JPH0541353Y2 - - Google Patents

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JPH0541353Y2
JPH0541353Y2 JP17182087U JP17182087U JPH0541353Y2 JP H0541353 Y2 JPH0541353 Y2 JP H0541353Y2 JP 17182087 U JP17182087 U JP 17182087U JP 17182087 U JP17182087 U JP 17182087U JP H0541353 Y2 JPH0541353 Y2 JP H0541353Y2
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合板製品の素材となる単板などのよ
うに多くの水分を含んだ薄板状物、またはシート
状の織布など薄板シート状材料の乾燥装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来の乾燥装置は、被乾燥物の装置内への送入
部と取出し部を除いて、断熱材等を充填した保温
板によつてその殆どを密閉容器状に遮蔽構築し、
その装置内空気を加熱するために、機内空気径路
に熱交換器を配備したり、ないしは燃料バーナー
による高温ガスを直接乾燥装置に送入するなどの
機内空気加熱装置が配備されている。
一方、機内へ送入された被乾燥物を適宜速度で
移送する搬送機構が備えられ、さらに前述の高温
空気を付勢して熱風にするフアンが配置されて、
付勢された熱風は通風路等を経て熱風噴出用ダク
トに圧入され、前記ダクトの細溝から搬送中の被
乾燥物の表裏に向けて熱風を勢いよく吹きつけて
乾燥する方法が多用されている。
このような従来例としては、例えば「多段折返
し型乾燥機」実願昭49−32280(実開昭−50−
122370号)がある。この考案は単板の搬送機構
(無端搬送帯)と、機内空気を加熱して熱風に変
えるバーナーを高・低温用に区別して適宜組合わ
せ配置するとともに、加熱された熱風の循環用送
風機、および通風路、そして被乾燥物に熱風を噴
射する熱風噴出用ダクト等、従来の単板乾燥装置
に採用された技術を用いて、前記バーナーによる
高・低温区域分けにより効率的に乾燥を行おうと
するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の乾燥装置は、乾燥効率アツプをねらつて
各種の改良工夫が加えられ、その点では略完成の
域に達した感がある。しかし、何といつても装置
自体が厖大なスペースを占有し、前記従来例にお
ける単板乾燥装置としてクロスサーキユレーシヨ
ン型(被乾燥物の搬送方向に対し、熱風が直交す
る方向に循環する方式。)乾燥機などにおいては
全長30m程度のものも、さほど珍しくはないので
ある。
これら従来の乾燥装置においては被乾燥物の均
一な乾燥が困難であつた。特に天然木から取得す
る単板等においては含有水分が辺材、芯材等によ
つても異なり、平均した仕上がり含水率に乾燥す
ることは至難のわざであり、いきおい乾燥工程終
了後の被乾燥物中、所定含水率に達しないものを
選別して再乾燥するといつた無駄な作業が必須と
されていたのである。
さらに大型の乾燥装置は熱エネルギーを大量に
消費するが、装置が大型化するほど大気への放熱
面積も拡大され、石油、その他熱エネルギー消費
も無駄が増大する結果となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は機内を循環する熱風により被乾燥物を
乾燥するにあたり、被乾燥物を載置して機内搬送
する搬送帯に金網等の金属製の搬送帯を使用し、
その搬送帯に波長が2.5ミクロンメートル以上の
遠赤外線を放射する遠赤外線放射物を塗着、また
は溶着したことを特徴としている。
本考案において被乾燥物は、搬送帯などの搬送
機構により搬送されつつ熱風噴出用ダクトなどか
らの熱風を浴びて乾燥されるが、同時に、被乾燥
物を下から捧持して搬送する搬送帯に遠赤外線放
射物が、例えば塗着配備されたことにより該部分
から遠赤外線が効果的に発散して搬送中の被乾燥
物裏面を照射するのである。
一般に高分子化合物など殆どの有機物質や無機
物の一部は、波長が2.5ミクロンメートル以上の
長波長域に同調点を有しており、つまり、その波
長域の電磁波(遠赤外線)を浴びた物体は電磁波
共鳴現象を惹き起こすことになるのである。
従つて遠赤外線を照射された被乾燥物は、電磁
波共鳴現象を惹起して自己発熱し、表面と内部の
温度差が急速に縮まり、同時に内部の水分分布が
均一化されて、むらのない平均した乾燥が遂行さ
れることになるのである。
すなわち、被乾燥物は装置内を搬送されながら
熱風浴と遠赤外線浴の両者によつて乾燥が強力に
推進されるため、従来装置に比べ乾燥時間の短縮
が実現し、その結果、装置全体をコンパクトにお
さめることも可能となり、さらに比較的低温の熱
風循環による効率的な乾燥もできるため、高温乾
燥による乾燥歪発生などの弊害等を未然に防ぐこ
とが可能となるのである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面により説明する。第1
図は乾燥装置全体の側面図であり、第2図は部分
側面図である。また第3図は正面から見た横断面
図である。図において乾燥装置10は被乾燥物を
矢示AからC方向に移送する上下方向に3段の搬
送路を配し、各々独立して熱風を加熱循環する単
位乾燥セクシヨン11を複数直列に連設した構成
となつており、その始端部(第1図左端部)には
矢示A方向に被乾燥物を機内へ送り込む入口コン
ベア1が設けられている。
複数連設された単位乾燥セクシヨン11の末端
部(第1図右端部)には乾燥機内通過により昇温
した被乾燥物を適温に冷却する冷却セクシヨン1
0Cが配備され、引き続き被乾燥物を機外へ取り
出す出口コンベア23が配設されている。
第2図は説明のため、単位乾燥セクシヨンの3
セクシヨン分を外板を部分的に取り外して図示し
たものである。14Rは搬送ローラーであり、1
4は搬送ローラーに支持され、被乾燥物を載置し
て移送する、金属製の網などにより構成された搬
送帯である。
以上の搬送ローラー、搬送帯によつて搬送機構
が構成され図示実施例では上下に3段の搬送路面
を形成し、図示を省略した駆動装置により矢示A
ないしC方向に被乾燥物を移送するのである。
第4図は搬送帯14の平面図であり、金網製搬
送帯を表している、そして本考案においては該搬
送帯の被乾燥物に面する側に、または搬送帯の外
周面全体に例えば粉体状の遠赤外線放射物6を塗
着したり、または粉体状、その他の遠赤外線放射
物を溶着するのである。
塗着については粉体状の遠赤外線放射物を適宜
塗料に混入して塗着し、溶着については金属製の
搬送帯にプラズマ溶射する方法、その他が採用さ
れる。
遠赤外線放射物6は、一例としてジルコニア、
アルミナ、チタニア、等を主体にして焼成された
セラミツクスや、二酸化マンガン、酸化クロム、
酸化鉄、酸化コバルト等の遷移元素酸化物を主原
料にして焼成されたセラミツクスなどを必要に応
じ適宜粉体状にして用いるのである。
何れにしても波長が2.5ミクロンメートル以上
の遠赤外線を多量に放射する特性を備えたものが
使用されるのである。
13はフアンである、電動機12によつて回転
駆動され、フアンにより付勢された機内空気は第
3図の右側に配置された通風路15を矢示O方向
に降下し、中央部の上下3段に配置された熱風噴
出用のダクト16へと進むのである。
熱風噴出用ダクトへ圧入された熱風(後述の加
熱装置18により昇温している。)は、ダクトの
各々上、下面に開口されたスリツトから勢いよく
噴出し、搬送帯14を介して被乾燥物を加熱する
のであるが、その際当然に搬送帯も加熱され、従
つて塗着、ないしは溶着された遠赤外線放射物も
昇温し、効果的に波長が2.5ミクロンメートル以
上の遠赤外線を放射することになる。
従つて搬送帯に載置された被乾燥物は、機内を
搬送されながら裏面、または表裏面から熱風とと
もに多くの遠赤外線を照射され、(本実施例にお
いて、搬送帯の全面に遠赤外線放射物を塗着、な
いし溶着した場合における、中・下段を搬送され
る被乾燥物は、それぞれ上・中段の搬送帯から下
向きの遠赤外線放射を、その上面に受けることに
なる。)電磁波共鳴現象により自己発熱を惹き起
こして極めて効果的な乾燥作業が実施されること
になるのである。
熱風噴出用ダクトから噴出した熱風は被乾燥物
を擦過して乾燥するとともに温度を下げて第3図
の通風路17へと抜け、矢示Q方向へ立ち上がつ
た後、フアン13に吸引されて矢示RからS方向
に進むのである。
18は加熱装置である、図示実施例ではスチー
ムなどの熱源をストツプバルブ33を介して導入
するフインヒーターが採用され、従つてフアン1
3により吸引された低温熱風は、矢示RからSへ
と加熱装置18を通過することで再加熱されて高
温熱風となり、引続き通風路15を矢示O方向に
降下し、さらに熱風噴出用ダクトへ進み、前述の
熱風径路循環を繰り返しつつ乾燥作業を続行する
のである。
なお加熱装置はフインヒーター等の熱交換器の
ほか、乾燥装置側壁に燃焼バーナーを取付けて、
直接、燃焼ガスを機内に送り込む方法等もある。
19は乾燥進行に伴い発生した湿潤空気を機外
へ排出する排気筒である。
以上の構成により、フアン13により付勢され
た機内空気は、矢示O−P−Q−R−S方向に循
環を繰り返しながら、加熱装置18を通過するこ
とによつて加熱される一方、被乾燥物は逐次搬送
されこれらの熱風を浴びて順次乾燥されるのであ
る。
そしてさらに被乾燥物を載置して移送する搬送
帯、ないしは、その上の段の搬送帯から、波長が
2.5ミクロンメートル以上の遠赤外線を放射され
ており、被乾燥物は、裏面、ないし表裏面から遠
赤外線を照射されて電磁波共鳴現象を起こし、自
己発熱を惹き起こして一段と乾燥が促進されるの
である。
以上、本考案では遠赤外線照射により被乾燥物
の自己発熱を誘発し、さらに熱風を重畳して擦過
する両面加熱によつて乾燥するため、従来乾燥に
比べて熱風温度もさほど高くする必要はないので
ある。
そしてさらに、遠赤外線による電磁波共鳴現象
は、被乾燥物の表面と内部の温度差をなくして均
一な水分分布にする作用があり、天然木から得ら
れる単板のように、均一な乾燥が困難な素材でも
むらのない乾燥が実現するのである。
なお本実施例において搬送帯14は、金網搬送
帯の例について詳述したが、金網に替えて、チエ
ーン、キヤタピラーまたは有孔スチールベルト、
等を搬送帯とする例や、ワイヤーを密着巻のスプ
リング状に巻いて整形したコイルスプリングワイ
ヤーを使用する例、さらには前記各搬送帯を前後
半に分けて、各種組み合わせて配備すること等も
可能である。
また遠赤外線放射物の前記搬送帯への塗着、ま
たは溶着については、乾燥装置を前、後半に分け
て、いずれか一側のみ遠赤外線放射物を施すなど
の場合もある。
さらに本実施例において熱風の循環方向は、被
乾燥物の移送方向に直交した、いわゆる熱風横循
環式(クロスサーキユレーシヨン型)の乾燥装置
について説明したが、他の例えば熱風が被乾燥物
の搬送方向に平行な熱風縦循環方式においても、
被乾燥物の機内搬送に搬送帯を使用して該搬送帯
に遠赤外線放射物を塗着、または溶着することに
より、同様の効果を発現できるのである。
〔考案の効果〕
以上の本考案によれば、次の効果を得ることが
できる。
(1) 電磁波共鳴現象による自己発熱により乾燥効
率があがり、省エネルギー、省スペースが可能
となる。
(2) 従来型乾燥に比べて低温による乾燥が可能と
なり、その結果、急激な乾燥収縮による亀裂の
発生、および乾燥歪による被乾燥物の品質劣化
を防止できる。
(3) 低温乾燥により、乾燥収縮の削減が可能とな
り、歩留り向上が期待できる。
(4) 合板製品の素材となる単板の乾燥においては
芯材部と辺材部の含水率の相違によつて、乾燥
仕上がり含水率にむらが生じ、一部再乾燥が必
須となつているが、本考案によれば、遠赤外線
照射による被乾燥物の水分分布の均一化によ
り、むらのない乾燥仕上がりが可能となり、再
乾燥などの作業の無駄を割愛できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を模式的に表したもの
であり、第1図は乾燥装置全体の側面図、第2図
は部分側面図、第3図は正面から見た横断面図、
第4図は搬送帯の平面図である。 1……入口コンベア、6……遠赤外線放射物、
10……乾燥装置、11……単位乾燥セクシヨ
ン、13……フアン、14……搬送帯、15,1
7……通風路、18……加熱装置、23……出口
コンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 被乾燥物を搬送しながら乾燥する乾燥装置に
    おいて、機内空気を加熱する加熱装置と、前記
    加熱された空気を機内循環するフアンと、被乾
    燥物を載置して機内搬送する搬送帯を備え、前
    記搬送帯を金属製搬送帯により構成するととも
    に該搬送帯に遠赤外線放射物を塗着、または溶
    着したことを特徴とする乾燥装置。 2 搬送帯に塗着または溶着する遠赤外線放射物
    は、波長が2.5ミクロンメートル以上の遠赤外
    線を放射することを特徴とする、実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の乾燥装置。 3 搬送帯は、金属製網により構成されたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、ま
    たは第2項に記載の乾燥装置。 4 搬送帯は、チエーンにより構成されたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、ま
    たは第2項に記載の乾燥装置。 5 搬送帯は、キヤタピラーにより構成されたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載の乾燥装置。 6 搬送帯は、スチールベルトにより構成された
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項、または第2項に記載の乾燥装置。 7 機内循環する熱風は、乾燥装置内を搬送され
    る被乾燥物を擦過しながら、被乾燥物の搬送方
    向に直交して循環することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲、第1項ないし第6項のいず
    れか1項に記載の乾燥装置。
JP17182087U 1987-11-09 1987-11-09 Expired - Lifetime JPH0541353Y2 (ja)

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JPS6412192U JPS6412192U (ja) 1989-01-23
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