタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体薄膜を用いたサ
ーミスタに関する。
ーミスタに関する。
【0002】
【従来の技術】温度や温度変化を図るためにサーミスタ
が従来から良く使われている。従来のサーミスタとして
は、金属(例えばPt)製の抵抗体や半導体薄膜製の抵
抗体など温度変化に伴い抵抗値の変わるものが用いられ
ている。これらのサーミスタでは、熱応答性を向上させ
るために小型化・薄膜化が進められている。Ptやアモ
ルファスシリコン(以下、適宜「a−Si」と言う)は
薄膜化適性のある材料である。
が従来から良く使われている。従来のサーミスタとして
は、金属(例えばPt)製の抵抗体や半導体薄膜製の抵
抗体など温度変化に伴い抵抗値の変わるものが用いられ
ている。これらのサーミスタでは、熱応答性を向上させ
るために小型化・薄膜化が進められている。Ptやアモ
ルファスシリコン(以下、適宜「a−Si」と言う)は
薄膜化適性のある材料である。
【0003】特に後者のa−Si薄膜は、抵抗値範囲が
広く、信号処理回路と同一の基板上に形成可能であるこ
となどから非常に有用視される。a−Siの場合、ノン
ドープのi型、例えばボロン(B)ドープのp型、例え
ばリン(P)ドープのn型があり、室温での比抵抗が1
02 〜1010Ωcm程度、B定数が2000〜8000
程度のものが得られている。
広く、信号処理回路と同一の基板上に形成可能であるこ
となどから非常に有用視される。a−Siの場合、ノン
ドープのi型、例えばボロン(B)ドープのp型、例え
ばリン(P)ドープのn型があり、室温での比抵抗が1
02 〜1010Ωcm程度、B定数が2000〜8000
程度のものが得られている。
【0004】なお、絶対温度Tと比抵抗の関係は、下記
の式(1)であらわされる。 R(T)=R0 exp(B/T)・・・(1) (但し:T0 は基準温度、R0 は基準温度T0 での比抵
抗) 上の(1)式からB定数が大きいほど温度変化に対する
比抵抗変化が大きく、サーミスタとして適切であるとい
うことが分かる。また、i型a−Si、p型a−Si、
n型a−Siのうちのp型a−Siが、他の2つに比べ
て引出電極との接触適性が良好であることで期待がもた
れている。
の式(1)であらわされる。 R(T)=R0 exp(B/T)・・・(1) (但し:T0 は基準温度、R0 は基準温度T0 での比抵
抗) 上の(1)式からB定数が大きいほど温度変化に対する
比抵抗変化が大きく、サーミスタとして適切であるとい
うことが分かる。また、i型a−Si、p型a−Si、
n型a−Siのうちのp型a−Siが、他の2つに比べ
て引出電極との接触適性が良好であることで期待がもた
れている。
【0005】例えば、ジボラン(B2 H6 )とシラン
(SiH4 )を用いグロー放電分解法により形成したp
型a−Siがある。グロー放電分解法でp型a−Si薄
膜を形成する場合、製膜条件は、普通、圧力0.05〜
5Torr、放電電力1〜50W、基板温度170〜260
℃、ジボランとシランの濃度比10-1〜10-5程度であ
った。
(SiH4 )を用いグロー放電分解法により形成したp
型a−Siがある。グロー放電分解法でp型a−Si薄
膜を形成する場合、製膜条件は、普通、圧力0.05〜
5Torr、放電電力1〜50W、基板温度170〜260
℃、ジボランとシランの濃度比10-1〜10-5程度であ
った。
【0006】一方、ジボランとシランの濃度比(B2 H
6 /SiH4 )が比抵抗およびB定数に与える影響は図
13および図14の通りである。図13は、ジボランと
シランの濃度比と比抵抗(光照射無し)の関係をあらわ
し、図14は、ジボランとシランの濃度比とB定数の関
係をあらわす。p型a−Siの場合、このように、ジボ
ランとシランの濃度比を変えることにより、B定数を変
化させることができるのである。
6 /SiH4 )が比抵抗およびB定数に与える影響は図
13および図14の通りである。図13は、ジボランと
シランの濃度比と比抵抗(光照射無し)の関係をあらわ
し、図14は、ジボランとシランの濃度比とB定数の関
係をあらわす。p型a−Siの場合、このように、ジボ
ランとシランの濃度比を変えることにより、B定数を変
化させることができるのである。
【0007】図14は、p型a−Si薄膜でサーミスタ
を構成する場合、大きなB定数とするには、ジボランと
シランの濃度比(B2 H6 /SiH4 )を10-4以下に
しなければならないことを示している。しかし、ジボラ
ンとシランの濃度比が低い(すなわち、ドープする不純
物濃度の低い)場合、抵抗値の制御が非常に難しくな
り、10-4以下の濃度比の領域では、同じ条件で製膜し
たつもりでも、比抵抗が3桁もぶれるということが起こ
る。つまり、安定して製造することが覚束ないのであ
る。
を構成する場合、大きなB定数とするには、ジボランと
シランの濃度比(B2 H6 /SiH4 )を10-4以下に
しなければならないことを示している。しかし、ジボラ
ンとシランの濃度比が低い(すなわち、ドープする不純
物濃度の低い)場合、抵抗値の制御が非常に難しくな
り、10-4以下の濃度比の領域では、同じ条件で製膜し
たつもりでも、比抵抗が3桁もぶれるということが起こ
る。つまり、安定して製造することが覚束ないのであ
る。
【0008】それに、ジボランとシランの濃度比が小さ
くなってくると、a−Si薄膜と引出電極の間の接触は
オーミック性を失い接合性を示し、適切な接触状態を維
持できなくなる。特に、微細加工工程で引出電極とa−
Si薄膜の間に薄い酸化膜が形成されるとオーミック性
が著しく損なわれ、図15にみるように、電圧−電流特
性が顕著な接合性を示し、特性のリニヤ性(対数目盛で
みたリニヤ性も含める)が劣化し、非常に使い難いもの
となる。
くなってくると、a−Si薄膜と引出電極の間の接触は
オーミック性を失い接合性を示し、適切な接触状態を維
持できなくなる。特に、微細加工工程で引出電極とa−
Si薄膜の間に薄い酸化膜が形成されるとオーミック性
が著しく損なわれ、図15にみるように、電圧−電流特
性が顕著な接合性を示し、特性のリニヤ性(対数目盛で
みたリニヤ性も含める)が劣化し、非常に使い難いもの
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、大きなB定数を有し、引出電極との間の接触特
性が良好なオーミック性を示し、しかも、製造段階での
抵抗値のバラツキの少ないサーミスタを提供することを
課題とする。
に鑑み、大きなB定数を有し、引出電極との間の接触特
性が良好なオーミック性を示し、しかも、製造段階での
抵抗値のバラツキの少ないサーミスタを提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明のサーミスタは、基板表面に半導体薄膜が
設けられているとともに、この半導体薄膜に接触する引
出電極を備え、前記半導体薄膜を、基板温度を低く保っ
て製膜されてなるp型アモルファスシリコン薄膜で構成
するようにしている。
め、この発明のサーミスタは、基板表面に半導体薄膜が
設けられているとともに、この半導体薄膜に接触する引
出電極を備え、前記半導体薄膜を、基板温度を低く保っ
て製膜されてなるp型アモルファスシリコン薄膜で構成
するようにしている。
【0011】p型a−Si薄膜は、例えば、請求項2の
ように、グロー放電分解法により140℃以下(好まし
くは110℃以下)の基板温度で形成されたものであ
る。従来の太陽電池等におけるa−Si薄膜形成の基板
温度は170℃以上である。この発明におけるp型a−
Si薄膜と引出電極まわりの構成例としては、以下に示
すものが挙げられる。
ように、グロー放電分解法により140℃以下(好まし
くは110℃以下)の基板温度で形成されたものであ
る。従来の太陽電池等におけるa−Si薄膜形成の基板
温度は170℃以上である。この発明におけるp型a−
Si薄膜と引出電極まわりの構成例としては、以下に示
すものが挙げられる。
【0012】第1の構成例は、図1にみるように、絶縁
基板4の上のp型a−Si薄膜1の裏面に一対の引出電
極2,3が所定の間隔を隔てて接触するという形態であ
る。第2の構成例は、図2にみるように、絶縁基板4の
上のp型a−Si薄膜1の表面に一対の引出電極2,3
が所定の間隔を隔てて接触するという形態である。第3
の構成例は、図3にみるように、絶縁基板4の上のp型
a−Si薄膜1の表面と裏面に分かれて一対の引出電極
2、3が接触するという形態である。
基板4の上のp型a−Si薄膜1の裏面に一対の引出電
極2,3が所定の間隔を隔てて接触するという形態であ
る。第2の構成例は、図2にみるように、絶縁基板4の
上のp型a−Si薄膜1の表面に一対の引出電極2,3
が所定の間隔を隔てて接触するという形態である。第3
の構成例は、図3にみるように、絶縁基板4の上のp型
a−Si薄膜1の表面と裏面に分かれて一対の引出電極
2、3が接触するという形態である。
【0013】
【作用】この発明のサーミスタではp型a−Si薄膜
が、基板温度を低く保っておいて製膜されてなるため、
ジボランとシランの濃度比(B2 H6 /SiH4 )が例
えば2.5×10-3程度と大きくても、B定数が十分に
大きなものになっている。その結果、微小な温度変化を
捉えることのできる温度センサが実現できる。図4にみ
るように、基板温度を低くすれば、形成されたp型a−
Si薄膜におけるバンドギャップEgは大きくなり、こ
れに伴って活性化エネルギーEaが増加する。即ち、図
5に示す基板温度60℃の場合のバンドギャップEgと
活性化エネルギーEaは、それぞれ、図6に示す基板温
度210℃のバンドギャップEgと活性化エネルギーE
aより遙に大きくなるのである。
が、基板温度を低く保っておいて製膜されてなるため、
ジボランとシランの濃度比(B2 H6 /SiH4 )が例
えば2.5×10-3程度と大きくても、B定数が十分に
大きなものになっている。その結果、微小な温度変化を
捉えることのできる温度センサが実現できる。図4にみ
るように、基板温度を低くすれば、形成されたp型a−
Si薄膜におけるバンドギャップEgは大きくなり、こ
れに伴って活性化エネルギーEaが増加する。即ち、図
5に示す基板温度60℃の場合のバンドギャップEgと
活性化エネルギーEaは、それぞれ、図6に示す基板温
度210℃のバンドギャップEgと活性化エネルギーE
aより遙に大きくなるのである。
【0014】そして、その結果、図7にみるように、活
性化エネルギーEaに比例するB定数(=Ea/k:但
しkは8.62×10-5eVなる定数)が大きくなる。
上記のように、ドープされる不純物濃度(即ち、B2 H
6 /SiH4 )が比較的大きいと濃度ブレの割合が小さ
く、抵抗値のバラツキは少なくなる。抵抗値に関して安
定した製造が可能となる。これに対しドープされる不純
物濃度の低い領域では、濃度ブレの割合が大きく、抵抗
値のバラツキが激しい。なお、基板温度と抵抗値の関係
は、図8にみるように、基板温度の低下に伴い抵抗値は
上昇するというものになる。
性化エネルギーEaに比例するB定数(=Ea/k:但
しkは8.62×10-5eVなる定数)が大きくなる。
上記のように、ドープされる不純物濃度(即ち、B2 H
6 /SiH4 )が比較的大きいと濃度ブレの割合が小さ
く、抵抗値のバラツキは少なくなる。抵抗値に関して安
定した製造が可能となる。これに対しドープされる不純
物濃度の低い領域では、濃度ブレの割合が大きく、抵抗
値のバラツキが激しい。なお、基板温度と抵抗値の関係
は、図8にみるように、基板温度の低下に伴い抵抗値は
上昇するというものになる。
【0015】さらに、上記のようにドープされる不純物
濃度(即ち、B2 H6 /SiH4 )が比較的大きいと、
引出電極との間の接触は良好なオーミック性を示すた
め、使い易いものとなる。
濃度(即ち、B2 H6 /SiH4 )が比較的大きいと、
引出電極との間の接触は良好なオーミック性を示すた
め、使い易いものとなる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。勿論、
この発明は、以下の実施例に限らない。 −実施例1− 図9は実施例1のサーミスタの要部構成を上方よりみた
状態をあらわし、図10は実施例1のサーミスタを断面
してあらわす。なお、図9では後述の保護膜5は省略し
てある。
この発明は、以下の実施例に限らない。 −実施例1− 図9は実施例1のサーミスタの要部構成を上方よりみた
状態をあらわし、図10は実施例1のサーミスタを断面
してあらわす。なお、図9では後述の保護膜5は省略し
てある。
【0017】実施例1のサーミスタでは、p型a−Si
薄膜1の裏面に一対引出電極2,3が所定の間隔を隔て
て接触する構成をとっている。p型a−Si薄膜1の設
けられている絶縁基板4は、Siウエハの表面に絶縁酸
化膜を形成したものである。p型a−Si薄膜1の上に
は保護膜5が設けられている。一方、引出電極2,3で
は、先端側部分が、図9にみるように、櫛歯状部分が互
いに入り込む形状に形成され、基部側部分上にパッド
7,8がそれぞれ設けられている。
薄膜1の裏面に一対引出電極2,3が所定の間隔を隔て
て接触する構成をとっている。p型a−Si薄膜1の設
けられている絶縁基板4は、Siウエハの表面に絶縁酸
化膜を形成したものである。p型a−Si薄膜1の上に
は保護膜5が設けられている。一方、引出電極2,3で
は、先端側部分が、図9にみるように、櫛歯状部分が互
いに入り込む形状に形成され、基部側部分上にパッド
7,8がそれぞれ設けられている。
【0018】続いて、実施例1のサーミスタの製造につ
いて説明する。まず、絶縁基板4として、Siウエハの
表面を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。
そして、この絶縁基板4の表面に電子ビーム蒸着法によ
りクロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し電極
2,3を形成する。ついで、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−Si薄膜1を積層形成し、
微細加工によりパターン化した。p型a−Si薄膜1形
成の際の条件は、0.25モル%のジボランを加えた水
素希釈モノシランを用い、基板温度110℃、圧力0.
9Torr、放電電力20Wとした。
いて説明する。まず、絶縁基板4として、Siウエハの
表面を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。
そして、この絶縁基板4の表面に電子ビーム蒸着法によ
りクロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し電極
2,3を形成する。ついで、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−Si薄膜1を積層形成し、
微細加工によりパターン化した。p型a−Si薄膜1形
成の際の条件は、0.25モル%のジボランを加えた水
素希釈モノシランを用い、基板温度110℃、圧力0.
9Torr、放電電力20Wとした。
【0019】その後、酸化シリコンからなる保護膜5を
積層形成するとともに電子ビーム蒸着によるアルミニウ
ム薄膜をパターン化したパッド7,8を形成しサーミス
タを得た。なお、得られたサーミスタでは電極間の幅と
長さの比2000:1でB定数7500、抵抗値7MΩ
であった。
積層形成するとともに電子ビーム蒸着によるアルミニウ
ム薄膜をパターン化したパッド7,8を形成しサーミス
タを得た。なお、得られたサーミスタでは電極間の幅と
長さの比2000:1でB定数7500、抵抗値7MΩ
であった。
【0020】−実施例2− 図11は実施例2のサーミスタの要部構成を上方よりみ
た状態をあらわし、図12は実施例2のサーミスタを断
面してあらわす。なお、図11では後述の保護膜5は省
略してある。実施例2のサーミスタでは、p型a−Si
薄膜1の表面と裏面に分かれて引出電極2,3が接触す
る構成をとっている。p型a−Si薄膜1の設けられて
いる絶縁基板4は、Siウエハの表面に絶縁酸化膜を形
成したものである。引出電極3の上には保護膜5が設け
られている。一方、引出電極2,3では基部側部分の上
に、図12にみるように、パッド7,8がそれぞれ設け
られている。
た状態をあらわし、図12は実施例2のサーミスタを断
面してあらわす。なお、図11では後述の保護膜5は省
略してある。実施例2のサーミスタでは、p型a−Si
薄膜1の表面と裏面に分かれて引出電極2,3が接触す
る構成をとっている。p型a−Si薄膜1の設けられて
いる絶縁基板4は、Siウエハの表面に絶縁酸化膜を形
成したものである。引出電極3の上には保護膜5が設け
られている。一方、引出電極2,3では基部側部分の上
に、図12にみるように、パッド7,8がそれぞれ設け
られている。
【0021】続いて、実施例2のサーミスタの製造につ
いて説明する。まず、絶縁基板4として、Siウエハの
表面を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。
そして、この絶縁基板4の表面に電子ビーム蒸着法によ
りクロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し電極2
を形成した。ついで、グロー放電分解法により、厚み1
0000Åのp型a−Si薄膜1を積層形成し、微細加
工によりパターン化した。p型a−Si薄膜形成の際の
条件は、0.25モル%のジボランを加えた水素希釈モ
ノシランを用い、基板温度60℃、圧力0.9Torr、放
電電力20Wとした。
いて説明する。まず、絶縁基板4として、Siウエハの
表面を熱酸化して絶縁酸化膜を設けたものを準備する。
そして、この絶縁基板4の表面に電子ビーム蒸着法によ
りクロム薄膜を形成し、微細加工でパターン化し電極2
を形成した。ついで、グロー放電分解法により、厚み1
0000Åのp型a−Si薄膜1を積層形成し、微細加
工によりパターン化した。p型a−Si薄膜形成の際の
条件は、0.25モル%のジボランを加えた水素希釈モ
ノシランを用い、基板温度60℃、圧力0.9Torr、放
電電力20Wとした。
【0022】続いて、電子ビーム蒸着法でアルミニウム
薄膜を積層形成し、パターン化して引出電極3を形成し
た。その後、酸化シリコンからなる保護膜5を積層形成
するとともに電子ビーム蒸着によるアルミニウム薄膜を
パターン化したパッド7,8を形成しサーミスタを得
た。
薄膜を積層形成し、パターン化して引出電極3を形成し
た。その後、酸化シリコンからなる保護膜5を積層形成
するとともに電子ビーム蒸着によるアルミニウム薄膜を
パターン化したパッド7,8を形成しサーミスタを得
た。
【0023】なお、得られたサーミスタでは、面積20
0μm×200μmでB定数8900、抵抗値2.5M
Ωであった。
0μm×200μmでB定数8900、抵抗値2.5M
Ωであった。
【0024】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明にかかる
サーミスタは、p型a−Si薄膜が、基板温度を低く保
っておいて製膜されてなるものであり、ドープ用不純物
濃度を高くして、抵抗値のバラツキを少なくするととも
に引出電極との間の接触特性を良好なオーミック性にす
るようにしても、十分なB定数を確保することができる
ため、非常に有用である。
サーミスタは、p型a−Si薄膜が、基板温度を低く保
っておいて製膜されてなるものであり、ドープ用不純物
濃度を高くして、抵抗値のバラツキを少なくするととも
に引出電極との間の接触特性を良好なオーミック性にす
るようにしても、十分なB定数を確保することができる
ため、非常に有用である。
【図1】この発明のサーミスタのp型a−Si薄膜と引
出電極まわりの第1構成例をあらわす断面図である。
出電極まわりの第1構成例をあらわす断面図である。
【図2】この発明のサーミスタのp型a−Si薄膜と引
出電極まわりの第2構成例をあらわす断面図である。
出電極まわりの第2構成例をあらわす断面図である。
【図3】この発明のサーミスタのp型a−Si薄膜と引
出電極まわりの第3構成例をあらわす断面図である。
出電極まわりの第3構成例をあらわす断面図である。
【図4】p型a−Si薄膜形成の際の基板温度とバンド
ギャップおよび活性化エネルギーの関係を示すグラフで
ある。
ギャップおよび活性化エネルギーの関係を示すグラフで
ある。
【図5】基板温度60℃で形成されたp型a−Si薄膜
におけるエネルギーバンド構造をあらわす説明図であ
る。
におけるエネルギーバンド構造をあらわす説明図であ
る。
【図6】基板温度210℃で形成されたp型a−Si薄
膜におけるエネルギーバンド構造をあらわす説明図であ
る。
膜におけるエネルギーバンド構造をあらわす説明図であ
る。
【図7】p型a−Si薄膜形成の際の基板温度とB定数
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図8】p型a−Si薄膜形成の際の基板温度と比抵抗
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】実施例1のサーミスタの要部構成をあらわす平
面図である。
面図である。
【図10】実施例1のサーミスタの断面図である。
【図11】実施例2のサーミスタの要部構成をあらわす平
面図である。
面図である。
【図12】実施例2のサーミスタの断面図である。
【図13】高基板温度のp型a−Si薄膜の不純物濃度と
比抵抗の関係を示すグラフである。
比抵抗の関係を示すグラフである。
【図14】高基板温度のp型a−Si薄膜の不純物濃度と
B定数の関係を示すグラフである。
B定数の関係を示すグラフである。
【図15】低不純物濃度のp型a−Si薄膜の電圧−電流
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
1 p型a−Si薄膜 2 引出電極 3 引出電極 4 (絶縁)基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相澤 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 姫澤 秀和 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 高田 裕司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 基板表面に半導体薄膜が設けられている
とともに、この半導体薄膜に接触する引出電極を備え、
前記半導体薄膜が、基板温度を低く保って製膜されてな
るp型アモルファスシリコン薄膜であるサーミスタ。 - 【請求項2】 p型アモルファスシリコン薄膜が、グロ
ー放電分解法により140℃以下の基板温度で形成され
ている請求項1記載のサーミスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19556791A JPH0541303A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19556791A JPH0541303A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーミスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541303A true JPH0541303A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16343274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19556791A Pending JPH0541303A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | サーミスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541303A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017092232A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子デバイス及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP19556791A patent/JPH0541303A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017092232A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子デバイス及びその製造方法 |
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