JPH0541992U - コントロールケーブルの隔壁貫通部構造 - Google Patents

コントロールケーブルの隔壁貫通部構造

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JPH0541992U
JPH0541992U JP10015791U JP10015791U JPH0541992U JP H0541992 U JPH0541992 U JP H0541992U JP 10015791 U JP10015791 U JP 10015791U JP 10015791 U JP10015791 U JP 10015791U JP H0541992 U JPH0541992 U JP H0541992U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、乗物のトランクルーム隔壁をコン
トロールケーブルが貫通するコントロールケーブルの隔
壁貫通部構造に関し、隔壁貫通部を液密構成としてトラ
ンクルーム内への水の侵入を阻止することを目的とす
る。 【構成】 トランクルーム9の隔壁11の貫通穴12を
貫通して液密に取り付けられるパイプ部材16が設けら
れ、このパイプ部材16にガイドパイプ15にて被装さ
れるコントロールケーブル5が挿通され、トランクルー
ム9の外側部で、パイプ部材16とガイドパイプ15と
の表面を防水性コネクタ19で被蔽するとともに、クリ
ップ20により防水性コネクタ19とパイプ部材16お
よびガイドパイプ15を緊締するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コントロールケーブルが乗物のトランクルーム隔壁を貫通する箇所 におけるコントロールケーブルの隔壁貫通部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コントロールケーブルがトランクルーム隔壁を貫通する構造を大型 バスに適用する例があるが、このような大型バスでは、車両後部にエンジンが設 けられ、車両前部の運転席部からエンジンを制御するコントロールケーブルとか 後部車輪を制御するパーキングケーブル(以下、コントロールケーブルというと きは、これらのケーブルを総称していう場合がある)が客席の床下部に配設され ている。
【0003】 すなわち、これらのコントロールケーブルは、例えば車両の車長方向に亘って 延在される部材などに取り付けられた数個の支持片に支持されて客席通路の下方 部に沿って配設されており、途中で、トランクルームの内側上方を通過し、トラ ンクルーム後方の後部車輪およびエンジンなどが設けられる空間部とトランクル ームとを仕切る隔壁を貫通して張設されている。
【0004】 このようなコントロールケーブルは運転席部からの操作により前後方向に摺動 されるため、隔壁の貫通部において隔壁と固着させることができず、従来では、 図5に示すように、隔壁11の貫通穴12にグロメット13を嵌め込み、このグ ロメット13にコントロールケーブル5を挿通させることにより、コントロール ケーブル5と隔壁11との隙間を塞ぎ、しかもコントロールケーブル5が隔壁1 1に対して摺動可能であるようにした隔壁貫通構造としている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のコントロールケーブルの隔壁貫通部構造では 、コントロールケーブルがトランクルーム隔壁に嵌められたグロメットを貫通す るだけで貫通部が充分な液密的構造となっていないために、この貫通部を通って トランクルーム隔壁の外側から、後部車輪の泥はねによる泥水とか雨水などが隔 壁の内側に侵入し、トランクルーム内の収納荷物を汚すことになるという課題が ある。
【0006】 本考案は、このような課題に鑑み創案されたもので、コントロールケーブルの トランクルーム隔壁部貫通構造を液密的構成とすることにより、トランクルーム 内への水の侵入を阻止するようにした、コントロールケーブルの隔壁貫通部構造 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案のコントロールケーブルの隔壁貫通部構造は、乗物のトラン クルーム隔壁をコントロールケーブルが貫通する隔壁貫通部において、該トラン クルーム隔壁の貫通穴を貫通して該貫通穴と液密に取り付けられるパイプ部材が 設けられ、かつ、該パイプ部材にガイドパイプにて被装される該コントロールケ ーブルが挿通され、該トランクルームの外側部で、該パイプ部材と該ガイドパイ プとの表面を防水性コネクタで被蔽するとともに、クリップにより該コネクタと 該パイプ部材および該ガイドパイプを緊締するようにしたことを特徴としている 。
【0008】
【作用】
上述の本考案のコントロールケーブルの隔壁貫通部構造では、トランクルーム 隔壁を液密的に貫通するパイプ部材の中にガイドパイプにて被装されるコントロ ールケーブルが挿通され、しかも、トランクルーム隔壁の外側において、パイプ 部材とガイドパイプとを防水性コネクタで被い且つクリップで締めつけて、パイ プ部材とガイドパイプとの挿通部を防水的にカバーしている。従って、隔壁外部 からコントロールケーブル貫通部を経てトランクルーム内に水が侵入しない。
【0009】
【実施例】
以下、図面により、本考案の一実施例について説明すると、図1は本考案によ るコントロールケーブルの隔壁貫通部構造の一実施例を示す断面図、図2はその 隔壁貫通部構造の側視図、図3は本コントロールケーブルの隔壁貫通部構造を有 する大型バスの一部を切除して隔壁貫通部を示した側視図、図4は図3のIV− IV矢視による車両右側片方部分の断面図であり、図1〜図4中、図5と同じ符 号はほぼ同様の部分を示している。
【0010】 図3は本コントロールケーブルの隔壁貫通部構造を有する一例としての大型バ スを示したもので、このような大型バス1では、車両後部にエンジン2が設けら れ、車両前部の運転席部3からエンジン2を制御するコントロールケーブル5と か後部車輪4を制御する図示しないパーキングケーブル(このパーキングケーブ ルもコントロールケーブルである)が客席6の床下部に配設されている。
【0011】 そして、これらのコントロールケーブル5は、図3,図4に示すように、例え ば、車両の車長方向に亘って延在される部材7などに取り付けられた数個の支持 片8に支持されて客席通路6aの下方部に沿って配設されており、途中で、冷房 ユニット収納室14を経由し、更にトランクルーム9の内側上方を通過し、トラ ンクルーム9後方の後部車輪4およびエンジン2などが設けられる空間部10と トランクルーム9とを仕切る隔壁11を貫通して張設されている。
【0012】 すなわち、このコントロールケーブル配設のための取付構造としては、図4に 示すように、コントロールケーブル5がガイドパイプ15にて被装された状態で 、例えば客席6の床下部において車長方向に延在される部材7に取り付けた支持 片8とクランプ8aにて支持されている。そして、その途中で左右のトランクル ーム9,9が連通する連通部9aの上方を通過し、またトランクルーム9の後方 隔壁11を貫通して配設されている。
【0013】 さて、本隔壁貫通部構造は、このようにコントロールケーブル5がトランクル ーム9の隔壁11を貫通する貫通部、特に後部車輪4が設置される空間部10と 隣接するトランクルーム外側隔壁11の貫通部に設けられるものである。
【0014】 すなわち、図1,図2に示すように、鉄などの金属製であるトランクルーム隔 壁11の貫通穴12に対して、同じく金属製のパイプ部材16を隔壁外側部に或 る程度突き出すようにして貫通させ、隔壁11とパイプ部材16との接合部12 aを溶接固着するとともに、溶接後、隔壁11とパイプ部材16との接合部12 aにシーラ剤17を塗布する。これにより、隔壁11とパイプ部材16とは強固 に固定されるとともに液密的に結合された貫通部構造が構成される。
【0015】 また、コントロールケーブル5は車両の床下部のほぼ全長に亘る長さのポリプ ロピレンなど樹脂製のガイドパイプ15にて被装され、且つ、ガイドパイプ15 の外側端部には閉塞栓18が嵌着されており、ガイドパイプ15内をコントロー ルケーブル5が前後に摺動し得るとともに、ガイドパイプ15内に水などが入ら ないように構成されている。
【0016】 そして、このようにコントロールケーブル5を被装するガイドパイプ15を上 記パイプ部材16に挿通させることにより、コントロールケーブル5およびガイ ドパイプ15が隔壁11を貫通することになるもので、この場合のガイドパイプ 15の外径とパイプ部材16の内径はほぼ同じ寸法に形成されている。
【0017】 なお、実際の製造手順としては、ガイドパイプ15が先に車体に取り付けられ てパイプ部材16に挿通されており、コントロールケーブル5は後からガイドパ イプ15に挿通される手順にて製作される。
【0018】 さらに、隔壁11の外側部において、ガイドパイプ15がパイプ部材16より 突き出している部分、すなわち、パイプ部材16の外側の端部部分で、ガイドパ イプ15とパイプ部材16との外周を包むようにしてゴムのような弾性且つ防水 性を有するコネクタ19にて両部材16,15を一緒に被蔽し、その外側より両 部材それぞれの部分を数個のクリップ20を用いて締め付ける。これにより、ガ イドパイプ15とパイプ部材16との挿通部は液密的にカバーされて結合された 挿通部構造が構成される。
【0019】 なお、上記したガイドパイプ15端部の閉塞栓18は、本考案によるトランク ルーム隔壁貫通部構造の液密的構成とは直接関係がなく、これはガイドパイプ1 5内への水の侵入を防止するためのものである。
【0020】 上述の構成により、本考案によるコントロールケーブルのトランクルーム隔壁 貫通部構造は、隔壁11とパイプ部材16とは溶接とシーラ剤処理により堅固で 良好な液密構造が保たれており、また、隔壁11の外側でガイドパイプ15とパ イプ部材16とは防水性コネクタ19で被蔽され且つクリップ20にて緊締され て確実な液密構造が保たれているため、コントロールケーブル5が摺動するよう な隔壁貫通部での液密構成が完成されていて、隔壁11の外側からトランクルー ム9内部への雨水及び洗車水の侵入とか、後部車輪4の泥はねによる泥水の侵入 などを確実且つ良好に阻止することができ、トランクルーム9内の収容荷物を汚 損させるようなことがないものである。
【0021】 そして、コントロールケーブル5を被装して防錆保護する樹脂製のガイドパイ プ15と金属製のトランクルーム隔壁11との、非金属対金属間における困難な 液密的結合を1個の金属製のパイプ部材16を補設する程度の簡潔な構成により 、確実,容易に達成し、しかも、その構成が堅牢であって車両の振動等に対して 充分耐え得られるとともに、コントロールケーブル5の取り替え修理などのとき にもクリッブ20とコネクタ19を外すことにより容易に行なうことができるも のである。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のコントロールケーブルの隔壁貫通部構造によれ ば、乗物のトランクルーム隔壁をコントロールケーブルが貫通する隔壁貫通部に おいて、該トランクルーム隔壁の貫通穴を貫通して該貫通穴と液密に取り付けら れるパイプ部材が設けられ、かつ、該パイプ部材にガイドパイプにて被装される 該コントロールケーブルが挿通され、該トランクルームの外側部で、該パイプ部 材と該ガイドパイプとの表面を防水性コネクタで被蔽するとともに、クリップに より該コネクタと該パイプ部材および該ガイドパイプを緊締するようにしている ので、簡単な構成により、コントロールケーブルのトランクルーム隔壁貫通部か らトランクルーム内への水の侵入を確実に阻止することができ、これによりトラ ンクルーム内およびその収容荷物を汚損することがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコントロールケーブル
の隔壁貫通部構造の断面図である。
【図2】図1の隔壁貫通部構造の側視図である。
【図3】本考案の隔壁貫通部の存在位置を示す一例とし
ての大型バスの一部切断側視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視による車両片側部の断面
図である。
【図5】従来例によるコントロールケーブルの隔壁貫通
部構造の断面図である。
【符号の説明】
1 大形バス 2 エンジン 3 運転席部 4 後部車輪 5 コントロールケーブル 6 客席 6a 客席通路 7 車長方向に亘って延在する部材 8 支持片 8a クランプ 9 トランクルーム 9a 連通部 10 空間部 11 隔壁 12 貫通穴 12a 接合部 13 グロメット 14 冷房ユニット収納室 15 ガイドパイプ 16 パイプ部材 17 シーラ剤 18 閉塞栓 19 コネクタ 20 クリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物のトランクルーム隔壁をコントロー
    ルケーブルが貫通する隔壁貫通部において、該トランク
    ルーム隔壁の貫通穴を貫通して該貫通穴と液密に取り付
    けられるパイプ部材が設けられ、かつ、該パイプ部材に
    ガイドパイプにて被装される該コントロールケーブルが
    挿通され、該トランクルームの外側部で、該パイプ部材
    と該ガイドパイプとの表面を防水性コネクタで被蔽する
    とともに、クリップにより該コネクタと該パイプ部材お
    よび該ガイドパイプを緊締するようにしたことを特徴と
    する、コントロールケーブルの隔壁貫通部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143877U (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 日産自動車株式会社 ケ−ブルのダツシユパネル貫通部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59143877U (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 日産自動車株式会社 ケ−ブルのダツシユパネル貫通部構造

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