JPH0542008Y2 - - Google Patents

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JPH0542008Y2
JPH0542008Y2 JP1989010100U JP1010089U JPH0542008Y2 JP H0542008 Y2 JPH0542008 Y2 JP H0542008Y2 JP 1989010100 U JP1989010100 U JP 1989010100U JP 1010089 U JP1010089 U JP 1010089U JP H0542008 Y2 JPH0542008 Y2 JP H0542008Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシヤンプー、液体洗剤、化粧品その
他の液状内容物の包装容器として使用されるプラ
スチツクボトル容器に関するものである。
[従来の技術] シヤンプー、液体洗剤、化粧品その他の液状内
容物の包装容器として、合成樹脂製ボトル容器が
用いられている。
これらの容器は、外観を良くするために、着色
樹脂で成形し、成形後に容器の表面に印刷を施し
たり、ラベルを貼着したりしていたが、この場
合、容器の成形とは別の工程を要し、しかも使用
中に水に浸され或いは摩擦されて剥がれる問題が
あつた。
この問題を解決するために、本件出願人は先
に、昭和54年実用新案出願公告第9570号公報に示
される、外面に線条網目模様を有するボトル容器
を提案した。
これは、「パリソンの軸方向に対して斜め一方
の線条とパリソンの軸方向に対して斜めまたは平
行な他方の軸条とを交差させてなる合成樹脂の線
条網目構造体が、外面に一体に溶着されて押出さ
れたパリソンを、ブロー成形してなる外面部に網
目模様を有する合成樹脂ブロー成形容器」であ
り、外観が面白く、工程が増加しない長所を有し
ている。
[考案が解決しようとする課題] しかし線条網目構造体が容器の壁厚にくい込ん
で融着成形されるので模様が剥がれることはない
が、この部分での酸素の透過率が大きくなり、酸
素に対するバリアー性が幾分低下する問題があ
る。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、網目模様を有して外観が面白くて、
生産工程が増加することがなく、しかも酸素に対
するバリアー性を確保でき、内容物液面高を透視
できるように構成可能な多層の網目ボトルを提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案の多層の網目ボ
トルは、内側の層と中間層と外側の層とが径方向
に積層した多層溶融樹脂管条体をブロー成形して
なり、前記中間層は前記内側の層及び前記外側の
層よりも酸素透過性が小さく、前記内側の層と前
記外側の層との少なくとも一方は表面に線条網目
構造体を一体に融着させて備え、前記線網目構造
体は前記多層溶融樹脂管状体の軸方向に対して斜
めな第1の線条と前記軸方向に対して斜めまたは
平行な第2の線条とが交差してなり、前記両線条
はその各々の前記融着した層の材料と同じ材料で
あつて、かつ色彩的性質を異にするものであり、
かつ前記内側の層と前記外側の層との少なくとも
一方には前記軸方向に融着した層よりも光線透過
率の大きい帯状部分を有することを特徴としてい
る。
[作用] このように構成された多層の網目ボトルにおい
ては、中間層は全周にわたり均一の厚みをもつて
成形され得て、かつ周方向の特定の部分で分子が
特定方向に配向して酸素の通りやすい通路を形成
する恐れがない。従つてこの中間層を、エバール
等の酸素に対するバリア性の高い樹脂で構成すれ
ば、酸素に対するバリアー性を低下させない。
また線条網目構造体は周方向の通半部分特に全
部と色彩的性能を異にした場合、網目模様が浮出
して面白い効果を生ずる。
更にまた内側の層と外側の側の層のうち少なく
とも一方の周方向の少なくとも一部分に、前記過
半部分よりも光線透過率の大きい樹脂を用いてこ
の部分を帯状に成形することができるから、この
場合はこの帯状の部分を通して内容液面高を透視
可能になる。
いずれの場合も模様を入れることにより工程増
加を招かない。
[実施例] 以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。
第1図において1は多層の網目ボトルである。
多層の網目ボトル1は第2図に示すような、内側
の層2と中間層3と外側の層4とが、間に接着剤
層6,6を挟んで径方向に積層した多層溶融樹脂
管状体5を、ブロー成形してなる。
外側の層4は、その表面に線条網目構造体7を
一体に融着させて備える。
線条網目構造体7は、多層溶融樹脂管状体5の
軸8方向(第2図の紙面に垂直な方向)に対して
斜め第1の線条7aと、軸8方向に対して斜めな
第2の軸条7bとが交差してなる。
このような、表面に線条網目構造体を一体に埋
込んで融着された管状溶融樹脂層を得る方法と装
置との一例は前記昭和54年実用新案出願公告第
9570号に詳細に示されており、また3つの管状の
溶融樹脂をそれらの間に溶着剤層を挟んで積層し
た状態で押出して多層の溶融樹脂管状体を得る装
置の一例については後述する。
第1の線条7aと第2の線条7bとはそれらが
融着した外側の層4と同じ材質(例えばポリエチ
レンやポリプロピレン)であり色彩的性質のみを
異にしている。例えば、外側の層4が着色材で線
条7a,7bはナチユラル材、或いは外側の層4
がナチユラル材で線条7a,7bは同一色の着色
材、或いはまた外側の層4が第1の色の着色材で
線条7a,7bは各々第2の色、第3の色の着色
材、等である。
このとき、内側の層としてはいずれの場合もナ
チユラル材または着色材を用いることができる。
中間層については酸素透過率の小さい材料、例
えばエバール等を用いることができる。
以上に説明した多層溶融樹脂管状体5では、外
側の層4の外面に線状網目構造体が融着していた
が、外側の層4の内面に融着してもよく、また外
側の層4ではなく内側の層2の外面に線状網目構
造体を融着させてもよい。また内側の層と外側の
層との両方の表面に融着さていもよい。
いずれの場合の網目構造体部分が残余の部分と
色彩的性質が異なるので網目模様が浮き出す。
以上説明した多層の網目ボトル1においては線
条7a,7bが融着した層はその全周にわたり線
条7a,7bとは色彩的性質が異なつており、容
器の全周にわたり網目模様が浮出されたが、第3
図に示す多層の網目ボトル1aのように、容器の
周方向の一部分に透視用の帯状部分11を設け
て、この部分では網目模様が浮き出さず、内容液
面高の透視の邪魔にならないように構成すること
もできる。
すなわち多層の網目ボトル1aは第4図に示す
多層樹脂管状体5aをブロー成形してなり、多層
溶融樹脂管状体5aは周方向の一部分が残余の過
半部分12より光線透過率が大きくされて帯状の
透視用の帯状部11をなしている。
すなわち、透視用の帯状部11では内側の層2
aと外側の層4aとが過半部分12における部分
2c,4cより光線透過率の高い樹脂で構成され
て帯状部2b,4bをなす。
このような透視用の帯状部11を形成する技術
は本件出願人の昭和63年12月16日付の特許願「透
視用線条付き多層中空容器及び多層共押出し用ダ
イヘツド」に示されており、これはまた前述の3
つの管状の溶融樹脂層をそれらの間に接着剤層を
挟んで積層した状態で押出して多層の溶融樹脂管
状体を得る装置もを示している。
透視用の帯状部11でも線条網目構造体が浮出
してしまうと透視機能を妨げるので帯条部2b,
4bはこれらの部分にかかる線条網目構造体の部
分7c,7dとほぼ同じ色彩的性質をもつ樹脂で
構成する。
このような樹脂構成の例としては、部分2c,
4cを着色材で、かつ帯状部2b,4b及び線状
7a,7bをナチユラル材で構成することができ
る。
以上説明した多層の網目ボトル1aでは多層溶
融樹脂管状体5aの内側の層2aと外側の層4a
との両方に透視用帯状部のための帯状部2b,4
bを設けたが内側の層と外側の層とのいずれか一
方のみに、かつ線条網目構造体とは無関係に、設
けることができることは明白である。
第5図に示す多層の網目ボトル1bは第2の線
条7eを軸8に平行に設けた実施例である。
このように網目の方向やピツチ、太さを変化さ
せることにより異なる視覚的効果を生じ得る。
[考案の効果] 以上の説明から明らかな通り、この考案によれ
ば、網目模様を有して外観が面白くて、生産工程
が増加することがなく、しかも酸素に対するバリ
アー性を確保でき、内容物液面高を透視できるよ
うに構成可能な多層の網目ボトルを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる多層の網
目ボトルを示す正面図、第2図は第1図に示す多
層の網目ボトルのための多層溶融樹脂管状体を示
す横断面図、第3図はこの考案の他の実施例に係
わる多層の網目ボトルを示す側面図、第4図は第
3図に示す多層の網目ボトルのための多層溶融樹
脂管状体を示す横断面図、及び第5図はこの考案
の更に他の実施例に係わる多層の網目ボトルを示
す正面図である。 1,1a,1b……多層の網目ボトル、2……
内側の層、3……中間層、4……外側の層、5,
5a……多層溶融樹脂管状体、6……接着剤層、
7……線状網目構造体、7a……第1の線条、7
b……第2の線条、8……軸、11……透視用の
帯状部、12……過半部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側の層と中間層と外側の層とが径方向に積層
    した多層溶融樹脂管状体をブロー成形してなり、
    前記中間層は前記内側の層及び前記外側の層より
    も酸素透過性が小さく、前記内側の層と前記外側
    の層との少なくとも一方は表面に線条網目構造体
    を一体に融着させて備え、前記線条網目構造体は
    前記多層溶融樹脂管状体の軸方向に対して斜めな
    第1の線条と前記軸方向に対して斜めまたは平行
    な第2の線条とが交差してなり、前記両線条はそ
    の各々の前記融着した層の材料と同じ材料であつ
    て、かつ色彩的性質を異にするものであり、かつ
    前記内側の層と前記外側の層との少なくとも一方
    には前記軸方向に融着した層よりも光線透過率の
    大きい帯状部分を有することを特徴とする多層の
    網目ボトル。
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