JPH0541797U - ドツト印字ヘツド - Google Patents

ドツト印字ヘツド

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JPH0541797U
JPH0541797U JP9077991U JP9077991U JPH0541797U JP H0541797 U JPH0541797 U JP H0541797U JP 9077991 U JP9077991 U JP 9077991U JP 9077991 U JP9077991 U JP 9077991U JP H0541797 U JPH0541797 U JP H0541797U
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JP
Japan
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armature
stopper
leaf spring
core
print head
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JP9077991U
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洋一 梅沢
曠 菊地
英昭 石水
充 岸本
紘一 安藤
登 大石
隆則 三村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リバウンドのうちオーバリバウンド成分を抑制
する。 【構成】板ばね7は外周部から中央に向けて突出して形
成される突出部と、該突出部内の切欠によって中央から
外周部に向けて突出して形成される舌状部を有してお
り、該舌状部は上記アーマチュア14に固定されてい
て、該アーマチュア14と一体的に揺動する。板ばね7
の上にストッパ31を隣接して積層しており、該ストッ
パ31は上記舌状部に対応する位置に係止片を有し、該
係止片を上記舌状部に係止させている。したがって、コ
ア9にアーマチュア14が衝突した時の慣性モーメント
によってアーマチュア14の後端が上昇しようとする
と、上記ストッパ31の係止片が舌状部を介して板ばね
7を係止し、オーバリバウンド成分を抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドット印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印字ワイヤを駆動し、インクリボンを介して印字媒体を打撃し、その打 撃力で印字を行うインパクトプリンタは、印字媒体の自由度が高く、また、比較 的廉価なことから、情報処理システムなどの出力装置をはじめ多方面に用いられ ている。
【0003】 上記インパクトプリンタは、ドット印字ヘッドの型式から、プランジャ型、ば ねチャージ型、クラッパ型に分けられる。 このうち、ばねチャージ型のものは、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバ イアス用の板ばねによって揺動自在に支持し、該アーマチュアをあらかじめ上記 板ばねの弾性力に抗して永久磁石によってコアに吸引させておき、印字する際に 、上記コアに巻かれたコイルを励磁させて上記永久磁石と逆方向に磁束を発生さ せ、上記アーマチュアを解放させる構造となっているが、近年印字の高速化が求 められており、高速応答性が良好なこのばねチャージ型のドット印字ヘッドが多 く採用されている。
【0004】 図2は従来のばねチャージ型のドット印字ヘッドの断面図である。 図において、1はベースであり、該ベース1の端部にリング21、永久磁石2 、マグネットヨーク3、スペーサ4が順次積み重ねられ、該スペーサ4とガイド フレーム5との間に、クランプ6によって板ばね7及びアーマチュアヨーク8が 挟持されている。
【0005】 9は上記ベース1上に設けられたコア、10は該コア9の外周に巻装されたコ イルであり、これらコア9及びコイル10によって電磁石11が形成されている 。上記板ばね7の可撓部には上記アーマチュアヨーク8に隣接してアーマチュア 14が取り付けられ、電磁石11のコア9に対向する上記アーマチュア14の先 端に印字ワイヤ15が取り付けられ、ガイドフレーム5に固着されたワイヤガイ ド16によって図示しないプラテン側に案内される。
【0006】 上記構成のドット印字ヘッドは、コイル10に通電していない状態において、 アーマチュア14を支持する板ばね7が永久磁石2の磁束によってコア9に吸引 されていて、上記印字ワイヤ15はワイヤガイド16の端面から突出しない状態 に置かれる。 この状態においてコイル10に通電すると、上記永久磁石2の磁束を打ち消す 磁束が発生し、板ばね7の弾性力によって印字ワイヤ15がワイヤガイド16の 端面から突出する。こうして突出した印字ワイヤ15は、ドット印字ヘッドに対 向して置かれたインクリボンと印字媒体をプラテンに強く押し付けて印字を行う 。
【0007】 ところで、上記構成のドット印字ヘッドにおいて、印字が行われた後、印字ワ イヤ15、アーマチュア14及び板ばね7(以下、この3部品を総称して「アー マチュアアッセンブリ」と言う。)は、再び永久磁石2の磁束によってコア9に 吸引されるが、その際、板ばね7とコア9が衝突するためアーマチュアアッセン ブリはリバウンドを繰り返しながら収束する。
【0008】 該リバウンドは2種類の成分から成り、その一つはコア9の反力によるリバウ ンドであり、他の一つはアーマチュアアッセンブリがコア9に衝突する直前まで 有していた回転中心回りの慣性モーメントによって発生するリバウンドである。 図3は従来のドット印字ヘッドにおけるリバウンドの説明図である。 図において、3はマグネットヨーク、4はスペーサ、7は板ばね、8はアーマ チュアヨーク、9はコア、14はアーマチュア、15は印字ワイヤである。
【0009】 板ばね7によってアーマチュアアッセンブリが回転してコア9に衝突すると、 衝突の直前まで有していた回転中心回りの慣性モーメントは、コア9のコーナ部 9aを中心とする慣性モーメントMになって、衝突後も上記アーマチュア14を 右方向に回転させようとする。その結果、アーマチュアアッセンブリの板ばね7 上の点Aは破線で示すようにx方向に変位し、見掛け上のリバウンド(オーバラ ンリバウンド)を発生する。
【0010】 これらのリバウンドは、アーマチュアアッセンブリがコア9に衝突する速度が 高くなるのに伴い増大し、運動の収束を遅らせるため、繰り返し印字を行う際に 良好な印字品位を維持することができない。 そこで、上記リバウンドを小さくするため、コア9による吸引力を小さくして リバウンドの発生を抑制するものが提供されている。
【0011】 図4は従来のドット印字ヘッドのアーマチュアヨークに座ぐりを設けた例の要 部拡大図である。 図に示すように、アーマチュアヨーク8の板ばね7に対向する面の中央側に座 ぐり8dを形成して、アーマチュアヨーク8と板ばね7間に空隙を設けている。 このため、アーマチュアヨーク8と板ばね7間を流れる磁束が減少してコア9の 吸引力を小さくするためリバウンドが小さくなり、板ばね7がコア9に復帰する のを容易にしている。ところが、吸引力は小さくなるが、その分印字速度が低く なってしまうため高速印字を行うことができない。
【0012】 そこで、上記リバウンドのうちオーバランリバウンド成分を抑制するためにア ーマチュアヨーク8の上面にストッパを設けたものが提供されている。 図5は従来のドット印字ヘッドにストッパを設けた例の要部拡大図である。 図において、22はアーマチュアヨーク8の上に配設された環状のストッパで ある。該ストッパ22は中心側に延び、アーマチュア14の後端14aに対向す る。そして、ストッパ22は、アーマチュアアッセンブリがコア9に吸引されて 静止した時に、アーマチュア14の後端14aに近接するように配設される。し たがって、アーマチュアアッセンブリがコア9に衝突した後、慣性モーメントに よって回転しようとするアーマチュア14の後端14aがストッパ22に衝突す る。このため、オーバリバウンド成分が小さくなり、運動の収束が早くなる。
【0013】 図6はストッパが有る場合と無い場合の波形比較図である。 図において、線aはコイル10(図2)に流れる駆動電流の波形を示す。該駆 動電流がコイル10に流れると、アーマチュア14は永久磁石2の磁束に対向し て発生する電磁石11の磁束によってコア9から解放され、点A(図3)は線b のように変位し、コア9に復帰する。そして、上記ストッパ22(図5)が無い 場合には線cに示すようにリバウンドし、ストッパ22が有る場合には線dに示 すようにリバウンドする。
【0014】 次に、ストッパを設けたドット印字ヘッドについて説明する。 図7は従来の他のドット印字ヘッドの断面図、図8は検出基板の平面図、図9 は従来のドット印字ヘッドの分解斜視図である。 図において、1はベースであり、該ベース1の端部に永久磁石2、マグネット ヨーク3、スペーサ4が順次積み重ねられ、該スペーサ4とガイドフレーム5と の間に、クランプ6によって板ばね7及びアーマチュアヨーク8が挟持されてい る。該アーマチュアヨーク8は、各アーマチュア14を包囲するための溝8aを ピンの数だけ有しており、各溝8a間に周辺部から中央に延びる突出部8bが形 成される。
【0015】 9は上記ベース1上に設けられたコア、10は該コア9の外周に巻装されたコ イルであり、これらコア9及びコイル10によって電磁石11が形成されている 。12はカバーであり、上記コイル10に配線を行うプリント基板13を保護し ている。上記板ばね7の可撓部には、上記アーマチュアヨーク8に隣接してアー マチュア14が取り付けられ、電磁石11のコア9に対向する上記アーマチュア 14の先端に印字ワイヤ15が取り付けられ、ガイドフレーム5に固着されたワ イヤガイド16によって図示しないプラテン側に案内される。
【0016】 また、THはドット印字ヘッド内の温度を検出するためのサーミスタ、23は ストッパである。 上記構成のドット印字ヘッドは、コイル10に通電していない状態において、 印字ワイヤ15が取り付けられたアーマチュア14を支持する板ばね7が永久磁 石2の磁束によってコア9に吸引されていて、上記印字ワイヤ15はワイヤガイ ド16の端面から突出しない状態に置かれる。
【0017】 この状態においてコイル10に通電すると、上記永久磁石2の磁束を打ち消す 磁束が発生し、板ばね7の弾性力によって印字ワイヤ15がワイヤガイド16の 端面から突出する。こうして突出した印字ワイヤ15は、ドット印字ヘッドに対 向して置かれたインクリボンと印字媒体をプラテンに強く押し付けて印字を行う 。
【0018】 ところで、各印字ワイヤ15ごとのドライブ時間にばらつきがあったり、イン クリボンや印字媒体との接触時間にばらつきがあったりすると、印字ワイヤ15 の復帰が想定している時間と異なり、アーマチュア14や板ばね7がコア9に衝 突したり、いつまでも印字ワイヤ15が復帰して来ずに印字不良を引き起こした りすることがある。
【0019】 そこで、各アーマチュア14の変位を検出して印字ワイヤ15ごとに異なる駆 動信号を発生させるようにしており、ドット印字ヘッドの内部にアーマチュア1 4の変位を検出する手段が設けられている。 17は上記ガイドフレーム5とアーマチュアヨーク8の間に設けられた検出基 板であり、印字ワイヤ15を挿通するための開口17aを有する。18は該検出 基板17上に設けられた固定極であり、該固定極18は小さな間隙を置いて各ア ーマチュア14に対向することによってコンデンサを形成し、所定の値の静電容 量を有する。
【0020】 静電容量の値は、固定極18とアーマチュア14との隙間に応じて決まり、印 字動作に伴いアーマチュア14が変位すると静電容量の値も変化する。そこで、 この変化を検出し、検出基板17上に設けられた検出制御素子19によってアー マチュア14に固着された印字ワイヤ15の動作を知ることができる。 また、アーマチュア14が変位する間にアーマチュア14の後端14a(図5 )が振動することがあり、該振動の発生を防止するためにストッパ23が設けら れている。該ストッパ23によって印字ワイヤ15のリバウンドのうちオーバリ バウンド成分を抑制したり、印字速度を高くしたり、アーマチュア14の後端1 4aにおけるオーバストロークでレーザ溶接部の剥離が発生するのを防止するこ とができる。
【0021】 図8において、17は検出基板、18は固定極、19は検出制御素子、24は 上記検出基板17の周辺に形成されたアース、25は上記固定極18のそれぞれ に接続されたリード線、26はコネクタである。 また、図9に示すように、マグネットヨーク3、スペーサ4、板ばね7、アー マチュアヨーク8、ストッパ23、検出基板17及びガイドフレーム5は、それ ぞれ位置決め用の基準穴20を有しており、該基準穴20に位置決めピン21を 通すことによって位置決めが行われる。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のドット印字ヘッドにおいては、ストッパ22,23 の寸法が小さく強度が不足し、隣接するアーマチュアアッセンブリの振動を上記 ストッパ22,23を介して拾ってしまい、機械的ノイズが大きくなる。 また、図5に示すドット印字ヘッドにおいては、ストッパ22をアーマチュア 14の後端14aに例えば0.03mm以内に近接させなければ効果が少なく、 例えばアーマチュアヨーク8及びアーマチュア14の厚さ、コア9の摩耗による アーマチュアアッセンブリの吸引角度、アーマチュア14と板ばね7間のレーザ 溶接によるアーマチュア14の後端14aの位置等にばらつきが生ずると、スト ッパ22とアーマチュア14の後端14aの間隙が各ピンごとに、あるいは各ド ット印字ヘッドごとに異なり、すべてのピンで安定した印字を行うことができな い。
【0023】 さらに、図7に示すドット印字ヘッドにおいては、ストッパ23が検出基板1 7の外周部のみを押さえるようになっているので、検出基板17を支持する力が 弱く、アーマチュアアッセンブリの振動でアーマチュア14と固定極18間の空 間のギャップが変動し、静電容量を正確に検出することができない。 さらに、固定極18同士が近接しているので、隣接するアーマチュアアッセン ブリの動作を誤って検出するなど電気的ノイズが発生しやすい。
【0024】 本考案は、上記従来のドット印字ヘッドの問題点を解決して、隣接するアーマ チュアアッセンブリの振動を拾って機械的ノイズを発生することがなく、各部品 の寸法や取付状態のばらつきなどによってストッパによるリバウンド抑制効果が 各ピンごとに異なることがなく、また、静電容量を検出するものにおいては、静 電容量やアーマチュアアッセンブリの動作を正確に知ることができるドット印字 ヘッドを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案のドット印字ヘッドにおいては、先端に印字ワイヤを固定 したアーマチュアが板ばねによって揺動自在に支持され、ベース上には上記アー マチュアに対向するようにコアが設けられる。 永久磁石が設けられ、磁束を発生して板ばねの弾性力に抗して上記アーマチュ アをコアに吸引させる。また、上記コアにはコイルが巻装され、通電時に上記永 久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放する。
【0026】 そして、上記板ばねは、外周部から中央に向けて突出して形成される突出部と 、該突出部内の切欠によって中央から外周部に向けて突出して形成される舌状部 を有している。該舌状部は、上記アーマチュアに固定されて該アーマチュアと一 体的に揺動する。 また、上記板ばねの上にストッパを隣接して積層している。該ストッパは上記 舌状部に対応する位置に係止片を有し、該係止片を上記舌状部に係止させている 。
【0027】 また、アーマチュアヨークにアーマチュアを包囲する溝を形成し、該溝間に突 出部を形成する。そして、上記ストッパは、上記アーマチュアヨークに対応する 位置に溝を有し、該溝間に突出部を形成することができる。 アーマチュアアッセンブリの動作を静電容量によって検出するようにしたドッ ト印字ヘッドにおいては、該アーマチュアヨークの上にストッパが積層され、該 ストッパの上には、コアに対応する位置に固定極が取り付けられた検出基板が積 層される。また、上記検出基板の上にガイドフレームが積層される。そして、少 なくとも上記永久磁石、板ばね、アーマチュアヨーク、検出基板及びガイドフレ ームはクランプによって挟まれ締め付けられる。
【0028】
【作用】
本考案によれば、上記のように先端に印字ワイヤを固定したアーマチュアが板 ばねによって揺動自在に支持され、ベース上には上記アーマチュアに対向するよ うにコアが設けられる。そして、永久磁石が設けられ、磁束を発生して板ばねの 弾性力に抗して上記アーマチュアをコアに吸引させる。また、上記コアにはコイ ルが巻装され、通電時に上記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放す る。
【0029】 そして、上記板ばねは、外周部から中央に向けて突出して形成される突出部と 、該突出部内の切欠によって中央から外周部に向けて突出して形成される舌状部 を有している。該舌状部は上記アーマチュアに固定されていて、該アーマチュア をコアに対して吸引させたり、解放させたりすると、舌状部は上記アーマチュア と一体的に揺動する。
【0030】 そして、上記板ばねの上にストッパを隣接して積層しており、該ストッパは上 記舌状部に対応する位置に係止片を有し、該係止片を上記舌状部に係止させてい る。したがって、コアにアーマチュアが衝突した時の慣性モーメントによってア ーマチュアの後端が上昇しようとすると、上記ストッパの係止片が舌状部を介し て板ばねを係止し、オーバリバウンド成分を抑制する。
【0031】 上記ストッパは上記板ばねに隣接して積層されているため、アーマチュアヨー ク及びアーマチュアの厚さ、コアの摩耗によるアーマチュアアッセンブリの吸引 角度、板ばね上のアーマチュアの後端の位置等のばらつきの影響を受けることが なくなり、各ピンごとのリバウンド抑制効果が均一になる。 さらに、上記板ばねの舌状部を係止する係止片がストッパから突出して形成さ れているので、隣接するアーマチュアアッセンブリの影響を受けることがなくな る。
【0032】 また、アーマチュアヨークにアーマチュアを包囲する溝を形成するとともに、 該溝間に突出部を形成している。そして、アーマチュアヨークの上にはストッパ が積層される。したがって、コアにアーマチュアが衝突した時の慣性モーメント によってアーマチュアの後端が上昇しようとすると、アーマチュアの後端がスト ッパに当たり、オーバリバウンド成分が抑制される。上記ストッパは、上記アー マチュアヨークに対応する位置に溝を有し、該溝間に突出部を形成している。し たがって、ストッパの強度を高くすることができ、隣接するアーマチュアアッセ ンブリの影響を受けて機械的ノイズが発生するのを防止することができる。
【0033】 アーマチュアアッセンブリの動作を静電容量によって検出するようにしたドッ ト印字ヘッドにおいては、ストッパの上には、コアに対応する位置に固定極を備 える検出基板が積層される。したがって、上記アーマチュアが揺動する時の固定 極とアーマチュア間の静電容量を検出することができる。 そして、上記検出基板の上にガイドフレームが積層され、少なくとも上記永久 磁石、板ばね、アーマチュアヨーク、検出基板及びガイドフレームはクランプに よって挟まれ締め付けられる。したがって、検出基板はガイドフレーム、ストッ パ及びアーマチュアヨークによって強固に固定される。
【0034】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の第1の実施例を示すドット印字ヘッドの要部断面図、図10は 本考案の第1の実施例におけるストッパの拡大図である。 図において、3はマグネットヨーク、4はスペーサ、7は板ばね、8はアーマ チュアヨーク、9はコア、14はアーマチュア、15は印字ワイヤ、31は上記 板ばね7とアーマチュアヨーク8間に配設されるストッパである。
【0035】 上記板ばね7は、外周部から中央に向けてピンの数だけ突出して形成されると ともにアーマチュア14を支持する突出部7aを有しており、該突出部7aに切 欠7bが形成されている。該切欠7bには中央から外周部に向けて舌状部7cが 形成され、該舌状部7cはレーザ溶接によってアーマチュア14と固定されてい て、アーマチュア14と一体的に揺動するようになっている。
【0036】 また、上記ストッパ31には、各舌状部7cに対応して一対の係止片31a, 31bが中央に向けて突出形成されている。該係止片31a,31bは、それぞ れ「L」字状の形状を有しており、先端が上記舌状部7cに接触して両側から係 止するように配置されている。 そして、上記ストッパ31の係止片31a,31bと舌状部7cの接線kはア ーマチュアアッセンブリの回転中心になる。そして、アーマチュアアッセンブリ がコイル10(図2参照)の励磁によって変位を始め、印字を行った後コア9に 復帰するまで係止片31a,31bと舌状部7cは接触し続け、お互いに力を及 ぼさない。そして、アーマチュアアッセンブリがコア9に衝突した後のオーバラ ンリバウンド成分を抑制することができる。
【0037】 また、各係止片31a,31bは、各ピンごとに独立して配設されているので 、隣接するアーマチュアアッセンブリの振動の影響を受けることがなく、機械的 ノイズが発生するのを防止することができる。 また、ストッパ31が板ばね7に隣接して積層されているので、ストッパ31 の係止片31a,31bの位置のばらつきを考慮するだけでよく、他の部品の寸 法にばらつきがあっても印字特性に影響はない。
【0038】 次に、本考案の第2の実施例について説明する。 図11は本考案の第2の実施例を示すドット印字ヘッドの断面図、図12は本 考案の第2の実施例のストッパの平面図、図13は本考案の第2の実施例のスト ッパの配設図、図14は本考案の第2の実施例を示すドット印字ヘッドの分解斜 視図である。
【0039】 図において、1はベースであり、該ベース1の端部に永久磁石2、マグネット ヨーク3、スペーサ4が順次積み重ねられ、上記スペーサ4とガイドフレーム5 との間に、クランプ6によって板ばね7及びアーマチュアヨーク8が挟持されて いる。該アーマチュアヨーク8は、各アーマチュア14を包囲するための溝8a (図14)をピンの数だけ有しており、各溝8a間に周辺部から中央に延びる突 出部8bが形成される。
【0040】 9は上記ベース1上に設けられたコア、10は該コア9の外周に巻装されたコ イルであり、これらコア9及びコイル10によって電磁石11が形成されている 。12はカバーであり、上記コイル10に配線を行うプリント基板13を保護し ている。上記板ばね7の可撓部には、上記アーマチュアヨーク8に隣接してアー マチュア14が取り付けられ、電磁石11のコア9に対向する上記アーマチュア 14の先端に印字ワイヤ15が取り付けられ、ガイドフレーム5に固着されたワ イヤガイド16によって図示しないプラテン側に案内される。
【0041】 また、THはドット印字ヘッド内の温度を検出するためのサーミスタ、33は ストッパである。 上記構成のドット印字ヘッドは、コイル10に通電していない状態において、 印字ワイヤ15が取り付けられたアーマチュア14を支持する板ばね7が永久磁 石2の磁束によってコア9に吸引されていて、上記印字ワイヤ15はワイヤガイ ド16の端面から突出しない状態に置かれる。
【0042】 この状態においてコイル10に通電すると、上記永久磁石2の磁束を打ち消す 磁束が発生し、板ばね7の弾性力によって印字ワイヤ15がワイヤガイド16の 端面から突出する。こうして突出した印字ワイヤ15は、ドット印字ヘッドに対 向して置かれたインクリボンと印字媒体をプラテンに強く押し付けて印字を行う 。
【0043】 ところで、各印字ワイヤ15ごとのドライブ時間にばらつきがあったり、イン クリボンや印字媒体との接触時間にばらつきがあったりすると、印字ワイヤ15 の復帰が想定している時間と異なり、アーマチュア14や板ばね7がコア9に衝 突したり、いつまでも印字ワイヤ15が復帰して来ずに印字不良を引き起こした りすることがある。
【0044】 そこで、各アーマチュア14の変位を検出して印字ワイヤ15ごとに異なる駆 動信号を発生させるようにしており、ドット印字ヘッドの内部にアーマチュア1 4の変位を検出する手段が設けられている。 17は上記ガイドフレーム5とアーマチュアヨーク8の間に設けた検出基板で あり、印字ワイヤ15を挿通するための開口17a(図14)を有する。18は 該検出基板17上に設けられた固定極であり、該固定極18は小さな間隙を置い て各アーマチュア14に対向することによってコンデンサを形成し、所定の値の 静電容量を有する。
【0045】 この値は、固定極18とアーマチュア14との隙間に応じて決まり、印字動作 に伴いアーマチュア14が変位すると静電容量の値も変化する。そこで、この変 化を検出し、上記検出基板17上に設けられた検出制御素子19によってアーマ チュア14に固着された印字ワイヤ15の動作を知ることができる。 また、アーマチュア14が変位する間にアーマチュア14の後端14a(図5 参照)が振動することがあり、該振動の発生を防止するためにストッパ33が設 けられている。該ストッパ33はアーマチュアヨーク8と同様に、各アーマチュ ア14の形状に対応してピンの数だけの溝33aを有しており、各溝33a間に 突出部33bが形成される。また、上記固定極18はストッパ33の各溝33a 内に両者が接触することがないように配設されているため、電気的に導通するこ とがない。
【0046】 上記ストッパ33によって印字ワイヤ15のうちオーバリバウンド成分を抑制 したり、印字速度を高くしたり、アーマチュア14の後端14aにおけるオーバ ストロークでレーザ溶接部の剥離が発生するのを防止する。この場合、上記突出 部33bの先端が中央にせり出しているため、十分な強度を有するため、隣接す るアーマチュアアッセンブリの動作によって機械的ノイズが発生することがなく なる。
【0047】 そして、上記検出基板17は上方がガイドフレーム5によって、下方がストッ パ33とアーマチュアヨーク8によって保持されるため、アーマチュアアッセン ブリが振動してもアーマチュア14と固定極18間の間隙が変動することがなく なり、静電容量を正確に検出することができる。 また、上記ストッパ33は検出基板17のアース24に接触させられるため、 隣接するアーマチュアアッセンブリが動作する時の電気的ノイズを遮断すること ができる。
【0048】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づい て種々変形することが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものでは ない。
【0049】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、板ばねが、外周部から中央に向 けて突出して形成される突出部と、該突出部内の切欠によって中央から外周部に 向けて突出して形成される舌状部を有していて、該舌状部が上記アーマチュアに 固定される。そして、上記板ばねの上にストッパを隣接して積層しており、該ス トッパは上記舌状部に対応する位置に係止片を有し、該係止片を上記舌状部に係 止している。したがって、コアにアーマチュアが衝突した時の慣性モーメントに よってアーマチュアの後端が上昇しようとすると、上記ストッパの係止片が舌状 部を介して板ばねを係止し、リバウンドのうちオーバリバウンド成分を抑制する ことができる。
【0050】 上記ストッパは上記板ばねに隣接して積層されているため、アーマチュアヨー クやアーマチュアの厚さ、コアの摩耗によるアーマチュアアッセンブリの吸引角 度、板ばね上のアーマチュアの後端の位置等のばらつきの影響を受けることがな くなり、すべてのピンで安定した印字を行うことができる。 さらに、上記板ばねの舌状部を係止する係止片がストッパから突出して形成さ れ、それぞれ独立してアーマチュアのオーバリバウンド成分を抑制するため、隣 接するアーマチュアアッセンブリの影響を受けることがなくなる。
【0051】 このように、機械的ノイズ、電気的ノイズの影響を受けることがなくなるので 、印字品位を向上させることができる。 また、アーマチュアアッセンブリの動作を静電容量を検出することによって知 るようにしたドット印字ヘッドにおいては、アーマチュアヨークの上にストッパ が積層され、該ストッパの上には、コアに対応する位置に固定極が取り付けられ た検出基板が積層される。したがって、上記コアにアーマチュアが衝突した時に 、慣性モーメントによってアーマチュアの後端が上昇しようとすると、アーマチ ュアの後端がストッパに当たり、オーバリバウンド成分が抑制される。
【0052】 そして、上記検出基板の上にガイドフレームが積層され、少なくとも上記永久 磁石、板ばね、アーマチュアヨーク、検出基板及びガイドフレームはクランプに よって挟まれ締め付けられ、かつ、検出基板はガイドフレーム、ストッパ及びア ーマチュアヨークによって強固に固定されるので、静電容量を正確に検出するこ とができ、アーマチュアアッセンブリの動作を良好に制御することができる。
【0053】 さらに、上記ストッパは、上記アーマチュアヨークに対応する位置に溝を有し 、該溝間に突出部を形成している。したがって、ストッパの強度を高くすること ができ、隣接するアーマチュアアッセンブリの影響を受けて機械的ノイズが発生 するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すドット印字ヘッド
の要部断面図である。
【図2】従来のばねチャージ型のドット印字ヘッドの断
面図である。
【図3】従来のドット印字ヘッドにおけるリバウンドの
説明図である。
【図4】従来のドット印字ヘッドのアーマチュアヨーク
に座ぐりを設けた例の要部拡大図である。
【図5】従来のドット印字ヘッドにストッパを設けた例
の要部拡大図である。
【図6】ストッパが有る場合と無い場合の波形比較図で
ある。
【図7】従来の他のドット印字ヘッドの断面図である。
【図8】検出基板の平面図である。
【図9】従来のドット印字ヘッドの分解斜視図である。
【図10】本考案の第1の実施例におけるストッパの拡
大図である。
【図11】本考案の第2の実施例を示すドット印字ヘッ
ドの断面図である。
【図12】本考案の第2の実施例のストッパの平面図で
ある。
【図13】本考案の第2の実施例のストッパの配設図で
ある。
【図14】本考案の第2の実施例を示すドット印字ヘッ
ドの分解斜視図である。
【符号の説明】
2 永久磁石 5 ガイドフレーム 6 クランプ 7 板ばね 7a 突出部 7b 切欠 7c 舌状部 8 アーマチュアヨーク 8a 溝 9 コア 10 コイル 14 アーマチュア 15 印字ワイヤ 17 検出基板 18 固定極 31,33 ストッパ 31a,31b 係止片 33a 溝 33b 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸本 充 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)考案者 安藤 紘一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)考案者 大石 登 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)考案者 三村 隆則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に印字ワイヤを固定したアーマチュ
    アと、該アーマチュアに対向して設けられるコアと、上
    記アーマチュアを固定し、かつ、揺動自在に支持する板
    ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
    アーマチュアをコアに吸引する永久磁石と、上記コアに
    巻装され、通電によって磁束を発生し、上記永久磁石の
    磁束を打ち消してアーマチュアを解放するコイルとから
    成るドット印字ヘッドにおいて、 (a)上記板ばねは、外周部から中央に向けて突出して
    形成される突出部と、該突出部内の切欠によって中央か
    ら外周部に向けて突出して形成される舌状部を有してお
    り、 (b)該舌状部は上記アーマチュアに固定されて該アー
    マチュアと一体的に揺動し、 (c)上記板ばねの上にストッパを隣接して積層すると
    ともに、 (d)該ストッパは上記舌状部に対応する位置に係止片
    を有し、該係止片を上記舌状部に係止させたことを特徴
    とするドット印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 (a)上記ストッパの上に積層されると
    ともに、コアに対応する位置に固定極が取り付けられた
    検出基板と、 (b)該検出基板の上に積層されたガイドフレームと、 (c)少なくとも上記永久磁石、板ばね、アーマチュア
    ヨーク、検出基板及びガイドフレームを挟んで締め付け
    るクランプとを有する請求項1記載のドット印字ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 先端に印字ワイヤを固定したアーマチュ
    アと、該アーマチュアに対向して設けられるコアと、上
    記アーマチュアを固定し、かつ、揺動自在に支持する板
    ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
    アーマチュアをコアに吸引する永久磁石と、上記コアに
    巻装され、通電によって磁束を発生し、上記永久磁石の
    磁束を打ち消してアーマチュアを解放するコイルとから
    成るドット印字ヘッドにおいて、 (a)上記アーマチュアを包囲する溝を有し、該溝間に
    突出部を形成したアーマチュアヨークと、 (b)該アーマチュアヨークの上に積層されるストッパ
    とを有し、 (c)該ストッパは、上記アーマチュアヨークに対応す
    る位置に溝を有し、該溝間に突出部を形成したことを特
    徴とするドット印字ヘッド。
  4. 【請求項4】 (a)上記ストッパの上に積層されると
    ともに、コアに対応する位置に固定極が取り付けられた
    検出基板と、 (b)該検出基板の上に積層されたガイドフレームと、 (c)少なくとも上記永久磁石、板ばね、アーマチュア
    ヨーク、検出基板及びガイドフレームを挟んで締め付け
    るクランプとを有する請求項3記載のドット印字ヘッ
    ド。
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